説明

擬似的距離測定値の選定による位置推定の修正方法

【課題】擬似的距離測定値の選定による位置推定の修正方法を提供する。
【解決手段】改善された位置Xhuberが、ナビゲーション受信機とN基の衛星との間の測定距離に相当する、擬似的距離ρのN個の測定値(102)、及び前記受信機によってなされた前記受信機の位置の推定値Xprim(103)を用いて、ロバスト推定アルゴリズムの適用(104)により決定される。測定値ρからの擬似的距離の剰余Δρhuberよりのノルム剰余値Δrhuberを決定するステップと、N−k個のノルム剰余値Δrhuberを含むシグマ(ギリシア文字σの大文字)個の部分集合(105、106)を決定するステップ(111)と、最小の標準偏差σSEOを伴う部分集合SEOを選定するステップと、異常でない測定値を選定するステップ(107)と、選定された測定値からの位置の修正された推定値Xclnを決定するステップとを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、擬似的距離測定値の選定による位置推定の修正方法、及びその方法を実施する受信機に関する。それはとりわけ衛星ナビゲーションシステムの分野に適用される。
【背景技術】
【0002】
衛星測位システムは通常、「全地球的航法衛星システム」(“Global Navigation Satellite System”)を表わす略語GNSSによって示される。このタイプのシステムは、組み込まれたナビゲーション受信機を用いて端末の位置を推定できる。この受信機はそれに到達する複数の人工衛星から送信される信号に対する測定を行なう。これらの測定値は例えば擬似的距離に相当し、すなわち信号の送信時点における衛星と、信号の受信時点における受信機との間の距離の測定値に相当する。
【0003】
ナビゲーション受信機により推定される位置は、必ずしも正確ではない。位置測定における精度の欠如を考慮に入れるため、推定される位置の周りに保護半径を定義することが一般的である。
【0004】
様々なタイプの誤差が測定値の精度を悪化させ得る。これらの誤差は公称誤差及び非公称誤差の2つの範疇に分類され得る。
【0005】
公称誤差は、システムの正常な動作において生じる妨害に起因する測定誤差である。一例として、衛星に組み込まれた送信機によって使用されるクロックは、完全には予測出来ない挙動を有する。推定の精度はまた、受信機の近傍における環境によっても影響され得る。公称誤差の別の形態は、受信機の近傍における衛星信号の地上又は建物での反射に起因する。また言及する価値があるのは、測定される信号の伝播へ遅れを導入し得る気象又は電離層現象である。
【0006】
非公称誤差はシステムの機能不良の結果である。そのような誤差によって影響される測定値は、以下の記述において異常測定値とも呼ばれる。
【0007】
位置推定の精度に対するこれらの測定誤差の影響を制限するため、誤差を取り除くためにそれらの識別を可能にし、利用可能な測定値に従って位置誤差に対する制限を計算出来るようにする手段が通常実施され、「受信機自律型システム完全性監視」“Receiver Autonomous Integrity Monitoring”を表わす頭字語RAIMにより示される。
【0008】
RAIMの機能性を含む現行の位置測定機器は、多くの問題に悩まされている。
【0009】
第1の問題は、これらの機器が完全に一体化されており、それはナビゲーション信号を取得する機器と、完全性の機能を確保する機器の位置を計算する機器とを別々に選定出来ないことを意味する。
【0010】
第2の問題はこれらの機器が通常、最小二乗タイプのアルゴリズムに基づいていることである。これは、これらの機器が非公称誤差に由来する誤った測定値の存在により、及び/又はこれらの測定値に影響する誤差の振幅にかかわらず、誤差の不完全なモデル化により不安定にされることを意味する。従って提案された解は、そのような誤差に直面して信頼性がない。
【0011】
Huber(フーバー)アルゴリズムの使用のような、ロバスト推定法は、異常測定値が存在する中で推定精度の改善を可能にするが、これらの誤差の影響は、それでもなお無視出来ない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明の1つの目的は、特に上述の欠点を克服することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
このため、本発明の主題は位置の推定を修正するための方法であり、改善された位置Xhuberは、ナビゲーション受信機とN基の衛星との間の測定距離に相当する、擬似的距離ρのN個の測定値、及び前記受信機によってなされた前記受信機の位置の推定値Xprimを用いて、ロバスト推定アルゴリズムの適用により決定される。本方法は少なくとも以下のステップ:
―測定値ρからの擬似的距離の剰余Δρhuberよりのノルム剰余値Δrhuberの決定ステップと、
―kが1よりも厳密に大きい整数である、N−k個のノルム剰余値Δrhuberを含むシグマ(ギリシア文字σの大文字)個の部分集合の決定ステップと、
