説明

気体交換装置、電子機器及びカメラ

【課題】気体の交換を確実に行うことができる気体交換装置等を提供する。
【解決手段】管状部50に収容された移動部60が管状部50の管路に沿って往復移動すると、管状部50の一方の開口部51から管状部50の内部の空気が排出され、他方の開口部51から外気が管状部50の内部に導入される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、気体交換装置、電子機器及びカメラに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、IC等の発熱体の熱を放熱する装置として、発熱体に装着されたフィルムを変形させて発熱体を扇ぐものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平6−177299号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
この従来の装置は、発熱体を扇ぐだけなので、発熱体の周辺の温度が全体的に上昇した場合、放熱が困難である。
本発明の課題は、気体の交換を確実に行うことができる気体交換装置等を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、以下の解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態を示す図面に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、開口部(51)を有する管状部(50)と、前記管状部に収容され、前記管状部の内部を管路に沿って往復移動可能に設けられた移動部(60)と、前記移動部を駆動する駆動部(70)とを備え、前記駆動部が前記移動部を往復移動させることによって、前記管状部の内部、外部の気体が前記開口部を介して交換されることを特徴とする気体交換装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の気体交換装置において、前記管状部(50)には、この管状部の内部と外部との熱を交換する熱交換部(80)が備わっていることを特徴とする気体交換装置である。
【0005】
請求項3の発明は、請求項2に記載の気体交換装置において、前記熱交換部(80)が前記管状部の内壁面から突き出して形成された放熱フィンを含むことを特徴とする気体交換装置である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の気体交換装置において、前記開口部(51)が前記管状部(50)の両端に設けられることを特徴とする気体交換装置である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の気体交換装置において、前記移動部(60)が前記管路を略閉塞した状態で移動可能に設けられることを特徴とする気体交換装置である。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の気体交換装置において、前記駆動部(70)がリニアモータ又は超音波モータを含むことを特徴とする気体交換装置である。
【0006】
請求項7の発明は、請求項2から請求項6までのいずれか1項に記載の気体交換装置(40)と、発熱体(30)とを備え、前記気体交換装置の熱交換部(80)が前記発熱体の近傍に配置されることを特徴とする電子機器である。
請求項8の発明は、請求項7に記載の電子機器において、前記気体交換装置(40)及び前記発熱体(30)を収容する筐体(10)と、前記筐体に形成された筐体側開口部(11)とを備え、前記管状部(50)の内部が前記開口部(51)及び前記筐体側開口部を介して前記筐体の外部と連通することを特徴とする電子機器である。
【0007】
請求項9の発明は、請求項2から請求項6までのいずれか1項に記載の気体交換装置(40)と、発熱体(30)とを備え、前記気体交換装置の熱交換部(80)が前記発熱体の近傍に配置されることを特徴とするカメラ(1)である。
請求項10の発明は、請求項9に記載のカメラにおいて、前記気体交換装置(40)及び前記発熱体(30)を収容する筐体(10)と、前記筐体に形成された筐体側開口部(11)とを備え、前記管状部(50)の内部が前記開口部(51)及び前記筐体側開口部(11)を介して前記筐体の外部と連通することを特徴とするカメラ(1)である。
なお、符号を付して説明した構成は適宜変更してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
【発明の効果】
【0008】
以上説明したように、本発明の気体交換装置等は、移動部の往復移動によって管状部の内部の気体と外部の気体とを開口部を介して交換できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
[実施形態]
以下、図面を参照して、本発明を適用したカメラの実施形態について説明する。
図1は、カメラを被写体側から見た斜視図である。
図2は、図1のII―II部矢視断面図であり、カメラに備えられた放熱ユニットを示す斜視図である。
【0010】
実施形態のカメラ1は、レンズ非交換式のデジタルスチルカメラである。
カメラ1は、筐体10、レンズ鏡筒20、回路ユニット30、放熱ユニット40を備えている。
