説明

支持装置及びシステム

【課題】変形可能な携帯装置や外形寸法の異なる複数種類の携帯装置に対応可能な支持装置及びそれを含むシステムを提供することを課題とする。
【解決手段】支持装置は、基部と、携帯装置を支持可能な支持面、前記支持面に連続した側面、を有し、前記基部に形成され、前記携帯装置を装着可能な装着部と、前記支持面から第1間隔を有し、前記側面に固定された第1保持部と、前記支持面から前記第1間隔よりも小さい第2間隔を有し、前記側面から進退可能な第2保持部と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、支持装置及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯装置を装着可能な凹状の装着部を有した支持装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表平10−513614号公報
【特許文献2】特開2007−82194号公報
【特許文献3】特開2006−303994号公報
【特許文献4】特開2003−309637号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
装着部から携帯装置が離脱することを防止するために、装着部に装着された携帯装置を押える突状の保持部を支持装置に設けることが考えられる。例えば、装着部の側面に保持部を設けた場合、携帯装置を支持する装着部の支持面と、保持部との間に携帯装置を挿入することにより携帯装置は装着部へ装着される。また、装着部の支持面と保持部との間から携帯装置を抜くことにより装着部から携帯装置は取外される。一般的にこのような保持部は、装着が想定される携帯装置の外形寸法を考慮して、支持装置の所定の位置に設けられる。
【0005】
使用形態に応じて形状を変形可能な携帯装置が知られている。このような携帯装置の形状によっては、携帯装置を装着部に装着しても保持部と装着部に装着された携帯装置との間に大きな隙間が生じて、保持部が携帯装置を押えることができないおそれがある。また、携帯装置が保持部に干渉して携帯装置の装着や取外しができないおそれもある。よって、このような変形可能な携帯装置を支持装置に装着又は取外しする際には、携帯装置を所定の形状に戻した状態で行なうことが強いられる場合がある。
【0006】
また、上述したように保持部は、装着が想定される一種類の携帯装置の外形寸法を考慮して所定の位置に設けられている。このため、外形寸法が異なる他の携帯装置を支持装置に装着しようとしても、上述のように携帯装置を保持できないおそれがある。また、上述したように携帯装置が保持部に干渉して装着できないおそれもある。
【0007】
本発明は、変形可能な携帯装置や外形寸法の異なる複数種類の携帯装置に対応可能な支持装置及びそれを含むシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本明細書に開示の支持装置は、基部と、携帯装置を支持可能な支持面、前記支持面に連続した側面、を有し、前記基部に形成され、前記携帯装置を装着可能な装着部と、前記支持面から第1間隔を有し、前記側面に固定された第1保持部と、前記支持面から前記第1間隔よりも小さい第2間隔を有し、前記側面から進退可能な第2保持部と、を備えている。
【発明の効果】
【0009】
変形可能な携帯装置や外形寸法の異なる複数種類の携帯装置に対応可能な支持装置及びそれを含むシステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1A〜1Dは、本実施例の支持装置の外観図である。
【図2】図2は、支持装置と携帯装置との図である。
【図3】図3は、閉状態の携帯装置を支持装置に装着した場合の図である。
【図4】図4は、支持装置に装着された携帯装置を閉状態から開状態に移行させた場合の図である。
【図5】図5A、5Bは、支持装置に装着したまた携帯装置を開状態から閉状態に移行させるときの保持部の移動の説明図である。
【図6】図6A、6Bは、保持部の位置の説明図である。
【図7】図7A、7Bは、基部内に配置された保持部の説明図である。
【図8】図8は、突部の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1A〜1Dは、本実施例の支持装置1の外観図である。支持装置1は、基部10、基部10に形成され後述する携帯装置を装着可能な装着部20、を有している。支持装置1は、支持装置1に接続された携帯装置に、データの送受信や充電を行なうための機能を有している。支持装置1は、クレードルとも称される。
【0012】
