説明

文書画像処理プログラム及び文書画像処理装置

【課題】複数ページ分の文書画像を分割する分割位置に誤りがあった場合、ユーザーはその分割位置の適否に関して指定することにより、その文書画像を正しい分割位置で分割できる文書画像処理プログラム及び文書画像処理装置を提供する。
【解決手段】文書処理装置は、複数枚の原稿を含む文書を読み取った文書画像を分割し、分割した文書画像の分割位置に関する分割位置情報52と、分割位置の適否をユーザーが指定するための分割ミスチェックボックス54と、を含む分割結果に関する分割結果情報が表示された分割結果シートSH1を印刷させ、印刷された分割結果シートSH1の分割ミスチェックボックス54のユーザーによるチェック結果に基づいて、文書画像を再分割する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、文書画像処理プログラム及び文書画像処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
文書の電子化が進んでいるが、利便性や運用ルールによる理由などから、運用中は紙文書を利用し、内容の確定時などの所定の状態となったときに文書の電子化を行うことがある。
【0003】
例えば、医療の分野において、同意書は患者が家に持ち帰り家族と検討後にサインを行うことがあるために紙文書での運用が望ましく、また、カルテは医師が説明を行いながら記述するために紙文書での運用を行っている病院がある。
【0004】
このため、例えば、紙文書での運用を行っている病院等の医療機関では、閲覧や訴訟や保管場所の理由などから、文書の電子化を行って保存する運用を行うことがある。
【0005】
文書を電子化する場合、例えば、一日に発生した紙文書をまとめてスキャンして、文書管理システムに登録する等の運用がなされている。
【0006】
また、電子化して文書管理システムに登録するときに、文書の特徴量を元に自動的に分割して登録するシステムが考えられている。
【0007】
文書を自動で分割して登録する技術として、特許文献1には、複数枚の文書から成る原稿の各ページのページ画像を解析して、対応するフォーマットを特定し、特定したフォーマットが文書の区切りとなる区切りページのフォーマットと一致する場合に、そのページ画像を文書の区切りとして特定する技術が開示されている。
【0008】
また、特許文献2には、文書をスキャナで読み取って電子化する際に、文書のタイトルを自動的に抽出して当該文書の画像データファイルに関連付ける技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2006−59066号公報
【特許文献2】特開2006−251864号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、複数ページ分の文書画像を分割する分割位置に誤りがあった場合、ユーザーはその分割位置の適否に関して指定することにより、その文書画像を正しい分割位置で分割できる文書画像処理プログラム及び文書画像処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、複数枚の原稿を含む文書を読み取った文書画像に対する第1の分割位置を示す分割位置情報と、当該第1の分割位置の適否をユーザーが指定するための分割適否指定欄と、を含む第1分割情報を生成する第1分割情報生成手段、前記第1分割情報生成手段により生成した第1分割情報を出力させる出力手段、前記出力手段により出力された第1分割情報に含まれる分割適否指定欄に前記ユーザーにより指定された前記第1の分割位置の適否に関する情報に基づく第2の分割位置に応じて、前記文書画像を分割する分割手段、として、コンピュータを機能させるための文書画像処理プログラムである。
【0012】
請求項2記載の発明は、前記出力手段は、前記第1分割情報を印刷手段に印刷させる手段であり、前記分割手段は、前記第1分割情報を印刷したシートを読み取った画像に基づいて取得した前記第1の分割位置の適否に関する情報と、前記ユーザーが指定した分割位置を示す原稿を読み取った画像と、に基づく第2の分割位置に応じて、前記文書画像を分割する。
【0013】
請求項3記載の発明は、前記出力手段により出力された第1分割情報に含まれる分割適否指定欄に前記ユーザーが指定した前記分割位置の適否に関する情報に基づいて、前記第1の分割位置とは異なる第3の分割位置を選択する第1選択手段、前記第1選択手段により選択された前記第3の分割位置に関する情報と、当該第3の分割位置の適否をユーザーが指定するための分割適否指定欄と、を含む第2分割情報を生成する第2分割情報生成手段、として、前記コンピュータをさらに機能させ、前記出力手段は、前記第2分割情報生成手段により生成した第2分割情報を出力させ、前記分割手段は、前記出力手段により出力された第2分割情報に含まれる分割適否指定欄に前記ユーザーにより指定された前記第3の分割位置の適否に関する情報に基づく第4の分割位置に応じて、前記文書画像を分割する。
【0014】
請求項4記載の発明は、前記第1分割情報生成手段は、前記文書画像に対する第1の分割位置を示す分割位置情報と、当該第1の分割位置の適否をユーザーが指定するための分割適否指定欄と、前記ユーザーが当該文書画像の分割を指示するための分割指示欄と、を含む第1分割情報を生成し、前記分割手段は、前記出力手段により出力された第1分割情報に含まれる分割適否指定欄に前記ユーザーにより指定された前記第1の分割位置の適否に関する情報と、当該第1分割情報に含まれる分割指示欄に前記ユーザーにより指示された指示結果と、に基づく第2の分割位置に応じて、前記文書画像を分割する。
【0015】
請求項5記載の発明は、前記出力手段により出力された第1分割情報に含まれる分割指示欄に前記ユーザーにより指示された指示結果に基づく第5の分割位置を選択する第2選択手段、前記第2選択手段により選択された前記第5の分割位置に関する分割位置候補情報と、当該第5の分割位置の適否をユーザーが指定するための分割適否指定欄と、前記ユーザーが分割を指示するための再分割指示欄と、を含む第3分割情報を生成する第3分割情報生成手段、として、前記コンピュータをさらに機能させ、前記出力手段は、前記第3分割情報生成手段により生成した第3分割情報を出力させ、前記分割手段は、前記出力手段により出力された第3分割情報に含まれる分割適否指定欄に前記ユーザーにより指定された前記第5の分割位置の適否に関する情報と、当該第3分割情報に含まれる分割指示欄に前記ユーザーにより指示された指示結果と、に基づく第6の分割位置に応じて、前記文書画像を分割する。
【0016】
請求項6記載の発明は、複数枚の原稿を含む文書を読み取った文書画像に対する第1の分割位置を、当該複数枚の原稿の画像の各々と予め定めた基準画像との一致の度合いを示す評価値に基づいて選択する第3選択手段、として、前記コンピュータをさらに機能させ、前記第1選択手段は、前記第1の分割位置と前記評価値とに基づいて前記第3の分割位置を選択する。
【0017】
請求項7記載の発明は、複数枚の原稿を含む文書を読み取った文書画像に対する第1の分割位置を、当該複数枚の原稿の画像の各々と予め定めた基準画像との一致の度合いを示す評価値に基づいて選択する第4選択手段、として、前記コンピュータをさらに機能させ、前記第2選択手段は、前記第1の分割位置と前記評価値とに基づいて前記第5の分割位置を選択する。
【0018】