―最小の標準偏差σSEOを伴う部分集合SEOの選定ステップと、
―ノルム剰余Δrhuberと部分集合SEOのノルム剰余の平均μSGOとの間の差が、所定のしきい値Tよりも小さい場合に選定される、異常でない測定値の選定ステップと、
―選定された測定値からの、位置の修正された推定値Xclnの決定ステップと
を含む。
【0014】
本発明の1つの態様によれば、ロバスト推定アルゴリズムはHuber(フーバー)アルゴリズムである。
【0015】
Huber(フーバー)アルゴリズムは、例えば位置Xprimを用いることにより初期化される。
【0016】
1つの実施形態において、剰余Δρhuberは次の式を用いて決定される。
Δρhuber=δ(Xsat−Xhuber
ここで、
satはi番目の衛星位置を表わし、前記位置は例えば信号伝達チャンネルを用いて受信機へと伝達され、
δ(Xsat−Xhuber)は差(Xsat−Xhuber)の推定値と測定された擬似的距離ρとの間の偏差を表わす。
【0017】
本発明の有利な実施形態によれば、位置Xclnは最小二乗法又はロバスト推定法を用いて決定される。
【0018】
ノルム剰余値Δrhuberは、次の式を用いて決定され得る。
Δrhuber=Δρhuber/σ
ここで、σは測定誤差の先験的分散を表わす。
【0019】
本発明の1つの態様によれば、部分集合の数シグマ(ギリシア文字σの大文字)はN個の内で(N−k)個の測定値の組合せ数に相当する。
【0020】
さらに、本発明は擬似的距離のN個の剰余Δrclnを決定するためのステップを提供し、次の式が用いられる。
Δrcln=δ(Xsat−Xcln)/σ
ここで、
δ(Xsat−Xcln)は差(Xsat−Xcln)の推定値と測定された擬似的距離ρとの間の偏差を表わす。
【0021】
本方法は例えば、既に選定された測定値から、測定値ρを選定するための第二のステップを含み、前記測定値は次の式が満足される場合に選定される。
|Δrcln−Δrhuber|<T
ここで、Tは所定のしきい値である。
【0022】
1つの実施モードにおいて、ロバスト位置推定値Xrobは第二の選定ステップの間に選定された測定値に対し、最小二乗法を適用することにより推定される。
【0023】
検出半径の値は、例えば第二の選定ステップの間に選定された測定値に基づき決定される。
【0024】
本発明はまた前述の方法を実施するナビゲーション受信機にも関する。
【0025】
有利なことに、本方法はRAIM処理を行なうハードウェアとは無関係に、ナビゲーション信号を取得するためのハードウェアの選定を最適化できる。さらに、ロバストRAIM法は、標準のRAIMと比較して検出に関する完全性の性能を改善しながら、位置推定の信頼性を高めることができる。
【0026】
本発明の別の特徴及び利点は、限定されない例証として与えられる以下の記述から、及び添付図を踏まえて明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】擬似的距離を選定することにより、ナビゲーション受信機の位置を推定する方法の単純化された図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0028】
本方法は、一次受信機100、すなわち前記方法を実施しない従来のナビゲーション受信機によって送信されるデータに基づく。これらのデータは一方で一次受信機により推定される解101に相当し、他方でN基の衛星から生じる信号を処理することにより得られる、擬似的距離の測定値102に相当する。一次受信機により推定される解は、Xprimで表わされる受信機の推定位置、及び推定されるクロックのずれ(時間差)に相当する。ρで表わされる擬似的距離のN個の測定値102は、受信機とN基の衛星との間の測定距離に相当し、iはそれに対して測定が行なわれる、N基の衛星内の1つの衛星の添え字に相当する。
【0029】
一次受信機により送信された測定値が前処理されていない場合、それらは四角の破線103により記号で表わされているように、本来知られている、伝播誤差及び測定誤差を取り除く前処理を受けるべきである。
【0030】
前述の解101及び測定値102に適用される最初の処理104は、ロバスト推定法、すなわち非公称誤差の存在下で効果的な方法の使用により、受信機の改善された位置の決定を目的とする。本発明の範囲内で採用され得るロバスト法は、いわゆるHuber(フーバー)法である。この方法はX.W.Chang及びY.Guoによる題名、Huber’s M−estimation in relative GPS positioning(フーバー法−相対的GPS測位における推定):computational aspects, Journal of Geodesy, 2005, vol.79, no.6−7, pp.351−362の論文において説明されている。この方法の原理は最新の計算位置に関する測定値の剰余の関数により、測定値ρの重み付けをすることである。この計算は、例えば一次受信機により決定される位置Xprimを用いることによって、初期化され得る。この結果はXhuberと称される改善された位置、及び擬似的距離の剰余の集合である。その剰余はΔρhuberと称され、例えば次の式:
