説明

放送受信記録装置

【課題】録画予約が失敗することを防ぐとともに、予約録画に失敗したことをユーザーに告知する。
【解決手段】録画予約が設定されている場合に前記接続判別手段によって接続されていないと判断されたときにはユーザーに接続されていないことを警告するための警告手段を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は有料放送を受信する放送受信記録装置に係り、特に有料放送番組を録画予約した場合の契約状況を確認するための放送受信記録装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般にCATV、CS放送やBS放送で放送される有料放送では、有料番組にスクランブルを施し、放送局と受信契約した視聴者のみがスクランブルを解除して有料番組を視聴できるシステムとなっている。そして前記有料放送を受信してスクランプル解除した映像および音声信号を記録し、予約録画できる受信装置がある。このシステムは地上波デジタル放送においても同様に用いられる可能性がある。
【0003】
図4に、従来の有料放送を視聴および記録するための有料放送受信記録装置のブロック図を示す。図4に示したブロック図では、チューナユニット1、信号処理部12aを構成するデスクランブル手段2、MPEGデコーダ3、ビデオエンコーダ4、契約情報識別部13aを構成する契約情報抽出手段5、契約情報記憶手段6、接続手段7、システム制御部14aを構成する記録予約設定手段8、契約情報照合手段9、電源制御手段11aと、電源部11、記録再生装置27、および表示手段28を備えている。
【0004】
特許文献1には、ICカードが挿入されていないと判定された場合、または、放送番組のスクランブルの解除が出来ないと判定された場合に、予め定めたスクランブルされていない視聴案内番組に受信番組を切り替える番組切り替え手段を備えたデジタル放送受信装置の構威が開示されている。
【0005】
特許文献2には、スクランブルデコーダからの信号の有無を判別する信号判別回路と、この信号判別回路からの出力に基づき、衛星放送の録画予約の設定時において、スクランブルデコーダから信号が得られないときには、警告処理を行うマイクロコンピュータを備えた録画装置の構成が開示されている。
【特許文献1】特開2005−303759
【特許文献2】実開平5−11660
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、契約情報を記憶したICカードが挿入されていないことを検知して、スクランブルのない放送に自動的に切り替えることが出来るが、予約録画対象番組の録画実行失敗を防止する方法については何ら記載がない。
【0007】
また、特許文献2に記載の発明では、スクランブルデコーダから信号が得られないときには警告処理を行ってユーザーに警告することができるが、電源オフの際にICカードが抜かれた場合の対策については何ら記載がない。
【0008】
上述の通り、特許文献1および2を組み合わせても、従来の技術では有料放送番組が録画予約され、受信装置の電源がオフされた後に、前記有料放送番組と契約しているICカードが抜き取られた場合、前記録画予約の開始時刻が来ても予約録画が実行されないという課題があった。特に契約済みの1枚のICカードで、複数台の受信装置を使う環境においては、上記のような課題が発生する可能性が高い。
本発明は、録画予約が失敗することを防ぐとともに、予約録画に失敗したことをユーザーに告知することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
放送受信記録装置において、スクランブルが施された番組を受信するチューナユニットと、前記チューナユニットに接続され前記スクランブルを解除するためのデスクランブル手段と、前記チューナユニットの出力から契約確認情報を抽出する契約確認情報抽出手段と、使用者の契約情報が記憶される契約情報記憶手段が接続される接続手段と、前記契約確認情報抽出手段からの出力情報と前記接続手段から出力される前記契約情報記憶手段に記憶されている契約情報とを照合し受信する番組が契約済みであることが確認された場合にスクランブルを解除する信号を前記デスクランブル手段に送る契約情報照合手段と、前記接続手段が接続されているかどうかを検知する接続検知手段と、電源部のスタンバイ状態とオン状態を制御する電源制御手段と、前記デスクランブル手段の出力を記録する記録再生装置と、前記記録再生装置の記録予約を設定する記録予約設定手段を備え、記録予約設定手段によって設定された前記記録予約開始時刻前にスタンバイ状態のときに前記接続検知手段によって前記接続手段が接続されていないと検知された場合に、前記電源制御手段によって電源をオンしたのち、警告手段によって前記接続手段を接続するよう警告するメッセージを表示手段に所定時間表示する。