請求項8記載の発明の文書画像処理装置は、複数枚の原稿を含む文書を読み取った文書画像に対する第1の分割位置を示す分割位置情報と、当該第1の分割位置の適否をユーザーが指定するための分割適否指定欄と、を含む第1分割情報を生成する第1分割情報生成手段と、前記第1分割情報生成手段により生成した第1分割情報を出力させる出力手段と、前記前記出力手段により出力された第1分割情報に含まれる分割適否指定欄に前記ユーザーにより指定された前記第1の分割位置の適否に関する情報に基づく第2の分割位置に応じて、前記文書画像を分割する分割手段と、を含む。
【発明の効果】
【0019】
請求項1記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、複数ページ分の文書画像を分割する分割位置に誤りがあった場合、ユーザーはその分割位置の適否に関して指定することにより、その文書画像を正しい分割位置で分割することができる、という効果を有する。
【0020】
請求項2記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、ユーザーは分割位置の適否に関する情報を印刷されたシートに記入することができる、という効果を有する。
【0021】
請求項3記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、ユーザーは最初に提示された分割位置とは異なる分割位置に対し、その適否に関して指定することができる、という効果を有する。
【0022】
請求項4記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、ユーザーが指示した分割指示を文書画像を分割する分割位置に反映させることができる、という効果を有する。
【0023】
請求項5記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、ユーザーは最初に提示された分割位置とは異なる分割位置に対して、ユーザーが指示した分割指示を文書画像を分割する分割位置に反映させることができる、という効果を有する。
【0024】
請求項6記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、ユーザに最初に提示する分割位置の精度を向上させることができる、という効果を有する。
【0025】
請求項7記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、ユーザに最初に提示する分割位置の精度を向上させることができる、という効果を有する。
【0026】
請求項8記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、複数ページ分の文書画像を分割する分割位置に誤りがあった場合、ユーザーはその分割位置の適否に関して指定することにより、その文書画像を正しい分割位置で分割することができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】画像形成システムの概略構成図の一例である。
【図2】画像形成装置の概略構成図の一例である。
【図3】外部サーバの概略構成図の一例である。
【図4】第1実施形態に係る画像形成システムで実行される処理の一例を示すフローチャートである。
【図5】分割結果シートの一例を示すイメージ図である。
【図6】第1実施形態に係る外部サーバで実行される分割処理の一例を示すフローチャートである。
【図7】外部サーバで作成されるテーブルデータの一例を示す図である。
【図8】第1実施形態に係る画像形成システムで実行される処理の概略の一例を説明するための図である。
【図9】第1実施形態に係る外部サーバで実行される再分割処理の一例を示すフローチャートである。
【図10】第2実施形態に係る画像形成システムで実行される処理の概略の一例を説明するための図である。
【図11】第2実施形態に係る画像形成システムで実行される処理の一例を示すフローチャートである。
【図12】第2実施形態に係る外部サーバで実行される分割指示シート作成処理の一例を示すフローチャートである。
【図13】外部サーバで作成されるテーブルデータの一例を示す図である。
【図14】第2実施形態に係る外部サーバで実行される再分割処理の一例を示すフローチャートである。
【図15】分割結果画面の一例を示す図である。
【図16】第3実施形態に係る分割結果シート及び分割結果画面の一例を示すイメージ図である。
【図17】第3実施形態に係る画像形成システムで実行される処理の概略の一例を説明するための図である。
【図18】第3実施形態に係る画像形成システムで実行される処理の概略の一例を説明するための図である。
【図19】第3実施形態に係る画像形成システムで実行される処理の概略の一例を説明するための図である。
【図20】第3実施形態に係る画像形成システムで実行される処理の概略の一例を説明するための図である。
【図21】外部サーバで作成されるテーブルデータの一例を示す図である。
【図22】分割結果シートの一例を示すイメージ図である。
【図23】第3実施形態に係る外部サーバで実行される再分割処理の一例を示すフローチャートである。
【図24】外部サーバで作成されるテーブルデータの一例を示す図である。
【図25】第3実施形態に係る外部サーバで実行される分割結果シートの画像データ生成処理の一例を示すフローチャートである。
【図26】外部サーバで作成されるテーブルデータの一例を示す図である。
【図27】分割結果シートの一例を示すイメージ図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について説明する。
【0029】
図1には、本実施形態に係る画像形成システム10の概略構成を例示した。同図に示すように、画像形成システム10は、複数の画像形成装置12及び外部サーバ14がネットワーク16を介して相互に接続された構成となっている。
【0030】
図2には、画像形成装置12の概略構成を例示した。同図に示すように、画像形成装置12は、コンピュータ18を含んで構成されている。
【0031】
コンピュータ18は、CPU(Central Processing Unit)18A、ROM(Read Only Memory)18B、RAM(Random Access Memory)18C、不揮発性メモリ18D、及び入出力インターフェース(I/O)18Eがバス18Fを介して各々接続された構成となっている。
【0032】
I/O18Eには、操作表示部20、画像読取部22、画像形成部24、用紙供給部26、用紙排出部28、ネットワーク通信インターフェース(I/F)30、電話回線インターフェース(I/F)32、及びハードディスク34等の各機能部が接続されている。
【0033】
操作表示部20は、例えばコピー開始等を指示するためのスタートボタンやテンキー等の各種ボタン、コピー濃度等の各種の画像形成条件を設定するための設定画面や装置の状態等の各種画面を表示するためのタッチパネル等を含んで構成される。
【0034】
画像読取部22は、ラインCCD等の画像読取センサや当該画像読取センサを走査するための走査機構等を含んで構成され、装置にセットされた原稿の画像を読み取る。
【0035】
画像形成部24は、例えば所謂電子写真方式により記録媒体上に画像を形成するものである。具体的には、画像形成部24は、感光体ドラムを帯電するための帯電装置、帯電された感光体ドラム上を画像に応じた光で露光することにより感光体ドラム上に画像に応じた静電潜像を形成する露光装置、感光体ドラム上に形成された静電潜像をトナー現像する現像装置、感光体ドラム上に形成された画像に応じたトナー像を記録媒体に転写する転写装置、記録媒体に転写された画像に応じたトナー像を定着する定着装置等を含んで構成される。
【0036】
