説明

教育用個人特定媒体

【課題】解答用紙に対する受験番号を記載により生じる誤りの発生を未然に防止するとともに、氏名情報を通常記載することなく解答用紙を管理する記憶媒体並びにシステムを提供する。
【解決手段】教育用個人特定媒体は、個人情報を含む情報が記載された教育用個人情報シートと、特定の個人と1対1に対応付けの可能な個人特定情報と、前記個人特定情報を格納する特定媒体とから構成される。受験番号などの個人特定情報を予め解答用紙等の教育用個人情報シートに記録または格納することで、書き誤りによる受験番号等の個人特定情報誤りの防止が可能となる。また、氏名でなく個人特定情報での個人を特定することで匿名化を図ることができ、個人情報の管理上の安全性が向上する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
教育分野における試験等の解答用紙等の教育用個人特定媒体に関し、特に多数の解答用紙に氏名等の個人情報を記載しない教育用個人特定媒体を提供することにある。
【背景技術】
【0002】
学校、塾および予備校等の教育機関や、資格認定団体さらには、職業試験等における紙媒体を用いた試験では、解答用紙に氏名や受験番号と解答を記載することが一般的に行なわれている。筆記用具によって直接回答等を書き込み、視覚により容易に確認できる紙媒体による解答用紙は、昨今の急激な技術革新がなされても当分の間は活用されることが予想される。
【0003】
但し、受験者数が多数となり処理すべき解答用紙が多数となる場合には、紙媒体とそれらに付される受験番号の意義が益々重要となる。この受験番号に誤りが存在する場合に採点処理された結果が正確に処理できないという課題が生じる。
【0004】
この課題に対して、多数の書類の番号等のナンバリングを改善することで多数の書類管理の正確性を期する技術については例えば特許文献1に提案されている。特許文献1は、N個のナンバリング手段を持つナンバリング装置でもってマトリックス状に配列したN枚分の有価証券等の印刷物即ちヌッツエンにナンバリングする方法に関し、有価証券等のパッケージの作成を容易にし、ナンバリング終了後に再調整の必要としないナンバリングを提供することを目的とするものである。
【0005】
【特許文献1】特開平06−278353号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、従来の解答用紙では解答用紙に氏名や受験番号を記載するのは受験者である。通常の受験者に解答用紙に受験番号を記入する際に、特許文献1に示されるような手法を適用するのは難しい。
【0007】
一方、一人で複数科目の試験を受験した場合に、その後に試験機関が採点結果を集計する。この場合、受験番号や氏名の記載より複数科目の受験者の合計点を算出する。この合計点を集計するには受験生の記入した受験番号や氏名を参照して同一人物の科目別の点数を選択して集計することとなる。そこでの記載が誤っていると、正しい結果が得られない。このため、受験番号と氏名の正確性のチェックが必ず必要となる。しかし、この作業は極めて煩雑であり、作業の効率性を低下させる。
【0008】
また、昨今の個人情報保護法の制定によりテストの解答用紙に氏名を記載することについての課題が生じている。通常、学校の教師が試験問題を作成して、試験を実施して回収する。ところが、より広範囲の地域で実施される学力テスト等では、教育機関とは別に試験を行なう試験実施機関がテストを採点する場合がある。ここで氏名を明らかにした場合には試験実施機関が氏名を閲覧することとなる。
【0009】
すなわち、試験実施機関にとって個人情報の管理義務や漏洩防止義務の負担が増大することとなる。
【0010】
そこで、本発明の目的は、解答用紙に受験番号を記載することにより生じる誤りの発生を未然に防止するとともに、氏名情報を通常記載することなく解答用紙を管理する記憶媒体並びにシステムの提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の第一の側面である教育用個人特定媒体は、個人情報を含む情報が記載された教育用個人情報シートと、特定の個人と1対1に対応付けられる個人特定情報と、前記個人特定情報を格納する特定媒体とから構成される。
【0012】
