説明

歩行型田植機

【課題】 歩行型田植機において、予備苗を位置ずれや浮き上りしにくいようにして、かつ、機体後方からの前方視の障害になりにくいようにして予備苗載せ台に収容できるようにする。
【解決手段】 予備苗載せ台50の苗載置面53の前後及び両横側に、苗箱Bの位置ずれを抑制する滑り止めストッパー54,55,56,57を設けてある。苗載置面53の前側に、苗箱Bの浮き上がりを抑制する浮き止めストッパー58を設けてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自走機体の後部に苗植え作業部及び操縦ハンドル杆を設け、前記苗植え作業部の機体前方側に、マット状予備苗を載置貯留する予備苗載置台を設けた歩行型田植機に関する。
【背景技術】
【0002】
上記の歩行型田植機として、従来、たとえば特許文献1に示されるものがあった。
特許文献1に示されるものは、予備苗載せ台としての支持枠18を備えたものである。そして、支持枠18は、左右一対の主枠19,19に連結された前後一対の横杆20,20及び左右一対の受杆21,21に、予備苗Aを苗箱に収容した状態で載置し、苗箱は、前端が低い姿勢になって支持されるものである。さらに、苗箱の前部が受部20aによって受け止められる。左右の主枠19の上端部が、横杆20及び受杆21よりも上方に突出しており、主枠19の上端部によって苗箱を横側方から受け止め支持させることが可能なものである。
【0003】
【特許文献1】実開平5−76211号公報(段落〔0008〕,〔0009〕、図1−4)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した従来の予備苗載せ台を採用すると、予備苗載せ台に収容した予備苗が後上がり傾斜の姿勢になり、予備苗の後端側が前端側よりも高い配置高さに位置することから、作業者が機体後方から前方を見通す際、予備苗の後端側が障害になって前方を見通しにくくなることがあった。
【0005】
本発明の目的は、予備苗を機体後方から取り出しやすいようにして収容することができながら、予備苗が前方視の障害になりにくいようにして、かつ、予備苗の風や振動によるずれ動きや浮き上がりが発生しにくいようにして予備苗を収容することができる田植機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本第1発明にあっては、自走機体の後部に苗植え作業部及び操縦ハンドル杆を設け、前記苗植え作業部の機体前方側に、マット状予備苗を載置貯留する予備苗載置台を設けた歩行型田植機において、
前記予備苗載置台の苗載置面の前後及び両横側に、載置された苗箱の位置ずれを抑制する滑り止めストッパーを設け、
前記苗載置面の前側に、載置された苗箱の浮き上がり抑制をする浮き止めストッパーを設けてある。
【0007】
すなわち、予備苗載置面を水平やそれに近い状態の載置面にして予備苗が水平やそれに近い姿勢で収容されるようにしても、予備苗を予備苗載せ台に収容した場合、苗箱が風や振動の影響で位置ずれや浮き上がりしそうになっても、かつ、位置ずれ方向が前後、左右いずれの方向であっても、その方向に位置する滑り止めストッパーによって支持されて位置ずれしなくなり、さらに、浮き止めストッパーによって支持されて浮き上がらなくなる。そして、予備苗を機体後方側から取り出して苗植え作業部に補給するに当たり、苗箱の後端側を持ち上げながら引き出し操作することにより、苗箱が浮き止めストッパーから抜け出るとともに後側の滑り止めストッパーを乗り越えて、予備苗を苗箱と共に予備苗載せ台から取り出して苗植え作業部に供給することができ、このとき、苗箱が水平やそれに近い状態で予備苗載せ台に収容されていると、苗箱の後端側を持ち上げやすくなる。
【0008】
従って、本第1発明によると、予備苗を予備苗載せ台から取り出して苗植え作業部に補給する際、苗箱を予備苗載せ台から機体後方側に容易に取り出して苗補給することができるものでありながら、予備苗のずれ動きや浮き上がりに起因した苗崩れなどが発生しないようして予備苗を収容しておくことができ、かつ、予備苗を水平やそれに近い姿勢で収容させて予備苗が前方視の障害物になりにくいようにすることができる。
