説明

歯科治療支援装置

【課題】 聴力情報を咬合圧に変換する形式の装置において、診断の信頼性を高めることのできる技術を提供することを課題とする。
【解決手段】 ディスプレイなどに表示する表示例41は、患者氏名42、歯の模式43、横軸44aに周波数、縦軸44bに音量を記載した咬合圧グラフ44、−30〜0dBに付記した「不足」の表示45、0〜30dBに付記した「正常」の表示46、30〜60dBに付記した「大」の表示47、60〜100dBに付記した「過大」の表示48とからなる。咬合圧グラフ44は左右対称となるように横長にした。
【効果】 音量が小さい領域に咬合圧不足の表示を設けた。音量が小さい領域では、歯肉に炎症がある若しくは虫歯があることが疑われる。従来は、この領域は正常と見なしていたため、誤診を招く虞があったが、本発明によれば、より正しい診断を下すことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は歯科医師の治療を支援する歯科治療支援装置に関する。
【背景技術】
【0002】
歯の咬み合わせに異常があると、歯周疾患などの歯学的疾患を引き起こすと共に、腰痛、頭痛、脊髄の歪みなどの疾病を引き起こすことが知られている。したがって、患者の咬合を正常化することが、歯科医師の重要な業務の一つである。
【0003】
そのためには、患者の咬合状態に異常があるか否か、どの部位に異常があるかを特定し、処置を施し、この処置で改善されたか否かを、歯科医師は把握する必要がある。
【0004】
従来、患者に樹脂感圧フィルムを噛ませて、発色の度合いを知ることで、咬合状態を調べてきたが、数十本の歯の全てを調べるのでは時間が掛かり、患者の負担が大きい。すなわち、樹脂感圧フィルムは特定の部位の咬合を調べるには好適であるが、数十本ある全ての歯を対象とした検査には不向きである。
【0005】
そこで、聴力と咬合との相関に注目して、全ての歯を検査することができる検査技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2002−219140公報(図1)
【0006】
図9は従来の技術の基本原理を説明する図であり、グラフの横軸に周波数と歯の名称、縦軸に音量が記載され、○は右、×は左とされる。
そして、右の縦軸に、帯が示され、−30dB〜30dBは「正常範囲」、30dB〜50dBは「軽度咀嚼圧」、50dB〜80dBは「中度咀嚼圧」、80dB〜100dBは「高度咀嚼圧」とされている。
【0007】
8000Hzで○で示される右前歯は、85dBであるため、咬合が強く、隣の4000Hzで○で示される右犬歯は、75dBであるため、咬合が強く、これらのことからこの患者は「右前噛み」状態にあるため、右前噛みを是正する必要があるという治療方針が出せると言うものである。
【0008】
右前噛みであることと、−30dB〜30dBが「正常範囲」であることとの2つの情報から、歯科治療を行って○印を正常の範囲、すなわちグラフ内を上へ移動させる。
【0009】
本発明者は、治療の過程で、歯茎に炎症がある歯では痛くて噛めないため、音量測定値が例えば−10dBになることがあることを見出した。この場合、要治療部位であるにも拘わらず、特許文献1はその部位を正常と診断する。これでは、特許文献1の診断装置は信頼性が低いと言わざるを得ず、同診断装置の普及の妨げになる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、聴力情報を咬合圧に変換する形式の装置において、診断の信頼性を高めることのできる技術を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
請求項1に係る発明は、患者の左右の聴力を、周波数別に測定することのできる聴力測定部と、この聴力測定部で得た聴力データを貯えるデータ貯蔵部と、聴力データを表示する表示部とからなる歯科治療支援装置であって、この表示部の表示には、周波数軸と、この周波数軸に直交する音量軸とを備え、且つこの音量軸に、咬合圧不足、咬合圧正常、咬合圧大の表示をこの順に併記した咬合圧グラフを含むことを特徴とする。
【0012】
請求項2に係る発明は、患者の左右の聴力を、周波数別に測定することのできる聴力測定部と、この聴力測定部で得た聴力データを貯えるデータ貯蔵部と、同一周波数における左右の聴力データの差を演算する演算部と、聴力データ及び左右の聴力データの差を表示する表示部とからなる歯科治療支援装置であって、この表示部の表示には、周波数軸と、この周波数軸に直交する音量軸とを備え、且つこの音量軸に、咬合圧不足、咬合圧正常、咬合圧大の表示をこの順に併記した咬合圧グラフを含むとともに、周波数軸と、この周波数軸に直交する音量差軸とを備えて左右の咬合圧差を表示する咬合圧の左右差グラフを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に係る発明では、音量が小さい領域に咬合圧不足の表示を設けた。音量が小さい領域では、歯肉に炎症がある若しくは虫歯があることが疑われる。従来は、この領域は正常と見なしていたため、誤診を招く虞があったが、請求項1によれば、より正しい診断を下すことができる。
