説明

横型製袋充填機の供給装置

【課題】物品の長さ寸法の変更に簡単に対応し得ると共に、柔らかい物品を損傷することなく一定間隔で搬送する。
【解決手段】供給コンベヤ14は、無端チェン12,12間に架設されて載置部を構成する多数の搬送バー13に物品Wを載置して搬送する。供給コンベヤ14に設けられた各空所Sに対応して配設されて供給コンベヤ14と一体的に走行する作動部材15は、空所Sを介して載置部から突出する作動位置と突出しない退避位置との間を移動する。供給コンベヤ14の物品搬送路の下方に、作動部材15を作動位置に保持して案内する固定ガイドレール21が配設される。固定ガイドレール21の上流側に配設した可動ガイドレール23が切替え手段22で上方位置に切替えられると、上流側から到来する作動部材15は可動ガイドレール23によって固定ガイドレール21に移行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、横型製袋充填機の供給装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
横型製袋充填機の製袋手段で筒状成形されたフィルムに向けて物品を供給する装置は、例えば無端チェンに所定間隔で取付けた多数のアタッチメントにより、物品を一定間隔で筒状フィルムに向けて押送するよう構成されている。アタッチメントにより物品を押送しつつ供給する場合、搬送すべき物品の長さが大きく変化するのに対応して、無端チェンに多数設けたアタッチメントの配設間隔を変更することが好ましい。
【0003】
そこで、前記問題に対処するための各種の装置が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。特許文献1に開示の装置は、無端チェンにアタッチメントを回動自在に配設し、該アタッチメントを搬送面から突出する搬送姿勢と、突出しない非搬送姿勢とに切替えるよう構成されている。すなわち、各アタッチメントの姿勢を選択的に切替えることで、物品の長さに応じて搬送姿勢とするアタッチメントの間隔を変更し得るようになっている。
【0004】
また特許文献2に開示の装置は、ベルトコンベヤ等からなる複数の無端コンベヤを直列に設けて構成され、前工程からランダムな間隔で移送されてきた物品を、一包装長のフィルムに対する所定位置に位置合わせされた状態で1個ずつ筒状フィルムに向けて一定間隔毎に送り込むことができるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2000−128331号公報
【特許文献2】特公平7−67922号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
横型製袋充填機では、個別物品を1個ずつ包装する場合と、複数物品を纏めて一括包装する場合とがある。そして特許文献1に開示の装置では、固定配置されている上板に載置された物品を、前記アタッチメントにより押送する構成であるため、物品がパン等の柔らかいものであったり、あるいはこれらパンを複数個単位毎に搬送する場合、前者では上板との摩擦抵抗に起因してアタッチメントの押送力で潰れて損傷するおそれがあり、また後者においては複数個ずつの集合状態の姿勢が変化してしまう問題が指摘される。
【0007】
また特許文献2に開示の装置では、個々の物品を一定間隔毎に切り離した状態で筒状フィルムに送り込むことは良好に行ない得るが、例えば、ロールパン等からなる菓子パンを複数個単位で纏めた状態にして一括包装を行なうようなものには対応できないため、横型製袋充填機を別途設置する必要があった。しかしながら、設備コストや設置スペースの確保等の観点から、これら両物品の兼用包装を行ない得る機械が望まれている。
【0008】
しかし、筒状フィルムに対する所定位置に位置合わせされた状態で物品群を送り込みできるように、物品を人手によって複数個単位毎に纏めた状態として無端コンベヤに載置しようとする場合に、物品を載置するための目安が無端コンベヤに無いことから、無端コンベヤの所定位置に物品群を纏まり状態で載置することが困難であった。また、物品群における個々の物品が間延び状態となってしまい、筒状フィルムの所定位置に纏まった状態で受け渡されず、エンドシール機構での噛み込み等を起こすおそれがある。
【0009】
すなわち本発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、物品の長さ寸法の変更に簡単に対応し得ると共に、柔らかい物品を損傷することなく一定間隔で搬送し得る横型製袋充填機の供給装置を提供することを目的とする。また本願の別の目的は、1個ずつの物品と一括包装のための物品群とを兼用包装できる横型製袋充填機の供給装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前述した課題を解決し、所期の目的を達成するため、請求項1の発明に係る横型製袋充填機の供給装置は、
循環走行する一対の無端索体に配設され、物品を載置して走行する載置部を備えた供給コンベヤと、
