説明

植物病害防除組成物及びそれを施用する植物病害の防除方法

【課題】 種々の植物病原菌に対して、複数の病害スペクトラムを有し、単独成分からは予想できない優れた防除効果(相乗的な防除効果)を発現させる植物病害防除組成物を提供する。
【解決手段】 一般式


(式中、R、R:置換されてよいアルキル、置換されてよいアリール等;R、R:H、置換されてよいアルキル等;X:ハロゲン、置換されてよいアルキル等;Y:ハロゲン、アルキル等;n:0〜4;m:0〜6)で表される少なくとも1種のキノリン化合物又はその塩(グループa)、及びストロビルリン系化合物、トリアゾール系化合物等からなる群から選択される少なくとも1種以上の殺菌性化合物(グループb)を有効成分として含有することを特徴とする植物病害防除組成物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般式(I)で表される少なくとも1種のキノリン化合物又はその塩(グループa)及びグループ1(b−1)〜28(b−28)(グループb)からなる群から選択される少なくとも1種以上の殺菌性化合物を有効成分として含有することを特徴とする植物病害防除組成物及びその組成物を施用する植物病害の防除方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から数多くの化学薬剤が、植物病害防除のために使用されて来ている。しかしながら、類似骨格を有する同作用系の化学薬剤の同種病害防除への頻繁な使用や過剰投与等により、化学薬剤に対する植物病原菌の耐性化問題が顕著になってきている。
【0003】
一方、昨今、減農薬作物への消費者のニーズや、化学農薬による環境負荷の低減化に対する社会的なニーズが高まりを見せている。
【0004】
また、薬剤の使用現場である農家圃場では、2種類以上の薬剤をタンクミックス法にて混用して処理する場合に、相性の悪い薬剤同士の組み合わせでは、互いの薬剤の効果が低下する場合や、植物体に薬害を生じさせてしまう危険性が多々存在する。
【0005】
このような状況下、既存の薬剤に対する耐性菌に対しても効果が高く、より有効成分量が低くて、かつ効果が高い植物病害防除組成物が望まれている。更に、植物病原菌の耐性化を予防するためにも、異なる基本骨格を有する作用性の異なる成分(化合物)からなる相性の良い植物病害防除組成物及び植物病害の防除方法が望まれている。
【0006】
一般式(I)で表されるキノリン化合物が殺菌剤として、種子消毒、茎葉散布処理等の施用方法で、イネのいもち病(Pyricularia oryzae)並びにトマト、キュウリ及びインゲンの灰色かび病(Botrytis cinerea)等に防除効果を示すことが知られている(特許文献1〜4)。
【0007】
しかし、一般式(I)で表されるキノリン化合物と他の殺菌剤との混合による防除効果についてはまだ知られていない。
【特許文献1】国際公開(WO)第2005/070917号パンフレット
【特許文献2】特開第2007−1944号公報
【特許文献3】国際公開(WO)第07/011022号パンフレット
【特許文献4】特開第2007-217353号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明者らは、一般式(I)で表されるキノリン化合物と他の殺菌剤成分の組み合わせを検討した結果、一般式(I)で表されるキノリン化合物と、特定の殺菌性化合物を組み合わせることにより、種々の植物病原菌に対して単独成分からは予想できない、優れた防除効果(相乗的な効果)が得られ、かつ既存耐性菌に対しても安定した予防効果が示され、更に薬害の発生が認められないことを見出し、本発明に至った。
【0009】
本発明は、各種植物病原菌に対して複数の病害スペクトラムを有し、既存の薬剤に対する耐性菌に対しても、高い植物病害防除効果を示し、病原菌生息環境に投与する有効成分量が低くても高活性を示し、さらに植物に薬害の発生が認められない、新しい植物病害防除組成物及びその組成物を施用する植物病害の防除方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、
(a)一般式(I):
【化2】


