説明

構内呼出端末

【課題】本発明は、構内呼出端末に関するもので、患者が呼び出しに気がつくようにすることを目的とするものである。
【解決手段】そしてこの目的を達成するために本発明は、本体ケース2と、この本体ケース2に設けられたスピーカ5と、前記本体ケース2内に設けられた振動部10と、前記スピーカ5および前記振動部10に接続された制御部11と、この制御部11に接続された無線データ送受信部12とを備え、本体ケース2の外表面には光センサ6を設け、この光センサ6に入射する光が所定値以下の光量になった場合には、前記スピーカ5から注意音を出す動作、あるいは、前記振動部10を用いて前記本体ケース2を振動させる動作のうち、少なくともどちらか一方を実施する構成とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば病院の構内で使用される構内呼出端末に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の構内呼び出し端末の構成は、以下のような構成となっていた。
【0003】
すなわち、本体ケースと、この本体ケースに設けられた音出力部と、前記本体ケース内に設けられた振動部と、前記音出力部および前記振動部に接続された制御部と、この制御部に接続された通信部とを備えた構成となっていた。
【0004】
そして、この構内呼出端末を利用した呼出システムが提案されていた(例えば下記特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平9−312865号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記従来例における課題は、病院スタッフが外来患者呼出システムを用いて患者を呼び出した時に、呼び出された患者が呼び出しに気がつかない場合があることであった。
【0007】
すなわち、病院スタッフが外来患者呼出システムを用いて患者を呼び出すと、外来患者呼出システムの呼び出しサーバーから構内呼出端末に対してメッセージが送信される。このメッセージを、構内呼出端末の通信部が受信した時には、音出力部から音を出し、振動部を用いて本体ケースを振動させている。そして、これらの音や振動を用いて、患者に対して呼出メッセージが到着したことを通知するものとなっている。
【0008】
しかし、患者が構内呼出端末を、例えば、ポケットやバッグなどに入れていた場合、本体ケースと患者の間には遮蔽物が存在することになる。このため、音出力部からの音が遮蔽物によって減衰し、振動部からの振動も遮蔽物によって減衰し、これらの音や振動が患者に対して伝わらず、呼び出された患者が呼び出しに気がつかない場合があった。
【0009】
そこで本発明は、呼び出された患者が呼び出しに気がつくようにすることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
そして、この目的を達成するために本発明は、本体ケースと、この本体ケースに設けられた音出力部と、前記本体ケース内に設けられた振動部と、前記音出力部および前記振動部に接続された制御部と、この制御部に接続された通信部とを備え、前記本体ケースの外表面には光量測定部を設け、この光量測定部に入射する光が所定値以下の光量になった場合には、前記音出力部から注意音を出す動作、あるいは、前記振動部を用いて前記本体ケースを振動させる動作のうち、少なくともどちらか一方を実施する構成とし、これにより所期の目的を達成するものである。
【発明の効果】
【0011】
以上のように本発明は、本体ケースと、この本体ケースに設けられた音出力部と、前記本体ケース内に設けられた振動部と、前記音出力部および前記振動部に接続された制御部と、この制御部に接続された通信部とを備え、前記本体ケースの外表面には光量測定部を設け、この光量測定部に入射する光が所定値以下の光量になった場合には、前記音出力部から注意音を出す動作、あるいは、前記振動部を用いて前記本体ケースを振動させる動作のうち、少なくともどちらか一方を実施する構成としたものであるので、病院スタッフが患者を呼び出した時に、呼び出された患者が呼び出しに気がつくようにすることができる。
【0012】
