説明

椎間腔を準備するための試験用インプラント、装置およびその方法

本発明は、試験用インプラント(9)による椎間腔の準備、インプラント(5、6、7)の挿入、挿入器(13、16)および斜め前のアプローチによるインプラント(5、6、7)の供給および挿入用の方法に関する。新たに改良された方法において、インプラント(5、6、7)の椎間腔への挿入、特に、斜め前45°の腰椎用に関連した装置(13、16)が開発されて、本体の左側が、インプラント(5、6、7)を挿入するために準備される。インプラント(5、6、7)は、一体で挿入される、またはまず上部(5)と下部(7)が、次にインレー(6)が挿入されることもある。45°で左斜め前のアプローチを用いた挿入により、椎間腔の領域の最適な利用が保証され(設置面積)、それぞれが椎間面と法線をなして90°に正しく彫られることにより、インプラントのさらに良い保定が保証される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、椎間インプラント、詳述すると、人工椎間板の挿入用の椎間腔を準備する試験用インプラントのためのシステムと方法に関し、この準備された椎間腔へ挿入するインプラント、椎間腔を準備するインプラントまたは試験用インプラントで使用するのみ、椎間腔におけるX線および定位用の試験前インプラント、椎間板切除またはインプラント、試験用インプラントまたは試験前インプラントのために椎間腔を開いておくための機器、上下の埋め込みプレートとインレーを持つ椎間板インプラントの取り付け用のインプラント、試験用インプラントまたはインプラントを椎間板へ挿入するための挿入器および椎間インプラントを椎間腔に置いて固定する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
本出願は、事前に申請された国内出願の優先権を主張する:
2004年9月23日に米国で出願された米国出願番号10/947,661、
2004年11月26日に米国で出願された米国出願番号10/996,797、
2004年12月30日に米国で仮出願された米国出願番号60/640,106、
2005年6月22日にジュネーブで出願されたPCT/IB2005/052041、およびこれらにより参照用として組み込まれた全ての内容。
【0003】
少なくとも1つの上位または下位の突き出た竜骨を持つインプラントは、しばしば椎間インプラントとして使用される。少なくともインプラントの1つの竜骨を上位または下位の脊椎に入れるため、通常、溝がそれぞれの竜骨用ののみにより彫られる。試験前インプラントまたは試験用インプラントは、X線撮影または定位のために従来の方法により椎間腔で使用される。椎間板切除ないしインプラント挿入のために椎間腔が開いているように、試験用インプラントまたは試験前インプラントおよび支柱が習慣的に使用され、脊椎の外側に取り付けられる。
【0004】
挿入用の周知のインプラントと椎間腔を斜め前に直接準備する方法は、腰椎域および頚椎域双方のためにプロディスク(Prodisc)(登録商標)[スパインソルーションズ(Spine Solutions)のブランド]という名前で発表されており、首尾よく市場で発売されている。
【0005】
「人工椎間板インプラントを受ける椎間腔を準備する機器と方法」というタイトルで、人工椎間板インプラントを直に前部から挿入する椎間腔の準備のためのツールまたは機器および方法と関連した特許出願は、米国特許出願第10/023,879号として、そしてその後に PCT/US04/12664として2003年4月3日に提出された。現在市場に出ている椎間インプラントプロディスク(Prodisc)(登録商標)は、実質的にこの特許出願の内容に対応している。
【0006】
さらに、プロディスク(Prodisc)(登録商標)に必要な機器や椎間インプラントの挿入方法と関連した特許出願は、「椎間インプラントを挿入する道具と方法」米国特許出願第10/622,803号として、そしてその後にPCT/US04/22608として2003年7月2日に提出された。プロディスク(Prodisc)(登録商標)システムは、実質的にこの特許出願の内容に対応している。
【0007】
プロディスク(Prodisc)(登録商標)は、頚部脊髄域用の「頚部全体の板交換」として、そして腰部脊髄域用の「腰部全体の板交換」としてスパインソルーションズ(Spine Solutions)の冊子に記述されている。
【0008】
公開番号SMT001 G−03/03そしてまたSMT014−04/04を持つ冊子“プロディスク−エル(Prodisc−L)”は、人工椎間板を前部から挿入することにより、椎間板の形と機能が実質的にどのように回復されるのか記述している。
【0009】
この目的のために必要な機器と外科技術は、以下のように記述される:
・2つの患部脊椎へのアクセスを形成する;
・椎間域から椎間板(椎間板切除)を切除する;
・X線のモニターにより中心部の定位で試験用インプラントを使用して、インプラントのサイズ、インプラントの高さ、脊柱前弯症の角度そしてインプラントの位置を決定する;
・試験用インプラントに誘導されたフォーク型の二重ののみを用いて、上下から同時に、つまり前部方向から直接事前に溝を切断する;
・上位(上方)および下位(下方)インプラント板、邪魔されずに予め規定の位置へ同時に組み込まれる上下の板を挿入する。
・挿入器を利用して、2つの隣接する脊椎が割られて、
・押す道具を利用して、PEインレーが下方の板に押し込まれ、安全に固定される;
・X線モニターを利用して、機器が取り外され、最後のインプラントの位置が確認される。
【0010】
公開番号SMT013−04/04を持つ冊子“プロディスク−シー(Prodisc−C)”は、頚椎の人工椎間板を挿入することにより、頚椎の形と機能が実質的にどのように回復できるのか記述している:
・まず、ねじを利用して頚椎をホルダーに固定し、それに続いて椎間板切除が行われ、さらに鉗子を広げて椎間腔が別に支えられる。
・調節可能な止め具を持つ試験用インプラントが挿入されて、フォークのようなのみにより誘導され、みぞが前部方向から上下頚椎へ直接同時にのみで彫られる。
・すると、完全に組み立てられたプラントは、特殊な挿入器を利用して頚部椎間腔へ挿入される。
【0011】
番号SMT002E−03/06で公開されているプロディスク(PRODISC)(登録商標)の冊子「遡及の臨床研究:7年から11年に及ぶ追跡治療」の中で、これらのインプラント技術の目的、方法そして結果が次のような結論でまとめられている。
【0012】
7年から11年の間に挿入された全てのインプラント(64のうち61)は、損なわれずに適切に機能し、背痛と下肢痛には実質的な減少があり、患者の92.7%が補綴の挿入に大変満足していた。
【0013】
プロディスク(Prodisc)(登録商標)製品とそれに関連した機器は、双方ともすでに試験され、患者からも大変好評である。脊椎の可動性は、多くのケースで完全に回復した。
【0014】
国際公開第2004/080355A1号「前斜位挿入用の人工関節円盤」も知られていて、前/側斜位挿入用の人工椎間板を記述している。メドトロニック(Medtronic)”マーベリック(Maverik)”の製品は、この公開された特許出願の実施形態に対応する。”マーベリック(Maverik)”は、椎間腔の準備に対応後、前/側斜位の方向から30°の角度で挿入される人工椎間板である。
【0015】
この国際公開第2004/080355号では、挿入が側面方向から成立することがあることを教えている。ただし、”マーベリック(Maverik)”用に選択された挿入方向の場合、側面の挿入が設置面積を変更する、例えば、インプラントの矢状に見えるベース面を変更するという点を見落としていた。前斜位挿入を認める周知のインプラントと比較すると、”マーベリック(Maverik)”は、さらに小さくてほぼ三角形である。これは、明らかに30°の挿入方向と関連している。ただし、より小さい設置面積は、ある環境において、脊椎における補綴の弱い固定を意味する。”マーベリック(Maverik)”と一緒にPCT公報を検討する場合、その方法に優れた人は、それゆえ一般的に前/側斜位のアクセスを選択しないように進められるだろう。設置面積の削減およびそれと関連するさらに弱い固定は、その技術に精通した人にとり著しく不利になるだろう。
【0016】
さらに、国際公開第2004/080355A1号は、図40で図から測定してAP方向に約52°の角度を持つ図を表示した。国際公開第2004/080355A1号では、図44aにおいてこの角度が約37°である。SDGIと関連しているメドトロニック(Medtronic)がたった30°の”マーベリック(Maverik)”製品を実際に市場で販売し供給しているという事実は、52°から約37°を介して30°となるもともと公開されたアクセス角からの離脱を教示する方法に技術的に精通した人々により理解されている。ただし、その技術に精通した人にとって、これは、けがをしないように血管を迂回するために(斜めのアクセス)、埋め込み域が削減されなければならないことを意味する。これは、”マーベリック(Maverik)”製品と結び付いたこのWO公報の指導と言える。
【0017】
Maverikの開発時に角度を選択する際、明らかに、その技術に精通した人は、52°と37°間の角度を最適と見なさず、むしろ国際公開第2004/080355A1号にすら記述されていない30°を最適と見なし、設置面積の削減に伴う効果を受け入れた。
【0018】
その他の欧州特許第1259175B1号明細書は、「椎間板腔を準備する機器」と関連している。それは、患者の隣接する脊椎間の椎間腔を準備する医療機器を開示している。切り込みガイドは、2つの脊椎間に障害物を保つため障害ホルダーを持つように設計されている。刃のチャンネルは、ホルダー、それゆえ脊椎と関連した刃先の方向を維持するために、刃先で肋骨を受け入れることができるように設計されたガイドチャンネルを有する。
【0019】
米国特許出願公開第2004/0199168号は、脊椎の椎間腔に1つ以上の補綴を配置する機器や方法を開示している。その機器と方法は、椎間腔と側面で関連した斜めの挿入用に設計されている。機器は、障害物、つまり椎間腔に1つ以上の補綴の配置を認めるガイドを含む。
【0020】
【特許文献1】国際公開第2004/080355A1号パンフレット
【特許文献2】国際公開第2004/080355号パンフレット
【発明の開示】
【0021】
本発明の1つの目的は、新規の椎間インプラント、新しく改良された方法および関連した器具または椎間腔の準備や椎間インプラントの挿入、特に腰椎のための機器の提供である。
【0022】
他の目的に従って、本発明の方法は、ほぼ45°の角度で前/側斜位からの挿入、特に患者から見て、左斜め前の挿入を認めることを目的とする。
【0023】
本発明のバージョンに従う試験用インプラントは、準備された椎間腔に挿入されることもある。挿入されるべきインプラントのサイズや位置を決めるために役に立つ。試験用インプラントは、本発明に従う照準スロットによりX線写真で方向付けられることもあり、また同時にのみ用のガイドとしても役に立つ。椎間面にとってのみは、標準のそれぞれの溝を上下の脊椎の椎間面に彫るために使用されることもあるので、試験用インプラントと引き換えに挿入でき、対応する竜骨を持つインプラントは、脊椎面にできるだけ平らに設置される。試験用インプラントは、のみを少なくとも腔の2つの方向にガイドする少なくとも1つのガイドスロットと上下の接触面を有する。
【0024】
インプラントの竜骨は、それに関連してまたは上記のもとから独立して使用されることもあるバージョンに従い固定され、その後、接触面に固定される面と関連して回転しながら取り付けられることもある。
【0025】
本発明のバージョンに従い、のみは単一のみの形式で、試験用インプラントまたはインプラントに導かれる。椎間腔の準備、特に椎間腔におけるX線撮影や空間的定位のために、発明に従う試験前のインプラントが使われることもある。
【0026】
椎間板切除術ないしインプラントまたは試験用インプラントの挿入用に椎間腔を開けておくために、発明に従う葉状の支柱が使用され、椎間腔の近位部に挿入され−できれば試験用インプラントの側で−脊柱前弯症の角度でV字形に作動し、作動域の見通しを改良するために内側端部で内側に曲がることもある。これらの新しい支柱は、上記のものから独立して使用されることもある。支柱は、椎間腔に挿入される個別の支柱の場合もある。発明に従って上下のインプラントのプレートやインレーと共に椎間板インプラントを組み立てるために、正確に固定されたインプラントがインプラントのプレートやインレーから手術室で直に組み立てられることもある組立て器具が使用される。本発明のある実施形態において、試験用インプラントまたはインプラント用の発明に従う挿入器は、椎間腔への挿入に役に立つ。椎間インプレートまたは準備のための試験用インプラントの配置や固定は、発明に従いできれば斜め前、特に左斜め前の角度で椎間腔に生じ、患者から見ると内側のプレート(前後のプレート)にほぼ45°角度で生じる。
【0027】
本発明のバージョンに従い、インレーがインプラントのプレートの正しい位置に配置されるまたはそれと共にロックされる特別な組立て機器は、インプラントの組立て用に使用される。
【0028】
本発明の方法のバージョンに従い、挿入器は、試験用インプラントまたはインプラントを挿入するために使用され、インプラントが支えられるまたは離される固定レバーを持つ作動部品に支柱を通るインプラントコレット用の固定メカニズムを有する。
【0029】
本発明の方法のバージョンに従い、インプラントは、一体となって挿入されるまたはインレーが後に続く上下の部分が最初に挿入される。挿入前および挿入中に、椎間腔は、本発明に従い支柱により開いたまま支えられる。
【0030】
優先されるバージョンで、本発明は、前/側面のアクセスの代わりに、できるだけ長い設置面積を持つ45°の角度でこの際立った改善効果を事実上提供するほぼ45°の挿入方向を持つ最適な条件といえる「設置面積」からスタートする。
【0031】
約45°の斜めの挿入により生じる特別ないくつかの利点は、
・脊椎の側面を走る主要な血管が手術により拡張されない。
・その結果、斜め前からの直接のアクセスよりも簡単にアクセスできる。