[式中、R及びRは、同一若しくは異なっていてもよく、
ハロゲン原子、C〜Cアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基及びフェノキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてよいC〜Cアルキル基;
ハロゲン原子、同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC〜Cアルキル基、C〜Cアルコキシ基、同一若しくは異なった1〜2個のC〜Cアルキル基又はアシル基で置換されてよいアミノ基、ニトロ基、シアノ基、水酸基、メルカプト基及びC〜Cアルキルチオ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜6個の置換基で置換されてよいアリール基;
ハロゲン原子、同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC〜Cアルキル基及びC〜Cアルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜6個の置換基で置換されてよいヘテロアリール基;又は
ハロゲン原子、同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC〜Cアルキル基、C〜Cアルコキシ基、同一若しくは異なった1〜2個のC〜Cアルキル基又はアシル基で置換されてよいアミノ基、ニトロ基、シアノ基、水酸基、メルカプト基及びC〜Cアルキルチオ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜6個の置換基で置換されてよいアラルキル基を表すか、あるいは、
及びRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cアルコキシ基及びフェノキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてよいC〜C10シクロアルキル環を形成し、
及びRは、同一若しくは異なっていてもよく、
水素原子;
ハロゲン原子、C〜Cアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基及びフェノキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてよいC〜Cアルキル基;
ハロゲン原子;
〜Cアルコキシ基;又は
水酸基を表すか、あるいは、
及びRは、それらが一緒になって、C〜Cアルキリデン基又はオキソ基を形成するか;又は
それらが結合している炭素原子と一緒になって、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cアルコキシ基及びフェノキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてよいC〜C10シクロアルキル環を形成し;
Xは、nが2〜4の場合、同一若しくは異なっていてもよく、
ハロゲン原子;
ハロゲン原子、C〜Cアルコキシ基、水酸基、C〜Cアルコキシカルボニル基及びフェノキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてよいC〜Cアルキル基;
ハロゲン原子、C〜Cアルコキシ基、C〜Cアルコキシカルボニル基及びフェノキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてよいC〜Cアルケニル基;
ハロゲン原子、C〜Cアルコキシ基及びフェノキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてよいC〜Cアルキニル基;
ハロゲン原子、同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC〜Cアルキル基、C〜Cアルコキシ基、同一若しくは異なった1〜2個のC〜Cアルキル基又はアシル基で置換されてよいアミノ基、ニトロ基、シアノ基、水酸基、メルカプト基及びC〜Cアルキルチオ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜6個の置換基で置換されてよいアリール基;
ハロゲン原子、同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC〜Cアルキル基及びC〜Cアルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜6個の置換基で置換されてよいヘテロアリール基;
〜Cアルコキシ基;
同一若しくは異なった1〜2個のC〜Cアルキル基又はアシル基で置換されてよいアミノ基;
アシル基;
シアノ基;又は、
〜Cアルキル基、C〜Cアルケニル基、C〜Cルキニル基、アラルキル基、アリール基及びヘテロアリール基からなる群から選ばれる置換基で水酸基の水素原子が置換されてよいN−ヒドロキシC〜Cアルカンイミドイル基を表し、
Yは、mが2〜6の場合は、同一若しくは異なっていてもよく、
ハロゲン原子;C〜Cアルキル基;C〜Cアルコキシ基;又は水酸基を表し、
nは、0〜4の整数を表し、
mは、0〜6の整数を表す]
で表される少なくとも1種のキノリン化合物又はその塩(グループa)及び
【0011】
(b)下記グループ(1)〜(28)(グループb):
グループ(1)
(b−1−1)アゾキシストロビン(Azoxystrobin)
(b−1−2)クレソキシムメチル(Kresoxim−methyl)
(b−1−3)ピラクロストロビン(Pyraclostrobin)
(b−1−4)ピコキシストロビン(Picoxystrobin)
(b−1−5)フルオキサストロビン(Fluoxastrobin)
(b−1−6)ジモキシストロビン(Dimoxystrobin)
(b−1−7)オリサストロビン(Orysastribin)
(b−1−8)メトミノストロビン(Metominostrobin)及び
(b−1−9)トリフロキシストロビン(Trifloxystrobin)
から選択されるストロビルリン系化合物、
【0012】
グループ(2)
(b−2−1)シメコナゾール(Simeconazole)
(b−2−2)テブコナゾール(Tebuconazole)
(b−2−3)フェンブコナゾール(Fenbuconazole)
(b−2−4)ヘキサコナゾール(Hexaconazole)
(b−2−5)イミベンコナゾール(Imibenconazole)
(b−2−6)トリアジメホン(Triadimefon)
(b−2−7)テトラコナゾール(Tetraconazole)
(b−2−8)プロチオコナゾール(Prothioconazole)
(b−2−9)トリティコナゾール(Triticonazole)
(b−2−10)エポキシコナゾール(Epoxiconazole)
(b−2−11)イプコナゾール(Ipconazole)
(b−2−12)メトコナゾール(Metconazole)
(b−2−13)プロピコナゾール(Propiconazole)
(b−2−14)シプロコナゾール(Cyproconazole)
(b−2−15)ジフェノコナゾール(Difenoconazole)
(b−2−16)ジニコナゾール(Diniconazole)
(b−2−17)フルキンコナゾール(Fluquinconazole)
(b−2−18)フルシラゾール(Flusilazole)
(b−2−19)ペンコナゾール(Penconazole)
(b−2−20)ブロムコナゾール(Bromuconazole)
(b−2−21)トリアジメノール(Triadimenol)
(b−2−22)フルトリアフォル(Flutriafol)
(b−2−23)ミクロブタニル(Myclobutanil)
(b−2−24)エタコナゾール(Etaconazole)及び
(b−2−25)ビテルタノール(Bitertanol)
から選択されるトリアゾール系化合物、
【0013】
グループ(3)
(b−3−1)オキスポコナゾールフマル酸塩(Oxpoconazole fumarate)
(b−3−2)トリフミゾール(Triflumizole)
(b−3−3)イマザリル(Imazalil)
(b−3−4)イマザリル−S(Imazalil−S)
(b−3−5)プロクロラズ(Prochloraz)
(b−3−6)ペフラゾエート(Pefurazoate)及び
(b−3−7)トリアゾキシド(Triazoxide)
から選択されるミダゾール系化合物、
【0014】
グループ(4)
(b−4−1)ペンチオピラド(Penthiopyrad)
(b−4−2)フルトラニル(Flutolanil)
(b−4−3)フラメトピル(Furametpyr)
(b−4−4)ボスカリド(Boscalid)
(b−4−5)フェンヘキサミド(Fenhexamid)
(b−4−6)シフルフェナミド(Cyflufenamid)
(b−4−7)テクロフタラム(Tecloftalam)
(b−4−8)マンジプロパミド(Mandipropamid)
(b−4−9)ビキサフェン(Bixafen)
(b−4−10)カルボキシン(Carboxin)
(b−4−11)オキシカルボキシン(Oxycarboxin)
(b−4−12)メプロニル(Mepronil
(b−4−13)シルチオファム(Silthiofam
(b−4−14)チフルザミド(Thifluzamide
(b−4−15)フルメトバー(Flumetover)
(b−4−16)エタボキサム(Ethaboxam)
(b−4−17)ゾキサミド(Zoxamide)
(b−4−18)チアジニル(Tiadinil)
(b−4−19)イソチアニル(Isotianil)
(b−4−20)ジクロシメット(Diclocymet)
(b−4−21)フェノキサニル(Fenoxanil)
(b−4−22)フルオピコリド(Fluopicolide)
(b−4−23)フルオピラム(Fluopyram)
(b−4−24)カルプロパミド(Carpropamid)
(b−4−25)トルフェンピラド(Tolfenpyrad)
(b−4−26)N−[2−(1,3−ジメチルブチル)フェニル]−5−フルオロ−13−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
(b−4−27)N−{2−[1,1’−ビ(シクロプロピル)−2−イル]フェニル}−3−ジフルオロメチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
(b−4−28)3−ジフルオロメチル−N−(9−イソプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−メタノナフタレン−5−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
(b−4−29)3−ジフルオロメチル−N−[4’−(3,3−ジメチルブチン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
(b−4−30)3−ジフルオロメチル−N−[4’−(3−メトキシ−3−メチルブチン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド及び
(b−4−31)3−ジフルオロメチル−1−メチル−N−[1,2,3,4−テトラヒドロ−9−(1−メチルエチル)−1,4−メタノナフタレン−5−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
から選択されるカルボキサミド系化合物、
【0015】
グループ(5)
(b−5−1)メタラキシル(Metalaxyl)
(b−5−2)メタラキシル−M(Metalaxyl−M)
(b−5−3)ベナラキシル(Benalaxyl)
(b−5−4)ベナラキシル−M(Benalaxyl−M:Kiralaxyl)及び
(b−5−5)フララキシル−M(Furalaxyl−M)
から選択されるアシルアラニン系化合物、
【0016】
グループ(6)
(b−6−1)ベンチアバリカルブイソプロピル(Benthiavalicarb−isopropyl)及び
(b−6−2)イプロバリカルブ(Iprovalicarb)
から選択されるバリンアミド系化合物;
【0017】
グループ(7)
(b−7−1)シアゾファミド(Cyazofamid)
(b−7−2)アミスルブロム(Amisulbrom)及び
(b−7−3)フルスルファミド(Flusulfamide)
から選択されるスルホンアミド系化合物、
【0018】
グループ(8)
(b−8−1)トリルフルアニド(Tolylfluanid)及び
(b−8−2)ジクロフルアニド(Dichlofluanid)
から選択されるスルフェンアミド系化合物、
【0019】
グループ(9)
(b−9−1)プロパモカルブ(Propamocarb)
(b−9−2)プロパモカルブ塩酸塩(Propamocarb hydrochloride)
(b−9−3)ジエトフェンカルブ(Diethofencarb)及び
(b−9−4)ピリベンカルブ(Pyribencarb)
から選択されるカーバメート系化合物;
【0020】
グループ(10)
(b−10−1)マンゼブ(Mancozeb)
(b−10−2)マンネブ(Maneb)
(b−10−3)プロピネブ(Propineb)
(b−10−4)ジネブ(Zineb)
(b−10−5)メチラム(Metiram)
(b−10−6)ジラム(Ziram)
(b−10−7)チウラム(Thiuram)及び
(b−10−8)ポリカーバメート(Polycarbamate)
から選択されるジチオカーバメート系化合物;
【0021】
グループ(11)
(b−11−1)イプロジオン(Iprodione)
(b−11−2)プロシミドン(Procymidone)
(b−11−3)キャプタン(Captan)
(b−11−4)ビンクロゾリン(Vinclozolin)
(b−11−5)クロゾリネート(Chlozolinate)及び
(b−11−6)ホルペット(Folpet)
から選択されるジカルボキシイミド系化合物;
【0022】
グループ(12)
(b−12−1)イミノクタジンアルベシル酸塩(Iminoctadine−trialbesilate)
(b−12−2)イミノクタジン酢酸塩(Iminoctadine−triacetate)
(b−12−3)グアザチン及(Guazatine)び
(b−12−4)ドジン(Dodine)
から選択されるグアニジン系化合物;
【0023】
グループ(13)
(b−13−1)メパニピリム(Mepanipyrim)
(b−13−2)フェナリモル(Fenarimol)
(b−13−3)フェリムゾン(Ferimzone)
(b−13−4)シプロジニル(Cyprodinil)
(b−13−5)ピリメタニル(Pyrimethanil)
(b−13−6)ヌアリモル(Nuarimol)
(b−13−7)ジメチリモル(Dimethirimol)
(b−13−8)ブピリメート(Bupirimate)及び
(b−13−9)ジフルメトリム(Diflumetorim)
から選択されるピリミジン系化合物;
【0024】
グループ(14)
(b−14−1)ジメトモルフ(Dimethomorph)
(b−14−2)フェンプロピモルフ(Fenpropimorph)
(b−14−3)トリデモルフ(Tridemorph)
(b−14−4)ドデモルフ(Dodemorph)及び
(b−14−5)フルモルフ(Flumorph)
から選択されるモルホリン系化合物;
【0025】
グループ(15)
(b−15−1)チオファネート(Thiophanate)
(b−15−2)チオファネートメチル(Thiophanate−methyl)
(b−15−3)ベノミル(Benomyl)
(b−15−4)カルベンダジム(Carbendazim)
(b−15−5)チアベンダゾール(Thiabendazole)及び
(b−15−6)フベリダゾール(Fuberidazole)
から選択されるベンズイミダゾール系化合物、
【0026】
グループ(16)
(b−16−1)フルジオキソニル(Fludioxonil)
(b−16−2)フルオロイミド(Fluoroimide)及び
(b−16−3)フェンピクロニル(Fenpiclonil)
から選択されるピロール系化合物;
【0027】
グループ(17)
(b−17−1)ホセチル(Fosetyl−alminium)
(b−17−2)エジフェンホス(Edifenphos:EDDP)
(b−17−3)トルクロホスメチル(Tolclofos−methyl
(b−17−4)イプロベンホス(Iprobenfos:IBP及び
(b−17−5)ピラゾホス(Pyrazophos)
から選択される有機リン系化合物、
【0028】
グループ(18)
(b−18−1)水酸化第二銅(Copper hydroxide)
(b−18−2)銅(Copper)
(b−18−3)塩基性塩化銅(Copper oxychloride)
(b−18−4)塩基性硫酸銅(Copper sulfate (tribasic))
(b−18−5)オキシン銅(Oxine−copper)
(b−18−6)硫酸銅五水塩(Copper sulfate pentahydrate)
(b−18−7)無水硫酸銅(Copper sulfate)
(b−18−8)ノニルフェノールスルホン酸銅(Copper nonylphenylsulfate)及び
(b−18−9)ドデシルベンゼンスルホン酸ビスエチレンジアミン銅錯塩(Copper dodecylbenzene sulfate・bis(ethylenediamine) complex:DBEDC)
から選択される銅系化合物、
【0029】
グループ(19)
(b−19−1)カスガマイシン(Kasugamycin hydrochloride hydrate)
(b−19−2)バリダマイシン(Validamycin)
(b−19−3)ポリオキシンA〜N(Polyoxins A〜N)
(b−19−4)ブラストサイジンSベンジルアミノベンゼンスルホン酸塩(Blastcidin−S benzylaminobenzenesulfonate salt)
(b−19−5)ストレプトマイシン(Streptomycin)
(b−19−6)ナタマイシン(Natamycin)
(b−19−7)ミルディオマイシン(Mildiomycin)及び
(b−19−8)オキシテトラサイクリン(Oxytetracycline)
から選択される抗生物質、
【0030】
グループ(20)
(b−20−1)クロロタロニル(Chlorothalonil:TPN)
(b−20−2)フサライド(Phthalide)及び
(b−20−3)キントゼン(Quintozene)
から選択される有機塩素系化合物、
【0031】
グループ(21)
(b−21−1)5−クロロ−7−(4−メチルピペリジン−1−イル)−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
(b−21−2)5−クロロ−N−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル]−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
(b−21−3)5−クロロ−N−[(1R)−1,2−ジメチルプロピル]−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
(b−21−4)5−(メトキシメチル)−6−オクチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−アミン及び
(b−21−5)5−エチル−6−オクチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−アミン
から選択されるトリアゾロピリミジン系化合物、
【0032】
グループ(22)
(b−22−1)メトラフェノン(Metrafenone)及び
(b−22−2)3−(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンゾイル)−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルピリジン
から選択されるベンゾイル化合物、
【0033】
グループ(23)
(b−23−1)イソプロピル((1S)−2−メチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−2)イソプロピル((1S)−2,2−ジメチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−3)イソプロピル((1S)−1−{[(1−ベンゾフラン−2-イルカルボニル)アミノ]メチル}−2−メチルプロピル)カーバメート
(b−23−4)2,2,2−トリフルオロエチル((1S)−2−メチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−5)2,2,2−トリフルオロエチル((1S)−2,2−ジメチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−6)2,2,2−トリフルオロエチル((1S)−1−{[(1−ベンゾフラン−2−イルカルボニル)アミノ]メチル}−2−メチルプロピル)カーバメート
(b−23−7)2,2,2−トリフルオロエチル{(1S)−1−メチル−2−[(4−メチルベンゾイル)アミノ]エチル}カーバメート
(b−23−8)ベンジル((1S)−2−メチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート及び
(b−23−9)イソプロピル((1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}エチル)カーバメート
から選択されるエチレンジアミン系化合物、
【0034】
グループ(24)
(b−24−1)3−[5−(4−クロロフェニル)−2,3−ジメチルイソキサゾリジン−3−イル]ピリジン、
(b−24−2)3−[2,3−ジメチル−5−(4−メチルフェニル)イソキサゾリジン−3−イル]ピリジン及び
(b−24−3)3−[2−イソプロピル−3−メチル−5−(4−クロロフェニル)イソキサゾリジン−3−イル]ピリジン
から選択されるイソキサゾリジン系化合物、
【0035】
グループ(25)
(b−25−1)キノキシフェン(Quinoxyfen)
(b−25−2)[6−(2,2−ジメチルエチル)−8−フルオロ−2,3−ジメチルキノリン−4−イル]アセテート及び
(b−25−3)[6−(2,2−ジメチルエチル)−8−フルオロ−2,3−ジメチルキノリン−4−イル]メトキシアセテート
から選択されるキノリン系化合物;
【0036】
グループ(26)
(b−26−1)(2Z)−{[2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]チオ}[3−(2−メトキシフェニル)−1,3−チアゾリジン−2−イリデン]アセトニトリル及び
(b−26−2)(2Z)−{[2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]チオ}[3−(2−メチルフェニル)−1,3−チアゾリジン−2−イリデン]アセトニトリル
から選択されるチアゾリジン系化合物、
【0037】
グループ(27)
(b−27−1)1−[(2−プロペニルチオ)カルボニル]−2−(1−メチルエチル)−4−(2−メチルフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オン
(b−27−2)1−[(エチルチオ)カルボニル]−2−(1−メチルエチル)−4−(2−メチルフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オン及び
(b−27−3)1−[(エチルチオ)カルボニル]−2−(1−メチルエチル)−4−(2,6−ジクロロフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オン
から選択されるピラゾリノン系化合物、並びに
【0038】
グループ(28)
(b−28−1)ヒドロキシイソキサゾール(Hydroxyisoxazol:Hymexazol)
(b−28−2)フルアジナム(Fluazinam)
(b−28−3)ジクロメジン(Diclomezine)
(b−28−4)トリシクラゾール(Tricyclazole)
(b−28−5)シモキサニル(Cymoxanil)
(b−28−6)ファモキサドン(Famoxadone)
(b−28−7)フェンアミドン(Fenamidone)
(b−28−8)クロルピクリン(Chloropicrin)
(b−28−9)チアジアジン(Thiadiazine:Milneb)
(b−28−10)プロキナジド(Proquinazid)
(b−28−11)スピロキサミン(Spiroxamine)
(b−28−12)フェンプロピジン(Fenpropidin)
(b−28−13)ジチアノン(Dithianon)
(b−28−14)ペンシクロン(Pencycuron)
(b−28−15)イソプロチオラン(Isoprothiolane)
(b−28−16)プロベナゾール(Probenazole)
(b−28−17)レスベラトロール(Resveratrol)
(b−28−18)トリホリン(Triforine)
(b−28−19)アシベンゾラル−S−メチル(Acibenzolar−S−methyl)
(b−28−20)ピロキロン(Pyroquilon)
(b−28−21)ジノキャップ(Dinocap)
(b−28−22)ニッケル ビス(ジメチルジチオカーバメイト)(Nickel bis(dimethyldithiocarbamate))
(b−28−23)エトリジアゾール(Echlomezol:Etridiazole)
(b−28−24)オキサジキシル(Oxadixyl)
(b−28−25)アンバム(Amobam)
(b−28−26)ピリフェノックス(Pyrifenox)
(b−28−27)オキソリニック酸(Oxolinic acid)
(b−28−28)亜燐酸(Phosphonic acid)
(b−28−29)ダゾメット(Dazomet)
(b−28−30)メチルイソチオシアネート(Methyl−isothiocyanate)
(b−28−31)メタスルホカルブ(Methasulfocarb)
(b−28−32)1,3−ジクロロプロペン
(b−28−33)カーバム(Carbam:Metam)
(b−28−34)ヨウ化メチル(Iodomethane)
(b−28−35)硫黄(Sulfur)
(b−28−36)石灰硫黄混剤(Calcium polysulfide)
(b−28−37)フェンチン(Fentin)
(b−28−38)次亜塩素酸ナトリウム塩(Sodium chlorite)
(b−28−39)キノメチオネート(Chinomethionat)
(b−28−40)クロロネブ(Chloroneb)
(b−28−41)アニラジン(Anilazine)
(b−28−42)ニトロタルイソプロピル(Nitrothal−isopropyl)
(b−28−43)フェニトロパン(Fenitropan)
(b−28−44)ジクロラン(Dicloran)及び
(b−28−45)ベンチアゾール(2−(thiocyanatomethylthio)、benzothiazole:TCMTB)
から選択されるその他の殺菌・殺かび剤、
からなる群から選択される少なくとも1種以上の殺菌性化合物を有効成分として含有することを特徴とする植物病害防除組成物である。
なお、化合物(I)において、mが0のときは、Ymは水素原子を表し、nが0のときは、Xnは水素原子を表す。
【発明の効果】
【0039】
本発明の植物病害防除組成物は、薬剤耐性菌を含む種々の植物病原菌(例えば、イネのいもち病(Pyricularia oryzae)、トマト、キュウリ及びインゲンの灰色かび病(Botrytis cinerea)等)に対して、複数の病害スペクトラムを有し、単独成分からは予想できない優れた防除効果(相乗的な防除効果)を発現させる。また、既存の薬剤に対する耐性菌に対しても、高い植物病害防除効果を示し、さらに植物に薬害の発生が認められない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0040】
本願の特許請求の範囲および明細書中の化合物(I)において用いられる各用語は、特にことわらない限り、化学の分野において一般的に用いられる定義並びにWO2005/070917号公報、特開2007−1944号公報、WO2007/011022号公報及び特開2007-217353号公報に記載された定義によるものとする。
本発明における化合物(I)において、「C1〜C6アルキル基」又は「C1〜C6アルカンイミドイル基のC1〜C6アルキル部分は、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、2−メチルブチル基、ネオペンチル基、1−エチルプロピル基、へキシル基、4−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、1−メチルペンチル基、3,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチル基、1,1−ジメチルブチル基、1,2−ジメチルブチル基、1,3−ジメチルブチル基、2,3−ジメチルブチル基、2−エチルブチル基のような炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルキル基であり得、好適には、炭素数1乃至5個の直鎖又は分枝鎖アルキル基(C1〜C5アルキル基)であり、より好適には、炭素数1乃至4個の直鎖又は分枝鎖アルキル基(C1〜C4アルキル基)であり、更により好適には、炭素数1乃至3個の直鎖又は分枝鎖アルキル基(C1〜C3アルキル基)であり、特に好適には、メチル基、エチル基又はプロピル基であり、最も好適には、メチル基又はエチル基である。
【0041】
本発明におけるの化合物(I)において、「C2〜C6アルケニル基」は、直鎖又は分枝鎖状のいずれであってもよく、1以上の任意の個数の二重結合を含むことができ、例えば、ビニル基、プロパ−1−エン−1−イル基、アリル基、イソプロペニル基、ブタ−1−エン−1−イル基、ブタ−2−エン−1−イル基、ブタ−3−エン−1−イル基、2−メチルプロパ−2−エン−1−イル基、1−メチルプロパ−2−エン−1−イル基、ペンタ−1−エン−1−イル基、ペンタ−2−エン−1−イル基、ペンタ−3−エン−1−イル基、ペンタ−4−エン−1−イル基、3−メチルブタ−2−エン−1−イル基、3−メチルブタ−3−エン−1−イル基、ヘキサ−1−エン−1−イル基、ヘキサ−2−エン−1−イル基、ヘキサ−3−エン−1−イル基、ヘキサ−4−エン−1−イル基、ヘキサ−5−エン−1−イル基又は4−メチルペンタ−3−エン−1−イル基であり得、好適には、ビニル基、アリル基、イソプロペニル基又はブタ−1−エン−1−イル基であり、より好適には、アリル基又はイソプロペニル基である。
【0042】
本発明における化合物(I)において、「C2〜C6アルキニル基」は、直鎖又は分枝鎖状のいずれであってもよく、1以上の任意の個数の三重結合を含むことができ、例えば、エチニル基、プロパ−1−イン−1−イル基、プロパ−2−イン−1−イル基、ブタ−1−イン−1−イル基、ブタ−3−イン−1−イル基、1−メチルプロパ−2−イン−1−イル基、ペンタ−1−イン−1−イル基、ペンタ−4−イン−1−イル基、ヘキサ−1−イン−1−イル基又はヘキサ−5−イン−1−イル基であり得、好適には、エチニル基又はプロパ−1−イン−1−イル基である。
【0043】
本発明における化合物(I)において、「アリール基」は、例えば、フェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、アントラセニル基、フェナントレニル基、アセナフチレニル基等のC6〜C16(炭素数6〜16個)の芳香族炭化水素基であり得、好適には、フェニル基、1−ナフチル基又は2−ナフチル基であり、より好適には、フェニル基である。
【0044】
本発明における化合物(I)において、「ヘテロアリール基」は、単環性又は多環性のいずれであってもよく、1個又は2個以上の同一又は異なる環構成ヘテロ原子を含むことができ、該ヘテロ原子の種類は特に限定されないが、例えば、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子であり得る。ヘテロアリール基は、例えば、フリル基、チエニル基、ピロリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、ジヒドロイソオキサゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサジアゾリル基、チアジアゾリル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、ピリジル基、アゼピニル基、オキサゼピニル基などの5乃至7員の単環式ヘテロアリール基であり得、また、ヘテロアリール基を構成する多環性ヘテロアリール基は、ベンゾフラニル基、イソベンゾフラニル基、ベンゾチエニル基、インドリル基、イソインドリル基、インダゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾイソオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾイソチアゾリル基、ベンゾオキサジアゾリル基、ベンゾチアジアゾリル基、ベンゾトリアゾリル基、キノリル基、イソキノリル基、シンノリニル基、キナゾリニル基、キノキサリニル基、フタラジニル基、ナフチリジニル基、プリニル基、プテリジニル基、カルバゾリル基、カルボリニル基、アクリジニル基、2−アクリジニル基、3−アクリジニル基、4−アクリジニル基、9−アクリジニル基、フェノキサジニル基、フェノチアジニル基、フェナジニル基などの8乃至14員の多環性ヘテロアリール基であり得、好適には、フリル基、チエニル基、オキサゾリル基、ピリジル基、ベンゾフラニル基又はイソベンゾフラニル基であり、より好適には、フリル基、チエニル基、オキサゾリル基又はピリジル基であり、特に好適には、フリル基又はチエニル基である。