なお、露光装置としては、半導体レーザや回転多面鏡、コリメータレンズやシリンドリカルレンズ、fθレンズ等の光学系を含んで構成された光走査装置、複数のLEDから成るLEDヘッド等がある。
【0037】
用紙供給部26は、記録用紙が収容される用紙トレイや、用紙トレイから画像形成部24へ記録用紙を供給する供給機構等を含んで構成される。
【0038】
用紙排出部28は、記録用紙が排出される排出トレイや、画像形成部24で画像が形成された記録用紙を排出トレイ上に排出させるための排出機構等を含んで構成される。
【0039】
ネットワーク通信I/F30は、ネットワーク16を介して外部サーバ14とデータ通信を行うためのインターフェースである。
【0040】
電話回線通信I/F32は、図示しない電話回線を介して接続された他の画像形成装置とファクシミリ通信を行うためのインターフェースである。
【0041】
ハードディスク34は、例えば装置の各部の状態や稼働状況等のログデータ、コピーやファクシミリ通信、プリント等の処理結果のログデータ、各種の設定データ、制御プログラム等が記憶される。
【0042】
図3には、外部サーバ14の概略構成を例示した。同図に示すように、外部サーバ14は、コンピュータ40を含んで構成されている。
【0043】
コンピュータ40は、CPU40A、ROM40B、RAM40C、不揮発性メモリ40D、及び入出力インターフェース(I/O)40Eがバス40Fを介して各々接続された構成となっている。
【0044】
I/O40Eには、キーボードやマウス等を含んで構成された操作部42、液晶ディスプレイ等で構成された表示部44、ネットワーク16を介して画像形成装置12とデータ通信するためのネットワーク通信インターフェース(I/F)46、及び画像形成装置12から送信されたログデータ等を記憶するためのハードディスク48等が接続されている。
【0045】
なお、後述する処理のプログラムは、本実施形態では一例としてハードディスク48に予め記憶され、CPU40Aがこの予め記憶されたプログラムを読み込むことにより実行される。また、CD−ROM等の記録媒体にプログラムを記録し、これをCD−ROMドライブ等で読み込むことにより実行するようにしてもよい。
【0046】
本実施形態に係る画像形成システム10で実行される処理の概略について説明すると、画像形成装置12でスキャンされた文書の文書画像データが外部サーバ14に送信される。
【0047】
そして、外部サーバ14では、受信した文書画像データを解析して文書の種類毎に分割し、分割した結果及び分割位置の適否をチェックするためのチェック欄を含む分割情報が印刷された分割結果シートを画像形成装置12で印刷するための画像データを生成して画像形成装置12に送信する。
【0048】
画像形成装置12では、受信した分割結果シートの画像データに基づいて分割結果シートを印刷する。ユーザーは、分割結果シートを参照して分割位置に間違いがないかを確認し、分割位置が間違っている場合にはチェック欄にチェックする。そして、チェック後の分割結果シートと本来分割位置となるべき原稿とを束ねて画像形成装置12にスキャンさせる。
【0049】
画像形成装置12では、スキャンした文書画像を外部サーバ14に送信し、外部サーバ14では、受信した文書画像を解析し、文書画像を再分割する。なお、以下では、分割前の文書を元文書、分割後の各文書を分割文書と称する。
【0050】
次に、本実施形態の作用として、画像形成システム10で実行される処理について、フローチャートを参照して説明する。
【0051】
図4には、画像形成システム10で実行される処理の一例を示すフローチャートを示した。同図に示すように、ステップ100では、画像形成装置12によりスキャン処理が実行される。本実施形態では、一例としてユーザーが6枚の原稿から成る文書を画像形成装置12にセットして操作表示部20により予め定めた操作を行うことによりスキャン処理を指示した場合について説明する。この場合、画像読取部22によってユーザーがセットした文書の画像読み取り処理が実行され、セットされた文書の文書画像データが取得される。取得された文書画像データは、ネットワーク通信I/F30によりネットワーク16を介して外部サーバ14に送信される。
【0052】
外部サーバ14のコンピュータ40のCPU40Aでは、ステップ102において、新規登録か否かが判断される。新規登録か否かの判断は、例えば受信した文書画像データの原稿のうち後述する図5に例示するような分割結果シートが含まれているか否かを判断することにより行う。同図に示すように、分割結果シートSH1は、左上にQRコードQ1が印刷されているので、このQRコードQ1が左上に存在する原稿がなければ新規登録であり、QRコードQ1が存在する原稿が含まれていれば新規登録ではないと判断されるが、新規登録か否かの判断はこれに限られるものではない。
【0053】
ステップ102において新規登録と判断された場合は、ステップ104へ進み、新規登録でないと判断された場合は、ステップ106へ進む。
【0054】
ステップ104では、図6に例示するような分割処理が外部サーバ14のコンピュータ40のCPU40Aによって実行される。
【0055】
図6に示すように、ステップ200では、分割結果シートに付与する結果シートID及び元文書の登録文書IDの各々について、ユニークなID、すなわち、未だIDとして付与されていない値のIDを各々選択する。
【0056】
ステップ202では、元文書を文書システムに登録する。本実施形態では、文書システムは、外部サーバ14自身とする。この場合、元文書の文書画像データは、ステップ200で付与された登録文書IDと関連付けられてハードディスク48に記憶される。なお、文書システムをネットワーク16に接続された他の装置としてもよい。
【0057】
ステップ204では、図7(C)に例示するような元文書に関するテーブルBにレコードを追加する。テーブルBは、分割結果シートの結果シートID、元文書の登録文書ID、総ページ数の項目のデータから成る。従って、結果シートID及び登録文書IDはステップ200で各々選択したIDとし、総ページ数は、受信した文書画像データに基づいて求めた元文書の総ページ数としたレコードをテーブルBに追加する。
【0058】
ステップ206では、スキャンされた文書の分割処理が実行される。この分割処理は、種々公知の手法が用いられる。例えば、スキャンされる文書が医療関係の文書である場合、文書の種類としては、例えば手術同意書、入院計画書、カルテ等がある。このような文書の場合、最初のページのタイトル名やフォーマットは予め定められている場合が多い。従って、これらの文書のタイトル名やフォーマットを基準データとして予め定めハードディスク48に記憶しておき、スキャンされた文書の各原稿と基準データとのパターンマッチングの結果に基づいて、文書の種類毎に分割される。例えばパターンマッチングの結果は、原稿と基準データとの一致の度合いを示す評価値、例えば確率で表わされ、例えばこの確率が予め定めた閾値より高い場合に、その原稿の位置で文書を分割する。すなわち、原稿と基準データとの一致の度合いを示す確率が高いほど分割される可能性が高い。以下では、この確率を分割確率と称する。なお、評価値は確率に限られるものではなく、原稿と基準データとの一致の度合いを示すものであればよい。また、文書の分割方法はこれに限られるものではなく、例えば原稿に予め定めたタイトル名が存在するか否かを判断し、タイトル名が原稿に存在する場合に、その原稿を分割位置としてもよい。
【0059】
ステップ208では、各々の分割文書に登録文書IDを付与し、ハードディスク48に登録(記憶)する。
【0060】
ステップ210では、分割結果に基づいて、図7(D)に例示するような分割文書に関するテーブルCにレコードを追加する。テーブルCは、分割結果シートの結果シートID、結果シートページ数、チェックボックス番号、登録文書ID、開始ページ、及び終了ページの項目のデータから成る。
