説明

暗証番号の入力表示方法

【課題】体で隠しやすく、慣れている配列で、かつ盗み見されにくい暗証番号の入力表示方法を提供する。
【解決手段】0から9の数値キー群と他のキーとから暗証番号キー群410を構成し、前記数値キー群の少なくとも9個の数値キーの配列を変更することことなく、各キーの配置を変更する。例えば、一つの具体例は、暗証番号キー群410を4列4行の16個で構成し、数値キー群の中で0キー以外の9個の数値キーを3列3行に配列した固定配列群420とし、他のキーを0キーに割り付け、前記3列3行の配列を変更することなく、前記暗証番号キー群410内で移動させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動取引装置の暗証番号の入力表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、自動取引装置においては、取り引きの開始に当たって暗証番号を入力するのが一般的である。この暗証番号はタッチパネル付表示装置にテンキーを表示したり、あるいは表示装置の近傍にテンキーを設けて、4桁の数値を入力するのが一般的である。
【0003】
従来のテンキーは0から9までの数値キーを横一列に配置したり、1から9の数値キーを3行3列に配列し、0キーをその近傍に配置するのが一般的であるが、各キーが固定されているために、利用者の背後から盗み見られたり、その動作姿勢で暗証番号を知られ易いという大きな課題が提示されている。
これらの課題を解決するために、数値キーの配置をランダムに変更するものや、1から0までの数値キーを円状に配列し、これを円周方向に回転させることによって、前記課題を改善しようとしたものがある。
【0004】
【特許文献1】特開2001年109559号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記従来例によれば、数値キーの配置がランダムに変わるので、押した位置でどの数字を押したかが分かりにくく、あるいは、全くランダムに変わるのではなく、円周方向に順番を変更することなく変わるので、ボタンが探しにくくならないメリットがある。しかし、前記従来例は、ダイアル式の電話と似た配列であるものの、最近の電話ではダイアルがほとんどみられないこと、あるいは、ボタンが離れているので、体で隠しにくく、かつ指を動かす量が大きくなるなどの課題がある。
そこで、本発明の目的は、体で隠しやすく、慣れている配列で、かつ盗み見されにくい暗証番号の入力表示方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る自動取引装置では、0から9の10個の必須数値キー群と他のキーとから暗証番号キー群を構成し、前記必須数値キー群の少なくとも9個の数値キーの配列を変更することことなく、各キーの配置を変更する。例えば、一つの具体例は、暗証番号キー群を4列4行の16個で構成し、必須数値キー群の中で0キー以外の9個の数値キーを3列3行に配列し、他のキーを0キーに割り付け、前記3列3行の配列を変更することなく、前記暗証番号キー群内で移動させる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、暗証番号を体で隠しやすく、慣れている配列で、かつ盗み見されにくくすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、図1から図8を参照して、この実施の形態を説明する。この実施の形態は、銀行システムに採用される自動取引装置に関する。図1は本発明の概要を示す自動取引装置の説明図である。図2は銀行システムのネットワーク構成図である。図3から図8は自動取引装置の表示画面に表示されるテンキー部の拡大図である。
【0009】
先ず、図1を参照して、この実施の形態に係る自動取引装置の概略構造を説明する。図1において、符号1で総括的に示すのは、金融機関等のロビーなどに設置される自動取引装置(以下ATMという)である。ATM1は、直方体の前面上方の一部分が側面から見てL字形に切り欠かれた開口部を有する本体筐体10と、L字形の開口部を塞ぐように配置され、側面から見てL字形に形成されたフロントパネル11とから構成される。
【0010】
本体筐体10は、前面が開口したベース筐体12と、このベース筐体12の前面下方に設けられた板状の前面扉13と、ベース筐体12の背面に配置された板状の背面扉14とを有している。ベース筐体12は、各種の取引処理を行う機構部、例えば、図2に示す、タッチパネル付表示部220、カード部221、通帳明細印字部222、伝送制御部223、記憶装置部224、硬貨入出金部225、紙幣入出金部226と、電源部227、制御部229等を内蔵しており、タッチパネル付表示部220の操作表示部15や各部の媒体口をフロントパネル11から露出するように配置されている。