・脊椎の直接前にある複雑な血管構造(胃/腸)を迂回させることができる。
・側面のアプローチがすでにそれ自体”マーベリック(Maverik)”により知られているにも関わらず、前後の平面と関連する30°の挿入角度がある。ただし、この周知の側面挿入方法の設置面積の縮小という欠点のおかげで、本発明者は、設置面積または脊椎とインプラント間の最適条件による接着を重要と考えてから、それを適用しないように進められた。
・本発明者の側では発明の熟考や経験を通して、驚いたことにインプラントの挿入による約45°の挿入角度が最適であると判明した−同時に有利なアクセスと判明した。
【0032】
本発明の方法のバージョンに従い、試験用インプラントを用いたり、それぞれ椎間面に対してインプラント用竜骨を90°で受け入れる溝を正確に掘ることで、特別な注意が椎間腔の準備にも払われている。
【0033】
図面がまた好ましい実施形態を示すにも関わらず、図面も詳細な説明も制限されているとは解釈されない。他方、図面や詳細な説明の内容も特許請求項の内容もこの特許出願における発明の開示に属している。本発明のこれらや他の機能、特徴および利点は、以下の詳細な説明、追加の請求項および添付の図面に関してより良く理解されるだろう。
【0034】
人工椎間板をさらにうまく準備するために、新規の試験用インプラントが、上下の座面を持ち、また上下の座面それぞれにあるガイドスロットを持ち、挿入可能なまたは挿入されたガイドが支えられるまたは腔にある2つの方向−特にそれぞれの座面と並行ならびに法線をなす−で可動しないように形成されているガイドスロットの1つを持つ椎間腔の準備のために開発された。ガイドスロットと関連した縦方向のガイドの動きは、こうして可能となる。例えば、本発明に従う新規の構造のおかげで、フォークのようなのみの代りに単一ののみの使用が可能である。ただし、試験用のインプラントにあるこの新規のガイドスロットは、試験用インプラントと関連した他のツールや機器を設置させることもできる。
【0035】
ガイドスロットがのみをガイドするために役に立つ試験用インプラントのその他の開発は、のみと関連して動かせず、それぞれのガイドスロットに対して対角線に形成されたガイドとつながった単一のみ形式であることが特徴となる。ガイドは、のみを越えて縦方向に突出している。このようにガイドは試験用インプラントおよびそれゆえ脊椎に触れる前でさえ脊椎と関連したのみの配置を認める。
【0036】
本発明の特定の他の開発に従い、2つのガイドスロット(上下のインプラントのプレートにあるそれぞれ)は、一方のスロット(β角)と関連する異なる3次元の位置にある。これは、のみと協力して試験用インプラントのために、斜め前後の方向から溝の準備ができるようにしてくれる。プレートごとに複数のガイドスロットを提供することもできる。
【0037】
上記に依存はしないが、もちろんできれば一緒に使用されることが望ましい本発明に従う開発は、人工椎間板を使用するために椎間腔を用意する試験用インプラントと関連し、上下の座面を有し、上下の座面にそれぞれ少なくとも1つ溝を有し、少なくとも照準のスロット形式の溝を1つ持っているため、X線撮影でモニターしながら椎間腔に挿入された試験用インプラントの場合は、脊椎と関連するその位置を検出することができる。これにより、簡単な方法で、外科医がX線撮影でモニターしながら試験用インプラントを正しく方向づけることができ、それに続くインプラントの位置がそれゆえうまく準備される。
【0038】
照準スロットがその角度(γ)にあるまたはそれぞれのガイドスロットと余角(δ)にあるならば、これは特に簡易化される。また、ガイドスロットは、外科的アプローチ角 (ε)あるいは人工椎間板の埋め込み用の椎間腔へインプラントを挿入する方向に対応する。
【0039】
Cの弧によりガイドされるX線を用いて全ての円形の配置確認を許可するために、その他の開発が、座面ごとに、一方のものと直角にある2つの照準スロットを提供する。
【0040】
原則的に、体が耐えられるすべての材質は、材質の選択のために使用できるが、試験用インプラントがX線不透明材またはX線可視材からなっている場合、有利となる。このデザインの場合、照準スロットは、一般にフライス加工により生産され、外側に開いている。ただし、例えばプラスチックのようなX線透明材で満たすこともできる。このように、試験用インプラントは、プラスチックコーティング(例、ポリエチレン)もでき、脊椎の内側に統合された面や改善されたスライド式性質を認める。
【0041】
他方、試験用インプラントは、X線透明材、X線不透明材または照準スロットの代わりに提供されるX線可視インレーからも作られる。この設計代替の場合、ガイドスロットもX線可視ならば、X線可視効果または位置決め用補助器具がさらに簡易化される。
【0042】
上記に依存はしないが、できれば上記構造と一緒に使用されることが望ましい本発明は、側面の場合、少なくとも衝突バーの固定用の穴を少なくとも1つ含み、人工椎間板を挿入するために椎間腔を用意する試験用インプラントの場合に、上下の座面や側面を有する。こうした新しい衝突穴は、外科医の手によりガイドされた衝突バーの安全な取り付けを認める。
【0043】
その他の開発に従い、衝突の軸またはハンドルなどを固定するためのガイド軸は、配置された試験用インプラントの配置や取出しに役に立つ。
【0044】
その他の実施形態に従い、適応可能なストッパーは、椎間腔への試験用インプラントの浸透の深さを制限するのに役に立つ。
【0045】
本発明に従う新規の挿入方法に従い、試験用インプラントは、2つの脊椎間にある内側面(前後の面)と関連する約45°からの挿入のために形成されることが望ましい。
【0046】
本発明はまた、人工椎間板として椎間腔で使用するために新規のインプラントを含み、上下の座面や上下の座面それぞれのガイドスロットを少なくとも1つ有し、少なくとも挿入可能なまたは挿入されたガイドが支えられるまたは腔にある2方向−特にそれぞれの座面と並行ならびに法線をなす−に移動しないように支える形で形成されているガイドスロットを少なくとも1つ有する−こうしたインプラントにより、試験用インプラントの使用を回避したり、作業工程を加速させることができる。ただし、その使用は、他のテストも必要とするので、まだ現状での活用は望ましくはない。
【0047】
いずれにせよ、このガイドスロット−試験用インプラントにあるように−は、のみを誘導するために役に立つこともあり、のみはそれと関連して移動できないガイドと接続され、それぞれのガイドスロットと対角線に形成され、のみの刃を越えて縦方向に突出した単一のみの形式となる。
【0048】
試験用の場合と同じように、2つのガイドスロットは、相互に関連した異なる3次元の位置にあることもある(β角)。
【0049】
本発明はまた、椎間腔にある人工椎間板として使用するために、そして椎間腔を準備するために新規のインプラントを含み、上下の座面や上下の座面それぞれの溝を少なくとも1つ有し、照準スロットの形式となる溝を少なくとも1つ有するため、椎間腔に挿入されるインプラントの場合、上記溝がX線で検出される脊椎と関連する位置を可能にする。
【0050】
照準スロットがその角度(γ)にあるまたはそれぞれのガイドスロットと余角(δ) にあるならば、これは特に簡易化される。また、ガイドスロットは、外科的アプローチ角 (ε)あるいは人工椎間板の埋め込み用の椎間腔へインプラントを挿入する方向に対応する。
【0051】
ある円弧の形式でガイドされる全ての円形の配置を許可するために、一方のものと直角にある2つの照準スロットは、座面ごとに提供される。原則的に、体が耐えられるすべての材質は、材質の選択に使用できるが、インプラントの一部が少なくともX線不透明材またはX線可視材からなっている場合は有利となる。照準スロットの代わりに、X線不透明材またはX線可視インレーが、X線可視となるガイドスロットを提供されることもある。
【0052】
椎間腔にある人工椎間板として使用したり人工椎間板を使用するために椎間腔を準備する本発明に従うインプラントのその他の実施形態には、上下の座面や側面があり、衝突バーを固定する衝突穴が少なくとも1つ側面に提供される。これらの新しい衝突穴は、外科医の手により誘導される衝突バーの安全な取り付けを認める。このようにインプラントは、正確に配置できる。インプラントは、できれば衝突軸またはインプラント用の軸を固定するために、取り除けるガイドの軸を有することが望ましく、配置がとても簡易化される。
【0053】
他の開発に従い、適応可能なストッパーは、椎間腔へのインプラントの浸透の深さを制限するのに役に立つ。
【0054】
本発明はまた、椎間腔にある人工椎間板として使用するないしインプラント使用のための椎間腔を準備する新規のインプラントを含み、上下の座面を有し、少なくともそれぞれの座面にある固定式竜骨の1つを有し、固定式竜骨がインプラントで取り除かれるまたはロックできる。こうしたインプラントは、試験用インプラントの使用を回避でき、こうして作業工程を加速させることになる。固定式竜骨は、ガイドスロットにロックできるはずである。
【0055】
このガイドスロットは、のみをガイドすることに役に立ち、台形のガイド形式が望ましい。ガイドスロットに加えて、竜骨の台形の足を止める止めねじ用のねじ穴が提供される。
【0056】
本発明に従うその他の実施形態において、固定式竜骨自体は、のみ形式であり、パスを持つのみにも対応できる。
【0057】
本発明に従うインプラントは、2つの脊椎間で内側面に約45°で挿入するために形成される。
【0058】
本発明に従うその他の実施形態では、回転式でロックできるように座面に組立てられた回転プレートに固定式竜骨が固定されている。座面と並行して、インプラントは、締め付けねじが通り抜けるスロットを有し、締め付けねじは、回転板のねじ穴にきつくねじ止めされる。
【0059】
そこにガイドされたのみを持つ新しい試験用インプラントは、みぞを用意するために役に立ち、のみが上位の座面に誘導されるため、衝突を受けると、上位の脊椎と下位の座面にある溝が、下位の脊椎に形成されるように誘導されるので、2つの溝は、それぞれのケースでそれぞれの椎間面と直角をなす。
【0060】
本発明に従うインプラントないし試験用インプラントは、近位端にある衝突軸が軸連結した力の伝達用の連結片を有し、その連結片が互いに別々に作動し、摩擦または連動接続を持つ2つのロックを有し、少なくともその1つがリモート解除でき、2つの連結がそれぞれ少なくともトルクまたは軸力を伝わるように設計されることが望ましい。
【0061】
本発明に従い、インプラントまたは試験用インプラントの衝突軸は、遠位端で両側に、例えば、遠位および近位方向で衝突面を持つ衝突ヘッドを有する。衝突軸は、ロック可能な締め付け装置を用いて衝突軸に固定される取り外せて置換できる支柱を持つ近位端と遠位端間に提供されることが望ましい。
【0062】
その他の開発に従い、本発明によるインプラントないし試験用インプラントは、取り外せて調節できるストッパーを有し、調節可能なストッパーは、調節ねじに拘束の止め具本体を有し、調節可能なねじは、貫通する止め具本体の骨よりも近位端により長い外径を有し、調節可能なねじは、同様に遠位端に骨よりも長い外径を持つ作動装置を有する。この調節可能なストッパーは、直接軸で衝突軸から過度の衝突力を止めるために、軸と直接隣接するように配置されることが望ましい。
【0063】
その他の開発に従い、調節できるストッパーは、直接軸と隣接するように配置され、少なくともほぼ軸上であそびなしに誘導される骨を有する。
【0064】
近位のストッパー側で、調節可能なストッパーは、溝に似た凹部を有することもあり、この凹部は、少なくとも座面でほぼ遊びなしに衝突した状態で側面により支えられるため、インプラントまたは試験用インプラントにより座面と通常の方向で誘導される。
【0065】
特に、人工椎間板を使用する椎間腔の準備用のインプラントまたは試験用インプラントによる使用にとって、その他の発明はのみであり、のみの刃やのみの軸を有し、遠位端に衝突ヘッドを有し、のみの軸は特に少なくともガイドスロットの1つに挿入される置換可能なガイドと接続される。こののみは、本発明に従うガイドを有し、このガイドは、のみの軸と相対してばね仕掛けのため、負荷のない状態でのみの刃の近位端に向けてまたそれを越えて押し込まれる。特殊な開発において、ガイドは、ばね仕掛けでのみ軸の内部で置換できるピストンと接続され、側面に組み立て用のストッパーを有する。
【0066】
本発明に従って、インプラントまたは試験用インプラントは、のみを含めて、セット形式である。
【0067】
本発明はまた、人工椎間板を挿入する椎間腔の準備用の新しい試験前インプラントからなり、特に、椎間腔におけるX線撮影と定位のために、上下の座面を有し、試験前インプラントは、2本のX線可視軸から形成される複合スライドを含み、アプローチ角(ε)に対応する2本の軸と角をなす配置バー、つまりフレームを突き出る配置バーとしっかり接続されるキャリッジ本体を担うX線透明材のほぼ長方形または台形フレームから実質的に生産される。
【0068】
特殊な開発に従い、キャリッジ本体は、X線可視マーカーを担う。
【0069】
本発明はまた、先行する仕様の1つに従い、椎間板切除術ないしインプラントまたは試験用インプラントまたは試験前インプラント用に椎間腔を開けておく新しい機器からなり、上述の機器は、互いに独立し、葉状の異なる支柱から選択できる2本の支柱から形成され、2本の支柱は、近位域における脊柱前弯症の角度でV字形を有し、近位端で任意に内側に曲げられる。
【0070】
本発明に従い、支柱は、脊椎に面する端部の近位域で噛み合い、取り付け枠と直接または関節に接続する遠位端に連結装置を有する(例、シンフレーム:Synframe(登録商標)、シンセス:Synthesの商標)。
【0071】
脊椎へのアクセスを容易にするため、少なくとも2本の支柱の1つは、遠位域において内側方向に角をなす。少なくとも2本の支柱の1つは、近位域と遠位域の間で高さを削減できる。
【0072】
本発明に従い、2本の支柱は、遠位端で接続片を用いて接続され、接続片は、できれば可撤性の連結によりハンドルと接続され、ハンドルは、側面で支柱を支えるガイドエレメントを有する。
【0073】