Δρhuber=δ(Xsat−Xhuber) (1)
を用いることにより決定される。
ここで、
satはi番目の衛星位置を表わし、前記位置は例えば信号伝達チャンネルを用いて受信機へと伝達され、
δ(Xsat−Xhuber)は差(Xsat−Xhuber)の推定値と測定された擬似的距離ρとの間の偏差を表わす。
【0031】
このようにして得られる、改善された位置Xhuber及び擬似的距離の剰余Δρhuberの集合は、次にN個の測定値ρの中で任意の異常測定値を検出するために使用される。
【0032】
異常測定値の検出は、まず初めにノルム剰余値Δrhuberを定義し、次に前記剰余の部分集合を形成し、そして測定値が異常か否かを決定するために、これらの部分集合に対して統計的テストを適用することによって行なわれる。
【0033】
ノルム剰余値Δrhuberは、次の式を用いることにより決定され得る。
Δrhuber=Δρhuber/σ (2)
ここで、σは測定誤差の先験的分散を表わし、ガウスの定理に基づく誤差分布モデルが通常使用される。
【0034】
N−k個のノルム剰余値Δrhuberを含む部分集合105、106は、次に111に形成され、パラメータkはそれに対して防護されるべき、異常測定値の最大数に相当する。
【0035】
このようにして決定される部分集合の数シグマ(ギリシア文字σの大文字)は,N個の内で(N−k)個の測定値の組合せ数に相当し、シグマ(ギリシア文字σの大文字)=C[(N−k),N]で表わされる。言い換えれば、シグマ(ギリシア文字σの大文字)個の部分集合はN−k個の剰余を含む全ての組合せである。
【0036】
これらの集合の標準偏差が次に計算される。これらの集合のうち、最適部分集合と呼ばれ頭字語SGOにより表わされる集合が決定される。SGOはその標準偏差σSEOが最小の集合である。SEOに属するノルム剰余の平均が決定され、μSGOで表わされる。集合SEOの決定は、誤差が存在する最大の確率を有するk個の測定値をリストアップすること、及び信頼出来ると見なされる基準の部分集合を持つことを可能にする。
【0037】
2つの統計的テスト107、108は、次に測定値の異常性を否定又は確認するために適用される。
【0038】
第1の統計的テスト107は、ノルム剰余Δrhuberと平均μSGOとの間の差により定義されるN個の偏差を、しきい値Tと比較するためのものである。このしきい値Tは、誤りの警報及び検出の性能に関して、設計者により選定された目的を保証するように決定される。このテストは例えば、次の式を用いて公式化され得る。
Δrhuber−μSEO<T (3)
添え字iに関する不等式(3)が満足される場合、i番目の測定ρは異常とは考えられない。この場合、それは適正位置と呼ばれる位置Xclnを再計算するために保持される。この適正位置は最小二乗法を用いて決定されることが望ましいが、例えばロバスト推定法のような別の推定方法が用いられ得る。
【0039】
位置修正の改善を可能にする、第2の統計的テスト108が次に適用される。このために、ノルム擬似的距離のN個の剰余Δrclnの新たな集合が形成される。この集合の剰余は、例えば次の式を用いて定義される。
Δrcln=δ(Xsat−Xcln)/σ (4)
ここで、
δ(Xsat−Xcln)は差(Xsat−Xcln)の推定値と測定された擬似的距離ρとの間の偏差を表わす。
【0040】
この集合の標準偏差σclnが決定される。剰余Δrclnと剰余Δrhuberとの間の偏差は、新たに推定された位置Xclnに対する第1のテスト107から生じる、測定値のフィルタリングの貢献を定量化するために決定される。
この偏差がしきい値Tよりも小さい場合、測定値は保持される。しきい値Tは求められる誤りの警報及び検出の性能レベルに従って選定される。言い換えれば、このテストは次の式を用いることにより要約され得る。
|Δrcln−Δrhuber|<T (5)
不等式(5)が満足される場合、測定値iは有効で、すなわち異常でないと見なされ、そして保持される。
2つのテスト適用に続いて保持される測定値は、いわゆるロバスト位置Xrobの決定109のために使用される。このために、従来の最小二乗法が用いられ得る。別のタイプの推定もまた使用され得る。
【0041】
保護半径110の推定は次に、保持された測定値の数を考慮し、既存の方法を用いることにより行なわれ得る。一例として、LS−RAIM(Least−Square RAIM=最小二乗RAIM)タイプのRAIM法、及びMHSS(Multiple Hypotheses Separate Solutions=多重仮説分離解)の解分離法タイプの範囲内で用いられる、半径推定アルゴリズムが使用され得る。
【0042】
従って、前述のステップの適用は、入力の測定値ρにおける誤差が検出された場合に、修正された位置の解を得ることを可能にする。位置の解Xrobの保証を可能にする保護半径の値もまた利用できる。
【符号の説明】
【0043】
100 一次受信機
101 一次受信機により推定される解
102 擬似的距離の測定値
103 前処理
