説明

数値制御装置

【課題】オプションパラメータに関する情報の機密性を高める。
【解決手段】複数のオプションパラメータのうちの少なくとも一つのオプションパラメータを設定することにより、これらオプションパラメータに対応するそれぞれのオプション機能を有効または無効にする数値制御装置(10)において、複数のオプションパラメータは、通信回線(30)を通じて数値制御装置に接続されたホストコンピュータ(50)に記憶されている。さらに、数値制御装置は、ホストコンピュータに記憶された複数のオプションパラメータのうちの所望のオプションパラメータを通信回線を通じてホストコンピュータに要求するオプションパラメータ要求手段(21)と、オプションパラメータ要求手段の要求に応じてホストコンピュータから通信回線を通じて供給された前記所望のオプションパラメータを記憶する記憶手段(16)とを含んでいる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は数値制御装置に関する。特に、本発明は、複数のオプションパラメータのうちの少なくとも一つのオプションパラメータを設定することにより、これらオプションパラメータに対応するそれぞれのオプション機能を有効または無効にする数値制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図5は従来技術における数値制御装置の機能ブロック図である。図5に示されるように、数値制御装置100のROM110には、数値制御装置100の基本的な動作のみを実行可能にする基本システムソフト121と、さらに特別な用途に利用されるオプションソフト122とが記憶されている。通常は、複数のオプションソフト122の全てがROM110に記憶された状態で、数値制御装置100が出荷される。
【0003】
さらに、数値制御装置100の書き換え可能なメモリ、つまりRAM112には、オプションソフト122のそれぞれに対応する複数のビット型のオプションパラメータ124がデータとして記憶されている。数値制御装置100の初回起動時またはオプション機能の追加時には、数値制御装置100の製造業者のサービスマンがROM110内のオプションパラメータ変更プログラム123を起動する。次いで、サービスマンは、数値制御装置を購入したユーザとの契約等に基づいてRAM112内の特定のオプションパラメータ124を設定し、それにより、ユーザが契約で選択した機能に対するオプションソフト122が有効に利用できるようにする(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開平7−234714号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
通常はオプションパラメータの意味(パラメータ番号、ビットの位置等)は公開されていない。しかしながら、全てのオプションパラメータ124は書換え可能なRAM112に格納されているので、利用可能なオプション機能に対応したオプションパラメータ124に加えて、現在使用していないオプションパラメータ124までもが不正にコピーされる危険性がある。
【0005】
また、オプション機能の設定を行う場合には、数値制御装置100の製造業者のサービスマンがオプションパラメータ変更プログラム123を起動するので、数値制御装置100の表示画面上にオプションパラメータの内容(パラメータ番号、ビットの位置)が表示される可能性がある。
【0006】
さらに、オプション機能の設定を行う場合には、数値制御装置100の製造業者のサービスマンがオプションパラメータ表を参照する。このため、オプションパラメータ表が紛失する可能性があり、そのような場合には、オプションパラメータに関する情報が漏洩する恐れがある。
【0007】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、オプションパラメータに関する情報の機密性を高めることのできる数値制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した目的を達成するために1番目の発明によれば、複数のオプションパラメータのうちの少なくとも一つのオプションパラメータを設定することにより、これらオプションパラメータに対応するそれぞれのオプション機能を有効または無効にする数値制御装置において、前記複数のオプションパラメータは、通信回線を通じて前記数値制御装置に接続されたホストコンピュータに記憶されており、前記数値制御装置は、前記ホストコンピュータに記憶された前記複数のオプションパラメータのうちの所望のオプションパラメータを前記通信回線を通じて前記ホストコンピュータに要求するオプションパラメータ要求手段と、該オプションパラメータ要求手段の要求に応じて前記ホストコンピュータから前記通信回線を通じて供給された前記所望のオプションパラメータを記憶する記憶手段とを具備する数値制御装置が提供される。