【0010】
放送受信記録装置において、スクランブルが施された番組を受信するチューナユニットと、前記チューナユニットに接続され前記スクランブルを解除するためのデスクランブル手段と、前記チューナユニットの出力から契約確認情報を抽出する契約確認情報抽出手段と、使用者の契約情報が記憶される契約情報記憶手段が接続される接続手段と、前記契約確認情報抽出手段からの出力情報と前記接続手段から出力される前記契約情報記憶手段に記憶されている契約情報とを照合し受信する番組が契約済みであることが確認された場合にスクランブルを解除する信号を前記デスクランブル手段に送る契約情報照合手段と、前記接続手段が接続されているかどうかを検知する接続検知手段と、電源部のスタンバイ状態とオン状態を制御する電源制御手段と、前記デスクランブル手段の出力を記録する記録再生装置と、前記記録再生装置の記録予約を設定する記録予約設定手段を備え、記録予約設定手段によって設定された記録予約開始時刻前で、かつ、スタンバイ状態のときに前記接続検知手段によって前記接続手段が接続されたと検知され、かつ、前記契約情報照合手段によって照合結果が契約無しとなった場合に、前記電源制御手段によって電源をオンしたのち、警告手段によって前記契約情報照合手段による照合結果および前記契約確認情報に対する契約名を表示手段に所定時間表示する。
【0011】
放送受信記録装置において、スクランブルが施された番組を受信するチューナユニットと、前記チューナユニットに接続され前記スクランブルを解除するためのデスクランブル手段と、前記チューナユニットの出力から契約確認情報を抽出する契約確認情報抽出手段と、使用者の契約情報が記憶される契約情報記憶手段が接続される接続手段と、前記契約確認情報抽出手段からの出力情報と前記接続手段から出力される前記契約情報記憶手段に記憶されている契約情報とを照合し受信する番組が契約済みであることが確認された場合にスクランブルを解除する信号を前記デスクランブル手段に送る契約情報照合手段と、前記接続手段が接続されているかどうかを検知する接続検知手段と、電源部のスタンバイ状態とオン状態を制御する電源制御手段と、前記デスクランブル手段の出力を記録する記録再生装置と、前記記録再生装置の記録予約を設定する記録予約設定手段を備え、記録予約設定手段によって設定された記録予約の実行が失敗した場合に、警告手段によって、前記契約情報照合手段および前記接続確認手段による確認結果とともに前記記録予約の実行が失敗したことを表すメッセージを表示手段に所定時間表示する。
【0012】
放送受信記録装置において、スクランブルが施された番組を受信するチューナユニットと、前記チューナユニットに接続され前記スクランブルを解除するためのデスクランブル手段と、前記チューナユニットの出力から契約確認情報を抽出する契約確認情報抽出手段と、使用者の契約情報が記憶される契約情報記憶手段が接続される接続手段と、前記契約確認情報抽出手段からの出力情報と前記接続手段から出力される前記契約情報記憶手段に記憶されている契約情報とを照合し受信する番組が契約済みであることが確認された場合にスクランブルを解除する信号を前記デスクランブル手段に送る契約情報照合手段と、前記接続手段が接続されているかどうかを検知する接続検知手段と、電源部のスタンバイ状態とオン状態を制御する電源制御手段と、前記デスクランブル手段の出力を記録する記録再生装置と、前記記録再生装置の記録予約を設定する記録予約設定手段を備え、前記契約情報照合手段による照合結果が契約なしとなるか、前記接続確認手段による確認結果が接続なしとなるか、いずれかの場合には警告手段によって記録予約実行が不可能であることを表すメッセージを表示手段に所定時間表示する。
【0013】
放送受信記録装置において、前記警告手段は、前記スクランブルが施された番組の記録予約実行が不可能であることをメッセージで前記表示手段に表示する。
【0014】
放送受信記録装置において、前記警告手段は、前記放送受信記録装置が電源オフの場合には電源をオンした後に警告する。
【0015】
放送受信記録装置において、前記警告手段は、前記スクランブルが施された番組の記録予約が不可能であることと、前記契約情報照合手段の照合結果および前記接続確認手段による確認結果も含むメッセージを前記表示手段に表示する。
【0016】
放送受信記録装置において、前記警告手段は、前記スクランブルが施された番組の記録予約が不可能であることと、前記契約情報照合手段による照合結果および前記接続確認手段による確認結果も含むメッセージ表示を所定時問行う。
【0017】