本発明はまた、上下のインプラントのプレートや底板や土台ならびに土台のコレットがある−特に先行の仕様の1つに従い−インレーを有する椎間板インプラントを組み立てるための新しい組立てツールからなり、コレットは、インプラントのプレートと連動させるために形成され、そしてインレー用の連動容器を持つ当て木状の誘導されるスライド式エレメントは、土台と連携し、2つのインプラントのプレートとインレーは、それらの容器の中に置かれるので、互いに関連して正しく配置され、挿入されたインプレートのプレートと挿入されたインレーによりスライド式エレメントを挿入後、互いに固定される。
【0074】
優先された開発に従って、土台やスライド式エレメントは、並行ガイドを用いて互いにスライドしながら接続される。
【0075】
本発明はまた、先行の仕様の1つに従う試験用インプラントまたはインプラントを挿入する新しい挿入器からなり、バーのハンドグリップと保定仕掛けを有し、保定仕掛けは、固定部とインプラントコレットを有し、挿入された状態でインプラントをインプラントコレットに保定できるまたはそれを制御しながら離すことができる固定レバーを有し、そして固定部と固定レバーは、棒体または棒体に誘導された作動部により動かされる。
【0076】
挿入器の特殊なその他の開発に従い、遠位端にハンドグリップを担う棒体、つまり、棒体の中の作動部と接続した作動ハンドルは、ハンドグリップの領域に提供される。
【0077】
この挿入器の固定レバーは、自由な近位端でなるべく内側に曲げられて、−ロックされた状態で−近位方向にロスしないように、試験用インプラントまたはインプラントを固定する。
【0078】
インプラントを個々に使用するために側面での適用を許可し、上記のようにさらにうまく設計されるようにするために、インプラントコレットは、本発明に従い、複数の部品で設計され、固定部を用いて棒体に固定される集まりから選択できるコレットを含み、それぞれのコレットは、それぞれの試験用インプラントまたはそれぞれのインプラントの遠位部と対角線をなす。棒体にある固定部と共に縦方向に置換できるガイドピンを少なくとも1つ用いることにより、それぞれのコレットが固定部に固定される。
【0079】
他の実施形態において、挿入器は、椎間インプラントの上下のインプラントプレートを支えて挿入する機器を含み、上記挿入器は、その拡散と共に2つのインプラントプレートの挿入後、インレーがほぼ45°の角度で左斜め前から挿入することで取り込まれる機器を含む。
【0080】
本発明はまた、上下のインプラントプレートおよび少なくとも脊骨の固定式竜骨(上下の隣接した脊椎にあってそれぞれを固定する)を持つインレーを有する人工椎間板の形式で椎間インプレートを含み、組み立てられた状態で、固定式竜骨は脊椎の内側面に対しほぼ45°に広がる面にある。
【0081】
特殊な開発に従い、この固定式竜骨は、それぞれの脊椎に面した自由な端部に鶏冠状の歯を有し、この歯状システムが挿入は容易だが解除を妨げる傾斜を有し、遠位方向の歯の側面が近位方向の歯の側面よりも浅い傾斜を有する。
【0082】
この椎間インプラントまたはインプランは、チタンの泡または粒状チタンにより表面の主要部分をコーティングしているため、骨とよりうまく統合できる。
【0083】
機器、設備および装置は、上下の脊椎間にある椎間腔へ椎間インプラントを挿入する本発明に従う方法で使用され、椎間インプラントは、上下のインプラントプレートおよびインレーからなり、椎間インプラントは、上下の脊椎にあるそれぞれ準備された少なくとも1つ溝へ左斜め前からほぼ45°で挿入される。
【0084】
本発明に従い、改良型では、椎間インプラントが一体となって挿入される、またはまず2つのインプラントのプレートがほぼ45°で挿入され、次にインレーがほぼ45°の発明に従い装置を使用しながら挿入される。
【0085】
上下の脊椎にあるそれぞれのインプランプレートの1つの竜骨用に準備されたそれぞれの溝は、それぞれの椎間面と90°の角度をなすことが望ましい。
【0086】
照準スロットないしガイドスロットを使用するX線観測は、インプラントまたは試験用インプラントの挿入および配置により行われることが望ましい。
【0087】
椎間板の解除やその後最低1つの溝を上下の脊椎にそれぞれ彫って椎間腔を準備する方法において、試験用インプラントは、椎間腔へ押し込まれ、筋肉が張った状態で脊椎により支えられる。
【0088】
するとのみの台形ガイドは、台形ガイドスロットに挿入され、このガイドスロットやガイドは、それぞれの椎間腔とほぼ90°にそして標準の距離を保ちながらのみを保持する。ガイドと相対して縦方向に置換できるのみは、ストッパーまでそれぞれ脊椎を段階的にたたいていく。試験用インプラントやのみの挿入は両方とも、内側面と関連してほぼ45°で行われる。
【0089】
椎間腔にある椎間プラントを配置および固定する発明に従い機器や装置を使用する方法は、それゆえ以下の手順からなることが望ましい。
【0090】
最初の手順では、椎間腔に適合された試験用インプラントが、ほぼ45°の外科的アプローチ角で洗浄した椎間腔(支柱ありまたはなし)に配置される。次の手順では、それぞれ1つの溝が通常はそれぞれ椎間面に対する上下の脊椎の中をたたき、試験用インプラントに誘導されたのみを使用する。3番目の手順では、支柱が試験用インプラントに関して側面で使用され、4番目の手順では、試験用インプラントが取り外され、5番目の手順では、双方のインプラントプレートや本発明に従って挿入器を使用するインレーにより完全に一体をなして、または他のインレーによりインプラントが挿入され、最初にインプラントの上下の部分が、次にインレーが挿入される。椎間腔に試験用インプラントを配置することは、X線撮影でモニターしながら試験用インプラントに取り付けられた軸の補助で行われ、試験用インプラントに照準スロットを使用し、場合によっては周辺にある衝突穴での衝突により配置される。ねじ回しを使用する調節可能なストッパーの調整ねじを回すことにより、深くまで挿入された試験用インプラントは、引き戻すことができる。
【0091】
試験用インプラントの主要部は、必要に応じて、フレーム(シンフレーム:Synframe(登録商標)、シンセス:Synthesの商標)上の衝突軸を用いて固定されるまたは人によって支えられる。噛み合わせの精度を上げるために、本発明に従う他の方法において、試験用インプラントに誘導されたのみは、彫った後で上下ののみに残り、それからその他ののみを使用して反対の溝を彫る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0092】
上下の座面63、64と上下の座面63、64それぞれに1つのガイドスロットを有する試験用インプラント9(図20−23)は、本発明に従う人工椎間板を挿入する椎間腔62の準備に役に立つ。少なくとも、ガイドスロット11、12の1つは、挿入可能なまたは挿入されたガイド31がそれぞれの座面と特に並行で法線にある腔の2方向で移動しないように支える形で形成される。
【0093】
ガイドスロット11、12は、試験用インプラント9にあるのみ10(図1)の誘導に役に立つ。本発明に従い、のみは、それと関連して置換でき、それぞれガイドスロット11、12と対角線に形成されるガイド31と接続された単一のみ10の形式にある。2つのガイドスロット11、12は、腔の異なる位置で互いに相対して角度βとなる。
【0094】
少なくとも試験用インプラント9(図20−23)にあるスロット26a、26b、27a、27bの1つは、照準スロットとして役に立つ。そして、試験用インプラント9が椎間腔62に挿入される場合、その位置がX線を用いて脊椎1、2と関連して検出されるように形成される。
【0095】
試験用インプラント9(図20−23)の照準スロット26a、26b、27a、27bは、それぞれガイドスロット11、12と角度γまたは余角δにある。外科的アプローチ角ε(図62、76)は、人工椎間板を移植する椎間腔62にインプラントを挿入する方向に対応する。
【0096】
試験用インプラント9(図20−23)における座面63、64毎に2つの照準スロット26a、26b、27a、27bは、できれば互いに直角であると良い。試験用インプラント9は、X線不透明材またはX線可視材からなる。試験用インプラント9(図20−23)における照準スロット26a、26b、27a、27bは、X線透明材、例えば、プラスチックで満たされることもあるし、また、試験用インプラント9は、ポリエチレンによりプラスチックコーティングされることもある。
【0097】
X線透明材の試験用インプラント9にある照準スロット26a、26b、27a、27bの代わりに、X線可視インレーが供給されることもまたは照準ガイド11、12がX線可視となることもある。
【0098】
上下の座面63、64と側面65(図22、23)を持つ人工椎間板の挿入用の椎間腔62(図46、47)を準備する試験用インプラント9において、少なくとも、衝突バー51の取り込み用の衝突穴24a、24bの1つが側面65に提供される。
【0099】
試験用インプラント9は、衝突軸またはハンドル8を取り込むためのガイド軸22を有し、試験用インプラント9を椎間腔62へ挿入する際に深さを制限する調節可能なストッパー17(図21、96)を装備される。
【0100】
準備された椎間腔62において人工椎間板として使用するために、本発明に従うその他のインプラント5’、6、7’は、上下の座面73、74を有し、少なくとも上下の座面63、64(図10−14)それぞれに1つのガイドスロット11、12を有するように供給され(図17、18、19)、少なくともガイドスロット11、12の1つは、挿入可能なまたは挿入されるガイド31がそれぞれの座面と特に並行で法線にある腔の2方向で移動しないように支える形で形成される。
【0101】
このインプラント5’、6、7’では、ガイドスロット11、12(図19)は、のみ10(図1)の誘導に役に立つ。のみは、単一のみ10の形式にあり、それと相対して置換でき、それぞれガイドスロット11、12と対角線に形成されるガイド31に接続される。インプラント5’、6、7’の2つのガイドスロット11、12は、腔の異なる位置で一方のものと相対して角度βをなす(図12)。
【0102】
インプラント5’、6、7’は、椎間腔62(図64)にある人工椎間板としての使用や上下の座面63、64(図12)と上下の座面63、64それぞれの少なくとも1つのスロット26a、26b、27a、27bを有する椎間腔62の準備のために向けられていて、少なくともスロットの1つが照準スロットの形式となるため、インプラント5’、6、7’が椎間腔(図18)に挿入されると、その位置はX線を用いて脊椎1、2と相対して検出できるようになる。
【0103】
インプラント5’、6、7’の場合、照準スロット26a、26b、27a、27bは、それぞれのガイドスロット11、12と角度γまたは余角δをなし、このガイドスロットは、外科的アプローチ角εまたは人工椎間板を移植する椎間腔62へインプラント5’、6、7’を挿入する方向に対応する。2つの照準スロット26a、26b、27a、27bは、座面62、63毎に供給され、互いに直角をなす。
【0104】
インプラント5’、6’、7’(図18)は、部分の様々な組み合わせにより、X線不透明材、X線可視材およびX線透明材またはX線不可視材からなる。インレー6を除いて、すべての部品は金属またはプラスチックから構成されることもある。照準スロット26a、26b、27a、27bの代わりに、例えば、X線不透明インレーまたはX線可視インレーを供給することもでき、またはX線可視インレーまたはガイドスロット11、12は、X線可視となることもある。
【0105】
少なくとも、衝突バー51の取り込み用の衝突穴24a、24bは、インプラント5’、6、7’の側面65に供給される。
【0106】
インプラント5’、6、7’(図18)は、椎間腔62へインプラント5’、6、7’の挿入を制限する調節可能な可撤性ストッパー17を装備される衝突軸またはハンドルの取り込み用の可撤性ガイド軸22を有する。
【0107】
人工椎間板として椎間腔62へ挿入するないし上下の座面63’、64’を有し、座面63’、64’のそれぞれの少なくとも1つの固定式竜骨54a’、54b’を有するインプラント5’、6、7’を挿入する椎間腔62の準備をするインプラント5’、6、7’(図18)は、インプラント5’、6、7’に取り除くまたはロックできるように支えられる固定式竜骨54a’、54b’を有する。
【0108】
インプラント5’、6、7’(図18)または試験用インプラント9にあるガイドスロット11、12は、本発明に従って、台形ガイド(図19)の形式となる。
【0109】
インプラント5’、6、7’にガイドスロット11、12を加えて、竜骨54a’、54b’の台形ソケット60a、60bを止める止めねじ66用のねじ穴(図19)61a、61bが供給される。
【0110】
インプラント5’、6、7’(図19)にある固定式竜骨54a、54b、54a’、54b’は、のみ形式となることもあり、のみ10のために通路を有することも可能である。
【0111】
回転式でロックができるように座面63’に組み立てられる回転プレート59に、インプラント5’、6、7’(図18)の固定式竜骨54は取り付けられる。
【0112】
57回転プレート59にあるねじ穴58に制限された締め付けねじ57を通ることができるスロット56は、インプラント5’、6、7’(図18)の座面63’と並行に供給される。
【0113】
試験用インプラント9とそこに誘導されるのみ10を使用すると、上位の脊椎1とそれぞれの椎間腔(図53−58)と直角の下位脊椎2にある溝4でみぞ3をほることができる。
【0114】
インプラント5、6、7または試験用インプラント9の衝突軸8は、近位端で力の伝達により軸22と連結する連結片67を有する。
【0115】
インプラント5、6、7または試験用インプラント9の衝突軸8(図44)は、両側で、例えば、遠位方向でも近位方向でも衝突面を持つ衝突ヘッド68を遠位端に有することがある。衝突軸8は、近位端と遠位端の間でロック可能な締め付け装置50を用いて衝突軸8に固定できる可撤性で置換可能な支柱49を有する。
【0116】
可撤性で調節可能なストッパー17(図96)は、インプラント5、6、7または試験用インプラント9の穿通を制限するために供給され、調節可能なストッパー17は、調整ねじ70の上に拘束ストッパー本体69(図50、96)を有し、そして調整ねじ70は、通過するストッパー本体69の上にある骨72よりも長い外径を有し、調整ねじ70は、遠位端に骨72よりも長い外径を持つ作動装置71(図50、96)を有する。調節可能なストッパー17は、直接軸22で衝突軸8からの過度の衝突力を止めるために、軸22と隣接して配置される。
