説明

書類処理装置

【課題】高速に搬送される書類や帳票に所定コードを印刷できる書類処理装置を提供する。
【解決手段】書類処理装置100の搬送面205とほぼ同一面にプリント部23を埋設し、プリント部23に着脱自在にインクジェット・カートリッジを収容する。また、インクジェット・カートリッジのヘッド部分の印字面が垂直上方を向くように位置させ、ヘッド部分よりインクを垂直上方へ噴射することで書類や帳票の裏面に所定の識別コードを印刷する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送路に従って搬送される、種々の構成を有する書類や帳票等にコード等を印刷する書類処理装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年おける業務の多様化に伴い、様々な業種において多種多様の書類や伝票、帳票等が扱われており、それらを短時間に確実かつ効率的に処理する必要がある。その際、搬送される書類・帳票等に印刷等を行うため、書類・帳票等の画像を読み取ったときに所定の管理データをマーカとして帳票上に印刷し、それに基づいて、読み込んだ帳票の表面と裏面の画像それぞれを関連づける帳票読み取り装置が提案されている(例えば、特許文献1)。また、帳票の2重読み取りを防止するため、帳票の読み取り後、その帳票の所定個所にナンバリング文字を印字する装置がある(例えば、特許文献2)。
【0003】
【特許文献1】特開2000−20611号公報
【特許文献2】特開平10−162097号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
書類・帳票等へマーカやナンバリング文字を印刷する装置では、一般的には、インクジェット型の記録機構を用いているが、印字ヘッドを垂直方向上向きに設定し、その印字ヘッド上を、帳票等を高速で搬送した場合、帳票上に鮮明なマーカやナンバリング文字を印刷することが困難になるという問題がある。すなわち、印字ヘッドの真上を帳票等を高速で移動させた場合、印刷文字等が搬送方向へ流れてしまい、印刷内容が解読不能になったり、あるいは全体的に変形した不鮮明な印刷印字状態となる。さらには、使用するインクの特性、例えば、インクの乾燥時間等に起因するインク垂れが生じるといった問題もある。
【0005】
本発明は、上述した課題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、高速で搬送される書類や帳票上に印刷等を行うことのできる書類処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上述した課題を解決する一手段として、例えば、以下の構成を備える。すなわち、本発明は多種多様な帳票・書類を分類処理する書類処理装置であって、前記帳票・書類を個別に分離して搬送路上を搬送させる手段と、前記搬送路の搬送面に埋設したプリント部と、前記プリント部に着脱自在に収容されたインクカートリッジとを備え、前記インクカートリッジのヘッド部分の印字面が垂直上向きになるとともに前記搬送面とほぼ同一面となるように前記プリント部を配し、前記ヘッド部分より垂直上方にインクを噴射して、前記帳票・書類それぞれの裏面に所定の識別コードを印刷することを特徴とする。
例えば、前記プリント部は、前記インクカートリッジを収容した状態で回転可能に配され、前記プリント部を所定方向に所定角度回転することで、前記インクカートリッジの取り外しおよび交換ができることを特徴とする。
また、例えば、前記インクは相対的な乾燥時間が短く、かつ粘性が高いことを特徴とする。さらに、例えば、前記識別コードには、少なくとも文字、記号、一次元バーコード、二次元バーコードが含まれることを特徴とする。例えば、さらに、前記ヘッド部分の搬送方向下流側に、前記ヘッド部分から予備噴射されたインクを吸引するための機構を設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、高速で搬送される多種多様の書類等の裏面に確実に識別コード等を印刷できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の一実施の形態例に係る書類処理装置の全体構成を示す正面図である。
【図2】本発明の実施の形態例に係る書類処理装置のフィーダ装置およびイメージ読取装置の外観構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態例に係る書類処理装置の主要部の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態例に係る書類処理装置のプリント部の構成を説明するための図である。
