説明

文書表示制御装置、文書表示制御プログラム及び記録媒体

【課題】本発明は、文書管理サーバの文書の分割表示制御を行う文書表示制御装置、文書表示制御プログラム及び記録媒体に関する。
【解決手段】文書表示システム1は、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASが、ネットワークNWを介したクライアント端末CL1〜CLnからの要求に応じて、複数の文書を管理する文書管理サーバ・WebサーバBS上の該文書をクライアント端末CL1〜CLnのブラウザ上に表示させる際に、クライアント端末CL1〜CLnから文書管理サーバ・WebサーバBS上の複数の文書が表示対象文書として指定されると、1つのブラウザの表示領域を分割して該表示対象文書を分割表示させる。したがって、容易かつ効率的に複数の文書を切り替えることができ、複数の文書を効率的に確認することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、文書表示制御装置、文書表示制御プログラム及び記録媒体に関し、詳細には、文書管理サーバ等の複数文書の表示制御を行う文書表示制御装置、文書表示制御プログラム及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、Webを介して各種情報を取得することが一般的に行われるようになってきており、また、この情報の表示に画面を2画面に分割して表示する分割表示が行われるようになってきている(特許文献1参照)。
【0003】
そして、従来、文書管理サーバ等の登録文書をWebブラウザを利用して表示させる場合、一覧表示用のブラウザを用いて、該文書管理サーバに保管されている登録文書の一覧等を表示させ、該一覧表示から選択した文書の内容を他のブラウザを起動させて表示させることで、文書内容を確認することが一般的に行われている(特許文献2参照)。
【0004】
また、文書管理サーバに登録されている複数の登録文書の内容を確認する場合には、一覧表示用のブラウザで別々に文書の指定を行って、文書の指定が行われる毎にブラウザを起動させて該指定の文書の内容を表示させることで、複数の文書毎に別々のブラウザを起動させて別々の画面上でそれぞれの文書を表示させている。
【0005】
【特許文献1】特開2005−190443号公報
【特許文献2】特開2005−70978号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来技術にあっては、複数の登録文書の内容を確認する場合は、複数のブラウザを起動させて別々の画面上で文書を表示させているため、複数のブラウザを起動させる動作性能を必要とするとともに、複数のブラウザを切り替えて文書内容を確認する必要があり、利用効率が悪く、改良の必要があった。
【0007】
そこで、本発明は、高い動作性能を必要とすることなく、複数の文書を効率的に確認することのできる文書表示制御装置、文書表示制御プログラム及び記録媒体を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の発明の文書表示制御装置は、ネットワークを介した端末からの要求に応じて、複数の文書を管理する文書管理サーバ上の該文書を該端末のブラウザ上に表示させる文書表示制御装置において、前記端末から前記文書管理サーバ上の複数の文書が表示対象文書として指定されると、1つの前記ブラウザの表示領域を分割して該表示対象文書を分割表示させることにより、上記目的を達成している。
【0009】
この場合、例えば、請求項2に記載するように、前記文書表示制御装置は、前記1つのブラウザ上に分割表示させる最大表示文書数を設定する最大表示文書数設定手段を備え、前記1つのブラウザ上に分割表示させる文書数を、該最大表示文書数設定手段で設定された該最大表示文書数に制限してもよい。
【0010】
また、請求項1または請求項2の場合、例えば、請求項3に記載するように、前記文書表示制御装置は、前記1つのブラウザ上に分割表示させる前記文書のレイアウトを設定するレイアウト設定手段を備え、前記表示対象文書を、該レイアウト設定手段で設定されたレイアウトで前記ブラウザ上に分割表示させてもよい。
【0011】
さらに、請求項1から請求項3の場合、例えば、請求項4に記載するように、前記文書表示制御装置は、前記1つのブラウザ上に分割表示させる前記文書の分割表示におけるソートの有無及び/またはソートキーを設定するソート設定手段を備え、前記表示対象文書を、該ソート設定手段で設定されたソート有無及び/またはソートキーに基づいてソート制御して前記ブラウザ上に分割表示させてもよい。
【0012】
請求項5記載の発明の文書表示制御装置は、ネットワークを介した端末からの要求に応じて、複数の文書と該文書に関連付けられた関連文書を管理する文書管理サーバ上の該文書を該端末のブラウザ上に表示させる文書表示制御装置において、前記端末から前記文書管理サーバ上の文書が表示対象文書として指定されると、1つの前記ブラウザの表示領域を分割して、該表示対象文書と該表示対象文書の前記関連文書を分割表示させることにより、上記目的を達成している。
【0013】
請求項5の場合、例えば、請求項6に記載するように、前記文書表示制御装置は、前記1つのブラウザ上に分割表示させる前記関連文書の最大表示文書数を設定する関連文書最大表示文書数設定手段を備え、前記分割表示させる前記関連文書の最大文書数を、該関連文書最大表示文書数設定手段で設定された該関連文書最大表示文書数に制限してもよい。
【0014】
また、請求項5または請求項6の場合、例えば、請求項7に記載するように、前記文書表示制御装置は、前記1つのブラウザ上に分割表示させる前記関連文書のレイアウトを設定する関連文書レイアウト設定手段を備え、前記関連文書を、該関連文書レイアウト設定手段で設定された該関連文書レイアウトで前記ブラウザ上に分割表示させてもよい。
【0015】
さらに、請求項5から請求項7の場合、例えば、請求項8に記載するように、前記文書表示制御装置は、前記1つのブラウザ上への前記関連文書の分割表示の有無を設定する関連文書表示有無設定手段を備え、該関連文書表示有無設定手段で設定された関連文書表示有無に基づいて前記表示対象文書の関連文書の分割表示を行うか否か制御してもよい。
【0016】
請求項5から請求項8の場合、例えば、請求項9に記載するように、前記文書表示制御装置は、前記1つのブラウザ上に分割表示する前記関連文書の種類を設定する関連文書種類設定手段を備え、前記関連文書の分割表示において、該関連文書種類設定手段で設定された種類の関連文書を表示させてもよい。
【0017】
請求項10記載の発明の文書表示制御装置は、ネットワークを介した端末からの要求に応じて、複数の文書と該文書の編集履歴にかかる旧版文書を管理する文書管理サーバ上の該文書を該端末のブラウザ上に表示させる文書表示制御装置において、前記端末から前記文書管理サーバ上の文書が表示対象文書として指定されると、1つのブラウザの表示領域を分割して、該表示対象文書と該表示対象文書の前記旧版文書を分割表示させることにより、上記目的を達成している。
【0018】
請求項10の場合、例えば、請求項11に記載するように、前記文書表示制御装置は、前記1つのブラウザ上に分割表示させる前記旧版文書の最大表示文書数を設定する旧版文書最大表示文書数設定手段を備え、前記分割表示させる前記旧版文書の最大文書数を、該旧版文書最大表示文書数設定手段で設定された該旧版文書最大表示文書数に制限してもよい。
【0019】
また、請求項10または請求項11の場合、例えば、請求項12に記載するように、前記文書表示制御装置は、前記1つのブラウザ上に分割表示させる前記旧版文書のレイアウトを設定する旧版文書レイアウト設定手段を備え、前記旧版文書を、該旧版文書レイアウト設定手段で設定された旧版文書レイアウトで前記ブラウザ上に分割表示させてもよい。
【0020】
さらに、請求項10から請求項12の場合、例えば、請求項13に記載するように、前記文書表示制御装置は、前記1つのブラウザ上への前記旧版文書の分割表示の有無を設定する旧版文書表示有無設定手段を備え、該旧版文書表示有無設定手段で設定された旧版文書表示有無に基づいて前記表示対象文書の旧版文書の前記分割表示を行うか否かを制御してもよい。
【0021】
また、請求項2から請求項4、請求項6から請求項9または請求項11から請求項13の場合、例えば、請求項14に記載するように、前記最大表示文書数設定手段、前記レイアウト設定手段、前記ソート設定手段、前記関連文書最大表示文書数設定手段、前記関連文書レイアウト設定手段、前記関連文書表示有無設定手段、前記関連文書種類設定手段、前記旧版文書最大表示文書数設定手段、前記旧版文書レイアウト設定手段または前記旧版文書表示有無設定手段は、前記端末からの設定操作に応じて、前記最大表示文書数の設定、前記文書のレイアウトの設定、前記文書のソートの有無及び/またはソートキーの設定、前記関連文書の最大表示文書数の設定、前記関連文書のレイアウトの設定、前記関連文書の分割表示の有無、前記関連文書の種類の設定、前記旧版文書の最大表示文書数の設定、前記旧版文書のレイアウトの設定または前記旧版文書の分割表示の有無の設定を、該端末毎または/及び該端末のユーザ毎に行ってもよい。
【0022】
請求項15記載の発明の文書表示制御プログラムは、コンピュータに請求項1から請求項14のいずれかに記載の文書表示制御装置として機能させることにより、上記目的を達成している。
【0023】
請求項16記載の発明の記録媒体は、請求項15記載の文書表示制御プログラムを記録したことにより、上記目的を達成している。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、ネットワークを介した端末からの要求に応じて、複数の文書を管理する文書管理サーバ上の該文書を該端末のブラウザ上に表示させる際に、端末から文書管理サーバ上の複数の文書が表示対象文書として指定されると、1つのブラウザの表示領域を分割して該表示対象文書を分割表示させているので、高い動作性能を必要とすることなく、画面の有効利用を図りつつ、容易かつ効率的に複数の文書を切り替えることができ、複数の文書を効率的に確認することができる。
【0025】
また、本発明によれば、文書管理サーバ上に端末から表示対象文書として指定された文書に関連付けられた関連文書があると、1つのブラウザの表示領域を分割して、該表示対象文書と該表示対象文書の関連文書を分割表示させているので、高い動作性能を必要とすることなく、画面の有効利用を図りつつ、容易かつ効率的に文書と関連文書を切り替えることができ、文書と関連文書を効率的に確認することができる。
【0026】
さらに、本発明によれば、文書管理サーバ上に端末から表示対象文書として指定された文書に該文書の編集履歴にかかる旧版文書があると、1つのブラウザの表示領域を分割して、該表示対象文書と該表示対象文書の旧版文書を分割表示させているので、高い動作性能を必要とすることなく、画面の有効利用を図りつつ、容易かつ効率的に文書と旧版文書を切り替えることができ、文書と旧版文書を効率的に確認することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【実施例1】
【0028】
図1〜図17は、本発明の文書表示制御装置、文書表示制御プログラム及び記録媒体の第1実施例を示す図であり、図1は、本発明の文書表示制御装置、文書表示制御プログラム及び記録媒体の第1実施例を適用した文書表示システム1のシステム構成図である。
【0029】
図1において、文書表示システム1は、インターネットやLAN(Local Area Network)等のネットワークNW上に、Webアプリケーションサーバ・WebサーバAS、文書管理サーバ・WebサーバBS及び複数のクライアント端末CL1〜CLnが接続されている。
【0030】
クライアント端末(端末)CL1〜CLnは、文書表示システム1のユーザが直接利用するパーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital(Data) Assistants)、携帯電話等の通信機能、表示部に情報を表示する表示機能及び入力部を有し、それぞれWebブラウザを搭載している。クライアント端末CL1〜CLnは、Webブラウザによって、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASに接続して、文書管理サーバ・WebサーバBSの管理する文書を、その入力部の操作で選択して、その表示部に表示する端末である。
【0031】
文書管理サーバ・Webサーバ(文書管理サーバ)BSは、複数の文書データが登録されており、該文書データの登録、検索及び更新等の文書管理機能を提供するWebサービスを実装するコンピュータである。
【0032】
Webアプリケーションサーバ・Webサーバ(文書表示制御装置)ASは、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit )10、表示部11、記憶部12、システムメモリ13、画像メモリ14、入力部15、Web文書管理制御部16、Web UI 制御部17及びWebサーバ20等を備えており、クライアント端末CL1〜CLnからの要求を受けて文書管理サーバ・WebサーバBSの処理に橋渡しを行う。
【0033】
Webサーバ20は、ネットワークNWを介してクライアント端末CL1〜CLn及び文書管理サーバ・WebサーバBSと通信し、文書管理サーバ・WebサーバBSの提供する文書管理機能をWebアプリケーションサーバ・WebサーバASの提供する文書表示制御機能によって制御して提供する。
【0034】
記憶部12は、ハードディスク等の大容量記憶装置が用いられ、Webアプリケーションサーバとしての基本プログラムや後述する本発明の文書表示制御処理を実行する文書表示制御プログラム、登録文書のコンテンツや属性等の必要なデータ等を格納する。
【0035】
CPU10は、記憶部12からシステムメモリ13にロードしたプログラムに基づいてシステムメモリ13をワークメモリとして利用して、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASの各部を制御する。
【0036】
システムメモリ13は、記憶部12のプログラムをロードするメモリや各種処理を行う際のワークメモリとして利用される。
【0037】
表示部11は、液晶ディスプレイ等が用いられ、CPU10の制御下で、文書管理サーバ・WebサーバBSから読み取った画像やその他の各種情報を表示する。
【0038】
画像メモリ14は、ハードディスク等で構成され、CPU10の制御下で、文書管理サーバ・WebサーバBSから読み取った文書データやその他の各種画像データ等を格納する。
【0039】
入力部15は、キーボード、タッチパネル、マウス等のポインティングデバイス、音声入力デバイス等であり、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASを動作させるのに必要な各種操作及び後述する文書表示制御処理での各種情報の入力が行われる。