また、教育用個人情報シートは、試験問題回答用の答案用紙であってもよく、さらに、特定媒体が、個人を特定する受験番号を表示する文字情報を記載した紙媒体であってもよい。
【0013】
さらに、特定媒体が、個人を特定する受験番号を表示するバーコード情報を記載した紙媒体であっても良く、また特定媒体が、個人を特定する受験番号を格納するICタグであっても良い。
【0014】
本発明の第二の側面である教育用個人特定媒体管理システムは、個人情報を含む情報が記載された教育用個人情報シートと、特定の個人と1対1に対応付けできる個人特定情報と、前記個人特定情報を格納する特定媒体とから構成される教育用個人特定媒体を用いて、個人情報入力部と、入力された個人情報を格納する記憶媒体と、記憶媒体の制御を含む演算処理が為される中央演算処理部と、演算処理結果を出力する出力部とを備える教育用個人特定媒体管理システムにおいて、教育用個人情報シートに記載される情報と個人特定情報とを関連させて記憶媒体に格納する。
【0015】
本発明の第三の側面である教育用個人特定媒体管理プログラムは、個人情報を含む情報が記載された教育用個人情報シートと、特定の個人と1対1に対応付けできる個人特定情報と、前記個人特定情報を格納する特定媒体とから構成される教育用個人特定媒体を用いるとともに、個人情報入力部と、入力された個人情報を格納する記憶媒体と、記憶媒体の制御を含む演算処理が為される中央演算処理部と、演算処理結果を出力する出力部とを備える教育用個人特定媒体管理システムを用いて、教育用個人情報シートに記載される情報と個人特定情報とを関連させて記憶媒体に格納する。
【発明の効果】
【0016】
本発明を実施することにより受験番号などの個人特定情報を予め解答用紙等の教育用個人情報シートに記録または格納することで、書き誤りによる受験番号等の個人特定情報誤りの防止が可能となる。
【0017】
また、氏名でなく個人特定情報での個人を特定することで匿名化を図ることができ、個人情報の管理上の安全性が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【実施例1】
【0019】
図1は、本発明の教育用個人特定媒体の第一の実施例の解答用紙2の構成図を示す。図1の(a)は小学4年生の国語の試験の解答用紙を示し、(b)は、小学4年生の算数の試験の解答用紙を示し、図2の(a)は小学4年生の理科の試験の解答用紙を示し、(b)は、小学4年生の社会の試験の解答用紙を示す。解答用紙はいずれも受験番号4と、採点した点数の記入欄6と、試験科目である国語を示し、国語を省略した「国」の科目文字マーク8が表示され、さらに受験学年を示す数字の「4」の記載10が示されている。また、それらの下欄には回答欄12が記載される。図1の(a)、(b)、図2の(a)、(b)のいずれも点数の記入欄6、「4」の記載10および回答欄12についてはいずれも同様の記載となる。一方、受験番号4と科目文字マーク8が対応する。すなわち、図1(a)に示される受験番号4の下一桁「1」に対応して科目文字マーク8が「国」となる。図1(b)では、受験番号4の下一桁「2」に対応して科目文字マーク8が算数を示す「算」となり、図2(a)では、受験番号4の下一桁「3」に対応して科目文字マーク8が理科を示す「理」となり、図2(b)では、受験番号4の下一桁「4」に対応して科目文字マーク8が社会を示す「社」となる。なお、ここでの数値、科目の選択は一例に過ぎない。
【0020】
これらの受験番号4と氏名の対応表14を図3に示す。但し、この対応表は受験者の管理者である例えば学校の教員のみが書類を所持またはユーザデータベース内に格納する。試験を提供する提供者は一切入手しない。このため、試験を提供する提供者が所持する個人を特定する情報は、受験番号のみである。このように試験を提供する提供者は個人名を所持しないため、個人情報について氏名を特定することができない。
【0021】
対応表14は、受験番号16と氏名18とが記載される。受験番号の上13桁が個人を特定する番号を示し、下1桁が試験科目を示す桁となる。
【0022】
続いて、本発明に係る教育用個人特定媒体管理システムのブロックダイヤグラムを図4に示す。
【0023】
教育用個人特定媒体管理システム20は、教育用個人特定媒体管理端末22とネットワーク24を介してユーザ端末26とに接続されて構成される。