前記載置部の走行方向に所定間隔毎に設けた夫々の空所において、物品の載置面から突出する作動位置および該載置面より上方に突出しない下方の退避位置に移動可能で該載置部と共に走行する作動部材を備え、
個々の物品を包装する場合は、全ての作動部材を前記退避位置に切替え保持し、複数個単位の物品群として包装する場合は、物品群の長さに応じて作動部材を作動位置に切替え作動して、各作動部材で仕切られた載置部に物品群を載置して搬送するよう構成したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、物品を載置して走行する載置部と共に前進移動する作動部材を、載置部に所定間隔毎に設けた空所において、物品の載置面から突出する作動位置および該載置面より突出しない下方の退避位置とに切替えるよう構成したから、個々の物品を包装する場合は、全ての作動部材を退避位置に切替えることで、無端ベルトが採用された同種のコンベヤと同様に前工程から移送されてきた物品を1個ずつ物品同士の間隔が詰まった状態で受け取って搬送することができ、また複数個単位の物品群として包装する場合は、作動位置に切替えられて物品搬送方向の前後に離間する作動部材の間隔を、物品や物品群の長さ寸法の変更に応じて簡単に変えることができる。しかも作動部材は載置部と共に前進移動するから、載置部に載置されている物品が摩擦抵抗に起因して損傷したり、複数物品の集合状態の姿勢が変化するのを抑制し得る。
【0011】
請求項2に係る発明は、前記一対の無端索体に架設されて載置部から没した位置に臨む保持部材を備え、該保持部材に、前記作動部材をスライド自在に支持した。
請求項2の発明によれば、作動部材は保持部材に支持されて作動位置と退避位置との間を円滑に移動する。また、筒状フィルムや下流側のコンベヤ等への物品受渡し時に、物品に対して作動部材が傾動することなく載置部の物品載置面に対して垂直に退避位置に向けて移動することができ、物品を蹴り出して姿勢を崩すことはない。
【0012】
請求項3に係る発明では、前記作動部材は、前記退避位置において、その上端部が前記空所に臨んで前記載置部間の隙間を埋めるよう構成した。
請求項3の発明によれば、作動部材を退避位置に切替えることで、その上端部を空所に臨ませて隙間を埋めるようにしたから、物品搬送に支障がないよう作動部材の上端部で物品を支持することが可能となる。
【0013】
請求項4に係る発明は、前記載置部は、前記一対の無端索体に回動自在に架設した搬送バーを走行方向に並設し、前記無端索体の走行に伴い各搬送バーに回転を付与して該搬送バーに載置した物品を、前記作動位置において載置面から突出した後方の作動部材に向けて移動させる移動手段を備える。
請求項4の発明によれば、載置部に載置されている物品や物品群を、移動手段により搬送方向後方の作動部材に当接させることができ、物品や物品群の前後間隔を、作動位置に切替えられている作動部材の前後間隔に一致させることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る横型製袋充填機の供給装置によれば、物品や物品群の長さ寸法の変更に簡単に対応し得ると共に、柔らかい物品を損傷させることなく、また物品群の姿勢を変化させることなく搬送することができる。また、個別物品の包装と複数物品の一括包装とを、1台の横型製袋充填機で行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】実施例1に係る横型製袋充填機の供給装置を示す概略側面図である。
【図2】実施例1に係る横型製袋充填機の供給装置を示す概略平面図である。
【図3】実施例1に係る横型製袋充填機の供給装置の要部を上流側から視た状態で示す縦断正面図である。
【図4】実施例1に係る横型製袋充填機の供給装置の要部を示す平面図である。
【図5】実施例1に係る横型製袋充填機の供給装置の要部を示す縦断側面図である。
【図6】実施例1に係る横型製袋充填機の供給装置を、物品の長さが変更された場合に対応して作動部材の位置を切替えた状態で示す説明図である。
【図7】実施例1に係る横型製袋充填機の供給装置の変更例を示すものであって、搬送バーを自転させることで載置部上の物品を後方の作動部材に向けて移動させる構成を示す説明図である。
【図8】実施例2に係る横型製袋充填機の供給装置を示す概略側面図である。
【図9】実施例2に係る横型製袋充填機の供給装置を示す概略平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に、本発明に係る横型製袋充填機の供給装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
【実施例1】
【0017】
図1および図2は、実施例1に係る横型製袋充填機の供給装置10の全体構成を示すものであって、供給源から繰出された帯状フィルムが製袋手段11により成形された筒状フィルムに、物品Wを複数個単位で纏めた物品群(以後、物品群についても符号Wで示すこととする)が供給装置10から所定間隔毎に供給されると共に、連続的にセンターシールが施される。そして、フィルム移送機構によって一定速度で移送される筒状フィルム中に所定間隔毎に供給された各物品群Wの中間位置で、エンドシール機構によりエンドシールが施されるよう構成される。