放送受信記録装置において、前記契約情報記憶手段がICカードに設けられる。
【0018】
放送受信記録装置において、前記接続手段が前記ICカードを接続するためのインターフェースを有する。
【0019】
前述の構成としたことにより、予約録画設定後に契約情報記憶手段が接続されていないことを検知したときに、接続するように警告する作用する。
【0020】
また前記構成により、契約確認情報に対応するICカードが挿入されていない場合には契約すべき放送局名及び番組名を表示するように作用する。
【0021】
また予約記録が失敗した場合には失敗した内容を告知するように作用する。
【発明の効果】
【0022】
請求項1に記載の発明によれば、記録予約設定後に電源オフされてからICカードが抜かれたときには、電源をオンしてICカードを挿入することよう警告することによって、ICカードが挿入されていないことによる記録予約の失敗を防ぐことが可能となる。
【0023】
請求項2に記載の発明によれば、記録予約設定後にICカードが挿入されたのを接続検知手段によって検知して、挿入が検知されたときに予約記録対象番組に対する契約情報があるかどうかを契約情報照合手段によって照合して、契約情報がない場合には契約が無いことと、契約が必要な放送局名や番組名を警告することによって、ユーザーは契約対象のICカードを挿入して記録予約の失敗を防ぐことが可能となる。
【0024】
請求項3に記載の発明によれば、記録予約実行が失敗したときに、ICカードが挿入されていたかどうか、記録予約対象番組に対する契約がなされたICカードが挿入されていたかどうかの結果を表示手段によって表示することによって、何故記録予約が失敗したかをユーザーに知らせることができ、放送受信記録装置の故障ではないことを知らせることが可能となる。
【0025】
請求項4に記載の発明によれば、記録予約対象番組とICカードの照合と、ICカードが挿入されているかどうか、いずれかに該当する場合には記録予約実行不可能であることを警告することによって、ユーザーに対応を促すことが可能となる。
【0026】
請求項5に記載の発明によれば、表示手段を用いて警告表示することでユーザーが認識する可能性を向上することが可能となる。
【0027】
詣求項6に記載の発明によれば、放送受信記録装置が電源オフの場合には電源オンして警告することにより、電源オフしているときにでもユーザーが認識する可能性を向上することが可能となる。
【0028】
請求項7に記載の発明によれば、記録不可能であるメッセージだけではなく、契約情報照合手段および前記接続確認手段による確認結果も含めたメッセージを表示することによって、記録不可能である理由を告知してユーザーが対応可能にすることが出来る。
【0029】
請求項8に記載の発明によれぱ、メッセージ表示を所定時間行うことでユーザーが認識する可能性を向上することが出来る。
【0030】
詣求項9に記載の発明によれば、契約情報を、ICカードに記憶することで、契約情報の携帯を容易にすることが可能となる。
【0031】
請求項10に記載の発明によれば、ICカードを接続するためのインターフェースを有
することによって、契約情報と契約情報照合手段との接続および非接続を容易にすることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
【実施例1】
【0033】
図1は本発明の実施例にかかるブロック図を示す。図1を参照して有料放送番組の受信から映像信号出力までの信号の流れを説明する。
【0034】
図示しないアンテナから、もしくはケーブル基地局から受信した放送信号をチューナユニット1で受け取り、ユーザーにより選局された有料放送チャンネルに同調し、中間周波数に復調された信号を出力する。前記有料放送チャンネルの信号には、映像および音声信号のほかに契約しているユーザーに対して個別の契約確認情報が多重化されており、前記契約情報信号を契約確認信号抽出手段5によって抽出する。契約情報記憶手段6には、ユーザーが前記有料放送を視聴可能とするための、契約情報が記憶されている。通常ユーザーは放送局サービス会社と個別に契約を行い、前記契約情報は前記契約情報記憶手段を内蔵したICカードに記憶される。現在普及している、
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、110°CSデジタル放送などのデジタル放送を受信する機器(テレビやチューナー)などに添付されているB−CAS(登録商標)カード(ビーキャスカードBS-Conditional Access Systems Card)がICカードの一つである。前記ICカードを接続手段7によって放送受信装置本体に接続する。接続手段7は主に前記ICカードに記憶された前記契約情報を読み出すためのインターフェースであり、前記ICカードを挿入可能な挿入口であることが好ましく、援続手段7はシステム制御部14aに接続される。また接続手段7はICカードの有無、つまり接続手段が接続されているかどうかを判別するための接続検知手段10bにも接続されている。