【0009】
すなわち1番目の発明においては、当初にはオプションパラメータは数値制御装置内に格納されておらず、オプションパラメータが要求されたときにそのオプションパラメータが供給される。つまり、利用されていないオプションパラメータは数値制御装置内に存在していない。このため、少なくとも利用されていないオプションパラメータが不正にコピーされる危険性は無く、その結果、オプションパラメータの機密性を高められる。
【0010】
2番目の発明によれば、1番目の発明において、前記オプションパラメータ要求手段による前記所望のオプションパラメータの要求は、前記数値制御装置の初回起動時に行われる。
すなわち2番目の発明においては、所望のオプションパラメータに関するオプション機能を直ちに使用することができる。
【0011】
3番目の発明によれば、2番目の発明において、さらに、前記オプションパラメータ要求手段による前記所望のオプションパラメータの要求が、別のオプション機能の追加要求時に行われる。
すなわち3番目の発明においては、初回起動時に供給されなかった別のオプションパラメータが必要とされる場合であっても、このオプションパラメータに関する機能を後から使用することができる。なお、オプションパラメータ追加作業を行うサービスマンはオプションパラメータ表を参照する必要もないので、オプションパラメータ表がサービスマンから漏洩する危険性も回避できる。
【0012】
4番目の発明によれば、1番目から3番目のいずれかの発明において、前記ホストコンピュータには、前記数値制御装置の認識番号を確認する認識番号確認手段が設けられており、前記オプションパラメータ要求手段による前記所望のオプションパラメータの要求時には、前記ホストコンピュータの前記認識番号確認手段が前記数値制御装置を確認した場合にのみ前記所望のオプションパラメータを供給するようにした。
すなわち4番目の発明においては、認識番号は数値制御装置に対して一意的に決められているので、過誤により所望のオプションパラメータが別の数値制御装置に供給されることが無くなり、オプションパラメータの機密性を確保できる。
【0013】
5番目の発明によれば、1番目から4番目のいずれかの発明において、前記ホストコンピュータには、前記所望のオプションパラメータが正規に購入されたことを示す購入情報の有無を確認する購入情報確認手段が設けられており、前記オプションパラメータ要求手段による前記所望のオプションパラメータの要求時には、前記ホストコンピュータの前記購入情報確認手段が前記購入情報の存在を確認した場合にのみ前記所望のオプションパラメータを供給するようにした。
すなわち5番目の発明においては、所望の追加用オプションパラメータが未購入である場合にオプションパラメータが数値制御装置に供給されるのを避けられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同一の部材には同一の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
図1は本発明に基づく数値制御装置および関連するホストコンピュータの機能の概念を示す図である。図1に示される数値制御装置10は、数値制御装置10の製造業者から購入されユーザの工場などに設置されているものとする。数値制御装置10はマイクロコンピュータからなり、双方向性バス19によって互いに接続されたCPU(マイクロプロセッサ)11、入出力部12、PMC(プログラマブル・マシン・コントローラ)13、軸制御回路14、ROM(リードオンリメモリ)15、RAM(ランダムアクセスメモリ)16、を具備している。
【0015】
なお、図面には示さないものの、数値制御装置10のPMC13および軸制御回路14は工作機械に接続されている。さらに数値制御装置10はキーボード、表示装置またはマウス等の入出力用機器(図示しない)を備えているものとする。
【0016】
入出力部12は例えばイーサネット(登録商標)であり、後述するホストコンピュータ50に通信回線30を通じて接続されている。入出力部12に接続される通信回線30は例えばネットワークである。また、他の形態においては、通信回線30が公衆回線および専用回線であってもよい。
【0017】
図示されるように、ROM15には、数値制御装置10全体を制御する基本システムソフト22と、複数のオプションソフト23と、オプションパラメータ要求プログラム24と、通信プログラム25とが格納されている。複数のオプションソフト23のそれぞれは対応する複数のオプション機能に関するソフトである。オプションソフト23のそれぞれに対応するオプションパラメータ(OP)を設定することによって、各オプションソフト23のオプション機能が有効に働くようになる。しかしながら、初回起動時にはオプションパラメータは数値制御装置10には記憶されていない。