【0024】
教育用個人特定媒体管理端末22は、個人情報等を教育用個人特定媒体管理端末22に入力する個人情報入力部28と、入力された個人情報を演算処理するためのCPU30と、CPU30に接続される演算処理されたデータを一時的に格納するRAM32と、予め個人情報を管理するアプリケーションソフトウェアを格納してCPU30に接続されるROM34と、演算処理結果を出力する出力部36とから構成される。さらに、教育用個人特定媒体管理端末22は、データを最終的に格納するテストデータベース38が接続される。テストデータベース38には、受験番号と対応する科目ごとのテストの点数と演算結果が格納される。個人情報入力部28は、キーボードやマウスその他のユーザインターフェースを意味し、CPU30に接続される。また、出力部36は、ディスプレイやプリンタおよびネットワークインターフェースやUSBなどのインターフェースを含み、CPU30に接続される。
【0025】
また、ユーザ端末26には、ユーザデータベース40が接続されて、氏名と受験番号の対応表14が格納される。
【0026】
次に受験番号について各桁のコードについて、図5にその区分図を示す。最上位2桁の位置50は国コードを示し、ここでは(日本国)を意味する「46」と表示される。上位3、4桁の位置52は県コードを示し、ここでは(山口県)を意味する「08」と示される。上位5、6桁の位置54は、市区町村コードを示し、ここでは(萩市)を意味する「22」と示される。上位7、8桁の位置56は、学校コードを示し、ここでは(○○小学校)を意味する「36」と示される。さらに、上位9、10桁の位置58は、学年コードを示し、ここでは(4年)を意味する「40」と示される。下位4〜2桁の位置60は、出席番号を意味する「021」と示される。下位1桁の位置62は、科目コードを示し、ここでは(国語)を意味する「1」と示される。ここでの桁数とその定義は一例に過ぎない。
【0027】
ここで、試験提供者は上位1桁〜10桁並びに末尾1桁を管理し、下位2〜4桁を学校等の教育機関で管理することにより、試験提供者が個人を特定することが困難となり、教育機関が個人情報を秘匿した状態で管理可能となる。
【0028】
次に、本発明の教育用個人特定媒体の第一の実施例におけるアプリケーションソフトウェアのフローを図6に示す。
【0029】
まず、アプリケーションソフトウェアは、入力部28から入力される国、県、市町村、学校、学年、科目と受験者数を入力することでテストデータDBに予め入力されたコードに基いて複数の受験番号を算出して出力部36のモニタ画面等またはプリンタ出力される(A2)。
【0030】
試験が実施された後に、入力部28から入力される受験番号と試験点数とが、アプリケーションソフトウェアによって試験点数が受験番号順となるよう、テストデータベース38に格納される(A4)。
【0031】
続いて、格納された受験番号順の試験点数が格納されたテストデータベース38から、アプリケーションソフトウェアが同一日に同一個人番号を抽出する(A6)。
【0032】
次にアプリケーションソフトウェアは、ここで、同一日に同一個人番号の基で抽出した受験番号同士の試験結果を合計して算出し、テストデータベース38に格納する(A8)。
【0033】
さらに、これらの算出結果である抽出結果と個別に入力した結果より、アプリケーションソフトウェアは平均点と標準偏差と偏差値を算出してテストデータベース38に格納する(A10)。
【0034】
続いて、アプリケーションソフトウェアは受験番号毎の順位と偏差値を算出し並びに各番号毎の順位情報と、偏差値を算出してテストデータベース38に格納する(A12)。
【0035】
アプリケーションソフトウェアはこれらのテストデータベース38に格納されているデータを必要に応じて送信する(A14)。
【0036】
以上のようにプログラムが実行されることで、異なる科目の抽出点同士を計算することが容易に実行できる。
【実施例2】
【0037】
次に図7は、本発明に係る教育用個人特定媒体の第二の実施例の解答用紙2の構成図であって、特に受験番号がシール70に記載されている様子を示す。
【0038】