【0035】
電源制御手段11aは、電源部11の二つの状態を制御する。一つはスタンバイ状態で、これはユーザーからの指令に対して応答するための最低限の電力供給モードで、システム制御部14aにのみ電源を供給し、電子機器の消費電力を抑えることを主目的として、温度上昇での電子部品の劣化防止の目的も含まれる。もう一方は、電源オン状態で、電子機器のすべてのブロックに電源が供給されてすべての動作にすぐに移行できるモードである。
【0036】
接続手段7によって接続された契約情報記憶手段6から、システム制御部14aによって前記契約情報が読み出され、契約情報照合手段9が読み出された前記契約情報と契約確認情報抽出手段5によって抽出された契約確認情報から、前記ユーザーによって選局された有料放送番組が契約されているかどうかを判定して、契約されていると判定されれば、デスクランブル手段2に対して、スクランブルを解除するように指示を出す。契約情報照合手段9が契約されていないと判定した場合には、デスクランブル手段2に対して、指示は出ない。
【0037】
契約情報照合手段9から指示をうけたデスクランブル手段2は、スクランブルが施された映像及び音声信号をスクランブル解除して、MPEGデコーダ3に入力され、MPEG2フオーマットでデコードされる。MPEG2でデコードされた信号はAV出力部により、図示されないテレビなどの表示機器や記録機器に出力される。
【0038】
次に録画予約の設定を行う処理を、図2のフローチャートを参照しながら説明する。契約情報が記録されたICカードが放送受信機に接続されているかどうかを判別する(ステップS201)。現在普及しているデジタル放送対応テレビ受信機においては、受信する放送が有料であるかどうかに関わらずICカードを挿入していなければ受信された映像を視聴できないようになっているものが多い。有料でない放送を視聴する際にもICカードを挿入しなければならないようになっている。
【0039】
ステップS201でICカードが接続されていると判別されたら、録画予約に必要となる項目を入力する(ステップS202)。入力項目としては、チャンネル、日付、開始時刻、終了時刻、録画モード等がある。録画モードとは、近年普及しているDVDレコーダやハードディスクレコーダの録画機器における録画の際に設定必要となる項目で、画質の品質のことを意味しており、通常6段階に区分され、品質の高い順に、XP、SP、LP、EP、SLP、SEPと決められている。
【0040】
ステップS202でチャンネルが入力されると前記チャンネルが有料チャンネルかどうかを判別する(ステップS203)。ステップS203で有料チャンネルではないと判別されると、電源オフ(ステップS206)されて録画待機状態となる。
【0041】
一方、ステップS203で有料チャンネルであると判別されると、ICカードが接続されているかを判別する(ステップS204)。ステップS204でICカードが接続されていると判断されると、ユーザーは電源オフ(ステップS206)して放送受信装置は録画待機状態となる。ステップS204でICカードが接続されていないと判別されると、前記チャンネルは指定が不可能である告知を行う表示が行われ(ステップS205)、ユーザーは、前記チャンネルの契約情報を有するICカードを挿入するか、ステップS202に戻ってチャンネルを有料放送ではないチャンネルに設定しなおすか、いずれかを行うことになる。
【0042】
次に図3のフローチャートをもとに、図1、図4、図5を参照しながら、本発明の動作を説明する。B−CASカードがテレビ受信機に挿入されているかどうかの判断を接続検知手段10bによって接続手段7の接続有無を確認し(ステップS301)、ICカードが挿入されていると判断されると、テレビ受信機の電源がオンされているかどうかをシステム制御部14aによって電源ブロックを検知して判断する(ステップS304)。電源オンされていると判断されると、記録予約設定手段8で設定された記録予約開始時刻と現在時刻と比較して記録予約開始時刻前かどうかを判断する(ステップS306)。
【0043】
ステップS306で記録予約開始時刻前であると判断されると、警告手段10からAV出力部4にOSDのキャラクターデータを出力するように指令が送られ、ICカードを挿入するよう警告メッセージをAV出力部4が出力して表示手段28によってメッセージが表示される(ステップS307)。メッセージ表示内容の一例を図4に示す。