【0009】
本第2発明にあっては、本第1発明の構成において、前記予備苗載せ台の前端側に、圃場面の走行指標に位置合わせするセンタ指針を支持させてある。
【0010】
すなわち、圃場面の走行指標に位置合わせするセンタ指針を予備苗載せ台の前端側に支持させたものだから、センタ指針を自走機体の前端部に設ける場合に比べ、長さが短いセンタ指針を採用しても、センタ指針が予備苗載せ台や、予備苗載せ台に収容の予備苗に隠れにくくて機体後方側から見やすくなる。
【0011】
従って、本第2発明によると、センタ指針が機体後方側から見やすくて自走機体を走行指標に良好に沿わせて走行させることができるものでありながら、コンパクトなセンタ指針を採用して有利に得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1,2に示すように、左右一対の駆動自在な走行車輪1、機体前端部に配置したエンジン2を備えた自走機体の後部に、機体横方向に並ぶ4つの苗植付け機構11を備えた苗植え作業部10、左右一対の握り部8aを備えた操縦ハンドル杆8を設け、苗植え作業部10の機体前方側のエンジン2よりも後方側に予備苗載せ台50を設け、前記自走機体の機体フレーム20の下部に、機体横方向に並んだセンタ接地フロート3、サイド接地フロート4を支持させて、歩行型田植機を構成してある。
【0013】
この田植機は、稲苗の植付け作業を行うものであり、左走行車輪1や右走行車輪1を駆動自在に支持する車輪駆動ケース5に連動された昇降シリンダ6を操作すると、この昇降シリンダ6が左右の車輪駆動ケース5を機体フレーム20に対して上下に揺動操作して左右の走行車輪1を機体フレーム20に対して昇降操作することにより、自走機体を各接地フロート3,4が地面上に接地した下降作業状態と、各接地フロート3,4が地面上から上昇して離れた上昇非作業状態とに昇降操作する。自走機体を下降作業状態にして走行させると、各接地フロート3,4が圃場の泥面上を滑走して整地していき、苗植え作業部10は、各苗植付け機構11によって苗載せ台12に載置されたマット状苗から一株分のブロック苗を取り出すとともにこのブロック苗を圃場泥面の接地フロート3,4による整地後に植え付けていく。
【0014】
自走機体などについてさらに詳述すると、図1,2に示すように、エンジン2の後側近くに位置するミッションケース21、このミッションケース21の下部から機体前方向きに延出しているエンジン搭載フレーム22、前記ミッションケース21の後部から機体後方向きに延出している伝動ケース23、この伝動ケース23の延出端部に下部が連結しているセンタ駆動ケース24、このセンタ駆動ケース24の機体上下方向での中間部の両横側から機体両横外側方に向かって延出している伝動ケース25(図5参照)、前記左右の伝動ケース25それぞれの延出端部に上端部が連結しているサイド駆動ケース26によって、前記機体フレーム20を構成し、前記ミッションケース21の両横側部に前記車輪駆動ケース5の基部を機体横向きの軸芯まわりで回動自在に連結してある。
各車輪駆動ケース5は、ミッションケース21に対する所定の取付け角度に前記昇降シリンダ6によって保持されて、走行車輪1を所定の取り付け高さに維持する。
【0015】
操縦ハンドル杆8は、両端側が機体前後向きになり、中間部が機体横向きになるように屈曲成形した屈曲パイプ材で成り、図3の如く前記センタ駆動ケース24の下部ケース24aに下端部が連結された左右一対のハンドルフレーム7の上端部に中間部で支持されている。
【0016】
図3,4,5,6などに示すように、苗植え作業部10は、前記センタ駆動ケース24の下部ケース24aの両横側部、及び、前記各サイド駆動ケース26の機体内方側の横側部に設けた前記苗植付け機構11、前記左右一対のサイド駆動ケース26から機体後方向きに延出している支持フレーム13などに支持された摺動ガイドレール14と、前記各ハンドルフレーム7に固定された取付けアーム15(図1参照)とに機体横方向に摺動自在に支持させた前記苗載せ台12を備えて構成してある。
【0017】