【0011】
図1に戻り、L字形のフロントパネル11は、本体正面の垂直面を形成するパネル面16と、水平面を構成するテーブル部17とを備えている。
本実施形態では、垂直面を構成する前記パネル面16の中央にカード/明細票取扱口18や通帳取扱口19からなる媒体取扱部20が配置され、水平面を構成するテーブル部17の中央に操作表示部15、その両側に非常時の連絡用のハンドセット21と非接触型のカード部221のカード取扱部22が配置され、水平面と垂直面の角部には紙幣挿入/排出口23と硬貨挿入/排出口24が並設されている。なお、この実施の形態では、カード部221として、非接触型と挿入型の2つの装置を備えている。
【0012】
本実施形態に係るATMの特徴の1つは、体で隠しやすく、慣れている配列で、かつ盗み見されにくい暗証番号の表示方法にある。この実施の形態では、暗証番号入力画面400に表示される暗証番号キー群410を4列4行の16個で構成し、0から9の10個からなる必須数値キー群411の中で0キー以外の9個の数値キーを3列3行の固定配列群420とし、他のキーを0キーに割り付け、前記固定配列群420を前記暗証番号キー群410内で移動させる。
【0013】
この構成によれば、1〜9の固定配列群420は通常のテンキー配列なのでユーザがボタンを探し難いということはない。一方、この固定配列群420は暗証番号キー群410の中で移動するので、押した位置からは容易に番号が把握できない。しかも、入力可能な0キーが複数あるので、前記効果をいっそう向上することができる。また、この配列であれば、最近の電話機で慣れ親しんでいるので操作性が良好である。
【0014】
以下図2から図8を参照して、更に詳細に説明する。
先ず、図2を参照して、このATM1が設置される銀行システムとATM1の装置構成を説明する。この銀行システムでは、この銀行システムを統括するセンタ100に対して複数の営業店舗200や専門センタ350がネットワーク300で接続されている。前記営業店舗200には店舗ネットワーク211を介して複数の機器が接続され、これら機器が前記ネットワーク300を介して前記センタ100や前記専門センタ350と接続され、この銀行システムを利用する顧客に対して各種の金融サービスを提供することができる。この他、この銀行システムには前記ネットワーク300を介して他の金融システムや各種のサービスサイトに接続することができる。
【0015】
前記センタ100は、HUBサーバ150を介して他の営業店舗200や専門センタ350と接続することで、銀行内の全ての情報を統括管理している。このHUBサーバ150は、ゲートウエイサーバを兼用するものであり、チャネル系APサーバ群を統括する統合チャネルサーバ110と、勘定系ホスト140と、各種の新商品情報データを備えた新商品サーバ130と、全ての顧客情報を統括的に管理する顧客管理サーバ120などが接続される。
【0016】
統合チャネルサーバ110は、前記ネットワーク300を介して営業店舗200と接続されて、営業店舗200に各種の情報を提供する支援システムである。この統合チャネルサーバ110の統括下には、IBコンテンツデータを備えたIBサーバ111と、営業店のコンテンツデータを備えた営業店APサーバ112と、来店顧客情報データを備えた来店管理サーバ113と、商品のコンテンツデータを備えた商品情報サーバ114と、行員情報データを備えた行員管理サーバ115と、顧客情報データを備えた顧客情報管理サーバ116とを備えている。
【0017】
一方、営業店舗200は、店舗ネットワーク211を介して各種装置が接続されている。例えば、このシステムでは、ATM(現金自動預払機)1、顧客の店舗の出入りを管理する受付端末208、顧客の各種の相談に対応する相談端末207、顧客に各種の情報を提供する情報テーブル端末206、行員が顧客に対して相談や商談を薦める相談テーブル端末205、行員が顧客に対して各種サービスを行う窓口PC端末204、前記窓口PC端末204を支援する後方PC端末203、各種の金融関連装置からなる金融デバイス202、店舗内の各種情報を管理する営業店サーバ201、店舗内の無線通信や位置検知を行う店舗通信システム210などが設けられている。
【0018】
また、この銀行システムでは、顧客が所有する携帯端末213や、この銀行が顧客に提供するIDカード212などを介して各種の情報を提供することができる。
前記ATM1は、このATM1を統括する制御部229の統括の元、タッチパネル付表示部220、各種のカードに対して読み取りや書き込みを行うカード部221と、通帳の書き込みを行う通帳明細印字部222と、店舗ネットワーク211に接続するための伝送制御部223と、各種のデータを記憶する記憶装置部224と、硬貨入出金部225と、紙幣入出金部226と、電源部227とを含んで構成される。