【0018】
前記供給装置10は、物品Wの搬送方向と交差する幅方向に離間して平行に循環走行する一対の無端チェン12,12と、両無端チェン12,12間に回動自在に架設されて走行方向に並設され、丸棒で形成された搬送バー13とを有する供給コンベヤ14を備え、多数の搬送バー13で構成されて物品Wが載置可能な載置部に物品Wを載置して前記筒状フィルムに向けて搬送し得るよう構成される。なお、供給コンベヤ14の下流側には、製袋手段11の下方の隙間に位置して、供給コンベヤ14から物品Wが受渡される補助コンベヤ25が配置されている。
【0019】
前記供給コンベヤ14を構成する無端索体としての無端チェン12,12の走行方向には搬送バー13が配設されていない空所Sが一定間隔毎に形成されると共に、各空所Sに対応して作動部材15が夫々供給コンベヤ14に配設され、該作動部材15は空所Sを介して出没するよう構成される。なお、供給コンベヤ14に対する作動部材15の配設構造については、前記無端チェン12が上流側から下流側に走行する物品搬送路側での状態で説明する。
【0020】
図3〜図5に示す如く、前記空所Sに対応する位置には、保持部材16が前記載置部から上方に突出しない状態で無端チェン12,12間に回動可能に架設され、上下方向に延在する一対のガイド部材17,17が幅方向に離間して設けられている。この一対のガイド部材17,17によって前記作動部材15が保持部材16に対してスライド自在に支持され、該作動部材15は、その上端部が空所Sを介して載置部から上方に突出する作動位置と載置部から突出しない退避位置との間を移動するよう構成されている。なお、前記保持部材16における空所Sに臨む上端縁は、前記搬送バー13における物品載置面と同一高さに設定されている。また作動部材15が退避位置に移動した際に、その上端縁が搬送バー13における物品載置面と同一高さとなるよう設定されると共に、空所Sに物品Wが落ち込んだり空所Sによる段差で物品Wが引掛かる等の物品搬送に支障を来たすことがないように、作動部材15の上端部が空所Sに臨んで該空所Sを画成する前後の搬送バー13,13間の隙間を埋めるよう構成される。
【0021】
前記作動部材15は、図3に示す如く、正面視において略T字状に形成され、その垂直延出部15aに前記ガイド部材17,17が配設されて、上部の水平延出部15bが前記空所Sから出没するようになっている。また、垂直延出部15aに配設した第1係止部15cと、前記保持部材16の下端部に配設した第2係止部16aとの間に弾性部材としての引張りバネ18が張架されており、作動部材15は、常には引張りバネ18により退避位置に向けて付勢されている。なお、垂直延出部15aの下端が、保持部材16の下端に配設されたストッパ16cに当接することで、作動部材15は退避位置に保持されるようになっている。また、垂直延出部15aの幅方向両側には、後述する可動ガイドレール23および固定ガイドレール21の上面を転動するローラ19,19が自由回転可能に配設されている。
【0022】
前記保持部材16には、各無端チェン12に対する枢支部16dの夫々に、下方に向けて延出する連結杆16bが一体的に回動するよう配設されている。また、前記枢支部16dより上流側の各無端チェン12の内側に、リンク杆20が夫々上端部において枢支されており、各リンク杆20の下端部が、対応する前記連結杆16bの下端部に枢支されて、供給コンベヤ14の走行時における保持部材16および作動部材15の姿勢を適正に保持するよう構成される。
【0023】
前記供給コンベヤ14における物品搬送路の下方には、図1に示す如く、その下流端近傍から上流側の所定位置までの間に、物品搬送路に沿って一対の固定ガイドレール21,21が配設され、該固定ガイドレール21上を前記作動部材15におけるローラ19が転動するよう構成される。そして、作動部材15の両ローラ19,19が固定ガイドレール21,21の上面を転動する際には、該作動部材15が作動位置に保持されて案内されるよう設定される。なお、ローラ19,19が固定ガイドレール21,21から離脱すると、作動部材15は引張りバネ18に付勢されているので退避位置に移動して、保持部材16のストッパ16cに当接することで保持されるようになっている(図5参照)。
【0024】
