説明

植物栽培用容器および自動灌水式植物栽培システム

【課題】 植物を育てる手間や労力を出来るだけ少なくすることができるプランターを提供することであり、また、プランターに環境を保全する機能を付加して、さらに住環境を向上させる。
【解決手段】
植物栽培用の容器本体と、植物に水遣りができるように容器本体内に設けられる給水パイプと、給水パイプに水を補給するように設けられる給水タンクと、給水タンクに貯留させた水を給水パイプに送り出すポンプと、ポンプに電気を供給する電気供給手段と、植物が植えられる用土の水分を感知するように、容器本体内に設けられた水分感知センサーと、を備え、センサーが水分不足を感知した時に、ポンプを稼動させてパイプ内に水を送り出し、容器本体内に植えられた植物に水が供給できるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、住環境の改善に役立つ植物栽培用の容器および自動灌水式植物栽培システムに関する。
【背景技術】
【0002】
植物は植木鉢やプランター等に植えられることにより、室内に載置されて室内の環境を整える。また、植物は、道路際のフェンス等に保持させることにより、車から排出される排気ガスの悪影響を緩和する。しかし、植物が有する空気の自浄作用は、植物が育つ条件を満たしてやることで発揮されるものであるから、手間のかかる作業が伴う。
植物にとって必要な水および空気について、特開2000―83498号公報には、補水槽が設けられた植物栽培容器が開示されている。この公報には、容器の底蓋に大気導入孔および灌水口を形成することにより、自動で水を吸引させるとともに、空気を用度中に引き込んで、通気性を向上させることが記載されている。他方、植物を利用して環境を整えるものとして、特開2001−104459号公報には、光触媒効果を利用した空気清浄器が開示されている。この公報には、ケースの構造を鉢やプランター等のような形状とし、植物とともに、その中に、光触媒効果のある酸化チタン等を含んだ高分子吸収体を設け、ケースの中を通過する空気を浄化する旨開示されている。
また、特許第3275032号公報は、環境浄化材料に関し、酸化チタンからなる表面を持つ基材表面に多孔質リン酸カルシウム膜をコートすること、そして、担体が活性炭、活性アルミナ、シリカゲル、ゼオライト、粘土焼結体、ガラス、フォームセラミックス、泡金属、フォームプラスチックの内から選ばれた少なくとも一種であることが開示されている。
【特許文献1】特開2000―83498号公報
【特許文献2】特開2001−104459号公報
【特許文献3】特許第3275032号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、通常、植物が育たないような環境でも植物が育てられるようにすることである。また、植物を育てる手間や労力を出来るだけ少なくすることである。そして、環境を保全する機能を付加して、さらに住環境を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の自動灌水式植物栽培システムの発明は、植物栽培用の容器本体と、植物に水遣りができるように前記容器本体に設けられる給水パイプと、該給水パイプに水を補給するように設けられる給水タンクと、該給水タンクに貯留させた水を前記給水パイプに送り出すポンプと、前記ポンプに電気を供給する電気供給手段と、植物が植えられる用土の水分を感知するように、前記容器本体内に設けられた水分感知センサーと、を備え、前記センサーが水分不足を感知した時に、前記ポンプを稼動させて前記パイプ内に水を送り出し、前記容器本体内に植えられた植物に水が供給できるようにしたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記容器本体に設けられた前記給水パイプは、隣り合う前記給水パイプが互いに連結できるように連結手段を備えていることを特徴とする。
【0005】
請求項3に記載の発明は、前記容器本体の側壁に空気が通過できるように設けた網と、前記容器本体の内部に設けた吸引パイプと、該吸引パイプ内の空気を吸引する吸引ポンプと、外側から取り込んだ空気に含まれる有害物質を光触媒活性で浄化できるように、前記吸引パイプ内に設けた酸化チタンと、該酸化チタンに光を照射する照明器具と、を備えていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記容器本体にLEDを設けるとともに、前記給水装置には昼夜を感知するセンサーを設け、夜間、前記電気供給手段から電気の供給を受けて前記LEDを発光させるようにしたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記容器本体の表面に酸化チタンがコーティングされていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、有底角筒形状に形成された前記容器本体の開口部の周縁には、外側に突出させて鍔部が形成されており、紫外線を放射する紫外線LEDが前記容器本体の側壁を照らすように前記鍔部に設けられていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、前記電気供給手段が、アルミニウムに水酸化ナトリウムを反応させることにより発生させた水素を原料にして、電気を発生させるアルミ反応電池であることを特徴とする。
