説明

水中用ペレタイザーの中央加熱ダイプレート

水中用ペレタイザーの中央加熱ダイプレートは、押出口(20)と、ダイプレートのダイ表面とに放熱し、ダイプレート(10)及び押出口(20)を、押出口を介して溶解したポリマーの最適な流れを得ることができるような、上昇した温度に維持する。一態様では、中心に配置された加熱プレート(26)は、ノーズコーン(16)の内方の上流面(18)で凹部(24)に搭載されている。第2の態様では、円筒加熱コイル(70)が、下流側(64)のノーズコーン(74)と、上流側(66)の断熱プラグ又はプレート(82)との間のダイプレート(60)の中空中心コア(62)に配設されている。加熱リード(34、76)が、中央加熱要素(26、70)に電力を供給するために、ダイプレート(10、60)の単一の放射孔(36、78)を介して延びている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水中用ペレタイザーの加熱ダイプレート、特に、水中用ペレタイザーの中央加熱ダイプレートに関するものである。
【背景技術】
【0002】
水中用ペレタイザーは、よく知られているように、上流側から下流側に、溶解ポリマー又は他の押出可能な材料を押し出すための多数の押出口を有するダイプレートを備えている。押出口は、1以上の円形状で、ダイプレートの中心に対して、同心円上で、放射状に、しかも互いに所定間隔で配置されている。ポリマー又は他の材料からなる押出ストランドは、水室内で切断ブレードを回転させることによりペレット状に切断される。ブレードは、ストランドをペレット状に切断し、それらを水室内で水によって冷却して凝固させている。ペレット状のスラリーと水はペレットの外表面から大体の湿りを除去するために、水室から排出される。
【0003】
押出口から溶解したポリマーを最適条件で押し出すために、昇温した状態にダイプレート及び押出口を維持するのが望ましい。加熱流体が循環する通路を使用してダイプレートを加熱するために種々の努力が払われてきた。また、放射状のキャビティは、ヒータがダイプレートの外縁から挿入されるダイプレートの表面に形成されている。一般に、そのような公知の構成は、本出願の譲受人に所有された、次の米国特許に図示されており、そこには加熱されたダイプレートが開示されている(米国特許第4,123,207、4,621,996、4,728,276、5,403,176、及び、5,624,688号公報)。
【0004】
【特許文献1】米国特許第4,123,207号公報
【特許文献2】米国特許第4,621,996号公報
【特許文献3】米国特許第4,728,276号公報
【特許文献4】米国特許第5,403,176号公報
【特許文献5】米国特許第5,624,688号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の特許に図示されるように、加熱ダイプレートは、同心円上に形成された押出口を備え、加熱流体のための通路と同様に、キャビティ、あるいは、カートリッジヒータを保持するためのポケットとして一般に知られている。そのようなダイプレートでは、押出口が垂直に延びるダイプレートの一部が、加熱流体用通路又はカートリッジヒータ用キャビティで占有されるのが望ましい。そこで、加熱流体が流動する通路、又は、カートリッジヒータを保持するキャビティ又はポケットにより、押出口をダイプレートの一部で省略することが望まれているという理由から、通路又はキャビティにより、ダイプレートに一体化可能な押出口の数を削減している。また、加熱流体通路とヒートカートリッジキャビティは、通路又はキャビティに隣接する領域で、放熱を集中させる傾向にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の中央加熱ダイプレートは、水中用ペレタイザーの押出部と水室の間に、従来と同様にして設置されている。ダイプレートの上流側では、押し出されたポリマーのストランドを形成するため、溶解したポリマーが、ダイプレートの上流側から下流側に延びる多数のオリフィスから押し出された状態で、押出部から溶解したポリマーを受け取る。押し出されたポリマーのストランドは、水室を通過する水によって冷却され、公知の方法である水中ペレット化技術により、ダイプレートの下流側に連結されたカッターブレードを回転させてペレットに切断する。
【0007】
本発明では、ダイプレートの円形オリフィスパターンが維持され、ダイプレートの中心部には電気抵抗加熱要素が設けられている。本発明の一態様では、ダイプレートの上流面の中心は、ノーズコーンに隣接し、ノーズコーンの内方に、中空又は凹状の管状領域を設けるために、取り除かれ、すなわち切除されている。管状の加熱プレートは、ダイプレートの中心を加熱するために、コーンの内方の凹状の中心領域、及び、ダイプレートのノーズコーンとダイプレートの間に位置決めされている。管状加熱プレートの平坦底面は、全面接触するように、凹状の中心領域の底面に面一に位置決めされているので、加熱プレートからの熱は、直接ダイプレートへと伝わる。ダイプレートは、押出部、ダイプレート及び水室を接続する留め具によって従来と同様な方法で位置決めされている。ノーズコーンは、管状加熱プレートの中心の管状の開口を介して延びる、垂直に設けたノーズコーンのアンカーボルトによって位置決めされている。ヒータリードすなわちヒータ配線は、プレートに電力を供給するために管状ヒータプレートに連結されたヒータリードコネクタに取り付けるべく、ダイプレートの放射穴の1つを介して延びている。ヒータ配線は、ヒータリードコネクタに着脱可能である。本発明のこの態様では、移動可能な中心ダイプレートと同様に、1片のダイプレート上で使用可能である。
【0008】