前記各固定ガイドレール21の上流側には、エアシリンダ等の切替え手段22により上下動する可動ガイドレール23が夫々配置されている。各可動ガイドレール23は、物品搬送路と平行な水平面部23aの上流端に、上流側に向かうにつれて下方傾斜する傾斜面部23bが連設されており、切替え手段22を作動することで、水平面部23aの上面が固定ガイドレール21の上面と略一致する上方位置と、水平面部23aの上面が固定ガイドレール21の下面より下方に離間した下方位置とに切替えられる。可動ガイドレール23が上方位置に切替えられたときには、その下流端が固定ガイドレール21の上流端に接続されると共に、傾斜面部23bの上流端が前記退避位置に臨んでいる作動部材15におけるローラ19の位置より下方に位置するよう設定される。そして、上流側から到来する作動部材15のローラ19が傾斜面部23bに沿って転動することで、前述した如く作動部材15が前記保持部材16に対してスライドして退避位置から作動位置に向けて垂直に移動し、水平面部23aから固定ガイドレール21に移行することで、以後は作動部材15は作動位置に保持された状態で前進移動するよう構成される。また、可動ガイドレール23が下方位置に切替えられたときに、その水平面部23aの上面レベルは、退避位置に臨んでいる作動部材15におけるローラ19の位置より下方に位置して、上流側から到来する作動部材15のローラ19は可動ガイドレール23の上方を通過して固定ガイドレール21には案内されず、作動部材15は退避位置に保持されたまま下流側に移動するよう構成される。
【0025】
〔実施例1の作用〕
次に、前述した実施例1に係る横型製袋充填機の供給装置の作用につき説明する。
【0026】
前記切替え手段22の作動によって可動ガイドレール23が上方位置に切替えられると、その下流端が固定ガイドレール21の上流端に接続されて、水平面部23aの上面が固定ガイドレール21の上面と略一致すると共に、傾斜面部23bの上流端が退避位置に臨んでいる作動部材15におけるローラ19の位置より下方に位置する。従って、供給コンベヤ14の無端チェン12,12と一体的に移動して上流側から可動ガイドレール23の配設位置に到来する作動部材15の夫々は、供給コンベヤ14の走行に伴って前記各ローラ19が可動ガイドレール23の傾斜面部23bを転動することで、前記引張りバネ18の付勢に抗して保持部材16に対してスライドして退避位置から作動位置に向けて垂直に移動される。そして、ローラ19が水平面部23aに至ることで、作動部材15は前記空所Sから水平延出部15bが上方に突出する作動位置に至り、このままの状態でローラ19が水平面部23aから固定ガイドレール21に移行し、作動部材15は作動位置に保持されたまま下流端部まで移動する。従って、前工程から供給される複数個単位の物品群Wを、供給コンベヤ14の載置部から突出する前後の作動部材15,15により画成される区画内に収容した状態で搬送することができ、前記製袋手段11で成形される筒状フィルムに対して所定位置に位置決めされた状態で個々の物品群Wを送り込むことができる。この場合に、作動部材15は供給コンベヤ14の載置部と一体的に移動するから、載置部に載置された物品Wが摩擦抵抗に起因して損傷することはない。また、物品群Wの集合状態が変化することもなく、筒状フィルムに対して物品群Wを纏まり状態で送り込み得る。なお、作動部材15は、リンク杆20,20により適正な姿勢に保持されている保持部材16に対してスライド自在に支持されているから、作動部材15は退避位置から作動位置に向けて円滑に移動する。
【0027】
前記供給コンベヤ14の載置部に載置搬送されて筒状フィルムに送り込まれる物品群Wの後方に位置する作動部材15は、前記ローラ19,19が固定ガイドレール21,21から離脱することで、引張りバネ18の付勢により退避位置に移動し、垂直延出部15aの下端が前記保持部材16のストッパ16cに当接することで保持される。このとき、作動部材15は物品Wに対して傾動することなく、保持部材16に沿って載置部の物品載置面に対して垂直姿勢のまま退避位置に向けて下降するから、物品群Wを蹴り出して筒状フィルムに対する送り込み姿勢を崩すことはない。
【0028】
前記切替え手段22を作動して可動ガイドレール23が下方位置に切替えられると、その下流端が固定ガイドレール21の上流端から下方に離間し、水平面部23aの上面が退避位置に臨んでいる作動部材15におけるローラ19の位置より下方に位置する。従って、供給コンベヤ14の無端チェン12,12と一体的に移動して上流側から可動ガイドレール23の配設位置に到来する作動部材15の夫々は、ローラ19が可動ガイドレール23の上方を通過し、固定ガイドレール21の下方を下流側に移動する(図1の二点鎖線参照)。すなわち、作動部材15は退避位置に保持されたまま供給コンベヤ14の走行に伴って下流側に移動する。
【0029】
前述したように、切替え手段22により可動ガイドレール23を上方位置と下方位置に切替えることで、作動部材15を作動位置または退避位置に選択的に切替えることができ、載置部の上方に突出する作動部材15の前後間隔を変更することができる。従って、例えば図6に示すように、物品群Wの集合個数が変更され、物品群Wの長さが、無端チェン12に対する作動部材15の配設間隔より大きくなる場合は、作動部材15の位置を、走行方向に作動位置と退避位置とが交互になるように切替えることで対応し得る。なお、作動位置に切替える作動部材15は、走行方向に2つ置きあるいは3つ置きにする等、物品群Wの長さに応じて対応すればよい。
【0030】