【0061】
分割結果シートSH1は、図5に示すように、分割結果シートSH1の結果シートIDを示すQRコードQ1、印刷時間及び分割結果シートのページ番号に関する情報50、分割位置の原稿に関する分割位置情報52、分割結果シートSH1の有効期限等を含む分割情報が印刷されたものである。分割位置情報52は、分割文書に含まれるタイトルのタイトル名、分割文書のチェックボックス番号(図5では‘文書番号’と表記)、分割文書の元文書における先頭ページ番号(図5では‘先頭ページ’又は‘分割ページ’と表記)、分割文書のページ数等の文字情報52A、分割文書の先頭ページの縮小画像52B等の情報が含まれる。また、分割結果シートSH1の2番目以降の分割文書の分割位置情報52の左側には、分割位置のミスをチェックするための分割ミスチェックボックス54が設けられている。
【0062】
分割位置情報52は、予め定めた表示可能個数、例えば図5の例では3個まで表示可能であるため、分割文書が4個以上となる場合には、分割結果シートSH1は複数枚となる。なお、結果シートIDは、元文書毎に付与されるため、分割結果シートが複数枚となっても、各分割結果シートに印刷されるQRコードは同一となる。
【0063】
従って、結果シートのページ数は、分割数を分割位置情報の表示可能個数で除算した値となる。
【0064】
また、チェックボックス番号は、分割ミスチェックボックス54に付与される連続の番号である。なお、図5に示すように、最初の分割文書については、分割ミスチェックボックス54は設けられないが、‘1’が付与される。
【0065】
登録文書IDは、各分割文書に付与される固有のIDである。また、開始ページは、分割文書の先頭ページの元文書におけるページ番号であり、終了ページは、分割文書の最終ページの元文書におけるページ番号である。
【0066】
また、図7(A)に例示するように、分割結果シートの使用期限に関する使用期限情報をハードディスク48に記憶するようにし、図5に示すように、分割結果シートSH1の下段に分割結果シートSH1の有効期限が表示されるようにしてもよい。
【0067】
なお、ステップ202で元文書をハードディスク48に登録せずに、ステップ208の後に、分割文書をハードディスク48に登録するようにしてもよい。分割文書を合成すれば元文書が得られるからである。
【0068】
ステップ212では、図7(B)に例示するような分割結果シートに関するテーブルAを作成する。テーブルAは、分割結果シートの結果シートID、分割結果シートを生成した日時の項目を含む。
【0069】
ステップ214では、上記のようにして作成したテーブルA〜C、使用期限情報に基づいて、分割結果シートを印刷するための画像データを生成し、画像形成装置12に出力する。これにより、画像形成装置12では、受信した画像データに基づいて分割結果シートを印刷する。
【0070】
ここで、例えば図8に示すように、6枚の原稿からなる元文書をスキャンし、2ページずつの3個の分割文書に分割された場合において、ユーザーは3ページずつの2個の分割文書にしたかった場合、すなわち4ページ目で分割したかった場合の再分割の仕方について説明する。
【0071】
この場合、分割結果シートSH1には、元文書の1ページ目、3ページ目、5ページ目の縮小画像52Bが表示されるため、分割位置が間違っていることがユーザーによって認識される。このため、ユーザーは、文書番号(チェックボックス番号)が‘2’の分割ミスチェックボックス54、文書番号が‘3’の分割ミスチェックボックス54をチェックし、この分割結果シートSH1と、本来の分割位置である4ページ目の原稿と、を束ねて再度画像形成装置12にスキャンさせる。
【0072】
これにより、画像形成装置12では、分割結果シートSH1及び分割位置の原稿をスキャンした画像の画像データを外部サーバ14へ送信する。
【0073】
この場合、図4のステップ102で否定されるため、ステップ106へ移行して図9に例示するような再分割処理が外部サーバ14により実行される。
【0074】
図9に示すようにステップ300では、受信した画像データのうち、分割結果シートSH1の画像からQRコードQ1を読み取って解析し、結果シートIDを取得する。
【0075】
ステップ302では、分割結果シートSH1の分割ミスチェックボックス54がチェックされているかを解析する。
【0076】
ステップ304では、取得した結果シートIDに対応する元文書の文書画像データをハードディスク48から取得する。なお、元文書の文書画像データがハードディスク48に記憶されておらず、分割文書のみがハードディスク48に記憶されている場合には、分割文書を合成することにより、元文書の文書画像データを取得する。
【0077】
ステップ306では、チェックボックスの解析結果と、スキャンされた分割位置の原稿の画像と、に基づいて、元文書の画像を再分割する。すなわち、分割ミスチェックボックス54がチェックされていない場合には、そのページで分割するのは分割ミスではないので、分割ミスチェックボックス54がチェックされていないページと、ユーザーが指定してスキャンされた分割位置の原稿のページと、で元文書を分割する。ユーザーが指定してスキャンされた分割位置の原稿のページで分割する場合、その原稿と一致する画像を元文書の文書画像データから求め、その位置で元文書を分割する。
【0078】
ステップ308では、再分割前の分割画像の分割画像データをハードディスク48から削除して、再分割した分割文書に登録文書IDを付与し、ハードディスク48に登録する。
【0079】
ステップ310では、テーブルCを更新する。すなわち、テーブルCから再分割前の該当するレコードを削除し、再分割処理の結果に基づいてテーブルCにレコードを追加する。
【0080】
例えば図8の例では、まず、図7(D)の上から3行目までのレコードが削除される。そして、4ページ目で分割されるので、開始ページが‘1’、終了ページが‘3’のレコードと、開始ページが‘4’、終了ページが‘6’のレコードがテーブルCに追加される。
【0081】
なお、本実施形態では、図6の分割処理において、元文書を分割して分割文書を登録してから分割結果シートの画像データを生成して出力するようにしているが、元文書を分割せずに、分割位置の原稿を特定する処理の処理結果に基づいて分割情報を生成する処理を行い、生成した分割情報が表示されるシートの画像データを生成して出力するようにしてもよい。この場合、図9の再分割処理で初めて元文書を分割することとなる。分割処理において元文書を必ずしも分割する必要がない点については、本実施形態以降の各実施形態についても同様である。
【0082】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態における装置構成は第1実施形態と同一であるので、説明は省略する。また、その他でも第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0083】
本実施形態では、ユーザーが分割結果シートのチェックボックスをチェックして再度分割結果シートをスキャンさせると、分割候補の原稿に関する分割候補情報及びチェックボックスが表示された分割指示シートが印刷され、この分割指示シートに対して、ユーザーが分割したい位置のチェックボックスをチェックしてスキャンさせると、ユーザーが指定した分割位置で文書を再分割する場合について説明する。
【0084】