すなわち、本発明においては、例えば、患者が本体ケースをポケットやバッグなどに入れようとした場合、光量測定部により光量測定部への光量が所定値以下になったことを検知し、音出力部から注意音を出す動作、あるいは、振動部を用いて本体ケースを振動させる動作、のうち少なくともどちらか一方を実施して患者に対して本体ケースをポケットやバッグなどに入れないように注意を促すことになる。
【0013】
すると、患者は本体ケースをポケットやバッグなどに入れなくなる。このため、病院スタッフが患者を呼び出した時に、音や振動が減衰されることがなくなり、呼び出された患者が呼び出しに気がつくことができるようにすることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態にかかる構内呼び出し端末の斜視図
【図2】本発明の一実施形態にかかる構内呼び出し端末を用いたシステムを表す図
【図3】本発明の一実施形態にかかる構内呼び出し端末の電気的なブロック図
【図4】同、動作時の表示を示す図
【図5】同、動作フローチャート
【図6】同、動作フローチャート
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の一実施形態を、病院の構内で使用される構内呼出端末に適用したものを、添付図面を用いて説明する。
【0016】
図1は、構内呼出端末1Aを示し、箱状の本体ケース2の前面上側には表示部3が設けられ、前面下側には、ユーザー入力部として操作キー4が設けられている。さらに、本体ケース2の上側面には、スピーカ5(音出力部の一例)と、光センサ6(光量測定部の一例)とが、近接した状態で設けられている。
【0017】
この構内呼出端末1Aを利用した呼出システムを、図2に示す。
【0018】
この図2において、呼び出しサーバ7には、呼び出し制御端末8A、8Bが接続されている。さらに、呼び出しサーバ7には無線アクセスポイント9が接続されており、この無線アクセスポイント9と構内呼出端末1A〜1Fとが無線で通信を行う構成となっている。なお、構内呼出端末1A〜1Fは、同一の構造となっている。
【0019】
そして、使用者(例えば看護師)は、制御端末8A、あるいは制御端末8Bを用いて患者の呼び出しを行う。この呼び出しは呼び出しサーバ7に伝達され、この呼び出しサーバ7は無線アクセスポイント9を介して構内呼出端末1A〜1Fのいずれか一つ、例えば構内呼出端末1Aに呼び出しメッセージを送ることとなる。
【0020】
この呼び出しメッセージを受信した構内呼出端末1Aは、図1に示すごとく、呼出メッセージを表示部3に表示するとともに、スピーカ5から呼出音(たとえばピッ、ピッ、ピッ)を出力し、例えばモータ等により構成された振動部(図3の10)を用いて本体ケースを振動(たとえば1秒間隔の断続的な振動)させる。そして、これらの音や振動によって、表示部3に呼出メッセージが表示されていることを患者に通知する。
【0021】
この表示部3には、例えば「内科、1階1C、13診察室へお入り下さい」と表示されており、構内呼出端末1Aを持った患者(図示せず)は、この表示を見て、1階1Cゾーンにある内科の第13診察室に入ることとなる。
【0022】
図3は、構内呼出端末1Aの電気的なブロック図を示している。構内呼出端末1A〜1Fは同一の構造であるので、構内呼出端末1Aを例にとって説明を続ける。
【0023】
図3において、制御部11には、図2の無線アクセスポイント9と無線通信を行う無線データ送受信部12(通信部の一例)が接続されており、操作キー4、光センサ6、表示部3、スピーカ5、振動部10が接続されている。さらに、制御部11には、記憶部13が接続されており、この記憶部13の内部には、基準音量記憶部14が設けられている。そして、呼び出しメッセージを構内呼出端末1Aが受信した時には、この基準音量記憶部14に記憶された基準音量でスピーカ5から音を出力する。なお、この基準音量記憶部14は、使用者が操作キー4を用いて、あらかじめ適切な音量に設定できるようになっている。
【0024】
また、制御部11を動作させるプログラムがROM15に格納されている。
【0025】
以上の説明により、本実施形態の基本的な構成およびその動作が理解された所で、以下本実施形態における最も大きな特徴点について説明する。
【0026】