【0006】
請求項8に記載の植物栽培用容器の発明は、植物栽培用の容器の表面に酸化チタンを付着させていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、照明装置を設けた補水槽内に載置させて前記植物栽培用の容器が設けられていることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、植物栽培用の容器の表面には、有害物質を吸着する吸着物質がコーティングされていて、前記酸化チタンは、前記吸着物質上に付着させていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
請求項1の発明では、植物栽培用の容器本体(プランター)に自動で水が補給できるように構成されているので、植物を育てる手間や労力が軽減される。
請求項2の発明では、容器本体が連結できるものになるので、連結された容器本体の夫々に水が供給できるものになる。
請求項3の発明では、空気に含まれている二酸化窒素等の有害物質が、酸化チタンの光触媒活性で分解できるようになるので、空気を浄化することができる。
請求項4の発明では、夜間LEDを発光させることができるので、街灯、警告灯、案内灯等の機能を付加させることができる。
請求項5の発明では、容器本体に酸化チタンがコーティングされているので、光触媒活性が発生し、脱臭効果や人体に有害な物質を除去する効果が期待できる。すなわち、プランターに植えられた植物により空気が浄化され、且つ、その周囲で有害物質が分解されるので、環境保全に役立つ。
請求項6の発明では、容器本体の鍔部に設けられたLEDで、容器本体の外側壁を照らすことができるので、太陽光が得られない夜間であっても、光触媒活性を発生させることができる。
請求項7の発明では、アルミ反応電池が電気を発生させるので、太陽電池や他の発電手段と比較して、安価なシステムとすることができる。
請求項8の植物栽培用容器の発明では、植物により空気の浄化に加えて、酸化チタンの光触媒活性が、脱臭効果や人体に有害な物質を除去する効果を発揮するので、特に、室内の環境保全に役立つ。
請求項9の発明では、補水槽から水が供給されるとともに、照明装置が酸化チタンを刺激するので、水遣りの手間が省け、且つ、環境保全に役立つものとなるから、住環境を向上させる。
請求項10の発明では、吸着物質が有害物質を吸着し、吸着された有害物質を酸化チタンで分解できるので、空気を浄化する効果が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の植物栽培用容器および自動灌水式植物栽培システムについて、図面を参照して詳述する。図1は、本発明の自動灌水式植物栽培システムを説明する説明図である。そして、図2は図1に示すプランター本体1の平面図であり、図3は図2のA―A線の拡大断面図である。
【0009】
これら図1〜3に示すように、本発明の自動灌水式植物栽培システム(第1の実施の形態)は、概ね、プランター本体1と給水装置2とからなる。
プランター本体(容器本体)1は、ゼオライト、粘土焼結体もしくはプラスチック等の素材を利用して有底角筒形状に形成される。このプランター本体1には、長手方向に掛け渡して給水パイプ7が設けられ、所定間隔で噴水孔7aが形成される。給水装置2は、水を貯留する給水タンク3と、給水タンク3に貯留させた水を給水パイプ7に送り出すポンプ4と、ポンプ4に電気を供給するアルミ反応電池(電気供給手段)5とから構成される。そして、プランター本体1に盛られた用土の水分が感知できるように、水分感知センサー6がプランター本体1内に設けられ、水分感知センサー6が水分不足を感知した時に、アルミ反応電池5から電力の供給を受けてポンプ4が稼動し、パイプ7内に水が送り出される。これにより、容器本体1内に植えられた植物に水を供給することができる。
【0010】
プランター本体1の両端部には、給水パイプ7が載置できるような凹部もしくは給水パイプ7を挿通させるための孔11が設けられている。また、給水パイプ7には、他の給水パイプ7と連結できるように、その両端部にネジ部が形成されている。これにより、プランター本体1を直列に並べた状態で隣り合う給水パイプ7が連結される。従って、例えば、道路沿いに複数個のプランター本体1を並べ、これらのプランター本体1のそれぞれに、給水装置2から水を供給することができる。しかも、この水の供給は全て自動でできるから、基本的に人の手を煩わすことがない。このプランター本体1は、給水装置2から給水される水が届く限り、連続的に並べることができる。
【0011】
プランター本体1にはLED8が設けられる。これにより、夜間、LED8を発光させる。この場合、別途、昼夜を感知するセンサー(図省略)を設ける。LED8を発光させるための電力は、給水装置2に設けられたアルミ反応電池5が利用されるが、別途、太陽電池や風力発電装置を設けることもできる。