例えば図10に示すように、第1実施形態と同様に6枚の原稿からなる元文書をスキャンし、2ページずつの3個の分割文書に分割された場合において、ユーザーは3ページずつの2個の分割文書にしたかった場合、すなわち4ページ目で分割したかった場合、分割結果シートSH1の元文書の3ページ目、5ページ目の分割ミスチェックボックス54をチェックし、この分割結果シートSH1を再度画像形成装置12にスキャンさせる。スキャンされた分割結果シートの画像データは外部サーバ14に送信され、外部サーバ14では、他の分割候補の原稿の分割候補情報、ここでは4ページ目及び6ページ目の原稿に関する文字情報52A(図10では図示省略)や縮小画像52B、分割ミスチェックボックス54等が表示された分割指示シートSH2を印刷するように画像形成装置12に指示する。これにより、図10に示すような分割指示シートSH2が画像形成装置12により印刷され、ユーザーは、4ページ目の分割ミスチェックボックス54をチェックしてスキャンさせる。スキャンされた分割指示シートSH2の画像データは外部サーバ14に送信され、外部サーバ14では、分割指示シートSH2の画像データに基づいて、元文書を4ページ目で分割する。
【0085】
次に、本実施形態の作用として、画像形成システム10で実行される処理について、フローチャートを参照して説明する。
【0086】
図11には、画像形成システム10で実行される処理の一例を示すフローチャートを示した。同図に示す処理と図4に示す処理とが異なるのは、ステップ108〜112の処理であり、ステップ100〜104は図4と同様であるので、説明は省略する。
【0087】
ステップ108では、スキャンされた文書が分割結果シートSH1であるか分割指示シートSH2であるかが判断される。例えば図11に示すように、スキャンされた文書の画像の上部に「分割結果シート」の文字があればスキャンされた文書が分割結果シートであり、「分割指示シート」の文字があればスキャンされた文書が分割指示シートであると判断する。
【0088】
スキャンされた文書が分割結果シートであった場合は、ステップ108で肯定され、ステップ110へ移行し、スキャンされた文書が分割指示シートであった場合は、ステップ108で否定され、ステップ112へ移行する。
【0089】
ステップ110では、図12に例示するような分割指示シート作成処理が外部サーバ14により実行される。
【0090】
図12に示すように、ステップ400では、受信した画像データのうち、分割結果シートSH1の画像からQRコードQ1を読み取って解析し、結果シートIDを取得する。
【0091】
ステップ402では、分割結果シートSH1の分割ミスチェックボックス54がチェックされているかを解析する。
【0092】
ステップ404では、分割結果シートSH1の分割ミスチェックボックス54のチェック結果に基づいて、図13(E)に例示するようなテーブルDにレコードを追加する。テーブルDは、分割指示シートに関するテーブルであり、同図(E)に示すように、分割指示シートの指示シートID、チェックボックス番号、元文書におけるページ番号の項目のデータから成る。指示シートIDは、分割指示シート固有のIDが付与される。チェックボックス番号は、分割指示シートSH2に表示される分割ミスチェックボックス54の各々に対して付与される固有の番号である。例えば図10の例の場合、分割指示シートSH1で1ページ目の分割ミスチェックボックス54にはチェックされていないため、分割位置は確定しているため、分割指示シートSH2では分割ミスチェックボックス54は表示されない。このため、同図(E)に示すように、1ページ目に対してチェックボックス番号は付与されない。ページ番号は、分割指示シートSH2に分割位置及び分割位置の候補の原稿の元文書におけるページ番号である。
【0093】
図10の例の場合、3ページ目と5ページ目の分割ミスチェックボックス54がチェックされているため、他の分割位置の候補としては、4ページ目と6ページ目である。従って、図11に示すように、3ページ目と5ページ目の分割位置情報の右側に、4ページ目と6ページ目の分割位置情報が分割指示シートSH2に印刷されるように、テーブルDには4ページ目と6ページ目のレコードが含まれる。
【0094】
なお、分割位置の候補が全て分割指示シートに印刷されるように例えば複数枚に分けて印刷されるようにしてもよいが、その数が多い場合には、例えばページ番号の小さい順に一部の分割位置の候補が分割指示シートSH2に印刷されるようにしてもよい。
【0095】
また、図13(E)に示すように、分割指示シートSH2の指示シートIDと分割結果シートの結果シートIDとの対応関係を示すテーブルEも作成する。
【0096】
なお、図13(A)〜(D)に示した使用期限情報やテーブルA〜Cは、図7(A)〜(D)に示した使用期限情報やテーブルA〜Cと同様である。
【0097】
ステップ406では、テーブルDに基づいて図10に示すような分割指示シートSH2を印刷するための画像データを生成し、画像形成装置12へ出力する。これにより、画像形成装置12では、受信した分割指示シートの画像データに基づいて、分割指示シートSH2を印刷する。
【0098】
そして、ユーザーは、印刷された分割指示シートSH2を参照し、分割したい位置の原稿の分割ミスチェックボックス54をチェックして、分割指示シートSH2を画像形成装置12にセットしてスキャンさせる。図10の例では、4ページ目の原稿の分割ミスチェックボックス54をチェックしてスキャンさせる。これにより、画像形成装置12では、スキャンされた分割指示シートSH2の画像データを外部サーバ14に送信する。
【0099】
これにより、図11のステップ108で否定され、ステップ112で、指定された位置で元文書を分割する図14に例示するような再分割処理が行われる。
【0100】
図14に示すように、ステップ500では、受信した分割指示シートSH2の画像からQRコードを読み取って解析し、指示シートIDを取得する。
【0101】
ステップ502では、分割指示シートSH2の分割ミスチェックボックス54がチェックされているかを解析する。
【0102】
ステップ504では、元文書の文書画像データをハードディスク48から取得する。なお、元文書の文書画像データがハードディスク48に記憶されておらず、分割文書のみがハードディスク48に記憶されている場合には、分割文書を合成することにより、元文書の文書画像データを取得する。
【0103】
ステップ506では、分割指示シートSH2でチェックされた分割ミスチェックボックス54に対応する原稿の画像、すなわち分割位置として指定された原稿の画像と一致する画像を元文書の文書画像データから求め、その位置で元文書を分割する。
【0104】
ステップ508では、再分割前の分割画像の分割画像データをハードディスク48から削除して、再分割した分割文書に登録文書IDを付与し、ハードディスク48に登録する。
【0105】
ステップ510では、テーブルCを更新する。すなわち、テーブルCから再分割前の該当するレコードを削除し、再分割処理の結果に基づいてテーブルCにレコードを追加する。
【0106】
例えば図10の例では、まず、図13(D)の上から3行目までのレコードが削除される。そして、4ページ目で分割されるので、開始ページが‘1’、終了ページが‘3’のレコードと、開始ページが‘4’、終了ページが‘6’のレコードがテーブルCに追加される。
【0107】
なお、本実施形態では、分割結果を分割結果シートとして印刷し、分割結果に基づく分割指示を分割指示シートとして印刷する場合について説明したが、これに限らず、分割結果を、図15に例示するように分割結果画面G1として画像形成装置12の操作表示部20に表示するようにしてもよい。この場合、分割結果画面G1に、確定ボタン56及び表示ボタン58を表示する。確定ボタン56は、分割位置が合っている場合に押下するボタンであり、表示ボタン58は、分割位置が間違っている箇所の分割ミスチェックボックス54をチェックした後に押下するボタンである。なお、分割ミスチェックボックス54をチェックせずに、間違っている箇所の縮小画像52Bを直接押下してもよい。