すなわち、本実施形態においては、本体ケース2の外表面(上側面)に、スピーカ5と光センサ6とを、近接した状態で設けている。さらに、制御部11内に遮蔽判定部16を設けた構成としている。
【0027】
このため、例えば、患者が本体ケース2をポケットやバッグなどに入れようとした場合には、光センサ6に入射する光が所定値以下の光量になったことを遮蔽判定部16が判定し、スピーカ5から注意音を出す動作、あるいは、振動部10を用いて本体ケース2を振動させる動作のうち、少なくともどちらか一方を実施する構成としている。
【0028】
以下に、この構成での動作について、詳細に説明を行う。
【0029】
図5は、メッセージ待ち受け状態における構内呼出端末1Aの動作フローチャートであり、呼び出しサーバ(図2)から送られてくる呼び出しメッセージを、構内呼出端末1Aが待っている状態である。
【0030】
まず、外来患者が、診察のために病院に訪れると、受付で、構内呼出端末1Aが電源オンの状態で渡される。この時、表示部3には、図4(a)の表示H1に示すごとく、例えば「患者ID:0001、患者名○○ △△様、案内されるまで、病院内でお待ち下さい。」と表示されている。
【0031】
一方、診察時間の病院内では、その衛生状態および視認性確保のため明るい雰囲気が保持された状態となっており、本体ケース2の光センサ6に入射する光は十分な光量を持った状態となっている。この状態で、外来患者は診察の呼び出しを待つことになる(図5のS1)。
【0032】
しかし、外来患者が本体ケース2を、例えば、ポケットやバッグなどに入れて保持した場合、本体ケース2と外来患者の間には遮蔽物が存在することになる。このため、スピーカ5からの音は遮蔽物によって減衰し、振動部10による振動も遮蔽物によって減衰し、これらの音や振動が外来患者に対して伝わらず、呼び出された外来患者が呼び出しに気がつかない場合があった。
【0033】
そこで、光センサ6に入射する光の光量を遮蔽判定部16が判定する構成としている。つまり、外来患者が本体ケース2をポケットやバッグなどに入れようとした時には、光センサ6に入射する光がポケットやバッグによって遮蔽された状態となるが、この遮蔽された状態を、光センサ6に入射する光の光量が所定値以下になったことにより判断する(図5のS2)。
【0034】
つぎに、遮蔽判定部16が遮蔽状態と判定した時には、制御部11が、基準音量記憶部14に記憶された基準音量を用いて、スピーカ5から注意音(たとえばビー、ビー、ビー)を出力を開始する。さらに、振動部10を用いて本体ケース2の注意振動(たとえば連続的な振動)を開始する。
【0035】
本実施形態においては、注意通知として用いる注意音(たとえばビー、ビー、ビー)/注意振動(たとえば連続的な振動)と、呼び出し通知として用いる呼出音(たとえばピッ、ピッ、ピッ)/振動(たとえば1秒間隔の断続的な振動)とを明確に区別している。このため、外来患者は注意通知と呼び出し通知を区別できるものとなっている。
【0036】
またこの時、これら注意音および注意振動を継続する継続時間が、記憶部に設定される(図5のS3)。
【0037】
さらに、制御部11は、本体ケース2がポケットやバッグに入れられた事を示すメッセージを、表示部3に注意メッセージを表示する。この注意メッセージは、例えば、図4(b)の表示H2に示すごとく、「スピーカ部が塞がれました。スピーカ部を塞がずに本機をお持ち下さい」としている。
【0038】
その後、制御部11は、注意音および注意振動を継続する継続時間が経過したか否かを監視し、時間が経過した時には、スピーカ5からの注意音を停止し、振動部を停止して注意振動を停止する(図5のS7)。
【0039】
なお、注意音および注意振動を継続する継続時間中には、遮蔽判定部16が光センサ6に入射する光量により遮蔽状態を判断している。そして、光量が一定値以上になった場合には、遮蔽状態が解除された、つまり外来患者がこれらの注意音や注意振動に気付き、本体ケース2をポケットやバッグから取り出したと判断する(図5のS6)。そして、スピーカ5からの注意音を停止し、振動部を停止して注意振動を停止する(図5のS7)。
【0040】
この時、上述したごとく、表示部3には、図4(b)の表示H2「スピーカ部が塞がれました。スピーカ部を塞がずに本機をお持ち下さい」と注意メッセージが表示されている。つまり、外来患者に対して、本体ケース2をポケットやバッグなどに入れないように注意を促すものとなっている。