【0117】
のみ10(図1)は、特に、人工椎間板を挿入する椎間腔62を用意するために、インプラント5’、6、7’(図18)または試験用インプラント9との使用のために供給される。上記のみは、のみの刃30(図52)とその遠位端に衝突ヘッド29を持つのみ軸28を有し、のみ軸28は、特に、少なくともガイドスロット11、12(図 55)の1つに挿入できる置換可能なガイド31と接続される。
【0118】
のみ10(図27−29)のガイド31は、のみ軸28に対してばね仕掛けのため、負荷のない状態で、のみの刃30の近位端へそしてそれを越えて置換される。ガイド31は、のみ軸28の内側でばね仕掛けに置換できるピストン32と接続され、側面65(図55、58)に組み立てるためにストッパー75を有する。
【0119】
インプラント5’、6、7’(図18)または試験用インプラント9(図20−23)は、のみ10や、例えば、木槌52(図2)、衝突バー51(図6)そしてねじ回し53(図7)といった関連ツールからなるセット一式として供給される。
【0120】
本発明に従い、椎間腔62を準備する試験前インプラント79(図70−73)も、必要に応じて使用される。試験前インプラント79は、2つのX線可視軸77a、77bから形成される複合スライドを含むX線透視の、ほぼ長方形または台形のフレーム76から実質的に作られる。キャリッジ本体78は、配置バー80にしっかりと接続され、アプローチ角εに対応する2つの軸77aの1つと角度をなすように方向づけられる。
【0121】
試験前インプラント79(図70−73)のキャリッジ本体78は、X線可視マーカー96を担うこともある。
【0122】
椎間板切除術ないしインプラント5、6、7または試験用インプラント9または試験前インプラント79の挿入のために、椎間腔62(図64、65)を開けておくために、本発明に従い、互いに独立した葉状の異なる支柱から選択できる2つの支柱20、21(図81、82)が形成され、2つの支柱20、21は、近位部の脊柱前弯症の角度でV字をなし、近位端で内側に曲げられる。
【0123】
支柱20、21(図64、65)は、脊椎に面する端部82にある近位域81でかみ合わされることもあり(図81、82)、遠位端で取り付け枠84、例えばSynframe(登録商標)と直接または間接的に接続する連結装置83(図79、80)を有することもある。
【0124】
本発明に従い、少なくとも2つの支柱20、21が近位域と遠位域の間で高さを低くされる場合は、少なくとも2つの支柱20、21(図81、82)のうちの1つが遠位域85で内側に曲げられる。
【0125】
2つの支柱は、接続片87を用いて遠位端86(図81、82)に接続され、接続片87は、ハンドル86と接続することもある−できれば可撤性の連結89(図79、80)によることが望ましい。支柱20、21のハンドル86は、側面保持(図79)用にガイドのエレメント90を有することもある。
【0126】
本発明に従い、組立てツール18(図63a−e)は、上下のインプラント5、7およびインレー6を持つ本発明に従う椎間板インプラントを組み立てるために供給される。組立てツール18は、底板91と土台92そして土台92にコレット93a、bを有する。コレット93aは、インプラントプレート5または7と連動して形成される。インレー6用の連動コレット93bを有する当て木のように誘導されるスライド式のエレメント94は、土台92と連携している。2つのインプラントプレート5、7およびインレー6は、相互に関連して正しく配置され、スライド式エレメント94の挿入後、互いにロックされるようにコレットに置くことができる。組立てツールの土台92とスライド式エレメント94は、並行ガイド95、例えばピン23a、bによりスライドできるように互いに接続される。
【0127】
上位の脊椎1と下位の脊椎2へ挿入するための椎間インプラント5、6、7(図10−14)は、上部5と下部7を有し、本発明に従い一体型の椎間インプラント5、6、7(図64、65)としてデザインされ、45°で挿入するための装置13により上位脊椎1または下位脊椎2に用意された溝3、4へ左斜め前からのアプローチにより、45°で挿入できる。本発明に従う改良型の場合、椎間インプラント5、7は、インレー6なしに挿入され、インレー6は、45°で挿入する他の装置16を使用しながら実質的に挿入される(図97)。
【0128】
上位の脊椎1または下位の脊椎2に用意された溝3、4(図59、60、64)は、本発明に従い最良の保持率を認めるためにそれぞれの椎間面と90°の角度をなす。
【0129】
45°の椎間インプラント5、6、7を挿入する装置13(図33−35、64−66)を使用することにより、部品3が一体をなす椎間インプラント5、6、7は支えられて、椎間腔へ斜め前からアプローチすることにより45°で挿入できる。
【0130】
45°の椎間インプラント5、6、7を挿入する他の装置16(図97)を使用することにより、まず椎間インプラント5、6、7の上部5と下部7は、ほぼ45°で支えられ、次に、インレー6は、左斜め前からのアプローチによりほぼ45°の同じ角度で挿入できる。
【0131】
インプラントの構成要素は、できれば殺菌できる箱で一式提供されることが望ましい。
【産業上の利用可能性】
【0132】
患者の左側で45°のアプローチ用に腹腔を開いて初めて、椎間板は取り除かれて(椎間板切除術)、中間領域は洗浄される。距離を維持するために、支柱20、21または支柱100、101の他の改良型は、この点で挿入される。ねじ回し53と衝突パイプ106用の凹部105a、bで衝突ヘッド104をたたくことにより、レール107a、bにより誘導される支柱100、101は、椎間腔へスライドされる。
【0133】
すると試験用インプラント9(図20−23)が挿入される。脊椎のサイズに応じて、試験用インプラント9は、セットサイズMまたはLおよび様々な脊柱前弯症の角度で存在する。経験に基づいて異なる改良型を挿入して、外科医は適正規模を見出す。インプラントの配置は、極めて重要であり、そのため、試験用インプラント9は、V字の切り込み24aと24b上をたたくことにより、X線撮影をモニターしながら外科医によって正確に調整される。
【0134】
調節可能なストッパー17により、試験用インプラント9は、椎間腔へ深く入り込まなくなる。ねじ回しで調節可能なストッパー17の調節ねじを回すことにより、ストッパーは、およそ9mm前後回転できる。深い挿入の後がある試験用インプラント9は、このように再び引き込むことができる。
【0135】
他方、インプラント用に正しく中心を見つけるために、同様にX線撮影をモニターして配列された試験前インプラント(図70−73)が使用される。
【0136】
試験用9の軸22は、Synframe(登録商標)に固定され、そうして初めて、のみ10が試験用インプラント9のスロットに組み込まれ、上下の溝は、衝突ヘッド(図53−58)上をたたくことにより上下の脊椎に彫られる。溝は、それぞれ椎間面と直角でなければならないので、インプラントは、連携しながら上下の面に寄りかかる。本発明に従い、外科医は上部を刻んでから骨ののみを離し、そして患者のひざとさらにうまくマッチする2番目ののみで下部を刻むことができる。
【0137】
上下の溝が骨に彫られると(図61、62)、支柱20、21は遅くとも、予めないにしても、試験用インプラントの左右に組み込まれ、そして試験用インプラントは取り除かれる。最終的なインプラント5、6、7は、ここで挿入される(図67)。
【0138】
2つの改良型がある。最初の改良型では、上下のインプラントの部品5と7が骨に押し込まれてから、初めてインレーが挿入される。インレー6の挿入と共に椎間インプラント5、6、7(図10−14)の挿入は、装置16(図97)を使用することで達成される。
【0139】
2番目の「一体型」の場合には、全部のインプラントがすぐに挿入される。椎間インプラント5、6、7の一体による挿入は、装置13(図33−35)を使用することで達成される。
【0140】
X線撮影により同様にモニターされるインプラントが正しく適合すると、本発明(図67、81、82)に従い支柱20、21が取り除かれ、腹腔は、慣習的な外科の方法により再び閉められる。
【0141】
追加請求項の思想と範囲は、ここに含まれる優先されるタイプに制限されるべきではない。多くの修正は、本発明の思想と範囲から逸脱せずに記され図示された技術や構造の中で行われる。従って、そこに記され図示された技術と構造は、図面に従って本発明の範囲に制限されずに理解されるべきである。とりわけ米国において、国際向け請求項の原本の提示や米国向けに入力されたそれに続く置換は、この請求項の出願時に周知の同等物や予測不能な同等物も含めて、試験用に提示された米国向け請求項が定義するように請求された発明の範囲内で制限を行使するべきではないと理解されるものとする。
これらの図は、全体として記述されている。同一の参照番号は、同じ部品を意味する。異なる指標を持つ同一の参照番号は、機能的に類似した構成要素を示している。
【図面の簡単な説明】
【0142】
【図1】のみ10は、のみの刃30(単一のみ)、対角線のガイド部31および衝突ヘッド29や止め具75を持つ軸28を有することを示す図である。
【図2】木槌52は、本発明に従うハンマーの形状と単一のみ10の軸28に適合するV字の切り込みを有することを示す図である。
【図3】試験用インプラント8用のハンドル。ハンドル49は、手術室の看護士またはフレーム(例、シンフレーム:Synframe(登録商標)、シンセス:Synthesの商標)により支えられ、一方試験用インプラントが衝突により衝突ヘッドに配置されることを示す図である。
【図4】試験用インプラント9は、軸22と調節可能な止め具17を調節用のストッパーとして上位座面63に有することを示す図である。
【図5】挿入器13は、コレット19、作動ハンドル41およびハンドグリップ45を有することを示す図である。
【図6】試験用インプラント9を椎間腔62でたたく衝突バー51を示す図である。
【図7】本発明に従うストッパーと共に使用するねじ回し53を示す図である。
【図8】支柱20、21を示す図である。
【図9】側面にインプラントを組み立てる組立てツール18を示す図である。
【図10】上位座面63および下位座面64を持つインプラント5、6、7、固定式竜骨の定位図である。
【図11】上位座面63および下位座面64を持つインプラント5、6、7、固定式竜骨54a;前後の(AP)の定位図である。
【図12】上位座面63および下位座面64を持つインプラント5、6、7、45°の図である。
【図13】上位座面63および下位座面64を持つインプラント5、6、7、側面図である。
【図14】上位座面63および下位座面64を持つインプラント5、6、7、APと外側面を持つ斜位図である。
【図15】サイズ10mm、12mm、14mmのPEインレー6を持つ異なるサイズのインプラントM(中位)とL(大型)の概要を示す図である。そして脊柱前弯症の角度0°、3°、6°を持つ上位プレートおよび0°と3°を持つ下位プレート7とインレー6を示している。
【図16】インプラントの選択の概要を示す図である。手術を通して、外科医が脊椎の座面に従いサイズMまたはLのインプラントを選択する。サイズ10mm、12mmまたは14mmを持つインレー6は、上位プレート5と下位プレート7の間に組み立てられる。これは、上位プレート5と下位プレート7の組み合せにより、3°、6°、9°または12°の脊柱前弯症の角度を有するインプラントで生じる。12°は、例外で、特殊なケースのために特別に訓練された外科医に向けのものである。
【図17】本発明に従うインプラントの改良型のAP図である。上位プレート5’、下位プレート7’およびインレー6を上位座面73と共に有し、下位座面74を固定式竜骨54bと回転式の上位固定式竜骨54aと共に有する。固定式竜骨54aは、回転プレート59(図18参照)に固定される。スロット56を通して、回転プレート59は、ねじ穴58を通して締め付けねじ57によりプレート5’に固定される。
【図18】インプラント5’、6、7’の斜面図である。その斜視図においては、上位プレート5’、下位プレート7’およびインレー6を上位座面73、下位座面74、上位回転式固定竜骨54aと共に有する;二重の矢印55は、回転方向を示している。固定式竜骨54aは、回転プレート59に固定されている。スロット56により、回転プレートは、ねじ穴58を通り締め付けねじ57を用いて上位プレート5’に固定できる。
【図19】その他の改良型は、可動式竜骨54a’と54b’を有することを示す図である。竜骨のソケット60aおよび60bを持つ竜骨54a’と54b’は、ガイドスロット11’に基づき、止めねじ66を用いてねじ穴61aにより固定される。この改良型は、上位のみまたは上位と下位または下位のみで提示できる。
【図20】試験用インプラント9は、軸22、上下のガイドスロット11、12を照準スロット27a,bと共に有することを示す図である。
【図21】試験用インプラント9は、軸22、上下のガイドスロット11、12(図22参照)を調節可能なストッパー17を持つ照準スロット27a、bと共に有することを示す図である。
【図22】試験用インプラント9は、軸22、上下のガイドスロット11、12を照準スロット27a、b、衝突穴24a、b、調節可能ストッパー17用のスレッド25、照準スロット26a、bと共に有することを示す図である。照準スロットは、X線透明財で満たされることもある。
【図23】試験用インプラント9は、軸22、上下の座面63、64を照準スロット26a、bと共に有することを示す図である。
【図24】試験用インプラント9は、軸22、上下のガイドスロット11、12(図26参照)を衝突穴24a、bのある照準スロット27a、b(図21参照)、調節可能ストッパー用のスレッド25、照準スロット26a、bと共に有すことを示す図であるる。
【図25】試験用インプラント9は、軸22、上下の座面63、64、上下のガイドスロット11、12を衝突穴24a、bのある照準スロット27a、b、調節可能ストッパー用のスレッド25、照準スロット26a、bと共に有することを示す図である。