【0045】
本発明における化合物(I)において、「アラルキル基」は、前記「C1〜C6アルキル基」の1又は2以上の水素原子(好適には、1〜3の水素原子、より好適は、1〜2の水素原子)が前記「アリール基」で置換された基であり、例えば、ベンジル基、1−ナフチルメチル基、2−ナフチルメチル基、アントラセニルメチル基、フェナントレニルメチル基、アセナフチレニルメチル基、ジフェニルメチル基、1−フェネチル基、2−フェネチル基、1−(1−ナフチル)エチル基、1−(2−ナフチル)エチル基、2−(1−ナフチル)エチル基、2−(2−ナフチル)エチル基、3−フェニルプロピル基、3−(1−ナフチル)プロピル基、3−(2−ナフチル)プロピル基、4−フェニルブチル基、4−(1−ナフチル)ブチル基、4−(2−ナフチル)ブチル基、5−フェニルペンチル基、5−(1−ナフチル)ペンチル基、5−(2−ナフチル)ペンチル基、6−フェニルヘキシル基、6−(1−ナフチル)ヘキシル基又は6−(2−ナフチル)ヘキシルであり得、好適には、ベンジル基、ジフェニルメチル基、1−フェネチル基又は2−フェネチル基であり、より好適には、ベンジル基である。
【0046】
本発明における化合物(I)において、「C3〜C10シクロアルキル環」は、例えば、1つの炭素原子に、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基、オクタメチレン基等の炭素数2〜9個のアルキレン基が結合して形成される環状炭化水素基であり、好適には、トリメチレン基、テトラメチレン基又はペンタメチレン基が結合して形成される環状炭化水素基(シクロブチル環、シクロペンチル環又はシクロヘキシル環)であり、より好適には、ペンタメチレン基が結合して形成される環状炭化水素基(シクロヘキシル環)である。
【0047】
本発明における化合物(I)において、「ハロゲン原子」は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子であり、好適には、フッ素原子、塩素原子又は臭素原子であり、より好適には、フッ素原子又は塩素原子であり、最も好適には、フッ素原子である。
【0048】
本発明における化合物(I)において、「C1〜C6アルコキシ基」は、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、s−ブトキシ基、t−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、イソペンチルオキシ基、2−メチルブトキシ基、ネオペンチルオキシ基、1−エチルプロポキシ基、へキシルオキシ基、(4−メチルペンチル)オキシ基、(3−メチルペンチル)オキシ基、(2−メチルペンチル)オキシ基、(1−メチルペンチル)オキシ基、3,3−ジメチルブトキシ基、2,2−ジメチルブトキシ基、1,1−ジメチルブトキシ基、1,2−ジメチルブトキシ基、1,3−ジメチルブトキシ基、2,3−ジメチルブトキシ基、2−エチルブトキシ基のような炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基であり、好適には、炭素数1乃至4個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基(C1〜C4アルコキシ基)であり、より好適には、メトキシ基、エトキシ基又はイソプロポキシ基であり、更により好適には、メトキシ基又はエトキシ基であり、最も好適には、メトキシ基である。
本発明における化合物(I)において、「C1〜C6アルキルチオ基」は、例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基、イソプロピルチオ基、ブチルチオ基、イソペンチルチオ基、ネオペンチルチオ基、3,3−ジメチルブチルチオ基、2−エチルブチルチオ基のような炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルキルチオ基であり、好適には、炭素数1乃至4個の直鎖又は分枝鎖アルキルチオ基であり、より好適には、メチルチオ基である。
【0049】
本発明における化合物(I)において、「アシル基」は、例えば、ホルミル基、前記「C1〜C6アルキル基」が結合したカルボニル基(C2〜C7アルキルカルボニル基)、前記「C2〜C6アルケニル基」が結合したカルボニル基(C3〜C7アルケニルカルボニル基)、前記「アリール基」が結合したカルボニル基(「アリールカルボニル基」)、前記「C1〜C6アルコキシ基」が結合したカルボニル基(C2〜C7アルコキシカルボニル基)又は前記「C1〜C6アルキルチオ基」が結合したカルボニル基(C2〜C7アルキルチオカルボニル基)であり得、好適には、ホルミル基、C2〜C5アルキルカルボニル基、C3〜C5アルケニルカルボニル基、ベンゾイル基、ナフトイル基、C2〜C5アルコキシカルボニル基又はC2〜C5アルキルチオカルボニル基であり、より好適には、ホルミル基、C2〜C5アルキルカルボニル基、ベンゾイル基又はC2〜C5アルコキシカルボニル基であり、特に好適には、アセチル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基又はベンゾイル基であり、最も好適には、アセチル基ある。
【0050】
本発明における化合物(I)において、「C2〜C7アルコキシカルボニル基」は、例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基のような炭素数2乃至7個のアルコキシカルボニル基であり、そのアルコキシ部分は直鎖又は分枝鎖状であってもよく、好適には、炭素数2乃至4個のアルコキシカルボニル基であり、より好適には、メトキシカルボニル基である。
【0051】
本発明における化合物(I)において、「同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC1〜C6アルキル基」は、前記「C1〜C6アルキル基」である他に、例えば、トリフルオロメチル基、トリクロロメチル基、ジフルオロメチル基、ジクロロメチル基、ジブロモメチル基、フルオロメチル基、クロロメチル基、ブロモメチル基、ヨードメチル基、2,2,2−トリクロロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、2−ブロモエチル基、2−クロロエチル基、2−フルオロエチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、4−フルオロブチル基、3−フルオロ−2−メチルプロピル基、3,3,3−トリフルオロ−2−メチルプロピル基、6,6,6−トリクロロヘキシル基のような同一若しくは異なった1〜3個の前記「ハロゲン原子」により置換された前記「C1〜C6アルキル基」であり、好適には、同一若しくは異なった1〜3個の前記「ハロゲン原子」により置換されてよい前記「C1〜C4アルキル基」であり、より好適には、同一若しくは異なった1〜3個の「フッ素原子又は塩素原子」により置換されてよい前記「C1〜C3アルキル基」であり、更により好適には、メチル基、エチル基、プロピル基、クロロメチル基又はトリフルオロメチル基であり、特に好適には、メチル基、エチル基又はトリフルオロメチル基である。
【0052】
本発明における化合物(I)おいて、「C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基、C2〜C6アルキニル基、アラルキル基、アリール基及びヘテロアリール基からなる群から選ばれる置換基で水酸基の水素原子が置換されてよいN−ヒドロキシC1〜C6アルカンイミドイル基」は、例えば、ヒドロキシイミノメチル基、N−ヒドロキシエタンイミドイル基、N−ヒドロキシプロパンイミドイル基、N−ヒドロキシブタンイミドイル基のような炭素数1〜6個のN−ヒドロキシアルカンイミドイル基である他に、その水酸基が前記「C1〜C6アルキル基」、前記「C2〜C6アルケニル基」、前記「C2〜C6アルキニル基」、前記「アラルキル基」、前記「アリール基」又は前記「ヘテロアリール基」により置換された基であり、例えば、メトキシイミノメチル基、N−メトキシエタンイミドイル基、N−エトキシエタンイミドイル基、N−ブトキシエタンイミドイル基、N−アリルオキシエタンイミドイル基、N−プロパルギルオキシエタンイミドイル基、N−ベンジルオキシエタンイミドイル基、N−フェノキシエタンイミドイル基、N−ピリジルオキシエタンイミドイル基、N−メトキシプロパンイミドイル基、N−メトキシブタンイミドイル基又はN−メトシキヘキサンイミドイル基であり得、好適には、C1〜C6アルキル基及びフェニル基からなる群から選ばれる置換基で水酸基の水素原子が置換されてよい、炭素数1〜4個のN−ヒドロキシアルカンイミドイル基であり、より好適には、ヒドロキシイミノメチル基、N−ヒドロキシエタンイミドイル基、メトキシイミノメチル基、N−メトキシエタンイミドイル基又はN−エトキシエタンイミドイル基であり、特に好適には、メトキシイミノメチル基又はN−メトキシエタンイミドイル基である。
【0053】
本発明における化合物(I)において、R1等の「ハロゲン原子、C1〜C6アルコキシ基、C1〜C6アルキルチオ基及びフェノキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてよいC1〜C6アルキル基」は、前記「同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC1〜C6アルキル基」である他に、例えば、メトキシメチル基、エトキシメチル基、エトキシエチル基、プロポキシメチル基などの同一若しくは異なった1〜3個の前記「C1〜C6アルコキシ基」により置換された前記「C1〜C6アルキル基」、メチルチオメチル基、エチルチオメチル基、エチルチオエチル基などの同一若しくは異なった1〜3個の前記「C1〜C6アルキルチオ基」により置換された前記「C1〜C6アルキル基」又はフェノキシメチル基、フェノキシエチル基などのフェノキシ基により置換された前記「C1〜C6アルキル基」であり得、さらに、2−メトキシ−1−クロロエチル基、3−フェノキシ−2−ブロモ−2−メトキシプロピル基、3−フェノキシ−2−ブロモ−2−メチルチオプロピル基などの、前記ハロゲン原子、前記C1〜C6アルコキシ基、前記C1〜C6アルキルチオ基及びフェノキシ基からなる群から選ばれる2〜3種の置換基により置換された前記「C1〜C6アルキル基」も含み、好適には、メチル基、エチル基、プロピル基、メトキシメチル基、エトキシメチル基、フェノキシメチル基又はメチルチオメチル基であり、より好適には、メチル基又はエチル基である。
【0054】
本発明における化合物(I)において、X等の「ハロゲン原子、C1〜C6アルコキシ基、水酸基、C2〜C7アルコキシカルボニル基及びフェノキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてよいC1〜C6アルキル基」は、前記「同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC1〜C6アルキル基」である他に、例えば、メトキシメチル基、エトキシメチル基、エトキシエチル基、プロポキシメチル基などの同一若しくは異なった1〜3個の前記「C1〜C6アルコキシ基」により置換された前記「C1〜C6アルキル基」、ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基などの1〜3個の水酸基により置換された前記「C1〜C6アルキル基」、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、2−(メトキシカルボニル)エチル基などの同一若しくは異なった1〜3個の前記「C2〜C7アルコキシカルボニル基」により置換された前記「C1〜C6アルキル基」又はフェノキシメチル基、フェノキシエチル基などのフェノキシ基により置換された前記「C1〜C6アルキル基」であり得、さらに、2−メトキシ−1−クロロエチル基、2−ヒドロキシ−1−クロロエチル基、3−フェノキシ−2−ブロモ−2−メトキシカルボニルプロピル基などの、前記ハロゲン原子、前記C1〜C6アルコキシ基、水酸基、前記C2〜C7アルコキシカルボニル基及びフェノキシ基からなる群から選ばれる2〜3種の置換基により置換された前記「C1〜C6アルキル基」も含み、好適には、メチル基、エチル基、プロピル基、メトキシメチル基、エトキシメチル基、フェノキシメチル基、メチルチオメチル基、メトキシカルボニルメチル基又はエトキシカルボニルメチル基であり、より好適には、メチル基又はエチル基である。
【0055】
本発明における化合物(I)において、X等の「ハロゲン原子、C1〜C6アルコキシ基、C2〜C7アルコキシカルボニル基及びフェノキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてよいC2〜C6アルケニル基」は、前記「C2〜C6アルケニル基」である他に、例えば、3−クロロアリル基、4−ブロモ−2−ブテニル基などの同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換された前記「C2〜C6アルケニル基」、3−メトキシ−2−プロペニル基、4−エトキシ−3−ブテニル基などの同一若しくは異なった1〜3個の前記「C1〜C6アルコキシ基」により置換された前記「C2〜C6アルケニル基」、メトキシカルボニルビニル基、3−(エトキシカルボニル)−2−プロペニル基、4−(メトキシカルボニル)−2−ブテニル基などの同一若しくは異なった1〜3個の前記「C2〜C7アルコキシカルボニル基」により置換された前記「C2〜C6アルケニル基」又は3−フェノキシ−2−ブテニル基などのフェノキシ基により置換された前記「C2〜C6アルケニル基」であり得、さらに、4−メトキシ−3−クロロ−2−ブテニル基、4−メトキシカルボニル−3−クロロ−2−ブテニル基、4−フェノキシ−3−クロロ−2−ブテニル基などの、前記ハロゲン原子、前記C1〜C6アルコキシ基、前記C2〜C7アルコキシカルボニル基及びフェノキシ基からなる群から選ばれる2〜3種の置換基により置換された前記「C2〜C6アルケニル基」も含み、好適には、ビニル基、アリル基、イソプロぺニル基、ブタ−1−エン−1−イル基、3−クロロアリル基、4−ブロモ−2−ブテニル基、メトキシカルボニルビニル基又は4−メトキシカルボニルブテニル基であり、より好適には、アリル基又はイソプロぺニル基である。
【0056】
本発明における化合物(I)において、X等の「ハロゲン原子、C1〜C6アルコキシ基及びフェノキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてよいC2〜C6アルキニル基」は、前記「C2〜C6アルキニル基」である他に、例えば、3−クロロ−2−プロピニル基、4−ブロモ−2−ブチニル基などの同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換された前記「C2〜C6アルキニル基」、3−メトキシ−2−プロピニル基、4−エトキシ−3−ブチニル基などの同一若しくは異なった1〜3個の前記「C1〜C6アルコキシ基」により置換された前記「C2〜C6アルキニル基」又は3−フェノキシ−2−ブチニル基などのフェノキシ基により置換された前記「C2〜C6アルキニル基」であり得、さらに、4−メトキシ−4−クロロ−2−ブチニル基、4−フェノキシ−4−クロロ−2−ブチニル基などの、前記ハロゲン原子、前記C1〜C6アルコキシ基及びフェノキシ基からなる群から選ばれる2〜3種の置換基により置換された前記「C2〜C6アルキニル基」も含み、好適には、エチニル基、プロパ−1−イン−1−イル基、3−クロロ−2−プロピニル基、3−メトキシ−2−プロピニル基、4−メトキシ−4−クロロ−2−ブチニル基又は4−フェノキシ−4−クロロ−2−ブチニル基であり得、好適には、エチニル基又はプロパ−1−イン−1−イル基である。
【0057】
本発明における化合物(I)において、X等の「同一若しくは異なった1〜2個のC1〜C6アルキル基又はアシル基で置換されてよいアミノ基」は、アミノ基である他に、同一若しくは異なった1〜2個の前記「C1〜C6アルキル基」又は同一若しくは異なった1〜2個の前記「アシル基」が置換したアミノ基であり、好適には、同一若しくは異なった1〜2個の前記「C1〜C4アルキル基」又は同一若しくは異なった1〜2個の前記「アシル基」が置換したアミノ基であり、より好適には、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基又はアセチルアミノ基である。
【0058】
本発明における化合物(I)において、R3及びR4が一緒になって形成する等の「C1〜C6アルキリデン基」は、例えば、メチリデン基(メチレン基)、エチリデン基、プロピリデン基、イソプロピリデン基のような炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルキリデン基であり、好適には、炭素数1乃至4個の直鎖又は分枝鎖アルキリデン基であり、特に好適には、メチリデン基(メチレン基)である。
【0059】
本発明における化合物(I)において、R1等の「ハロゲン原子、同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC1〜C6アルキル基、C1〜C6アルコキシ基、同一若しくは異なった1〜2個のC1〜C6アルキル基又はアシル基で置換されてよいアミノ基、ニトロ基、シアノ基、水酸基、メルカプト基及びC1〜C6アルキルチオ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜6個の置換基で置換されてよいアリール基」は、前記「アリール基」である他に、同一若しくは異なった1〜6個の前記ハロゲン原子で置換された前記「アリール基」、同一若しくは異なった1〜6個の前記「同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC1〜C6アルキル基」で置換された前記「アリール基」、同一若しくは異なった1〜6個の前記「C1〜C6アルコキシ基」により置換された前記「アリール基」、同一若しくは異なった1〜6個の前記「同一若しくは異なった1〜2個のC1〜C6アルキル基、アシル基で置換されてよいアミノ基」により置換された前記「アリール基」、1〜6個のニトロ基で置換された前記「アリール基」、1〜6個のシアノ基で置換された前記「アリール基」又は1〜6個の水酸基で置換された前記「アリール基」、1〜6個のメルカプト基で置換された前記「アリール基」又は同一若しくは異なった1〜6個の前記「C1〜C6アルキルチオ基」により置換された前記「アリール基」であり得、さらに、前記ハロゲン原子、前記「同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC1〜C6アルキル基」、前記「C1〜C6アルコキシ基」、前記「同一若しくは異なった1〜2個のC1〜C6アルキル基又はアシル基で置換されてよいアミノ基」、ニトロ基、シアノ基、水酸基、メルカプト基及び前記「C1〜C6アルキルチオ基」からなる群から選ばれる2〜6種の置換基により置換された前記「アリール基」も含み、好適には、フェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、4−フルオロフェニル基、4−クロロフェニル基、3−メトキシフェニル基、3−シアノフェニル基、2−メチルチオフェニル基又は2−トリフルオロメチルフェニル基であり、より好適には、フェニル基、4−フルオロフェニル基又は4−クロロフェニル基である。
【0060】
本発明における化合物(I)において、R1等の「ハロゲン原子、同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC1〜C6アルキル基及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜6個の置換基で置換されてよいヘテロアリール基」は、前記「ヘテロアリール基」である他に、例えば、同一若しくは異なった1〜6個のハロゲン原子で置換された前記「ヘテロアリール基」、同一若しくは異なった1〜6個の前記「同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC1〜C6アルキル基」により置換された前記「ヘテロアリール基」又は同一若しくは異なった1〜6個の前記「C1〜C6アルコキシ基」により置換された前記「ヘテロアリール基」であり得、さらに、前記ハロゲン原子、前記「C1〜C6アルキル基」及び前記「C1〜C6アルコキシ基」からなる群から選ばれる2〜6種の置換基により置換された前記「ヘテロアリール基」も含み、好適には、フリル基、チエニル基、オキサゾリル基、ピリジル基、ベンゾフラニル基、イソベンゾフラニル基、5−ブロモフリル基、6−クロロピリジル基、4−トリフルオロメチルピリジル基、3−フルオロチエニル基又は3−メトキシチエニル基であり、より好適には、フリル基又はチエニル基である。
【0061】
本発明の化合物(I)において、R1等の「ハロゲン原子、同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC1〜C6アルキル基、C1〜C6アルコキシ基、同一若しくは異なった1〜2個のC1〜C6アルキル基又はアシル基で置換されてよいアミノ基、ニトロ基、シアノ基、水酸基、メルカプト基及びC1〜C6アルキルチオ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜6個の置換基で置換されてよいアラルキル基」は、前記「アラルキル基」である他に、同一若しくは異なった1〜6個のハロゲン原子で置換された前記「アラルキル基」、同一若しくは異なった1〜6個の前記「同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC1〜C6アルキル基」で置換された前記「アラルキル基」、同一若しくは異なった1〜6個の前記「C1〜C6アルコキシ基」により置換された前記「アラルキル基」、同一若しくは異なった1〜6個の前記「同一若しくは異なった1〜2個のC1〜C6アルキル基又はアシル基で置換されてよいアミノ基」により置換された前記「アラルキル基」、1〜6個のニトロ基で置換された前記「アラルキル基」、1〜6個のシアノ基で置換された前記「アラルキル基」、1〜6個の水酸基で置換された前記「アラルキル基」、1〜6個のメルカプト基で置換された前記「アラルキル基」又は同一若しくは異なった1〜6個の前記「C1〜C6アルキルチオ基」により置換された前記「アラルキル基」であり得、さらに、前記ハロゲン原子、前記「同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC1〜C6アルキル基」、前記「C1〜C6アルコキシ基」、前記「同一若しくは異なった1〜2個のC1〜C6アルキル基又はアシル基で置換されてよいアミノ基」、ニトロ基、シアノ基、水酸基、メルカプト基及び前記「C1〜C6アルキルチオ基」からなる群から選ばれる2種以上の置換基により置換された前記「アラルキル基」も含み、アラルキル基が置換基を有する場合、当該置換基はアラルキル基を構成するアリール環上又はアルキル基上のいずれか又は両方に置換していてもよく、好適には、ベンジル基、ジフェニルメチル基、1−フェネチル、2−フェネチル基、4−クロロベンジル基、3−シアノベンジル基又は4−メチルチオ−2−フェネチル基であり、より好適には、ベンジル基である。
【0062】
本発明における化合物(I)において、R1及びR2等の「それらが結合している炭素原子と一緒になって形成する、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C1〜C6アルコキシ基及びフェノキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてよいC3〜C10シクロアルキル環」は、前記「C3〜C10シクロアルキル環」である他に、例えば、同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換された前記「C3〜C10シクロアルキル環」、同一若しくは異なった1〜3個の前記「C1〜C6アルキル基」で置換された前記「C3〜C10シクロアルキル環」、同一若しくは異なった1〜3個の前記「C1〜C6アルコキシ基」により置換された前記「C3〜C10シクロアルキル環」又は同一若しくは異なった1〜3個のフェノキシ基で置換された前記「C3〜C10シクロアルキル環」であり得、さらに、前記ハロゲン原子、前記「C1〜C6アルキル基」、前記「C1〜C6アルコキシ基」及びフェノキシ基からなる群から選ばれる2〜3種の置換基により置換された前記「C3〜C10シクロアルキル環」も含み、好適には、シクロブチル環、シクロペンチル環、シクロヘキシル環、2−クロロシクロペンチル環、4−メチルシクロヘキシル環、3−メトキシシクロヘキシル環又は3−フェノキシシクロヘキシル環であり、より好適には、シクロヘキシル環である。
【0063】
本発明における化合物(I)において、Xは、イソキノリン環上の置換可能な任意の位置に1個〜4個置換することができ、Xが2個〜4個存在する場合(nが2以上の場合)には、それらは同一でも異なっていてもよい。
【0064】
本発明における化合物(I)において、Yはキノリン環上の置換可能な任意の位置に1個〜6個置換することができ、Yが2個〜6個存在する場合(mが2以上の場合)には、それらは同一でも異なっていてもよい。
【0065】
本発明における化合物(I)は、例えば、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩等の鉱塩:リン酸塩;メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩等のスルホン酸塩;又は酢酸塩、安息香酸、蓚酸塩、フマル酸塩、サルチル酸塩等の有機カルボン酸塩のような塩(好適には、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、メタンスルホン酸塩、蓚酸塩、フマル酸塩又はサルチル酸)にすることができる。
【0066】
本発明の化合物(I)及びそれらの塩は溶媒和物にすることができ、それら溶媒和物も、本発明に包含される。そのような溶媒和物は、好適には、水和物である。
【0067】
本発明における化合物(I)中には、不斉炭素を有する化合物もあり、その場合には、本願発明は、一種の光学活性体及び数種の光学活性体の任意の割合の混合物をも包含する。
【0068】
本発明における化合物(I)において、
1及びR2は、
(1a)好適には、同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC1〜C6アルキル基又は同一若しくは異なった1〜5個のハロゲン原子で置換されてよいフェニル基であり、
(1b)より好適には、メチル基、エチル基、プロピル基、トリフルオロメチル基、トリフルオロエチル基、フェニル基、フルオロフェニル基又はクロロフェニル基であり、
3及びR4は、
(2a)好適には、水素原子、ハロゲン原子又はC1〜C4アルキル基であり、
(2b)より好適には、水素原子、フッ素原子、塩素原子、メチル基又はエチル基であり、
(2c)更により好適には、水素原子、フッ素原子又はメチル基であり、
Xnは、
(3a)好適には、Xが、ハロゲン原子;C1〜C6アルキル基;C2〜C6アルキニル基;ハロゲン原子、同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC1〜C6アルキル基及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜6個の置換基で置換されてよいアリール基;ハロゲン原子、同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC1〜C6アルキル基及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜6個の置換基で置換されてよいヘテロアリール基;シアノ基;又は、C1〜C6アルキル基及びフェニル基からなる群から選ばれる置換基で水酸基の水素原子が置換されてよいN−ヒドロキシ−C1〜C6アルカンイミドイル基であり、nが、0〜2の整数であり、
(3b)より好適には、Xが、ハロゲン原子;C1〜C4アルキル基;C2〜C3アルキニル基;フッ素原子、塩素原子、1〜3個のフッ素原子で置換されてよいC1〜C2アルキル基及びC1〜C2アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜2個の置換基で置換されてよいフェニル基;フッ素原子、塩素原子、1〜3個のフッ素原子で置換されてよいC1〜C2アルキル基及びC1〜C2アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてよい、フリル基、チエニル基、オキサゾリル基又はピリジル基;シアノ基;又は、C1〜C2アルキル基及びフェニル基からなる群から選ばれる置換基で水酸基の水素原子が置換されてよいN−ヒドロキシ−C1〜C2アルカンイミドイル基であり、nが、0〜2の整数であり、
(3c)更により好適には、Xが、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、メチル基、エチニル基、フリル基、チエニル基、シアノ基、メトキシエタンイミドイル基、エトキシエタンイミドイル基又はフェノキシエタンイミドイル基であり、nが、0又は1であり、
Ymは、
(4a)好適には、Yが、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又はC1〜C3アルキル基であり、mが、0〜2であり、
(4b)より好適には、Yが、フッ素原子、塩素原子又はメチル基であり、mが、0又は1であり、
(4c)さらにより好適には、Yが、フッ素原子又はメチル基であり、mが、0又は1である。
【0069】
また、R1及びR2を、(1a)〜(1b)から選択し、R3及びR4を、(2a)〜(2c)から選択し、Xnを(3a)〜(3c)から選択し、Ymを(4a)〜(4c)から選択し、これらを組み合わせて得られる化合物も好適であり、例えば、
(A1)R1及びR2が、同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC1〜C6アルキル基又は同一若しくは異なった1〜5個のハロゲン原子で置換されてよいフェニル基であり、
3及びR4が、水素原子、ハロゲン原子又はC1〜C4アルキル基であり、
Xが、ハロゲン原子;C1〜C6アルキル基;;C2〜C6アルキニル基;ハロゲン原子、同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC1〜C6アルキル基及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜6個の置換基で置換されてよいアリール基;ハロゲン原子、同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC1〜C6アルキル基及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜6個の置換基で置換されてよいヘテロアリール基;シアノ基;又は、C1〜C6アルキル基及びフェニル基からなる群から選ばれる置換基で水酸基の水素原子が置換されてよいN−ヒドロキシ−C1〜C6アルカンイミドイル基であり、nが、0〜2の整数であり、
Yが、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又はC1〜C3アルキル基であり、mが、0〜2である化合物、
(A2)R1及びR2が、メチル基、エチル基、プロピル基、トリフルオロメチル基、トリフルオロエチル基、フェニル基、フルオロフェニル基又はクロロフェニル基フェニル基であり、
3及びR4が、水素原子、フッ素原子、塩素原子、メチル基又はエチル基であり、
Xが、ハロゲン原子;C1〜C4アルキル基;C2〜C3アルキニル基;フッ素原子、塩素原子、1〜3個のフッ素原子で置換されてよいC1〜C2アルキル基及びC1〜C2アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜2個の置換基で置換されてよいフェニル基;フッ素原子、塩素原子、1〜3個のフッ素原子で置換されてよいC1〜C2アルキル基及びC1〜C2アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてよい、フリル基、チエニル基、オキサゾリル基又はピリジル基;シアノ基;又は、C1〜C2アルキル基及びフェニル基からなる群から選ばれる置換基で水酸基の水素原子が置換されてよいN−ヒドロキシ−C1〜C2アルカンイミドイル基であり、nが、0〜2の整数であり、
Yが、フッ素原子、塩素原子又はメチル基であり、mが、0又は1である化合物、又は
(A3)R1及びR2が、メチル基、エチル基、プロピル基、トリフルオロメチル基、トリフルオロエチル基、フェニル基、フルオロフェニル基又はクロロフェニル基であり、
3及びR4が、水素原子、フッ素原子又はメチル基であり、