【図5】本発明の実施の形態例に係る書類処理装置におけるインク吸引機構とその近傍を搬送面の上方から見たときの様子((a))と、そのインク吸引機構を搬送面と平行に書類処理装置の正面側から見たときの様子((b))を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る実施の形態例について添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態例に係る書類処理装置の全体構成を示す正面図である。図1に示すように、本実施の形態例に係る書類処理装置100は、ホッパ装置(フィーダ装置)10、読取装置20、およびスタッカ装置30により構成され、これらの装置により高速で書類等が搬送されるとともに、書類等の所定個所に印刷等を行う。
【0010】
ホッパ装置10は、載置された書類、例えば、帳票、伝票、レセプト等を分離・搬送するための装置である。処理する書類、帳票等は、通常、種々の厚さを有し、かつ綴じ方も不定であるため、ホッパ装置10は、これらの帳票等を1綴りごとに分離して、次段の読取装置20へ搬送する機能を有する。そのためホッパ装置10は、書類や帳票の束を載置するパドル部102、不図示の搬送ベルト部等を備えている。また、ホッパ装置10は、作業者が種々の操作情報を入力したり、書類処理装置の動作状態等を表示したり、あるいは、後述するイメージリーダで読み込んだ画像を可視表示するための操作部や表示部等として機能するモニタ部13を有している。
【0011】
読取装置20は、ホッパ装置10より搬送された帳票等に対して、所定の文字、記号等の識別コードを印刷したり、帳票等に記載されている文字、図形等の情報を読み取る。具体的には、プリント部(印刷部)23は、ホッパ装置10から送られた帳票等の裏面の所定個所にコード等を印刷し、撮像装置(イメージリーダ)21により、帳票等の表面上の文字やイメージを画像情報として電子的に取り込み、それらの帳票等の所定領域に記載された文字等の画像を解析して、記載内容を抽出した後、その取り込み結果に従った制御をする。
【0012】
読取装置20は、書類処理装置全体の制御を司る中央制御部25を備えており、読み取った帳票等のイメージ情報を認識して、その記載内容を電子化するとともに、帳票等の分類仕様に従って、スタッカ装置30における分離・載置部位を決定する。スタッカ装置30は、搬送されてきた帳票等を、読取装置20からの指示、例えば、画像解析や記載内容の抽出結果に従った指示に基づいて、帳票等を所定のポケットに分離、載置する書類収納部として機能する。
【0013】
次に、本実施の形態例に係る書類処理装置における、書類等のフィーダ機構、印刷機構、搬送機構等について説明する。図2は、本実施の形態例に係る書類処理装置100のうち、フィーダ装置10およびイメージ読取装置20の外観構成を示す斜視図である。また、図3は、本実施の形態例に係る書類処理装置の主要部の構成を示すブロック図である。図2において、フィーダ装置10のホッパ部201は、種々の厚さの書類、綴じ方の異なる書類等を一綴りごとに分離する。そのため、ホッパ部201は、ピッカー部103と搬送ベルト部101を有し、搬送ベルト部101の一部は、書類の搬送のみならず、パドル部102そのものを移動して、ホッパ部201に載置された書類をピッカー部103へ搬送する機能を有する。分離された書類は、送出し部202を介して所定の速度で読取装置20へ送られる。
【0014】
搬送ベルト部101のうち一部のベルトは、その表面に一定間隔に配した歯形状のスリット(ベルトの移動方向と垂直な方向に走る突起部と溝部が、一定の間隔で連続する構造)を有する。この溝にパドル部102の底部の一部が係合し、搬送ベルト部101が動くことによる溝部の移動に従って、パドル部102もピッカー部103側へ移動する。これにより、パドル部102の前方に載置された束状の書類・帳票200が搬送によって徐々に減じるのとほぼ同期して、搬送ベルト部101を駆動するという制御が行われる。
【0015】
ピッカー部103には、上述した搬送ベルト101を動作させるため、ピックアップローラ131の下部に位置する書類の厚みによって、ピックアップローラ131の位置を検出するセンサ部104が配されている。また、フィーダ装置10に積載された書類の手前側のエッジを揃えるため、搬送ベルト部101の手前側に、それと並行して走る書類ガイド部107が設けられている。送出し部202は、書類の分離・送り機構としてのフィーダ部130を有する。このフィーダ部130は、図2に示すように安全用の覆いが被せられ、相互に接触しながら反対方向へ回転移動する2つの搬送ベルトによって、書類や帳票の分離および搬送を行う。
【0016】
イメージ読取装置20の搬送部203のうち、フィーダ装置10側の端部近傍において、その搬送面205の下部にプリント部23が埋設されている。このプリント部23には、後述するインクジェット・カートリッジ(インクカートリッジ)が収容されており、インクジェット・カートリッジのヘッド部分(図4、図5において符号403で示す部分)は、その印字面が垂直上方を向くとともに、搬送面205とほぼ同一面にあるか、あるいは搬送面205よりも僅かに垂直下方に位置している。そして、フィーダ装置10からイメージ読取装置20へ搬送される書類や帳票がインクジェット・カートリッジのヘッド部分を通過する際、プリント部23は、書類や帳票の下方より、それらの裏面に向けてインクを噴射し、書類や帳票の所定個所に識別コード等を印刷する(例えば、文字、記号、一次元バーコード、二次元バーコード等によるマーキングを行う)ように構成されている。