【0044】
ステップS306で記録予約開始時刻 ではない、すなわち記録予約開始時刻を過ぎていると判断された場合には、警告手段10からAV出力部4にOSDのキャラクターデータを出力するように指令が送られ、記録予約が失敗したことを表す警告メッセージをAV出力部4が出力して表示手段28によってメッセージが表示され記録予約が失敗したことを告知する(ステップS308)。メッセージ表示内容の一例を図5に示す。
【0045】
ステップS304で、システム制御部14aが電源ブロック11を検知した結果、電源オン状態ではない、すなわち電源オフ状態であると判断された場合には、電源ブロック11をオンして(ステップS305)、ステップS306に進む。
【0046】
ステップS301で、接続検知手段10bによって接続手段7の接続有無を確認した結果、非接続である、すなわちICカード未挿入と判断された場合には、記録予約対象番組に対する契約情報がICカードにあるかどうかを、契約情報記憶手段6から接続手段7を介して読み出され、一方契約があるかどうかを確認するための契約確認情報は、受信した放送信号からは契約確認情報抽出手段5によって抽出され、前記契約情報と契約確認情報が契約情報照合手段9によって判断される。
【0047】
ステップS302にて契約情報有りと判断された場合には、記録予約スタンバイ、すなわち、記録予約開始時刻までの待機状態となる(ステップS303)。
【0048】
ステップS302で、契約情報無しと判断された場合には、ステップS306へと進む。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明に係る実施例のプロック図を表す。
【図2】本発明に係る実施例の録画予約設定のフローチャートを表す。
【図3】本発明に係る実施例の警告表示のフローチャートを表す。
【図4】本発明に係る実施例の警告表示画面を表す。
【図5】本発明に係る実施例の予約失敗表示画面を表す。
【図6】従来技術のブロック図を表す。
【符号の説明】
【0050】
1 チューナユニット
2 デスクランブル手段
5 契約確認情報抽出手段
6 契約情報記憶手段
7 接続手段
8 記録予約設定手段
9 契約情報照合手段
10 警告手段
10b 接続検知手段
11 電源部
11a 電源制御手段
28 表示手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スクランブルが施された番組を受信するチューナユニットと、前記チューナユニットに接続され前記スクランブルを解除するためのデスクランブル手段と、前記チューナユニットの出力から契約確認情報を抽出する契約確認情報抽出手段と、使用者の契約情報が記憶される契約情報記憶手段が接続される接続手段と、前記契約確認情報抽出手段からの出力情報と前記接続手段から出力される前記契約情報記憶手段に記憶されている契約情報とを照合し受信する番組が契約済みであることが確認された場合にスクランブルを解除する信号を前記デスクランブル手段に送る契約情報照合手段と、前記接続手段が接続されているかどうかを検知する接続検知手段と、電源部のスタンバイ状態とオン状態を制御する電源制御手段と、前記デスクランブル手段の出力を記録する記録再生装置と、前記記録再生装置の記録予約を設定する記録予約設定手段を備えた放送受信記録装置において、
前記記録予約設定手段によって設定された記録予約開始時刻前であり、かつ、前記電源制御手段がスタンバイ状態のときに前記接続検知手段によって前記接続手段が接続されていないことを検知した場合に、前記電源制御手段によって電源をオンしたのち、警告手段によって前記接続手段を接続するよう警告するメッセージを表示手段に所定時間のあいだ表示することを特徴とする放送受信記録装置。
【請求項2】
スクランブルが施された番組を受信するチューナユニットと、前記チューナユニットに接続され前記スクランブルを解除するためのデスクランブル手段と、前記チューナユニットの出力から契約確認情報を抽出する契約確認情報抽出手段と、使用者の契約情報が記憶される契約情報記憶手段が接続される接続手段と、前記契約確認情報抽出手段からの出力情報と前記接続手段から出力される前記契約情報記憶手段に記憶されている契約情報とを照合し受信する番組が契約済みであることが確認された場合にスクランブルを解除する信号を前記デスクランブル手段に送る契約情報照合手段と、前記接続手段が接続されているかどうかを検知する接続検知手段と、電源部のスタンバイ状態とオン状態を制御する電源制御手段と、前記デスクランブル手段の出力を記録する記録再生装置と、前記記録再生装置の記録予約を設定する記録予約設定手段を備えた放送受信記録装置において、