Xが、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、メチル基、エチニル基、フリル基、チエニル基、シアノ基、メトキシエタンイミドイル基、エトキシエタンイミドイル基又はフェノキシエタンイミドイル基であり、nが、0又は1であり、
Yが、フッ素原子又はメチル基であり、mが、0又は1である化合物をあげることができる。
【0070】
さらに、好適な化合物(I)は、
(a−1)3−(5−フルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、
(a−2)3−(5−クロロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、
(a−3)3−(5−ブロモ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、
(a−4)3−(5−エチニル−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、
(a−5)3−(5,6−ジフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、
(a−6)3−(3−エチル−5−フルオロ−3−プロピル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、
(a−7)3−(5−フルオロ−3−メチル−3−プロピル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、
(a−8)3−(3−メチル−3−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン
(a−9)3−[3−メチル−3−(2,2,2−トリフルオロエチル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル]キノリン、
(a−10)3−[3−メチル−3−フェニル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル]キノリン、
(a−11)3−[3−メチル−3−(4−フルオロフェニル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル]キノリン、
(a−12)3−[3−メチル−3−(4−クロロフェニル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル]キノリン、
(a−13)3−(3,3,4,4−テトラメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、
(a−14)3−(5−フルオロ−3,3,4,4−テトラメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、
(a−15)3−(5−フルオロ−3,3,4,4−テトラメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)−6−フルオロキノリン、
(a−16)3−(5−フルオロ−3,3,4,4−テトラメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)−8−フルオロキノリン、
(a−17)3−(5−フルオロ−3,3,4,4−テトラメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)−8−メチルキノリン、
(a−18)3−(4,4−ジフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、
(a−19)3−(4,5−ジフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン又は
(a−20)3−(4,4,5−トリフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン
である。
【0071】
本発明における化合物(I:グループaの化合物)は、公知化合物であり、例えば、国際公開(WO)第05/070917号パンフレットに記載されている方法又はそれらの方法に準じて製造される。
【0072】
本発明におけるグループbの化合物は、
(B−1)好適には、
グループ(1)
(b−1−1)アゾキシストロビン
(b−1−2)クレソキシムメチル
(b−1−3)ピラクロストロビン
(b−1−4)ピコキシストロビン
(b−1−5)フルオキサストロビン
(b−1−6)ジモキシストロビン
(b−1−7)オリサストロビン
(b−1−8)メトミノストロビン及び
(b−1−9)トリフロキシストロビン
から選択されるストロビルリン系化合物、
【0073】
グループ(2)
(b−2−1)シメコナゾール
(b−2−2)テブコナゾール
(b−2−3)フェンブコナゾール
(b−2−4)ヘキサコナゾール
(b−2−5)イミベンコナゾール
(b−2−6)トリアジメホン
(b−2−7)テトラコナゾール
(b−2−8)プロチオコナゾール
(b−2−9)トリティコナゾール
(b−2−10)エポキシコナゾール
(b−2−11)イプコナゾール
(b−2−12)メトコナゾール
(b−2−13)プロピコナゾール
(b−2−14)シプロコナゾール
(b−2−15)ジフェノコナゾール
(b−2−16)ジニコナゾール
(b−2−17)フルキンコナゾール
(b−2−18)フルシラゾール
(b−2−19)ペンコナゾール
(b−2−20)ブロムコナゾール
(b−2−21)トリアジメノール
(b−2−22)フルトリアフォル
(b−2−23)ミクロブタニル
(b−2−24)エタコナゾール及び
(b−2−25)ビテルタノール
から選択されるトリアゾール系化合物、
【0074】
グループ(3)
(b−3−1)オキスポコナゾールフマル酸塩
(b−3−2)トリフミゾール
(b−3−3)イマザリル
(b−3−4)イマザリル−S
(b−3−5)プロクロラズ
(b−3−6)ペフラゾエート及び
(b−3−7)トリアゾキシド
から選択されるミダゾール系化合物、
【0075】
グループ(4)
(b−4−1)ペンチオピラド
(b−4−2)フルトラニル
(b−4−3)フラメトピル
(b−4−4)ボスカリド
(b−4−5)フェンヘキサミド
(b−4−6)シフルフェナミド
(b−4−7)テクロフタラム
(b−4−8)マンジプロパミド
(b−4−9)ビキサフェン
(b−4−10)カルボキシン
(b−4−11)オキシカルボキシン
(b−4−12)メプロニル
(b−4−13)シルチオファム
(b−4−14)チフルザミド
(b−4−15)フルメトバー
(b−4−16)エタボキサム
(b−4−17)ゾキサミド
(b−4−18)チアジニル
(b−4−19)イソチアニル
(b−4−20)ジクロシメット
(b−4−21)フェノキサニル
(b−4−22)フルオピコリド
(b−4−23)フルオピラム
(b−4−24)カルプロパミド
(b−4−25)トルフェンピラド
(b−4−26)N−[2−(1,3−ジメチルブチル)フェニル]−5−フルオロ−13−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
(b−4−27)N−{2−[1,1’−ビ(シクロプロピル)−2−イル]フェニル}−3−ジフルオロメチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
(b−4−28)3−ジフルオロメチル−N−(9−イソプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−メタノナフタレン−5−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
(b−4−29)3−ジフルオロメチル−N−[4’−(3,3−ジメチルブチン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
(b−4−30)3−ジフルオロメチル−N−[4’−(3−メトキシ−3−メチルブチン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド及び
(b−4−31)3−ジフルオロメチル−1−メチル−N−[1,2,3,4−テトラヒドロ−9−(1−メチルエチル)−1,4−メタノナフタレン−5−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
から選択されるカルボキサミド系化合物、
【0076】
グループ(5)
(b−5−1)メタラキシル
(b−5−2)メタラキシル−M
(b−5−3)ベナラキシル
(b−5−4)ベナラキシル−M及び
(b−5−5)フララキシル−M
から選択されるアシルアラニン系化合物、
【0077】
グループ(6)
(b−6−1)ベンチアバリカルブイソプロピル及び
(b−6−2)イプロバリカルブ
から選択されるバリンアミド系化合物;
【0078】
グループ(7)
(b−7−1)シアゾファミド
(b−7−2)アミスルブロム及び
(b−7−3)フルスルファミド
から選択されるスルホンアミド系化合物、
【0079】
グループ(8)
(b−8−1)トリルフルアニド及び
(b−8−2)ジクロフルアニド
から選択されるスルフェンアミド系化合物、
【0080】
グループ(9)
(b−9−1)プロパモカルブ
(b−9−2)プロパモカルブ塩酸塩
(b−9−3)ジエトフェンカルブ及び
(b−9−4)ピリベンカルブ
から選択されるカーバメート系化合物;
【0081】
グループ(10)
(b−10−1)マンゼブ
(b−10−2)マンネブ
(b−10−3)プロピネブ
(b−10−4)ジネブ
(b−10−5)メチラム
(b−10−6)ジラム
(b−10−7)チウラム及び
(b−10−8)ポリカーバメート
から選択されるジチオカーバメート系化合物;
【0082】
グループ(11)
(b−11−1)イプロジオン
(b−11−2)プロシミドン
(b−11−3)キャプタン
(b−11−4)ビンクロゾリン
(b−11−5)クロゾリネート及び
(b−11−6)ホルペット
から選択されるジカルボキシイミド系化合物;
【0083】
グループ(12)
(b−12−1)イミノクタジンアルベシル酸塩
(b−12−2)イミノクタジン酢酸塩
(b−12−3)グアザチン及び
(b−12−4)ドジン
から選択されるグアニジン系化合物;
【0084】
グループ(13)
(b−13−1)メパニピリム
(b−13−2)フェナリモル
(b−13−3)フェリムゾン
(b−13−4)シプロジニル
(b−13−5)ピリメタニル
(b−13−6)ヌアリモル
(b−13−7)ジメチリモル
(b−13−8)ブピリメート及び
(b−13−9)ジフルメトリム
から選択されるピリミジン系化合物;
【0085】
グループ(14)
(b−14−1)ジメトモルフ
(b−14−2)フェンプロピモルフ
(b−14−3)トリデモルフ
(b−14−4)ドデモルフ及び
(b−14−5)フルモルフ
から選択されるモルホリン系化合物;
【0086】
グループ(15)
(b−15−1)チオファネート
(b−15−2)チオファネートメチル
(b−15−3)ベノミル
(b−15−4)カルベンダジム
(b−15−5)チアベンダゾール及び
(b−15−6)フベリダゾール
から選択されるベンズイミダゾール系化合物、
【0087】
グループ(16)
(b−16−1)フルジオキソニル
(b−16−2)フルオロイミド及び
(b−16−3)フェンピクロニル
から選択されるピロール系化合物;
【0088】
グループ(17)
(b−17−1)ホセチル
(b−17−2)エジフェンホス
(b−17−3)トルクロホスメチル
(b−17−4)イプロベンホス及び
(b−17−5)ピラゾホス
から選択される有機リン系化合物、
【0089】
グループ(18)
(b−18−1)水酸化第二銅
(b−18−2)銅
(b−18−3)塩基性塩化銅
(b−18−4)塩基性硫酸銅
(b−18−5)オキシン銅
(b−18−6)硫酸銅五水塩
(b−18−7)無水硫酸銅
(b−18−8)ノニルフェノールスルホン酸銅及び
(b−18−9)ドデシルベンゼンスルホン酸ビスエチレンジアミン銅錯塩
から選択される銅系化合物、
【0090】
グループ(19)
(b−19−1)カスガマイシン
(b−19−2)バリダマイシン
(b−19−3)ポリオキシンA〜N
(b−19−4)ブラストサイジンSベンジルアミノベンゼンスルホン酸塩
(b−19−5)ストレプトマイシン
(b−19−6)ナタマイシン
(b−19−7)ミルディオマイシン及び
(b−19−8)オキシテトラサイクリン
から選択される抗生物質、
【0091】
グループ(20):
(b−20−1)クロロタロニル
(b−20−2)フサライド及び
(b−20−3)キントゼン
から選択される有機塩素系化合物、
【0092】
グループ(21)
(b−21−1)5−クロロ−7−(4−メチルピペリジン−1−イル)−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
(b−21−2)5−クロロ−N−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル]−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
(b−21−3)5−クロロ−N−[(1R)−1,2−ジメチルプロピル]−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
(b−21−4)5−(メトキシメチル)−6−オクチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−アミン及び
(b−21−5)5−エチル−6−オクチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−アミン
から選択されるトリアゾロピリミジン系化合物、
【0093】
グループ(22)
(b−22−1)メトラフェノン及び
(b−22−2)3−(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンゾイル)−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルピリジン
から選択されるベンゾイル化合物、
グループ(23)
(b−23−1)イソプロピル((1S)−2−メチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−2)イソプロピル((1S)−2,2−ジメチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−3)イソプロピル((1S)−1−{[(1−ベンゾフラン−2-イルカルボニル)アミノ]メチル}−2−メチルプロピル)カーバメート
(b−23−4)2,2,2−トリフルオロエチル((1S)−2−メチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−5)2,2,2−トリフルオロエチル((1S)−2,2−ジメチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−6)2,2,2−トリフルオロエチル((1S)−1−{[(1−ベンゾフラン−2−イルカルボニル)アミノ]メチル}−2−メチルプロピル)カーバメート
(b−23−7)2,2,2−トリフルオロエチル{(1S)−1−メチル−2−[(4−メチルベンゾイル)アミノ]エチル}カーバメート
(b−23−8)ベンジル((1S)−2−メチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート及び
(b−23−9)イソプロピル((1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}エチル)カーバメート
から選択されるエチレンジアミン系化合物、
【0094】
グループ(24)
(b−24−1)3−[5−(4−クロロフェニル)−2,3−ジメチルイソキサゾリジン−3−イル]ピリジン及び
(b−24−2)3−[2,3−ジメチル−5−(4−メチルフェニル)イソキサゾリジン−3−イル]ピリジン及び
(b−24−3)3−[2−イソプロピル−3−メチル−5−(4−クロロフェニル)イソキサゾリジン−3−イル]ピリジン
から選択されるイソキサゾリジン系化合物、
【0095】
グループ(25)
(b−25−1)キノキシフェン
(b−25−2)[6−(2,2−ジメチルエチル)−8−フルオロ−2,3−ジメチルキノリン−4−イル]アセテート及び
(b−25−3)[6−(2,2−ジメチルエチル)−8−フルオロ−2,3−ジメチルキノリン−4−イル]メトキシアセテート
から選択されるキノリン系化合物;
【0096】
グループ(26)
(b−26−1)(2Z)−{[2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]チオ}[3−(2−メトキシフェニル)−1,3−チアゾリジン−2−イリデン]アセトニトリル及び
(b−26−2)(2Z)−{[2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]チオ}[3−(2−メチルフェニル)−1,3−チアゾリジン−2−イリデン]アセトニトリル
から選択されるチアゾリジン系化合物、
【0097】
グループ(27)
(b−27−1)1−[(2−プロペニルチオ)カルボニル]−2−(1−メチルエチル)−4−(2−メチルフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オン
(b−27−2)1−[(エチルチオ)カルボニル]−2−(1−メチルエチル)−4−(2−メチルフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オン及び
(b−27−3)1−[(エチルチオ)カルボニル]−2−(1−メチルエチル)−4−(2,6−ジクロロフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オン
から選択されるピラゾリノン系化合物、並びに
【0098】
グループ(28)
(b−28−1)ヒドロキシイソキサゾール
(b−28−2)フルアジナム
(b−28−3)ジクロメジン
(b−28−4)トリシクラゾール
(b−28−5)シモキサニル
(b−28−6)ファモキサドン
(b−28−7)フェンアミドン
(b−28−8)クロルピクリン
(b−28−9)チアジアジン
(b−28−10)プロキナジド
(b−28−11)スピロキサミン
(b−28−12)フェンプロピジン
(b−28−13)ジチアノン
(b−28−14)ペンシクロン
(b−28−15)イソプロチオラン
(b−28−16)プロベナゾール
(b−28−17)レスベラトロール
(b−28−18)トリホリン
(b−28−19)アシベンゾラル−S−メチル
(b−28−20)ピロキロン
(b−28−21)ジノキャップ
(b−28−22)ニッケル ビス(ジメチルジチオカーバメイト)
(b−28−23)エトリジアゾール
(b−28−24)オキサジキシル
(b−28−25)アンバム
(b−28−26)ピリフェノックス
(b−28−27)オキソリニック酸及び
(b−28−28)亜燐酸
から選択されるその他の殺菌・殺かび剤
から選択され、
【0099】
(B−2)さらに好適には、
グループ(1)
(b−1−1)アゾキシストロビン
(b−1−2)クレソキシムメチル
(b−1−3)ピラクロストロビン
(b−1−4)ピコキシストロビン
(b−1−5)フルオキサストロビン
(b−1−6)ジモキシストロビン
(b−1−7)オリサストロビン
(b−1−8)メトミノストロビン及び
(b−1−9)トリフロキシストロビン
から選択されるストロビルリン系化合物、
【0100】
グループ(2)
(b−2−1)シメコナゾール
(b−2−2)テブコナゾール
(b−2−3)フェンブコナゾール
(b−2−4)ヘキサコナゾール
(b−2−5)イミベンコナゾール
(b−2−6)トリアジメホン
(b−2−7)テトラコナゾール
(b−2−8)プロチオコナゾール
(b−2−9)トリティコナゾール
(b−2−10)エポキシコナゾール
(b−2−11)イプコナゾール
(b−2−12)メトコナゾール
(b−2−13)プロピコナゾール
(b−2−14)シプロコナゾール
(b−2−15)ジフェノコナゾール
(b−2−16)ジニコナゾール
(b−2−17)フルキンコナゾール及び
(b−2−18)フルシラゾール
から選択されるトリアゾール系化合物、
【0101】
グループ(3)
(b−3−1)オキスポコナゾールフマル酸塩
(b−3−2)トリフミゾール
(b−3−3)イマザリル
(b−3−4)イマザリル−S及び
(b−3−5)プロクロラズ
から選択されるミダゾール系化合物、
【0102】
グループ(4)
(b−4−1)ペンチオピラド
(b−4−2)フルトラニル
(b−4−3)フラメトピル
(b−4−4)ボスカリド
(b−4−5)フェンヘキサミド
(b−4−6)シフルフェナミド
(b−4−7)テクロフタラム
(b−4−8)マンジプロパミド
(b−4−9)ビキサフェン
(b−4−10)カルボキシン
(b−4−11)オキシカルボキシン
(b−4−12)メプロニル
(b−4−13)シルチオファム
(b−4−14)チフルザミド
(b−4−15)フルメトバー
(b−4−16)エタボキサム
(b−4−17)ゾキサミド
(b−4−18)チアジニル
(b−4−19)イソチアニル
(b−4−20)ジクロシメット
(b−4−21)フェノキサニル
(b−4−22)フルオピコリド
(b−4−23)フルオピラム
(b−4−24)カルプロパミド
(b−4−25)トルフェンピラド
(b−4−26)N−[2−(1,3−ジメチルブチル)フェニル]−5−フルオロ−13−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
(b−4−27)N−{2−[1,1’−ビ(シクロプロピル)−2−イル]フェニル}−3−ジフルオロメチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
(b−4−28)3−ジフルオロメチル−N−(9−イソプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−メタノナフタレン−5−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
(b−4−29)3−ジフルオロメチル−N−[4’−(3,3−ジメチルブチン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド及び
(b−4−30)3−ジフルオロメチル−N−[4’−(3−メトキシ−3−メチルブチン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
から選択されるカルボキサミド系化合物、
【0103】
グループ(5)
(b−5−1)メタラキシル
(b−5−2)メタラキシル−M
(b−5−3)ベナラキシル及び
(b−5−4)ベナラキシル−M
から選択されるアシルアラニン系化合物、
【0104】
グループ(6)
(b−6−1)ベンチアバリカルブイソプロピル及び
(b−6−2)イプロバリカルブ
から選択されるバリンアミド系化合物;
【0105】
グループ(7)
(b−7−1)シアゾファミド
(b−7−2)アミスルブロム及び
(b−7−3)フルスルファミド
から選択されるスルホンアミド系化合物、
【0106】
グループ(8)
(b−8−1)トリルフルアニド及び
(b−8−2)ジクロフルアニド
から選択されるスルフェンアミド系化合物、
【0107】
グループ(9)
(b−9−1)プロパモカルブ
(b−9−2)プロパモカルブ塩酸塩
(b−9−3)ジエトフェンカルブ及び
(b−9−4)ピリベンカルブ
から選択されるカーバメート系化合物;
【0108】
グループ(10)
(b−10−1)マンゼブ
(b−10−2)マンネブ
(b−10−3)プロピネブ
(b−10−4)ジネブ
(b−10−5)メチラム
(b−10−6)ジラム
(b−10−7)チウラム及び
(b−10−8)ポリカーバメート
から選択されるジチオカーバメート系化合物;
【0109】
グループ(11)
(b−11−1)イプロジオン
(b−11−2)プロシミドン
(b−11−3)キャプタン
(b−11−4)ビンクロゾリン
(b−11−5)クロゾリネート及び
(b−11−6)ホルペット
から選択されるジカルボキシイミド系化合物;
【0110】
グループ(12)
(b−12−1)イミノクタジンアルベシル酸塩
(b−12−2)イミノクタジン酢酸塩
(b−12−3)グアザチン及び
(b−12−4)ドジン
から選択されるグアニジン系化合物;
【0111】
グループ(13)
(b−13−1)メパニピリム
(b−13−2)フェナリモル
(b−13−3)フェリムゾン
(b−13−4)シプロジニル及び
(b−13−5)ピリメタニル
から選択されるピリミジン系化合物;
【0112】
グループ(14)
(b−14−1)ジメトモルフ
(b−14−2)フェンプロピモルフ
(b−14−3)トリデモルフ
(b−14−4)ドデモルフ及び
(b−14−5)フルモルフ
から選択されるモルホリン系化合物;
【0113】
グループ(15)
(b−15−1)チオファネート
(b−15−2)チオファネートメチル
(b−15−3)ベノミル
(b−15−4)カルベンダジム
(b−15−5)チアベンダゾール及び
(b−15−6)フベリダゾール
から選択されるベンズイミダゾール系化合物、
【0114】
グループ(16)
(b−16−1)フルジオキソニル
(b−16−2)フルオロイミド及び
(b−16−3)フェンピクロニル
から選択されるピロール系化合物;
【0115】
グループ(17)
(b−17−1)ホセチル
(b−17−2)エジフェンホス及び
(b−17−3)トルクロホスメチル
から選択される有機リン系化合物、
【0116】
グループ(18)
(b−18−1)水酸化第二銅
(b−18−2)銅
(b−18−3)塩基性塩化銅
(b−18−4)塩基性硫酸銅
(b−18−5)オキシン銅
(b−18−6)硫酸銅五水塩及び
(b−18−7)無水硫酸銅
から選択される銅系化合物、
【0117】
グループ(19)
(b−19−1)カスガマイシン
(b−19−2)バリダマイシン
(b−19−3)ポリオキシンB及びD
(b−19−4)ブラストサイジンSベンジルアミノベンゼンスルホン酸塩、及び
(b−19−5)ストレプトマイシン
から選択される抗生物質、
【0118】
グループ(20):
(b−20−1)クロロタロニル
(b−20−2)フサライド及び
(b−20−3)キントゼン
から選択される有機塩素系化合物、
【0119】
グループ(21)
(b−21−1)5−クロロ−7−(4−メチルピペリジン−1−イル)−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
(b−21−2)5−クロロ−N−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル]−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
(b−21−3)5−クロロ−N−[(1R)−1,2−ジメチルプロピル]−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
(b−21−4)5−(メトキシメチル)−6−オクチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−アミン及び
(b−21−5)5−エチル−6−オクチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−アミン
から選択されるトリアゾロピリミジン系化合物、
【0120】
グループ(22)
(b−22−1)メトラフェノン及び
(b−22−2)3−(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンゾイル)−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルピリジン
から選択されるベンゾイル化合物、
【0121】
グループ(23)
(b−23−1)イソプロピル((1S)−2−メチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−2)イソプロピル((1S)−2,2−ジメチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−3)イソプロピル((1S)−1−{[(1−ベンゾフラン−2-イルカルボニル)アミノ]メチル}−2−メチルプロピル)カーバメート
(b−23−4)2,2,2−トリフルオロエチル((1S)−2−メチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−5)2,2,2−トリフルオロエチル((1S)−2,2−ジメチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−6)2,2,2−トリフルオロエチル((1S)−1−{[(1−ベンゾフラン−2−イルカルボニル)アミノ]メチル}−2−メチルプロピル)カーバメート
(b−23−7)2,2,2−トリフルオロエチル{(1S)−1−メチル−2−[(4−メチルベンゾイル)アミノ]エチル}カーバメート
(b−23−8)ベンジル((1S)−2−メチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート及び
(b−23−9)イソプロピル((1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}エチル)カーバメート
から選択されるエチレンジアミン系化合物、
【0122】
グループ(24)
(b−24−1)3−[5−(4−クロロフェニル)−2,3−ジメチルイソキサゾリジン−3−イル]ピリジン
であるイソキサゾリジン系化合物;
【0123】
グループ(25)
(b−25−1)キノキシフェン及び
(b−25−2)[6−(2,2−ジメチルエチル)−8−フルオロ−2,3−ジメチルキノリン−4−イル]アセテート
から選択されるキノリン系化合物;
【0124】
グループ(26)
(b−26−1)(2Z)−{[2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]チオ}[3−(2−メトキシフェニル)−1,3−チアゾリジン−2−イリデン]アセトニトリル
であるチアゾリジン系化合物、
【0125】
グループ(27)
(b−27−1)1−[(2−プロペニルチオ)カルボニル]−2−(1−メチルエチル)−4−(2−メチルフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オン
であるピラゾリノン系化合物、並びに
【0126】
グループ(28)
(b−28−1)ヒドロキシイソキサゾール
(b−28−2)フルアジナム
(b−28−3)ジクロメジン
(b−28−4)トリシクラゾール
(b−28−5)シモキサニル
(b−28−6)ファモキサドン
(b−28−7)フェンアミドン
(b−28−8)クロルピクリン
(b−28−9)チアジアジン
(b−28−10)プロキナジド
(b−28−11)スピロキサミン
(b−28−12)フェンプロピジン
(b−28−13)ジチアノン
(b−28−14)ペンシクロン
(b−28−15)イソプロチオラン
(b−28−16)プロベナゾール
(b−28−17)レスベラトロール
(b−28−18)トリホリン
(b−28−19)アシベンゾラル−S−メチル
(b−28−20)ピロキロン
(b−28−21)ジノキャップ
(b−28−27)オキソリニック酸及び
(b−28−28)亜燐酸
から選択されるその他の殺菌・殺かび剤
から選択され、
【0127】
(B−3)さらにより好適には、
グループ(1)
(b−1−1)アゾキシストロビン及び
(b−1−2)クレソキシムメチル
から選択されるストロビルリン系化合物、
【0128】
グループ(2)
(b−2−1)シメコナゾール
(b−2−2)テブコナゾール
(b−2−3)フェンブコナゾール
(b−2−4)ヘキサコナゾール
(b−2−5)イミベンコナゾール及び
(b−2−6)トリアジメホン
から選択されるトリアゾール系化合物、
【0129】
グループ(3)
(b−3−1)オキスポコナゾールフマル酸塩及び
(b−3−2)トリフミゾール
から選択されるミダゾール系化合物、
【0130】
グループ(4)
(b−4−1)ペンチオピラド
(b−4−2)フルトラニル
(b−4−3)フラメトピル
(b−4−4)ボスカリド
(b−4−5)フェンヘキサミド
(b−4−6)シフルフェナミド及び
(b−4−7)テクロフタラム
から選択されるカルボキサミド系化合物、
【0131】
グループ(5)
(b−5−1)メタラキシル
(b−5−2)メタラキシル−M
(b−5−3)ベナラキシル及び
(b−5−4)ベナラキシル−M
から選択されるアシルアラニン系化合物、
【0132】
グループ(6)
(b−6−1)ベンチアバリカルブイソプロピル
であるバリンアミド系化合物、
【0133】
グループ(7)
(b−7−1)シアゾファミド
であるスルホンアミド系化合物、
【0134】
グループ(9)
(b−9−1)プロパモカルブ塩酸塩及び
(b−9−2)ジエトフェンカルブ
から選択されるカーバメート系化合物、
【0135】
グループ(10)
(b−10−1)マンゼブ及び
(b−10−2)マンネブ
から選択されるジチオカーバメート系化合物、
【0136】
グループ(11)
(b−11−1)イプロジオン
(b−11−2)プロシミドン及び
(b−11−3)キャプタン
から選択されるジカルボキシイミド系化合物、
【0137】