図5,6などに示すように、各苗植付け機構11は、センタ駆動ケース24の下部ケース24a、又はサイド駆動ケース26が備えている苗植付け機構駆動軸16に一体回動自在に連結された駆動アーム17、センタ駆動ケース24又はサイド駆動ケース26の支持アーム部24c,26bに揺動自在に支持された揺動リンク18を介してセンタ駆動ケース24やサイド駆動ケース26に支持されている。図5に示すように、センタ駆動ケース24の前記苗植付け機構駆動軸16は、植付けクラッチ30を介してセンタ駆動ケース24の入力軸31にギヤ連動されており、前記伝動ケース23から入力軸31及び植付けクラッチ30を介して伝達される駆動力によって回動駆動される。これにより、苗植付け機構11は、苗植付け機構駆動軸16によって駆動アーム17を介して上下に揺動駆動され、苗植付け機構11の植付け爪11a(図3参照)の先端が回動軌跡T(図3参照)を描きながら苗載せ台12の下部と、圃場面との間を往復移動する苗植え運動を行う。図6に示すように、各サイド駆動ケース26の前記苗植付け機構駆動軸16は、伝動チェーン32を介してサイド駆動ケース26の入力軸33に連動されており、センタ駆動ケース24の出力軸34から前記伝動ケース25の伝動軸35、前記入力軸33、前記伝動チェーン32を介して伝達される駆動力によって回転駆動される。これにより、苗植付け機構11は、苗植付け機構駆動軸16によって駆動アーム17を介して上下に揺動駆動され、苗植付け機構11の植付け爪11a(図4参照)の先端が回動軌跡T(図4参照)を描きながら苗載せ台12の下部と、圃場面との間を往復移動する苗植え運動を行う。
【0018】
図2,4に示す如く苗載せ台12の両横端部に固定された連結部材36を、図5に示す如くセンタ駆動ケース24の上部ケース24bが機体横方向に往復摺動自在に備えている苗載せ台横送り軸37の両端部に各別に連結してある。図5に示すように、苗載せ台横送り軸37に一体移動及び相対回転自在に連結された駒部材38、この駒部材38の受動突起38aが係入した螺旋溝39aを外周面に備えた回転軸39、この回転軸39にギヤ機構40を介して連動された回転伝動軸41、この回転伝動軸41を前記苗植付け機構駆動軸16に連動させている伝動チェーン42を備えて成る苗横送り機構43をセンタ駆動ケース24に備えてある。
【0019】
これにより、苗植え作業部10は、苗載せ台横送り軸37を苗横送り機構43によって機体横方向に往復駆動して、この苗載せ台横送り軸37によって苗載せ台12を各苗植付け機構10の苗植え運動に連動させて、摺動ガイドレール14に沿わせて自走機体横方向に往復移送し、各苗植付け機構11の植付け爪11aにより、苗載せ台12に自走機体横方向に並べて載置されている複数枚のマット状苗のうちの対応する苗の下端部から一株分のブロック苗をマット状苗の横一端側から他端側に至る状態で順次に取り出し、取り出したブロック苗を摺動ガイドレール14が備えている苗取り出し口から下降搬送して圃場の泥土面に植え付ける。
【0020】
図7などに示すように、予備苗載せ台50は、機体フレーム20の前記ミッションケース21とセンタ駆動ケース24に連結された支持フレーム60に支持されている。
【0021】
図11などに示すように、支持フレーム60は、曲げ成形した一本の屈曲丸パイプ材によって構成してあり、左右一対の前脚杆61、センタ駆動ケース24における上部ケース24bの左右端部に各別に連結される左右一対の後脚杆62、左側の前脚杆61と後脚杆62の上端部どうしを連結している機体前後向きの左連結杆63、右側の前脚杆61と後脚杆62の上端部どうしを連結する機体前後向きの右連結杆64、左右の前脚杆61の下端部どうしを連結している前連結杆65を備えている。前連結杆65の中間部に、ミッションケース21に連結される連結板66を設けてある。左連結杆63及び右連結杆64の前端側に、予備苗載せ台50の板金製の前取り付け部51に連結される前支持板66を設け、左連結杆63及び右連結杆64の後端側に、予備苗載せ台50の板金製の後取り付け部52に連結される後支持板67を設けてある。
【0022】