【図26】試験用インプラント9は、衝突穴24a、bのある照準スロット27a、b(下側)、調節可能ストッパー17用のスレッド、照準スロット26a、b(下側)そして調節可能ストッパー17と共に軸22、上下の座面63、64、上下のガイドスロット11、12を有し、約9mmの可動性を持つことを示す図である。
【図27】のみの刃20、適合用の誘導31、ピストン32、ばね33および洗浄スロット34を持つ開始位置にあるのみ10を示す図である。
【図28】のみの刃30、止め具75を持つ適合用の誘導31、ピストン32、ばね33および洗浄スロット34を持つ開始位置にあるのみ10を示す図である。
【図29】のみの刃30、止め具75を持つ適合用の誘導31、ピストン32、ばね33を持つ開始位置にあるのみ10を示す図である。
【図30】のみの刃30、適合用の誘導31、ピストン32、ばね33および洗浄スロット34を持つ開始位置にあるのみ10の平面図である。
【図31】のみ10の側面図である。
【図32】のみ10の斜面図である。
【図33】作動ハンドル41、ハンドルグリップ45、棒体42、固定部43およびコレット19を持つ挿入器を示す図である。
【図34】固定部43、ガイドピン44a、b、ベアリングピン軸36にあるベアリングピン35、インプラントを支えるレバー38、連結ピン39と作動バー40を持つ上位プレート46用の挿入ピン、インプラントとかみ合う優先される高さ10,12,14mmを持つコレットのセット19a―cからなる挿入器13を示す図である。
【図35】固定部43内部にあり、コレット19、ベアリングピン35、下位プレート47a、b用の挿入ピンと上位プレート46用の挿入ピンを持つ挿入器13を示す図である。個々のコレット19a−c(図34参照)は、インレー6(図10参照)を持つそれぞれインプラントプレート5,7と連携している。
【図36】固定部43、ばね48、インプラントを支えるレバー38、作動バー40、上位インプラントプレート5用の挿入ピン46、下位インプラントプレート7(表示なし)用の挿入ピン47a,bを持つ挿入器13を示す図である。
【図37】固定部43の付いた棒体42、コレット19、ベアリングピン軸36にあるベアリングピン35、インプラントを支えるレバー38、上位インプラントプレート5用の挿入ピン46が付いた連結ピン39および作動バー40、下位インプラントプレート7(表示なし)用の挿入ピン47a,bを持つ挿入器13を示す図である。
【図38】作動ハンドル41、ハンドグリップ45、棒体42を持つ挿入器13を示す図である。
【図39】ロックされていない位置で、固定部43の付いた棒体42、ベアリングピン35、距離片37、インプラントを支えるレバー38、連結ピン39と作動バー40、挿入された上位インプラントプレート5の付いたコレット19、下位のインプラントプレート7用の挿入ピン47a、bを持つ挿入器13を示す図である。(図41参照)。
【図40】ロックされた位置で、固定部43とコレット19の付いた棒体42、ベアリングピン35、距離片37、インプラントを支えるレバー38、連結ピン39と作動バー40およびコレット19、挿入された上位インプラントプレート5の付いたコレット19、下位のインプラントプレート7用の挿入ピン47a、bを持つ挿入器13(表示なし)を示す図である。
【図41】固定部43、コレット19、ベアリングピン35、距離片37、挿入されたインプラント5、6、7を持つ挿入器13を示す図である。
【図42】シンフレームまたは他の補助装置に付ける補助棒体49を持つ試験用インプラント用の衝突ヘッド68と締め付け装置50を有するハンドル8を示す図である。
【図43】締め付け装置50でシンフレームまたは他の補助装置に付ける補助棒体49および衝突ヘッド68より前に端部の取り付け装置50を持つ試験用インプラント用のハンドル8を示す図である。
【図44】シンフレームまたは他の補助装置に付ける補助棒体49を持つ試験用インプラントの衝突ヘッド68と連結片67および締め付け装置50を持つハンドル8を示す図である。
【図45】ハンドル8と補助棒体49を持つ締め付け装置50を示す図である。
【図46】調節可能なストッパー17と軸22を持つ上位脊椎1と下位脊椎2間の椎間腔62に挿入された試験用インプラント9を示す図である。試験用インプラントは、衝突穴24a、bをたたくことにより衝突バー51と正しい位置に入れられる。調節可能ストッパー17は、試験用インプラント9があまりに深く椎間腔62に押し込まれないようにする。
【図47】軸22と衝突穴24a、bおよび調節可能なストッパー17用のスレッド25を持つ上位脊椎1と下位脊椎2間の椎間腔62に挿入された試験用インプラント9(図46参照)を示す図である。
【図48】前後の方向から見て、軸22と衝突穴24aと調節ストッパー17および照準スロット27a、bを持つ上位脊椎1と下位脊椎2間の椎間腔62に挿入された試験用インプラント9を示す図である。
【図49】横方向から見て、軸22、調節可能なストッパー17、照準スロット26a、bを持つ上位脊椎1と下位脊椎2間の椎間腔62に挿入された試験用インプラント9を示す図である。
【図50】軸22、衝突穴24a、bと調節可能なストッパー17、調節可能なストッパー17を持つ試験用インプラントの貫通の深さを調節するねじ回し53、ストッパー本体69、調節ねじ17および作動装置71を持つ上位脊椎1と下位脊椎2間の椎間腔62に挿入された試験用インプラント9を示す図である。
【図51】上位脊椎1と下位脊椎2間に挿入された調節可能なストッパー17と軸22を持つ試験用インプラント9および適合用の誘導31を持つのみ10とのみ軸28に固定されたのみの刃30を示す図である。
【図52】調節可能なストッパー17を持つ試験用インプラント9は、上位脊椎1と下位脊椎2の間に挿入され、のみ10は、適合誘導31とのみの刃30を有し、衝突ヘッド29を持つのみの軸28に取り付けられることを示す図である。
【図53】調節可能なストッパー17を持つ試験用インプラント9は、上位脊椎1と下位脊椎2の間に挿入され、のみ10は、後よりののみの刃30と共にのみの軸28に取り付けられることを示す図である。
【図54】試験用インプラント9の平面図であって、調節可能なストッパー17と共に照準スロット26aおよび27aを有し、上位脊椎1と下位脊椎2の間に挿入され、のみ10は、適合誘導31を有し、のみの刃30は、ガイドスロット11に通される前に、後よりののみの刃30と共にのみの軸28に取り付けられることを示す図である。
【図55】試験用インプラント9の平面図であって、調節可能なストッパー17と共に照準スロット26aおよび27aを有し、上位脊椎1と下位脊椎2の間に挿入され、のみ10は、適合誘導31を有し、のみの刃30は、ガイドスロット11に通される前に、後よりののみの刃30と共にのみの軸28に取り付けられることを示す図である。
【図56】試験用インプラント9は、調節可能なストッパー17を有し、上位脊椎1と下位脊椎2の間に挿入され、のみ10は、タップ付きのみの刃30と共にのみの軸28に取り付けられることを示す図である。
【図57】試験用インプラント9の平面図であって、照準スロット26aおよび27aと調節可能なストッパー17を有し、上位脊椎1と下位脊椎2の間に挿入され、のみ10とのみの刃30は、ガイドスロット11にあるタップ付きのみの刃30と共にのみの軸28に取り付けられることを示す図である。
【図58】試験用インプラント9の底面図であって、調節可能なストッパー17を有し、上位脊椎1と下位脊椎2の間に挿入され、のみ10は、タップ付きののみの刃30を有することを示す図である。
【図59】上位脊椎1にある溝3と下位脊椎2にある溝4の側面図であって、のみで彫った後、調節可能なストッパー17を持つ挿入された試験用インプラント9を有することを示す図である。
【図60】上位脊椎1にある溝3と下位脊椎2にある溝4の正面図であって、のみで彫った後、調節可能なストッパー17を持つ挿入された試験用インプラント9を有することを示す図である。
【図61】1上位脊椎1と下位脊椎2の斜面図であって、のみで彫られた溝3を有し、調節可能なストッパー17と軸22を持つ挿入された試験用インプラント9を有し、挿入された左支柱20と右支柱21を有することを示す図である。
【図62】下位脊椎2の平面図であって、調節可能なストッパー17と軸22を持つ挿入された試験用インプラント9を有し、挿入された左支柱20と右支柱21を有することを示す図である。試験用インプラント9は、溝の端部から脊椎管までxの距離となる。支柱20と21は、試験用インプラント9の左右と外科的アプローチ角度εで挿入される。右の支柱21は、さらによく見えるように、中央部で約20°の角度となる。
【図63a】インレー6(図63c,d)と下位プレート7(図63c−e)を持つインプラントを組み立てるためのインプラント組立てツール18は、底板91と土台92およびインレー93を持つインプラントプレート用のコレットを有する(図63a,b)ことを示す図である。
【図63b】インレー6(図63c,d)と下位プレート7(図63c−e)を持つインプラントを組み立てるためのインプラント組立てツール18は、底板91と土台92およびインレー93を持つインプラントプレート用のコレットを有する(図63a,b)ことを示す図である。
【図63c】インレー6(図63c,d)と下位プレート7(図63c−e)を持つインプラントを組み立てるためのインプラント組立てツール18は、底板91と土台92およびインレー93を持つインプラントプレート用のコレットを有する(図63a,b)ことを示す図である。
【図63d】インレー6(図63c,d)と下位プレート7(図63c−e)を持つインプラントを組み立てるためのインプラント組立てツール18は、底板91と土台92およびインレー93を持つインプラントプレート用のコレットを有する(図63a,b)ことを示す図である。
【図63e】インレー6(図 63c,d)と下位プレート7(図63c−e)を持つインプラントを組み立てるためのインプラント組立てツール18は、底板91と土台92およびインレー93を持つインプラントプレート用のコレットを有する(図63a,b)ことを示す図である。
【図64】上位脊椎1と下位脊椎2は、のみで彫られた溝3と4を、挿入された支柱20と21を有し、さらに一体をなして45°のインプラント5,6,7を挿入する挿入器13を有する(上位プレート5と下位プレート7は同時に挿入されたインレー6を有する)ことを示す図である。
【図65】挿入器13は、コレット19と45°のインプラント5、6、7を有する(一式で)ことを示す図である。
【図66】下位脊椎2の平面図であって、脊椎管からxの距離でのみ彫りされた溝4を有し、挿入された支柱20と21や45°のインプラント5、6、7の挿入用の挿入器13を一体で有することを示す図である。
【図67】上位脊椎1と下位脊椎2の斜面図であって、椎間腔にある支柱20と21間に挿入された挿入器13の中に溝3を有することを示す図である。
【図68】上位脊椎1と下位脊椎2間に挿入されたインプラント5、6、7の正面図;下位プレート5の竜骨は、溝3に誘導され、下位プレート7の竜骨は、溝4に誘導されることを示す図である。
【図69】上位脊椎1と下位脊椎2間に挿入されたインプラント5、6、7の側面図;上位プレート5の竜骨は、溝3に誘導され、下位プレート7の竜骨は、溝4に誘導されることを示す図である。
【図70】試験前インプラント79の斜面図であって、フレーム76と配置バー80および上位座面63“と下位座面64“を有することを示す図である。
【図71a】試験前インプラント79の短い辺の側面図であって、キャリッジ本体78を持つフレーム76と配置バー80を、そして上位座面63”と下位座面64”を有することを示す図である。
【図71b】試験前インプラント79の長い辺の側面図であって、キャリッジ本体78を持つフレーム76と配置バー80ならびに上位座面63”と下位座面64”を有することを示す図である。
【図72a】X線画像のような図71aの側面図であって、X線可視軸77aと77bを有することを示す図である。
【図72b】X線画像のような図71bの側面図であって、X線可視軸77aと77bを有することを示す図である。
【図73】試験前インプラント79の斜面図であって、フレーム76と配置バー80ならびに上位座面63“と下位座面64“を有し、X線可視軸77aと77bを有することを示す図である。
【図74】試験前インプラント79の斜面図であって、フレーム76と配置バー80を有することを示す図である。
【図75】試験前インプラント79は、フレーム76と配置バー80を下位脊椎2に有することを示す図である。
【図76a】試験前インプラント79の断面図であって、フレーム76と配置バー80およびキャリッジ本体78を組織に囲まれた下位脊椎2に有することを示す図である。
【図77a】試験前インプラント79の側面図であって、フレーム76と配置バー80およびキャリッジ本体78を上位脊椎1と下位脊椎2間に有することを示す図である。
【図77b】試験前インプラント79の正面図であって、フレーム76と配置バー80およびキャリッジ本体78を上位脊椎1と下位脊椎2間に有することを示す図である。
【図78a】X線表示のような試験前インプラント79の側面図であって、上位脊椎1と下位脊椎2の間にX線可視軸77aと77bを有し、中央の破線までは到達していないことを示す図である。
【図78b】X線表示のような試験前インプラント79の側面図であって、軸77aが中央破線に正確に配列される上位脊椎1と下位脊椎2の間にX線の可視軸77aと77bを有することを示す図である。
【図79】支柱20(左)の側面図であって、近位域81および端部82、遠位域85、連結装置83および連結89を持つ刃を有することを示す図である。支柱20は、接続片87を用いて、遠位端86で取り付け枠84に付けられるハンドル88に接続される。ハンドル88は、側面保持のためにガイドエレメント19で支えられる取り付け枠84に付けられる。
【図80】左図:支柱20、遠位域85は、連結装置83から離れている。右図:支柱20は、遠位端で連結装置83と接続されることを示す図である。
【図81】3つの異なるサイズの支柱20は、近位域81を有し、刃は、端部82と遠位端86を有することを示す図である。