104 ロバスト推定アルゴリズムの適用
105 部分集合
106 部分集合
107 第1の統計的テスト
108 第2の統計的テスト
109 ロバスト位置Xrobの決定
110 検出半径の値
111 シグマ(ギリシア文字σの大文字)個の部分集合を決定するステップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
位置の推定を修正するための方法であって、
改善された位置Xhuberが、ナビゲーション受信機とN基の衛星との間の測定距離に相当する、擬似的距離ρのN個の測定値(102)、及び前記受信機によってなされた前記受信機の位置の推定値Xprim(103)を用いて、ロバスト推定アルゴリズムの適用(104)により決定され、少なくとも以下のステップ:
―前記測定値ρからの擬似的距離の剰余Δρhuberよりのノルム剰余値Δrhuberの決定ステップと、
―kが1よりも厳密に大きい整数である、N−k個のノルム剰余値Δrhuberを含むシグマ(ギリシア文字σの大文字)個の部分集合(105、106)の決定ステップ(111)と、
―最小の標準偏差σSEOを伴う部分集合SEOの選定ステップと、
―前記ノルム剰余Δrhuberと前記部分集合SEOのノルム剰余の平均μSGOとの間の差が、所定のしきい値Tよりも小さい場合に選定される、異常でない測定値の選定ステップ(107)と、
―前記選定された測定値からの、前記位置の修正された推定値Xclnの決定ステップとを含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
ロバスト推定アルゴリズムがHuber(フーバー)アルゴリズムであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記Huber(フーバー)アルゴリズムが、前記位置Xprimを用いて初期化されることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記剰余Δρhuberが次の式:
Δρhuber=δ(Xsat−Xhuber
を用いることにより決定され、ここで、
satがi番目の衛星位置を表わし、前記位置が例えば信号伝達チャンネルを用いて前記受信機へと伝達され、
δ(Xsat−Xhuber)が前記差(Xsat−Xhuber)の推定値と前記測定された擬似的距離ρとの間の偏差を表わすことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
位置Xclnが最小二乗法又はロバスト推定法を用いることにより決定されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記ノルム剰余Δrhuberが次の式:
Δrhuber=Δρhuber/σ
を用いることにより決定され、ここで、
σが測定誤差の先験的分散を表わすことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
部分集合の数シグマ(ギリシア文字σの大文字)が、N個の内で(N−k)個の測定値の組合せ数に相当することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
擬似的距離のN個の剰余Δrclnを決定するためのステップを含み、次の式:
Δrcln=δ(Xsat−Xcln)/σ
が使用され、ここで、
δ(Xsat−Xcln)が前記差(Xsat−Xcln)の推定値と前記測定された擬似的距離ρとの間の偏差を表わすことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
既に選定された測定値から、測定値ρを選定するための第2のステップ(108)を含み、前記測定値は次の式:
|Δrcln−Δrhuber|<T
が満足される場合に選定され、ここでTが所定のしきい値であることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
ロバスト位置推定Xrobが、第2の選定ステップ(108)の間に選定された測定値に対する前記最小二乗法の適用により推定されることを特徴とする、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
検出半径の値(110)が、前記第2の選定ステップ(108)の間に選定された前記測定値に基づいて決定されることを特徴とする、請求項9あるいは10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法を実施することを特徴とする、ナビゲーション受信機。

【図1】
image rotate


【公開番号】特開2012−73246(P2012−73246A)
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−196422(P2011−196422)
【出願日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【出願人】(505157485)テールズ (231)
【Fターム(参考)】