【0017】
インクジェット・カートリッジのヘッド部分から噴射される印刷用のインクとしては、速乾性のインク、例えば顔料ベースのインクを使用する。このインクは、通常のインクに比べて相対的に乾燥時間が短く、かつ粘性が高い特徴を有する。これにより、書類・帳票300の紙質の違い(例えば、多孔質や光沢の有無等)によらず、インクの滲み等のない印刷が可能となる。また、インクジェット・カートリッジのヘッド部分に埃等が堆積したり、誤って触れて損傷を与えることがないようにするため、プリント部23の上面全体を覆うように略コの字型のカバー部材24が配されている。
【0018】
カバー部材24の下面部であって、インクジェット・カートリッジのヘッド部分に対応する部分には、例えば、液体の吸収率・保持率に優れたスポンジ製のインク吸収部27が配されている。このインク吸収部27は、インクジェット・カートリッジのヘッド部分からインク目詰まりを防止するために噴射されたインクを吸収するための吸収パッドとして機能する。さらに、インクジェット・カートリッジのヘッド部分近傍には、書類や帳票への印字時以外において、ヘッド部分のインク目詰まりを防止するために予備噴射されたインクのうち、インク吸収部27が吸収しきれないインクを吸引・回収するための機構(デフォッガーともいう。)が設けられている。
【0019】
図5(a)は、インク吸引機構とその近傍を搬送面の上方から見たときの様子を示しており、図5(b)は、インク吸引機構を搬送面205と平行に書類処理装置の正面側から見たときの様子を示している。図5(a)に示すように、プリント部23を構成するインクジェット・カートリッジのヘッド部分403の搬送方向(矢印で示す)下流側には、搬送面205とほぼ同じ面に、所定間隔の格子からなる格子状窓部41aを有するインク吸引機構41が埋設されている。この格子状窓部41aの下部には、図5(b)に示すように、格子状窓部41aに吸引面43aを向けて配置されたファン機構43が配されている。このため、ヘッド部分403から噴射された余剰インクは、その大部分がスポンジ製のインク吸収部27に付着するが、そこに付着しなかったインクは、図中、白抜き矢印で示すように、ファンの回転による空気流に乗って、格子状窓部41aを介してインク吸引機構41の吸引面43aに吸引される。
【0020】
イメージ読取装置20は、上述したプリント部23の下流側において、搬送されてきた帳票等に記載された画像情報をイメージとして読み込むための撮像装置(イメージリーダ)21を備える。さらに、プリント部23の下流側には、上述したマーキングを読み取るための光学読取装置22が配されている。この光学読取装置22も、搬送面205とほぼ同一か、あるいはそれよりも僅かに垂直下方に位置するように搬送面205に埋設されている。
【0021】
イメージ読取装置20は、その下流側に位置するスタッカ装置30に対して帳票等を搬送するために、複数本の搬送ベルト207を有する。これらの搬送ベルト207は、一定の距離をおいて相互に平行に隣り合う位置関係を維持している。また、搬送ベルト207は、不図示の駆動モータで回転駆動されており、相互に同期して同一方向へ同じ速度で移動する。
【0022】
本実施の形態例に係る書類処理装置では、読取装置20の搬送路205に埋設されたプリント部23が、ホッパ装置10より順次搬送されてくる書類・帳票の特定個所(例えば、裏面)にコード等を印刷する。具体的には、中央制御部25が、書類・帳票の搬送タイミングに合わせて、メモリ35に格納されている印刷データをプリント部23へ送信する。その結果、プリント部23のインクジェット・ヘッド部分より垂直上方に向けてインクが噴射され、搬送中の書類や帳票の裏面にコード等が印刷される。なお、これらのコードの印刷は、読取装置20に光学的なセンサ等を設けて、読取装置20への書類等の到来を逐次、検出し、その結果をもとに印刷処理を行ってもよい。
【0023】
次に、本実施の形態例に係る書類処理装置のプリント部の構成について説明する。図4(a)〜図4(d)は、本実施の形態例に係る書類処理装置のプリント部23の構成を模式的に示す図である。図4(a)に示す回転部材420は、その上部421が書類処理装置の搬送部の搬送面205と同じ面位置を有しており、下部に設けた支持部材407によってインクジェット・カートリッジ400を支持するとともに、それを収容している。また、回転部材420は、インクジェット・カートリッジ400のヘッド部分403が搬送面205とほぼ同一の面、あるいは搬送面205よりも僅かに垂直下方に位置するようにインクジェット・カートリッジ400を収容している。具体的には、回転部材420は、インクジェット・カートリッジ400の上を通過する書類・帳票とヘッド部分403との間隔が、例えば、1.0〜1.5mmとなるようにカートリッジの位置決めをする。
【0024】