【0040】
Web文書管理制御部16は、Web文書管理機能の全般を制御し、特に、後述する文書表示制御処理を実行する。
【0041】
Web UI 制御部17は、モデム、ルータ等の機能を有し、ネットワークNWへの接続制御を行う。
【0042】
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の文書表示システム1は、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASが、クライアント端末CL1〜CLnから選択された文書管理サーバ・WebサーバBSの複数の文書を1つのブラウザ内に表示する。
【0043】
すなわち、クライアント端末CL1〜CLnは、WebブラウザからネットワークNWを介してWebアプリケーションサーバ・WebサーバASに接続し、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASを介して文書管理サーバ・WebサーバBSに接続して、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASを介して文書管理サーバ・WebサーバBSの提供する文書サービスを利用する。
【0044】
Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、クライアント端末CL1〜CLnから文書管理サーバ・WebサーバBSの利用要求があると、図3に示す文書表示制御処理を実行する。すなわち、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、クライアント端末CL1〜CLnから文書管理サーバ・WebサーバBSの利用要求があると、Web文書管理制御部16が文書管理サーバ・WebサーバBSに登録されている文書リストを取得して、Web UI 制御部17がクライアント端末CL1〜CLnのブラウザに、例えば、図4に示すような表示文書選択リスト画面G1を表示させ、該表示文書選択リスト画面G1で、表示対象の文書(文書数)が選択されたかチェックする(ステップS101)。なお、図4の表示文書選択リスト画面G1では、4つの文書がリスト表示されており、左端の四角にチェックを入れて、黒塗りの四角とすることで文書選択することができ、図4では、「文書管理システム」と「文書規約」の2つの文書が選択されている状態を示している。
【0045】
Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、文書の選択が完了すると、選択文書数分の文書(文書情報)を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得する(ステップS102)。図4の表示文書選択リスト画面G1の場合、「文書管理システム」と「文書規約」の2つの文書が選択されていると認識して、文書管理サーバ・WebサーバBSから該2つの文書情報を取得する。
【0046】
Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、該取得した文書情報をリスト化して(ステップS103)、別ウィンドウで起動させる1つの文書ビューア(ブラウザ)に文書情報をパラメータとして設定し、例えば、図5に示すように、1つのブラウザでウィンドウを選択文書数分(図5では、2つの文書)に分割した状態で選択文書数分の文書を表示させて処理を終了する(ステップS104)。なお、図5は、上記「文書管理システム」と「文書規約」の2つの文書の表示を行っている状態を示している。
【0047】
このように、本実施例の文書表示システム1は、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASが、ネットワークNWを介したクライアント端末CL1〜CLnからの要求に応じて、複数の文書を管理する文書管理サーバ・WebサーバBS上の該文書をクライアント端末CL1〜CLnのブラウザ上に表示させる際に、クライアント端末CL1〜CLnから文書管理サーバ・WebサーバBS上の複数の文書が表示対象文書として指定されると、1つのブラウザの表示領域を分割して該表示対象文書を分割表示させている。
【0048】
したがって、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASに高い動作性能を必要とすることなく、1つのブラウザに複数の文書を分割表示して、容易かつ効率的に複数の文書を切り替えることができ、複数の文書を効率的に確認することができる。また、1つのブラウザ上に複数の文書を表示しているため、複数のブラウザを起動する場合に比較して、ウインドウヘッダーやブラウザヘッダー等が1つ分になり、表示領域を広くすることができ、利用性を向上させることができる。
【0049】
なお、1つのブラウザで複数文書を分割表示させる場合、予め最大表示文書数を設定してもよい。
【0050】
この場合、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、例えば、記憶部12等に格納されている文書表示制御処理で用いる文書表示設定データに、最大表示文書数の項目を設定して、Web文書管理制御部16が、図6に示す最大表示文書数設定処理を実行して、該最大表示文書数をクライアント端末CL1〜CLnのユーザが任意に設定可能とする。
【0051】
Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、図6に示すように、クライアント端末CL1〜CLnから表示設定モードの最大表示文書数設定モードが選択されると、Web文書管理制御部16が、Web UI 制御部17を介して、例えば、図7に示すような最大表示文書数設定画面G2をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに表示し(ステップS201)、最大表示文書数設定画面G2で、1つのブラウザで表示する最大表示文書数が設定されると(ステップS202)、該設定された最大表示文書数を記憶部12等に文書表示設定データの最大表示文書数として保存して処理を終了する(ステップS203)。したがって、Web文書管理制御部16及びWeb UI 制御部17は、全体として、1つのブラウザ上に分割表示させる最大表示文書数を設定する最大表示文書数設定手段として機能している。
【0052】
なお、図7は、最大表示文書数として、「3」が設定されている場合の最大表示文書数設定画面G2を示しており、該最大表示文書数設定画面G2の下方のXML(Extensible Markup Language)は、最大表示文書数の設定において、ブラウザの左ペイン(分割表示領域)の表示モードも項目として、最大表示数を「3」が設定されていることを示している。なお、図7において、「displayType」は、文書表示モードの詳細設定モードとしての最大表示文書数設定モードを示し、「maxDisplayDocNum」は、最大表示文書数であり、「3」が設定されていることを示している。
【0053】
このようにして最大表示文書数が設定されると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、図8に示すような最大表示文書数までを分割表示する文書表示制御処理を実行する。
【0054】
すなわち、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、クライアント端末CL1〜CLnから文書管理サーバ・WebサーバBSの利用要求があると、図4に示したような表示文書選択リスト画面G1をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに表示させて、表示対象の文書(文書数)が選択されたかチェックし(ステップS301)、文書(文書数)の選択が完了すると、上記予め設定されている最大表示文書数を記憶部12等から取得して(ステップS302)、選択された文書数が最大表示文書数を超えているかチェックする(ステップS303)。
【0055】
ステップS303で、選択された文書数が最大表示文書数を超えていると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、文書数がオーバーである旨のアラート表示をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに行って(ステップS304)、ステップS301に戻って、表示文書選択リスト画面G1をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに表示させて文書数の選択が行われたかのチェックから上記同様に処理する(ステップS301〜S304)。
【0056】
ステップS303で、選択された文書数が最大表示文書数以下であると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、選択された表示対象文書数分の文書情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得し(ステップS305)、該取得した文書情報をリスト化して(ステップS306)、別ウィンドウで起動させる1つの文書ビューア(ブラウザ)に文書情報をパラメータとして設定し、1つのブラウザでウィンドウを選択された表示対象文書数分に分割した状態で該選択された表示対象文書を表示させて処理を終了する(ステップS307)。
【0057】
このようにクライアント端末CL1〜CLnのユーザの利用形態や利用環境及び見やすさ等に応じて分割表示する最大文書数を設定することで、文書の見やすさを向上させることができ、より一層利用性を向上させることができる。
【0058】
また、1つのブラウザで複数文書を分割表示させる場合、予めレイアウトを設定してもよい。
【0059】
この場合、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、例えば、記憶部12等に格納されている文書表示制御処理で用いる文書表示設定データに、レイアウトの項目を設定して、Web文書管理制御部16が、図9に示すレイアウト設定処理を実行して、レイアウトをクライアント端末CL1〜CLnのユーザが任意に設定可能とする。なお、図9では、予め作成されたレイアウトフォーマットから選択する場合の処理を示している。
【0060】
Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、図9に示すように、クライアント端末CL1〜CLnから表示設定モードのレイアウト設定モードが選択されると、Web文書管理制御部16が、Web UI 制御部17を介して、例えば、図10に示すようなレイアウト設定画面G3をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに表示し(ステップS401)、レイアウト設定画面G3で、分割表示する場合のレイアウトが選択設定されると(ステップS402)、該選択設定されたレイアウトのレイアウト情報を記憶部12等に文書表示設定データのレイアウト情報として保存して処理を終了する(ステップS403)。したがって、Web文書管理制御部16及びWeb UI 制御部17は、全体として、1つのブラウザ上に分割表示させる前記文書のレイアウトを設定するレイアウト設定手段として機能している。
【0061】
なお、図10は、縦等分割、縦変分割、横等分割及び横変分割の4種類の分割レイアウトの中から分割表示する際の文書のレイアウトを選択するレイアウト設定画面G3を示しており、図10のレイアウト設定画面G3の下方のXMLは、「layout」が、レイアウト設定を示し、「vertical-original」が、「縦変分割」が選択設定されていることを示している。
【0062】
このようにしてレイアウトが設定されると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、図11に示すような予め設定されたレイアウトで文書を分割表示する文書表示制御処理を実行する。なお、図11は、最大文書数の設定とレイアウトの設定が行われている場合の表示制御処理を示している。
【0063】
すなわち、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、クライアント端末CL1〜CLnから文書管理サーバ・WebサーバBSの利用要求があると、図4に示したような表示文書選択リスト画面G1をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに表示させて、表示対象の文書(文書数)が選択されたかチェックし(ステップS501)、文書(文書数)の選択が完了すると、上記予め設定されている最大表示文書数を記憶部12等から取得して(ステップS502)、選択された文書数が最大表示文書数を超えているかチェックする(ステップS503)。
【0064】
ステップS503で、選択された文書数が最大表示文書数を超えていると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、文書数がオーバーである旨のアラート表示をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに行って(ステップS504)、ステップS301に戻って、表示文書選択リスト画面G1をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに表示させて文書数の選択が行われたかのチェックから上記同様に処理する(ステップS501〜S504)。
【0065】
ステップS503で、選択された文書数が最大表示文書数以下であると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、選択された文書数分の文書情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得し(ステップS505)、該取得した文書情報をリスト化して(ステップS506)、上記予め設定されているレイアウト情報を記憶部12等から取得する(ステップS507)。
【0066】
Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、レイアウト情報を取得すると、別ウィンドウで起動させる1つの文書ビューア(ブラウザ)に文書情報をパラメータとして設定し、1つのブラウザでウィンドウを選択された文書数分に分割するとともに、該取得したレイアウト情報に基づいたレイアウトで、該選択された文書数分の文書を表示させて処理を終了する(ステップS508)。
【0067】
このようにクライアント端末CL1〜CLnのユーザの利用形態や利用環境及び好み等に応じて分割表示する文書のレイアウトを設定することで、文書の見やすさを向上させることができ、より一層利用性を向上させることができる。