基部10は例えば合成樹脂製である。装着部20は、凹状である。装着部20は、支持面22、23、底面24、退避面28を有している。支持面22、23は、装着部20に装着された携帯装置を支持する。底面24は、装着部20に装着された携帯装置の下側の縁を支持する。退避面28は、装着部20に装着された携帯装置からは離間している。装着部20に装着された携帯装置をつかみやすくする。底面24には、携帯装置に接続するコネクタC1が設けられている。
【0013】
基部10は、正面部14、側壁部15、16、背面部17を有している。正面部14は、装着部20の底面24を画定する。側壁部15、16は、それぞれ装着部20の支持面22、23を画定する。また、側壁部15、背面部17には、それぞれ、コネクタC1に接続された携帯装置と外部装置とデータの送受信を行なうためのコネクタC2、C3が設けられている。尚、装着部20の側壁部15側には、保持部30、40が設けられており、同様に、側壁部16側にも保持部30、40が設けられている。保持部30は第1保持部の一例であり、保持部40は第2保持部の一例である。
【0014】
図2は、支持装置1と携帯装置100との図である。携帯装置100は、例として携帯電話であるがこれに限定されない。携帯装置100は、スライド可能に連結された筐体110、120を有している。携帯装置100は、筐体110、120が重なった閉状態、閉状態よりも筐体110、120が重なった面積が小さい開状態との間を移行可能に連結されている。筐体110は第1筐体の一例であり、筐体120は第2筐体の一例である。図2は、閉状態の携帯装置100を示している。筐体120の正面121には表示部Dが設けられている。
【0015】
側壁部16の外側には、支持装置1への電力を供給するためのケーブルを差し込み可能な挿入孔Hが形成されている。装着部20は、上述した支持面22、支持面22に連続した側面25を有している。支持面22には、装着部20に装着された携帯装置100に傷がつくのを防止するためにゴムGが設けられている。支持面22は、支持装置1を水平面に配置したときに鉛直線に対して傾斜しており、装着部20に装着された携帯装置100を斜めに支持する。これにより、ユーザにとって表示部Dが見やすくなる。尚、支持面23も支持面22と同様である。
【0016】
側面25は、装着部20に装着された携帯装置100の側面と対向する。側面25側に保持部30、40が設けられている。保持部30は、支持面22から離れた位置に設けられており、保持部40は、支持面22に近い位置に設けられている。保持部30は、側面25から突出した突状であり、側面25の正面側の縁に沿って延びている。保持部30は、側面25に固定されている。
【0017】
保持部40は、詳しくは後述するがレバー状であり基部10内に回転可能に配置されている。レバー状の先端部に突部42が形成されており、保持部40の突部42が側面25に形成された開口部OPから突出している。携帯装置100が装着部20に装着されていない状態において、側面25からの保持部40の突出量は、側面25からの保持部30の突出量よりも大きい。保持部30、40は共に合成樹脂製である。詳しくは後述するが、装着部20への携帯装置100を装着又は取外し時に携帯装置100が保持部30、40に当接し得るため、保持部30、40は、基部10よりもやわらかい材質で形成されている。例えば基部10は、PC/ABSアロイ等のポリマーアロイにより形成されている。保持部30、40は、ポリアセタール(POM)により形成されている。尚、保持部30、40は、同一材料により形成されていてもよいし、異なる材料により形成されていてもよい。保持部30、40については詳しくは後述する。
【0018】
尚、保持部30、40は、側壁部16側にも設けられているが、側壁部16側に設けられている保持部30、40も、側壁部15側に設けられている保持部30、40と同じ構造である。従って、以降においては代表して側壁部15側に設けられた保持部30、40について説明する。
【0019】
図3は、閉状態の携帯装置100を支持装置1に装着した場合の図である。図4は、支持装置1に装着された携帯装置100を閉状態から開状態に移行させた場合の図である。筐体110の正面111にはキーボードK、トラックボール140が設けられている。キーボードK、トラックボール140は、携帯装置100に指示を与えるための操作部の一例である。閉状態の携帯装置100において筐体110に対して筐体120をスライドさせることにより、筐体120により隠蔽されていた筐体110のキーボードK、トラックボール140が露出する。これにより、携帯装置100は閉状態から開状態に移行する。尚、コネクタC1と接続可能なコネクタは、筐体110に設けられている。従って、装着部20に装着された状態で携帯装置100を開状態にしても、支持装置1と携帯装置100との電気的な接続は確保される。
【0020】