したがって、本発明によれば、歯科治療支援装置の信頼性が高まり、同装置の普及を促すことができる。
【0014】
請求項2に係る発明では、左右の聴力データの差を表示させる。左右の聴力データに差がある場合は、差が少なくなるように治療することで、左右を咬合圧を揃えることができる。左右の咬合圧に差があると左右一方の歯が駄目になる。この点、請求項2によれば、左右の咬合圧を揃えることができる。
【0015】
加えて、請求項2に係る発明では、音量が小さい領域に咬合圧不足の表示を設けた。音量が小さい領域では、歯肉に炎症がある若しくは虫歯があることが疑われる。従来は、この領域は正常と見なしていたため、誤診を招く虞があったが、請求項2によれば、より正しい診断を下すことができる。
したがって、本発明によれば、歯科治療支援装置の信頼性が高まり、同装置の普及を促すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る歯科治療支援装置の原理図であり、歯科治療支援装置10は、患者(被験者を含む。)11の左耳12及び右耳13に関する聴力を、周波数別に測定することのできる聴力測定部20と、この聴力測定部20で得た聴力データを貯えるデータ貯蔵部30と、同一周波数における左右の聴力データの差を演算する演算部31と、聴力データ及び左右の聴力データの差を表示する表示部32とからなる。
【0017】
具体的には、聴力測定部20は、筐体21に周波数切換部22、左ボタン23及び右ボタン24を備え、患者11が装着する左右のレシーバ25、26の一方に設定した周波数情報及び音量情報を送り、レシーバ25又は26から、音を発生させる。この音は−30dBから100dBへ徐々に増加させる。患者11は音が聞こえた時点で押し釦スイッチ27を押すことで、周波数に対応した音量を定めることができる。
【0018】
なお、本発明では、音量(dB)は、成人の通常の聴力に基づいて「0dB」を定めた。したがって、個人差や体調によって、マイナスデシベル領域も聴き取り可能となる。そこで、音量の目盛りは−30〜100dBとした。
【0019】
データ貯蔵部30及び左右の聴力データの差を演算する演算部31は、例えばパーソナルコンピュータ33に内蔵すればよい。データ貯蔵部30で聴力測定部20から受けた聴力データを貯蔵する。これらのデータ群から、演算部31では左右の聴力データの差を求める。
【0020】
表示部32は、目視可能であればよく、ディスプレイ34やプリンタ35の紙媒体36が好適である。表示部32の表示形態は重要であり、後に詳しく説明する。
なお、装置を簡便にするために、ディスプレイ34とプリンタ35のうちの一方を省略することは差し支えない。また、筐体21にデータ貯蔵部30、左右の聴力データの差を演算する演算部31、ディスプレイ34(又はプリンタ35)を一体化してもよい。
したがって、装置10の構成は実施例に限定するものではない。
【0021】
本発明者は、過去に特許文献1の装置を用いてデータを収録してきた。その過程で知見できたことを以下に説明する。
図2は、ある患者の術前、術後を記録したグラフであり、横軸は周波数、縦軸は音量(デシベル)を示す。
△で示す部位1は音量が−5dB(デシベル)であり、特許文献1では正常と診断されたが、詳しく検査をしたところ歯肉に炎症が認められた。強く噛むと痛いため、無意識のうちに咬合が弱まり、音量が小さくなったと考える。そこで、治療を施し、炎症を沈めた後に測定したところ、15dBになった。
【0022】
また、□で示す部位2は音量が−20dBであり、特許文献1では正常と診断されたが、詳しく検査をしたところ虫歯が認められた。強く噛むと痛いため、無意識のうちに咬合が弱まり、音量が小さくなったと考える。そこで、治療を施した後に測定したところ、0dBになった。
【0023】
以上の知見から、従来の正常範囲を見直す必要が発生し、術前、術後の多数のデータを集積したところ、次のグラフを作成することに成功した。
図3は比較例と実施例との比較図であり、縦軸は音量である。
比較例は、特許文献1に示されたものであって、正常範囲は−30〜30dBである。
本発明の実施例では、図2の経験を踏まえ、正常範囲は0〜30dBとし、−30〜0dBの範囲を咬合圧「不足」とした。
【0024】
以上の知見に基づいて決めた本発明の第1の表示例を、次に説明する。
図4は本発明に係る第1の表示例図であり、図1の表示部32、32に表示するイメージ図を示す。
