新規蛋白質及びその製造方法
【課題】新規蛋白質及びその製造法
【解決手段】破骨細胞形成抑制因子(OCIF)に特異的に結合し、高い親和性を有する新規蛋白質。
骨吸収促進因子存在下で培養した骨芽様細胞膜あるいは骨髄由来のストローマ細胞から細胞の膜画分を調製、界面活性剤で膜蛋白質を可溶化しOCIF固定化アフニティカラムを用いて精製することによって得ることができる。
この蛋白質を用い生理活性物質をスクリーニングしたあるいはこの蛋白質に対する抗体を得ることができる。
【解決手段】破骨細胞形成抑制因子(OCIF)に特異的に結合し、高い親和性を有する新規蛋白質。
骨吸収促進因子存在下で培養した骨芽様細胞膜あるいは骨髄由来のストローマ細胞から細胞の膜画分を調製、界面活性剤で膜蛋白質を可溶化しOCIF固定化アフニティカラムを用いて精製することによって得ることができる。
この蛋白質を用い生理活性物質をスクリーニングしたあるいはこの蛋白質に対する抗体を得ることができる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
国際寄託受託番号 FERM BP−6264によって同定されるハイブリドーマによって産生される、破骨細胞形成抑制因子に結合する蛋白質(OCIF結合蛋白質:OBM)に特異的に結合する抗体H−OBM1。
【請求項2】
請求項1に記載の抗体を産生するハイブリドーマ。
【請求項3】
請求項1に記載の抗体、及び安定化剤、pH調整剤、緩衝剤、可溶化剤及び界面活性剤からなるグループから選択される1つまたはそれ以上の剤を含む組成物。
【請求項4】
OBMに特異的に結合し、国際寄託受託番号 FERM BP−6264によって同定されるハイブリドーマによって産生される抗体H−OBM1と、OBMへの結合において競合する抗体。
【請求項5】
モノクロナール抗体である請求項4に記載の抗体。
【請求項6】
IgGである請求項4に記載の抗体。
【請求項7】
IgG1またはIgG2である請求項6に記載の抗体。
【請求項8】
IgG2aまたはIgG2bである請求項7に記載の抗体。
【請求項9】
κ軽鎖をもつ請求項4に記載の抗体。
【請求項10】
ヒト抗体である請求項4に記載の抗体。
【請求項11】
1x10−9M以下の解離定数をもつOBMと結合する請求項4に記載の抗体。
【請求項12】
1x10−10M以下の解離定数をもつOBMと結合する請求項4に記載の抗体。
【請求項13】
1x10−11M以下の解離定数をもつOBMと結合する請求項4に記載の抗体。
【請求項14】
ヒトOBMとマウスOBMの両方に結合する請求項4に記載の抗体。
【請求項15】
マウスOBMに結合しない請求項4に記載の抗体。
【請求項16】
破骨細胞様細胞の形成を抑制し得る請求項4に記載の抗体。
【請求項17】
骨吸収活性を抑制し得る請求項4に記載の抗体。
【請求項18】
請求項4に記載の抗体を産生するハイブリドーマ。
【請求項19】
請求項4に記載の抗体、及び安定化剤、pH調整剤、緩衝剤、可溶化剤及び界面活性剤からなるグループから選択される1つまたはそれ以上の剤を含む組成物。
【請求項20】
国際寄託受託番号 FERM BP−6265によって同定されるハイブリドーマによって産生される、破骨細胞形成抑制因子に結合する蛋白質(OCIF結合蛋白質:OBM)に特異的に結合する抗体H−OBM4。
【請求項21】
請求項20に記載の抗体を産生するハイブリドーマ。
【請求項22】
請求項20に記載の抗体、及び安定化剤、pH調整剤、緩衝剤、可溶化剤及び界面活性剤からなるグループから選択される1つまたはそれ以上の剤を含む組成物。
【請求項23】
OBMに特異的に結合し、国際寄託受託番号 FERM BP−6265によって同定されるハイブリドーマによって産生される抗体H−OBM4と、OBMへの結合において競合する抗体。
【請求項24】
モノクロナール抗体である請求項23に記載の抗体。
【請求項25】
IgGである請求項23に記載の抗体。
【請求項26】
IgG1またはIgG2である請求項25に記載の抗体。
【請求項27】
IgG2aまたはIgG2bである請求項26に記載の抗体。
【請求項28】
κ軽鎖をもつ請求項23に記載の抗体。
【請求項29】
ヒト抗体である請求項23に記載の抗体。
【請求項30】
1x10−9M以下の解離定数をもつOBMと結合する請求項23に記載の抗体。
【請求項31】
1x10−10M以下の解離定数をもつOBMと結合する請求項23に記載の抗体。
【請求項32】
1x10−11M以下の解離定数をもつOBMと結合する請求項23に記載の抗体。
【請求項33】
ヒトOBMとマウスOBMの両方に結合する請求項23に記載の抗体。
【請求項34】
マウスOBMに結合しない請求項23に記載の抗体。
【請求項35】
破骨細胞様細胞の形成を抑制し得る請求項23に記載の抗体。
【請求項36】