ここで、作動位置に切替えられた作動部材15が物品群Wの後端に当接して搬送する場合は、図7に示す如く、物品搬送路を移動する搬送バー13の上側に接触可能な移動手段として接触部材24を固定配置することで対応し得る。この構成によれば、接触部材24に接触する各搬送バー13には、供給コンベヤ14の走行に伴って載置部上の各物品Wを後方に移動する回転が付与されるから、物品群Wにおける最後部の物品Wは、その後端が後方に位置する作動部材15に当接するよう移動される。また、その他の物品Wも夫々後方に移動して、物品相互の間隔は縮まり、各物品Wが間延びすることなく纏まった状態となる。なお、接触部材24の配設位置や領域は、供給コンベヤ14の載置部に載置された物品群Wが物品搬送終端部まで搬送される間に、その後端を対応する作動部材15に当接させ得る位置および領域であればよい。また、接触部材24の配設領域を通過すると、搬送バー13には回転は付与されなくなるから、物品Wが作動部材15あるいは後方の物品Wに過剰に押付けられることはない。すなわち、図7の構成によれば、供給コンベヤ14の載置部に載置されている物品群Wの前後間隔を、作動位置に切替えられている作動部材15の前後間隔に一致させることができ、物品群Wを筒状フィルムに向けて一定間隔で位置ずれなく送り込み得る。
【0031】
また、所定間隔で搬送されている個々の物品を所定数ずつあるいは物品群Wを所定群ずつに纏めて筒状フィルムに供給する場合は、前記作動部材15を搬送途中で作動位置から退避位置に切替えるよう構成すると共に、その切替え位置より下流側に前記接触部材24を配設することで対応し得る。この場合は、退避位置に切替えられた作動部材15の上を、物品搬送方向の前方に位置する物品Wあるいは物品群Wが後方に移動して、後方の物品Wあるいは物品群Wと纏められる。なお、前述したように物品群Wの長さが変わった場合、または物品Wや物品群Wを纏める場合は、物品Wが空所S上に位置したり後方に移動する際に空所S上を通過することとなるが、退避位置に切替えられた作動部材15の上端縁が搬送バー13における物品載置面と同一高さとなり、かつ上端部が空所Sに臨んで物品搬送に支障を来たすことがないよう隙間を埋めるようにしたから、物品Wを作動部材15の上面で安定して支持し得ると共に、その上方を通過する物品Wを円滑に案内し得る。
【実施例2】
【0032】
図8および図9は、実施例2に係る横型製袋充填機の供給装置26の全体構成を示すものであって、該供給装置26は、前工程から移送されてきた物品Wを載置部に載置して搬送する第1コンベヤ27と、この第1コンベヤ27の下流側に接続され、横型製袋充填機の製袋手段11により成形された筒状フィルムに向けて物品Wを供給する第2コンベヤ28とを基本的に備えている。そして、実施例2の供給装置26は、前工程から移送されてきた物品Wを1個ずつ包装する場合には、第1コンベヤ27では物品Wを押送する押送部材等を用いることなく物品同士の間隔が詰まった状態で搬送するよう設定され、また複数物品を纏めて一括包装する場合には、作動部材15を目安として第1コンベヤ27の載置部に人手により載置された複数の物品Wを纏まり状態で搬送するよう設定されるようになっている。なお、第1コンベヤ27の構成は、基本的に前記実施例1の供給コンベヤ14と同一であるので、同一部材には同じ符号を付して詳細説明は省略する。また、その他、実施例1と共通する部材については、同じ符号を付すものとする。
【0033】
前記第1コンベヤ27および第2コンベヤ28は、サーボモータやインバータ制御によるモータ等からなる速度制御可能な第1モータM1および第2モータM2により駆動されるようになっており、両モータM1,M2は、制御手段29により制御される。第2コンベヤ28は、無端ベルトを第2モータM2により所定方向に循環走行するベルトコンベヤからなり、フィルム給送速度と同じ速度で走行するよう第2モータM2が駆動制御されて、物品Wを筒状フィルムに向けて送り込むようになっている。また、第2コンベヤ28の下流側に配設される前記補助コンベヤ25も、フィルム給送速度と同じ速度で走行するよう駆動される。なお、第1コンベヤ27の走行速度は、後述する如く物品Wの包装単位に応じて第2コンベヤ28の走行速度との関係で所定の速度比に設定される。
【0034】
前記第1コンベヤ27および第2コンベヤ28における物品搬送路の上方には、対応するコンベヤ27,28と略同速で走行される無端ベルトからなる一対の第1サイドコンベヤ30,30および第2サイドコンベヤ31,31が、図9に示すように搬送ラインの中心を挟んで幅方向に離間して付設されている。このサイドコンベヤ30,30,31,31は、個別物品の包装および複数物品の一括包装を行なう際に、第1コンベヤ27または第2コンベヤ28により搬送される物品Wまたは物品群Wを側方から支持しつつ下流側へ案内し得るよう構成される。なお、第1サイドコンベヤ30,30および第2サイドコンベヤ31,31の夫々の離間間隔は、物品Wまたは物品群Wのサイズに応じて調節可能に構成されている。また個別物品の包装に際しては、第1コンベヤ27に対応して設けられる第1サイドコンベヤ30,30の間隔を、下流側に向かうにつれて近接するよう調節して、第1コンベヤ27で搬送される物品Wを搬送ラインの中心に幅寄せするようにするのが好ましい。