第1の表示例41は、患者氏名42、歯の模式43、横軸44aに周波数(周波数軸44aという)、縦軸44bに音量(音量軸44bという)を記載した咬合圧グラフ44、−30〜0dBに付記した「不足」の表示45、0〜30dBに付記した「正常」の表示46、30〜60dBに付記した「大」の表示47、60〜100dBに付記した「過大」の表示48とからなる。
咬合圧グラフ44は左右対称となるように横長にした。
【0025】
今まで、説明しなかったが、周波数と歯の部位との相関を説明する。
患者に協力を仰ぎ、例えば右の前歯で、図示せぬ小片を噛んでもらう。そして、図1の装置10を用いて、周波数切換部22を切換えつつ、聴き取り可能な音量を測定したところ、8000Hzでピークがあり、その他の周波数では音量レベルは小さかった。次に、小片を犬歯に移し、聴き取り可能な音量を測定したところ、4000Hzでピークがあり、その他の周波数では音量レベルは小さかった。同様の測定を行ったところ、小臼歯は1000又は2000Hz、大臼歯は250又は500Hzにピークがあった。
【0026】
そこで、図4の歯の模式43と咬合圧グラフ44の上横軸との間に、複数本の斜線53を加え、歯の部位とグラフとの大凡の関係が分かるようにした。
以上に説明した第1の表示例41を備えた図1の装置10を、用いてある患者の咬合圧を測定した結果を、咬合圧グラフ44に複数の○で示した。この患者は、左より右の咬合圧が高いため右噛み傾向が認められ、右の歯を主に治療するという治療方針を立てることができた。
【0027】
もう一つ注目できることは、全体的に○群は「へ」字を呈していることである。治療を施してもこの傾向は残った。この傾向が正常であるか否かを調べる必要性が生じた。そこで、サンプル数を増やして傾向を調べることにした。
【0028】
図5は正常な咬合圧の分布を調べたグラフであり、約500人の患者を35歳未満、36歳〜55歳、56歳以上の3つのグループに分け、術後の咬合圧の測定を行った。術後であるから、咬合的には正常である。
35歳未満の群は、図で「へ」の傾向があり、平均値として折れ線で示す式Xを得ることができた。
一方、56歳以上の群は、図で「V」の傾向があり、平均値として折れ線で示す式Yを得ることができた。
【0029】
式Xは、前歯の咬合圧が小さく、奥歯の咬合圧が大きいので、いわゆる奥噛み傾向を示す。普通の若者は奥歯が強いという一般則に良く合致している。
式Yは、前歯の咬合圧が大きく、奥歯の咬合圧が小さいので、いわゆる前噛み傾向を示す。中高年者は奥歯が弱くなるという一般則に良く合致している。
36歳〜55歳は直線Xと直線Yの中間であるため、図示は省略した。
【0030】
もう一つは、術後の35歳未満の群、並びに術後の56歳以上の群を参照すると、左右の咬合圧が良好に合致していることが分かる。このことから、好ましい咬合には左右のバランスが求められる。そこで、咬合圧の大小と同様に左右の咬合バランスが重要となる。
以上の知見からは、患者の年齢及び左右の咬合バランスに注意する必要があるといえる。
【0031】
そこで、本発明の第2の表示例は、第1の表示例に患者の年齢及び左右の咬合バランスの要素を加えることにした。
図6は本発明に係る第2の表示例図であり、図1の表示部32に表示する第2のイメージ図を示す。
第2の表示例41Bは、患者氏名42、年齢54、歯の模式43、横軸44aに周波数(周波数軸44aという)、縦軸44bに音量(音量軸44bという)を記載した咬合圧グラフ44、−30〜0dBに付記した「不足」の表示45、0〜30dBに付記した「正常」の表示46、30〜60dBに付記した「大」の表示47、60〜100dBに付記した「過大」の表示48、咬合圧グラフ44の下に新たに出現させる咬合圧の左右差グラフ55とからなる。
【0032】
咬合圧の左右差グラフ55は、周波数軸55aとこれに直交する音量差軸55bとからなり左右の音量dBの差を記載する。差はグラフ55の左半分に記載した後、グラフ55の右半分に転写(結果として左右対称となる)することで、ワイドなグラフにする。
また、咬合圧グラフ44には、年齢54を記入した時点で、X式又はY式(図5参照)が出現するようにする。無論、パーソナルコンピュータを操作することで、X式やY式が出ないようにすることはできる。
【0033】
以上の第2の表示例41Bの使用例を説明する。
図7は患者Aの術前の咬合圧を調べたときのグラフを示す。患者Aは25歳であるから、咬合圧グラフ44には、X式が出現する。
図1の装置10を用いて、咬合圧を測定する。すると、咬合圧グラフ44に複数の○が出現する。下の左右差グラフ55にはΔdBが△で出現する。
【0034】
左右差グラフ55から、前歯より奥歯に大きな左右差が見られる。
咬合圧グラフ44において、左の歯は式Xによく近似しているが、右の歯は大きく外れていた。
そこで、右の歯を主に治療を施した。
【0035】
図8は患者Aの術後の咬合圧を調べたときのグラフを示し、咬合圧グラフ44に示すとおりに○はX式の近傍にあるとともに、殆どが「正常」範囲にあり、右の奥歯だけが「大」範囲にあった。