【0108】
例えば図15に示すように、3ページ目の縮小画像52Bを直接押下した場合には、3ページ目の分割が間違っていることを示すので、分割指示画面G2Aのような画面が表示される。この場合、1ページ目と5ページ目の分割結果は確定しているので、分割ミスチェックボックス54は表示されず、分割候補である4ページ目の分割位置情報及び分割ミスチェックボックス54が3ページ目の分割位置情報の右側に表示される。この状態で4ページ目の分割ミスチェックボックス54をチェックしてOKボタン60を押下すると、上記と同様に、元文書が4ページ目で再分割される。一方、キャンセルボタン62が押下された場合は、分割結果画面G1に戻る。
【0109】
また、3ページ目及び5ページ目の分割ミスチェックボックス54をチェックして確定ボタン56を押下すると、図15に示す分割指示画面G2Bのような画面が表示される。この場合、1ページ目の分割結果は確定しているので、分割ミスチェックボックス54は表示されず、分割候補である4ページ目及び6ページ目の分割位置情報及び分割ミスチェックボックス54が3ページ目及び5ページ目の分割位置情報の右側に表示される。この状態で4ページ目の分割ミスチェックボックス54をチェックしてOKボタン60を押下すると、上記と同様に、元文書が4ページ目で再分割される。一方、キャンセルボタン62が押下された場合は、分割結果画面G1に戻る。
【0110】
このような場合、分割結果画面G1の表示が分割結果シートSH1の印刷に相当し、分割指示画面G2の表示が分割指示シートSH2の印刷に相当する。
【0111】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態における装置構成は上記各実施形態と同一であるので、説明は省略する。また、その他でも上記各実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0112】
本実施形態では、分割結果シートにおいて分割ミスが指定された場合に、分割確率の高い順に分割候補に関する分割位置情報を分割結果シートに印刷する場合について説明する。
【0113】
例えば図16に示すように、9枚の原稿からなる元文書をスキャンし、各ページの分割確率が1ページ目から9ページ目まで順に、100%、40%、90%、40%、50%、70%、40%、90%、10%だった場合において、分割するための分割確率の閾値が80%だった場合には、この閾値以上の確率である1ページ目、3ページ目、8ページ目で元文書が分割される。
【0114】
この場合の分割結果シートSH1は、図16に示すように、各分割位置のページの情報の横に、その分割文書の中で再分割を指示するための再分割チェックボックス64、分割ミスを指定するための分割ミスチェックボックス66が設けられる。なお、画面に表示する場合には、図16に示す分割結果画面G1のような画面となる。
【0115】
図17には、3ページ目の分割ミスチェックボックス66及び再分割チェックボックス64がユーザーによりチェックされた場合、すなわち、3ページ目での分割がミスであり、その分割文書、すなわち3ページ目〜7ページ目までの原稿から成る分割文書の中で再分割する必要がある場合の例を示した。
【0116】
この場合、分割結果シートSH1がスキャンされてその画像データが外部サーバ14に送信されると、外部サーバ14では、4ページ〜7ページの中で最も分割確率が高い6ページ目を分割候補として選択し、図17に示すような分割結果シートSH2を印刷するよう画像形成装置12に指示する。
【0117】
1ページ目と8ページ目は分割結果シートSH1において各チェックボックスにチェックがないので、分割結果シートSH2ではチェックボックスは表示されない。また、3ページ目については、分割結果シートSH1において分割ミスが指定されたため、分割位置でないことが確定していることを示すために、1ページ目、6ページ目、及び8ページ目よりも右側に表示される。ただし、再度再分割が指定される場合もあるので、再分割チェックボックス64は表示される。
【0118】
図18には、3ページ目の分割ミスチェックボックス66がチェックされた場合の例を示した。この場合、どのページについても再分割チェックボックス64がチェックされていないため、分割結果シートSH1をスキャンして再度出力された分割結果シートSH2は、1ページ目と8ページ目に関する情報のみとなる。なお、この場合は分割結果シートSH2を出力させずに元文書を8ページ目で分割してもよい。また、分割ミスチェックボックス64や再分割チェックボックス64を表示してチェックが可能なようにしてもよい。
【0119】
図19には、3ページ目の再分割チェックボックス64がチェックされた場合の例を示した。この場合、どのページについても分割ミスチェックボックス66がチェックされていないため、分割結果シートSH1をスキャンして再度出力された分割結果シートSH2は、1ページ目、3ページ目、8ページ目には分割ミスチェックボックス66は表示されない。また、3ページ目の再分割チェックボックス64がチェックされているため、4ページ目〜7ページ目で最も分割確率が高い6ページ目の情報が表示され、その横に分割ミスチェックボックス66及び再分割チェックボックス64が表示される。また、3ページ目については、4ページ目又は5ページ目で再分割が指示される場合もあるので、再分割チェックボックス64が表示される。
【0120】
図20には、ユーザーが4ページ目と8ページ目で分割したい場合であって、図17の例と同様に、3ページ目の分割ミスチェックボックス66及び再分割チェックボックス64がユーザーによりチェックされた分割結果シートSH1がスキャンされて分割結果シートSH2が印刷され、3ページ目の再分割チェックボックス64及び6ページ目の分割ミスチェックボックス66がチェックされた場合の例を示した。
【0121】
この場合、6ページ目が分割ミスとされているので、次に分割確率の高い5ページ目の情報が分割結果シートSH3に印刷される。そして、ユーザーが3ページ目の再分割チェックボックス64及び5ページ目の分割ミスチェックボックス66をチェックしてスキャンさせると、残りの4ページ目が分割位置となり、1ページ目、4ページ目、8ページ目を分割位置とした分割結果シートSH4が印刷される。
【0122】
次に、本実施形態の作用として、画像形成システム10で実行される処理について、フローチャートを参照して説明する。
【0123】
ここでは、第1実施形態と異なる処理の部分を中心に説明する。まず、本実施形態では、図4に示すステップ104の分割処理、すなわち図6に示す分割処理のステップ210のテーブルの作成処理が第1実施形態と異なる。
【0124】
本実施形態におけるステップ210では、図21に例示するようなテーブルC2を作成する。同図に示すように、テーブルC2は、結果シートID、結果シートページ数、分割番号、登録文書ID、元文書のページ番号、分割確率、分割、再分割、確定の項目のデータから成る。
【0125】
ここでは、10枚の原稿から成る元文書をスキャンし、1ページ目、3ページ目、6ページ目、8ページ目で分割され、図22に例示するような分割結果シートSH1が印刷され、ユーザーが3ページ目の分割ミスチェックボックス66及び再分割チェックボックス64、6ページ目及び8ページ目の分割ミスチェックボックス66をチェックしてスキャンさせた場合について説明する。