【0018】
RAM16はSRAM等が使用され、一時的なデータ、表示データ、入出力信号等が格納される。さらに、数値制御装置10には、他の数値制御装置に対して識別可能な識別番号が一意的に割振られており、この固有の識別番号もRAM16に格納されている。なお、識別番号はROM15に格納されていてもよい。
【0019】
軸制御回路14はCPU11からの軸の移動指令を受けて、軸の移動指令をサーボアンプ(図示しない)に出力する。サーボアンプはこの移動指令を増幅すると共に、工作機械(図示しない)に結合されたサーボモータを駆動する。PMC13はCPU11からバス19経由で受信した信号に基づいて、出力信号を出力し、工作機械内の空圧機器、油圧機器、電磁アクチュエータ等を制御する。
【0020】
図1に示されるように、本発明においては、数値制御装置10は通信回線30を通じてホストコンピュータ50に接続されている。ホストコンピュータ50は例えば数値制御装置10の製造業者のサーバである。従って、ホストコンピュータ50は購入された数値制御装置10からかなり遠方の場所に配置されている。
【0021】
数値制御装置10と同様にホストコンピュータ50はマイクロコンピュータからなり、双方向性バス59によって互いに接続されたCPU(マイクロプロセッサ)51、入出力部52、データベース55を具備している。図示されるように、データベース55には、オプションパラメータデータ63、認識番号データ64、オプションパラメータ購入データ65が格納されている。
【0022】
オプションパラメータデータ63は、複数のオプションパラメータOP1〜OPnを含んでおり、これらオプションパラメータには対応するパラメータ番号およびビット位置が割振られているものとする。これら複数のオプションパラメータは、数値制御装置10に組込まれた複数のオプションソフト23のそれぞれを有効にするのに用いられる。つまり、個々のオプションパラメータがそれぞれのオプションソフト23に対応するよう設定されており、特定のオプションソフト23を有効にするためには、そのオプションソフト23に対応したオプションパラメータが必要とされる。
【0023】
図2はデータベースにおける認識番号データおよびオプションパラメータ購入データの内容を示す図である。図2に示されるように認識番号データ64は、数値制御装置10の製造業者が販売した全ての数値制御装置10の認識番号、つまりユーザ認識番号U1〜Umを含んでいる。さらに、このデータベース55には、それぞれの認識番号に対応する数値制御装置10が現時点で設定されているオプション機能に対応するオプションパラメータのデータ66が格納されている。
【0024】
数値制御装置10自体を新規に購入したときには、数値制御装置10と同時に購入したオプション機能に対応するオプションパラメータがオプションパラメータ購入データ65として登録される。数値制御装置10を設置した後でオプションソフト23を追加することを望む場合には、新たに購入したオプションパラメータがオプションパラメータ購入データ65として登録される。データベース55に登録されたオプションパラメータ購入データ65は後述する手法により、そのオプションパラメータが数値制御装置10に供給されると、自動または手動により現在のオプションパラメータデータ66に追加更新される。なお、図示されるように、オプションパラメータの購入履歴のデータ67がデータベース55に含まれていても良い。
【0025】
図3は、数値制御装置および関連するホストコンピュータにおいてオプションパラメータの供給手順を示すフローチャートである。以下、図3を参照しつつ、本発明の数値制御装置10および関連するホストコンピュータ50の動作を説明する。図3に示される数値制御装置10などの動作は数値制御装置10の初回起動時に行われるものとする。前述したように、このときには数値制御装置10のRAM16内にオプションパラメータは格納されていない。
【0026】
なお、図3に示されるフローチャートにおける各ステップは正常に実行されることを前提としており、図3においては正常に行われたかどうかの判断および異常時の処理のほとんどを省略している。図示しないものの、異常時においては、そのステップにおいてインストールは中断したり、そのステップを無視して次のステップに移行したりするものとする。また、それらの判断および動作は、図1に示されるCPU11、51によって行われるものとする。
【0027】