骨吸収活性を抑制し得る請求項23に記載抗体。
【請求項37】
請求項23に記載の抗体を産生するハイブリドーマ。
【請求項38】
請求項23に記載の抗体、及び安定化剤、pH調整剤、緩衝剤、可溶化剤及び界面活性剤からなるグループから選択される1つまたはそれ以上の剤を含む組成物。
【請求項39】
国際寄託受託番号 FERM BP−6266によって同定されるハイブリドーマによって産生される、破骨細胞形成抑制因子に結合する蛋白質(OCIF結合蛋白質:OBM)に特異的に結合する抗体H−OBM9。
【請求項40】
請求項39に記載の抗体を産生するハイブリドーマ。
【請求項41】
請求項39に記載の抗体、及び安定化剤、pH調整剤、緩衝剤、可溶化剤及び界面活性剤からなるグループから選択される1つまたはそれ以上の剤を含む組成物。
【請求項42】
OBMに特異的に結合し、国際寄託受託番号 FERM BP−6266によって同定されるハイブリドーマによって産生される抗体H−OBM9と、OBMへの結合において競合する抗体。
【請求項43】
モノクロナール抗体である請求項42に記載の抗体。
【請求項44】
IgGである請求項42に記載の抗体。
【請求項45】
IgG1またはIgG2である請求項44に記載の抗体。
【請求項46】
IgG2aまたはIgG2bである請求項45に記載の抗体。
【請求項47】
κ軽鎖をもつ請求項42に記載の抗体。
【請求項48】
ヒト抗体である請求項42に記載の抗体。
【請求項49】
1x10−9M以下の解離定数をもつOBMと結合する請求項42に記載の抗体。
【請求項50】
1x10−10M以下の解離定数をもつOBMと結合する請求項42に記載の抗体。
【請求項51】
1x10−11M以下の解離定数をもつOBMと結合する請求項42に記載の抗体。
【請求項52】
ヒトOBMとマウスOBMの両方に結合する請求項42に記載の抗体。
【請求項53】
マウスOBMに結合しない請求項42に記載の抗体。
【請求項54】
破骨細胞様細胞の形成を抑制し得る請求項42に記載の抗体。
【請求項55】
骨吸収活性を抑制し得る請求項42に記載の抗体。
【請求項56】
請求項42に記載の抗体を産生するハイブリドーマ。
【請求項57】
請求項42に記載の抗体、及び安定化剤、pH調整剤、緩衝剤、可溶化剤及び界面活性剤からなるグループから選択される1つまたはそれ以上の剤を含む組成物。
【請求項1】
国際寄託受託番号 FERM BP−6264によって同定されるハイブリドーマによって産生される、破骨細胞形成抑制因子に結合する蛋白質(OCIF結合蛋白質:OBM)に特異的に結合する抗体H−OBM1。
【請求項2】
請求項1に記載の抗体を産生するハイブリドーマ。
【請求項3】
請求項1に記載の抗体、及び安定化剤、pH調整剤、緩衝剤、可溶化剤及び界面活性剤からなるグループから選択される1つまたはそれ以上の剤を含む組成物。
【請求項4】
OBMに特異的に結合し、国際寄託受託番号 FERM BP−6264によって同定されるハイブリドーマによって産生される抗体H−OBM1と、OBMへの結合において競合する抗体。
【請求項5】
モノクロナール抗体である請求項4に記載の抗体。
【請求項6】
IgGである請求項4に記載の抗体。
【請求項7】
IgG1またはIgG2である請求項6に記載の抗体。
【請求項8】
IgG2aまたはIgG2bである請求項7に記載の抗体。
【請求項9】
κ軽鎖をもつ請求項4に記載の抗体。
【請求項10】
ヒト抗体である請求項4に記載の抗体。
【請求項11】
1x10−9M以下の解離定数をもつOBMと結合する請求項4に記載の抗体。
【請求項12】
1x10−10M以下の解離定数をもつOBMと結合する請求項4に記載の抗体。
【請求項13】
1x10−11M以下の解離定数をもつOBMと結合する請求項4に記載の抗体。
【請求項14】
ヒトOBMとマウスOBMの両方に結合する請求項4に記載の抗体。
【請求項15】
マウスOBMに結合しない請求項4に記載の抗体。
【請求項16】
破骨細胞様細胞の形成を抑制し得る請求項4に記載の抗体。
【請求項17】
骨吸収活性を抑制し得る請求項4に記載の抗体。
【請求項18】
請求項4に記載の抗体を産生するハイブリドーマ。
【請求項19】
請求項4に記載の抗体、及び安定化剤、pH調整剤、緩衝剤、可溶化剤及び界面活性剤からなるグループから選択される1つまたはそれ以上の剤を含む組成物。
【請求項20】
国際寄託受託番号 FERM BP−6265によって同定されるハイブリドーマによって産生される、破骨細胞形成抑制因子に結合する蛋白質(OCIF結合蛋白質:OBM)に特異的に結合する抗体H−OBM4。
【請求項21】
請求項20に記載の抗体を産生するハイブリドーマ。
【請求項22】
請求項20に記載の抗体、及び安定化剤、pH調整剤、緩衝剤、可溶化剤及び界面活性剤からなるグループから選択される1つまたはそれ以上の剤を含む組成物。