この実施例2は、構成として図1(a)と略同じであるが、受験番号4がシール70に記載されたものである。図1が解答用紙に印刷しているのに対して、本実施例はシール70に印刷されている点で異なる。本実施例を用いることで解答用紙に印刷しないため解答用紙の変更が容易となる。
【実施例3】
【0039】
本発明に係る教育用個人特定媒体の第三の実施例について図8〜11を参照して説明する。
【0040】
図8は本発明に係る教育用個人特定媒体の第三の実施例の解答用紙2の構成図であって、受験番号が数字として記載されるとともに2次元バーコード72も記載されている図である。
【0041】
図9は本発明に係る教育用個人特定媒体の第三の実施例の解答用紙2の構成図であって、受験番号が数字として記載されると共に3次元バーコード74も記載されている図である。
【0042】
実施例3において、バーコードを使用することでより多くの情報を記録可能となる。
【0043】
次に本発明に係る教育用個人特定媒体管理システムの第三の実施例におけるブロックダイヤグラムを図10に示す。
【0044】
実施例1との差異について示せば教育用個人特定媒体管理端末22にバーコードを読み取りするためのリーダ80が接続されている点である。受験番号を教育用個人特定媒体管理端末22に入力する際にバーコードを使用することで受験番号の入力ミスが激減し、入力速度も向上する。
【0045】
また、これらのバーコードをシール化することでさらに解答用紙と関係なく管理が可能となる。
【0046】
続いて本発明に係る第三の実施例におけるアプリケーションソフトウェアのフローを図11に示す。第一の実施例である図6のフローチャートとの大きな差異はB4であり、受験番号の入力にバーコードリーダ80が活用されることである。入力ミスの低減と入力速度の向上が可能となる。
【実施例4】
【0047】
本発明に係る教育用個人特定媒体の第四の実施例について図12〜14を参照して説明する。
【0048】
図12は本発明に係る教育用個人特定媒体の第四の実施例の解答用紙2の構成図であって、受験番号の数字が記載されるとともに電磁波による誘導電流で駆動されて小容量の書換え可能なメモリを備えて前記電磁波で信号の送受信とメモリの読み出しと書き出しの可能なICタグ82が解答用紙に埋め込みされている図である。
【0049】
実施例4において、ICタグ82を使用することで解答用紙を多数一度に認識することや点数と受験番号の両者のICタグ82への格納等が可能となる。
【0050】
次に本発明に係る教育用個人特定媒体管理システムの第四の実施例におけるブロックダイヤグラムを図13に示す。
【0051】
実施例1との差異について示せば教育用個人特定媒体管理端末22にICタグ82への読込信号と書き込み信号の送受信を行なうためのアンテナ84が接続されている点である。受験番号を教育用個人特定媒体管理端末22に入力する際にアンテナ84を使用することで遠隔送受信や一括送受信が可能になり、受験番号の入力ミスが激減し、入力速度も向上する。
【0052】
また、これらのICタグ82をシール化することでさらに解答用紙と関係なく管理が可能となる。
【0053】
続いて本発明に係る第四の実施例におけるアプリケーションソフトウェアのフローを図14に示す。第一の実施例である図6に示されるフローチャートとの大きな差異はC4であり、受験番号の入力にアンテナ84が活用されることである。
【産業上の利用可能性】
【0054】
本実施例では、各種学校の入学試験、定期試験、また資格試験等に活用することができ、採点時の効率の改善と個人情報の漏洩リスクの低減を同時に図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明の教育用個人特定媒体の第一の実施例の解答用紙の構成図であり、(a)は小学4年生の国語の試験の解答用紙を示し、(b)は、小学4年生の算数の試験の解答用紙である。
【図2】本発明の教育用個人特定媒体の第一の実施例の解答用紙の構成図(a)は小学4年生の理科の試験の解答用紙を示し、(b)は、小学4年生の社会の試験の解答用紙である。
【図3】本発明の教育用個人特定媒体の第一の実施例における受験番号4と氏名の対応表14である。
【図4】本発明に係る教育用個人特定媒体管理システムのブロックダイヤグラムである。
【図5】本発明に係る教育用個人特定媒体管理システムにおける受験番号の区分図である。