【0035】
前記第1コンベヤ27の上流側に、個別物品の包装を行なう際に、前工程から移送されてくる物品Wを第1コンベヤ27に受渡す第3コンベヤ32が配設されている。この第3コンベヤ32は、コンベヤフレームに配設した複数のプーリに巻掛けた無端ベルトをモータにより所定方向に循環走行するベルトコンベヤからなり、その搬送終端部を第1コンベヤ27の上方に臨ませている。またコンベヤフレームは揺動自在に配設され、エアシリンダ等の昇降手段33により、その搬送終端部を、第1コンベヤ27に物品Wを受渡し可能な下降位置と、上方に離間した上昇位置とに切替えるよう上下動される。なお、第3コンベヤ32は、個別物品の包装を行なう場合には、その搬送終端部を下降位置に切替え、また複数物品の一括包装を行なう場合には、その搬送終端部を上昇位置に切替えると共に走行を停止するよう設定されている。また第3コンベヤ32の走行速度は、前工程からの所定時間あたりの物品流入量に応じて設定されて、個別物品の包装を行なう場合には、第1コンベヤ27の載置部に物品同士の間隔が詰まった状態で受渡し得る速度に設定されることが好ましい。
【0036】
なお、前記第1コンベヤ27における物品搬送路の下方に配設される前記可動ガイドレール23における水平面部23aの上流端は、前記第3コンベヤ32から物品Wが受渡される搬送始端部より下流側の位置に設定されている。これにより、複数物品の一括包装を行なう際に可動ガイドレール23が上方位置に切替えられた状態で、その傾斜面部23bに沿って転動する各ローラ19が水平面部23aに至ることで作動位置に移動する際に作動部材15の上端部が、第1コンベヤ27の上方に臨む第3コンベヤ32と干渉しないよう構成される。
【0037】
前記第2コンベヤ28には、物品Wの通過を検出する物品検出センサ34が配設されている。制御手段29は、物品検出センサ34からの物品検出信号の入力によって、筒状フィルムに対する所定位置に物品Wが送り込まれるタイミングに合わせて、フィルム移送機構とエンドシール機構の同期的な駆動を開始するよう制御する。また制御手段29には、タッチパネルディスプレイ等の入力手段35が接続され、該入力手段35によって包装する品種毎に包装速度やフィルムカットピッチおよび個別物品を包装する品種または複数物品を一括包装する品種とに対応して必要とされる動作データ、その他の各種データが入力設定されることで、これらデータ値が記憶される。そして、入力手段35による品種設定操作に基づいて、個別物品を包装する品種または複数物品を一括包装する品種が選択可能に設定されている。そして制御手段29は、選択された品種が個別物品を包装するものかあるいは複数物品を一括包装するものである場合に、対応して昇降手段33および切替え手段22を作動制御すると共に、第1コンベヤ27、第2コンベヤ28および第3コンベヤ32の各モータM1,M2を制御するよう設定される。
【0038】
〔実施例2の作用〕
次に、前述した実施例2に係る横型製袋充填機の供給装置の作用につき説明する。
【0039】
前工程から移送されてきた物品Wを受入れて自動化ラインによって個別物品を包装するに際し、前記入力手段35の品種設定操作により、個別物品の包装を行なう品種が選択されると、前記制御手段29は、当該品種に対して記憶された制御データ値に基づき、昇降手段33および切替え手段22を作動して、第3コンベヤ32の物品搬送終端を下降位置に切替えると共に可動ガイドレール23を下方位置に切替える。また第1コンベヤ27の走行速度を、フィルム給送速度と同じ速度での走行速度に設定される第2コンベヤ28の走行速度より低速とするよう第1モータM1を制御する。なお、第2コンベヤ28に対する第1コンベヤ27の速度比は、物品Wのサイズ、性状あるいは前工程からの所定時間あたりの物品流入量等の各条件に応じて最適比率が、前記入力手段35で設定し得るようになっている。
【0040】
前工程から移送されてくる物品Wは、第3コンベヤ32を経て第1コンベヤ27の載置部に物品同士の間隔が詰まった状態で受渡されて搬送される。なお、前記可動ガイドレール23は下方位置に切替えられており、第1コンベヤ27と一体的に移動する各作動部材15の各ローラ19は可動ガイドレール23と固定ガイドレール21との間を通過して、固定ガイドレール21に案内されることがないから、各作動部材15は載置部から突出しない退避位置に保持されたまま移動し、例えば無端ベルトが採用された同種のコンベヤ同様に第3コンベヤ32から第1コンベヤ27へ物品Wが連続的に受渡される。
【0041】