【0019】
次に、この実施の形態に係るATM1の特徴的な暗証番号入力画面400を図1及び図3から図8を参照して更に詳細に説明する。
先ず、図1及び図3を参照して、暗証番号入力画面400の基本構成を説明する。図1において、先ず、この実施の形態では、初期状態において、図示しないメニュー画面を表示し、このメニュー画面で暗証番号の入力が必要な取り引きが選択されると、前記制御部229は(a)図に示す暗証番号を入力する暗証番号入力画面400を表示する。この暗証番号入力画面400は、画面中央に配置される4列4行の数値キーから構成される暗証番号キー群410と、この暗証番号キー群410の上部に配置される暗証番号の入力確認窓412と訂正キー413及び、画面右上に配置される取消キー414と、画面左石下に配置される戻りキー415とを備えている。
【0020】
前記暗証番号キー群410は、1から9の9個の数値キーを3列3行の配列で固定配列した固定配列群420と、0キーからなる他のキー群421とから構成される。この実施の形態では前記固定配列群420を図1に示すような「計算機配列」としている。即ち、この「計算機配列」は、下段右側から右側へ、中段右側から左側へ、上段右側から左側へ、1から9の数値キーを順に上昇配列したものである。これによって、卓上の電子計算機などで多用されているキー配列で入力することができる。
【0021】
更に、この実施の形態では、3列3行の前記固定配列群420は4列4行の暗証番号キー群410に対して、図1に示す左上方に配置される第1の状態と、図3(a)右下方に配置した第2の状態と、図3(b)図に示す左下方に配置した第3の状態と、図3(c)図に示す右上方に配置した第4の状態のいずれかが選択されて表示される。
つまり、この実施の形態の制御部229は、前記暗証番号入力画面400を表示するにあたり、固定配列群420を前記第1の状態から第4の状態のいずれかの状態でランダムに表示する。
【0022】
このように、この実施の形態では4種類の暗証番号入力画面400の中から1つがランダムに選択されて表示されるので、各数値キーの配置が多様になり、利用者の背後から押下するキーを見られても、その数値キーが何のキーかの特定がしずらくなる。また、この実施の形態では、固定配列群420以外の7個の他のキー群421に0キーを割りつけているので、制御部229は7個のいずれのキーでも0キーが押下されたと認識する。したがって、盗み見る人からは、各数値キーの特定が更にしずらくなる。
【0023】
一方、利用者は、1から9の数値キーが見慣れた配列でそのままスライドするだけなので、違和感なく受け入れ易い。また、この固定配列群420は3列3行の密集した配列であるので、指の動作量を最小限にすることができる。しかも、この固定配列群420に隣接して多数の0キーが存在するので前記効果をいっそう高めることができる。
また、この実施の形態では、前記数値キーのトップ面に設けられるキー名称416の明度を、トップ面全体の明度より低く(明度差50〜60%)設定しているので、キー名称416を見られ難くしている。加えて、このキー名称416を小さな文字で表示することで、前記効果をいっそう高めている。
【0024】
図4において、前記図1から図3の実施の形態では、前記固定配列群420が「計算機配列」であるとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、図4(a)図に示す「電話機配列」でもよい。この「電話機配列」上段右側から右側へ、中段右側から左側へ、下段右側から左側へ、1から9の数値キーを下方配列したものである。ここで固定配列群420以外の他のキー群421は、前記第1の実施の形態と同様に0キーを割りつけるようにする。これにより、馴染みのある「電話機配列」により、前記第1の実施の形態と同様な作用効果を得ることができる。
【0025】
また、前記の実施の形態では、固定配列群を「電話機配列」または「計算機配列」で固定するとして説明したがこれに限定されるものではない。例えば、前記固定配列キー群420を利用者に頻繁に利用される「電話機配列」と「計算機配列」の2つの配列から1つを選択されるようにしてもよい。この実施の形態によれば、制御部229は、前記暗証番号入力画面400を表示するにあたり、前記「電話機配列」と「計算機配列」のいずれかの配列の固定配列群420を前記第1の状態から第4の状態のいずれかの状態でランダムに表示する。
したがって、この実施の形態では8種類の暗証番号入力画面400の中から1つがランダムに選択されて表示されるので、各数値キーの配置がいっそう多様になるとともに、前記実施の形態と同様な作用効果を得ることができる。