【0068】
さらに、1つのブラウザで複数文書を分割表示させる場合、予めソート表示を行うか否か設定して、該設定に応じた分割表示を行ってもよい。
【0069】
この場合、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、例えば、記憶部12等に格納されている文書表示制御処理で用いる文書表示設定データに、ソート表示有無の項目を設定して、Web文書管理制御部16が、図12に示すソート有無設定処理を実行して、ソート有無をクライアント端末CL1〜CLnのユーザが任意に設定可能とする。
【0070】
Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、図12に示すように、クライアント端末CL1〜CLnから表示設定モードのソート有無設定モードが選択されると、Web文書管理制御部16が、Web UI 制御部17を介して、例えば、図13に示すようなソート有無設定画面G4をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに表示し(ステップS601)、ソート有無設定画面G4で、分割表示する場合のソート有無が選択設定されると(ステップS602)、該選択設定されたソート有無情報を記憶部12等に文書表示設定データのソート有無情報として保存して処理を終了する(ステップS603)。したがって、Web文書管理制御部16及びWeb UI 制御部17は、全体として、1つのブラウザ上に分割表示させる文書の分割表示におけるソートの有無を設定するソート設定手段として機能している。
【0071】
なお、図13は、ソートキーとして文書番号を用いた表示順ソートを行う場合に、表示順ソートを行うか否かを選択するソート有無設定画面G4を示しており、図13のソート有無設定画面G4の下方のXMLは、「true」が、ソート有りに設定することを示し、「false」が、ソート無しに設定することを示していて、図13の場合、ソート有りに設定されている状態を示している。
【0072】
このようにしてソート有無設定でソート有無が設定されると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、図14に示すような表示順ソートの有無の制御を行って分割表示する文書表示制御処理を実行する。なお、図14は、最大文書数の設定とレイアウトの設定及びソート有無の設定が行われている場合の表示制御処理を示している。
【0073】
すなわち、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、クライアント端末CL1〜CLnから文書管理サーバ・WebサーバBSの利用要求があると、図4に示したような表示文書選択リスト画面G1をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに表示させて、表示対象の文書(文書数)が選択されたかチェックし(ステップS701)、文書(文書数)の選択が完了すると、上記予め設定されている最大表示文書数を記憶部12等から取得して(ステップS702)、選択された文書数が最大表示文書数を超えているかチェックする(ステップS703)。
【0074】
ステップS703で、選択された文書数が最大表示文書数を超えていると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、文書数がオーバーである旨のアラート表示をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに行って(ステップS704)、ステップS301に戻って、表示文書選択リスト画面G1をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに表示させて文書数の選択が行われたかのチェックから上記同様に処理する(ステップS701〜S704)。
【0075】
ステップS703で、選択された文書数が最大表示文書数以下であると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、選択された文書数分の文書情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得し(ステップS705)、該取得した文書情報をリスト化して(ステップS706)、上記予め設定されているレイアウト情報とソート情報(ソート有無とソートキーとしての文書番号)を記憶部12等から取得する(ステップS707)。
【0076】
Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、レイアウト情報とソート情報を取得すると、別ウィンドウで起動させる1つの文書ビューア(ブラウザ)に文書情報をパラメータとして設定し、1つのブラウザでウィンドウを選択された文書数分に分割するとともに、該取得したレイアウト情報に基づいたレイアウトで、かつ、該ソート情報のソートキーとしての文書番号に基づいて該選択された文書をソートして、該選択された文書数分の文書を分割表示させて処理を終了する(ステップS708)。
【0077】
このようにクライアント端末CL1〜CLnの利用形態や利用環境及び利用目的等に応じて分割表示する文書のソートの有無を必要に応じて設定することで、文書の見やすさを向上させることができ、より一層利用性を向上させることができる。
【0078】
また、1つのブラウザで複数文書を分割表示させる場合、予め表示順ソートの種類を選択設定して、該設定に応じた分割表示を行ってもよい。
【0079】
この場合、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、例えば、記憶部12等に格納されている文書表示制御処理で用いる文書表示設定データに、ソートキーの項目を設定して、Web文書管理制御部16が、図15に示すソートキー選択設定処理を実行して、ソートキーをクライアント端末CL1〜CLnのユーザが任意に設定可能とする。
【0080】
Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、図15に示すように、クライアント端末CL1〜CLnから表示設定モードのソートキー選択設定モードが選択されると、Web文書管理制御部16が、Web UI 制御部17を介して、例えば、図16に示すようなソートキー選択画面G5をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに表示し(ステップS801)、ソートキー選択画面G5で、分割表示する場合のソートキーが選択設定されると(ステップS802)、該選択設定されたソートキー情報を記憶部12等に文書表示設定データのソートキー情報として保存して処理を終了する(ステップS803)。したがって、Web文書管理制御部16及びWeb UI 制御部17は、全体として、1つのブラウザ上に分割表示させる前記文書の分割表示におけるソートキーを設定するソート設定手段として機能している。
【0081】
なお、図16は、文書番号、文書名、更新日及びサイズ(文書サイズ)の4つのソートキーから表示順ソートで使用するソートキーを選択する場合のソートキー選択画面G5を示しており、図16のソートキー選択画面G5の下方のXMLは、ソートキーとして、文書名が選択されていることを示している。
【0082】
このようにしてソートキー選択処理でソートキーが選択設定されると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、図17に示すような該選択されたソートキーを用いた表示順ソートを行って分割表示する文書表示制御処理を実行する。なお、図17は、最大文書数の設定とレイアウトの設定及びソートキーの設定が行われている場合の表示制御処理を示している。
【0083】
すなわち、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、クライアント端末CL1〜CLnから文書管理サーバ・WebサーバBSの利用要求があると、図4に示したような表示文書選択リスト画面G1をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに表示させて、表示対象の文書(文書数)が選択されたかチェックし(ステップS901)、文書(文書数)の選択が完了すると、上記予め設定されている最大表示文書数を記憶部12等から取得して(ステップS902)、選択された文書数が最大表示文書数を超えているかチェックする(ステップS903)。
【0084】
ステップS903で、選択された文書数が最大表示文書数を超えていると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、文書数がオーバーである旨のアラート表示をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに行って(ステップS904)、ステップS301に戻って、表示文書選択リスト画面G1をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに表示させて文書数の選択が行われたかのチェックから上記同様に処理する(ステップS901〜S904)。
【0085】
ステップS903で、選択された文書数が最大表示文書数以下であると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、選択された文書数分の文書情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得し(ステップS905)、該取得した文書情報をリスト化して(ステップS906)、上記予め設定されているレイアウト情報とソートキー情報(図16の場合、文書名)を記憶部12等から取得する(ステップS907)。
【0086】
Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、レイアウト情報とソートキー情報を取得すると、別ウィンドウで起動させる1つの文書ビューア(ブラウザ)に文書情報をパラメータとして設定し、1つのブラウザでウィンドウを選択された文書数分に分割するとともに、該取得したレイアウト情報に基づいたレイアウトで、かつ、該ソートキー情報(例えば、文書名)に基づいて該選択された文書をソートして、該選択された文書数分の文書を分割表示させて処理を終了する(ステップS708)。
【0087】
このようにクライアント端末CL1〜CLnの利用形態や利用環境及び利用目的等に応じて分割表示する文書をソートする際のソートキーを適宜設定することで、文書の見やすさを向上させることができ、より一層利用性を向上させることができる。
【0088】
なお、本実施例において、複数文書を1つのブラウザに分割して表示させるかどうかをクライアント端末CL1〜CLnから設定できるようにしてもよい。
【0089】
このようにすると、クライアント端末CL1〜CLnのユーザの利用環境や利用目的等に応じて、分割表示を行うか否か制御することができ、より一層利用性を向上させることができる。
【0090】
この分割表示を行うか否かの設定は、新たに分割表示の有無の設定モードを設けて設定するようにしてもよいし、上記最大表示文書数設定処理で最大表示文書数が「1」に設定されたときに、分割表示を行わないようにしてもよい。
【実施例2】
【0091】
図18〜図32は、本発明の文書表示制御装置、文書表示制御プログラム及び記録媒体の第2実施例を示す図である。
【0092】
なお、本実施例は、上記第1実施例の文書表示システム1と同様の文書表示システムに適用したものであり、本実施例の説明においては、必要に応じて、上記第1実施例の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
【0093】
本実施例の文書表示システム1は、そのWebアプリケーションサーバ・WebサーバASが、クライアント端末CL1〜CLnから選択された文書管理サーバ・WebサーバBSの文書と該文書の関連文書を1つのブラウザ内に表示する。
【0094】
本実施例の文書表示システム1は、第1実施例と同様に、クライアント端末CL1〜CLnからWebアプリケーションサーバ・WebサーバASに文書管理サーバ・WebサーバBSの利用要求があると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASが、図18に示す文書表示制御処理を実行する。すなわち、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、クライアント端末CL1〜CLnから文書管理サーバ・WebサーバBSの利用要求があると、文書管理サーバ・WebサーバBSに登録されている文書リストを取得して、Web UI 制御部17がクライアント端末CL1〜CLnのブラウザに、例えば、図4に示したような表示文書選択リスト画面G1を表示させ、該表示文書選択リスト画面G1で、表示対象の文書(文書数)が選択されると、該選択された表示対象文書に関連する文書(以下、関連文書という。)の情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得する(ステップS1001)。
【0095】
この関連文書情報は、表示対象文書に対して関連付けられた文書である。すなわち、今日、文書管理においては、ある文書に対して他の文書を関連文書として関連付ける機能があり、このような関連付け機能で関連付けされた文書は、例えば、参照元文書(親文書)や参照先文書(子文書)等が関連文書として関連付けられる。
【0096】
そして、文書管理サーバ・WebサーバBSは、登録されている文書と、該文書に関連付け機能で関連付けた文書(関連文書)があるときには、これらの文書を関連付けた状態で管理しており、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、表示対象文書が選択されると、文書管理サーバ・WebサーバBSから該表示対象文書だけでなく、該表示対象文書に関連付けられている関連文書の情報を取得する。この関連文書情報は、例えば、「文書管理システム」という表示対象文書に対して、「親文書」と「子文書」の2つの関連文書がある場合、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、図19に示すような関連文書情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得する。
【0097】