尚、アルミ反応電池5は、金属アルミニウムと水酸化ナトリウムとを反応させて得られる水素ガスを原料とするものである。
【0012】
プランター本体1の側壁には、アナターゼ形酸化チタンがコーティングされる。この酸化チタンは、太陽光で光触媒活性を発生させるので、容器本体1の側壁に接触した有害な物質(例えば、窒素酸化物)や汚染物質等を除去することができる。従って、このような酸化チタンをコーティングしたプランター本体1は、道路沿いに配置させるものとして、好適なものになる。
【0013】
図4および図5に示す第2の実施の形態におけるプランター本体1は、LED8が容器本体1の側壁を照らせるように、容器本体1の開口部の周縁に形成した鍔部9の先端部を、側壁と対向するように形成したものである。これにより、夜間であってもLED8が容器本体1の側壁を照らせるので、容器本体1の側壁表面で光触媒活性が得られるようになる。尚、酸化チタンは、波長350〜360nmの紫外線で、光触媒活性を効率よく発生させる。従って、ブラックライトランプのように、波長380nm以下の紫外線を放射する光源を照射することによって、光触媒活性を効率よく発生させることができる。ところが紫外線を放射する紫外線LEDの場合は、360〜400nmの紫外線を放射するものであることから、光触媒活性を効率よく発生させることができない。そこで、紫外線LEDを使用する場合には、コーティングする酸化チタンをアナターゼ形ではなく、ルチル形とすること、さらに、ルチル形酸化チタンに白金(Pt)等の金属参加物微粒子を担持させたものを利用する。
【0014】
図6および図7に示す第3の実施の形態における自動灌水式植物栽培システムは、プランター本体1から排気ガスを吸収して空気を浄化できるようにしたものである。以下詳述する。
これら図6および図7に示すように、この実施の形態のシステムは、プランター本体1の底を中段まで底上げして形成することにより、プランター本体1の下方に空洞を形成し、その空洞部分に吸引パイプ17を設けたものである。そして、プランター本体1の側壁部分に網15を設けるとともに、空洞部分の天井には、ブラックライトランプのように紫外線を放射する照明器具14を設ける。
【0015】
吸引パイプ17は、網15を通過して内部に流入してくる空気が取り込めるように空気取り入れ孔を設けたものである。また、照明器具14からの光が、その内部にまで到達できるように、透明な部材で形成されている。吸引パイプ17の内部には、酸化チタンを担持させた基体が詰め込まれている。この基体は、例えば酸化チタンを担持させたグラスウールや繊維の束であり、隙間から空気が自在に通過できるものである。
【0016】
給水装置2内部には吸引ポンプ10が設けられている。この吸引ポンプ10の吸引力により、プランター本体1の外側の空気は、網15を通過し、吸引パイプ17に集められる。そして、空気は吸引パイプ17内に設けられている基体の隙間を通過して、さらに、フィルター16を通過して外部に放出される。この間に、空気に含まれる有害物質は、酸化チタンの光触媒活性で酸化され除去され、且つ、排気ガス中の窒素酸化物は無害化される。
給水装置2の内部には、二酸化炭素を除去する装置(図省略)を設けることもできる。このように構成することにより、酸化チタンでは除去できない二酸化炭素を減らすことができ、プランター本体1で栽培される植物が吸収する二酸化炭素と併せて、空気を浄化する効果の向上が期待できる。
【0017】
吸引パイプ17は、プランター本体1を並べた状態で、相互に連結可能なものである。従って、ビルの屋上において、その周縁部に載置させたプランター本体1を、夫々連結させることもできる。また、例えば、道路に沿って並べ、車から排出される排気ガスの浄化に役立てることができる。
尚、プランター本体1を並べた状態では、吸引パイプ17の吸引力が徐々に低下するので、吸引パイプ17を複数本配置し、夫々独立させてプランター本体1の吸引手段とすることは適宜実施される。
以上、本発明の自動灌水式植物栽培システムは、人手が掛からないシステムであり、また、酸化チタンが排気ガス等の有害成分を分解し、植物によって二酸化炭素の分解が促進されるから、環境の自浄作用を促進させることができる。
【0018】
図8は、特に、室内に載置される植物栽培用容器20を示したものである。この植物栽培用容器20は多孔質材料で形成され、その表面には有害物質を吸着する吸着物質がコーティングされ、さらに、脱臭触媒金属と酸化チタン12とがコーティング(付着)されている。そして、容器本体が照明装置14を設けた補水槽13内に載置され、酸化チタンの光触媒活性が発揮されるように構成されている。これにより、植物栽培用容器20は、植物による空気の浄化に加えて、酸化チタン12による脱臭効果や人体に有害な物質を除去する効果が発揮されるので、特に、室内の環境保全に役立つ。
【0019】