【図6】本発明の教育用個人特定媒体の第一の実施例におけるアプリケーションソフトウェアのフローチャートである。
【図7】本発明に係る教育用個人特定媒体の第二の実施例の解答用紙2の構成図である。
【図8】本発明に係る教育用個人特定媒体の第三の実施例の解答用紙2の構成図である。
【図9】本発明に係る教育用個人特定媒体の第三の実施例の解答用紙2の構成図である。
【図10】本発明に係る教育用個人特定媒体管理システムの第三の実施例におけるブロックダイヤグラムである。
【図11】本発明に係る第三の実施例におけるアプリケーションソフトウェアのフローチャートである。
【図12】本発明に係る教育用個人特定媒体の第四の実施例の解答用紙2の構成図である。
【図13】本発明に係る教育用個人特定媒体管理システムの第四の実施例におけるブロックダイヤグラムである。
【図14】本発明に係る第四の実施例におけるアプリケーションソフトウェアのフローチャートである。
【符号の説明】
【0056】
2 解答用紙
4 受験番号
6 点数の記入欄
8 科目文字マーク
10 受験学年
14 対応表
16 受験番号
18 氏名
20 教育用個人特定媒体管理システム
22 教育用個人特定媒体管理端末
24 ネットワーク
26 ユーザ端末
28 個人情報入力部
30 CPU
32 RAM
34 ROM
36 出力部
38 テストデータベース
40 ユーザデータベース
50 最上位2桁の位置
52 上位3、4桁の位置
54 上位5、6桁の位置
56 上位7、8桁の位置
58 上位9、10桁の位置
60 下位4〜2桁の位置
62 下位1桁の位置
70 シール
72 2次元バーコード
74 3次元バーコード
80 バーコードリーダ
82 ICタグ
84 アンテナ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
個人情報を含む情報が記載された教育用個人情報シートと、特定の個人と1対1に対応付けられる個人特定情報と、前記個人特定情報を格納する特定媒体とから構成される教育用個人特定媒体。
【請求項2】
教育用個人情報シートは、試験問題回答用の答案用紙であることを特徴とする請求項1記載の教育用個人特定媒体。
【請求項3】
特定媒体が、個人を特定する受験番号を表示する文字情報を記載した紙媒体であることを特徴とする請求項1記載の教育用個人特定媒体。
【請求項4】
特定媒体が、個人を特定する受験番号を表示するバーコード情報を記載した紙媒体であることを特徴とする請求項3記載の教育用個人特定媒体。
【請求項5】
特定媒体が、個人を特定する受験番号を格納するICタグであることを特徴とする請求項3記載の教育用個人特定媒体。
【請求項6】
個人情報を含む情報が記載された教育用個人情報シートと、特定の個人と1対1に対応付けられる個人特定情報と、前記個人特定情報を格納する特定媒体とから構成される教育用個人特定媒体を用いて、個人情報入力部と、入力された個人情報を格納する記憶媒体と、記憶媒体の制御を含む演算処理が為される中央演算処理部と、演算処理結果を出力する出力部とを備える教育用個人特定媒体管理システムにおいて、教育用個人情報シートに記載される情報と個人特定情報とを関連させて記憶媒体に格納する教育用個人特定媒体管理システム。
【請求項7】
個人情報を含む情報が記載された教育用個人情報シートと、特定の個人と1対1に対応付けられる個人特定情報と、前記個人特定情報を格納する特定媒体とから構成される教育用個人特定媒体とを用いるとともに、個人情報入力部と、入力された個人情報を格納する記憶媒体と、記憶媒体の制御を含む演算処理が為される中央演算処理部と、演算処理結果を出力する出力部とを備える教育用個人特定媒体管理システムを用いて、教育用個人情報シートに記載される情報と個人特定情報とを関連させて記憶媒体に格納する教育用個人特定媒体管理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2007−316560(P2007−316560A)
【公開日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−149062(P2006−149062)
【出願日】平成18年5月29日(2006.5.29)
【出願人】(397033157)株式会社エヌ・ティ・エス (1)
【Fターム(参考)】