筐体10は、例えば、合成樹脂材料やアルミニウム合金等の金属材料によって直方体状に形成され、内部に空間を備えた箱型の容器である。なお、図1において、筐体10は、その内部構造を示すために一部が切り欠かれて示されている。
この筐体10は、一対の筐体側開口部11を備えている。筐体側開口部11は、筐体10の内部と外部とを連通させる矩形の孔である。これらの筐体側開口部11は、通常撮影位置のカメラ1を被写体側から見た場合に、筐体10の左右の側面にひとつずつ設けられている。
ここで、カメラ1の通常撮影位置とは、レンズ鏡筒20に備えられたレンズ群の光軸を水平にして横長の画像を撮影する際のカメラ1の姿勢を指すものとする。また、図1における矢印R、Lは、筐体10の右側、左側をそれぞれ示している。
【0011】
レンズ鏡筒20は、筐体10に収容されたカメラ1の撮影光学系である。
レンズ鏡筒20は、光軸方向の最も被写体側に配置された第1レンズ群を含む複数のレンズ群を備えている。なお、図1において第1レンズ群以外のレンズ群は、その図示を省略する。
また、レンズ鏡筒20は、図示しない撮像素子を備えている。この撮像素子は、複数のレンズ群が結像する被写体像光を電気的な信号に変換する光−電気変換素子である。
回路ユニット30は、IC等を含み、筐体10に収容されている。この回路ユニット30は、例えば、撮像素子の出力に基づいて画像データを生成する等の処理を行う部分であり、その際に発熱するものである。
この回路ユニット30は、カメラ1を通常撮影位置にして被写体側から見た場合に、筐体10の左右方向の中心よりも左側にオフセットした状態で配置されている。これによって、回路ユニット30は、筐体側開口部11の近傍に配置されている。
【0012】
放熱ユニット40は、筐体10に収容されている。この放熱ユニット40は、回路ユニット30を冷却するものであり、管状部50、移動部60、駆動部70、放熱フィン80を備えている。
管状部50は、その管路に直交する断面の形状が矩形とされた角筒状に形成されている。この管状部50は、筐体10における左右の側面にわたして配置され、その管路は、カメラ1を通常撮影位置とした状態において、筐体10の左右方向と略平行に延在している。
【0013】
管状部50は、その両端部に管状部側開口部51を備えている。
これらの管状部側開口部51は、それぞれ筐体側開口部11に重なる位置に配置されており、管状部50の内部は、管状部側開口部51及び筐体側開口部11を介して筐体10の外部に連通している。
以下、この管状部側開口部51と筐体側開口部11とを併せて、単に開口部90と称して説明する。また、カメラ1を通常撮影位置とした場合に、筐体10の左側の側面に形成された開口部を開口部90L、筐体の右側の側面に形成された開口部を開口部90Rと称して説明する。
管状部50は、その外周面の一部が回路ユニット30に接触している。
【0014】
管状部50は、本体部52及びレール71を備えている。
本体部52は、平行な状態で対向して配置された一対の側面板、及び、これらの側面板に対し直交した状態でこれらの一方の端部同士を接続する底面板によって形成され、カメラ1を通常使用位置とした場合に上方に開口した開口部を備えている。
この本体部52は、アルミニウム合金の角材を切削加工することによって上記側面板、底面板が一体に形成される。また、後述する放熱フィン80も、この切削加工時に本体部52と一体に形成される。
【0015】
レール71は、後述する駆動部70に備えられているものである。レール71は、本体部52と同様にアルミニウム合金によって形成された帯状の板材である。このレール71は、その長手方向が筐体10の左右方向に延在して配置され、本体部52における前述した上方に開口した開口部を閉塞している。
このレール71のその他の構造については、後に説明する。
【0016】
移動部60は、移動フィン61を備えている。
移動フィン61は、矩形の板材であり、その厚さ方向が管状部50の管路と平行な状態で管状部50に収容されている。
この移動フィン61の縁部と管状部50の内面との間には、移動フィン61の管状部50に対する移動を可能するための微小な隙間が設けられている。この隙間は、気体の流れを殆んど無視することができる程度に狭く、移動フィン61は、管状部50の管路を略閉塞した状態となっている。
【0017】
駆動部70は、レール71及びスライダ72を含む公知のリニアモータである。
レール71は、前述のように管状部50の一部であり、管状部50の内部を向いた面に図示しない溝を備えている。この溝は、管状部50の管路と略平行に形成されている。
スライダ72は、図示しない凸部を備え、この凸部がレールの溝に対して摺動可能に嵌合している。スライダ72は、この凸部が溝に案内されることによって、レール71に対し管路に沿って往復移動可能になっている。
このスライダ72は、前述の移動フィン61が接続されている。移動フィン61は、スライダ72が管状部50の管路に沿って駆動されることによって管状部50の内部を往復移動するようになっている。
【0018】
レール71は、図示しない複数のコイルを備えている。このコイルは、リニアモータの固定子であり、電気の供給を受けることによって管路に沿ってN極とS極とが交互に配列された電磁石となる。
スライダ72は、図示しない複数の磁石を備えている。これらの磁石は、リニアモータの可動子であり、管路に沿ってN極とS極とが交互に配列されている。
この駆動部70は、移動部60の進行方向に向けてレール71のコイル(電磁石)に順次磁界を発生させることによって、スライダ72の磁石との間に引力と斥力とを発生させ、これによって、スライダ72をレール71に対し、管路に沿った方向に推進させるようになっている。