図9は、室内に載置される植物栽培用容器30を示したものである。この植物栽培用容器30は、水槽19の上に植物載置用の網状部材18を設けたものである。この水槽19の表面には、図8に示した植物栽培用容器20と同様に、酸化チタン12がコーティングされている。そして、水槽19には、照明装置14が設けられているので、網状部材18上で栽培される植物によって空気が浄化される効果に加えて、酸化チタン12による脱臭効果や人体に有害な物質を除去する効果が発揮されるので、特に、室内の環境保全に役立つ。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の自動灌水式植物栽培システムを説明する説明図である。
【図2】図1に示すプランター本体の平面図であり
【図3】図2のA―A線の拡大断面図である。
【図4】第2の実施の形態を示す説明図である。
【図5】第2の実施の形態を示す拡大断面図である。
【図6】第3の実施の形態を示す説明図である。
【図7】第3の実施の形態を示す拡大断面図である。
【図8】植物栽培用容器を説明する説明図である。
【図9】植物栽培用容器を説明する説明図である。
【符号の説明】
【0021】
1 プランター本体
2 給水装置
3 給水タンク
4 ポンプ
5 アルミ反応電池
6 水分感知センサー
7 給水パイプ
8 LED
9 鍔部
10 吸引ポンプ
11 孔
12 酸化チタン
13 補水槽
14 照明装置
15 網
16 フィルター
17 吸引パイプ
18 網状部材
19 水槽
20 植物栽培用容器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
植物栽培用の容器本体と、植物に水遣りができるように前記容器本体に設けられる給水パイプと、該給水パイプに水を補給するように設けられる給水タンクと、該給水タンクに貯留させた水を前記給水パイプに送り出すポンプと、前記ポンプに電気を供給する電気供給手段と、植物が植えられる用土の水分を感知するように、前記容器本体内に設けられた水分感知センサーと、を備え、
前記センサーが水分不足を感知した時に、前記ポンプを稼動させて前記パイプ内に水を送り出し、前記容器本体内に植えられた植物に水が供給できるようにしたことを特徴とする自動灌水式植物栽培システム。
【請求項2】
前記容器本体に設けられた前記給水パイプは、隣り合う前記給水パイプが互いに連結できるように連結手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の自動灌水式植物栽培システム。
【請求項3】
前記容器本体の側壁に空気が通過できるように設けた網と、前記容器本体の内部に設けた吸引パイプと、該吸引パイプ内の空気を吸引する吸引ポンプと、外側から取り込んだ空気に含まれる有害物質を光触媒活性で浄化できるように、前記吸引パイプ内に設けた酸化チタンと、該酸化チタンに光を照射する照明器具と、を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の自動灌水式植物栽培システム。
【請求項4】
前記容器本体にLEDを設けるとともに、前記給水装置には昼夜を感知するセンサーを設け、夜間、前記電気供給手段から電気の供給を受けて前記LEDを発光させるようにしたことを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の自動灌水式植物栽培システム。
【請求項5】
前記容器本体の表面には、酸化チタンがコーティングされていることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の自動灌水式植物栽培システム。
【請求項6】
有底角筒形状に形成された前記容器本体の開口部の周縁には、外側に突出させて鍔部が形成されており、紫外線を放射する紫外線LEDが前記容器本体の側壁を照らすように前記鍔部に設けられていることを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載の自動灌水式植物栽培システム。
【請求項7】
前記電気供給手段は、アルミニウムに水酸化ナトリウムを反応させることにより発生させた水素を原料にして、電気を発生させるアルミ反応電池であることを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載の自動灌水式植物栽培システム。
【請求項8】
植物栽培用の容器の表面に酸化チタンを付着させていることを特徴とする植物栽培用容器。
【請求項9】
照明装置を設けた補水槽内に載置させて前記植物栽培用の容器が設けられていることを特徴とする請求項8に記載の植物栽培用容器。
【請求項10】
植物栽培用の容器の表面には、有害物質を吸着する吸着物質がコーティングされていて、前記酸化チタンは、前記吸着物質上に付着させていることを特徴とする請求項8または9に記載の植物栽培用容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−263869(P2008−263869A)
【公開日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−112200(P2007−112200)
【出願日】平成19年4月20日(2007.4.20)
【出願人】(503416881)
【Fターム(参考)】