グループ(12)
(b−12−1)イミノクタジンアルベシル酸塩
であるグアニジン系化合物、
【0138】
グループ(13)
(b−13−1)メパニピリム
(b−13−2)フェナリモル及び
(b−13−3)フェリムゾン
から選択されるピリミジン系化合物、
【0139】
グループ(14)
(b−14−1)ジメトモルフ
であるモルホリン系化合物、
【0140】
グループ(15)
(b−15−1)チオファネートメチル
であるベンズイミダゾール系化合物、
【0141】
グループ(16)
(b−16−1)フルジオキソニル
であるピロール系化合物、
【0142】
グループ(18)
(b−18−1)水酸化第二銅
である銅系化合物、
【0143】
グループ(19)
(b−19−1)カスガマイシン
(b−19−2)バリダマイシン、及び
(b−19−3)ポリオキシンB及びD
から選択される抗生物質、
【0144】
グループ(20)
(b−20−1)クロロタロニル及び
(b−20−2)フサライド
から選択される有機塩素系化合物、
【0145】
グループ(23)
(b−23−1)イソプロピル((1S)−2−メチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−2)イソプロピル((1S)−2,2−ジメチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−3)イソプロピル((1S)−1−{[(1−ベンゾフラン−2-イルカルボニル)アミノ]メチル}−2−メチルプロピル)カーバメート
(b−23−4)2,2,2−トリフルオロエチル((1S)−2−メチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−5)2,2,2−トリフルオロエチル((1S)−2,2−ジメチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−6)2,2,2−トリフルオロエチル((1S)−1−{[(1−ベンゾフラン−2−イルカルボニル)アミノ]メチル}−2−メチルプロピル)カーバメート
(b−23−7)2,2,2−トリフルオロエチル{(1S)−1−メチル−2−[(4−メチルベンゾイル)アミノ]エチル}カーバメート
(b−23−8)ベンジル((1S)−2−メチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート及び
(b−23−9)イソプロピル((1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}エチル)カーバメート
から選択されるエチレンジアミン系化合物、並びに
【0146】
グループ(28)
(b−28−2)フルアジナム
(b−28−3)ジクロメジン
(b−28−4)トリシクラゾール
(b−28−5)シモキサニル及び
(b−28−6)ファモキサドン
から選択されるその他の殺菌・殺かび剤
からなる群から選択される。
【0147】
本発明におけるグループbの化合物は、公知化合物であり、例えば、ザ・ペスティサイドマニュアル(第14版)[The Pesticide Manual,14th Edn.、British Crop Protection Council Pubn.、2006年]、国際公開(WO)第97/15552号パンフレット、国際公開(WO)第03/070705号パンフレット、AGROW No.243(1995)、国際公開(WO)第99/024413号パンフレット、国際公開(WO)第04/016088号パンフレット、国際公開(WO)第03/010149号パンフレット、国際公開(WO)第03/74491号パンフレット、国際公開(WO)第04/35589号パンフレット、国際公開(WO)第04/58723号パンフレット、国際公開(WO)第99/21851号パンフレット、国際公開(WO)第01/10825号パンフレット、国際公開(WO)第98/46607号パンフレット、特開第2000−119275号公報、国際公開(WO)第02/38565号パンフレット、国際公開(WO)第06/87325号パンフレット、国際公開(WO)第05/87773号パンフレット、国際公開(WO)第02/02527号パンフレット、国際公開(WO)第03/008372号パンフレット、国際公開(WO)第05/042474号パンフレット、国際公開(WO)第07/111024号パンフレット、特開第2006−282508号公報、特開第2000−281678号公報、国際公開(WO)第01/92231号パンフレット、特開第2000−319270号公報及び特開第2000−226374号公報に記載されている方法又はそれらの方法に準じて製造される。
【0148】
本発明の植物病害防除組成物は、各々の有効成分を単独で使用する場合に比べ、相乗的な防除効果が得られる。
【0149】
本発明における植物病害防除組成物は、そのまま使用してもかまわないが、通常、担体と混合して用いられ、必要に応じて、界面活性剤、湿潤剤、固着剤、増粘剤、防腐剤、着色剤、安定剤等の製剤用補助剤を添加して、一般的に知られた方法によって、適時、水和剤、フロアブル剤、顆粒水和剤、粉剤、乳剤等に製剤化して用いられる。これらの製剤中の有効成分としてのキノリン化合物(I:グループaの化合物)の含有量は、通常、重量比で、0.005〜99%の範囲であり、好ましくは、0.01〜90%の範囲であり、さらに好ましくは、0.1〜85%の範囲である。また、これらの製剤中の有効成分としてのグループbの殺菌性化合物の含有量は、通常、重量比で、0.005〜99%の範囲であり、好ましくは、0.1〜90%の範囲であり、キノリン化合物(I:グループaの化合物)とグループbの殺菌性化合物の合計として、通常、重量比で0.005〜99%の範囲であり、好ましくは、0.01〜90%の範囲であり、さらに好ましくは、0.1〜85%の範囲である。
【0150】
本発明の植物病害防除組成物において、キノリン化合物(I:グループaの化合物)とグループbの殺菌性化合物を合わせた有効成分の含有量は、製剤形態によっても異なるが、通常、粉剤では、0.01〜30重量%であり、水和剤では、0.1〜80重量%であり、粒剤では、0.5〜20重量%であり、乳剤では、2〜50重量%であり、フロアブル製剤では、1〜50重量%であり、ドライフロアブル製剤では、1〜80重量%である。好ましくは、粉剤では、0.05〜10重量%であり、水和剤では、5〜60重量%であり、乳剤では、5〜20重量%であり、フロアブル製剤では、5〜50重量%であり、ドライフロアブル製剤では、5〜50重量%である。また、補助剤の含有量は、0〜80重量%であり、担体の含有量は、100重量%から有効成分化合物のおよび補助剤の含有量を差し引いた量である。
【0151】
上記組成物に使用される担体は、処理すべき部位への有効成分の到達を助け、また有効成分化合物の貯蔵、輸送、取扱いを容易にするために配合される合成または天然の無機または有機物質を意味し、通常農園芸用薬剤に使用されるものであるならば固体または液体のいずれでも使用でき、特定のものに限定されるものではない。固体担体は、例えば、ベントナイト、モンモリロナイト、カオリナイト、珪藻土、白土、タルク、クレー、バーミキュライト、石膏、炭酸カルシウム、非晶質シリカ、硫安等の無機物質;大豆粉、木粉、鋸屑、小麦粉、乳糖、ショ糖、ぶどう糖等の植物性有機物質;又は尿素等であり得る。液体担体は、例えば、トルエン、キシレン、クメン等の芳香族炭化水素類およびナフテン類;n−パラフィン、iso−パラフィン、流動パラフィン、ケロシン、鉱油、ポリブテン等のパラフィン系炭化水素類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;ジオキサン、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類;エタノール、プロパノール、エチレングリコール等のアルコール類;エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート等のカーボネート類;ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性溶媒;又は水等であり得る。
【0152】
更に本発明の組成物中の化合物の効力を増強するために、製剤の剤型、処理方法等を考慮して、目的に応じて、それぞれ、単独にまたは組み合わせて、補助剤を使用することもできる。この補助剤として、通常、農薬製剤を乳化、分散、拡展又は/及び湿潤する等の目的で使用される界面活性剤は、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン樹脂酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸ジエステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンジアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルのホルマリン縮合物、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、アルキルポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーエーテル、アルキルフェニルポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンビスフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンベンジルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンスチリルフェニルエーテル、高級アルコールのポリオキシアルキレン付加物およびポリオキシエチレンエーテルおよびエステル方型シリコンおよびフッ素系界面活性剤等の非イオン性界面活性剤;アルキルサルフェート、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェート、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルサルフェート、ポリオキシエチレンベンジルフェニルエーテルサルフェート、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルサルフェート、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーサルフェート、パラフィンスルホネート、アルカンスルホネート、AOS、ジアルキルスルホサクシネート、アルキルベンゼンスルホネート、ナフタレンスルホネート、ジアルキルナフタレンスルホネート、ナフタレンスルホネートのホルマリン縮合物、アルキルジフェニルエーテルジスルホネート、リグニンスルホネート、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルスルホネート、ポリオキシエチレンアルキルエーテルスルホコハク酸ハーフエステル、脂肪酸塩、N−メチル−脂肪酸サルコシネート、樹脂酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルホスフェート、ポリオキシエチレンフェニルエーテルホスフェート、ポリオキシエチレンジアルキルフェニルエーテルホスフェート、ポリオキシエチレンベンジル化フェニルエーテルホスフェート、ポリオキシエチレンベンジル化フェニルフェニルエーテルホスフェート、ポリオキシエチレンスチリル化フェニルエーテルホスフェート、ポリオキシエチレンスチリル化フェニルフェニルエーテルホスフェート、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーホスフェート、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールイミン、アルキルホスフェート、トリポリ燐酸ナトリウム等のアニオン性界面活性剤;アクリル酸とアクリロニトリル、アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸から導かれるポリアニオン型高分子界面活性剤、アルキルトリメチルアンモニウムクロライド、メチルポリオキシエチレンアルキルアンモニウムクロライド、アルキルN−メチルピリジニウムブロマイド、モノメチル化アンモニウムクロライド、ジアルキルメチル化アンモニウムクロライド、アルキルペンタメチルプロピレンアミンジクロライド、アルキルジメチルベンザルコニウムクロライド、ベンゼトニウムクロライド等のカチオン性界面活性剤;又はジアルキルジアミノエチルベンタイン、アルキルジメチルベンジルベンタイン等の両性界面活性剤等であり得る。この補助剤として用いられる結合剤は、例えば、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、アラビアゴム、CMCナトリウム又はベントナイト等であり得、崩壊剤は、例えば、CMCナトリウム又はクロスカルメロースナトリウムであり得、安定剤は、例えば、ヒンダードフェノール系の酸化防止剤、又はベンゾトリアゾール系、ヒンダードアミン系の紫外線吸収剤等であり得る。pH調整剤は、例えば、リン酸、酢酸又は水酸化ナトリウムであり得、防菌防黴剤は、例えば、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン等の工業用殺菌剤、防菌防黴剤等であり得る。増粘剤は、例えば、キサンタンガム、グアーガム、CMCナトリウム、アラビアゴム、ポリビニルアルコール又はモンモリロナイト等であり得る。消泡剤は、例えば、シリコーン系化合物であり得、凍結防止剤は、例えば、プロピレングリコール又はエチレングリコール等であり得る。しかし、これらの補助剤は、以上のものに限定されるものではない。
【0153】
本発明組成物の施用方法は、例えば、植物個体への茎葉散布処理、苗箱処理、土壌表面への散布処理、土壌表面への散布処理後の土壌混和、土壌中への注入処理、土壌中での注入処理後の土壌混和、土壌潅注処理、土壌潅注処理後の土壌混和、植物種子への吹き付け処理、植物種子への塗沫処理、植物種子への浸漬処理又は植物種子への粉衣処理等であり得るが、通常、当業者が利用するどの様な施用方法にても十分な効力を発揮する。
また、本発明における植物病害を防除するための方法は、グループaの化合物(I)及びグループbの殺菌性化合物を有効成分として含有する植物病害防除組成物を施用するか、あるいはグループaの化合物(I)を有効成分として含有する植物病害防除組成物及びグループbの殺菌性化合物を有効成分として含有する植物病害防除組成物を同時に施用するか、又は、グループaの化合物(I)を有効成分として含有する植物病害防除組成物又はグループbの殺菌性化合物を有効成分として含有する植物病害防除組成物のいずれか一方を施用した後に、もう一方の前記組成物を散布することによる方法を包含し、グループaの化合物(I)を有効成分として含有する植物病害防除組成物又はグループbの殺菌性化合物を有効成分として含有する植物病害防除組成物のいずれか一方を施用した後に、もう一方の前記組成物を散布するまでの時間(期間)は、例えば、いずれか一方を施用した後、1分間〜2週間であり、好適には、いずれか一方を施用した後、5分間〜1週間であり、さらに好適には、いずれか一方を施用した後、10分間〜3日間である。
更に、本発明の植物病害防除組成物は、キノリン化合物(I)とグループbの殺菌性化合物とを高濃度で含む組成物として、調製することができる。この高濃度組成物は、水で希釈して散布液として用いることができる。また、本発明の植物病害防除組成物は、キノリン化合物(I)を高濃度で含む組成物と、グループbの殺菌性化合物を高濃度で含む組成物を使用時に混合し、混合物として調製することもできる。この高濃度組成物は、水で希釈して、散布液として用いることができる(タンクミックス法)。
【0154】
施用量および施用濃度は対象作物、対象病害、病害の発生程度、化合物の剤型、施用方法および各種環境条件等によって変動するが、散布する場合には、通常、有効成分量として、ヘクタール当たり50〜10,000gであり、好ましくは、ヘクタール当り100〜5,000gである。また、水和剤、フロアブル剤または乳剤を水で希釈して散布する場合、その希釈倍率は、通常、5〜50,000倍であり、好ましくは、10〜20,000倍であり、さらに好ましくは、15〜10,000倍である。また、種子消毒の場合、殺菌剤混合物の使用量は、通常、種子1kg当たり0.001〜50gであり、好ましくは、0.01〜10gである。本発明組成物を植物個体への茎葉散布処理、土壌表面への散布処理、土壌中への注入処理、土壌潅注処理する場合は、使用する薬剤を適切な担体に、適切な濃度に希釈した後、処理を行ってもよい。本発明組成物を植物種子に接触させる場合は、そのまま植物種子を薬剤に浸漬してもよい。また、使用する薬剤を適切な担体に適切な濃度に希釈した後、植物種子に浸漬、粉衣、吹き付け、塗沫処理して用いてもよい。粉衣・吹き付け・塗沫処理する場合の製剤使用量は、通常、乾燥植物種子重量の0.05〜50%程度であり、好ましくは、0.1〜30%であるが、このような使用量は、これら範囲の限定されるものではなく、製剤の形態や処理対象となる植物種子の種類により変わりうる。適切な担体は、例えば、水またはエタノール等の有機溶媒の液体担体;ベントナイト、モンモリロナイト、カオリナイト、珪藻土、白土、タルク、クレー、バーミキュライト、石膏、炭酸カルシウム、非晶質シリカ、硫安等の無機物質、大豆粉、木粉、鋸屑、小麦粉、乳糖、ショ糖、ぶどう糖等の植物性有機物質:又は尿素等の固体担体であり得るが、これらに限定されるものではない。
【0155】
本明細書における植物個体は、光合成をして運動せずに生活するものであり、具体的には、例えば、稲、小麦、大麦、トウモロコシ、ブドウ、リンゴ、ナシ、モモ、オウトウ、カキ、カンキツ、大豆、インゲン、イチゴ、ジャガイモ、キャベツ、レタス、トマト、キュウリ、ナス、スイカ、テンサイ、ホウレンソウ、サヤエンドウ、カボチャ、サトウキビ、タバコ、ピーマン、サツマイモ、サトイモ、コンニャク、テンサイ、綿、ヒマワリ、チューリップ、キク又は芝等であり得るが、これらに限定されるものではない。
【0156】
本明細書における植物種子は、幼植物が発芽するための栄養分を蓄え農業上繁殖に用いられるものであり、具体的には、例えば、トウモロコシ、大豆、綿、稲、サトウダイコン、小麦、大麦、ヒマワリ、トマト、キュウリ、ナス、ホウレンソウ、サヤエンドウ、カボチャ、サトウキビ、タバコ、ピーマンおよびセイヨウアブラナ等の種子;サトイモ、ジャガイモ、サツマイモ、コンニャク等の種芋;食用ゆり、チューリップ等の球根やラッキョウ等の種球等;又は遺伝子等を人工的に操作することにより生み出された植物であり得、該植物は、例えば、自然界に元来存在するものではない除草剤耐性を付与した大豆、トウモロコシ、綿等;寒冷地適応したイネ、タバコ等;殺虫物質生産能を付与したトウモロコシ、綿、バレイショ等の形質転換を受けた種子等であり得るが、これらに限定されるものではない。
【0157】
本発明の組成物は、他の殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、除草剤および植物成長調節剤等の農薬、土壌改良剤または肥効物質との混合使用は勿論のこと、これらとの混合製剤とすることも可能である。殺虫剤は、例えば、フェニトロチオン、ダイアジノン、ピリダフェンチオン、クロルピリホス、マラソン、フェントエート、ジメトエート、メチルチオメトン、プロチオホス、DDVP、アセフェート、サリチオン、EPN等のリン系殺虫剤;NAC、MTMC、BPMC、ピリミカーブ、カルボスルファン、メソミル等のカーバメート系殺虫剤;エトフェンプロックス、シラフルオフェン、ペルメトリン、フェンバレレート等のピレスロイド系殺虫剤;ジノテフラン、クロチアニジン、ニテンピラム、チアメトキサム、イミダクロプリド、チアクロプリド、アセタミプリド等のネオニコチノイド系殺虫剤;フィプロニルおよびエチプロール等であり得るが、これらに限定されない。
【0158】
本発明の組成物及び防除方法は、例えば、下記の種類の植物病害に対して有効である。以下に、本発明が防除対象とする具体的病害及びその病原菌を例示する。
【0159】
イネのいもち病(Pyricularia oryze)、紋枯病(Thanatephorus cucumeris)、ごま葉枯病(Cochliobolus miyabeanus)、馬鹿苗病(Gibberella fujikuroi)苗立枯病(Pythium spp.、Fusarium spp.、Trichoderma spp.、Rhizopus spp.、Rhizoctonia solani等)、稲こうじ病(Claviceps virens)、黒穂病(Tilletia barelayana);ムギ類のうどんこ病(Erysiphe graminis f.sp.hordei; f.sp.tritici)、さび病(Puccinia striiformis; Puccinia graminis、Puccinia recondita、Puccinia hordei)、斑葉病(Pyrenophora graminea)、網斑病(Pyrenophora teres)、赤かび病(Fusarium graminearum、Fusarium culmorum、Fusarium avenaceum、Microdochium nivale)、雪腐病(Typhula incarnata、Typhula ishikariensis、Micronectriella nivalis)、裸黒穂病(Ustilago nuda、Ustilago tritici、Ustilago nigra、Ustilago avenae)、なまぐさ黒穂病(Tilletia caries、Tilletia pancicii)、眼紋病(Pseudocercosporella herpotrichoides)、株腐病(Rhizoctonia cerealis)、雲形病(Rhynchosporium secalis)、葉枯病(Septoria tritici)、ふ枯病(Leptosphaeria nodorum)、苗立枯病(Fusarium spp.、Pythium spp.、Rhizoctonia spp.、Septoria nodorum、Pyrenophora spp.)、立枯病(Gaeumannomyces graminis)、炭疽病(Colletotrichum gramaminicola)、麦角病(Claviceps purpurea)、斑点病(Cochliobolus sativus);トウモロコシの赤かび病(Fusarium graminearum等)、苗立枯病(Fusarium avenaceum、 Penicillium spp、 Pythium spp.、Rhizoctonia spp)、さび病(Puccinia sorghi)、ごま葉枯病(Cochliobolus heterostrophus)、黒穂病(Ustilago maydis)、炭疽病(Colletotrichum gramaminicola)、北方斑点病(Cochliobolus carbonum);
【0160】
ブドウのべと病(Plasmopora viticola)、さび病(Phakopsora ampelopsidis)、うどんこ病(Uncinula necator)、黒とう病(Elsinoe ampelina)、晩腐病(Glomerella cingulata)、黒腐病(Guignardia bidwellii)、つる割病(Phomopsis viticola)、すす点病(Zygophiala jamaicensis)、灰色かび病(Botrytis cinerea)、芽枯病(Diaporthe medusaea)、紫紋羽病(Helicobasidium mompa)、白紋羽病(Rosellinia necatrix);リンゴのうどんこ病(Podosphaera leucotricha)、黒星病(Venturia inaequalis)、斑点落葉病(Alternaria alternata(Apple pathotype))、赤星病(Gymnosporangium yamadae)、モニリア病(Monillia mali)、腐らん病(Valsa ceratosperma)、輪紋病(Botryosphaeria berengeriana)、炭疽病(Colletotrichum acutatum)、すす点病(Zygophiala jamaicensis)、すす斑病(Gloeodes pomigena)、黒点病(Mycosphaerella pomi)、紫紋羽病(Helicobasidium mompa)、白紋羽病(Rosellinia necatrix)、胴枯病(Phomopsis mali、Diaporthe tanakae)、褐斑病(Diplocarpon mali);ナシの黒斑病(Alternaria alternata(Japanese pear pathotype))、黒星病(Venturia nashicola)、赤星病(Gymnosporangium haraeanum)、輪紋病(Physalospora piricola)、胴枯病(Diaporthe medusaea、Diaporthe eres)、セイヨウナシの疫病(Phytophthora cactorum);モモの黒星病(Cladosporium carpophilum)、フォモプシス腐敗病(Phomopsis sp.)、疫病(Phytophthora sp.)、炭疽病(Gloeosporium laeticolor);オウトウの炭疽病(Glomerella cingulata)、幼果菌核病(Monilinia kusanoi)、灰星病(Monilinia fructicola);カキの炭疽病(Gloeosporium kaki)、落葉病(Cercospora kaki; Mycosphaerella nawae)、うどんこ病(Phyllactinia kakikora);カンキツの黒点病(Diaporthe citri)、緑かび病(Penicillium digitatum)、青かび病(Penicillium italicum)、そうか病(Elsinoe fawcettii);
【0161】
トマト、キュウリ、豆類、イチゴ、ジャガイモ、キャベツ、ナス、レタス等の灰色かび病(Botrytis cinerea);トマト、キュウリ、豆類、イチゴ、ジャガイモ、ナタネ、キャベツ、ナス、レタス等の菌核病(Sclerotinia sclerotiorum);トマト、キュウリ、豆類、ダイコン、スイカ、ナス、ナタネ、ピーマン、ホウレンソウ、テンサイ等各種野菜の苗立枯病(Rhizoctonia spp.、Pythium spp.、Fusarium spp.、Phythophthora spp.、Sclerotinia sclerotiorum等);ウリ類のべと病(Pseudoperonospora cubensis)、うどんこ病(Sphaerotheca fuliginea)、炭疽病(Colletotrichum lagenarium)、つる枯病(Mycosphaerella melonis)、つる割病(Fusarium oxysporum)、疫病(Phytophthora parasitica、Phytophthora melonis、Phytophthora nicotianae、Phytophthora drechsleri、Phytophthora capsici等);トマトの輪紋病(Alternaria solani)、葉かび病(Cladosporium fulvam)、疫病(Phytophthora infestans)、萎凋病(Fusarium oxysporum)、根腐病(Pythium myriotylum、Pythium dissotocum)、炭疽病(Colletotrichum phomoides);ナスのうどんこ病(Sphaerotheca fuliginea等)、すすかび病(Mycovellosiella nattrassii)、疫病(Phytophthora infestans)、褐色腐敗病(Phytophthora capsici);ナタネの黒斑病(Alternaria brassicae)、アブラナ科野菜の黒斑病(Alternaria brassicae等)、白斑病(Cercosporella brassicae)、根朽病(Leptospheria maculans)、根こぶ病(Plasmodiophora brassicae)、べと病(Peronospora brassicae);キャベツの株腐病(Rhizoctonia solani)、萎黄病(Fusarium oxysporum);ハクサイの尻腐病(Rhizoctonia solani)、黄化病(Verticillium dahlie);ネギのさび病(Puccinia allii)、黒斑病(Alternaria porri)、白絹病(Sclerotium rolfsii. Sclerotium rolfsii)、白色疫病(Phytophthora porri);ダイズの紫斑病(Cercospora kikuchii)、黒とう病(Elsinoe glycinnes)、黒点病(Diaporthe phaseololum)、リゾクトニア根腐病(Rhizoctonia solani)、茎疫病(Phytophthora megasperma)、べと病(Peronospora manshurica)、さび病(Phakopsora pachyrhizi)、炭疽病(Colletotrichum truncatum)、;インゲンの炭疽病(Colletotrichum lindemuthianum);ラッカセイの黒渋病(Mycosphaerella personatum)、褐斑病(Cercospora arachidicola);エンドウのうどんこ病(Erysiphe pisi)、べと病(Peronospora pisi);ソラマメのべと病(Peronospora viciae)、疫病(Phytophthora nicotianae);ジャガイモの夏疫病(Alternaria solani)、黒あざ病(Rhizoctonia solani)、疫病(Phytophthora infestans)、銀か病(Spondylocladium atrovirens)、乾腐病(Fusarium oxysporum、Fusarium solani)、粉状そうか病(Spongospora subterranea);テンサイの褐斑病(Cercospora beticola)、べと病(Peronospora schachtii)、黒根病(Aphanomyces cochioides)、じゃのめ病(Phoma batae);ニンジンの黒葉枯病(Alternaria dauci);イチゴのうどんこ病(Sphaerotheca humuli)、疫病(Phytophthora nicotianae)、炭疽病(Gromerella cingulata)、果実腐敗病(Pythium ultimum Trow var.ultimum);
【0162】
チャの網もち病(Exobasidium reticulatum)、白星病(Elsinoe leucospila)、炭疽病(Colletotrichum theaesinensis)、輪紋病(Pestalotiopsis longiseta);タバコの赤星病(Alternaria alternata(Tobacco pathotype))、うどんこ病(Erysiphe cichoracearum)、炭疽病(Colletotrichum tabacum)、疫病(Phytophthora parasitica);ワタの立枯病(Fusarium oxysporum);
【0163】
ヒマワリの菌核病(Sclerotinia sclerotiorum);バラの黒星病(Diplocarpon rosae)、うどんこ病(Sphaerotheca pannosa)、疫病(Phytophthora megasperma)、べと病(Peronospora sparsa);キクの褐斑病(Septoria chrysanthemi−indici)、白さび病(Puccinia horiana)、疫病(Phytophthora cactorum);又は
【0164】
シバのブラウンパッチ病(Rhizoctonia solani)、ダラースポット病(Sclerotinia homoeocarpa)、カーブラリア葉枯病(Curvularia geniculata)、さび病 (Puccinia zoysiae)、ヘルミントスポリウム葉枯病(Cochliobolus sp.)、雲形病(Rhynchosporium secalis)、立枯病(Gaeumannomyces graminis)、炭疽病(Colletotrichum graminicola)、雪腐褐色小粒菌核病(Typhula incarnata)、雪腐黒色小粒菌核病(Typhula ishikariensis)、雪腐大粒菌核病(Sclerotinia borealis)、フェアリーリング(Marasmius oreades等)、ピシウム病(Pythium aphanidermatum等)、いもち病(Pyricularia oryzae)であり得るが、これらに限定されるものではない。
【実施例】
【0165】
以下に、製剤例及び試験例を挙げて、本発明を更に具体的に説明する。ただし、本発明は、製剤例及び試験例にのみ限定されるものではない。なお、以下の製剤例中に記載の各成分の配合部数全て重量部数を意味する。
【0166】
以下の製剤例及び試験例に用いられる、化合物(I:グループa)における、化合物A(a−14)、B(a−18)およびC(a−20)は、それぞれ、WO2005/070917における、化合物番号1−866、1−929および1−930の化合物であり、それぞれ、実施例114、177および178に記載されている。表1に、それらの化学構造を示す。
【0167】
【表1】