【0019】
放熱フィン80は、図2に示すように、管状部50の本体部52と一体に形成された2枚の板状の部分であり、その厚さ方向が管路に対し直交した状態で本体部52の底面から管状部50の管路に突き出して形成されている。
2枚の放熱フィン80は、互いに対向する面が離間し、かつ、この面とは反対側の面が本体部52の側面から離間した状態で配置されている。
放熱フィン80は、管状部50の内部において、管状部50と回路ユニット30との接続部分に重なる位置に設けられている。前述のように、回路ユニット30は、カメラ1を通常撮影位置とした場合における左側の筐体側開口部11の近傍に設けられているので、この放熱フィン80は、開口部90Lの近傍に設けられている。
したがって、移動部60は、管状部50のうち、開口部90Rからこの放熱フィン80の開口部90R寄りの端部までの間が移動範囲となっている。
なお、この放熱フィン80は、本実施形態では、2枚設けられているが、放熱フィンの枚数は、2枚に限られず、例えば、1枚でも3枚以上でもよい。
【0020】
この放熱ユニット40は、図示しない温度センサ及びコントローラを備えている。
温度センサは、回路ユニット30の近傍の温度を測定するものである。コントローラは、温度センサの出力に応じて駆動部70を制御するものである。具体的に説明すると、コントローラは、回路ユニット30の近傍の温度が上昇して予め設定された温度となった場合に駆動部70を駆動させて移動部60を管路に沿って移動させるようになっている。
また、コントローラは、移動部60が管状部50の内部における移動範囲の端部に達すると、駆動部70を数秒間停止させる制御を行った後、直前の移動方向とは反対の方向に移動部60を移動させる制御を行うようになっている。
【0021】
以上説明したカメラ1を用いて撮影等を行うと、回路ユニット30は、発熱する。この回路ユニット30の熱は、管状部50の本体部52、レール71及び放熱フィン80を伝わって管状部50の内部の温度を上昇させる。
管状部50の内部の温度が上昇すると、この熱は、自然対流によって管状部50の表面から放熱される。
また、カメラ1は、この自然対流による放熱と併せて、放熱ユニット40によって管状部50の内部の空気と外気とを交換して管状部50の冷却を行う。
以下、放熱ユニット40の動作について説明する。
【0022】
コントローラは、温度センサの出力に応じて駆動部70のレール71に設けられたコイルに供給される電気を制御し、移動部60を管状部50に対し管路に沿って移動させる。
移動部60が管状部50の一方の開口部90側から他方の開口部90側に移動する場合、移動部60から他方の開口部90までの空気は、移動部60によって他方の開口部90から押し出され、筐体10の外部に排気される。
ここで、移動部60は、管状部50の管路を略閉塞しているので、移動部60が一方の開口部90側から他方の開口部90側に移動すると、移動部60よりも一方の開口部90側の空間に負圧が発生する。管状部50は、この負圧によってその内部に一方の開口部90を介して外気が導入される。
移動部60が開口部90L側から開口部90R側に向けて移動する場合、管状部50は、開口部90Rから管状部50の内部の空気が排出されるとともに開口部90Lから外気が導入される。開口部90Lと移動部60との間には、放熱フィン80が配置されているので、この放熱フィン80が外気によって冷却される。
【0023】
以上、説明したように、実施形態のカメラ1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)管状部50の内部をその管路に沿って移動部60が移動することによって、管路部50の内部の空気を筐体10の外部に排気するとともに、筐体10の外気を管状部50の内部に取り込むことができる。
このように、管状部50の内部の空気と外部の空気とを効率よく交換することができるので、カメラ1は、筐体10の内部の温度上昇を抑制できる。
(2)移動フィン61を駆動する駆動部60のレール71を管状部50の一部にしたので、放熱ユニット40がコンパクトである。
(3)管状部50を比較的熱伝導率が大きいアルミニウムによって形成したから、回路ユニット30が発生する熱を管状部50の内部に効率よく取り込むことができる。
(4)管状部50に放熱フィン80を設け、管状部50の表面積を広くしたから、伝熱面積が増大し、回路ユニット30を効率よく冷却することができる。
(5)管状部50に放熱フィン80を設け、管状部50の管路の断面積を狭くしたから、この放熱フィン80が設けられている部分は、管状部50の他の部分に比べ、移動部60に押し出される空気及び開口部90から吸引する空気の流速が上昇する。その結果、熱伝導率が増大し、放熱フィン80を効率よく冷却することができる。
(6)駆動部70は、移動部60の移動方向を直前の移動方向とは反対の方向とする際に数秒間停止するので、この間に筐体10から排気された外気よりも温度の高い空気が外気に拡散する。これによって、排出した管状部50の内部の空気をそのまま管状部50の内部に吸引することを防止できる。また、駆動部70の消費電力を低減することもできる。
(7)管状部50は、開口部90の近傍の方が管状部50内のその他の部分に比べ、突入する空気の風圧が衰えていないため開口部90から吸入した空気の流速が速い。実施形態のカメラ1は、放熱フィン80を開口部90Lの近傍の流速の大きい部分に配置したから、放熱フィン80を効率よく冷却できる。