記録予約設定手段によって設定された記録予約開始時刻前で、かつ、スタンバイ状態のときに前記接続検知手段によって前記接続手段が接続されたと検知され、かつ、前記契約情報照合手段によって照合結果が契約無しとなった場合に、前記電源制御手段によって電源をオンしたのち、警告手段によって前記契約情報照合手段による照合結果および前記契約確認情報に対する契約名を前記表示手段に所定時間表示することを特徴とする放送受信記録装置。
【請求項3】
スクランブルが施された番組を受信するチューナユニットと、前記チューナユニットに接続され前記スクランブルを解除するためのデスクランブル手段と、前記チューナユニットの出力から契約確認情報を抽出する契約確認情報抽出手段と、使用者の契約情報が記憶される契約情報記憶手段が接続される接続手段と、前記契約確認情報抽出手段からの出力情報と前記接続手段から出力される前記契約情報記憶手段に記憶されている契約情報とを照合し受信する番組が契約済みであることが確認された場合にスクランブルを解除する信号を前記デスクランブル手段に送る契約情報照合手段と、前記接続手段が接続されているかどうかを検知する接続検知手段と、電源部のスタンバイ状態とオン状態を制御する電源制御手段と、前記デスクランブル手段の出力を記録する記録再生装置と、前記記録再生装置の記録予約を設定する記録予約設定手段を備えた放送受信記録装置において、
記録予約設定手段によって設定された記録予約の実行が失敗した場合に、警告手段によって、前記契約情報照合手段および前記接続確認手段による確認結果とともに前記記録予約の実行が失敗したことを表すメッセージを表示手段に所定時間表示することを特徴とする放送受信記録装置。
【請求項4】
スクランブルが施された番組を受信するチューナユニットと、前記チューナユニットに接続され前記スクランブルを解除するためのデスクランブル手段と、前記チューナユニットの出力から契約確認情報を抽出する契約確認情報抽出手段と、使用者の契約情報が記憶される契約情報記憶手段が接続される接続手段と、前記契約確認情報抽出手段からの出力情報と前記接続手段から出力される前記契約情報記憶手段に記憶されている契約情報とを照合し受信する番組が契約済みであることが確認された場合にスクランブルを解除する信号を前記デスクランブル手段に送る契約情報照合手段と、前記接続手段が接続されているかどうかを検知する接続検知手段と、電源部のスタンバイ状態とオン状態を制御する電源制御手段と、前記デスクランブル手段の出力を記録する記録再生装置と、前記記録再生装置の記録予約を設定する記録予約設定手段を備えた放送受信記録装置において、
前記契約情報照合手段による照合結果が契約なしとなるか、前記接続確認手段による確認結果が接続なしとなるか、いずれかの場合には警告手段によって記録予約実行が不可能であることを表すメッセージを表示手段に所定時間表示することを特徴とする放送受信記録装置。
【請求項5】
前記警告手段は、前記スクランブルが施された番組の記録予約実行が不可能であることをメッセージで前記表示手段に表示する請求項4に記載の放送受信記録装置。
【請求項6】
前記警告手段は、前記放送受信記録装置が電源オフの場合には電源をオンした後に警告する請求項4乃至5に記載の放送受信記録装置。
【請求項7】
前記警告手段は、前記スクランブルが施された番組の記録予約が不可能であることと、前記契約情報照合手段の照合結果および前記接続確認手段による確認結果も含むメッセージを前記表示手段に表示する請求項4乃至6に記載の放送受信記録装置。
【請求項8】
前記警告手段は、前記スクランブルが施された番組の記録予約が不可能であることと、前記契約情報照合手段による照合結果および前記接続確認手段による確認結果も含むメッセージ表示を所定時問行う詣求項4乃至7に記載の放送受信記録装置。
【請求項9】
前記契約情報記憶手段がICカードに設けられた請求項1乃至4に記載の放送受信記録装置。
【請求項10】
前記接続手段が前記ICカードを接続するためのインターフェースを有する請求項1乃至4に記載の放送受信装置。






【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図1】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−109388(P2008−109388A)
【公開日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−290195(P2006−290195)
【出願日】平成18年10月25日(2006.10.25)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】