【0168】
また、以下の製剤例及び試験例に用いられる、グループbの殺菌性化合物における、化合物2001〜2009は、一般式(II)
【化3】


で表される化合物であり、R16〜R19は、それぞれ、表2の通りである。
【0169】
【表2】

【0170】
製剤例1 水和剤(a1−1)
成分I(グループa)としての、化合物A、B及びCのいずれか一つの化合物(10部)、成分II(グループb)としての、下記に記載の何れか一つの化合物(添加量)、ネオゲンパウダー(0.5部)、カープレックス(0.5部)、ゴーセノール(0.2部)、ラヂオライト(0.8部)およびH微粉(合計100部になるように、残部として用いた)を粉砕混合して水和剤(a1−1)を得た。
成分II(グループb)としての化合物(添加量)は、マンネブ(88部)、オキスポコナゾールフマル酸塩(5部)、キャプタン(66部)、ボスカリド(25部)、ジエトフェンカルブ(6部)、プロシミドン(25部)、フルジオキソニル(10部)、チオファネートメチル(35部)、フェンヘキサミド(25部)、フルアジナム(10部)、イミノクタジンアルベシル酸塩(20部)、ポリオキシン複合体(10部)、イプロジオン(25部)、ペンチオピラド(5部)、シメコナゾール(5部)、アゾキシストロビン(4部)、カスガマイシン一塩酸塩(1部)、バリダマイシン(5部)、トリシクラゾール(5部)、フェリムゾン(5部)、フサライド(5部)、ジクロメジン(10部)、フルトラニル(12部)、フラメトピル(5部)、ヘキサコナゾール(1部)、フェンブコナゾール(2.2部)、テブコナゾール(10部)、クレソキシムメチル(10部)、トリアジメホン(5部)、メパニピリム(10部)、イミベンコナゾール(7.5部)、シフルフェナミド(0.8部)、フェナリモル(2部)、トリフルミゾール(3部)、ホセチル(80部)、シモキサニル(10部)、水酸化第二銅(27.6部)、TPN(20部)、プロパモカルブ塩酸塩(80部)、シアゾファミド(4.7部)、メタラキシル(5部)、エタボキサム(5部)、マンゼブ(3.7部)、ファモキサドン(5部)、ベンチアバリカルブイソプロピル(5部)、メタラキシルM(5部)、ジメトモルフ(10部)又は化合物2001〜2009(5部)であった。
【0171】
製剤例2 水和剤(a2−1)
成分I(グループa)としての、化合物A、B及びCのいずれか一つの化合物(5部)、成分II(グループb)としての、製剤例1に記載の何れか一つの化合物、ネオゲンパウダー(0.5部)、カープレックス(0.5部)、ゴーセノール(0.2部)、ラヂオライト(0.8部)およびH微粉(合計100部になるように、残部として用いた)を粉砕混合して水和剤(a2−1)を得た。
【0172】
製剤例3 粉剤(b1−1)
成分I(グループa)としての、化合物A、B及びCのいずれか一つの化合物(2部)、成分II(グループb)としての、下記に記載の何れか一つの化合物(添加量)およびクレー(合計100部になるように、残部として用いた)を均一に粉砕混合して、粉剤(b1−1)を得た。
成分II(グループb)としての化合物(添加量)は、キャプタン(40部)、ボスカリド(25部)、プロシミドン(25部)、チオファネートメチル(35部)、フルアジナム(25部)、イミノクタジンアルベシル酸塩(15部)、ポリオキシン複合体(25部)、イプロジオン(25部)、シメコナゾール(10部)、フルトラニル(5部)又はバリダマイシン(0.3部)であった。
の粉剤を得た。
【0173】
製剤例4 粉剤(b2−1)
成分I(グループa)としての、化合物A、B及びCのいずれか一つの化合物(10部)、成分II(グループb)としての、製剤例3に記載の何れか一つの化合物、凝集剤(ドリレスA:0.3部)、クレー(50部)、炭酸カルシウム(合計100部になるように、残部として用いた)を混合し、ピンミルで粉砕して、粉剤(b2−1)を得た。
【0174】
製剤例5 フロアブル剤(c1)
成分I(グループa)としての、化合物A、B及びCのいずれか一つの化合物(5部)、成分II(グループb)としての、下記に記載の何れか一つの化合物(添加量)、プロピレングリコール(7部)、リグニンスルホン酸ナトリウム(4部)、ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩(2部)および水(合計100部になるように、残部として用いた)をサンドグラインダーで湿式粉砕し、フロアブル剤(c1)を得た。
成分II(グループb)としての化合物(添加量)は、アゾキシストロビン(10部)、トリシクラゾール(10部)、フェリムゾン(10部)、フサライド(10部)、フルトラニル(3.5部)、ヘキサコナゾール(10部)、フェンブコナゾール(11部)、テブコナゾール(10部)、プロシミドン(20部)、シアゾファミド(4部)、TPN(20部)、イミノクタジンアルベシル酸塩(5部)または硫黄(30部)であった。
【0175】
製剤例6 乳剤(d1−1)
成分I(グループa)としての、化合物A、B及びCのいずれか一つの化合物(10部)、成分II(グループb)としての、下記に記載の何れか一つの化合物(添加量)、シクロヘキサン(10部)、Tween20(界面活性剤:20部)、キシレン(合計100部になるように、残部として用いた)を均一に溶解混合し、乳剤(d1−1)を得た。
成分II(グループb)としての化合物(添加量)は、ボスカリド(20部)、プロシミドン(20部)、フルトラニル(3.5部)、フェンブコナゾール(11部)、テブコナゾール(10部)、トリフルミゾール(15部)、TPN(20部)、イプコナゾール(10部)、ポリオキシン複合体(5部)、テトラコナゾール(10部)、トリホリン(15部)、トリアジメホン(25部)またはジフェノコナゾール(25部)であった。
【0176】
製剤例7 粒剤(e1−1)
成分I(グループa)としての、化合物A、B及びCのいずれか一つの化合物(5部)、成分II(グループb)としての、下記に記載の何れか一つの化合物(添加量)、湿潤剤(ネオペレックスNo.6Fパウダー:0.5部)、結合剤(アミコールNo.1:3部)、タルク(15部)、クレー(合計100部になるように、残部として用いた)を混合し、加水した後、押出し造粒機で成型した。得られた成型物を乾燥した後、整粒して、粒剤(e1−1)を得た。
成分II(グループb)としての化合物(添加量)は、ボスカリド(25部)、プロシミドン(25部)、フルジオキソニル(10部)、フェンヘキサミド(25部)、イミノクタジンアルベシル酸塩(15部)、ペンチオピラド(10部)、シメコナゾール(10部)、アゾキシストロビン(10部)、バリダマイシン(2.5部)、トリシクラゾール(10部)、フルトラニル(3.5部)、フラメトピル(10部)、テブコナゾール(10部)、メタラキシル(5部)、マンゼブ(7部)、ジクロシメット(3部)、メトミノストロビン(10部)、カルプロパミド(15部)、プロベナゾール(10部)またはイソプロチオラン(5部)であった。
【0177】
比較製剤例1 水和剤(a1−2)
成分I(グループa)としての、化合物A、B及びCのいずれか一つの化合物(10部)、ネオゲンパウダー(0.2部)、カープレックス(0.2部)、ゴーセノール(0.1部)、ラヂオライト(1部)およびH微粉(合計100部になるように、残部として用いた)を粉砕混合して水和剤(a1−2)を得た。
【0178】
比較製剤例2 水和剤(a2−2)
成分I(グループa)としての、化合物A、B及びCのいずれか一つの化合物(5部)、ネオゲンパウダー(0.2部)、カープレックス(0.2部)、ゴーセノール(0.1部)、ラヂオライト(1部)およびH微粉(合計100部になるように、残部として用いた)を粉砕混合して水和剤(a2−2)を得た。
【0179】
比較製剤例3 粉剤(b1−2)
成分I(グループa)としての、化合物A、B及びCのいずれか一つの化合物(2部)およびクレー(98部)を均一に粉砕混合して、粉剤(b1−2)を得た。
【0180】
比較製剤例4 粉剤(b2−2)
成分I(グループa)としての、化合物A、B及びCのいずれか一つの化合物(10部)、凝集剤(ドリレスA:0.3部)、クレー(50部)、炭酸カルシウム(合計100部になるように、残部として用いた)を混合し、ピンミルで粉砕して、粉剤(b2−2)を得た。
【0181】
比較製剤例5 フロアブル剤(c1−1)
成分I(グループa)としての、化合物A、B及びCのいずれか一つの化合物(5部)、プロピレングリコール(7部)、リグニンスルホン酸ナトリウム(4部)、ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩(2部)および水(82部)をサンドグラインダーで湿式粉砕し、フロアブル剤(c1−1)を得た。
【0182】
比較製剤例6 乳剤(d1−2)
成分I(グループa)としての、化合物A、B及びCのいずれか一つの化合物(10部)、シクロヘキサン(10部)、キシレン(50部)およびTween20(界面活性剤:合計100部になるように、残部として用いた)を均一に溶解混合し、乳剤(d1−2)を得た。
【0183】
比較製剤例7 粒剤(e1−2)
成分I(グループa)としての、化合物A、B及びCのいずれか一つの化合物(5部)、湿潤剤(ネオペレックスNo.6Fパウダー:0.5部)、結合剤(アミコールNo.1:3部)、タルク(15部)、クレー(合計100部になるように、残部として用いた)を均一に混合し、加水した後、押出し造粒機で成型した。得られた成型物を乾燥した後、製粒して、粒剤(e1−2)を得た。
【0184】
試験例1 トマト灰色かび病防除試験(ジエトフェンカルブ耐性菌)
温室内にて、直径5cmのプラスチックポットに植えられたトマト(品種:大型福寿)を第2〜3葉期まで生育させた。製剤例1及び製剤例2に準じて調製した水和剤を、水で所定濃度に希釈し、2ポットあたり10mlずつ、スプレーガンにて散布した。薬液が乾いた後に、予めMY培地上で培養した灰色かび病菌(ジエトフェンカルブ耐性菌)から調製した分生胞子懸濁液を、噴霧接種した。接種後、人工接種室(20〜22℃)の湿室内にポットを入れ、2日間経過後に取り出し、防除効果を調査した。調査において、トマトの全小葉当りに占める病斑面積の割合を下記発病程度の指標に従って決定した。また、各処理区の平均発病程度から下記の計算式により防除価を算出した。なお、比較として、比較製剤例1および比較製剤例2に準じて調製した水和剤についても同様に試験し、防除効果を調査した。散布試験結果およびコルビーの式による理論値を表3に示す。
【0185】
発病程度の指標
指標 発病程度
0 病斑無し
1 病斑面積が全小葉の1/3未満
2 病斑面積が全小葉の1/3以上、2/3未満
3 病斑面積が全小葉の2/3以上
【0186】
なお、各処理区および無処理区の平均値を発病程度とした。
【0187】
防除価は以下の式から算出した。
防除価=(1−処理区の発病小葉率/無処理区の発病小葉率)×100
【0188】
なお、コルビーの式は、 X=P+Q−P×Q/100であり、ここで、Xは、防除価の理論値であり、Pはある薬剤を単独で散布した場合の防除価であり、Qは、併用する薬剤を混合して散布した場合の防除価である。
【0189】
【表3−1】

【0190】
【表3−2】

【0191】
上記表3の結果から、化合物A、B又はCとbグループの化合物を併用すると、相乗効果が得られることが分かった、なお、化合物A、B又はCとbグループの化合物を併用しても、植物体、トマト(品種:大型福寿)に薬害症状は認められなかった。
【0192】
試験例2 イネいもち病予防試験
温室内にて、直径5cmのプラスチックポットに植えられたイネ(品種:幸風)を3〜4葉期まで生育させた。試験例1と同様に、散布を行い、散布3日後に、予めオートミール培地上で培養したいもち病菌から調製した分生胞子懸濁液を噴霧接種した。接種した後、人工接種室(20〜23℃)の湿室内にポットを入れ、翌日に取り出し温室へ移動した。接種7日経過後に、防除効果を調査した。調査において、イネ1葉当りに占める病斑面積の割合を、試験例1と同様の指標に従って決定し、防除価及びコルビーの式による理論値も同様に算出した。その結果を表4に示す。
【0193】
【表4−1】

【0194】
【表4−2】

【0195】
上記表4の結果から、化合物A、B又はCとbグループの化合物を併用すると、相乗効果が得られることが分かった、なお、化合物A、B又はCとbグループの化合物を併用しても、植物体、イネ(品種:幸風)に薬害症状は認められなかった。
【0196】
試験例3 イネいもち病治療試験
温室内にて、直径5cmのプラスチックポットに植えられたイネ(品種:幸風)を3〜4葉期まで生育させた。予めオートミール培地上で培養したいもち病菌から調製した分生胞子懸濁液を、噴霧接種した。接種した後、人工接種室(20〜23℃)の湿室内にポットを入れ、翌日に取り出し、試験例1と同様に散布した。薬液が乾いた後に、温室へ移動し、散布7日後に、防除効果を調査した。調査において、イネ1葉当りに占める病斑面積の割合を試験例1と同様の指標に従って決定し、防除価およびコルビーの式による理論値も同様に算出した。その結果を表5に示す。
【0197】
【表5】

【0198】
上記表5の結果から、化合物A、B又はCとbグループの化合物を併用すると、相乗効果が得られることが分かった、なお、化合物A、B又はCとbグループの化合物を併用しても、植物体、イネ(品種:幸風)に薬害症状は認められなかった。
【0199】
試験例4 キュウリうどんこ病予防試験
温室内にて、直径5cmのプラスチックポットに植えられたキュウリ(品種:相模半白)を3〜5葉期まで生育させた。試験例1と同様に散布を行い、散布3日後に、キュウリうどんこ病菌を葉面上に接種した。接種した後、恒温温室(20〜25℃)に移動し、接種7日経過後に、防除効果を調査した。調査において、キュウリ1葉当りに占める病斑面積の割合を試験例1と同様の指標に従って決定し、防除価およびコルビーの式による理論値も同様に算出した。その結果を表6に示す。
【0200】
【表6−1】

【0201】
【表6−2】

【0202】
上記表6の結果から、化合物A、B又はCとbグループの化合物を併用すると、相乗効果が得られることが分かった、なお、化合物A、B又はCとbグループの化合物を併用しても、植物体、キュウリ(品種:相模半白)に薬害症状は認められなかった。
【0203】
試験例5 キュウリうどんこ病治療試験
温室内にて、直径5cmのプラスチックポットに植えられたキュウリ(品種:相模半白)を3〜5葉期まで生育させた。キュウリうどんこ病菌を葉面上に接種し、恒温温室に移動した。接種2日後に、試験例1と同様に散布を行った。薬液が乾いた後、恒温温室(20〜25℃)に移動し、接種7日経過後に、防除効果を調査した。調査において、キュウリ1葉当りに占める病斑面積の割合を試験例1と同様の指標に従って決定し、防除価およびコルビーの式による理論値も同様に算出した。その結果を表7に示す。
【0204】
【表7−1】

【0205】
【表7−2】

【0206】
上記表7の結果から、化合物A、B又はCとbグループの化合物を併用すると、相乗効果が得られることが分かった、なお、化合物A、B又はCとbグループの化合物を併用しても、植物体、キュウリ(品種:相模半白)に薬害症状は認められなかった。
【0207】
試験例6 トマト疫病予防試験
温室内にて、直径5cmのプラスチックポットに植えられたトマト(品種:大型福寿)を第2〜3葉期まで生育させた。試験例1と同様に散布を行い、薬液が乾いた後、温室に移動した。散布3日後に、トマト疫病菌(遊走子+遊走子嚢)懸濁液を、噴霧接種した。接種した後、人工接種室(20〜22℃)の湿室内にポットを入れ、翌日に温室へ移動し、接種7日後に、防除効果を調査した。トマト1葉当りに占める病斑面積の割合を試験例1と同様の指標に従って決定し、防除価およびコルビーの式による理論値も同様に算出した。その結果を表8に示す。
【0208】
【表8−1】

【0209】
【表8−2】

【0210】
上記表8の結果から、化合物A、B又はCとbグループの化合物を併用すると、相乗効果が得られることが分かった、なお、化合物A、B又はCとbグループの化合物を併用しても、植物体、トマト(品種:大型福寿)に薬害症状は認められなかった。
【0211】
試験例7 トマト疫病治療試験
温室内にて、直径5cmのプラスチックポットに植えられたトマト(品種:大型福寿)を第2〜3葉期まで生育させた。トマト疫病菌(遊走子+遊走子嚢)懸濁液を接種し、人工接種室(20〜22℃)の湿室内にポットを入れ、翌日に取り出し、試験例1と同様に散布を行った。薬液が乾いた後に、温室へ移動し、接種7日後に、防除効果を調査した。トマト1葉当りに占める病斑面積の割合を試験例1と同様の指標に従って決定し、防除価およびコルビーの式による理論値も同様に算出した。その結果を表9に示す。
【0212】
【表9−1】

【0213】
【表9−2】

【0214】
上記表9の結果から、化合物A、B又はCとbグループの化合物を併用すると、相乗効果が得られることが分かった、なお、化合物A、B又はCとbグループの化合物を併用しても、植物体、トマト(品種:大型福寿)に薬害症状は認められなかった。
【0215】
試験例8 キュウリべと病予防試験
温室内にて、直径5cmのプラスチックポットに植えられたキュウリ(品種:相模半白)を3〜5葉期まで生育させた。試験例1と同様に散布を行い、薬液が乾いた後に、温室へ移動した。散布3日後に、キュウリべと病菌を接種した。接種した後、人工接種室(20〜25℃)の湿室内にポットを入れ、翌日に温室へ移動し、接種7日後に、防除効果を調査した。トマト1葉当りに占める病斑面積の割合を試験例1と同様の指標に従って決定し、防除価およびコルビーの式による理論値も同様に算出した。その結果を表10に示す。
【0216】
【表10−1】

【0217】
【表10−2】

【0218】
上記表10の結果から、化合物A、B又はCとbグループの化合物を併用すると、相乗効果が得られることが分かった、なお、化合物A、B又はCとbグループの化合物を併用しても、植物体、キュウリ(品種:相模半白)に薬害症状は認められなかった。
【0219】
試験例9 キュウリべと病治療試験
温室内にて、直径5cmのプラスチックポットに植えられたキュウリ(品種:相模半白)を3〜5葉期まで生育させた。キュウリべと病菌を接種し、人工接種室(20〜22℃)の湿室内にポットを入れ、翌日に取り出し、試験例1と同様に散布を行った。薬液が乾いた後に、温室へ移動し、接種7日後に、防除効果を調査した。キュウリ1葉当りに占める病斑面積の割合を試験例1と同様の指標に従って決定し、防除価およびコルビーの式による理論値も同様に算出した。その結果を表11に示す。
【0220】
【表11−1】

【0221】
【表11−2】

【0222】
上記表11の結果から、化合物A、B又はCとbグループの化合物を併用すると、相乗効果が得られることが分かった、なお、化合物A、B又はCとbグループの化合物を併用しても、植物体、キュウリ(品種:相模半白)に薬害症状は認められなかった。
【産業上の利用可能性】
【0223】
本発明の植物病害防除組成物は、薬剤耐性菌を含む種々の植物病原菌(例えば、イネのいもち病(Pyricularia oryzae)、トマト、キュウリ及びインゲンの灰色かび病(Botrytis cinerea)等)に対して、複数の病害スペクトラムを有し、単独成分からは予想できない優れた防除効果(相乗的な防除効果)を発現させ、また、既存の薬剤に対する耐性菌に対しても、高い植物病害防除効果を示し、さらに植物に薬害の発生が認められないから、優れた植物病害防除剤として使用される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)一般式(I):
【化1】