図9,10,11などに示すように、予備苗載せ台50は、複数本の折り曲げ丸棒材を組み合わせることによって作製してあり、自走機体の横方向に並んでいる複数本の自走機体前後向きの丸棒部分53aと、自走機体の前後方向に並んでいる複数本の自走機体横向きの丸棒部分53bとによって形成した苗載置面53を備えている。苗載置面53は、自走機体が下降作業状態にされた状態で水平又はそれに近い載置面になるように構成してある。
【0023】
予備苗載せ台50の前端側で自走機体横方向に並んでいる複数本の自走機体上下向きの前縦棒部分54aと、各前縦棒部分54aを連結している自走機体横向きの前横棒部分54bとで成る前滑り止めストッパー54を、苗載置面53の前側に設けてある。予備苗載せ台50の後端側で自走機体横方向に並んでいる複数本の自走機体上下向きの後縦棒部分55aと、各後縦棒部分55aを連結している自走機体横向きの後横棒部分55bとで成る後滑り止めストッパー55を、苗載置面53の後側に設けてある。予備苗載せ台50の左横端側で自走機体前後方向に並んでいる複数本の自走機体上下向きの左縦棒部分56aと、各左縦棒部分56aを連結している自走機体前後向きの左連結棒部分56bとで成る左滑り止めストッパー56を、苗載置面53の左横側に設けてある。予備苗載せ台50の右横端側で自走機体前後方向に並んでいる複数本の自走機体上下向きの右縦棒部分57aと、各右縦棒部分57aを連結している自走機体前後向きの右連結棒部分57bとで成る右滑り止めストッパー57を、苗載置面53の右横側に設けてある。前記各前縦棒部分54aの上端部から自走機体後方及び上方向きに延出している後上がり傾斜の傾斜棒部分58aのうちの隣り合っている2本の傾斜棒部分58aと、この2本の傾斜棒部分58aの延出端部どうしを連結している自走機体横向きの連結棒部分58bとで成る浮き止めストッパー58の複数個を、苗載置面53の前側に予備苗載せ台横方向に並べて設けてある。
【0024】
つまり、図7,8に示すように、予備苗載せ台50に予備苗Aを収容するに当たり、予備苗Aが入った苗箱Bを苗載置面53の後側に位置する後滑り止めストッパー55の上方から苗載置面53に挿入し、複数枚の予備苗Aを1枚ずつ苗箱Bに収容した状態で苗載置面53に自走機体横方向に並べて載置する。すると、各予備苗A及び苗箱Bの前端側が浮き止めストッパー58の下方に入り込み、予備苗載せ台50は、予備苗Aが風や振動の影響で位置ずれや浮き上がりしそうになっても、苗載置面53の前後や両横側に位置する前記滑り止めスットッパー54,55,56,57によって苗箱Bの端部を受け止め支持することによって予備苗Aの位置ずれを抑制しながら、浮き止めストッパー58によって苗箱Bや予備苗Aの前端側をその上方から受け止め支持することによって予備苗Aの浮き上がりを抑制しながら各予備苗Aを収容する。
予備苗載せ台50に収容された予備苗Aを苗植え作業部10の苗載せ台12に補給するに当たり、予備苗Aが入った苗箱Bの後端側を苗載置面53から持ち上げながら自走機体後方側に引き出し操作し、苗箱53の前端側を浮き止めストッパー58の下側から自走機体後方側に抜き出して、予備苗Aを苗箱Bと共に後滑り止めストッパー55を乗り越え移動させて苗載せ台12の上方に引き出すようになっている。
【0025】
図7,8に示すように、前記予備苗載せ台50の前端側に位置する前記前取り付け部51の自走機体横方向での中心箇所に相当する部位に、左右一対の支持ブラケットを備えた指針支持部59を設け、この指針支持部59にセンタ指針70を支持させてある。
【0026】
すなわち、苗植え作業部10の両横側に上昇格納状態と下降使用状態に切り換え自在に設けてある線引きマーカ71(図1参照)を下降使用状態にし、この線引きマーカ71によって圃場面に線形の走行指標を形成させながら苗植え走行し、次の苗植え走行を行う際、自走機体の後方からセンタ指針70と前記走行指標を見て、センタ指針70を前記走行指標に位置合わせしながら自走機体を走行させることにより、今回の苗植え走行による植付け苗と、先の苗植え走行による植付け苗との自走機体横方向での間隔が一定又はほぼ一定になるようにして植付け作業を行うことができる。
【0027】