閉状態の携帯装置100を装着部20に装着させる場合には、携帯装置100を支持面22と保持部30との間に挿入する。これにより、携帯装置100は支持面22と保持部30とにより挿入方向がガイドされてコネクタC1と携帯装置100のコネクタとが接続され、閉状態の携帯装置100は装着部20に装着される。この際、保持部40の突部42は携帯装置100に押されて側壁部15内に移動する。また、保持部30は、筐体120の正面121と対向し正面121の正面側に位置する。これにより、携帯装置100が装着部20から離脱するのを防止している。詳細には、装着部20に装着された携帯装置100が支持装置1の正面側に引き抜くことが規制される。このように、保持部30は、装着部20に装着された閉状態の携帯装置100を保持する機能を有している。また、支持面22と保持部30との間から閉状態の携帯装置100を引き抜くことにより、装着部20から携帯装置100が取外される。従って、保持部30は、閉状態の携帯装置100の装着及び取外しをガイドする機能も有している。
【0021】
図4に示すように、装着部20に装着された携帯装置100を閉状態から開状態に移行させた場合、筐体120は保持部40から退避し、保持部40は再び側面25から突出して初期位置に復帰する。これにより、保持部40の突部42は、筐体110の正面111の縁部に対向し正面111の正面側に位置する。これにより、装着部20から開状態の携帯装置100が離脱するのが防止される。詳細には、装着部20に装着された携帯装置100を支持装置1の正面側に引き抜くことが規制される。このように、保持部40は、装着部20に装着された開状態の携帯装置100を保持する機能を有している。また、支持面22と保持部40との間から開状態の携帯装置100を引き抜くことにより、装着部20から携帯装置100が取外される。従って、保持部40は、開状態の携帯装置100の取外しをガイドする機能も有している。
【0022】
また、開状態の携帯装置100を装着部20へ装着する場合には、筐体110を支持面22と保持部40との間に挿入する。これにより、携帯装置100は支持面22と保持部40とにより挿入方向がガイドされてコネクタC1と携帯装置100のコネクタとが接続される。このようにして、開状態の携帯装置100は装着部20に装着される。従って、保持部40は、開状態の携帯装置100の装着をガイドする機能も有している。
【0023】
上述したように、支持装置1にはコネクタC1が設けられている。このため、保持部30、40が、コネクタC1に接続又はコネクタC1から取外す際の携帯装置100の移動方向を規制することにより、接続又は取外し時のコネクタC1へ負荷を抑えることができる。
【0024】
図5A、5Bは、支持装置1に装着したまた携帯装置100を開状態から閉状態に移行させるときの保持部40の移動の説明図である。筐体120を支持装置1側に押すことにより筐体120は筐体110に対してスライドする。このスライドしている間に筐体120の縁が保持部40の突部42に当接して保持部40を側壁部15側に押す。このようにして、装着部20に装着されたまま携帯装置100は開状態から閉状態に移行する。
【0025】
図6A、6Bは、保持部30、40の位置の説明図である。図6Aは、側壁部15側に設けられた保持部30、40を示している。図6Bは、側壁部16側に設けられた保持部30、40を示している。図6Aに示すように、保持部30、40は、それぞれ、支持面22から第1間隔D1、第2間隔D2を有した位置に形成されている。第2間隔D2は、第1間隔D1よりも小さい。第1間隔D1は、筐体110と筐体120との全体の厚みを考慮して設定されている。第2間隔D2は、筐体110の厚みを考慮して設定されている。図6Bに示すように、側壁部16側に設けられた保持部30、40も、それぞれ、支持面23から第1間隔D1、第2間隔D2を有した位置に形成されている。
【0026】
装着部20に装着される部分の厚みが変化する携帯装置100の外形寸法を考慮して、保持部30、40は支持面22からの間隔が異なる位置に設けられている。また、保持部40は装着部20の側面25から進退可能に設けられている。これにより、このような携帯装置100の外形の変化に応じて、保持部30又は保持部40が携帯装置100を装着部20に保持させる機能を発揮する。従って、支持装置1は、このような変形可能な携帯装置100に対応可能である。また、上述したように保持部30、40は、それぞれ、側壁部15側と側壁部16側とに設けられている。即ち、保持部30、40はそれぞれ一対設けられている。これにより、携帯装置100は安定して装着部20に保持される。
【0027】