【0126】
この場合、最初に1ページ目、3ページ目、6ページ目、8ページ目で分割されているため、図21(D)に示すように、テーブルC2の分割番号は、1ページ目及び2ページ目が‘1’、3〜5ページ目が‘2’、6ページ目及び7ページ目が‘3’、8〜10ページ目が‘4’となる。また、「分割」の項目については、分割位置のページの「分割」の項目が「True」となる。また、「再分割」の項目は、最初は「分割」の項目が「True」となっていれば「True」となる。なお、デフォルトでは空欄は「False」である。
【0127】
そして、ユーザーがチェックした分割結果シートSH1がスキャンされて、スキャンされた画像データが外部サーバ14へ送信されると、図4のステップ106の再分割処理として、図23に例示するような処理が実行される。
【0128】
ステップ600では、受信した画像データのうち、分割結果シートSH1の画像からQRコードを読み取って解析し、結果シートIDを取得する。
【0129】
ステップ602では、分割結果シートSH1の分割ミスチェックボックス66及び再分割チェックボックス64がチェックされているかを解析する。
【0130】
ステップ604では、分割結果シートSH1の分割ミスチェックボックス66及び再分割チェックボックス64の何れもチェックがされていないか否かを判断し、全くチェックされていない場合にはステップ606へ移行し、一つでもチェックされている場合には、ステップ612へ移行する。
【0131】
ステップ606では、元文書の文書画像データをハードディスク48から取得する。なお、元文書の文書画像データがハードディスク48に記憶されておらず、分割文書のみがハードディスク48に記憶されている場合には、分割文書を合成することにより、元文書の文書画像データを取得する。
【0132】
ステップ608では、テーブルC2の分割番号に基づいて、元文書を分割する。すなわち、テーブルC2の分割番号が変化するページを分割位置として元文書を分割する。
【0133】
ステップ610では、再分割前の分割画像の分割画像データをハードディスク48から削除して、再分割した分割文書に登録文書IDを付与し、ハードディスク48に登録する。
【0134】
一方、ステップ612では、分割ミスチェックボックス66及び再分割チェックボックス64のチェック結果に基づいて、テーブルC2を更新する。具体的には、分割ミスチェックボックス66がチェックされていた場合には、そのページの「分割」の項目を「True」から「False」に書き換える。また、再分割チェックボックス64がチェックされていない場合には、そのページの「再分割」の項目を「True」から「False」に書き換える。
【0135】
また、再分割チェックボックス64がチェックされたページの分割文書の他のページで最も分割確率が高いページを分割候補とし、そのページの「分割」、「再分割」の項目を「True」に書き換える。
【0136】
さらに、分割位置であることが確定したページや、再分割しないことが確定したページの「確定」の項目を「True」に書き換える。
【0137】
図22の例では、1ページ目の再分割チェックボックス64はチェックされていないため、1ページ目及び2ページ目は分割番号が‘1’の分割文書として確定するため、図24に例示するように、1ページ目及び2ページ目の「確定」の項目が「True」となる。
【0138】
また、3ページ目の分割ミスチェックボックス66がチェックされているため、図24に示すように、3ページ目の「分割」の項目が「True」から「False」となる。また、3ページ目の再分割チェックボックス64がチェックされているため、3ページ目の「再分割」の項目は「True」から「True」で変化しない。従って、3ページ目では分割しないことが確定するため、「確定」の項目が「True」となる。また、4ページ目及び5ページ目は、分割位置となる可能性があるため、「確定」の項目は空欄(False)である。
【0139】
また、6ページ目の分割ミスチェックボックス66がチェックされているため、図24に示すように、6ページ目の「分割」の項目が「True」から「False」となる。従って、6ページ目は分割しないことが確定するため、6ページ目の「確定」の項目が「True」となる。また、6ページ目の再分割チェックボックス64がチェックされていないため、7ページ目で再分割されないことも確定するため、7ページ目の「確定」の項目も「True」となる。
【0140】
また、8ページ目の再分割チェックボックス64がチェックされているため、8ページ目の「再分割」の項目は「True」から「True」で変化しない。また、8ページ目の分割ミスチェックボックス66がチェックされていないため、8ページ目が分割位置であることが確定するため、8ページ目の「確定」の項目が「True」となる。
【0141】
また、「分割」の項目が「True」の箇所で分割番号が変わるように、図24に示すように分割番号を更新する。
【0142】
そして、ステップ614では、テーブルC2に基づいて図25に例示するような分割結果シートの画像データの生成処理を行う。
【0143】
図25に示すステップ700は、元文書のページ番号nを初期化してゼロにし、ステップ702では、ページ番号nをインクリメントする。
【0144】
ステップ704では、テーブルC2の「分割」が「True」であるか否かを判断し、肯定判断された場合はステップ706へ移行し、否定判断された場合はステップ716へ移行する。
【0145】
ステップ706では、テーブルC2の「確定」が「True」であるか否かを判断し、肯定判断された場合はステップ708へ移行し、否定判断された場合はステップ714へ移行する。
【0146】
ステップ708では、テーブルC2の「再分割」が「True」であるか否かを判断し、肯定判断された場合はステップ710へ移行し、否定判断された場合はステップ712へ移行する。
【0147】
ステップ710では、テーブルC2の「分割」、「再分割」、「確定」が全て「True」であり、そのページが分割位置であると共に、そのページの分割文書が再分割される可能性があるため、分割結果シートにそのページの縮小画像と再分割チェックボックス64が表示されるような画像を形成する(表示結果A)。
【0148】
ステップ712では、テーブルC2の「分割」、「確定」が「True」であり、「再分割」が「False」であるため、そのページが分割位置でありそのページが分割位置であると共に、そのページの分割文書が再分割される可能性がないため、分割結果シートにそのページの縮小画像のみが表示されるような画像を形成する(表示結果B)。
【0149】
ステップ714では、テーブルC2の「分割」が「True」であり、「確定」が「False」であるため、そのページが分割位置ではない可能性があると共に、そのページの分割文書が再分割される可能性があるため、分割結果シートにそのページの縮小画像と分割ミスチェックボックス66及び再分割チェックボックス64が表示されるような画像を形成する(表示結果C)。
【0150】
ステップ716では、テーブルC2の「再分割」が「True」であるか否かが判断され、肯定判断された場合はステップ718へ移行し、否定判断された場合はステップ720へ移行する。
【0151】
ステップ718では、テーブルC2の「分割」が「False」であり、「再分割」が「True」であるため、そのページが分割位置ではなく、そのページの分割文書が再分割される可能性があるため、分割結果シートにそのページの縮小画像が他の縮小画像からずれて表示されると共に、再分割チェックボックス64が表示されるような画像を形成する(表示結果D)。
【0152】