【0041】
この結果として、外来患者は本体ケース2をポケットやバッグなどに入れなくなる。したがって、病院スタッフが外来患者を呼び出した時に、スピーカ5の音や振動部10による振動が減衰されることがなくなり、呼び出された患者が呼び出しに気がつくことができるものとなる。そして、外来患者は、表示部のメッセージを確認した後、操作キー4を押下し確認を終了する。制御部11は、表示部3の注意メッセージを消去する(図5のS8)。
【0042】
その後、制御部11は、再び表示部3に、図4(a)の表示H1に示すごとく、例えば「患者ID:0001、患者名○○ △△様、案内されるまで、病院内でお待ち下さい。」と表示して、一連の動作を終了する(図5のS9)。
【0043】
なお、本実施形態においては、スピーカ5と光センサ6とを、箱状の本体ケース2の上側面に設けている。このため、例えば、本体ケース2の上側面を上にした状態で、深さが浅い胸ポケットに本体ケース2を入れる場合、本体ケース2の上側面に設けたスピーカ5と光センサ6は胸ポケットに入らないような構成となっている。
【0044】
その結果として、利便性を高めつつ、呼び出された患者が呼び出しに気がつくことができるものとなる。
【0045】
さらに本実施形態においては、外来患者が、上記スピーカ5の注意音や振動部10による注意振動に気づかなかった場合(図5のS5)にも対応した物となっている。
【0046】
すなわち、図3に示すごとく、制御部11内に音量選択部17を設け、記憶部13内に遮蔽時音量記憶部18をさらに設けている。この遮蔽時音量記憶部18に記録される遮蔽時音量は、本体ケース2が遮蔽状態の時に使用するのであるが、基準音量記憶部14に記憶された基準音量よりも大きな音量としている。
【0047】
そして、無線データ送受信部12が呼び出しサーバ7からの呼び出しメッセージを受け取った時には、まず、制御部11の遮蔽判定部16により、光センサ6に入射する光が所定値以下の光量であるか否かを確認する。そして、この光量が所定値以下の時には、本体ケース2は遮蔽状態となっているので、スピーカ5による呼び出し音の大きさを、通常の呼び出し音よりも大きくする構成としている。
【0048】
図6を用いて、さらに詳細に説明する。
【0049】
図6は、無線データ送受信部12が呼び出しサーバ7からの呼び出しメッセージを受け取った時の動作を表すフローチャートである。
【0050】
まず、無線データ送受信部12が呼び出しサーバ7からの呼び出しメッセージを受け取る(図6のS10)。
【0051】
つぎに、制御部11の遮蔽判定部16により、光センサ6に入射する光が所定値以下の光量であるか否かを確認する(図6のS11)。
【0052】
光センサ6に入射する光が所定値以下の光量でない時には、光センサ6はポケットやバッグなどに遮蔽されていないので、音量選択部17が基準音量記憶部14に記憶された基準音量を用いてスピーカ5から呼出音(たとえばピッ、ピッ、ピッ)を出力し、振動部10により本体ケース2の振動(たとえば1秒間隔の断続的な振動)を開始し、ユーザーが操作キー4を押下する確認操作を監視する(図6のS13)。
【0053】
一方、光センサ6に入射する光が所定値以下の光量である時には、光センサ6はポケットやバッグなどに遮蔽されているので、音量選択部17が遮蔽時音量記憶部18に記憶された遮蔽時音量を用いてスピーカ5から注意音(たとえばビー、ビー、ビー)を出力する。さらに、振動部10を用いて注意振動(たとえば連続的な振動)を開始する。
【0054】
この時、前記遮蔽時音量は、基準音量記憶部14に記憶された基準音量よりも大きな音量となるようにあらかじめ設定されている。
【0055】
このため、外来患者が上述した注意音や注意振動に気づかずに、本体ケース2をポケットやバッグにいれた状態で保持していた場合においても、無線データ送受信部12が呼び出しサーバ7からの呼び出しメッセージを受け取った時には、通常よりも大きな音量で呼び出すことができるので、患者が呼び出しに気がつくようにできるのである(図6のS14)。
【0056】
その後、制御部11は、ユーザーにより操作キー4を押下する確認操作がなされたと判断すると(図6のS13)、スピーカ5からの呼出音を停止し、振動部10を停止し振動を停止する(図6のS15)。