次に、保持部40の具体的な構造について説明する。図7A、7Bは、基部10内に配置された保持部40の説明図である。図7A、7Bにおいては、基部10の内部構造を示している。図7Aは、携帯装置100により押されていない状態の保持部40を示している。図7Bは、携帯装置100により押された状態の保持部40を示している。保持部40は、突部42、腕部45、連結部46を有している。腕部45は、側壁部15内を延びている。保持部40は、レバー状であり、連結部46を支点として回転可能に基部10内で支持されている。連結部46は軸状である。連結部46が回転することにより、保持部40の突部42は、側面25から進退移動する。尚、基部10側に軸が形成され、この軸に回転可能に嵌合した孔が保持部40側に設けられていてもよい。
【0028】
保持部40には、突部42が側面25の開口部OPから突出した初期位置に復帰させるための付勢部材50が2つ設けられている。付勢部材50は、金属製のトーションバネである。付勢部材50は、巻回部51、腕部53、55を有している。巻回部51は、連結部46の周囲に巻きまわされている。腕部53は、巻回部51から連続して先端が保持部40の腕部45に当接している。腕部55は、巻回部51から連続し先端が基部10側に固定されている。付勢部材50は、自身の弾性復元力により、腕部53、55が閉じようとしている。これにより、保持部40は初期位置に復帰するように付勢されている。尚、付勢部材50は、コイルバネであってもよい。
【0029】
また、連結部46を側壁部15内に配置すると側壁部15の厚みが増す要因となる。しかしながら、連結部46は、側壁部15から退避した正面部14内に設けられている。これにより、側壁部15の厚みが増すことが抑制されている。
【0030】
尚、保持部40にはこのような付勢部材50を設けずに、手動により初期位置に復帰させるものであってもよい。また、保持部40はこのような回転可能なものに限定されず、スライド可能に基部10に支持されているものであってもよい。
【0031】
図8は、突部42の拡大図である。突部42は、携帯装置100の筐体120に当接し得る当接面43aと、当接しない非当接面43bを有している。当接面43a、非当接面43bは連続している。非当接面43bの曲率半径は、当接面43aの曲率半径よりも小さい。筐体120に当接し得る当接面43aの曲率半径は大きいので、筐体120が当接面43aに対して摺接したときの摩擦抵抗が抑制される。また、非当接面43bの曲率半径は大きいので、装着部20に装着された携帯装置100が開状態の場合に突部42が筐体110の正面111を覆う面積を抑制できる。これにより、装着部20に装着された携帯装置100が開状態の場合であっても、正面111に設けられたキーボードK、トラックボール140への操作が容易となる。
【0032】
また、図4に示したように、装着部20に装着された携帯装置100が開状態の場合であっても、突部42は携帯装置100に設けられたキーボードK、トラックボール140とは重ならない。このため、キーボードK、トラックボール140への操作が確保される。
【0033】
以上本発明の好ましい一実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0034】
尚、上記実施例においては、携帯装置の一例として携帯電話を説明したが、携帯装置はそれ以外であってもよい。携帯装置は、例えば、タブレット型コンピュータ、ノート型コンピュータ、電子辞書、PDA、ゲーム機、カメラ、音楽プレイヤー、ナビゲーション装置等である。上記支持装置1は、単なる充電器であってもよい。
【0035】
支持装置1には、携帯装置100に接続可能なコネクタC1が設けられているが、このようなコネクタが設けられていなくてもよい。即ち、支持装置1は、携帯装置100と電気的に接続するものに限定されない。支持装置1は単なる台であってよい。
【0036】
本実施例では、変形可能な携帯装置100を例に説明した。しかしながら、支持装置1に装着可能な携帯装置は、厚みが異なる2種の携帯装置であってもよい。例えば、厚い携帯装置を装着部20に装着した場合には、保持部30がこの携帯装置を保持し、薄い携帯装置を装着部20に装着した場合には、保持部40がこの携帯装置を保持する。このように支持装置1は、外形寸法の異なる複数種類の携帯装置にも対応可能である。
【0037】
本実施例では、筐体110の正面111に操作部が設けられている例を示したが、表示部が設けられていてもよい。このような携帯装置が装着部20に装着された際には、保持部40は、この表示部と重ならない位置に設けられていてもよい。
【0038】
(付記1)
基部と、
携帯装置を支持可能な支持面、前記支持面に連続した側面、を有し、前記基部に形成され、前記携帯装置を装着可能な装着部と、
前記支持面から第1間隔を有し、前記側面に固定された第1保持部と、