【0026】
また、前記の実施の形態では、前記他のキー群421の7個の数値キーに0キーを割りつけるようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、(b)図(c)図に示すように、7個のキーの内、1個に0キーを割りつけ、他の6個のキーに1から9のいずれかのキーや、「*」キーなどの符号キーを割りつけてもよい。(b)図は「1」を割りつけたものであり、(c)図は「*」符号を割りつけた例を示している。
【0027】
なお、前記実施の形態では、4列4行の暗証番号キー群410の事例で説明したが、5列5行の暗証番号キー群410内で、あるいは3列4行の暗証番号キー群410内で、あるいは4列3行の暗証番号キー群410内で前記固定配列群420をランダムに移動させるようにしてもよい。
【0028】
また、前記の実施の形態では、1から9の数値キーを3列3行の固定配列群420としたが、4列4行の場合、上段に左から右方向へ順に並べるように、1から4の数値キーを上段に、5から8の数値キーを2段目に、9と0を3段目に4段目に0の数値キーを配列するように下方配列するものと、逆に下段から上方に向かって上方配列したものを切り替えてもよい。
【0029】
また、前記の実施の形態では、制御部229がランダムに暗証番号キー群410の配列を選択表示すると説明したが、利用客が暗証番号キー群410をランダムに表示できるようにシャッフルキー417を設けるようにしても良い。図4(c)図に、シャッフルキー417を設けた例を示す。このシャッフルキー417は何れの実施の形態にも設けることが可能である。この場合、制御部229がランダムに選択した後にシャッフルキー417の押下を受け付けるようにしても良いし、制御部229は常に同じ配列の暗証番号キー群410を表示し、シャッフルキー417を押下されることで、制御部229がランダムに選択した暗証番号キー群410を再表示してもよい。このようにすれば、暗証番号入力画面400がランダムに選択されているか否かの利用客の疑問を抱かせることがない。
【0030】
更に、図5において、前記実施の形態では、各数値キーを横長矩形状のキー形状としたが、これに限定されるものではない、例えば、図5に示すように、円形の左肩に張出部418を設けた「しずく形」とし、この張出部417に前記図1と同様なキー名称417を設け、キー中央にリング状の押下部419を設けることで、キー名称417を見え難くしつつ、押下しやすくしてもよい。
【0031】
次に、図6から8を参照して、「電話機配列」や「計算機配列」のような格子状の配列以外の他の実施の形態を説明する。
先ず、図6は1から9の数値キーを円弧状に配列し、1キーと9キーの間に、少なくとも0キーを1個含む複数のキーを配列し、この配列順を維持したまま円周方向にランダムに回転させた他の実施の形態である、例えば、この実施の形態では、前記1キーと9キーの間に2個の0キーを配置し、見易さを考慮して0キーの間を1個分空けて配列している。この配列によれば、数値キーの順番を変更することなく移動するので、利用者に数値キーを選択する場合の戸惑いを軽減することができるとともに、数値キーが移動するので暗証番号が盗み見られるのを軽減できる。特に、この実施の形態では、1の数値キーと9の数値キーの間に、複数の入力可能な0キーを含む複数のキーを配置しているので、入力時の指の移動量や入力動作時に盗み見られることを軽減できる。
【0032】
また、この実施の形態では、キー形状を回転中心に向かって先細りする「しずく形」とし、この中心部分に小さなキー名称416を配置し、大きな部分に押下する部分を示すリング状の押下部419を配置している。これにより、外からキー表示が見え難くいものの、押下する部分は大きいために押下操作のしやすさを維持したキー形状が提供される。
【0033】
次に、図7に示す実施の形態は、左右のキー配列数が6個以上の数値キーを上下2段に配列した他の実施の形態である。この実施の形態では、0から9の10個の数値キーを2分割して、上下2段に配置し、これを固定配列群420とする。このようにすると、片側または両側に他の余分なキーが残る。この残ったキーに0キーを割りつける。そして、前記固定配列群420を左右にランダムに表示させる。これにより、前記図1と同様な作用効果を得ることができる。また、この実施の形態では、各キーの形状を上下のキー列の内側にむかって先細る「しずく形状」とし、内側の細い部分にキー名称416を表示し、外側の太い部分にリング状の押下部419を設けるようにする。更に上下の配列を千鳥状に配列して上下方向の長さを小さくしている。
【0034】
このような実施の形態では、制御部229が固定配列群420を左右にランダムに移動させた配列を表示するので、暗証番号が押下するキーの位置で盗まれるのを軽減できる。しかも、指で押下する部分の大きさを確保しながらキー名称を判読されにくくすることができる。