【0057】
さらに、制御部11は、表示部3に、図4(c)の表示H3に示すごとく、例えば「内科、1階1C、13診察室へお入り下さい」と表示して、一連の動作を終了する(図5のS16)。
【0058】
そして、外来患者は、この表示を見て、1階1Cゾーンにある内科の第13診察室に入ることとなるのである。
【産業上の利用可能性】
【0059】
以上のように本発明は、本体ケースと、この本体ケースに設けられた音出力部と、前記本体ケース内に設けられた振動部と、前記音出力部および前記振動部に接続された制御部と、この制御部に接続された通信部とを備え、本体ケースの外表面には光量測定部を設け、この光量測定部に入射する光が所定値以下の光量になった場合には、前記音出力部から注意音を出す動作、あるいは、前記振動部を用いて前記本体ケースを振動させる動作のうち、少なくともどちらか一方を実施する構成としたものであるので、病院スタッフが患者を呼び出した時に、呼び出された患者が呼び出しに気がつくようにすることができる。
【0060】
すなわち、本発明においては、例えば、患者が本体ケースをポケットやバッグなどに入れようとした場合、光量測定部により光量測定部への光量が所定値以下になったことを検知し、音出力部から注意音を出す動作、あるいは、振動部を用いて本体ケースを振動させる動作、のうち少なくともどちらか一方を実施して患者に対して本体ケースをポケットやバッグなどに入れないように注意を促すことになる。
【0061】
すると、患者は本体ケースをポケットやバッグなどに入れなくなる。このため、病院スタッフが患者を呼び出した時に、音や振動が減衰されることがなくなり、呼び出された患者が呼び出しに気がつくことができるようにすることができるのである。
【0062】
したがって、例えば病院の構内で使用される構内呼出端末として、広く活用が期待されるものである。
【符号の説明】
【0063】
1A 構内呼出端末
2 本体ケース
3 表示部
4 操作キー
5 スピーカ
6 光センサ
7 呼び出しサーバ
8A、8B 制御端末
9 無線アクセスポイント
10 振動部
11 制御部
12 無線データ送受信部
13 記憶部
14 基準音量記憶部
15 ROM
16 遮蔽判定部
17 音量選択部
18 遮蔽時音量記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体ケースと、この本体ケースに設けられた音出力部と、前記本体ケース内に設けられた振動部と、前記音出力部および前記振動部に接続された制御部と、この制御部に接続された通信部とを備え、
前記本体ケースの外表面には光量測定部を設け、この光量測定部に入射する光が所定値以下の光量になった場合には、前記音出力部から注意音を出す動作、あるいは、前記振動部を用いて前記本体ケースを振動させる動作のうち、少なくともどちらか一方を実施する構成とした構内呼出端末。
【請求項2】
前記光量測定部と前記音出力部を、前記本体ケースの同一面に配置した請求項1に記載の構内呼び出し端末。
【請求項3】
前記光量測定部と前記音出力部とを近接して設けた請求項2に記載の構内呼び出し端末。
【請求項4】
前記本体ケースを箱状とし、この本体ケースの前面に表示部を設け、側面に前記光量測定部と前記音出力部とを設けた請求項3に記載の構内呼び出し端末。
【請求項5】
通信部は、呼び出しサーバからのメッセージを受け取る構成とし、この通信部が前記呼び出しサーバからのメッセージを受け取った時には、前記制御部により前記光量測定部に入射する光が所定値以下の光量であるか否かを確認し、この光量が所定値以下の光量である時には、前記音出力部による呼び出し音の大きさを、通常の呼び出し音よりも大きくする構成とした請求項1から4のいずれか一つに記載の構内呼び出し端末。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2012−129666(P2012−129666A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−277600(P2010−277600)
【出願日】平成22年12月14日(2010.12.14)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】