前記物品Wが、第1コンベヤ27より高速で走行している第2コンベヤ28に移載されると、第1コンベヤ27に載置されている後続の物品Wから切離される。第2コンベヤ28で搬送される物品Wを、前記物品検出センサ34が検出すると、筒状フィルムに対する所定位置に物品Wが送り込まれるタイミングに合わせて、それまで停止待機していたフィルム移送機構とエンドシール機構の同期的な駆動が開始される。これにより、第2コンベヤ28から補助コンベヤ25に受渡された物品Wは、製袋手段11により成形される筒状フィルムの所定位置に供給される。また、後続の物品Wは第2コンベヤ28で一定間隔毎に移送されて物品検出センサ34に所定タイミング毎に検出されることで、フィルム移送機構とエンドシール機構は停止することなく連続的に駆動される。なお、第1コンベヤ27および第2コンベヤ28で搬送される物品Wは、第1サイドコンベヤ30,30および第2サイドコンベヤ31,31により両側から支持されて、筒状フィルムに対して搬送ライン中心に位置合わせされて供給される。
【0042】
前工程から移送されてきた物品Wを複数個単位の物品群Wとして一括包装するに際し、前記入力手段35の品種設定操作により、複数物品の一括包装を行なう品種が選択されると、前記制御手段29は、当該品種に対して記憶された制御データ値に基づき、昇降手段33および切替え手段22を作動して、第3コンベヤ32の搬送終端部を上昇位置に切替えると共に可動ガイドレール23を上方位置に切替える。また第1コンベヤ27の走行速度を、フィルム給送速度と同じ速度での走行速度に設定される第2コンベヤ28の走行速度と同じ速度となるよう第1モータM1を制御すると共に、第3コンベヤ32については走行を停止するよう制御する。
【0043】
前記第1コンベヤ27の走行に伴って移動する各作動部材15は、前記可動ガイドレール23の上方位置への切替えによって、第1コンベヤ27の物品搬送路を移動する際には、前記空所Sから水平延出部15bが上方に突出する作動位置に保持されたまま前進する。
【0044】
前工程のコンベヤから物品Wを一包装単位となる複数個ずつの物品群Wとして、人手により第1コンベヤ27の載置部に載置する際には、作動位置に保持されている作動部材15の前方の載置部に、複数の物品Wを軽く押付けるようにして纏まった物品群Wとして載置するようにすればよい。第1コンベヤ27で搬送される前記物品群Wは、前記第1サイドコンベヤ30,30により両側から支持されて、纏まり状態が保持されて第2コンベヤ28に受渡され、以後は前述した個別物品の包装の場合と同様に、前記物品群Wは製袋手段11により成形される筒状フィルムの所定位置に供給される。この場合に、第2コンベヤ28の走行速度は第1コンベヤ27の走行速度と同一であり、また第2コンベヤ28で搬送される物品群Wは、前記第2サイドコンベヤ31,31により両側から支持されて纏まり状態が保持されるから、該第2コンベヤ28から補助コンベヤ25を介して筒状フィルムに供給される物品群Wは間延びすることなく供給され、エンドシール機構による噛み込み等を起こすのを防止し得る。なお、サイドコンベヤ30,28で物品Wを両側から支持する構成は、特に複数物品の段重ね品等を、姿勢変化や重ねずれを生じることなく良好に搬送することができる。
【0045】
以上説明したように、実施例2では第1コンベヤ27に、載置部から突出する作動位置と突出しない退避位置との間を移動する作動部材15を切替え可能に配設したから、個別物品を包装する場合と、複数物品を一括包装する場合の何れにも、1台の横型製袋充填機で対応することができる。従って、横型製袋充填機を複数台設置する場合に比べ、設備コストを低廉に抑えることができると共に、省スペース化を図り得る。また第2コンベヤ28の走行速度は、フィルム給送速度と同じに設定されているから、個別物品の包装および複数物品の一括包装の何れの場合も、物品Wおよび物品群Wを筒状フィルムの所定位置に供給することができる。更に、前記入力手段35の品種設定操作により選択された品種に応じて制御手段29が、昇降手段33および切替え手段22を切替え作動すると共に、各コンベヤ27,28の走行速度を自動制御するから、品種変更時の段取り作業が簡単となる。
【0046】
〔変更例〕
本願は前述した各実施例の構成に限定されるものでなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
1.実施例では、供給コンベヤ14または第1コンベヤ27として、無端チェン間に複数の搬送バー13を走行方向に並設し、該搬送バー13に物品Wを載置して搬送する構成で説明したが、この構成に限定されるものでなく、無端ベルトその他の無端索体間に、複数の薄板状部材あるいは無端コンベヤが周回するのに支障が無い、例えば柔軟な板状シート状載置部を配設した構成等、物品Wを載置して搬送し得る載置部を有するものであればその他の構成を適宜に採用し得る。
2.実施例では、切替え手段22を制御手段29で切替え作動するよう設定したが、全ての作動部材15を作動位置に切替えたり退避位置に切替える場合等には、切替え手段22を手動により作動する構成としてもよい。