そして、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、関連文書情報を取得すると、該関連文書数分の文書情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得し(ステップS1002)、取得した文書情報(表示対象文書と関連文書の文書情報)をリスト化して(ステップS1003)、別ウィンドウで起動させる1つの文書ビューア(ブラウザ)に文書情報をパラメータとして設定し、例えば、図20に示すように、1つのブラウザでウィンドウを表示対象文書と関連文書数分(図20では、3つの文書)に分割した状態で選択文書数分の文書を表示させて処理を終了する(ステップS1004)。なお、図20は、表示対象文書である「文書管理システム」の文書と、2つの関連文書である「親文書」と「子文書」の計3つの文書を、表示対象文書の「文書管理システム」を一番上に表示し、順次、「親文書」、「子文書」の順に同時に表示を行っている状態を示している。
【0098】
なお、指定可能な表示対象文書の数は、複数指定可能としてもよいが、利用性を考慮して、1つの文書のみを表示対象文書として設定可能とし、複数の文書が表示対象文書として指定されると、例えば、「複数選択できません」等のアラートメッセージをクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに表示して、再度、1文書のみを表示対象文書として選択させるようにしてもよい。
【0099】
このように、本実施例の文書表示システム1は、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASが、ネットワークNWを介したクライアント端末CL1〜CLnからの要求に応じて、複数の文書を管理する文書管理サーバ・WebサーバBS上の該文書をクライアント端末CL1〜CLnのブラウザ上に表示させる際に、クライアント端末CL1〜CLnから文書管理サーバ・WebサーバBS上の文書が表示対象文書として指定されると、1つのブラウザの表示領域を分割して該表示対象文書と該表示対象文書の関連文書を分割表示させている。
【0100】
したがって、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASに高い動作性能を必要とすることなく、1つのブラウザに文書と該文書の親文書や子文書等の関連文書を分割表示して、容易かつ効率的に文書と関連文書を切り替えることができ、文書と関連文書を効率的に確認することができる。
【0101】
なお、1つのブラウザで表示対象文書と該表示対象文書の関連文書を分割表示させる場合、予め同時に表示させる関連文書の最大文書数(関連文書最大文書数)を設定してもよい。
【0102】
この場合、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、例えば、記憶部12等に格納されている文書表示制御処理で用いる文書表示設定データに、関連文書最大表示文書数の項目を設定して、Web文書管理制御部16が、図21に示す関連文書最大表示文書数設定処理を実行して、該関連文書最大表示文書数をクライアント端末CL1〜CLnのユーザが任意に設定可能とする。
【0103】
Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、図21に示すように、クライアント端末CL1〜CLnから表示設定モードの関連文書最大表示文書数設定モードが選択されると、Web文書管理制御部16が、Web UI 制御部17を介して、例えば、図22に示すような関連文書最大表示文書数設定画面G6をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに表示し(ステップS1011)、関連文書最大表示文書数設定画面G6で、1つのブラウザで表示する関連文書最大表示文書数が設定されると(ステップS1012)、該設定された関連文書最大表示文書数を記憶部12等に文書表示設定データの関連文書最大表示文書数情報として保存して処理を終了する(ステップS1013)。したがって、Web文書管理制御部16及びWeb UI 制御部17は、全体として、1つのブラウザ上に分割表示させる関連文書の最大表示文書数を設定する関連文書最大表示文書数設定手段として機能している。
【0104】
なお、図22は、関連文書最大表示文書数として、「2」が設定されている場合の関連文書最大表示文書数設定画面G6を示しており、該関連文書最大表示文書数設定画面G6の下方のXMLは、「maxRelationDisplayDocNum」が、関連文書最大表示文書数で、「2」が設定されていることを示している。
【0105】
このようにして関連文書最大表示文書数が設定されると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、図23に示すような表示対象文書及び関連文書最大表示文書数までの関連文書を分割表示する文書表示制御処理を実行する。
【0106】
すなわち、文書表示システム1は、クライアント端末CL1〜CLnからWebアプリケーションサーバ・WebサーバASに文書管理サーバ・WebサーバBSの利用要求があると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASが、図23に示す文書表示制御処理を実行する。すなわち、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、クライアント端末CL1〜CLnから文書管理サーバ・WebサーバBSの利用要求があると、文書管理サーバ・WebサーバBSに登録されている文書リストを取得して、Web UI 制御部17がクライアント端末CL1〜CLnのブラウザに、例えば、図4に示したような表示文書選択リスト画面G1を表示させ、該表示文書選択リスト画面G1で、表示対象の文書(文書数)が選択されると、該選択された表示対象文書に関連する文書(以下、関連文書という。)の情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得する(ステップS1021)。
【0107】
Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、予め設定されている関連文書最大表示文書数情報を記憶部12等から取得して(ステップS1022)、関連文書数が関連文書最大表示文書数を超えているかチェックする(ステップS1023)。
【0108】
ステップS1023で、関連文書数が関連文書最大表示文書数を超えていないときには、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、表示対象文書の文書情報と該関連文書数分の該表示対象文書に関連付けられている関連文書の情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得し(ステップS1024)、該取得した文書情報(表示対象文書と関連文書の文書情報)をリスト化する(ステップS1025)。
【0109】
次に、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、別ウィンドウで起動させる1つの文書ビューア(ブラウザ)に文書情報をパラメータとして設定し、例えば、図20に示したように、1つのブラウザでウィンドウを表示対象文書と関連文書数分(図20では、表示対象文書と2つの関連文書の合計3つの文書)に分割した状態で、該文書を分割表示させて処理を終了する(ステップS1026)。
【0110】
ステップS1023で、関連文書数が関連文書最大表示文書数を超えていると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、関連文書数が関連文書最大表示文書数を超えている旨のアラート表示をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに行って(ステップS1027)、表示対象文書の文書情報と関連文書数分の該表示対象文書に関連付けられている関連文書の情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得し(ステップS1024)、該取得した文書情報(表示対象文書と関連文書の文書情報)をリスト化する(ステップS1025)。なお、この場合、表示対象文書の文書情報と関連文書最大表示文書数の関連文書のみの文書情報を取得してもよいし、上述のように、表示対象文書の文書情報と該表示対象文書に関連付けられている全ての関連文書の文書情報を取得して、表示の段階で、関連文書最大表示文書数の関連文書を適宜選択して、表示を行うようにしてもよい。
【0111】
次に、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、別ウィンドウで起動させる1つの文書ビューア(ブラウザ)に表示対象文書の文書情報と関連文書最大表示文書数の関連文書の文書情報をパラメータとして設定し、1つのブラウザでウィンドウを表示対象文書と関連文書最大表示文書数の合計文書数分に分割した状態で文書を表示させて処理を終了する(ステップS1026)。
【0112】
このようにクライアント端末CL1〜CLnのユーザの利用形態や利用環境及び見やすさ等に応じて分割表示する関連文書最大文書数を設定することで、関連文書が複数存在する場合に、関連文書を含む分割表示の文書の見やすさを向上させることができ、より一層利用性を向上させることができる。
【0113】
また、1つのブラウザで表示対象文書と該表示対象文書の関連文書を分割表示させる場合、予め関連文書の表示のレイアウト(関連文書レイアウト)を設定してもよい。
【0114】
この場合、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、例えば、記憶部12等に格納されている文書表示制御処理で用いる文書表示設定データに、関連文書レイアウトの項目を設定して、Web文書管理制御部16が、図24に示す関連文書レイアウト設定処理を実行して、関連文書レイアウトをクライアント端末CL1〜CLnのユーザが任意に設定可能とする。なお、図24では、予め作成された関連文書レイアウトフォーマットから設定したいレイアウトを選択する場合の処理を示している。
【0115】
Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、図24に示すように、クライアント端末CL1〜CLnから表示設定モードの関連文書レイアウト設定モードが選択されると、Web文書管理制御部16が、Web UI 制御部17を介して、例えば、図25に示すような関連文書レイアウト設定画面G7をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに表示し(ステップS1031)、関連文書レイアウト設定画面G7で、分割表示する場合の関連文書レイアウトが選択設定されると(ステップS1032)、該選択設定された関連文書レイアウトを記憶部12等に文書表示設定データの関連文書レイアウト情報として保存して処理を終了する(ステップS1033)。したがって、Web文書管理制御部16及びWeb UI 制御部17は、全体として、1つのブラウザ上に分割表示させる関連文書のレイアウトを設定する関連文書レイアウト設定手段として機能している。
【0116】
なお、図25は、縦等分割、縦変分割、横等分割及び横変分割の4種類の分割レイアウトの中から関連文書のレイアウトを選択する関連文書レイアウト設定画面G7を示しており、図25の関連文書レイアウト設定画面G7の下方のXMLは、「relationLayout」が、関連文書レイアウト設定を示し、「vertical-original」が、縦変分割が選択設定されていることを示している。
【0117】
このようにして関連文書レイアウトが設定されると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、図26に示すような設定された関連文書レイアウトで分割表示する文書表示制御処理を実行する。なお、図26は、関連文書最大表示文書数の設定と関連文書レイアウトの設定が行われている場合の表示制御処理を示している。
【0118】
すなわち、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、クライアント端末CL1〜CLnから文書管理サーバ・WebサーバBSの利用要求があると、文書管理サーバ・WebサーバBSに登録されている文書リストを取得して、Web UI 制御部17がクライアント端末CL1〜CLnのブラウザに、例えば、図4に示したような表示文書選択リスト画面G1を表示させ、該表示文書選択リスト画面G1で、表示対象の文書(文書数)が選択されると、該選択された表示対象文書に関連する関連文書の情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得する(ステップS1041)。
【0119】
Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、予め設定されている関連文書最大表示文書数情報を記憶部12等から取得して(ステップS1042)、関連文書数が関連文書最大表示文書数を超えているかチェックする(ステップS1043)。
【0120】
ステップS1043で、関連文書数が関連文書最大表示文書数を超えていないときには、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、表示対象文書の文書情報と関連文書数分の該表示対象文書に関連付けられている関連文書の情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得し(ステップS1044)、該取得した文書情報(表示対象文書と関連文書の文書情報)をリスト化する(ステップS1045)。
【0121】
次に、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、記憶部12から上記設定されている関連文書レイアウト情報を取得し(ステップS1046)、別ウィンドウで起動させる1つの文書ビューア(ブラウザ)に文書情報をパラメータとして設定して、1つのブラウザでウィンドウを表示対象文書と関連文書数の合計文書数分に分割するとともに、例えば、図25で設定した縦変分割の関連文書レイアウトで、表示対象文書と関連文書を分割表示させて処理を終了する(ステップS1047)。
【0122】
ステップS1043で、関連文書数が関連文書最大表示文書数を超えていると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、関連文書数が関連文書最大表示文書数を超えている旨のアラート表示をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに行って(ステップS1048)、表示対象文書の文書情報と関連文書数分の該表示対象文書に関連付けられている関連文書の情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得し(ステップS1044)、該取得した文書情報(表示対象文書と関連文書の文書情報)をリスト化する(ステップS1045)。なお、この場合、表示対象文書の文書情報と関連文書最大表示文書数の関連文書のみの文書情報を取得してもよいし、上述のように、表示対象文書の文書情報と該表示対象文書に関連付けられている全ての関連文書の文書情報を取得して、表示の段階で、適宜選択された関連文書最大表示文書数の関連文書を表示するようにしてもよい。