図12,13に示すように、苗載せ台12の上端側に固定された取付けレール73を摺動自在に支持する前記取付けアーム15は、この取付けアーム15を両端側に有した支持杆74、この支持杆74に連結ボルト75によって連結された取り付けアーム76を介して前記ハンドルフレーム7に連結されている。前記取付けアーム76は、ハンドルフレーム7に溶接によって固定されている。
【0028】
図2,12に示すように、前記操縦ハンドル杆8の基部付近に、エンジン2からミッションケース21への伝動を入り切りする主クラッチレバー80、自走機体を昇降操作するように前記昇降シリンダ6を操作し、かつ、苗植え作業部10を駆動、停止操作するように前記植付けクラッチ30を操作する作業レバー81、走行トランスミッション(図示せず)を変速操作する変速レバー82、各レバー80,81,82のガイド溝を備えた一つのレバーガイド83を設けてある。
【0029】
前記操縦ハンドル杆8は、前記レバーガイド83の上端部に支持され、前記各レバー80,81,82は、前記レバーガイド83の内部に架設されたレバー支軸84を介してレバーガイド83に揺動操作自在に支持されている。すなわち、操縦ハンドル杆8、主クラッチレバー80、作業レバー81、変速レバー82、レバーガイド83は、レバーガイド83の両端側に設けた取り付け板83bを、前記左右一対のハンドルフレーム7が備える支持板85に取付けることにより、一挙にハンドルフレーム7に装着できるようにユニットになっている。
【0030】
操縦ハンドル杆8の基部がレバーガイド83に軸芯Pまわりで回動自在に支持され、操縦ハンドル杆8の基部に位置決め板86を一体回動自在に設け、前記位置決め板86の円弧形の長孔87を挿通した位置決めボルト88をレバーガイド83の側板部83aに設けてあり、操縦ハンドル杆8は、軸芯Pまわりで取り付け角調節することができるように支持されている。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】歩行型田植機全体の側面図
【図2】歩行型田植機全体の平面図
【図3】センタ駆動ケースの配設部での側面図
【図4】サイド駆動ケースの配設部での側面図
【図5】センタ駆動ケースの縦断後面図
【図6】サイド駆動ケースの縦断後面図
【図7】予備苗載せ台の予備苗収容状態での側面図
【図8】予備苗載せ台の予備苗収容状態での正面図
【図9】予備苗載せ台の平面図
【図10】予備苗載せ台の後面図
【図11】予備苗載せ台の全体斜視図
【図12】(イ)は、操縦ハンドル杆及びレバーの装着状態での側面図、(ロ)は、操縦ハンドル杆及びレバーの取り外し状態での側面図、
【図13】苗載せ台上端側の支持構造の平面図
【符号の説明】
【0032】
8 操縦ハンドル杆
10 苗植え作業部
50 予備苗載せ台
53 苗載置面
54,55,56,57 滑り止めストッパー
58 浮き止めストッパー
70 センタ指針
A 予備苗
B 苗箱

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自走機体の後部に苗植え作業部及び操縦ハンドル杆を設け、前記苗植え作業部の機体前方側に、マット状予備苗を載置貯留する予備苗載置台を設けた歩行型田植機であって、
前記予備苗載置台の苗載置面の前後及び両横側に、載置された苗箱の位置ずれを抑制する滑り止めストッパーを設け、
前記苗載置面の前側に、載置された苗箱の浮き上がり抑制をする浮き止めストッパーを設けてある歩行型田植機。
【請求項2】
前記予備苗載せ台の前端側に、圃場面の走行指標に位置合わせするセンタ指針を支持させてある請求項1記載の歩行型田植機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2006−81552(P2006−81552A)
【公開日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【国際特許分類】
【公開請求】
【出願番号】特願2005−299165(P2005−299165)
【出願日】平成17年10月13日(2005.10.13)
【出願人】(000001052)株式会社クボタ (4,415)
【Fターム(参考)】