図8において、前記図7に示す実施の形態では左右方向に配列された実施の形態で説明したが、この図8に示す実施の形態を90度回転させて上下方向に配列したものである。この実施の形態でも図7と同様な作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の概要を示す自動取引装置の説明図である。
【図2】銀行システムのネットワーク構成図である。
【図3】自動取引装置の表示画面に表示されるテンキー部の拡大図である。
【図4】自動取引装置の表示画面に表示されるテンキー部の拡大図である。
【図5】自動取引装置の表示画面に表示されるテンキー部の拡大図である。
【図6】自動取引装置の表示画面に表示されるテンキー部の拡大図である。
【図7】自動取引装置の表示画面に表示されるテンキー部の拡大図である。
【図8】自動取引装置の表示画面に表示されるテンキー部の拡大図である。
【符号の説明】
【0036】
1…ATM、10…本体筐体、11…フロントパネル、12…ベース筐体、13…前面扉、14…背面扉、15…操作表示部、16…パネル面、17…テーブル部、18…カード/明細票取扱口、19…通帳取扱口、20…媒体取扱部、21…ハンドセット、22…カード取扱部、23…紙幣挿入/排出口、24…硬貨挿入/排出口、100…センタ、110…統合チャネルサーバ、111…IBサーバ、112…営業店APサーバ、113…来店管理サーバ、114…商品情報サーバ、115…行員管理サーバ、116…顧客情報管理サーバ、120…顧客管理サーバ、130…新商品サーバ、140…勘定系ホスト、150…HUBサーバ、200…営業店舗、210…店舗通信システム、201…営業店サーバ、202…金融デバイス、203…後方PC端末、204…窓口PC端末、205…相談テーブル端末、206…情報テーブル端末、207…相談端末、208…受付端末、211…店舗ネットワーク、212…IDカード、213…携帯端末、220…タッチパネル付表示部、221…カード部、222…通帳明細印字部、223…伝送制御部、224…記憶装置部、225…硬貨入出金部、226…紙幣入出金部、227…電源部、229…制御部、300…ネットワーク、350…専門センタ、400…暗証番号入力画面、410…暗証番号キー群、411…必須数値キー群、412…入力確認窓、413…訂正キー、414…取消キー、415…戻りキー、416…キー名称、417…シャッフルキー、418…張出部、419…押下部、420…固定配列群、421…他のキー群。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
0から9の10個の必須数値キー群と他のキーとから構成される暗証番号キー群を表示部に表示し、前記必須数値キー群の少なくとも9個の数値キーの配列を前記暗証番号キー群内で固定して表示する固定配列群とし、この固定配列群の各キーの位置関係を変更することなく、前記暗証番号キー群の配列内でランダムに移動させ、前記他のキーの少なくとも1個に0キーを割り当てることを特徴とする暗証番号の入力表示方法。
【請求項2】
請求項1記載の暗証番号の入力表示方法において、
暗証番号キー群を4列4行の16個で構成し、必須数値キー群の中で0キー以外の9個の数値キーを3列3行に配列し、他のキーに0キーを割り付け、前記3列3行の配列を変更することなく、前記暗証番号キー群内でランダムに移動させることを特徴とする暗証番号の入力表示方法。
【請求項3】
請求項1または2に記載の暗証番号の入力表示方法において、
前記9個の数値キーの配列は、1〜9までの数値キーが昇順または降順に並べて配置された配列であることを特徴とする暗証番号の入力表示方法。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれかに記載の暗証番号の入力表示方法において、
前記9個の数値キーの配列は、3列3行の「計算機配列」または「電話機配列」であることを特徴とする暗証番号の入力表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−134009(P2006−134009A)
【公開日】平成18年5月25日(2006.5.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−321455(P2004−321455)
【出願日】平成16年11月5日(2004.11.5)
【出願人】(504373093)日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 (1,225)
【Fターム(参考)】