【0123】
次に、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、記憶部12から上記設定されている関連文書レイアウト情報を取得し(ステップS1046)、別ウィンドウで起動させる1つの文書ビューア(ブラウザ)に文書情報をパラメータとして設定して、1つのブラウザでウィンドウを表示対象文書と関連文書最大表示文書数の合計文書数分に分割するとともに、関連文書レイアウトで、表示対象文書と関連文書最大表示文書数分の関連文書を分割表示させて処理を終了する(ステップS1047)。
【0124】
このようにクライアント端末CL1〜CLnのユーザの利用形態や利用環境及び好み等に応じて分割表示する関連文書のレイアウトを設定することで、関連文書を含む文書の見やすさを向上させることができ、より一層利用性を向上させることができる。
【0125】
さらに、1つのブラウザで表示対象文書を表示する場合に、該表示対象文書の関連文書を自動的に分割表示させるか否か(関連文書自動表示有無)を設定してもよい。
【0126】
この場合、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、例えば、記憶部12等に格納されている文書表示制御処理で用いる文書表示設定データに、関連文書自動表示有無の項目を設定して、Web文書管理制御部16が、図27に示す関連文書自動表示有無設定処理を実行して、関連文書の自動分割表示の有無をクライアント端末CL1〜CLnのユーザが任意に設定可能とする。
【0127】
Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、図27に示すように、クライアント端末CL1〜CLnから表示設定モードの関連文書自動表示有無設定モードが選択されると、Web文書管理制御部16が、Web UI 制御部17を介して、例えば、図28に示すような関連文書自動表示有無設定画面G8をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに表示し(ステップS1051)、関連文書自動表示有無設定画面G8で、関連文書の自動表示の有無が選択設定されると(ステップS1052)、該選択設定された関連文書自動表示有無設定を記憶部12等に文書表示設定データの関連文書自動表示有無設定情報として保存して処理を終了する(ステップS1053)。したがって、Web文書管理制御部16及びWeb UI 制御部17は、全体として、1つのブラウザ上への関連文書の分割表示の有無を設定する関連文書表示有無設定手段として機能している。
【0128】
なお、図28は、関連文書の自動表示の有無設定を、「自動的に表示する」と「自動的に表示しない」から選択する場合の関連文書自動表示有無設定画面G8を示しており、図16のソートキー選択画面G5の下方のXMLは、「isAutoDisplayRelation」が、関連文書自動表示有無設定を示し、「true」が、自動表示するが選択設定されていることを示している。
【0129】
このようにして関連文書自動表示有無設定処理で関連文書自動表示有無が選択設定されると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、図29に示すような該選択された関連文書自動表示有無設定に応じて文書を表示する文書表示制御処理を実行する。なお、図29は、関連文書最大表示文書数の設定と関連文書レイアウトの設定及び関連文書自動表示有無設定が行われている場合の表示制御処理を示している。
【0130】
すなわち、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、クライアント端末CL1〜CLnから文書管理サーバ・WebサーバBSの利用要求があると、文書管理サーバ・WebサーバBSに登録されている文書リストを取得して、Web UI 制御部17がクライアント端末CL1〜CLnのブラウザに、例えば、図4に示したような表示文書選択リスト画面G1を表示させ、該表示文書選択リスト画面G1で、表示対象の文書(文書数)が選択されると、関連文書自動表示有無設定情報を記憶部12から読み出して、関連文書を自動表示する設定となっているかチェックする(ステップS1061)。
【0131】
ステップS1061で、関連文書を自動表示する設定となっていると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、上記選択された表示対象文書に関連する関連文書の情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得し(ステップS1062)、予め設定されている関連文書最大表示文書数情報を記憶部12等から取得して(ステップS1063)、関連文書数が関連文書最大表示文書数を超えているかチェックする(ステップS1064)。
【0132】
ステップS1064で、関連文書数が関連文書最大表示文書数を超えていないときには、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、表示対象文書の文書情報と関連文書数分の該表示対象文書に関連付けられている関連文書の情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得し(ステップS1065)、該取得した文書情報(表示対象文書と関連文書の文書情報)をリスト化する(ステップS1066)。
【0133】
次に、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、記憶部12から上記設定されている関連文書レイアウト情報を取得し(ステップS1067)、別ウィンドウで起動させる1つの文書ビューア(ブラウザ)に文書情報をパラメータとして設定して、1つのブラウザでウィンドウを表示対象文書と関連文書数の合計文書数分に分割するとともに、関連文書レイアウト情報に基づいた関連文書レイアウトで、表示対象文書と関連文書を分割表示させて処理を終了する(ステップS1068)。
【0134】
ステップS1064で、関連文書数が関連文書最大表示文書数を超えていると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、関連文書数が関連文書最大表示文書数を超えている旨のアラート表示をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに行って(ステップS1069)、表示対象文書の文書情報と関連文書数分の該表示対象文書に関連付けられている関連文書の情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得し(ステップS1065)、該取得した文書情報(表示対象文書と関連文書の文書情報)をリスト化する(ステップS1066)。なお、この場合、表示対象文書の文書情報と関連文書最大表示文書数の関連文書のみの文書情報を取得してもよいし、上述のように、表示対象文書の文書情報と該表示対象文書に関連付けられている全ての関連文書の文書情報を取得して、表示の段階で、適宜選択された関連文書最大表示文書数の関連文書の表示を関連文書レイアウトで行うようにしてもよい。
【0135】
次に、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、記憶部12から上記設定されている関連文書レイアウト情報を取得し(ステップS1067)、別ウィンドウで起動させる1つの文書ビューア(ブラウザ)に文書情報をパラメータとして設定して、1つのブラウザでウィンドウを表示対象文書と関連文書最大表示文書数の合計文書数分に分割するとともに、関連文書レイアウト情報に基づいた関連文書レイアウトで、表示対象文書と関連文書最大表示文書数分の関連文書を分割表示させて処理を終了する(ステップS1068)。
【0136】
ステップS1061で、関連文書を自動表示する設定とはなっていないときには、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、上記取得した表示対象文書の文書情報をパラメータとして設定して、ブラウザ表示させて処理を終了する(ステップS1068)。
【0137】
このようにクライアント端末CL1〜CLnのユーザの利用形態や利用環境等に応じて表示対象文書の他に関連文書を1つのブラウザで分割表示するか否かの設定(関連文書自動表示有無設定)を行うことで、より一層利用性を向上させることができる。
【0138】
また、1つのブラウザで表示対象文書と関連文書を分割表示する場合に、該表示対象文書の関連文書のうち表示させる関連文書の種類を予め選択設定してもよい。
【0139】
この場合、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、例えば、記憶部12等に格納されている文書表示制御処理で用いる文書表示設定データに、関連文書種類選択設定の項目を設定して、Web文書管理制御部16が、図30に示す関連文書種類選択設定処理を実行して、分割表示する関連文書の種類の選択設定をクライアント端末CL1〜CLnのユーザが任意に設定可能とする。
【0140】
Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、図30に示すように、クライアント端末CL1〜CLnから表示設定モードの関連文書種類選択設定モードが選択されると、Web文書管理制御部16が、Web UI 制御部17を介して、例えば、図31に示すような関連文書種類選択設定画面G9をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに表示し(ステップS1071)、関連文書種類選択設定画面G9で、表示させる関連文書の種類が選択設定されると(ステップS1072)、該選択設定された関連文書種類選択設定を記憶部12等に文書表示設定データの関連文書種類選択設定情報として保存して処理を終了する(ステップS1073)。したがって、Web文書管理制御部16及びWeb UI 制御部17は、全体として、1つのブラウザ上に分割表示する関連文書の種類を設定する関連文書種類設定手段として機能している。
【0141】
なお、図31は、関連文書の種類の選択設定を、「親文書」と「子文書」から選択する場合の関連文書種類選択設定画面G9を示しており、図31の関連文書種類選択設定画面G9の下方のXMLは、「RelationMode」が、関連文書種類選択設定を示し、「tail」が、親文書を、「head」が、子文書を示していて、親文書が選択設定されていることを示している。
【0142】
このようにして関連文書種類選択設定処理が行われると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、図32に示すような該選択された関連文書種類選択設定に応じて表示対象文書と関連文書を分割表示する文書表示制御処理を実行する。なお、図32は、関連文書最大表示文書数の設定、関連文書レイアウトの設定、関連文書自動表示有無設定及び関連文書種類選択設定が行われている場合の表示制御処理を示している。
【0143】
すなわち、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、クライアント端末CL1〜CLnから文書管理サーバ・WebサーバBSの利用要求があると、文書管理サーバ・WebサーバBSに登録されている文書リストを取得して、Web UI 制御部17がクライアント端末CL1〜CLnのブラウザに、例えば、図4に示したような表示文書選択リスト画面G1を表示させ、該表示文書選択リスト画面G1で、表示対象の文書(文書数)が選択されると、関連文書自動表示有無設定情報を記憶部12から読み出して、関連文書を自動表示する設定となっているかチェックする(ステップS1081)。
【0144】
ステップS1081で、関連文書を自動表示する設定となっていると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、表示対象文書に関連する関連文書の情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得し(ステップS1082)、関連文書種類選択設定をチェック、すなわち、関連文書種類選択設定処理で指定されている関連文書の種類(例えば、親文書と子文書)をチェックする(ステップS1083)。
【0145】
Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、関連文書種類選択設定をチェックすると、予め設定されている関連文書最大表示文書数情報を記憶部12等から取得して(ステップS1084)、関連文書数が関連文書最大表示文書数を超えているかチェックする(ステップS1065)。
【0146】
ステップS1065で、関連文書数が関連文書最大表示文書数を超えていないときには、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、表示対象文書の文書情報と該表示対象文書の関連文書のうち関連文書種類選択設定処理で選択設定されている種類の関連文書の情報を関連文書数だけ文書管理サーバ・WebサーバBSから取得し(ステップS1086)、該取得した文書情報(表示対象文書と関連文書の文書情報)をリスト化する(ステップS1087)。
【0147】
次に、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、記憶部12から関連文書レイアウト情報を取得し(ステップS1088)、別ウィンドウで起動させる1つの文書ビューア(ブラウザ)に文書情報をパラメータとして設定して、1つのブラウザでウィンドウを表示対象文書と関連文書数の合計文書数分に分割するとともに、関連文書レイアウト情報に基づいた関連文書レイアウトで、該文書を分割表示させて処理を終了する(ステップS1089)。
【0148】
ステップS1085で、関連文書数が関連文書最大表示文書数を超えていると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、関連文書数が関連文書最大表示文書数を超えている旨のアラート表示をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに行って(ステップS1090)、表示対象文書の文書情報と該表示対象文書の関連文書のうち関連文書種類選択設定処理で選択設定されている種類の関連文書の情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得し(ステップS1086)、該取得した文書情報(表示対象文書と関連文書の文書情報)をリスト化する(ステップS1087)。なお、この場合、表示対象文書の文書情報と関連文書最大表示文書数のみの関連文書の文書情報を取得してもよいし、上述のように、表示対象文書の文書情報と該表示対象文書の該種類の全ての関連文書の文書情報を取得して、表示の段階で、適宜選択された関連文書最大表示文書数の関連文書の分割表示するようにしてもよい。