図3に示されるフローチャート200のステップ201においては、はじめに数値制御装置10のROM15内のオプションパラメータ要求プログラム24を起動する。このオプションパラメータ要求プログラム24は数値制御装置10のCPU11によって実行されており、CPU11がオプションパラメータ要求手段21を含んでいるといえる。
【0028】
次いで、ステップ202において、その数値制御装置10固有の認識番号を入力し、ステップ203において、数値制御装置10のユーザが要求するオプションパラメータの番号(所望のオプションパラメータの番号)を入力する。これら認識番号およびオプションパラメータの番号は数値制御装置10のRAM16に一時的に記憶される(ステップ204)。
【0029】
次いで、ROM15の通信プログラム25を起動し、通信回線30を通じてホストコンピュータ50に接続要求を行う。接続要求されたホストコンピュータ50は、入出力部12、52の間において一般的な接続手順を経て回線接続状態とする(ステップ206、207)。
【0030】
ステップ208において、ホストコンピュータ50は数値制御装置10に対してユーザ認識番号の送信要求を行う。そして、数値制御装置10はホストコンピュータ50からの送信要求に基づいて、RAM16に一時記憶したユーザ認識番号と所望のオプションパラメータ番号とをホストコンピュータ50に送信する(ステップ209)。
【0031】
送信されたユーザ認識番号等は、ホストコンピュータ50の認識番号確認手段61によって正規のユーザであるか否かが判定される。図4はホストコンピュータの動作を示す別のフローチャートである。図4のフローチャートは図3に示されるステップ210〜212を補完するものである。
【0032】
図4のステップ301に示されるように、具体的には、認識番号確認手段61は送信されたユーザ認識番号と、データベース55内の認識番号データ64とを比較し、送信されたユーザ認識番号がデータベース55の認識番号データ64に在るか否かを判定する。送信されたユーザ認識番号がデータベース55内に存在する場合には、正規の数値制御装置10購入者からの要求であると判断できる。
【0033】
一方、送信されたユーザ認識番号がデータベース55に存在しない場合には、正規の購入者からの要求では無いと判断できるので、所望のオプションパラメータを供給することなしに処理を終了する。これにより、オプションパラメータが過誤により別の数値制御装置に供給されるのを防止し、その結果、オプションパラメータの機密性を確保することが可能となる。
【0034】
次いで、ステップ302においては、送信された所望のオプションパラメータ番号がデータベース55のオプションパラメータ購入データ65内に在るか否かが判定される。具体的には、ホストコンピュータ50の購入情報確認手段62が所望のオプションパラメータ番号と、データベース55内のオプションパラメータ購入データ65とを比較し、所望のオプションパラメータ番号がデータベース55のオプションパラメータ購入データ65に在るか否かを判定する。
【0035】
送信された所望のオプションパラメータ番号がオプションパラメータ購入データ65内に存在する場合には、そのオプションパラメータが正規に購入されたものであると判断できる。
【0036】
一方、送信された所望のオプションパラメータ番号がデータベース55に存在しない場合には、そのオプションパラメータが未だ正式に購入されていないと判断できるので、所望のオプションパラメータを供給することなしに処理を終了する。従って、所望の追加用オプションパラメータが未購入である場合にオプションパラメータが数値制御装置に供給されるのを回避することが可能となる。
【0037】
次いで、ステップ303においては、要求されたオプションパラメータをデータベース55のオプションパラメータデータ63から抽出し、そのオプションパラメータを数値制御装置10に送信する。
【0038】
その後、送信されたオプションパラメータは数値制御装置10のRAM16に格納される。数値制御装置10にオプションパラメータが供給された後は、自動または手動によりそのオプションパラメータが設定され、それにより、対応するオプションソフト23のオプション機能が利用できるようになる。
【0039】
なお、図3のフローチャートに示される動作は、後の段階でオプション機能の追加を望む場合にも適用できる。これにより、初回起動時に供給されなかった別のオプションパラメータが必要とされる場合であっても、このオプションパラメータに関する機能を使用できるようになる。なお、オプション機能を後から追加する場合には、現在利用しているオプション機能のオプションパラメータがRAM16に格納されている点で、初回起動時とは異なることに留意されたい。
【0040】