3.実施例では、切替え手段22で可動ガイドレール23を上下動することで作動部材15の位置を切替えるよう構成したが、この構成に限定されるものでなく、作動部材15を作動位置と退避位置とに切替えることができるその他の構成を採用し得る。例えば、実施例では作動部材15を常には引張りバネ18により退避位置に向けて付勢保持するよう構成したが、引張りバネあるいは自重により作動部材15を常には作動位置に保持するようにし、供給コンベヤ14や第1コンベヤ27における物品搬送路の下方に、作動部材15が物品搬送路以外を移動する際には退避位置に保持するような形状のガイドレール(切替え手段)を配設するようにしてもよい。あるいは、個々の作動部材15に対応してシリンダ等の切替え手段を配設して、該作動部材15を個別に上下動する構成を採用し得る。
4.図7に示す接触部材24に代えて、無端ベルトコンベヤ(移動手段)を物品搬送路の上側または下側に配設し、該コンベヤを所定方向に走行することで、載置部上の物品Wを後方に移動する回転を搬送バー13に付与する構成を採用し得る。
5.実施例2における作動部材15は、第1コンベヤ27に配設される構成に限らず、第1コンベヤ27と別体で同期して走行する無端索体に配設する等、第1コンベヤ27と共に移動させ得るその他の構成を採用することができる。
6.実施例2では、複数物品の一括包装に際して、第1コンベヤ27の走行速度を第2コンベヤ28の走行速度と同じ速度となるよう第1モータM1を制御するようにしたが、第1コンベヤ27の走行速度を第2コンベヤ28の走行速度より僅かに高速となるよう第1モータM1を制御してもよく、この場合は第1コンベヤ27から第2コンベヤ28への物品群Wの受渡しに際して、第1コンベヤ27での多少広めの纏まり状態を第2コンベヤ28で密接状態にできる。なお、第2コンベヤ28に対する具体的速度比の設定は、前述した個別物品を包装する際の設定と同様に、実際の物品Wの纏まり状況に応じて入力手段35でデータ入力される任意の値を設定し得る。
7.実施例2の第3コンベヤ32は、ライン接続される際に適用すればよく、個包装・一括包装を問わず第1コンベヤ27への物品Wの人手供給時は配設する必要はない。
8.実施例2では、サイドコンベヤ30,31および第3コンベヤ32を、循環走行する無端ベルトにより物品Wを案内したり搬送する構成で説明したが、この構成に限定されるものでなく、自由回転するローラを搬送方向に並設したもの等、物品Wの案内または搬送可能な構成であればその他の手段を適宜に採用し得る。なお、サイドコンベヤ30,31は、個別物品の包装あるいは複数物品の一括包装に際して、物品Wの性状や形状等の条件によって必要に応じて採用すればよい。
【符号の説明】
【0047】
12 無端チェン(無端索体),13 搬送バー(載置部),14 供給コンベヤ
15 作動部材,16 保持部材,24 接触部材(移動手段),W 物品、物品群
S 空所

【特許請求の範囲】
【請求項1】
循環走行する一対の無端索体(12,12)に配設され、物品(W)を載置して走行する載置部(13)を備えた供給コンベヤ(14)と、
前記載置部(13)の走行方向に所定間隔毎に設けた夫々の空所(S)において、物品(W)の載置面から突出する作動位置および該載置面より上方に突出しない下方の退避位置に移動可能で該載置部(13)と共に走行する作動部材(15)を備え、
個々の物品(W)を包装する場合は、全ての作動部材(15)を前記退避位置に切替え保持し、複数個単位の物品群(W)として包装する場合は、物品群(W)の長さに応じて作動部材(15)を作動位置に切替え作動して、各作動部材(15)で仕切られた載置部(13)に物品群(W)を載置して搬送するよう構成した
ことを特徴とする横型製袋充填機の供給装置。
【請求項2】
前記一対の無端索体(12,12)に架設されて載置部(13)から没した位置に臨む保持部材(16)を備え、該保持部材(16)に、前記作動部材(15)をスライド自在に支持した請求項1記載の横型製袋充填機の供給装置。
【請求項3】
前記作動部材(15)は、前記退避位置において、その上端部が前記空所(S)に臨んで前記載置部(13,13)間の隙間を埋めるよう構成した請求項1または2記載の横型製袋充填機の供給装置。
【請求項4】
前記載置部(13)は、前記一対の無端索体(12,12)に回動自在に架設した搬送バー(13)を走行方向に並設し、前記無端索体(12,12)の走行に伴い各搬送バー(13)に回転を付与して該搬送バー(13)に載置した物品(W)を、前記作動位置において載置面から突出した後方の作動部材(15)に向けて移動させる移動手段(24)を備える請求項1〜3の何れか一項に記載の横型製袋充填機の供給装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−247901(P2010−247901A)
【公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−145443(P2010−145443)
【出願日】平成22年6月25日(2010.6.25)
【分割の表示】特願2005−169848(P2005−169848)の分割
【原出願日】平成17年6月9日(2005.6.9)
【出願人】(000136387)株式会社フジキカイ (129)
【Fターム(参考)】