【0149】
次に、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、記憶部12から上記設定されている関連文書レイアウト情報を取得し(ステップS1088)、別ウィンドウで起動させる1つの文書ビューア(ブラウザ)に文書情報をパラメータとして設定して、1つのブラウザでウィンドウを表示対象文書と関連文書最大表示文書数の合計文書数分に分割するとともに、関連文書レイアウト情報に基づいた関連文書レイアウトで、該文書を分割表示させて処理を終了する(ステップS1089)。
【0150】
ステップS1081で、関連文書を自動表示する設定とはなっていないときには、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、上記取得した表示対象文書の文書情報をパラメータとして設定して、ブラウザ表示させて処理を終了する(ステップS1089)。
【0151】
このように1つのブラウザで分割表示する関連文書を、参照元文書(親文書)にするのか参照先文書(子文書)にするのか等をクライアント端末CL1〜CLnのユーザがその利用目的等に応じて適宜選択して設定することで、利用性をより一層向上させることができる。
【実施例3】
【0152】
図33〜図44は、本発明の文書表示制御装置、文書表示制御プログラム及び記録媒体の第3実施例を示す図である。
【0153】
なお、本実施例は、上記第1実施例の文書表示システム1と同様の文書表示システムに適用したものであり、本実施例の説明においては、必要に応じて、上記第1実施例の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
【0154】
本実施例の文書表示システム1は、そのWebアプリケーションサーバ・WebサーバASが、クライアント端末CL1〜CLnから選択された文書管理サーバ・WebサーバBSの文書と該文書の旧版文書を1つのブラウザ内に表示する。
【0155】
本実施例の文書表示システム1は、第1実施例と同様に、クライアント端末CL1〜CLnからWebアプリケーションサーバ・WebサーバASに文書管理サーバ・WebサーバBSの利用要求があると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASが、図33に示すような表示対象文書と該文書の旧版文書を分割表示する文書表示制御処理を実行する。すなわち、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、クライアント端末CL1〜CLnから文書管理サーバ・WebサーバBSの利用要求があると、文書管理サーバ・WebサーバBSに登録されている文書リストを取得して、Web UI 制御部17がクライアント端末CL1〜CLnのブラウザに、例えば、図4に示したような表示文書選択リスト画面G1を表示させ、該表示文書選択リスト画面G1で、表示対象の文書(文書数)が選択されると、該選択された表示対象文書の旧版の文書(以下、旧版文書という。)の情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得する(ステップS1101)。
【0156】
この旧版文書は、表示対象文書に対して実行された過去の編集履歴毎の旧版の文書であり、文書管理サーバ・WebサーバBSは、登録されている文書の旧版文書を旧版1、旧版2等の識別情報を付したり、更新年月日時分等を付与して管理している。
【0157】
Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、表示対象文書が選択されると、文書管理サーバ・WebサーバBSから該表示対象文書だけでなく、該表示対象文書の旧版文書の情報を取得する。この旧版文書情報は、例えば、「文書管理システム」という表示対象文書に対して、「旧版1」と「旧版2」の2つの関連文書がある場合、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、図34に示すような版情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得する。なお、図34は、旧版情報として表示対象文書が版を3つ持っており、1つは、最新版であるので、2つの旧版文書を持っていることを示している。
【0158】
そして、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、旧版情報を取得すると、旧版文書数分の文書情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得し(ステップS1102)、取得した文書情報(表示対象文書と旧版文書の文書情報)をリスト化して(ステップS1103)、別ウィンドウで起動させる1つの文書ビューア(ブラウザ)に文書情報をパラメータとして設定し、例えば、図35に示すように、1つのブラウザでウィンドウを表示対象文書と旧版文書数分(図35では、3つの文書)に分割した状態で文書を表示させて処理を終了する(ステップS1104)。なお、図35は、表示対象文書である「文書管理システム」の文書と、2つの旧版文書である「旧版1」と「旧版2」の計3つの文書を、表示対象文書の「文書管理システム」を一番上に表示し、順次、「旧版1」、「旧版2」の順に同時に分割表示を行っている状態を示している。
【0159】
なお、指定可能な表示対象文書の数は、複数指定可能としてもよいが、利用性を考慮して、1つの文書のみを表示対象文書として設定し、複数の文書が表示対象文書として指定されると、例えば、「複数選択できません」等のアラートメッセージをクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに表示して、再度、1文書のみを表示対象文書として選択させるようにしてもよい。
【0160】
このように、本実施例の文書表示システム1は、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASが、ネットワークNWを介したクライアント端末CL1〜CLnからの要求に応じて、複数の文書を管理する文書管理サーバ・WebサーバBS上の該文書をクライアント端末CL1〜CLnのブラウザ上に表示させる際に、クライアント端末CL1〜CLnから文書管理サーバ・WebサーバBS上の文書が表示対象文書として指定されると、1つのブラウザの表示領域を分割して該表示対象文書と該表示対象文書の編集履歴にかかる旧版文書を分割表示させている。
【0161】
したがって、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASに高い動作性能を必要とすることなく、1つのブラウザに表示対象文書と該文書の旧版文書を分割表示して、容易かつ効率的に文書と旧版文書を切り替えることができ、文書と旧版文書を効率的に確認することができる。
【0162】
なお、1つのブラウザで表示対象文書と該表示対象文書の旧版文書を分割表示させる場合、予め同時に表示させる旧版文書の最大文書数(旧版文書最大文書数)を設定してもよい。
【0163】
この場合、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、例えば、記憶部12等に格納されている文書表示制御処理で用いる文書表示設定データに、旧版文書最大表示文書数の項目を設定して、Web文書管理制御部16が、図36に示す旧版文書最大表示文書数設定処理を実行して、旧版文書最大表示文書数をクライアント端末CL1〜CLnのユーザが任意に設定可能とする。
【0164】
Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、図36に示すように、クライアント端末CL1〜CLnから表示設定モードの旧版文書最大表示文書数設定モードが選択されると、Web文書管理制御部16が、Web UI 制御部17を介して、例えば、図37に示すような旧版文書最大表示文書数設定画面G10をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに表示し(ステップS1111)、旧版文書最大表示文書数設定画面G10で、1つのブラウザで表示する旧版文書最大表示文書数が設定されると(ステップS1112)、該設定された旧版文書最大表示文書数を記憶部12等に文書表示設定データの旧版文書最大表示文書数情報として保存して処理を終了する(ステップS1113)。したがって、Web文書管理制御部16及びWeb UI 制御部17は、全体として、1つのブラウザ上に分割表示させる旧版文書の最大表示文書数を設定する旧版文書最大表示文書数設定手段として機能している。
【0165】
なお、図37は、旧版文書最大表示文書数として、「2」が設定されている場合の旧版文書最大表示文書数設定画面G10を示しており、該旧版文書最大表示文書数設定画面G10の下方のXMLは、「maxDisplayOldVertionNum」が、旧版文書最大表示文書数で、「2」が設定されていることを示している。
【0166】
このようにして旧版文書最大表示文書数が設定されると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、図38に示すような表示対象文書及び旧版文書最大表示文書数までの旧版文書を分割表示する文書表示制御処理を実行する。
【0167】
すなわち、文書表示システム1は、クライアント端末CL1〜CLnからWebアプリケーションサーバ・WebサーバASに文書管理サーバ・WebサーバBSの利用要求があると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASが、図38に示す文書表示制御処理を実行する。すなわち、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、クライアント端末CL1〜CLnから文書管理サーバ・WebサーバBSの利用要求があると、文書管理サーバ・WebサーバBSに登録されている文書リストを取得して、Web UI 制御部17がクライアント端末CL1〜CLnのブラウザに、例えば、図4に示したような表示文書選択リスト画面G1を表示させ、該表示文書選択リスト画面G1で、表示対象の文書(文書数)が選択されると、該選択された表示対象文書の旧版文書の情報(旧版文書数)を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得する(ステップS1121)。
【0168】
次に、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、予め設定されている旧版文書最大表示文書数情報を記憶部12等から取得して(ステップS1122)、旧版文書数が旧版文書最大表示文書数を超えているかチェックする(ステップS1123)。
【0169】
ステップS1123で、旧版文書数が旧版文書最大表示文書数を超えていないときには、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、表示対象文書の文書情報と旧版文書数分の該表示対象文書の旧版文書の情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得し(ステップS1124)、該取得した文書情報(表示対象文書と旧版文書の文書情報)をリスト化する(ステップS1125)。
【0170】
次に、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、別ウィンドウで起動させる1つの文書ビューア(ブラウザ)に文書情報をパラメータとして設定し、例えば、図35に示したように、1つのブラウザでウィンドウを表示対象文書と旧版文書数分(図35では、3つの文書)に分割した状態で、該文書を分割文書を表示させて処理を終了する(ステップS1126)。
【0171】
ステップS1123で、旧版文書数が旧版文書最大表示文書数を超えていると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、旧版文書数が旧版文書最大表示文書数を超えている旨のアラート表示をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに行って(ステップS1127)、表示対象文書の文書情報と該旧版文書数分の旧版文書の情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得し(ステップS1124)、該取得した文書情報(表示対象文書と旧版文書の文書情報)をリスト化する(ステップS1125)。なお、この場合、表示対象文書の文書情報と旧版文書最大表示文書数の旧版文書のみの文書情報を取得してもよいし、上述のように、表示対象文書の文書情報と該表示対象文書の全ての旧版文書の文書情報を取得して、表示の段階で、適宜選択された旧版文書最大表示文書数の旧版文書の表示を行うようにしてもよい。
【0172】
次に、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、別ウィンドウで起動させる1つの文書ビューア(ブラウザ)に表示対象文書の文書情報と旧版文書最大表示文書数の旧版文書の文書情報をパラメータとして設定し、1つのブラウザでウィンドウを表示対象文書と旧版文書最大表示文書数の合計文書数分に分割した状態で文書を表示させて処理を終了する(ステップS1126)。
【0173】
このようにクライアント端末CL1〜CLnのユーザの利用形態や利用環境及び見やすさ等に応じて分割表示する旧版文書最大文書数を設定することで、旧版文書が複数存在する場合に、旧版文書を含む分割表示の文書の見やすさを向上させることができ、より一層利用性を向上させることができる。
【0174】
また、1つのブラウザで表示対象文書と該表示対象文書の旧版文書を分割表示させる場合、予め旧版文書の表示レのレイアウト(旧版文書レイアウト)を設定してもよい。
【0175】
この場合、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、例えば、記憶部12等に格納されている文書表示制御処理で用いる文書表示設定データに、旧版文書レイアウトの項目を設定して、Web文書管理制御部16が、図39に示す旧版文書レイアウト設定処理を実行して、旧版文書レイアウトをクライアント端末CL1〜CLnのユーザが任意に設定可能とする。なお、図39では、予め作成された旧版文書レイアウトフォーマットから選択する場合の処理を示している。