図4(a)に示す状態から、図4(b)に示すようにラッチレバー411を矢印A方向へ倒すと、それに伴ってスライドプレート410も矢印B方向へ移動する。それと同時に、インクジェット・カートリッジ400を固定していたスプリング415が外れるため、インクジェット・カートリッジ400は、スライドプレート410の移動とともに回転軸405を中心に矢印C方向に回転する。そして、図4(c)に示すように、スライドプレート410をさらに矢印D方向にスライドさせると、それに従って回転部材420は、さらに矢印E方向に回転し、図4(a)に示す状態に対して、その上部421が下方に向いた状態になる。
【0025】
このように回転させた回転部材420の支持部材407を、図4(d)に示すように解除することで、回転部材420に収容されていたインクジェット・カートリッジ400を取り外すことができる。これにより、使用済みのインクジェット・カートリッジ400の廃棄、あるいは、インクジェット・カートリッジ400のヘッド部分403の汚れ等を除去するためのメンテナンス作業、あるいは新たなインクジェット・カートリッジへの交換等を容易かつ迅速に行うことができる。
【0026】
以上説明したように、本実施の形態例によれば、書類処理装置の搬送路の搬送面とほぼ同一面あるいは搬送面よりも僅かに垂直下方にプリント部を配し、そのプリント部に着脱自在にインクジェット・カートリッジを収容する。そして、インクジェット・カートリッジのヘッド部分を、その印字面が垂直上方を向くように位置させるとともに、搬送面とほぼ同一面か、あるいはそれよりも僅かに垂直下方に配することにより、インクジェット・カートリッジのヘッド部分を通過する書類や帳票の下方からインクを噴射して、書類や帳票の裏面に所定コードを印刷することができる。
【0027】
また、コード等の印刷に速乾性のインクを使用することで、インクジェット・カートリッジのヘッド部分を垂直方向上向きに設定し、かつ、書類・帳票を高速でヘッド部分を通過させても、印刷後のインク垂れ、インク流れ等の問題は生じない。また、速乾性のインクであるため、書類・帳票が多孔質紙である等、紙質の違いや光沢のある紙であっても、インクの滲み等のない印刷が可能となるので、書類・帳票の搬送時間および処理時間を大幅に短縮できる。
【0028】
さらに、インクジェット・カートリッジを収容した状態のプリント部全体を回転可能に書類処理装置の搬送路に配し、印刷の際に簡単な機構でプリント部を固定するとともに、印刷時以外においてインクジェット・カートリッジを収容したままプリント部を回転移動できるため、インクジェット・カートリッジのメンテナンス等を容易に行える。
【符号の説明】
【0029】
10 ホッパ装置
13 モニタ部
20 読取装置
21 撮像装置(イメージリーダ)
22 光学読取装置
23 プリント部(印刷部)
24 カバー部材
25 中央制御部
27 インク吸収部
30 スタッカ装置
35 メモリ
41 インク吸引機構
41a 格子状窓部
43 ファン機構
43a 吸引面
100 書類処理装置
101 搬送ベルト部
103 ピッカー部
107 書類ガイド部
130 フィーダ部
131 ピックアップローラ
200 書類・帳票
201 ホッパ部
203 搬送部
205 搬送面
207 搬送ベルト
400 インクジェット・カートリッジ
403 ヘッド部分
407 支持部材
410 スライドプレート
411 ラッチレバー
420 回転部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多種多様な帳票・書類を分類処理する書類処理装置であって、
前記帳票・書類を個別に分離して搬送路上を搬送させる手段と、
前記搬送路の搬送面に埋設したプリント部と、
前記プリント部に着脱自在に収容されたインクカートリッジとを備え、
前記インクカートリッジのヘッド部分の印字面が垂直上向きになるとともに前記搬送面とほぼ同一面となるように前記プリント部を配し、前記ヘッド部分より垂直上方にインクを噴射して、前記帳票・書類それぞれの裏面に所定の識別コードを印刷することを特徴とする書類処理装置。
【請求項2】
前記プリント部は、前記インクカートリッジを収容した状態で回転可能に配され、前記プリント部を所定方向に所定角度回転することで、前記インクカートリッジの取り外しおよび交換ができることを特徴とする請求項1に記載の書類処理装置。
【請求項3】
前記インクは相対的な乾燥時間が短く、かつ粘性が高いことを特徴とする請求項1に記載の書類処理装置。
【請求項4】
前記識別コードには、少なくとも文字、記号、一次元バーコード、二次元バーコードが含まれることを特徴とする請求項1に記載の書類処理装置。
【請求項5】
さらに、前記ヘッド部分の搬送方向下流側に、前記ヘッド部分から予備噴射されたインクを吸引するための機構を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の書類処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−96380(P2012−96380A)
【公開日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−243713(P2010−243713)
【出願日】平成22年10月29日(2010.10.29)
【出願人】(599001389)株式会社プリマジェスト (10)
【Fターム(参考)】