下の左右差グラフ55によれば、左右差は0〜5dBの範囲にあり、左右の咬合圧バランスが良好になった。
【0036】
以上に述べたとおりに、本発明によれば患者の聴力を測定するだけで、患者が左噛み又は右噛み傾向にあるか否か、前歯、犬歯、奥歯のどの部位に咬合異常があるか、左右の咬合バランスが良いか否かを、知ることができ、歯科治療に有効な基礎的データを知ることができる。
【0037】
すなわち、請求項1に係る発明は、図1において患者11の左右の聴力を、周波数別に測定することのできる聴力測定部20と、この聴力測定部20で得た聴力データを貯えるデータ貯蔵部30と、聴力データを表示する表示部32とからなる歯科治療支援装置10であって、この表示部32の表示には、図4で示し通り、周波数軸44aと、この周波数軸44aに直交する音量軸44bとを備え、且つこの音量軸44bに、咬合圧不足45、咬合圧正常46、咬合圧大47の表示をこの順に併記した咬合圧グラフ44を含むことを特徴とする。
【0038】
請求項2に係る発明は、図1において患者11の左右の聴力を、周波数別に測定することのできる聴力測定部20と、この聴力測定部20で得た聴力データを貯えるデータ貯蔵部30と、同一周波数における左右の聴力データの差を演算する演算部30と、聴力データ及び左右の聴力データの差を表示する表示部32とからなる歯科治療支援装置10であって、この表示部32の表示には、図6に示すとおり、周波数軸44aと、この周波数軸44aに直交する音量軸44bとを備え、且つこの音量軸44bに、咬合圧不足45、咬合圧正常46、咬合圧大47の表示をこの順に併記した咬合圧グラフ44を含むとともに、周波数軸55aと、この周波数軸55aに直交する音量差軸55bとを備えて左右の咬合圧差を表示する咬合圧の左右差グラフ55を含むことを特徴とする。
【0039】
尚、本発明の表示部に含むグラフは、周波数軸と音量軸又は音量差軸とが直交したものであれば、実施例に限定するものではなく、周波数が縦軸、音量軸又は音量差軸が横軸であっても良い。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明は、歯科医師が使用する治療支援装置に好適である。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明に係る歯科治療支援装置の原理図である。
【図2】ある患者の術前、術後を記録したグラフである。
【図3】比較例と実施例との比較図である。
【図4】本発明に係る第1の表示例図である。
【図5】正常な咬合圧の分布を調べたグラフである。
【図6】本発明に係る第2の表示例図である。
【図7】患者Aの術前の咬合圧を調べたときのグラフである。
【図8】患者Aの術後の咬合圧を調べたときのグラフである。
【図9】従来の技術の基本原理を説明する図である。
【符号の説明】
【0042】
10…歯科治療支援装置、11…患者、30…データ貯蔵部、31…演算部、32…表示部、44…咬合圧グラフ、44a…周波数軸、44b…音量軸、55…咬合圧の左右差グラフ、55a…周波数軸、55b…音量差軸。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者の左右の聴力を、周波数別に測定することのできる聴力測定部と、この聴力測定部で得た聴力データを貯えるデータ貯蔵部と、聴力データを表示する表示部とからなる歯科治療支援装置であって、この表示部の表示には、周波数軸と、この周波数軸に直交する音量軸とを備え、且つこの音量軸に、咬合圧不足、咬合圧正常、咬合圧大の表示をこの順に併記した咬合圧グラフを含むことを特徴とする歯科治療支援装置。
【請求項2】
患者の左右の聴力を、周波数別に測定することのできる聴力測定部と、この聴力測定部で得た聴力データを貯えるデータ貯蔵部と、同一周波数における左右の聴力データの差を演算する演算部と、聴力データ及び左右の聴力データの差を表示する表示部とからなる歯科治療支援装置であって、この表示部の表示には、周波数軸と、この周波数軸に直交する音量軸とを備え、且つこの音量軸に、咬合圧不足、咬合圧正常、咬合圧大の表示をこの順に併記した咬合圧グラフを含むとともに、周波数軸と、この周波数軸に直交する音量差軸とを備えて左右の咬合圧差を表示する咬合圧の左右差グラフを含むことを特徴とする歯科治療支援装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−6378(P2006−6378A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−183684(P2004−183684)
【出願日】平成16年6月22日(2004.6.22)
【出願人】(504196322)有限会社日本咬合聴力研究所 (1)
【Fターム(参考)】