【0176】
Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、図39に示すように、クライアント端末CL1〜CLnから表示設定モードの旧版文書レイアウト設定モードが選択されると、Web文書管理制御部16が、Web UI 制御部17を介して、例えば、図40に示すような旧版文書レイアウト設定画面G11をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに表示し(ステップS1131)、旧版文書レイアウト設定画面G11で、分割表示する場合の旧版文書レイアウトが選択設定されると(ステップS1132)、該選択設定された旧版文書レイアウトを記憶部12等に文書表示設定データの旧版文書レイアウト情報として保存して処理を終了する(ステップS1133)。したがって、Web文書管理制御部16及びWeb UI 制御部17は、全体として、1つのブラウザ上に分割表示させる旧版文書のレイアウトを設定する旧版文書レイアウト設定手段として機能している。
【0177】
なお、図40は、縦等分割、縦変分割、横等分割及び横変分割の4種類の分割レイアウトの中から旧版文書のレイアウトを選択する旧版文書レイアウト設定画面G11を示しており、図40の旧版文書レイアウト設定画面G11の下方のXMLは、「oldVersionLayout」が、旧版文書レイアウト設定を示し、「vertical-original」が、縦変分割が選択設定されていることを示している。
【0178】
このようにして旧版文書レイアウトが設定されると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、図41に示すような設定された旧版文書レイアウトで分割表示する文書表示制御処理を実行する。なお、図41は、旧版文書最大表示文書数の設定と旧版文書レイアウトの設定が行われている場合の表示制御処理を示している。
【0179】
すなわち、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、クライアント端末CL1〜CLnから文書管理サーバ・WebサーバBSの利用要求があると、文書管理サーバ・WebサーバBSに登録されている文書リストを取得して、Web UI 制御部17がクライアント端末CL1〜CLnのブラウザに、例えば、図4に示したような表示文書選択リスト画面G1を表示させ、該表示文書選択リスト画面G1で、表示対象の文書(文書数)が選択されると、該選択された表示対象文書の旧版文書の情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得する(ステップS1141)。
【0180】
Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、予め設定されている旧版文書最大表示文書数情報を記憶部12等から取得して(ステップS1142)、旧版文書数が旧版文書最大表示文書数を超えているかチェックする(ステップS1143)。
【0181】
ステップS1143で、旧版文書数が旧版文書最大表示文書数を超えていないときには、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、表示対象文書の文書情報と旧版文書数分の該表示対象文書の旧版文書の情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得し(ステップS1144)、該取得した文書情報(表示対象文書と旧版文書の文書情報)をリスト化する(ステップS1145)。
【0182】
次に、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、記憶部12から上記設定されている旧版文書レイアウト情報を取得し(ステップS1146)、別ウィンドウで起動させる1つの文書ビューア(ブラウザ)に文書情報をパラメータとして設定して、1つのブラウザでウィンドウを表示対象文書と旧版文書数の合計文書数分に分割するとともに、例えば、図40で設定した縦変分割の旧版文書レイアウトで、該表示対象文書と旧版文書を分割表示させて処理を終了する(ステップS1147)。
【0183】
ステップS1143で、旧版文書数が旧版文書最大表示文書数を超えていると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、旧版文書数が旧版文書最大表示文書数を超えている旨のアラート表示をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに行って(ステップS1148)、表示対象文書の文書情報と旧版文書数分の該表示対象文書の旧版文書の情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得し(ステップS1144)、該取得した文書情報(表示対象文書と旧版文書の文書情報)をリスト化する(ステップS1145)。なお、この場合、表示対象文書の文書情報と旧版文書最大表示文書数のみの旧版文書の文書情報を取得してもよいし、上述のように、表示対象文書の文書情報と該表示対象文書の全ての旧版文書の文書情報を取得して、表示の段階で、適宜選択された旧版文書最大表示文書数の旧版文書を表示するようにしてもよい。
【0184】
次に、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、記憶部12から上記設定されている旧版文書レイアウト情報を取得し(ステップS1146)、別ウィンドウで起動させる1つの文書ビューア(ブラウザ)に文書情報をパラメータとして設定して、1つのブラウザでウィンドウを表示対象文書と旧版文書最大表示文書数の合計文書数分に分割するとともに、旧版文書レイアウトで、該表示対象文書と旧版文書を分割表示させて処理を終了する(ステップS1147)。
【0185】
このようにクライアント端末CL1〜CLnのユーザの利用形態や利用環境及び好み等に応じて分割表示する旧版文書のレイアウトを設定することで、旧版文書を含む文書の見やすさを向上させることができ、より一層利用性を向上させることができる。
【0186】
さらに、1つのブラウザで表示対象文書を表示する場合に、該表示対象文書の旧版文書を自動的に分割表示させるか否かを設定してもよい。
【0187】
この場合、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、例えば、記憶部12等に格納されている文書表示制御処理で用いる文書表示設定データに、旧版文書自動表示有無の項目を設定して、Web文書管理制御部16が、図42に示す旧版文書自動表示有無設定処理を実行して、旧版文書の自動分割表示の有無をクライアント端末CL1〜CLnのユーザが任意に設定可能とする。
【0188】
Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、図42に示すように、クライアント端末CL1〜CLnから表示設定モードの旧版文書自動表示有無設定モードが選択されると、Web文書管理制御部16が、Web UI 制御部17を介して、例えば、図43に示すような旧版文書自動表示有無設定画面G12をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに表示し(ステップS1151)、旧版文書自動表示有無設定画面G12で、旧版文書の自動表示の有無が選択設定されると(ステップS1152)、該選択設定された旧版文書自動表示有無設定を記憶部12等に文書表示設定データの旧版文書自動表示有無設定情報として保存して処理を終了する(ステップS1153)。したがって、Web文書管理制御部16及びWeb UI 制御部17は、全体として、1つのブラウザ上への旧版文書の分割表示の有無を設定する旧版文書表示有無設定手段として機能している。
【0189】
なお、図43は、旧版文書の自動表示の有無設定を、「自動的に表示する」と「自動的に表示しない」から選択する場合の旧版文書自動表示有無設定画面G12を示しており、図43の旧版文書自動表示有無設定画面G12の下方のXMLは、「isAutoDisplayOldVersion」が、旧版文書自動表示有無設定を示し、「true」が、自動表示するが選択設定されていることを示している。
【0190】
このようにして旧版文書自動表示有無設定処理で旧版文書自動表示有無が選択設定されると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、図44に示すような該選択された旧版文書自動表示有無設定に応じて文書を分割表示する文書表示制御処理を実行する。なお、図44は、旧版文書最大表示文書数の設定と旧版文書レイアウトの設定及び旧版文書自動表示有無設定が行われている場合の表示制御処理を示している。
【0191】
すなわち、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、クライアント端末CL1〜CLnから文書管理サーバ・WebサーバBSの利用要求があると、文書管理サーバ・WebサーバBSに登録されている文書リストを取得して、Web UI 制御部17がクライアント端末CL1〜CLnのブラウザに、例えば、図4に示したような表示文書選択リスト画面G1を表示させ、該表示文書選択リスト画面G1で、表示対象の文書(文書数)が選択されると、旧版文書自動表示有無設定情報を記憶部12から読み出して、旧版文書を自動表示する設定となっているかチェックする(ステップS1161)。
【0192】
ステップS1161で、旧版文書を自動表示する設定となっていると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、上記選択された表示対象文書の旧版文書の情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得し(ステップS1162)、予め設定されている旧版文書最大表示文書数情報を記憶部12等から取得して(ステップS1163)、旧版文書数が旧版文書最大表示文書数を超えているかチェックする(ステップS1164)。
【0193】
ステップS1164で、旧版文書数が旧版文書最大表示文書数を超えていないときには、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、表示対象文書の文書情報と旧版文書数分の該表示対象文書の旧版文書の情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得し(ステップS1165)、該取得した文書情報(表示対象文書と旧版文書の文書情報)をリスト化する(ステップS1166)。
【0194】
次に、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、記憶部12から上記設定されている旧版文書レイアウト情報を取得し(ステップS1167)、別ウィンドウで起動させる1つの文書ビューア(ブラウザ)に文書情報をパラメータとして設定して、1つのブラウザでウィンドウを表示対象文書と旧版文書数の合計文書数分に分割するとともに、旧版文書レイアウト情報に基づいた旧版文書レイアウトで、文書を分割表示させて処理を終了する(ステップS1168)。
【0195】
ステップS1164で、旧版文書数が旧版文書最大表示文書数を超えていると、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、旧版文書数が旧版文書最大表示文書数を超えている旨のアラート表示をクライアント端末CL1〜CLnのディスプレイに行って(ステップS1169)、表示対象文書の文書情報と旧版文書数分の該表示対象文書の旧版文書の情報を文書管理サーバ・WebサーバBSから取得し(ステップS1165)、該取得した文書情報(表示対象文書と旧版文書の文書情報)をリスト化する(ステップS1166)。なお、この場合、表示対象文書の文書情報と旧版文書最大表示文書数のみの旧版文書の文書情報を取得してもよいし、上述のように、表示対象文書の文書情報と該表示対象文書の全ての旧版文書の文書情報を取得して、表示の段階で、適宜選択された旧版文書最大表示文書数の旧版文書の表示を旧版文書レイアウトで行うようにしてもよい。
【0196】
次に、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、記憶部12から上記設定されている旧版文書レイアウト情報を取得し(ステップS1167)、別ウィンドウで起動させる1つの文書ビューア(ブラウザ)に文書情報をパラメータとして設定して、1つのブラウザでウィンドウを表示対象文書と最大表示旧版文書数の合計文書数分に分割するとともに、旧版文書レイアウト情報に基づいた関連文書レイアウトで、表示対象文書と旧版文書を分割表示させて処理を終了する(ステップS1168)。
【0197】
ステップS1161で、旧版文書を自動表示する設定とはなっていないときには、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASは、上記取得した表示対象文書の文書情報をパラメータとして設定して、ブラウザ表示させて処理を終了する(ステップS1168)。
【0198】
このようにクライアント端末CL1〜CLnのユーザの利用形態や利用環境等に応じて表示対象文書の他に旧版文書を1つのブラウザで分割表示するか否かの設定(旧版文書自動表示有無設定)を行うことで、より一層利用性を向上させることができる。
【0199】
なお、上記各実施例においては、上記最大表示文書数の設定、文書のレイアウトの設定、文書のソートの有無の設定、ソートキーの設定、関連文書の最大表示文書数の設定、関連文書のレイアウトの設定、関連文書の分割表示の有無の設定、関連文書の種類の設定、旧版文書の最大表示文書数の設定、旧版文書のレイアウトの設定及び旧版文書の分割表示の有無の設定を、文書表示システム1のWebアプリケーションサーバ・WebサーバASにシステム設定として設定しているが、システム設定する場合に限るものではなく、例えば、クライアント端末CL1〜CLn端末での操作に基づいて、クライアント端末CL1〜CLn毎または/及びクライアント端末CL1〜CLnのユーザ毎に設定してもよい。
【0200】
このようにすると、各クライアント端末CL1〜CLn毎や各ユーザ毎に、その利用状況や利用目的等に応じて、最大表示文書数の設定、文書のレイアウトの設定、文書のソートの有無の設定、ソートキーの設定、関連文書の最大表示文書数の設定、関連文書のレイアウトの設定、関連文書の分割表示の有無の設定、関連文書の種類の設定、旧版文書の最大表示文書数の設定、旧版文書のレイアウトの設定及び旧版文書の分割表示の有無の設定を行うことができ、より一層利用性を向上させることができる。
【0201】