【0024】
[変形形態]
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態において、本発明の気体交換装置は、カメラの筐体に収容されたが、気体交換装置の使用の態様は、これに限られず、携帯電話等の他の電子機器の筐体に収容されてもよい。
(2)本発明の気体交換装置は、実施形態において管状部の内部の空気を交換するものであったが、気体交換装置によって交換される気体は、これに限られず、例えば、水蒸気や可燃性ガス等であってもよい。
(3)実施形態の駆動部は、リニアモータを備えていたが、駆動部の構成は、これに限られない。
一例として、駆動部は、超音波モータによって移動部を駆動してもよい。この場合、超音波モータは、例えば、弾性体に対し縦振動モード、屈曲モードを発生させる一組の電気−機械変換素子を備え、これらの合成振動によって生ずる楕円運動によって弾性体を駆動するタイプのものを使用することができる。
このような自走式の超音波モータを用いる場合、実施形態のレール、スライダに相当するものが不要となるので、装置の構成が簡素化される。
また、駆動部は、リニアモータ、超音波モータ以外のモータを備えていてもよい。駆動部は、このモータがカメラの撮影に支障が生じる程度の振動や音を発生するものである場合、カメラの撮影時にモータの駆動を停止する制御をおこなうとよい。
(4)実施形態の管状部は、筐体の左右方向に延在して設けられていたが、管状部の形状、配置は、これに限られない。例えば、管状部の管路は、カーブしていてもよい。また、管状部における開口部が形成される位置は、管状部の両端部以外でもよい。
(5)実施形態は、移動部と管状部との間に微小な隙間が設けられていたが、例えば、移動部にパッキン等を設けて、この隙間を塞いでもよい。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の実施形態であるカメラを被写体側から見た斜視図である。
【図2】図1のカメラに備えられた放熱ユニットを示す斜視図である。
【符号の説明】
【0026】
1 カメラ : 10 筐体 : 11 筐体側開口部
30 回路ユニット : 40 放熱ユニット
50 管状部 : 51 管状部側開口部 : 60 移動フィン
70 駆動部 : 80 放熱フィン


【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口部を有する管状部と、
前記管状部に収容され、前記管状部の内部を管路に沿って往復移動可能に設けられた移動部と、
前記移動部を駆動する駆動部とを備え、
前記駆動部が前記移動部を往復移動させることによって、前記管状部の内部、外部の気体が前記開口部を介して交換されること
を特徴とする気体交換装置。
【請求項2】
請求項1に記載の気体交換装置において、
前記管状部には、この管状部の内部と外部との熱を交換する熱交換部が備わっていること
を特徴とする気体交換装置。
【請求項3】
請求項2に記載の気体交換装置において、
前記熱交換部が前記管状部の内壁面から突き出して形成された放熱フィンを含むこと
を特徴とする気体交換装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の気体交換装置において、
前記開口部が前記管状部の両端に設けられること
を特徴とする気体交換装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の気体交換装置において、
前記移動部が前記管路を略閉塞した状態で移動可能に設けられること
を特徴とする気体交換装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の気体交換装置において、
前記駆動部がリニアモータ又は超音波モータを含むこと
を特徴とする気体交換装置。
【請求項7】
請求項2から請求項6までのいずれか1項に記載の気体交換装置と、
発熱体とを備え、
前記気体交換装置の熱交換部が前記発熱体の近傍に配置されること
を特徴とする電子機器。
【請求項8】
請求項7に記載の電子機器において、
前記気体交換装置及び前記発熱体を収容する筐体と、
前記筐体に形成された筐体側開口部とを備え、
前記管状部の内部が前記開口部及び前記筐体側開口部を介して前記筐体の外部と連通すること
を特徴とする電子機器。
【請求項9】
請求項2から請求項6までのいずれか1項に記載の気体交換装置と、
発熱体とを備え、
前記気体交換装置の熱交換部が前記発熱体の近傍に配置されること
を特徴とするカメラ。
【請求項10】
請求項9に記載のカメラにおいて、
前記気体交換装置及び前記発熱体を収容する筐体と、
前記筐体に形成された筐体側開口部とを備え、
前記管状部の内部が前記開口部及び前記筐体側開口部を介して前記筐体の外部と連通すること
を特徴とするカメラ。


【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−280980(P2007−280980A)
【公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−101499(P2006−101499)
【出願日】平成18年4月3日(2006.4.3)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】