前記支持面から前記第1間隔よりも小さい第2間隔を有し、前記側面から進退可能な第2保持部と、を備えた支持装置。
(付記2)
前記第2保持部を前記装着部の前記側面から突出するように付勢する付勢部材を備えた、付記1の支持装置。
(付記3)
前記装着部の前記側面には、開口部が形成されており、
前記第2保持部は、前記基部に対して回転可能に連結された連結部、前記連結部から延びた腕部、前記開口部から突出し前記腕部の先端に設けられた突部、を有している、付記1または2の支持装置。
(付記4)
前記基部は、前記装着部の前記側面を画定する側壁部を有し、
前記連結部は、前記側壁部から退避した前記基部内に位置し、
前記腕部は、前記側壁部部内で延びている、付記3の支持装置。
(付記5)
前記第1保持部は、一対設けられており、
前記第2保持部は、一対設けられている、付記1乃至4の何れかの支持装置。
(付記6)
前記装着部の前記支持面は、前記支持装置が水平面に配置された場合に鉛直線に対して傾斜している、付記1乃至5の何れかの支持装置。
(付記7)
前記第2保持部は、前記携帯装置に当接し得る当接面、前記当接面に連続し前記携帯装置に当接しない非当接面、を有し、
前記非当接面の曲率半径は、前記当接面の曲率半径よりも小さい、付記1乃至6の何れかの支持装置。
(付記8)
前記支持装置は、前記携帯装置が前記装着部に装着された際に前記携帯装置と接続されるコネクタを有している、付記1乃至7の何れかの支持装置。
(付記9)
前記支持装置は、前記携帯装置以外の外部装置を接続可能な外部装置接続用のコネクタを有している、付記1乃至8の何れかの支持装置。
(付記10)
基部と、
携帯装置を支持可能な支持面、前記支持面に連続した側面、を有し、前記基部に形成され、前記携帯装置を装着可能な装着部と、
前記支持面から第1間隔を有し、前記側面に固定された第1保持部と、
前記支持面から前記第1間隔よりも小さい第2間隔を有し、前記側面から進退可能な第2保持部と、を備えた支持装置と、
前記携帯装置と、を備えたシステム。
(付記11)
前記携帯装置は、第1筐体、前記第1筐体に対して重なった閉状態及び前記閉状態よりも重なった面積が小さい開状態間を移行可能に連結された第2筺体、を含み、
前記装着部に装着された前記携帯装置が前記閉状態の場合には、前記第1保持部は前記第2筺体の正面側に位置し前記第2保持部は前記携帯装置に押され、
前記装着部に装着された前記携帯装置が前記開状態の場合には、前記第2保持部は前記装着部の側面から突出して前記第1筺体の正面側に位置する、付記10のシステム。
(付記12)
前記第1筐体は、操作部及び表示部の少なくとも一方を有し、
前記装着部に装着された前記携帯装置が前記開状態の場合には、前記第2保持部は前記第1筺体の正面側に位置するが前記操作部及び表示部の少なくとも一方とは重ならない、付記10または11のシステム。
【符号の説明】
【0039】
1 支持装置
15、16 側壁部
20 装着部
22、23 支持面
30 第1保持部
40 第2保持部
42 突部
43a 当接面
43b 非当接面
45 腕部
46 連結部
50 付勢部材
100 携帯装置
110、120 筐体
140 トラックボール
C1〜C3 コネクタ
K キーボード
D 表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基部と、
携帯装置を支持可能な支持面、前記支持面に連続した側面、を有し、前記基部に形成され、前記携帯装置を装着可能な装着部と、
前記支持面から第1間隔を有し、前記側面に固定された第1保持部と、
前記支持面から前記第1間隔よりも小さい第2間隔を有し、前記側面から進退可能な第2保持部と、を備えた支持装置。
【請求項2】
前記第2保持部を前記装着部の前記側面から突出するように付勢する付勢部材を備えた、請求項1の支持装置。
【請求項3】
前記装着部の前記側面には、開口部が形成されており、
前記第2保持部は、前記基部に対して回転可能に連結された連結部、前記連結部から延びた腕部、前記腕部の先端に設けられ前記開口部から突出した突部、を有している、請求項1又は2の支持装置。
【請求項4】
前記基部は、前記装着部の前記側面を画定する側壁部を有し、
前記連結部は、前記側壁部から退避した前記基部内に位置し、
前記腕部は、前記側壁部部内で延びている、請求項3の支持装置。
【請求項5】
前記第1保持部は、一対設けられており、
前記第2保持部は、一対設けられている、請求項1乃至4の何れかの支持装置。
【請求項6】
請求項1乃至5の何れかの支持装置と、
前記携帯装置と、を備えたシステム。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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