[式中、R及びRは、同一若しくは異なっていてもよく、
ハロゲン原子、C〜Cアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基及びフェノキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてよいC〜Cアルキル基;
ハロゲン原子、同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC〜Cアルキル基、C〜Cアルコキシ基、同一若しくは異なった1〜2個のC〜Cアルキル基又はアシル基で置換されてよいアミノ基、ニトロ基、シアノ基、水酸基、メルカプト基及びC〜Cアルキルチオ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜6個の置換基で置換されてよいアリール基;
ハロゲン原子、同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC〜Cアルキル基及びC〜Cアルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜6個の置換基で置換されてよいヘテロアリール基;又は
ハロゲン原子、同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC〜Cアルキル基、C〜Cアルコキシ基、同一若しくは異なった1〜2個のC〜Cアルキル基又はアシル基で置換されてよいアミノ基、ニトロ基、シアノ基、水酸基、メルカプト基及びC〜Cアルキルチオ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜6個の置換基で置換されてよいアラルキル基を表すか、あるいは、
及びRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cアルコキシ基及びフェノキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてよいC〜C10シクロアルキル環を形成し、
及びRは、同一若しくは異なっていてもよく、
水素原子;
ハロゲン原子、C〜Cアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基及びフェノキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてよいC〜Cアルキル基;
ハロゲン原子;
〜Cアルコキシ基;又は
水酸基を表すか、あるいは、
及びRは、それらが一緒になって、C〜Cアルキリデン基又はオキソ基を形成するか;又は
それらが結合している炭素原子と一緒になって、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cアルコキシ基及びフェノキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてよいC〜C10シクロアルキル環を形成し;
Xは、nが2〜4の場合、同一若しくは異なっていてもよく、
ハロゲン原子;
ハロゲン原子、C〜Cアルコキシ基、水酸基、C〜Cアルコキシカルボニル基及びフェノキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてよいC〜Cアルキル基;
ハロゲン原子、C〜Cアルコキシ基、C〜Cアルコキシカルボニル基及びフェノキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてよいC〜Cアルケニル基;
ハロゲン原子、C〜Cアルコキシ基及びフェノキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてよいC〜Cアルキニル基;
ハロゲン原子、同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC〜Cアルキル基、C〜Cアルコキシ基、同一若しくは異なった1〜2個のC〜Cアルキル基又はアシル基で置換されてよいアミノ基、ニトロ基、シアノ基、水酸基、メルカプト基及びC〜Cアルキルチオ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜6個の置換基で置換されてよいアリール基;
ハロゲン原子、同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC〜Cアルキル基及びC〜Cアルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜6個の置換基で置換されてよいヘテロアリール基;
〜Cアルコキシ基;
同一若しくは異なった1〜2個のC〜Cアルキル基又はアシル基で置換されてよいアミノ基;
アシル基;
シアノ基;又は、
〜Cアルキル基、C〜Cアルケニル基、C〜Cアルキニル基、アラルキル基、アリール基及びヘテロアリール基からなる群から選ばれる置換基で水酸基の水素原子が置換されてよいN−ヒドロキシC〜Cアルカンイミドイル基を表し、
Yは、mが2〜6の場合は、同一若しくは異なっていてもよく、
ハロゲン原子;C〜Cアルキル基;C〜Cアルコキシ基;又は水酸基を表し、
nは、0〜4の整数を表し、
mは、0〜6の整数を表す]
で表される少なくとも1種のキノリン化合物又はその塩(グループa)、及び
(b)下記グループ(1)〜(28)(グループb):
グループ(1)
(b−1−1)アゾキシストロビン
(b−1−2)クレソキシムメチル
(b−1−3)ピラクロストロビン
(b−1−4)ピコキシストロビン
(b−1−5)フルオキサストロビン
(b−1−6)ジモキシストロビン
(b−1−7)オリサストロビン
(b−1−8)メトミノストロビン及び
(b−1−9)トリフロキシストロビン
から選択されるストロビルリン系化合物、
グループ(2)
(b−2−1)シメコナゾール
(b−2−2)テブコナゾール
(b−2−3)フェンブコナゾール
(b−2−4)ヘキサコナゾール
(b−2−5)イミベンコナゾール
(b−2−6)トリアジメホン
(b−2−7)テトラコナゾール
(b−2−8)プロチオコナゾール
(b−2−9)トリティコナゾール
(b−2−10)エポキシコナゾール
(b−2−11)イプコナゾール
(b−2−12)メトコナゾール
(b−2−13)プロピコナゾール
(b−2−14)シプロコナゾール
(b−2−15)ジフェノコナゾール
(b−2−16)ジニコナゾール
(b−2−17)フルキンコナゾール
(b−2−18)フルシラゾール
(b−2−19)ペンコナゾール
(b−2−20)ブロムコナゾール
(b−2−21)トリアジメノール
(b−2−22)フルトリアフォル
(b−2−23)ミクロブタニル
(b−2−24)エタコナゾール及び
(b−2−25)ビテルタノール
から選択されるトリアゾール系化合物、
グループ(3)
(b−3−1)オキスポコナゾールフマル酸塩
(b−3−2)トリフミゾール
(b−3−3)イマザリル
(b−3−4)イマザリル−S
(b−3−5)プロクロラズ
(b−3−6)ペフラゾエート及び
(b−3−7)トリアゾキシド
から選択されるミダゾール系化合物、
グループ(4)
(b−4−1)ペンチオピラド
(b−4−2)フルトラニル
(b−4−3)フラメトピル
(b−4−4)ボスカリド
(b−4−5)フェンヘキサミド
(b−4−6)シフルフェナミド
(b−4−7)テクロフタラム
(b−4−8)マンジプロパミド
(b−4−9)ビキサフェン
(b−4−10)カルボキシン
(b−4−11)オキシカルボキシン
(b−4−12)メプロニル
(b−4−13)シルチオファム
(b−4−14)チフルザミド
(b−4−15)フルメトバー
(b−4−16)エタボキサム
(b−4−17)ゾキサミド
(b−4−18)チアジニル
(b−4−19)イソチアニル
(b−4−20)ジクロシメット
(b−4−21)フェノキサニル
(b−4−22)フルオピコリド
(b−4−23)フルオピラム
(b−4−24)カルプロパミド
(b−4−25)トルフェンピラド
(b−4−26)N−[2−(1,3−ジメチルブチル)フェニル]−5−フルオロ−13−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
(b−4−27)N−{2−[1,1’−ビ(シクロプロピル)−2−イル]フェニル}−3−ジフルオロメチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
(b−4−28)3−ジフルオロメチル−N−(9−イソプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−メタノナフタレン−5−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
(b−4−29)3−ジフルオロメチル−N−[4’−(3,3−ジメチルブチン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
(b−4−30)3−ジフルオロメチル−N−[4’−(3−メトキシ−3−メチルブチン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド及び
(b−4−31)3−ジフルオロメチル−1−メチル−N−[1,2,3,4−テトラヒドロ−9−(1−メチルエチル)−1,4−メタノナフタレン−5−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
から選択されるカルボキサミド系化合物、
グループ(5)
(b−5−1)メタラキシル
(b−5−2)メタラキシル−M
(b−5−3)ベナラキシル
(b−5−4)ベナラキシル−M及び
(b−5−5)フララキシル−M
から選択されるアシルアラニン系化合物、
グループ(6)
(b−6−1)ベンチアバリカルブイソプロピル及び
(b−6−2)イプロバリカルブ
から選択されるバリンアミド系化合物;
グループ(7)
(b−7−1)シアゾファミド
(b−7−2)アミスルブロム及び
(b−7−3)フルスルファミド
から選択されるスルホンアミド系化合物、
グループ(8)
(b−8−1)トリルフルアニド及び
(b−8−2)ジクロフルアニド
から選択されるスルフェンアミド系化合物、
グループ(9)
(b−9−1)プロパモカルブ
(b−9−2)プロパモカルブ塩酸塩
(b−9−3)ジエトフェンカルブ及び
(b−9−4)ピリベンカルブ
から選択されるカーバメート系化合物;
グループ(10)
(b−10−1)マンゼブ
(b−10−2)マンネブ
(b−10−3)プロピネブ
(b−10−4)ジネブ
(b−10−5)メチラム
(b−10−6)ジラム
(b−10−7)チウラム及び
(b−10−8)ポリカーバメート
から選択されるジチオカーバメート系化合物;
グループ(11)
(b−11−1)イプロジオン
(b−11−2)プロシミドン
(b−11−3)キャプタン
(b−11−4)ビンクロゾリン
(b−11−5)クロゾリネート及び
(b−11−6)ホルペット
から選択されるジカルボキシイミド系化合物;
グループ(12)
(b−12−1)イミノクタジンアルベシル酸塩
(b−12−2)イミノクタジン酢酸塩
(b−12−3)グアザチン及び
(b−12−4)ドジン
から選択されるグアニジン系化合物;
グループ(13)
(b−13−1)メパニピリム
(b−13−2)フェナリモル
(b−13−3)フェリムゾン
(b−13−4)シプロジニル
(b−13−5)ピリメタニル
(b−13−6)ヌアリモル
(b−13−7)ジメチリモル
(b−13−8)ブピリメート及び
(b−13−9)ジフルメトリム
から選択されるピリミジン系化合物;
グループ(14)
(b−14−1)ジメトモルフ
(b−14−2)フェンプロピモルフ
(b−14−3)トリデモルフ
(b−14−4)ドデモルフ及び
(b−14−5)フルモルフ
から選択されるモルホリン系化合物;
グループ(15)
(b−15−1)チオファネート
(b−15−2)チオファネートメチル
(b−15−3)ベノミル
(b−15−4)カルベンダジム
(b−15−5)チアベンダゾール及び
(b−15−6)フベリダゾール
から選択されるベンズイミダゾール系化合物、
グループ(16)
(b−16−1)フルジオキソニル
(b−16−2)フルオロイミド及び
(b−16−3)フェンピクロニル
から選択されるピロール系化合物;
グループ(17)
(b−17−1)ホセチル
(b−17−2)エジフェンホス
(b−17−3)トルクロホスメチル
(b−17−4)イプロベンホス及び
(b−17−5)ピラゾホス
から選択される有機リン系化合物、
グループ(18)
(b−18−1)水酸化第二銅
(b−18−2)銅
(b−18−3)塩基性塩化銅
(b−18−4)塩基性硫酸銅
(b−18−5)オキシン銅
(b−18−6)硫酸銅五水塩
(b−18−7)無水硫酸銅
(b−18−8)ノニルフェノールスルホン酸銅及び
(b−18−9)ドデシルベンゼンスルホン酸ビスエチレンジアミン銅錯塩
から選択される銅系化合物、
グループ(19)
(b−19−1)カスガマイシン
(b−19−2)バリダマイシン
(b−19−3)ポリオキシンA〜N
(b−19−4)ブラストサイジンSベンジルアミノベンゼンスルホン酸塩
(b−19−5)ストレプトマイシン
(b−19−6)ナタマイシン
(b−19−7)ミルディオマイシン及び
(b−19−8)オキシテトラサイクリン
から選択される抗生物質、
グループ(20)
(b−20−1)クロロタロニル
(b−20−2)フサライド及び
(b−20−3)キントゼン
から選択される有機塩素系化合物、
グループ(21)
(b−21−1)5−クロロ−7−(4−メチルピペリジン−1−イル)−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
(b−21−2)5−クロロ−N−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル]−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
(b−21−3)5−クロロ−N−[(1R)−1,2−ジメチルプロピル]−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
(b−21−4)5−(メトキシメチル)−6−オクチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−アミン及び
(b−21−5)5−エチル−6−オクチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−アミン
から選択されるトリアゾロピリミジン系化合物、
グループ(22)
(b−22−1)メトラフェノン及び
(b−22−2)3−(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンゾイル)−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルピリジン
から選択されるベンゾイル化合物、
グループ(23)
(b−23−1)イソプロピル((1S)−2−メチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−2)イソプロピル((1S)−2,2−ジメチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−3)イソプロピル((1S)−1−{[(1−ベンゾフラン−2-イルカルボニル)アミノ]メチル}−2−メチルプロピル)カーバメート
(b−23−4)2,2,2−トリフルオロエチル((1S)−2−メチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−5)2,2,2−トリフルオロエチル((1S)−2,2−ジメチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−6)2,2,2−トリフルオロエチル((1S)−1−{[(1−ベンゾフラン−2−イルカルボニル)アミノ]メチル}−2−メチルプロピル)カーバメート
(b−23−7)2,2,2−トリフルオロエチル{(1S)−1−メチル−2−[(4−メチルベンゾイル)アミノ]エチル}カーバメート
(b−23−8)ベンジル((1S)−2−メチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート及び
(b−23−9)イソプロピル((1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}エチル)カーバメート
から選択されるエチレンジアミン系化合物、
グループ(24)
(b−24−1)3−[5−(4−クロロフェニル)−2,3−ジメチルイソキサゾリジン−3−イル]ピリジン
(b−24−2)3−[2,3−ジメチル−5−(4−メチルフェニル)イソキサゾリジン−3−イル]ピリジン及び
(b−24−3)3−[2−イソプロピル−3−メチル−5−(4−クロロフェニル)イソキサゾリジン−3−イル]ピリジン
から選択されるイソキサゾリジン系化合物、
グループ(25)
(b−25−1)キノキシフェン
(b−25−2)[6−(2,2−ジメチルエチル)−8−フルオロ−2,3−ジメチルキノリン−4−イル]アセテート及び
(b−25−3)[6−(2,2−ジメチルエチル)−8−フルオロ−2,3−ジメチルキノリン−4−イル]メトキシアセテート
から選択されるキノリン系化合物;
グループ(26)
(b−26−1)(2Z)−{[2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]チオ}[3−(2−メトキシフェニル)−1,3−チアゾリジン−2−イリデン]アセトニトリル及び
(b−26−2)(2Z)−{[2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]チオ}[3−(2−メチルフェニル)−1,3−チアゾリジン−2−イリデン]アセトニトリル
から選択されるチアゾリジン系化合物、
グループ(27)
(b−27−1)1−[(2−プロペニルチオ)カルボニル]−2−(1−メチルエチル)−4−(2−メチルフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オン
(b−27−2)1−[(エチルチオ)カルボニル]−2−(1−メチルエチル)−4−(2−メチルフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オン及び
(b−27−3)1−[(エチルチオ)カルボニル]−2−(1−メチルエチル)−4−(2,6−ジクロロフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オン
から選択されるピラゾリノン系化合物、並びに
グループ(28)
(b−28−1)ヒドロキシイソキサゾール
(b−28−2)フルアジナム
(b−28−3)ジクロメジン
(b−28−4)トリシクラゾール
(b−28−5)シモキサニル
(b−28−6)ファモキサドン
(b−28−7)フェンアミドン
(b−28−8)クロルピクリン
(b−28−9)チアジアジン
(b−28−10)プロキナジド
(b−28−11)スピロキサミン
(b−28−12)フェンプロピジン
(b−28−13)ジチアノン
(b−28−14)ペンシクロン
(b−28−15)イソプロチオラン
(b−28−16)プロベナゾール
(b−28−17)レスベラトロール
(b−28−18)トリホリン
(b−28−19)アシベンゾラル−S−メチル
(b−28−20)ピロキロン
(b−28−21)ジノキャップ
(b−28−22)ニッケル ビス(ジメチルジチオカーバメイト)
(b−28−23)エトリジアゾール
(b−28−24)オキサジキシル
(b−28−25)アンバム
(b−28−26)ピリフェノックス
(b−28−27)オキソリニック酸
(b−28−28)亜燐酸
(b−28−29)ダゾメット
(b−28−30)メチルイソチオシアネート
(b−28−31)メタスルホカルブ
(b−28−32)1,3−ジクロロプロペン
(b−28−33)カーバム
(b−28−34)ヨウ化メチル
(b−28−35)硫黄
(b−28−36)石灰硫黄混剤
(b−28−37)フェンチン
(b−28−38)次亜塩素酸ナトリウム塩
(b−28−39)キノメチオネート
(b−28−40)クロロネブ
(b−28−41)アニラジン
(b−28−42)ニトロタルイソプロピル
(b−28−43)フェニトロパン
(b−28−44)ジクロラン及び
(b−28−45)ベンチアゾール
から選択されるその他の殺菌・殺かび剤、
からなる群から選択される少なくとも1種以上の殺菌性化合物を有効成分として含有することを特徴とする植物病害防除組成物。
【請求項2】
グループaのキノリン化合物(I)において、
1及びR2が、同一若しくは異なって、同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC1〜C6アルキル基又は同一若しくは異なった1〜5個のハロゲン原子で置換されてよいフェニル基である、請求項1に記載の植物病害防除組成物。
【請求項3】
グループaのキノリン化合物(I)において、
1及びR2が、同一若しくは異なって、メチル基、エチル基、プロピル基、トリフルオロメチル基、トリフルオロエチル基、フェニル基、フルオロフェニル基又はクロロフェニル基である、請求項1に記載の植物病害防除組成物。
【請求項4】
グループaのキノリン化合物(I)において、
3及びR4が、同一若しくは異なって、水素原子、ハロゲン原子又はC1〜C4アルキル基である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の植物病害防除組成物。
【請求項5】
グループaのキノリン化合物(I)において、
3及びR4が、同一若しくは異なって、水素原子、フッ素原子、塩素原子、メチル基又はエチル基である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の植物病害防除組成物。
【請求項6】
グループaのキノリン化合物(I)において、
3及びR4が、同一若しくは異なって、水素原子、フッ素原子又はメチル基である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の植物病害防除組成物。
【請求項7】
グループaのキノリン化合物(I)において、
Xが、ハロゲン原子;C1〜C6アルキル基;C2〜C6アルキニル基;ハロゲン原子、同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC1〜C6アルキル基及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜6個の置換基で置換されてよいアリール基;ハロゲン原子、同一若しくは異なった1〜3個のハロゲン原子で置換されてよいC1〜C6アルキル基及びC1〜C6アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜6個の置換基で置換されてよいヘテロアリール基;シアノ基;又は、C1〜C6アルキル基及びフェニル基からなる群から選ばれる置換基で水酸基の水素原子が置換されてよいN−ヒドロキシ−C1〜C6アルカンイミドイル基であり、nが、0〜2の整数である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の植物病害防除組成物。
【請求項8】
グループaのキノリン化合物(I)において、
Xが、ハロゲン原子;C1〜C4アルキル基;C2〜C3アルキニル基;フッ素原子、塩素原子、1〜3個のフッ素原子で置換されてよいC1〜C2アルキル基及びC1〜C2アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜2個の置換基で置換されてよいフェニル基;フッ素原子、塩素原子、1〜3個のフッ素原子で置換されてよいC1〜C2アルキル基及びC1〜C2アルコキシ基からなる群から選ばれる同一若しくは異なった1〜3個の置換基で置換されてよい、フリル基、チエニル基、オキサゾリル基又はピリジル基;シアノ基;又は、C1〜C2アルキル基及びフェニル基からなる群から選ばれる置換基で水酸基の水素原子が置換されてよいN−ヒドロキシ−C1〜C2アルカンイミドイル基であり、nが、0〜2の整数である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の植物病害防除組成物。
【請求項9】
グループaのキノリン化合物(I)において、
Xが、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、メチル基、エチニル基、フリル基、チエニル基、シアノ基、メトキシエタンイミドイル基、エトキシエタンイミドイル基又はフェノキシエタンイミドイル基であり、nが、0又は1である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の植物病害防除組成物。
【請求項10】
グループaのキノリン化合物(I)において、
Yが、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又はC1〜C3アルキル基であり、mが、0〜2である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の植物病害防除組成物。
【請求項11】
グループaのキノリン化合物(I)において、
Yが、フッ素原子、塩素原子又はメチル基であり、mが、0又は1である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の植物病害防除組成物。
【請求項12】
グループaのキノリン化合物(I)において、
Yが、フッ素原子又はメチル基であり、mが、0又は1である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の植物病害防除組成物。
【請求項13】
グループaのキノリン化合物(I)が、
(a−1) 3−(5−フルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、
(a−2) 3−(5−クロロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、
(a−3) 3−(5−ブロモ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、
(a−4) 3−(5−エチニル−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、
(a−5) 3−(5,6−ジフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、
(a−6) 3−(3−エチル−5−フルオロ−3−プロピル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、
(a−7) 3−(5−フルオロ−3−メチル−3−プロピル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、
(a−8) 3−(3−メチル−3−トリフルオロメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン
(a−9) 3−[3−メチル−3−(2,2,2−トリフルオロエチル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル]キノリン、
(a−10) 3−(3−メチル−3−フェニル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン
(a−11) 3−[3−メチル−3−(4−フルオロフェニル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル]キノリン、
(a−12) 3−[3−メチル−3−(4−クロロフェニル)−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル]キノリン、
(a−13) 3−(3,3,4,4−テトラメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、
(a−14) 3−(5−フルオロ−3,3,4,4−テトラメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、
(a−15) 3−(5−フルオロ−3,3,4,4−テトラメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)−6−フルオロキノリン、
(a−16) 3−(5−フルオロ−3,3,4,4−テトラメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)−8−フルオロキノリン、
(a−17) 3−(5−フルオロ−3,3,4,4−テトラメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)−8−メチルキノリン、
(a−18) 3−(4,4−ジフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン、
(a−19) 3−(4,5−ジフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリン又は
(a−20) 3−(4,4,5−トリフルオロ−3,3−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−1−イル)キノリンである、請求項1〜9のいずれか一項に記載の殺菌剤組成物。
【請求項14】
グループbの殺菌性化合物が、
グループ(1)
(b−1−1)アゾキシストロビン
(b−1−2)クレソキシムメチル
(b−1−3)ピラクロストロビン
(b−1−4)ピコキシストロビン
(b−1−5)フルオキサストロビン
(b−1−6)ジモキシストロビン
(b−1−7)オリサストロビン
(b−1−8)メトミノストロビン及び
(b−1−9)トリフロキシストロビン
から選択されるストロビルリン系化合物、
グループ(2)
(b−2−1)シメコナゾール
(b−2−2)テブコナゾール
(b−2−3)フェンブコナゾール
(b−2−4)ヘキサコナゾール
(b−2−5)イミベンコナゾール
(b−2−6)トリアジメホン
(b−2−7)テトラコナゾール
(b−2−8)プロチオコナゾール
(b−2−9)トリティコナゾール
(b−2−10)エポキシコナゾール
(b−2−11)イプコナゾール
(b−2−12)メトコナゾール
(b−2−13)プロピコナゾール
(b−2−14)シプロコナゾール
(b−2−15)ジフェノコナゾール
(b−2−16)ジニコナゾール
(b−2−17)フルキンコナゾール
(b−2−18)フルシラゾール
(b−2−19)ペンコナゾール
(b−2−20)ブロムコナゾール
(b−2−21)トリアジメノール
(b−2−22)フルトリアフォル
(b−2−23)ミクロブタニル
(b−2−24)エタコナゾール及び
(b−2−25)ビテルタノール
から選択されるトリアゾール系化合物、