【図82】曲がった支柱21は、近位域81を有し、刃は、端部82、遠位域85そして遠位端86を有し、2つの支柱(20、21)は、近位域81にある脊柱前弯症の角度でV字となり、例えば、近位端で約20°に内側に曲げられることを示す図である。まっすぐな支柱20は、近位域81を有し、刃は、端部82、遠位域85および遠位端86を有し、2つの支柱(20、21)は、近位域81にある脊柱前弯症の角度でV字となることを示す図である。
【図83】支柱100、101は、ハンドル99により接続され、レール107a、bに誘導される。ハンドル102と共にハンドルは、ロック用かけくぎ109を用いてロック103により支柱108に接続される。ねじ回し53と衝突パイプ106用の凹部105a、bを持つ衝突ヘッド104でたたくことにより、レール107a、bにより誘導された支柱100、101は、椎間腔にスライドできる。支柱は、端部82を持つ近位域81を有することを示す図である。
【図84】図83に従うが、試験用インプラントが底面に配置されている。試験用インプラント9は、軸22を用いて衝突パイプ106に押すことができる。調節可能なストッパー17は、試験用インプラント上にあることを示す図である。
【図85】図83または図84に従う。試験用インプラント9は、軸22を用いて衝突パイプ106に押し込まれることを示す図である。
【図86a】支柱100、101の側面図であって、ハンドル99により接続され、ルール107a、bに誘導される。ハンドル102と共にハンドル99は、ロック用かけくぎ109を用いてロック103を介して支柱108に接続される。衝突ヘッド104でたたくことにより、レール107a、bにより誘導される支柱100、101は、椎間腔62(表示なし)にスライドできる。支柱は、端部82持つ近位域81を有することを示す図である。
【図86b】支柱100、101の平面図であって、ロック103を持つハンドル99により接続される。調節可能なストッパー17は、試験用インプラント9の上にあることを示す図である。
【図86c】支柱100、101の正面図であって、レール107a、bおよびハンドル102により誘導される。衝突ヘッド104上でたたくことにより、レール107a、bによりガイドされる支柱100、101は、椎間腔62(表示なし)にスライドできる。試験用インプラント9は、衝突パイプ106に押し込まれる。調節可能なストッパー17は、試験用インプラント9の上にあることを示す図である。
【図87】衝突パイプ106を持つガイドレール107a、bの詳細図である。
【図88】凹部105a、bを持つ衝突ヘッド104の詳細図である。
【図89】ロック用かけくぎ109、ハンドル102および支柱108を持つロック103の詳細図である。
【図90a】近位域81と端部82を持つハンドル99に接続された支柱100,101の詳細図である。
【図90b】近位域81と端部82を持つハンドル99に接続された支柱100,101の斜め背面図である。
【図90c】近位域81と端部82を持つハンドル99に接続された支柱100,101の斜め正面図である。
【図91】保定衝突装置110(支柱100、101用)は、ハンドル102、支柱108、ロック103、ロック用かけくぎ109、凹部105a、bを持つ衝突ヘッド104、衝突パイプ106およびガイド107a、bを有することを示す図である。
【図92a】ハンドル102、ロック103および衝突ヘッド104を持つ保定衝突装置110(支柱100、101用)の平面図である。
【図92b】ハンドル102、ロック103、ロック用かけくぎ109、支柱108、衝突ヘッド104、衝突パイプ106およびガイド107aを持つ保定衝突装置110(支柱100、101用)の側面図である。
【図92c】ハンドル102、ロック103、衝突ヘッド104、衝突パイプ106およびガイド107a、bを持つ保定衝突装置110(支柱100、101用)の正面図である。
【図93】ハンドル102、ロック103、支柱108、凹部105a、bと支柱100、101の付いた衝突ヘッド104を持つ支柱100、101用の保低衝突装置110の平面図である。
【図94】ハンドル102、衝突ヘッド104、近位域81と端部82を持つハンドル99と接続された挿入された支柱100、101を持つ衝突パイプ106を有する支柱100、101用の保定衝突装置110の正面図である。
【図95】ガイド107a、bと近位域81と端部82を持つ挿入された支柱100、101を有する衝突パイプ106を示す図である。
【図96】ストッパー本体69、調節ねじ70、作動装置71および骨72を持つ試験用インプラント9に挿入された調節可能ストッパー17による層断面である。
【図97】上位インプラントプレート5と下位インプラントプレート7の間にインレーを続けて挿入するためのモジュール装置110を持つ挿入器16を示す図である。
【符号の説明】
【0143】
1 上位の脊椎、2 下位の脊椎、3 上位の脊椎にある溝、4 下位の脊椎にある溝、5 上位のインプラントプレート、6 インレー(できればポリエチレン製)、7 下位のインプラントプレート(プレート5と7は、上位と下位と名付けられるが、逆に形成または取り付けられることもある。このように、インレーはまた、例えば、上位の面に固定することもできる。)、8 試験用インプラント用の衝突軸(必要に応じて、ガイド軸22に取り付けられる。)、9 試験用インプラント、10 のみ、11 のみ10用の上位ガイドスロットまたは竜骨54a’用のガイドスロット、12 のみ10用の下位ガイドスロットまたは竜骨54b’用のガイドスロット、13 45°のインプラント(一体をなして)を挿入する挿入器、14 45°インプラント(一体をなして)、15 45°インプラント、分割の実施例、16 45°で挿入する挿入器(最初は上部と下部の挿入、続けてインレーの挿入)、17 調節可能なストッパー、18 組立てツール(インプラントが発送および包装の前にまたは手術の前に手術台で組み立てられるため、できれば組立て用。これにより、手術室のスタッフは、本発明に従い、プレートやインレーの選択の度に、正しい組み合わせを実現しやすくする。)、19 コレット(インプラントの容器)、20 左の支柱、21 右の支柱、22 試験用インプラントの軸は、衝突軸8用のハンドルとガイド、23a,b 例えば、ガイドピンを用いた18の並行誘導で、インプラントプレートの表面の骨成長層が骨との接続を弱めることもあるインレーの挿入により、損傷を受けていないと保証されるように、インプラントがヘッドに挿入される、24a,b 衝突穴(少なくとも試験用インプラント上に1つ)、25 調節可能なストッパー用のスレッド、26a,b 側面の照準スロット、27a,b 前後の(AP)照準スロット、28 のみの軸、29 衝突用ヘッド、30 のみの刃、31 ガイドスロット11と12用の取り付け誘導、32 ピストン、33 ばね、34 すすぎスロット、35 ベアリングピン、36 ベアリングピンの軸、37 距離の断片、38 固定レバー、39 継手ピン、40 作動バー、41 作動ハンドル、42 棒体、43 固定部、44a,b ガイドピン、45 ハンドグリップ、46 上部プレート用の挿入ピン、47a,b 下部プレート用の挿入、48 ばね、49 Synframeまたは他の補助装置上の取り付け用の支柱、50 締め付け装置、51 衝突バー、52 のみの軸に適用するV字切り込みつき木槌、53 ねじ回し、54a インプラントの上位固定式竜骨、54b インプラントの下位固定式竜骨、55 二重矢印、56 スロット、57 締め付けねじ、58 ねじ穴、59 回転プレート、60a,b 上下の竜骨ソケット、61 ねじ穴、62 椎間腔、63 試験用インプラントの上位座面、64 試験用インプラントの下位座面、65 側面、66 止めねじ、67 軸22と衝突軸8間の連結片、68 衝突ヘッド、69 ストッパー本体、70 調節ねじ、71 作動装置、72 穿孔、73 インプラントの上位座面、74 インプラントの下位座面、75 止め具、76 フレーム、77a,b X線可視軸、78 キャリッジ本体、79 試験前インプラント、80 配置バー、81 近位域、82 支柱の端、83 支柱の連結装置、84 取り付け枠、85 支柱の遠位域、86 支柱の遠位端、87 接続片、88 接続片と接続されるハンドル、89 連結、90 側面保持用のガイドエレメント、91 底板、92 土台、93a インプラントプレート用のコレット、93b インレー用のコレット、94 スライド式エレメント、95 固定レバー38の近位端、96a,b キャリッジ本体78のX線可視マーカー、97 作動エレメント、98 近位端、99 支柱との接続ハンドル、100 支柱の左、101 支柱の右、102 ハンドル、103 ロック、104 衝突プレート、105 ねじ回し用凹部、106 衝突パイプ、107a,b 支柱用ガイドレール、108 支柱、109 ロック用かけくぎ、110 モジュール機器、111a,b 脊椎に面した竜骨の鶏冠状の端部、112a,b 竜骨の歯、113 近位端、x 溝の端部域から脊椎管までの距離、α 脊柱前弯症の角度=試験用インプラントの座面の角度=インプラント14、15の角度、β 固定式竜骨間の角度、γ 照準スロットとガイドスロット間の角度またはAPラインと固定式竜骨54a、b間の角度、δ 照準スロットとガイドスロット間のγとの余角、ε 外科的アプローチ角、APと外科医が脊椎へのアプローチする際の角度。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上下の座面(63、64)と上下の座面(63、64)のそれぞれに1つのガイドスロット(11、12)を有し、少なくともガイドスロット(11、12)の1つが挿入可能なまたは挿入されたガイド(31)を腔にある2方向−特にそれぞれの座面と並行ならびに法線をなす−において移動しないように支える形で形成される人工椎間板の挿入用の椎間腔(62)を準備するための試験用インプラント(9)。
【請求項2】
のみと相対して置換され、それぞれのガイドスロット(11、12)と対角線をなして形成されるガイド(31)と接続される単一のみ(10)の形式にのみがあることに特徴のあるガイドスロット(11、12)がのみ(10)の誘導に役に立つ請求項1に記載の試験用インプラント(9)。
【請求項3】
2つのガイドスロット(11、12)が互いに(β角)腔の中で異なる位置にある請求項1または2のいずれか1つ記載の試験用インプラント(9)。
【請求項4】
上下の座面(63、64)および上下の座面それぞれに少なくとも1つのスロット(26a、26b、27a、27b)を有し、少なくともスロットの1つが照準スロットの形式をなす(26a、26b、27a、27b)ため、試験用インプラント(9)が椎間腔(62)に挿入される場合に、その位置はX線撮影により脊椎(1、2)と相対的に検出される、特に上記請求項1から3までのいずれか1つに記載の人工椎間板の挿入用の椎間腔(62)を準備するための試験用インプラント(9)。
【請求項5】
照準スロット(26a、26b、27a、27b)がそれぞれのガイドスロット(11、12)と角度(γ)または余角(δ)をなし、ガイドスロットが外科的アプローチ角(ε)または人工椎間板の移植用の椎間腔(62)にインプラントを挿入する角度と対応する請求項4に記載の試験用インプラント(9)。
【請求項6】
互いに直角をなす2つの照準スロット(26a、26b、27a、27b)が座面(63、64)毎に提供される上記請求項1から5までのいずれか1つに記載の試験用インプラント(9)。
【請求項7】
X線不透明材またはX線可視材からなる上記請求項1から6までのいずれか1つに記載の試験用インプラント(9)。
【請求項8】
照準スロット(26a、26b、27a、27b)がX線透明材、例えば、プラスチックで満たされる、または試験用インプラント(9)がプラスチックコーティング(例、ポリエチレン)されることを特徴とする上記請求項1から7までのいずれか1つに記載の試験用インプラント(9)。
【請求項9】
X線不透明またはX線可視インレーが照準スロット(26a、26b、27a、27b)の代わりに供給されることを特徴とする、X線透明材からなる上記請求項1から8までのいずれか1つに記載の試験用インプラント(9)。
【請求項10】
ガイドスロット(11、12)がX線可視となる請求項8に記載の試験用インプラント(9)。
【請求項11】
少なくとも衝突バー(51)の固定用の衝突穴(24a、24b)の1つが側面(65)に供給されることを特徴とする上記請求項1から10までのいずれか1つに記載の上下の座面(63、64)および側面(65)を有する人工椎間板の挿入用の椎間腔(62)を準備する試験用インプラント(9)。
【請求項12】
試験用インプラント(9)用の衝突軸またはハンドル(8)を固定するガイド軸(22)を有する上記請求項1から11までのいずれか1つに記載の試験用インプラント(9)。
【請求項13】
試験用インプラント(9)を椎間腔(62)へ挿入するための深さを制限する調節ストッパー(17)が供給される上記請求項1から12までのいずれか1つに記載の試験用インプラント(9)。
【請求項14】
2つの頚椎(1、2)の間の側面(前後平面)と約45°で挿入されるように形成された上記請求項1から13までのいずれか1つに記載の試験用インプラント(9)。
【請求項15】
少なくともガイドスロット(11、12)の1つが、挿入可能なまたは挿入されるガイド(31)を腔にある2方向−特にそれぞれの座面と並行ならびに法線をなす−において移動しないように支える形で形成されることを特徴とする上下の座面(73、74)と上下の座面(63、64)それぞれに少なくとも1つのガイドスロット(11、12)を有する人工椎間板として準備された椎間腔(62)へ挿入するための試験用インプラント(5’、6、7’)。
【請求項16】
のみがのみと相対して置換され、それぞれのガイドスロット(11、12)と対角線をなして形成されるガイド(31)と接続される単一のみ(10)の形式となることを特徴とする、ガイドスロット(11、12)がのみ(10)のガイドに役に立つ請求項15に記載の試験用インプラント(5’、6、7’)。
【請求項17】
2つのガイドスロットが互いに(β角)腔の中で異なる位置にある請求項15または16項に記載のインプラント(5’、6、7’)。
【請求項18】