また、上記各実施例では、最大表示文書数の設定、文書のレイアウトの設定、文書のソートの有無の設定、ソートキーの設定、関連文書の最大表示文書数の設定、関連文書のレイアウトの設定、関連文書の分割表示の有無の設定、関連文書の種類の設定、旧版文書の最大表示文書数の設定、旧版文書のレイアウトの設定及び旧版文書の分割表示の有無の設定を、文書表示システム1のクライアント端末CL1〜CLnからの設定操作で、Webアプリケーションサーバ・WebサーバASが記憶部12等に設定保存しているが、これらの設定は、クライアント端末CL1〜CLnからの設定操作に限るものではなく、Webアプリケーションサーバ・WebサーバAS自体の入力部15からの操作によって行ってもよい。
【0202】
このようにすると、文書表示システム1の管理者等が文書表示システム1のシステム環境、利用状況等によって適宜設定することができ、文書表示制御の管理を適切かつ効率的に行うことができる。
【0203】
さらに、上記各実施例においては、文書を1つのファイル単位として説明したが、文書が複数のセクションから構成されている場合、各実施例で文書単位で説明した処理を、セクション単位での処理として、実行してもよい。例えば、セクション毎に分割表示し、最大表示セクション数の設定、セクション単位のレイアウト設定、セクション単位の表示順位を決めるソートキーの設定、セクション単位の関連セクションの分割表示の設定、セクション毎の旧版の分割表示の設定等を行って、1つのブラウザでの分割表示処理を行ってもよい。
【0204】
このようにすると、文書間だけでなく、文書内のより細かな単位での分割表示を行って、より詳細な文書の確認を容易に行うことができる。
【0205】
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0206】
本発明は、ブラウザで複数文書を分割表示するWeb文書表示システム、ネットワーク文書表示システム等における文書表示制御装置、文書表示制御プログラム及び記録媒体に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0207】
【図1】本発明の第1実施例を適用した文書表示システムのシステム構成図。
【図2】図1のWebアプリケーションサーバ・Webサーバの要部ブロック構成図。
【図3】図2のWebアプリケーションサーバ・Webサーバによる文書表示制御処理を示すフローチャート。
【図4】図3の文書表示制御処理でクライアント端末に表示する表示文書選択画面の一例を示す図。
【図5】図3の文書表示制御処理でクライアント端末に表示する2文書分割表示の一例を示す図。
【図6】図2のWebアプリケーションサーバ・Webサーバによる最大表示文書数設定処理を示すフローチャート。
【図7】図6の最大表示文書数設定処理でクライアント端末に表示する最大表示文書数設定画面の一例を示す図。
【図8】図2のWebアプリケーションサーバ・Webサーバによる最大表示文書数制御を伴う文書表示制御処理を示すフローチャート。
【図9】図2のWebアプリケーションサーバ・Webサーバによるレイアウト設定処理を示すフローチャート。
【図10】図9のレイアウト設定処理でクライアント端末に表示するレイアウト設定画面の一例を示す図。
【図11】図2のWebアプリケーションサーバ・Webサーバによるレイアウト制御を伴う文書表示制御処理を示すフローチャート。
【図12】図2のWebアプリケーションサーバ・Webサーバによるソート有無設定処理を示すフローチャート。
【図13】図12のソート有無設定処理でクライアント端末に表示するソート有無設定画面の一例を示す図。
【図14】図2のWebアプリケーションサーバ・Webサーバによるソート有無制御を伴う文書表示制御処理を示すフローチャート。
【図15】図2のWebアプリケーションサーバ・Webサーバによるソートキー設定処理を示すフローチャート。
【図16】図15のソートキー設定処理でクライアント端末に表示するソートキー設定画面の一例を示す図。
【図17】図2のWebアプリケーションサーバ・Webサーバによるソート制御を伴う文書表示制御処理を示すフローチャート。
【図18】本発明の第2実施例を適用した文書表示システムによる文書表示制御処理を示すフローチャート。
【図19】図18の文書表示制御処理で表示対象文書に関連文書が存在するときの関連文書情報の一例を示す図。
【図20】図18の関連文書表示制御処理でクライアント端末に表示する3文書分割表示の一例を示す図。
【図21】第2実施例のWebアプリケーションサーバ・Webサーバによる関連文書最大表示文書数設定処理を示すフローチャート。
【図22】図21の関連文書最大表示文書数設定処理でクライアント端末に表示する関連文書最大表示文書数設定画面の一例を示す図。
【図23】第2実施例のWebアプリケーションサーバ・Webサーバによる関連文書最大表示文書数制御を伴う文書表示制御処理を示すフローチャート。
【図24】第2実施例のWebアプリケーションサーバ・Webサーバによる関連文書レイアウト設定処理を示すフローチャート。
【図25】図24の関連文書レイアウト設定処理でクライアント端末に表示する関連文書レイアウト設定画面の一例を示す図。
【図26】第2実施例のWebアプリケーションサーバ・Webサーバによる関連文書レイアウト制御を伴う文書表示制御処理を示すフローチャート。
【図27】第2実施例のWebアプリケーションサーバ・Webサーバによる関連文書自動表示有無設定処理を示すフローチャート。
【図28】図27の関連文書自動表示有無設定処理でクライアント端末に表示する関連文書自動表示有無設定画面の一例を示す図。
【図29】第2実施例のWebアプリケーションサーバ・Webサーバによる関連文書自動表示有無制御を伴う文書表示制御処理を示すフローチャート。
【図30】第2実施例のWebアプリケーションサーバ・Webサーバによる関連文書種類選択設定処理を示すフローチャート。
【図31】図30の関連文書種類選択設定処理でクライアント端末に表示する関連文書種類選択設定画面の一例を示す図。
【図32】第2実施例のWebアプリケーションサーバ・Webサーバによる関連文書選択制御を伴う文書表示制御処理を示すフローチャート。
【図33】本発明の第3実施例を適用したWebアプリケーションサーバ・Webサーバによる文書表示制御処理を示すフローチャート。
【図34】図33の文書表示制御処理で表示対象文書に旧版文書が存在するときの旧版文書情報の一例を示す図。
【図35】図33の旧版文書表示制御処理でクライアント端末に表示する3文書分割表示の一例を示す図。
【図36】第3実施例のWebアプリケーションサーバ・Webサーバによる旧版文書最大表示文書数設定処理を示すフローチャート。
【図37】図36の旧版文書最大表示文書数設定処理でクライアント端末に表示する旧版文書最大表示文書数設定画面の一例を示す図。
【図38】第3実施例のWebアプリケーションサーバ・Webサーバによる旧版文書最大表示文書数制御を伴う文書表示制御処理を示すフローチャート。
【図39】第3実施例のWebアプリケーションサーバ・Webサーバによる旧版文書レイアウト設定処理を示すフローチャート。
【図40】図39の旧版文書レイアウト設定処理でクライアント端末に表示する旧版文書レイアウト設定画面の一例を示す図。
【図41】第3実施例のWebアプリケーションサーバ・Webサーバによる旧版文書レイアウト制御を伴う文書表示制御処理を示すフローチャート。
【図42】第3実施例のWebアプリケーションサーバ・Webサーバによる旧版文書自動表示有無設定処理を示すフローチャート。
【図43】図42の旧版文書自動表示有無設定処理でクライアント端末に表示する旧版文書自動表示有無設定画面の一例を示す図。
【図44】第3実施例のWebアプリケーションサーバ・Webサーバによる旧版文書自動表示有無制御を伴う文書表示制御処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
【0208】
1 文書表示制御システム
NW ネットワーク
AS Webアプリケーションサーバ・Webサーバ
BS 文書管理サーバ・Webサーバ
CL1〜CLn クライアント端末
10 CPU
11 表示部
12 記憶部
13 システムメモリ
14 画像メモリ
15 入力部
16 Web文書管理制御部
17 Web UI 制御部
20 Webサーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介した端末からの要求に応じて、複数の文書を管理する文書管理サーバ上の該文書を該端末のブラウザ上に表示させる文書表示制御装置において、前記端末から前記文書管理サーバ上の複数の文書が表示対象文書として指定されると、1つの前記ブラウザの表示領域を分割して該表示対象文書を分割表示させることを特徴とする文書表示制御装置。
【請求項2】
前記文書表示制御装置は、前記1つのブラウザ上に分割表示させる最大表示文書数を設定する最大表示文書数設定手段を備え、前記1つのブラウザ上に分割表示させる文書数を、該最大表示文書数設定手段で設定された該最大表示文書数に制限することを特徴とする請求項1記載の文書表示制御装置。
【請求項3】
前記文書表示制御装置は、前記1つのブラウザ上に分割表示させる前記文書のレイアウトを設定するレイアウト設定手段を備え、前記表示対象文書を、該レイアウト設定手段で設定されたレイアウトで前記ブラウザ上に分割表示させることを特徴とする請求項1または請求項2記載の文書表示制御装置。
【請求項4】
前記文書表示制御装置は、前記1つのブラウザ上に分割表示させる前記文書の分割表示におけるソートの有無及び/またはソートキーを設定するソート設定手段を備え、前記表示対象文書を、該ソート設定手段で設定されたソート有無及び/またはソートキーに基づいてソート制御して前記ブラウザ上に分割表示させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の文書表示制御装置。
【請求項5】
ネットワークを介した端末からの要求に応じて、複数の文書と該文書に関連付けられた関連文書を管理する文書管理サーバ上の該文書を該端末のブラウザ上に表示させる文書表示制御装置において、前記端末から前記文書管理サーバ上の文書が表示対象文書として指定されると、1つの前記ブラウザの表示領域を分割して、該表示対象文書と該表示対象文書の前記関連文書を分割表示させることを特徴とする文書表示制御装置。
【請求項6】
前記文書表示制御装置は、前記1つのブラウザ上に分割表示させる前記関連文書の最大表示文書数を設定する関連文書最大表示文書数設定手段を備え、前記分割表示させる前記関連文書の最大文書数を、該関連文書最大表示文書数設定手段で設定された該関連文書最大表示文書数に制限することを特徴とする請求項5記載の文書表示制御装置。
【請求項7】
前記文書表示制御装置は、前記1つのブラウザ上に分割表示させる前記関連文書のレイアウトを設定する関連文書レイアウト設定手段を備え、前記関連文書を、該関連文書レイアウト設定手段で設定された該関連文書レイアウトで前記ブラウザ上に分割表示させることを特徴とする請求項5または請求項6記載の文書表示制御装置。
【請求項8】
前記文書表示制御装置は、前記1つのブラウザ上への前記関連文書の分割表示の有無を設定する関連文書表示有無設定手段を備え、該関連文書表示有無設定手段で設定された関連文書表示有無に基づいて前記表示対象文書の関連文書の分割表示を行うか否か制御することを特徴とする請求項5から請求項7のいずれかに記載の文書表示制御装置。
【請求項9】
前記文書表示制御装置は、前記1つのブラウザ上に分割表示する前記関連文書の種類を設定する関連文書種類設定手段を備え、前記関連文書の分割表示において、該関連文書種類設定手段で設定された種類の関連文書を表示させることを特徴とする請求項5から請求項8のいずれかに記載の文書表示制御装置。
【請求項10】
ネットワークを介した端末からの要求に応じて、複数の文書と該文書の編集履歴にかかる旧版文書を管理する文書管理サーバ上の該文書を該端末のブラウザ上に表示させる文書表示制御装置において、前記端末から前記文書管理サーバ上の文書が表示対象文書として指定されると、1つのブラウザの表示領域を分割して、該表示対象文書と該表示対象文書の前記旧版文書を分割表示させることを特徴とする文書表示制御装置。
【請求項11】
前記文書表示制御装置は、前記1つのブラウザ上に分割表示させる前記旧版文書の最大表示文書数を設定する旧版文書最大表示文書数設定手段を備え、前記分割表示させる前記旧版文書の最大文書数を、該旧版文書最大表示文書数設定手段で設定された該旧版文書最大表示文書数に制限することを特徴とする請求項10記載の文書表示制御装置。
【請求項12】
前記文書表示制御装置は、前記1つのブラウザ上に分割表示させる前記旧版文書のレイアウトを設定する旧版文書レイアウト設定手段を備え、前記旧版文書を、該旧版文書レイアウト設定手段で設定された旧版文書レイアウトで前記ブラウザ上に分割表示させることを特徴とする請求項10または請求項11記載の文書表示制御装置。
【請求項13】
前記文書表示制御装置は、前記1つのブラウザ上への前記旧版文書の分割表示の有無を設定する旧版文書表示有無設定手段を備え、該旧版文書表示有無設定手段で設定された旧版文書表示有無に基づいて前記表示対象文書の旧版文書の前記分割表示を行うか否かを制御することを特徴とする請求項10から請求項12のいずれかに記載の文書表示制御装置。
【請求項14】
前記最大表示文書数設定手段、前記レイアウト設定手段、前記ソート設定手段、前記関連文書最大表示文書数設定手段、前記関連文書レイアウト設定手段、前記関連文書表示有無設定手段、前記関連文書種類設定手段、前記旧版文書最大表示文書数設定手段、前記旧版文書レイアウト設定手段または前記旧版文書表示有無設定手段は、前記端末からの設定操作に応じて、前記最大表示文書数の設定、前記文書のレイアウトの設定、前記文書のソートの有無及び/またはソートキーの設定、前記関連文書の最大表示文書数の設定、前記関連文書のレイアウトの設定、前記関連文書の分割表示の有無、前記関連文書の種類の設定、前記旧版文書の最大表示文書数の設定、前記旧版文書のレイアウトの設定または前記旧版文書の分割表示の有無の設定を、該端末毎または/及び該端末のユーザ毎に行うことを特徴とする請求項2から請求項4、請求項6から請求項9、請求項11から請求項13のいずれかに記載の文書表示制御装置。
【請求項15】
コンピュータに請求項1から請求項14のいずれかに記載の文書表示制御装置として機能させることを特徴とする文書表示制御プログラム。
【請求項16】
請求項15記載の文書表示制御プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【公開番号】特開2008−299566(P2008−299566A)
【公開日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−144605(P2007−144605)
【出願日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】