【請求項23】
OBMに特異的に結合し、国際寄託受託番号 FERM BP−6265によって同定されるハイブリドーマによって産生される抗体H−OBM4と、OBMへの結合において競合する抗体。
【請求項24】
モノクロナール抗体である請求項23に記載の抗体。
【請求項25】
IgGである請求項23に記載の抗体。
【請求項26】
IgG1またはIgG2である請求項25に記載の抗体。
【請求項27】
IgG2aまたはIgG2bである請求項26に記載の抗体。
【請求項28】
κ軽鎖をもつ請求項23に記載の抗体。
【請求項29】
ヒト抗体である請求項23に記載の抗体。
【請求項30】
1x10−9M以下の解離定数をもつOBMと結合する請求項23に記載の抗体。
【請求項31】
1x10−10M以下の解離定数をもつOBMと結合する請求項23に記載の抗体。
【請求項32】
1x10−11M以下の解離定数をもつOBMと結合する請求項23に記載の抗体。
【請求項33】
ヒトOBMとマウスOBMの両方に結合する請求項23に記載の抗体。
【請求項34】
マウスOBMに結合しない請求項23に記載の抗体。
【請求項35】
破骨細胞様細胞の形成を抑制し得る請求項23に記載の抗体。
【請求項36】
骨吸収活性を抑制し得る請求項23に記載抗体。
【請求項37】
請求項23に記載の抗体を産生するハイブリドーマ。
【請求項38】
請求項23に記載の抗体、及び安定化剤、pH調整剤、緩衝剤、可溶化剤及び界面活性剤からなるグループから選択される1つまたはそれ以上の剤を含む組成物。
【請求項39】
国際寄託受託番号 FERM BP−6266によって同定されるハイブリドーマによって産生される、破骨細胞形成抑制因子に結合する蛋白質(OCIF結合蛋白質:OBM)に特異的に結合する抗体H−OBM9。
【請求項40】
請求項39に記載の抗体を産生するハイブリドーマ。
【請求項41】
請求項39に記載の抗体、及び安定化剤、pH調整剤、緩衝剤、可溶化剤及び界面活性剤からなるグループから選択される1つまたはそれ以上の剤を含む組成物。
【請求項42】
OBMに特異的に結合し、国際寄託受託番号 FERM BP−6266によって同定されるハイブリドーマによって産生される抗体H−OBM9と、OBMへの結合において競合する抗体。
【請求項43】
モノクロナール抗体である請求項42に記載の抗体。
【請求項44】
IgGである請求項42に記載の抗体。
【請求項45】
IgG1またはIgG2である請求項44に記載の抗体。
【請求項46】
IgG2aまたはIgG2bである請求項45に記載の抗体。
【請求項47】
κ軽鎖をもつ請求項42に記載の抗体。
【請求項48】
ヒト抗体である請求項42に記載の抗体。
【請求項49】
1x10−9M以下の解離定数をもつOBMと結合する請求項42に記載の抗体。
【請求項50】
1x10−10M以下の解離定数をもつOBMと結合する請求項42に記載の抗体。
【請求項51】
1x10−11M以下の解離定数をもつOBMと結合する請求項42に記載の抗体。
【請求項52】
ヒトOBMとマウスOBMの両方に結合する請求項42に記載の抗体。
【請求項53】
マウスOBMに結合しない請求項42に記載の抗体。
【請求項54】
破骨細胞様細胞の形成を抑制し得る請求項42に記載の抗体。
【請求項55】
骨吸収活性を抑制し得る請求項42に記載の抗体。
【請求項56】
請求項42に記載の抗体を産生するハイブリドーマ。
【請求項57】
請求項42に記載の抗体、及び安定化剤、pH調整剤、緩衝剤、可溶化剤及び界面活性剤からなるグループから選択される1つまたはそれ以上の剤を含む組成物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【公開番号】特開2009−29834(P2009−29834A)
【公開日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−260450(P2008−260450)
【出願日】平成20年10月7日(2008.10.7)
【分割の表示】特願2008−191860(P2008−191860)の分割
【原出願日】平成10年4月15日(1998.4.15)
【出願人】(307010166)第一三共株式会社 (196)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年10月7日(2008.10.7)
【分割の表示】特願2008−191860(P2008−191860)の分割
【原出願日】平成10年4月15日(1998.4.15)
【出願人】(307010166)第一三共株式会社 (196)
【Fターム(参考)】
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