少なくともスロットの1つが照準スロット(26a、26b、27a、27b)の形式にあるため、インプラント(5’、6、7’)が椎間腔(62)に挿入される場合に、その位置がX線撮影により脊椎(1、2)と相対的に検出できる、特に上記請求項のいずれか1つに記載の上下の座面(63、64)および上下の座面(63、64)それぞれに少なくとも1つのスロット(26a、26b、27a、27b)を有する人工椎間板として椎間腔(62)へ挿入するおよび椎間腔(62)を準備するためのインプラント(5’、6、7’)。
【請求項19】
照準スロット(26a、26b、27a、27b)がそれぞれのガイドスロット(11、12)と角度(γ)または余角(δ)をなし、ガイドスロットが外科的アプローチ角(ε)または人工椎間板の移植用の椎間腔(62)へインプラント(5’、6、7’)を挿入する方向に対応する請求項18に記載のインプラント(5’、6、7’)。
【請求項20】
互いに直角をなす2つの照準スロット(26a、26b、27a、27b)が座面(63、64)毎に供給される上記請求項のいずれか1つに記載のインプラント(5’、6、7’)。
【請求項21】
X線不透明材またはX線可視材からなる上記請求項のいずれか1つに記載のインプラント(5’、6、7’)。
【請求項22】
X線不透明インレーまたはX線可視インレーが照準スロット(26a、26b、27a、27b)の変わりに供給されることを特徴とするX線透明材からなる上記請求項のいずれか1つに記載のインプラント(5’、6、7’)。
【請求項23】
ガイドスロット(11、12)がX線可視となる請求項19に記載のインプラント(5’、6、7’)。
【請求項24】
少なくとも衝突バー(51)を固定する衝突穴(24a、24b)の1つが側面(65)に供給されることを特徴とする上記請求項のいずれか1つに記載の上下の座面(63、64)および側面(65)を有する人工椎間板として椎間腔(62)へ挿入し人工椎間板の挿入用の椎間腔(62)を準備するためのインプラント(5’、6、7’)。
【請求項25】
インプラント(5’、6、7’)用の衝突軸またはハンドル(8)を固定する可撤性ガイド軸(22)を有する上記請求項のいずれか1つに記載のインプラント(5’、6、7’)。
【請求項26】
椎間腔(62)へのインプラント(5’、6、7’)の挿入を制限する調節可能な可撤性ストッパー(17)を提供する上記請求項のいずれか1つに記載のインプラント(5’、6、7’)。
【請求項27】
固定式竜骨(54a’、54b’)がインプラント(5’、6、7’)に取り外せるようにまたはロックできるように支えられることを特徴とする上記請求項のいずれか1つに記載の上下の座面(63’、64’)と上下の座面(63’、64’)それぞれに少なくとも固定式竜骨(54a’、54b’)1つを有する人工椎間板として椎間腔(62)へ挿入するないしインプラント(5’、6、7’)の挿入用の椎間腔(62)を準備するためのインプラント(5’、6、7’)。
【請求項28】
固定式竜骨(54a’、54b’)がガイドスロット(11、12)においてロックできる請求項27に記載のインプラント(5’、6、7’)。
【請求項29】
ガイドスロット(11、12)が台形ガイドの形式をなす上記請求項のいずれか1つに記載のインプラント(5’、6、7’)または試験用インプラント。
【請求項30】
ガイドスロット(11、12)に加えて、ねじ穴(61a、61b)が竜骨(54a’、54b’)の台形ソケット(60a、60b)を止めるねじ(66)用に供給される請求項28はたは29に記載のインプラント(5’、6、 7’)。
【請求項31】
固定式竜骨(54a、54b、54a’、54b’)がのみの形式となる請求項27から30項までのいずれか1つに記載の少なくとも1つの固定式竜骨(54a、54b、54a’、54b’)を持つ人工椎間板用のインプラント(5’、6、 7’)。
【請求項32】
のみ(10)が通路を持つことを特徴とする上記請求項のいずれか1つに記載のインプラント(5’、6、7’)または試験用インプラント(9)。
【請求項33】
2つの脊椎(1、2)間で内側面とほぼ 45°に挿入するために形成される上記請求項のいずれか1つに記載のインプラント(5、6、7)。
【請求項34】
座面(63’)に回転式でロックがかかるように組み立てられる回転プレート(59)に固定式竜骨(54)が取り付けられる上記請求項のいずれか1つに記載のインプラント(5’、6、7’)。
【請求項35】
回転プレート(59)にあるねじ穴(58)で締めることができる締め付けねじ(57)を穿通できるスロット(56)が座面(63’)と並行に供給される請求項34に記載のインプラント(5’、6、7’)。
【請求項36】
のみ(10)が上位の座面(63)に誘導されるので、上位の脊椎(1)と下位の座面(64)に溝(3)を作るための衝突は、下位の脊椎(2)に溝(4)とそれぞれの椎間面と直角をなす2つの溝(3、4)を形成することになる誘導されるのみ(10)を有する上記請求項のいずれか1つに記載の試験用インプラント(9)。
【請求項37】
衝突軸(8)が近位端で力の伝達により軸(22)と連結する連結片(67)を持ち、連結片が互いに別々に作動する2つのロックを持ち、摩擦または連動した接続を供給し、そのうちの1つがリモートで取り外すことができ、2つの連結がそれぞれトルクまたは軸力を伝達できる上記請求項のいずれか1つに記載のインプラント(5、6、7)または試験用インプラント(9)。
【請求項38】
衝突軸(8)が遠位端で両側、つまり遠位方向ならびに近位方向に衝突面を持つ衝突ヘッド(68)を有する上記請求項のいずれか1つに記載のインプラント(5、6、7)または試験用インプラント(9)。
【請求項39】
衝突軸(8)が近位端と遠位端の間で、ロックできる締め付け装置(50)により衝突軸(8)に固定される取り外しも置換もできる支柱(49)と共に供給される上記請求項のいずれか1つに記載のインプラント(5、6、7)または試験用インプラント(9)。
【請求項40】
調節可能なストッパー(17)が拘束ストッパー本体(69)を調節ねじ(70)に持ち、調節ねじ(70)が近位端でそれが穿通するストッパー本体(69)にある骨(72)よりも長い外径を有し、調節可能なねじ(17)が遠位端で同様に骨(72)より長い外径を持つ作動装置(71)を有することを特徴とする上記請求項のいずれか1つに記載の可撤性で置換可能なストッパー(17)を持つインプラント(5、6、7)または試験用インプラント(9)。
【請求項41】
軸(22)で衝突軸(8)からの超過の衝撃力を直接止めるために、調節可能なストッパー(17)が直接軸(22)と隣接するように配置される請求項40に記載のインプラント(5、6、7)または試験用インプラント(9)。
【請求項42】
調節可能なストッパー(17)が直接軸(22)と隣接し、少なくともほぼ軸(22)上のあそびなしに誘導できる骨(72)を持つ請求項40または41に記載のインプラント(5、6、7)または試験用インプラント(9)。
【請求項43】
調節可能なストッパー(17)が近位のストッパー側にスロットのような凹部を有し、たたかれた状態で、この凹部は側面によって、少なくとも座面(63、64)にほぼあそびなしで支えられるため、インプラント(5、6、7)または試験用インプラント(9)により座面(63、64)とノーマルな方向で誘導される請求項40から42までのいずれか1つに記載のインプラント(5、6、7)または試験用インプラント(9)。
【請求項44】
遠位端に衝突ヘッド(29)の付いたのみの刃(30)とのみ軸(28)を有し、のみ軸(28)が、特に、少なくともガイドスロット(11、12)の1つに挿入される置換可能なガイド(31)に接続されることを特徴とする、人工椎間板の挿入用の椎間腔(62)を準備するインプラント(5’、6、7’)または試験用インプラント(9)と共に使用するためののみ(10)。
【請求項45】
ガイド(31)がのみの刃(28)と相対してばね仕掛けになっているため、負荷のない状態で、のみの刃(30)の近位端に向かってそしてそこを越えて押し込まれる請求項44に記載ののみ(10)。
【請求項46】
ガイド(31)がのみの刃(28)の内側でばね仕掛けとなっている置換可能な位置(32)に接続される請求項45に記載ののみ(10)。
【請求項47】
ガイド(31)が側面(65)に組立て用のストッパー(75)を有する上記請求項のいずれか1つに記載ののみ(10)。
【請求項48】
請求項44から47までのいずれか1つに記載ののみからなる、上記請求項のいずれか1つに記載のインプラント(5’、6、7’)または試験用インプラント(9)のセット。
【請求項49】
人工椎間板の挿入用の椎間腔(62)を準備する試験前インプラント(79)は、特に、椎間腔(62)のX線撮影および方向付けのために上下の座面(63”、64”)を有し、試験前インプラント(79)が2つのX線可視軸(77a、77b)から形成される合成のスライドを含み、アプローチ角(ε)に対応する2つの軸(77a)の1つと角をなすように方向づけられた配置バー(80)、つまり、フレーム(76)を通る配置バー(80)としっかり接続されたキャリッジ本体(78)を担うX線透明でほぼ長方形または台形のフレーム(76)から実質的に作られることを特徴とする試験前インプラント。
【請求項50】
キャリッジ本体(78)がX線可視マーカー(96a、b)を担う請求項49に記載の試験前インプラント。
【請求項51】
互いに独立していて、葉状の異なる支柱から選択される2つの支柱(20、21)により形成され、少なくとも2つの支柱(20、21)の1つが近位域(81)において脊柱前弯症の角度でV字形となり、近位端で内側に曲げられることを特徴とする上記請求項のいずれか1つに記載のインプラント(5、6、7)または試験用インプラント(9)または試験前インプラント(79)の椎間板切除ないし挿入のために椎間腔(62)を開けておく装置。
【請求項52】
支柱(20、21)が脊椎に面した端部(82)において近位域(81)でかみ合う請求項51に記載の装置。
【請求項53】
支柱(20,21)が遠位端で取り付け枠(84)と直接または関節的に接続する連結装置(83)を有する請求項51または52に記載の開けておく装置。
【請求項54】
少なくとも2つの支柱の1つ(21)が遠位端(85)で内側に曲げられる請求項51から53までのいずれか1つに記載の装置。
【請求項55】
少なくとも2つの支柱の(20、21)1つが近位域と遠位域(81、85)間で高さを削減された請求項51から54までのいずれか1つに記載の装置。
【請求項56】
2つの支柱が接続片(87)により遠位端(86)で接続できる請求項51から55項までのいずれか1つに記載の装置。
【請求項57】
接続片(87)がハンドル(86)−できれば可撤性の連結(89)−と接続できることを特徴とする請求項56に記載の装置。
【請求項58】
ハンドル(86)が支柱(20、21)の側面を保持するガイドエレメント(90)を有する請求項57に記載の装置。
【請求項59】
上下のインプラントのプレート(5、7)と底板(91)と土台(92)および土台(92)のコレット(93a)を持つインレー(6)−上記請求項のいずれか1つに記載−を有する人工椎間板の組立て用ツール(18)において、
コレット(93a)がインプラントプレート(5または7)と連動するように形成され、インレー(6)用の連携コレット(93b)を持つ当て木状に誘導されるスライド式エレメント(94)が土台(92)と連携し、2つのインプラント(5または7)およびインレー(6)がコレット(93a、b)に挿入することができるため、スライド式エレメント(94)の挿入後、そして挿入されたインプラントプレート(5または7)および挿入されたインレー(6)と共に互いに相対的に正しく配置され、互いにロックし合うことを特徴とする組立て用ツール(18)。
【請求項60】
土台(92)とスライド式エレメント(94)が並行ガイド(95)により互いにスライド式で接続される請求項59に記載の組立てツール(18)。
【請求項61】
上記請求項のいずれか1つに記載の試験用インプラント(9)またはインプラント(5、6、7)を挿入し、棒体(42)のハンドグリップ(45)や保定メカニズム(19、42、43)を有する挿入器において、
保定メカニズムが固定部(43)とコレット(19)を有し、コレット(19)が挿入状態で、コレット(19)にインプラント(5、6、7)を保持しまたはそれをコントロールしながら離し、固定部(43)と固定レバー(38)が棒体(42)または棒体(42)に誘導される作動部(40)により作動することを特徴とする挿入器。
【請求項62】
棒体(42)の中で作動部(40)と接続される作動ハンドル(41)がハンドグリップ(45)の領域で供給されることを特徴とする棒体(42)がハンドグリップ(45)を遠位端で担う請求項61に記載の挿入器。
【請求項63】
固定レバー(38)が−ロックされた状態で−ロスのないように試験用インプラント(9)またはインプラント(5、6、7)を保護するため、自由な近位部(95)で内側に曲げられることを特徴とする請求項61または62に記載の挿入器。
【請求項64】
コレット(19)がマルチ部品で、グループから選択されるコレット(19a、19b、19c)からなり、固定部(43)により棒体(42)に固定でき、それぞれのコレット(19a、19b、19c)がそれぞれの試験用インプラント(9)またはそれぞれのインプラント(5、6、7)の遠位部と対角線をなす上記請求項のいずれか1つに記載の挿入器。
【請求項65】
棒体(42)上の固定部(43)と一緒に縦方向に置換できる少なくとも1つのガイドピン(44)によりそれぞれのコレット(19a、19b、19c)が固定部(43)に固定されることを特徴とする上記請求項のいずれか1つに記載の挿入器。
【請求項66】
装置(16)が上位のインプラントプレート(5)を保持して挿入する装置および椎間インプラント(5、6、7)の下位インプラントプレートからなり、さらに2つのインプラントプレート(5、7)をその拡散により挿入してから、インレー(6)が左斜め前のアプローチによりほぼ45°で挿入されるモジュール装置(110)からなることを特徴とする上記請求項のいずれか1つに記載の挿入器。
【請求項67】
上位のインプラントのプレート(5)、内部のインプラントのプレート(7)およびインレー(6)そして少なくとも背骨の上下に隣接する脊椎(1、2)それぞれにある固定式竜骨(54a、54b)を有する人工椎間板としての椎間インプラント(5、6、7)において、