グループ(3)
(b−3−1)オキスポコナゾールフマル酸塩
(b−3−2)トリフミゾール
(b−3−3)イマザリル
(b−3−4)イマザリル−S
(b−3−5)プロクロラズ
(b−3−6)ペフラゾエート及び
(b−3−7)トリアゾキシド
から選択されるミダゾール系化合物、
グループ(4)
(b−4−1)ペンチオピラド
(b−4−2)フルトラニル
(b−4−3)フラメトピル
(b−4−4)ボスカリド
(b−4−5)フェンヘキサミド
(b−4−6)シフルフェナミド
(b−4−7)テクロフタラム
(b−4−8)マンジプロパミド
(b−4−9)ビキサフェン
(b−4−10)カルボキシン
(b−4−11)オキシカルボキシン
(b−4−12)メプロニル
(b−4−13)シルチオファム
(b−4−14)チフルザミド
(b−4−15)フルメトバー
(b−4−16)エタボキサム
(b−4−17)ゾキサミド
(b−4−18)チアジニル
(b−4−19)イソチアニル
(b−4−20)ジクロシメット
(b−4−21)フェノキサニル
(b−4−22)フルオピコリド
(b−4−23)フルオピラム
(b−4−24)カルプロパミド
(b−4−25)トルフェンピラド
(b−4−26)N−[2−(1,3−ジメチルブチル)フェニル]−5−フルオロ−13−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
(b−4−27)N−{2−[1,1’−ビ(シクロプロピル)−2−イル]フェニル}−3−ジフルオロメチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
(b−4−28)3−ジフルオロメチル−N−(9−イソプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−メタノナフタレン−5−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
(b−4−29)3−ジフルオロメチル−N−[4’−(3,3−ジメチルブチン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
(b−4−30)3−ジフルオロメチル−N−[4’−(3−メトキシ−3−メチルブチン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド及び
(b−4−31)3−ジフルオロメチル−1−メチル−N−[1,2,3,4−テトラヒドロ−9−(1−メチルエチル)−1,4−メタノナフタレン−5−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
から選択されるカルボキサミド系化合物、
グループ(5)
(b−5−1)メタラキシル
(b−5−2)メタラキシル−M
(b−5−3)ベナラキシル
(b−5−4)ベナラキシル−M及び
(b−5−5)フララキシル−M
から選択されるアシルアラニン系化合物、
グループ(6)
(b−6−1)ベンチアバリカルブイソプロピル及び
(b−6−2)イプロバリカルブ
から選択されるバリンアミド系化合物;
グループ(7)
(b−7−1)シアゾファミド
(b−7−2)アミスルブロム及び
(b−7−3)フルスルファミド
から選択されるスルホンアミド系化合物、
グループ(8)
(b−8−1)トリルフルアニド及び
(b−8−2)ジクロフルアニド
から選択されるスルフェンアミド系化合物、
グループ(9)
(b−9−1)プロパモカルブ
(b−9−2)プロパモカルブ塩酸塩
(b−9−3)ジエトフェンカルブ及び
(b−9−4)ピリベンカルブ
から選択されるカーバメート系化合物;
グループ(10)
(b−10−1)マンゼブ
(b−10−2)マンネブ
(b−10−3)プロピネブ
(b−10−4)ジネブ
(b−10−5)メチラム
(b−10−6)ジラム
(b−10−7)チウラム及び
(b−10−8)ポリカーバメート
から選択されるジチオカーバメート系化合物;
グループ(11)
(b−11−1)イプロジオン
(b−11−2)プロシミドン
(b−11−3)キャプタン
(b−11−4)ビンクロゾリン
(b−11−5)クロゾリネート及び
(b−11−6)ホルペット
から選択されるジカルボキシイミド系化合物;
グループ(12)
(b−12−1)イミノクタジンアルベシル酸塩
(b−12−2)イミノクタジン酢酸塩
(b−12−3)グアザチン及び
(b−12−4)ドジン
から選択されるグアニジン系化合物;
グループ(13)
(b−13−1)メパニピリム
(b−13−2)フェナリモル
(b−13−3)フェリムゾン
(b−13−4)シプロジニル
(b−13−5)ピリメタニル
(b−13−6)ヌアリモル
(b−13−7)ジメチリモル
(b−13−8)ブピリメート及び
(b−13−9)ジフルメトリム
から選択されるピリミジン系化合物;
グループ(14)
(b−14−1)ジメトモルフ
(b−14−2)フェンプロピモルフ
(b−14−3)トリデモルフ
(b−14−4)ドデモルフ及び
(b−14−5)フルモルフ
から選択されるモルホリン系化合物;
グループ(15)
(b−15−1)チオファネート
(b−15−2)チオファネートメチル
(b−15−3)ベノミル
(b−15−4)カルベンダジム
(b−15−5)チアベンダゾール及び
(b−15−6)フベリダゾール
から選択されるベンズイミダゾール系化合物、
グループ(16)
(b−16−1)フルジオキソニル
(b−16−2)フルオロイミド及び
(b−16−3)フェンピクロニル
から選択されるピロール系化合物;
グループ(17)
(b−17−1)ホセチル
(b−17−2)エジフェンホス
(b−17−3)トルクロホスメチル
(b−17−4)イプロベンホス及び
(b−17−5)ピラゾホス
から選択される有機リン系化合物、
グループ(18)
(b−18−1)水酸化第二銅
(b−18−2)銅
(b−18−3)塩基性塩化銅
(b−18−4)塩基性硫酸銅
(b−18−5)オキシン銅
(b−18−6)硫酸銅五水塩
(b−18−7)無水硫酸銅
(b−18−8)ノニルフェノールスルホン酸銅及び
(b−18−9)ドデシルベンゼンスルホン酸ビスエチレンジアミン銅錯塩
から選択される銅系化合物、
グループ(19)
(b−19−1)カスガマイシン
(b−19−2)バリダマイシン
(b−19−3)ポリオキシンA〜N
(b−19−4)ブラストサイジンSベンジルアミノベンゼンスルホン酸塩
(b−19−5)ストレプトマイシン
(b−19−6)ナタマイシン
(b−19−7)ミルディオマイシン及び
(b−19−8)オキシテトラサイクリン
から選択される抗生物質、
グループ(20)
(b−20−1)クロロタロニル
(b−20−2)フサライド及び
(b−20−3)キントゼン
から選択される有機塩素系化合物、
グループ(21)
(b−21−1)5−クロロ−7−(4−メチルピペリジン−1−イル)−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
(b−21−2)5−クロロ−N−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル]−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
(b−21−3)5−クロロ−N−[(1R)−1,2−ジメチルプロピル]−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
(b−21−4)5−(メトキシメチル)−6−オクチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−アミン及び
(b−21−5)5−エチル−6−オクチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−アミン
から選択されるトリアゾロピリミジン系化合物、
グループ(22)
(b−22−1)メトラフェノン及び
(b−22−2)3−(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンゾイル)−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルピリジン
から選択されるベンゾイル化合物、
グループ(23)
(b−23−1)イソプロピル((1S)−2−メチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−2)イソプロピル((1S)−2,2−ジメチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−3)イソプロピル((1S)−1−{[(1−ベンゾフラン−2-イルカルボニル)アミノ]メチル}−2−メチルプロピル)カーバメート
(b−23−4)2,2,2−トリフルオロエチル((1S)−2−メチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−5)2,2,2−トリフルオロエチル((1S)−2,2−ジメチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−6)2,2,2−トリフルオロエチル((1S)−1−{[(1−ベンゾフラン−2−イルカルボニル)アミノ]メチル}−2−メチルプロピル)カーバメート
(b−23−7)2,2,2−トリフルオロエチル{(1S)−1−メチル−2−[(4−メチルベンゾイル)アミノ]エチル}カーバメート
(b−23−8)ベンジル((1S)−2−メチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート及び
(b−23−9)イソプロピル((1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}エチル)カーバメート
から選択されるエチレンジアミン系化合物、
グループ(24)
(b−24−1)3−[5−(4−クロロフェニル)−2,3−ジメチルイソキサゾリジン−3−イル]ピリジン
(b−24−2)3−[2,3−ジメチル−5−(4−メチルフェニル)イソキサゾリジン−3−イル]ピリジン及び
(b−24−3)3−[2−イソプロピル−3−メチル−5−(4−クロロフェニル)イソキサゾリジン−3−イル]ピリジン
から選択されるイソキサゾリジン系化合物、
グループ(25)
(b−25−1)キノキシフェン
(b−25−2)[6−(2,2−ジメチルエチル)−8−フルオロ−2,3−ジメチルキノリン−4−イル]アセテート及び
(b−25−3)[6−(2,2−ジメチルエチル)−8−フルオロ−2,3−ジメチルキノリン−4−イル]メトキシアセテート
から選択されるキノリン系化合物;
グループ(26)
(b−26−1)(2Z)−{[2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]チオ}[3−(2−メトキシフェニル)−1,3−チアゾリジン−2−イリデン]アセトニトリル及び
(b−26−2)(2Z)−{[2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]チオ}[3−(2−メチルフェニル)−1,3−チアゾリジン−2−イリデン]アセトニトリル
から選択されるチアゾリジン系化合物、
グループ(27)
(b−27−1)1−[(2−プロペニルチオ)カルボニル]−2−(1−メチルエチル)−4−(2−メチルフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オン
(b−27−2)1−[(エチルチオ)カルボニル]−2−(1−メチルエチル)−4−(2−メチルフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オン及び
(b−27−3)1−[(エチルチオ)カルボニル]−2−(1−メチルエチル)−4−(2,6−ジクロロフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オン
から選択されるピラゾリノン系化合物、並びに
グループ(28)
(b−28−1)ヒドロキシイソキサゾール
(b−28−2)フルアジナム
(b−28−3)ジクロメジン
(b−28−4)トリシクラゾール
(b−28−5)シモキサニル
(b−28−6)ファモキサドン
(b−28−7)フェンアミドン
(b−28−8)クロルピクリン
(b−28−9)チアジアジン
(b−28−10)プロキナジド
(b−28−11)スピロキサミン
(b−28−12)フェンプロピジン
(b−28−13)ジチアノン
(b−28−14)ペンシクロン
(b−28−15)イソプロチオラン
(b−28−16)プロベナゾール
(b−28−17)レスベラトロール
(b−28−18)トリホリン
(b−28−19)アシベンゾラル−S−メチル
(b−28−20)ピロキロン
(b−28−21)ジノキャップ
(b−28−22)ニッケル ビス(ジメチルジチオカーバメイト)
(b−28−23)エトリジアゾール
(b−28−24)オキサジキシル
(b−28−25)アンバム
(b−28−26)ピリフェノックス
(b−28−27)オキソリニック酸及び
(b−28−28)亜燐酸
から選択されるその他の殺菌・殺かび剤
から選択される、請求項1〜13のいずれか一項に記載の植物病害防除組成物。
【請求項15】
グループbの殺菌性化合物が、
グループ(1)
(b−1−1)アゾキシストロビン
(b−1−2)クレソキシムメチル
(b−1−3)ピラクロストロビン
(b−1−4)ピコキシストロビン
(b−1−5)フルオキサストロビン
(b−1−6)ジモキシストロビン
(b−1−7)オリサストロビン
(b−1−8)メトミノストロビン及び
(b−1−9)トリフロキシストロビン
から選択されるストロビルリン系化合物、
グループ(2)
(b−2−1)シメコナゾール
(b−2−2)テブコナゾール
(b−2−3)フェンブコナゾール
(b−2−4)ヘキサコナゾール
(b−2−5)イミベンコナゾール
(b−2−6)トリアジメホン
(b−2−7)テトラコナゾール
(b−2−8)プロチオコナゾール
(b−2−9)トリティコナゾール
(b−2−10)エポキシコナゾール
(b−2−11)イプコナゾール
(b−2−12)メトコナゾール
(b−2−13)プロピコナゾール
(b−2−14)シプロコナゾール
(b−2−15)ジフェノコナゾール
(b−2−16)ジニコナゾール
(b−2−17)フルキンコナゾール及び
(b−2−18)フルシラゾール
から選択されるトリアゾール系化合物、
グループ(3)
(b−3−1)オキスポコナゾールフマル酸塩
(b−3−2)トリフミゾール
(b−3−3)イマザリル
(b−3−4)イマザリル−S及び
(b−3−5)プロクロラズ
から選択されるミダゾール系化合物、
グループ(4)
(b−4−1)ペンチオピラド
(b−4−2)フルトラニル
(b−4−3)フラメトピル
(b−4−4)ボスカリド
(b−4−5)フェンヘキサミド
(b−4−6)シフルフェナミド
(b−4−7)テクロフタラム
(b−4−8)マンジプロパミド
(b−4−9)ビキサフェン
(b−4−10)カルボキシン
(b−4−11)オキシカルボキシン
(b−4−12)メプロニル
(b−4−13)シルチオファム
(b−4−14)チフルザミド
(b−4−15)フルメトバー
(b−4−16)エタボキサム
(b−4−17)ゾキサミド
(b−4−18)チアジニル
(b−4−19)イソチアニル
(b−4−20)ジクロシメット
(b−4−21)フェノキサニル
(b−4−22)フルオピコリド
(b−4−23)フルオピラム
(b−4−24)カルプロパミド
(b−4−25)トルフェンピラド
(b−4−26)N−[2−(1,3−ジメチルブチル)フェニル]−5−フルオロ−13−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
(b−4−27)N−{2−[1,1’−ビ(シクロプロピル)−2−イル]フェニル}−3−ジフルオロメチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
(b−4−28)3−ジフルオロメチル−N−(9−イソプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−メタノナフタレン−5−イル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
(b−4−29)3−ジフルオロメチル−N−[4’−(3,3−ジメチルブチン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド及び
(b−4−30)3−ジフルオロメチル−N−[4’−(3−メトキシ−3−メチルブチン−1−イル)ビフェニル−2−イル]−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
から選択されるカルボキサミド系化合物、
グループ(5)
(b−5−1)メタラキシル
(b−5−2)メタラキシル−M
(b−5−3)ベナラキシル及び
(b−5−4)ベナラキシル−M
から選択されるアシルアラニン系化合物、
グループ(6)
(b−6−1)ベンチアバリカルブイソプロピル及び
(b−6−2)イプロバリカルブ
から選択されるバリンアミド系化合物;
グループ(7)
(b−7−1)シアゾファミド
(b−7−2)アミスルブロム及び
(b−7−3)フルスルファミド
から選択されるスルホンアミド系化合物、
グループ(8)
(b−8−1)トリルフルアニド及び
(b−8−2)ジクロフルアニド
から選択されるスルフェンアミド系化合物、
グループ(9)
(b−9−1)プロパモカルブ
(b−9−2)プロパモカルブ塩酸塩
(b−9−3)ジエトフェンカルブ及び
(b−9−4)ピリベンカルブ
から選択されるカーバメート系化合物;
グループ(10)
(b−10−1)マンゼブ
(b−10−2)マンネブ
(b−10−3)プロピネブ
(b−10−4)ジネブ
(b−10−5)メチラム
(b−10−6)ジラム
(b−10−7)チウラム及び
(b−10−8)ポリカーバメート
から選択されるジチオカーバメート系化合物;
グループ(11)
(b−11−1)イプロジオン
(b−11−2)プロシミドン
(b−11−3)キャプタン
(b−11−4)ビンクロゾリン
(b−11−5)クロゾリネート及び
(b−11−6)ホルペット
から選択されるジカルボキシイミド系化合物;
グループ(12)
(b−12−1)イミノクタジンアルベシル酸塩
(b−12−2)イミノクタジン酢酸塩
(b−12−3)グアザチン及び
(b−12−4)ドジン
から選択されるグアニジン系化合物;
グループ(13)
(b−13−1)メパニピリム
(b−13−2)フェナリモル
(b−13−3)フェリムゾン
(b−13−4)シプロジニル及び
(b−13−5)ピリメタニル
から選択されるピリミジン系化合物;
グループ(14)
(b−14−1)ジメトモルフ
(b−14−2)フェンプロピモルフ
(b−14−3)トリデモルフ
(b−14−4)ドデモルフ及び
(b−14−5)フルモルフ
から選択されるモルホリン系化合物;
グループ(15)
(b−15−1)チオファネート
(b−15−2)チオファネートメチル
(b−15−3)ベノミル
(b−15−4)カルベンダジム
(b−15−5)チアベンダゾール及び
(b−15−6)フベリダゾール
から選択されるベンズイミダゾール系化合物、
グループ(16)
(b−16−1)フルジオキソニル
(b−16−2)フルオロイミド及び
(b−16−3)フェンピクロニル
から選択されるピロール系化合物;
グループ(17)
(b−17−1)ホセチル
(b−17−2)エジフェンホス及び
(b−17−3)トルクロホスメチル
から選択される有機リン系化合物、
グループ(18)
(b−18−1)水酸化第二銅
(b−18−2)銅
(b−18−3)塩基性塩化銅
(b−18−4)塩基性硫酸銅
(b−18−5)オキシン銅
(b−18−6)硫酸銅五水塩及び
(b−18−7)無水硫酸銅
から選択される銅系化合物、
グループ(19)
(b−19−1)カスガマイシン
(b−19−2)バリダマイシン
(b−19−3)ポリオキシンB及びD
(b−19−4)ブラストサイジンSベンジルアミノベンゼンスルホン酸塩、及び
(b−19−5)ストレプトマイシン
から選択される抗生物質、
グループ(20)
(b−20−1)クロロタロニル
(b−20−2)フサライド及び
(b−20−3)キントゼン
から選択される有機塩素系化合物、
グループ(21)
(b−21−1)5−クロロ−7−(4−メチルピペリジン−1−イル)−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
(b−21−2)5−クロロ−N−[(1S)−2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル]−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
(b−21−3)5−クロロ−N−[(1R)−1,2−ジメチルプロピル]−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
(b−21−4)5−(メトキシメチル)−6−オクチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−アミン及び
(b−21−5)5−エチル−6−オクチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−アミン
から選択されるトリアゾロピリミジン系化合物、
グループ(22)
(b−22−1)メトラフェノン及び
(b−22−2)3−(2,3,4−トリメトキシ−6−メチルベンゾイル)−5−クロロ−2−メトキシ−4−メチルピリジン
から選択されるベンゾイル化合物、
グループ(23)
(b−23−1)イソプロピル((1S)−2−メチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−2)イソプロピル((1S)−2,2−ジメチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−3)イソプロピル((1S)−1−{[(1−ベンゾフラン−2-イルカルボニル)アミノ]メチル}−2−メチルプロピル)カーバメート
(b−23−4)2,2,2−トリフルオロエチル((1S)−2−メチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−5)2,2,2−トリフルオロエチル((1S)−2,2−ジメチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−6)2,2,2−トリフルオロエチル((1S)−1−{[(1−ベンゾフラン−2−イルカルボニル)アミノ]メチル}−2−メチルプロピル)カーバメート
(b−23−7)2,2,2−トリフルオロエチル{(1S)−1−メチル−2−[(4−メチルベンゾイル)アミノ]エチル}カーバメート
(b−23−8)ベンジル((1S)−2−メチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミ
ノ]メチル}プロピル)カーバメート及び
(b−23−9)イソプロピル((1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}エチル)カーバメート
から選択されるエチレンジアミン系化合物、
グループ(24)
(b−24−1)3−[5−(4−クロロフェニル)−2,3−ジメチルイソキサゾリジン−3−イル]ピリジン
であるイソキサゾリジン系化合物;
グループ(25)
(b−25−1)キノキシフェン及び
(b−25−2)[6−(2,2−ジメチルエチル)−8−フルオロ−2,3−ジメチルキノリン−4−イル]アセテート
から選択されるキノリン系化合物;
グループ(26)
(b−26−1)(2Z)−{[2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]チオ}[3−(2−メトキシフェニル)−1,3−チアゾリジン−2−イリデン]アセトニトリル
であるチアゾリジン系化合物、
グループ(27)
(b−27−1)1−[(2−プロペニルチオ)カルボニル]−2−(1−メチルエチル)−4−(2−メチルフェニル)−5−アミノ−1H−ピラゾール−3−オン
であるピラゾリノン系化合物、並びに
グループ(28)
(b−28−1)ヒドロキシイソキサゾール
(b−28−2)フルアジナム
(b−28−3)ジクロメジン
(b−28−4)トリシクラゾール
(b−28−5)シモキサニル
(b−28−6)ファモキサドン
(b−28−7)フェンアミドン
(b−28−8)クロルピクリン
(b−28−9)チアジアジン
(b−28−10)プロキナジド
(b−28−11)スピロキサミン
(b−28−12)フェンプロピジン
(b−28−13)ジチアノン
(b−28−14)ペンシクロン
(b−28−15)イソプロチオラン
(b−28−16)プロベナゾール
(b−28−17)レスベラトロール
(b−28−18)トリホリン
(b−28−19)アシベンゾラル−S−メチル
(b−28−20)ピロキロン
(b−28−21)ジノキャップ
(b−28−27)オキソリニック酸及び
(b−28−28)亜燐酸
から選択されるその他の殺菌・殺かび剤
から選択される、請求項1〜13のいずれか一項に記載の植物病害防除組成物。
【請求項16】
グループbの殺菌性化合物が、
グループ(1)
(b−1−1)アゾキシストロビン及び
(b−1−2)クレソキシムメチル
から選択されるストロビルリン系化合物、
グループ(2)
(b−2−1)シメコナゾール
(b−2−2)テブコナゾール
(b−2−3)フェンブコナゾール
(b−2−4)ヘキサコナゾール
(b−2−5)イミベンコナゾール及び
(b−2−6)トリアジメホン
から選択されるトリアゾール系化合物、
グループ(3)
(b−3−1)オキスポコナゾールフマル酸塩及び
(b−3−2)トリフミゾール
から選択されるミダゾール系化合物、
グループ(4)
(b−4−1)ペンチオピラド
(b−4−2)フルトラニル
(b−4−3)フラメトピル
(b−4−4)ボスカリド
(b−4−5)フェンヘキサミド
(b−4−6)シフルフェナミド及び
(b−4−7)テクロフタラム
から選択されるカルボキサミド系化合物、
グループ(5)
(b−5−1)メタラキシル
(b−5−2)メタラキシル−M
(b−5−3)ベナラキシル及び
(b−5−4)ベナラキシル−M
から選択されるアシルアラニン系化合物、
グループ(6)
(b−6−1)ベンチアバリカルブイソプロピル
であるバリンアミド系化合物、
グループ(7)
(b−7−1)シアゾファミド
であるスルホンアミド系化合物、
グループ(9)
(b−9−1)プロパモカルブ塩酸塩及び
(b−9−2)ジエトフェンカルブ
から選択されるカーバメート系化合物、
グループ(10)
(b−10−1)マンゼブ及び
(b−10−2)マンネブ
から選択されるジチオカーバメート系化合物、
グループ(11)
(b−11−1)イプロジオン
(b−11−2)プロシミドン及び
(b−11−3)キャプタン
から選択されるジカルボキシイミド系化合物、
グループ(12)
(b−12−1)イミノクタジンアルベシル酸塩
であるグアニジン系化合物、
グループ(13)
(b−13−1)メパニピリム
(b−13−2)フェナリモル及び
(b−13−3)フェリムゾン
から選択されるピリミジン系化合物、
グループ(14)
(b−14−1)ジメトモルフ
であるモルホリン系化合物、
グループ(15)
(b−15−1)チオファネートメチル
であるベンズイミダゾール系化合物、
グループ(16)
(b−16−1)フルジオキソニル
であるピロール系化合物、
グループ(18)
(b−18−1)水酸化第二銅
である銅系化合物、
グループ(19)
(b−19−1)カスガマイシン
(b−19−2)バリダマイシン、及び
(b−19−3)ポリオキシンB及びD
から選択される抗生物質、
グループ(20)
(b−20−1)クロロタロニル及び
(b−20−2)フサライド
から選択される有機塩素系化合物、
グループ(23)
(b−23−1)イソプロピル((1S)−2−メチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−2)イソプロピル((1S)−2,2−ジメチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−3)イソプロピル((1S)−1−{[(1−ベンゾフラン−2-イルカルボニル)アミノ]メチル}−2−メチルプロピル)カーバメート
(b−23−4)2,2,2−トリフルオロエチル((1S)−2−メチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−5)2,2,2−トリフルオロエチル((1S)−2,2−ジメチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート
(b−23−6)2,2,2−トリフルオロエチル((1S)−1−{[(1−ベンゾフラン−2−イルカルボニル)アミノ]メチル}−2−メチルプロピル)カーバメート
(b−23−7)2,2,2−トリフルオロエチル{(1S)−1−メチル−2−[(4−メチルベンゾイル)アミノ]エチル}カーバメート
(b−23−8)ベンジル((1S)−2−メチル−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}プロピル)カーバメート及び
(b−23−9)イソプロピル((1R)−2,2,2−トリフルオロ−1−{[(4−メチルベンゾイル)アミノ]メチル}エチル)カーバメート
から選択されるエチレンジアミン系化合物、並びに
グループ(28)
(b−28−2)フルアジナム
(b−28−3)ジクロメジン
(b−28−4)トリシクラゾール
(b−28−5)シモキサニル及び
(b−28−6)ファモキサドン
から選択されるその他の殺菌・殺かび剤
から選択される、請求項1〜13のいずれか一項に記載の植物病害防除組成物。
【請求項17】
請求項1〜16のいずれか一項に記載の植物病害防除組成物を施用して、植物病害を防除する防除方法。
【請求項18】
植物病害を防除するための方法であって、請求項1〜13のいずれか一項に記載の、グループaのキノリン化合物(I)を有効成分として含有する植物病害防除組成物及び請求項1及び14〜16のいずれか一項に記載の、グループbの殺菌性化合物を有効成分として含有する植物病害防除組成物を同時に施用するか、または請求項1〜13のいずれか一項に記載の、グループaの化合物を有効成分として含有する植物病害防除組成物または請求項1及び14〜16のいずれか一項に記載の、グループbの殺菌性化合物を有効成分として含有する植物病害防除組成物のいずれか一方を施用した後に、もう一方の前記組成物を施用することによる方法。

【公開番号】特開2010−6746(P2010−6746A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−168303(P2008−168303)
【出願日】平成20年6月27日(2008.6.27)
【出願人】(303020956)三井化学アグロ株式会社 (70)
【Fターム(参考)】