本発明においては、オプションパラメータは数値制御装置10からの要求に応じて、その都度、ホストコンピュータ50から供給されるようになっている。このため、数値制御装置100の初回起動時にはオプションパラメータは数値制御装置10のRAM16内に格納されておらず、またオプション機能の追加を望む場合にも、追加前においてはRAM16内に必要最小限のオプションパラメータしか格納されていない。
【0041】
このため、本発明においては、少なくとも現在利用されていないオプションパラメータが不正にコピーされる危険性は無く、その結果、オプションパラメータの機密性を高めることが可能となる。また、オプション機能の追加時に、オプションパラメータ追加作業を行うサービス員はオプションパラメータ表を使用する必要もなくなるので、オプションパラメータ表がサービス員から漏洩する危険性も回避できる。
【0042】
さらに、本発明においては、オプションパラメータ変更プログラム(図5参照)が必要とされず、またオプションパラメータ要求プログラム24においては所望のオプションパラメータの番号を単に入力するだけである。つまり、本発明においては、従来技術のようなオプションパラメータ変更プログラムによってオプションパラメータの内容(パラメータ番号、ビットの位置)が数値制御装置10の表示装置に表示されることはない。このため、オプションパラメータの情報が安易に漏洩するのをさらに避けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明に基づく数値制御装置および関連するホストコンピュータの機能の概念を示す図である。
【図2】データベースにおける認識番号データおよびオプションパラメータ購入データの内容を示す図である。
【図3】数値制御装置および関連するホストコンピュータにおいてオプションパラメータの供給手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明に基づく数値制御装置に関連するホストコンピュータの動作を示す別のフローチャートである。
【図5】従来技術における数値制御装置の機能ブロック図である。
【符号の説明】
【0044】
10 数値制御装置
21 オプションパラメータ要求手段
30 通信回線
50 ホストコンピュータ
55 データベース
61 認識番号確認手段
62 購入情報確認手段
63 オプションパラメータデータ
64 認識番号データ
65 オプションパラメータ購入データ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のオプションパラメータのうちの少なくとも一つのオプションパラメータを設定することにより、これらオプションパラメータに対応するそれぞれのオプション機能を有効または無効にする数値制御装置において、
前記複数のオプションパラメータは、通信回線を通じて前記数値制御装置に接続されたホストコンピュータに記憶されており、
前記数値制御装置は、
前記ホストコンピュータに記憶された前記複数のオプションパラメータのうちの所望のオプションパラメータを前記通信回線を通じて前記ホストコンピュータに要求するオプションパラメータ要求手段と、
該オプションパラメータ要求手段の要求に応じて前記ホストコンピュータから前記通信回線を通じて供給された前記所望のオプションパラメータを記憶する記憶手段とを具備する数値制御装置。
【請求項2】
前記オプションパラメータ要求手段による前記所望のオプションパラメータの要求は、前記数値制御装置の初回起動時に行われる請求項1に記載の数値制御装置。
【請求項3】
さらに、前記オプションパラメータ要求手段による前記所望のオプションパラメータの要求が、別のオプション機能の追加要求時に行われる請求項2に記載の数値制御装置。
【請求項4】
前記ホストコンピュータには、前記数値制御装置の認識番号を確認する認識番号確認手段が設けられており、
前記オプションパラメータ要求手段による前記所望のオプションパラメータの要求時には、前記ホストコンピュータの前記認識番号確認手段が前記数値制御装置を確認した場合にのみ前記所望のオプションパラメータを供給するようにした請求項1から3のいずれか一項に記載の数値制御装置。
【請求項5】
前記ホストコンピュータには、前記所望のオプションパラメータが正規に購入されたことを示す購入情報の有無を確認する購入情報確認手段が設けられており、
前記オプションパラメータ要求手段による前記所望のオプションパラメータの要求時には、前記ホストコンピュータの前記購入情報確認手段が前記購入情報の存在を確認した場合にのみ前記所望のオプションパラメータを供給するようにした請求項1から4のいずれか一項に記載の数値制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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