設置状態で固定式竜骨(54a、54b)が背骨の内面とほぼ45°に広がる面にあることを特徴とする椎間インプラント(5、6、7)。
【請求項68】
固定式竜骨(54a、54b)がそれぞれの脊椎(1、2)に面する自由端(111a、b)で鶏冠状にかみ合うことを特徴とする請求項67に記載の椎間インプラント(5、6、7)。
【請求項69】
遠位方向の歯の側面が近位方向の歯の側面より浅い傾斜となっているという理由で、容易に歯(112a、b)を挿入できるが取り外しが難しい傾斜を有することを特徴とする請求項68に記載の椎間インプラント(5、6、7)。
【請求項70】
チタンの泡またはチタンの顆粒により表面の主な部分がコーティングされている上記請求項のいずれか1つに記載の椎間インプラントまたはインプラント。
【請求項71】
上位の脊椎(1)と下位の脊椎(2)間の椎間腔(62)に椎間インプラント(5、6、7)を挿入する、上位のインプラントプレート(5)、下位のインプラントプレート(7)およびインレー(6)からなる方法において、
椎間インプラント(5、6、7)が左斜め前のアプローチによりほぼ45°で上位(1)または下位(2)脊椎それぞれの準備された1つの溝(3、4)に挿入されることを特徴とする方法。
【請求項72】
椎間インプラント(5、6、7)が一体をなして挿入される請求項71に記載の方法。
【請求項73】
両方のインプラントプレート(5、7)に事前に付けられた可撤性の装置(13)により挿入される請求項71または72に記載の方法。
【請求項74】
最初の両方のインプラントプレート(5、7)がほぼ45°で挿入され、インレー(6)が実質的に他の装置(16)を使用しながらほぼ45°で挿入される請求項71に記載の方法。
【請求項75】
上位の脊椎(1)または下位の脊椎(2)においてインプラントプレート(5、7)それぞれの竜骨(54a、54b)用の脊椎に用意された溝(3、4)がそれぞれの椎間面と90°の角度をなす上記請求項のいずれか1つに記載の方法。
【請求項76】
照準スロット(26、27)ないしガイドスロット(11)を検出するためにほぼ90°で2つの方向から互いにX線観測しながら上記請求項のいずれか1つに記載の試験用インプラント(9)を挿入することにより、上記請求項のいずれか1つに記載の椎間インプラント(5、6、7)の最適な位置とサイズを決定する方法。
【請求項77】
椎間板を除去して、上下の脊椎(1、2)それぞれの少なくとも1つの溝を彫ることにより椎間腔を準備する方法において、
試験用インプラント(9)は、椎間腔(62)に挿入され、筋肉の張った状態で支えられ、さらにのみ(10)の台形ガイド(31)が台形のガイドスロット(11)に組み込まれ、このガイドスロット(11)とガイド(31) がそれぞれの椎間面とほぼ90°に通常の距離でのみ(10)を保持し、その後、ガイド(31)と相対的に縦方向で置換できるのみ(10)が段階的にそれぞれの脊椎(1、2)をストッパーまでたたくことを特徴とする方法。
【請求項78】
試験用インプラントとのみ彫りの両方が内側の面とほぼ45°になる請求項77に記載の方法。
【請求項79】
最初の段階で、椎間腔(62)に適合された試験用インプラント(9)がほぼ45°の外科的アプローチ角で支柱(20、21)の有無を問わず洗浄した椎間腔(62)に配置され、2番目の段階で、それぞれの溝(3、4)がそれぞれの椎間面と法線をなし、試験用インプラント(9)で誘導されたのみ(10)を使用して上位(10)と下位の脊椎(2)にたたかれて、3番目の段階で、支柱(20、21)が試験用インプラント(9)の側面に挿入され、すると、4番目の段階で、試験用インプラント(9)が取り除かれ、5番目の段階で、インプラント(5、6、7)が挿入器(13)を使用しながらインプラントプレート(5、7)とインレー(6)の両方と一体で挿入される、または最初にインプラント(5、6、7)の上部(5)と下部(7)が、次にインレー(6)が異なる挿入器(16)を使用しながら挿入されることを特徴とする椎間腔(62)に椎間インプラント(5、6、7)を配置して固定する上記請求項の機器と装置を使用する方法。
【請求項80】
椎間腔(62)にある試験用インプラント(9)がインプラントに組み立てられる軸(22)を用いて配置されるまたは試験用インプラントにある照準スロット(26abと27ab)によりX線でモニターし、衝突穴(24ab)をたたきながら配置される請求項79に記載の方法。
【請求項81】
試験用インプラント(9)がねじ回し(53)を使用しながら調節できるストッパー(17)の調節ねじを回して配置され、その結果、奥まで痕跡を残す試験用インプラント(9)が引っ込むことになる請求項79または80に記載の方法。
【請求項82】
試験用インプラント(9)の軸(22)が衝突軸(8)により取り付け枠(84)に固定され、または人により支えられる上記請求項のいずれか1つに記載の方法。
【請求項83】
試験用インプラント(9)に誘導されたのみ(10)がのみ彫りの後に上位の溝(3)または下位の溝(4)に残り、次に正反対の溝(3)または(4)がその他の溝(10)を使用してのみで彫られる上記請求項のいずれか1つに記載の方法。
【請求項84】
上下の脊椎(1、2)にある別の溝(4)彫り用の誘導用補助手段として試験用インプラント(9)を使用する方法。
【請求項85】
椎間腔(62)を洗浄してまたその後で、椎間腔(62)にある距離を保つために、そして−オプションで選択して−試験用インプラント(9)を取り除いた後、インプラント(5、6、7)の挿入以前またはその際に距離を保ちながら、互いに独立した2つの支柱(20、21)を使用する方法。
【請求項86】
椎間板の接合部の代わりに上記請求項のいずれか1つに記載のインプラント(5、6、7)を使用する方法。
【請求項87】
MまたはLサイズおよび様々な脊柱前弯症の角度からなる異なる脊椎用のそれぞれの椎間腔(62)に最適に適合するために試験用インプラント(9)のセットを使用する方法。
【請求項88】
MまたはLサイズおよび様々な脊柱前弯症の角度からなる異なる脊椎のために準備された椎間腔(62)の挿入のためにインプラント(5、6、7)のセットを使用する方法。
【請求項89】
インプラント(5、6、7)用の椎間腔(62)の中央が正確に見えるように、上記請求項のいずれか1つに記載の試験前インプラント(79)を使用する方法。
【請求項90】
試験用インプラント(9)が椎間腔(62)に深く穿通しない試験用インプラント(9)で調節可能なストッパー(17)を使用する方法。
【請求項91】
深く挿入された試験用インプラント(9)を引き込む試験用インプラント(9)で調節可能なストッパー(17)を使用する方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【図62】
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【図63a】
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【図63b】
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【図63c】
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【図63d】
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【図63e】
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【図64】
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【図65】
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【図66】
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【図67】
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【図68】
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【図69】
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【図70】
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【図71a】
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【図71b】
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【図72a】
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【図72b】
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【図73】
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【図74】
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【図75】
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【図76a】
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【図77a】
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【図77b】
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【図78a】
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【図78b】
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【図79】
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【図80】
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【図81】
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【図82】
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【図83】
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【図84】
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【図85】
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【図86a】
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【図86b】
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【図86c】
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【図87】
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【図88】
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【図89】
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【図90a】
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【図90b】
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【図90c】
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【図91】
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【図92a】
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【図92b】
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【図92c】
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【図93】
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【図94】
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【図95】
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【図96】
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【図97】
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【公表番号】特表2008−513173(P2008−513173A)
【公表日】平成20年5月1日(2008.5.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−533020(P2007−533020)
【出願日】平成17年9月16日(2005.9.16)
【国際出願番号】PCT/IB2005/053051
【国際公開番号】WO2006/033067
【国際公開日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【出願人】(507094566)スパイン ソルーションズ インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】