ステップ720では、テーブルC2の「分割」及び「再分割」が「False」であるため、そのページが分割位置ではなく、未だ分割候補にもなっていないため、分割結果シートにはそのページの情報は表示しない(表示結果E)。
【0153】
ステップ722では、全ページ分終了したか否かを判断し、全ページ数分終了した場合は本ルーチンを終了し、全ページ数分終了していない場合はステップ702へ戻って上記と同様の処理を繰り返す。
【0154】
例えばテーブルC2が図24のような状態の場合、各ページと表示結果との関係は例えば図26のようになる。
【0155】
図23に戻ってステップ616では、作成した分割結果シートの画像データを画像形成装置12に出力する。これにより、画像形成装置12は、受信した分割結果シートの画像データに基づいて分割結果シートを印刷する。図24の例の場合、図27に例示するような分割結果シートSH1が印刷される。
【0156】
ここで、ユーザーが図27に示すような分割結果シートを参照してどのチェックボックスにもチェックしないで再度スキャンさせた場合には、図23のステップ608の処理により、1ページ目、5ページ目、8ページ目、9ページ目で元文書が分割される。
【0157】
なお、本実施形態では、分割結果シートを印刷してスキャンさせる場合について説明したが、分割結果シートに相当する分割結果画面を表示して、ユーザーに再分割チェックボックス64や分割ミスチェックボックス66をチェックさせるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0158】
10 画像形成システム
12 画像形成装置
14 外部サーバ
16 ネットワーク
18 コンピュータ
20 操作表示部
22 画像読取部
24 画像形成部
26 用紙供給部
28 用紙排出部
30 ネットワーク通信I/F
32 電話回線通信I/F
34 ハードディスク
40 コンピュータ
42 操作部
44 表示部
46 ネットワーク通信I/F
48 ハードディスク
54、66 分割ミスチェックボックス(分割適否指定欄)
64 再分割チェックボックス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数枚の原稿を含む文書を読み取った文書画像に対する第1の分割位置を示す分割位置情報と、当該第1の分割位置の適否をユーザーが指定するための分割適否指定欄と、を含む第1分割情報を生成する第1分割情報生成手段、
前記第1分割情報生成手段により生成した第1分割情報を出力させる出力手段、
前記出力手段により出力された第1分割情報に含まれる分割適否指定欄に前記ユーザーにより指定された前記第1の分割位置の適否に関する情報に基づく第2の分割位置に応じて、前記文書画像を分割する分割手段、
として、コンピュータを機能させるための文書画像処理プログラム。
【請求項2】
前記出力手段は、前記第1分割情報を印刷手段に印刷させる手段であり、
前記分割手段は、前記第1分割情報を印刷したシートを読み取った画像に基づいて取得した前記第1の分割位置の適否に関する情報と、前記ユーザーが指定した分割位置を示す原稿を読み取った画像と、に基づく第2の分割位置に応じて、前記文書画像を分割する
請求項1記載の文書画像処理プログラム。
【請求項3】
前記出力手段により出力された第1分割情報に含まれる分割適否指定欄に前記ユーザーが指定した前記分割位置の適否に関する情報に基づいて、前記第1の分割位置とは異なる第3の分割位置を選択する第1選択手段、
前記第1選択手段により選択された前記第3の分割位置に関する情報と、当該第3の分割位置の適否をユーザーが指定するための分割適否指定欄と、を含む第2分割情報を生成する第2分割情報生成手段、
として、前記コンピュータをさらに機能させ、
前記出力手段は、前記第2分割情報生成手段により生成した第2分割情報を出力させ、
前記分割手段は、前記出力手段により出力された第2分割情報に含まれる分割適否指定欄に前記ユーザーにより指定された前記第3の分割位置の適否に関する情報に基づく第4の分割位置に応じて、前記文書画像を分割する
請求項1記載の文書画像処理プログラム。
【請求項4】
前記第1分割情報生成手段は、前記文書画像に対する第1の分割位置を示す分割位置情報と、当該第1の分割位置の適否をユーザーが指定するための分割適否指定欄と、前記ユーザーが当該文書画像の分割を指示するための分割指示欄と、を含む第1分割情報を生成し、
前記分割手段は、前記出力手段により出力された第1分割情報に含まれる分割適否指定欄に前記ユーザーにより指定された前記第1の分割位置の適否に関する情報と、当該第1分割情報に含まれる分割指示欄に前記ユーザーにより指示された指示結果と、に基づく第2の分割位置に応じて、前記文書画像を分割する
請求項1記載の文書画像処理プログラム。
【請求項5】
前記出力手段により出力された第1分割情報に含まれる分割指示欄に前記ユーザーにより指示された指示結果に基づく第5の分割位置を選択する第2選択手段、
前記第2選択手段により選択された前記第5の分割位置に関する分割位置候補情報と、当該第5の分割位置の適否をユーザーが指定するための分割適否指定欄と、前記ユーザーが分割を指示するための再分割指示欄と、を含む第3分割情報を生成する第3分割情報生成手段、
として、前記コンピュータをさらに機能させ、
前記出力手段は、前記第3分割情報生成手段により生成した第3分割情報を出力させ、 前記分割手段は、前記出力手段により出力された第3分割情報に含まれる分割適否指定欄に前記ユーザーにより指定された前記第5の分割位置の適否に関する情報と、当該第3分割情報に含まれる分割指示欄に前記ユーザーにより指示された指示結果と、に基づく第6の分割位置に応じて、前記文書画像を分割する
請求項4記載の文書画像処理プログラム。
【請求項6】
複数枚の原稿を含む文書を読み取った文書画像に対する第1の分割位置を、当該複数枚の原稿の画像の各々と予め定めた基準画像との一致の度合いを示す評価値に基づいて選択する第3選択手段、
として、前記コンピュータをさらに機能させ、
前記第1選択手段は、前記第1の分割位置と前記評価値とに基づいて前記第3の分割位置を選択する
請求項3記載の文書画像処理プログラム。
【請求項7】
複数枚の原稿を含む文書を読み取った文書画像に対する第1の分割位置を、当該複数枚の原稿の画像の各々と予め定めた基準画像との一致の度合いを示す評価値に基づいて選択する第4選択手段、
として、前記コンピュータをさらに機能させ、
前記第2選択手段は、前記第1の分割位置と前記評価値とに基づいて前記第5の分割位置を選択する
請求項5記載の文書画像処理プログラム。
【請求項8】
複数枚の原稿を含む文書を読み取った文書画像に対する第1の分割位置を示す分割位置情報と、当該第1の分割位置の適否をユーザーが指定するための分割適否指定欄と、を含む第1分割情報を生成する第1分割情報生成手段と、
前記第1分割情報生成手段により生成した第1分割情報を出力させる出力手段と、
前記前記出力手段により出力された第1分割情報に含まれる分割適否指定欄に前記ユーザーにより指定された前記第1の分割位置の適否に関する情報に基づく第2の分割位置に応じて、前記文書画像を分割する分割手段と、
を含む文書画像処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【公開番号】特開2010−211765(P2010−211765A)
【公開日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−60071(P2009−60071)
【出願日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】