本発明の第2の態様では、ダイプレートの内径全体は、ダイプレートの中心に配置された円筒中空領域を形成するために切除されている。円筒コイル状の電気抵抗加熱要素は、中空内方領域に配置されている。円筒コイル状の電気抵抗加熱要素は、可撓性を有し、その外面がダイプレートの中空内方領域の内面に接触するように設計されているので、加熱要素からの熱は、ダイプレート内へと直接伝達する。ノーズコーンは、中空内方領域の上流側を閉鎖するために従来のアンカーボルトによって固定され、他端は、米国特許第6,824,371号公報に開示されるタイプの環状断熱プラグによって閉鎖されており、その閉鎖部が、(後述する´371特許)に全て記載されるように参照としてはっきりと組み込まれ、あるいは、同様な断熱プレートが、ダイプレートの中空下流端のために閉鎖部を構成している。
【0009】
また、この第2の態様では、ダイプレートの半径方向の穴を介して延びるヒータリードすなわちヒータ配線を利用し、コイル状の電気抵抗加熱要素に電力を供給する。ヒータ配線は、加熱要素に一体化するのが好ましい。本発明の実施形態は、移動可能な中心ダイプレートと同様に、1片のダイプレートに採用することも可能である。
【0010】
加熱要素をダイプレートの中心に直接接触するように位置決めすることにより、ダイプレートの中心から外方に向かって、より一層効率的で均等に放熱し、ダイプレート及び押出口の温度がより一層効率的に上昇し、ダイプレートの中心回りに同心円上に配置される押出口の全てが均等に加熱される。ダイプレートの中心に円形又は円筒の加熱要素を位置させるようにした現行の配置では、加熱流体通路を利用する際、あるいは、カートリッジヒータを半径方向に延ばすためにキャビティを設ける際、普通であれば必要とされる、ダイプレートの中心での押出口の除去が回避される。特に、中央加熱ダイプレートは、非常に小さな直径の押出口を利用して微小ペレットに小球化する際に有益であり、一般に、押し出されたストランド及び微小なペレットは約50ミクロン以下の最大外径を有することになる。
【0011】
そこで、本発明の目的は押出口の全てのパターンが溶解したポリマー又は他の押出物を最適な温度に維持するために、上流側と下流側の間で、ダイプレートの中心に、直接熱変換し、ダイプレートの中心から外方に向かって放熱し、ダイプレートの中心回りの同心円上に円形パターンで配置された押出口に対して均等に伝熱するように接触する電気抵抗加熱要素を有する水中用ペレタイザーのためのダイプレートを提供することである。
【0012】
本発明の他の目的は、加熱要素が、ダイプレートの上流側のノーズコーンに隣接するダイプレートの中心の凹面に配置された円形の電気抵抗プレートヒータのような中央加熱ダイプレートを提供することである。
【0013】
本発明のさらなる目的は、ダイプレートの中空領域が、上流側でノーズコーンによって閉鎖され、下流側で、断熱プラグとノーズコーンがアンカーボルトによって位置決めされ、断熱プラグ又はプレートによって閉鎖され、電気抵抗加熱要素が、上流側と下流側の間の中空ダイプレート内に配置された円筒コイル状の中央加熱ダイプレートを提供することである。
【0014】
本発明のさらに他の目的は、押出口の全てと、そこを通過する溶解ポリマーとを、一定温度に維持してより一層均一なサイズの高品質のペレットを生成するために、加熱要素の中心位置から、効率的に、かつ、押出口及びダイプレートの関連領域の熱でさえも供給する、水中用ペレタイザーのための中央加熱ダイプレートを提供することである。
【0015】
また、本発明のさらなる目的は、中央加熱要素に接続したヒータリードすなわちヒータ配線が、ダイプレートの外側の電力供給源に接続するために、ダイプレートの放射孔の1つを介して延びる中央加熱ダイプレートを提供することである。
【0016】
これらは、他の目的及び効果と共に、後にさらに十分に説明され、かつ、クレーム化されるように、構成及び作用の詳細な説明で実質的に明らかになり、同様な要素に同様な符号を付された、要素を形成する添付図面を参照しなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】円形加熱プレートがダイプレートの下流側の凹部に配置された、本発明に係る中央加熱ダイプレートの一実施形態の縦断面図である。
【図2】ダイプレート及びペレタイザー要素に対する円形加熱プレートの関係を示す、図1の構成を分解した一組の斜視図である。
【図3】コイルタイプの中央加熱ダイプレートの形式で、従来の組立品の構成要素との関係を示す、本発明の第2実施形態の分解した一組の斜視図である。
【図4】本発明の中央加熱ダイプレートの第2実施形態の構成要素の関係を示す部分断面斜視図である。
【図5】図3と同様であるが、円筒コイル状の電気抵抗加熱要素を一体化したヒータ配線を示す、本発明の第2実施形態の分解した一組の断面斜視図である。
【符号の説明】
【0018】
10…中央加熱ダイプレート
12…入口ハウジング
14…通路
16…ノーズコーン
18…上流面
20…押出口
22…ナイフ・ブレード組立品
24…キャビティ
26…円形加熱プレート
28…留め具
34…導線
40…アンカーボルト
42…円形断熱プラグ
60…ダイプレート
62…円筒内部材
70…加熱コイル
80…肩部
82…閉鎖プレート
88…アンカーボルト
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
本発明の好ましい実施形態のみを詳述しているが、本発明は、その範囲内に於いて、後述する説明又は図面に記載された構成の詳細及び要素の配列に限定されるものではない。本発明は、他の実施形態とすることが可能であり、種々の方法で実施される。また、好ましい実施形態の記載では、特定用語は明瞭化するための助けとなるであろう。なお、各特定用語は、同様な目的を達成するために、同様な方法で動作する全ての技術と同等なものを含む。
【0020】
図において、図1及び2は、水中用ペレタイザーの構成要素に関連する、全体を参照番号10で示された本発明の中央加熱ダイプレートの一実施形態を示す。水中用ペレタイザーは、溶解したポリマーの押出成形機(図示せず)からの入口ハウジング12を備える。入口ハウジング12は、溶解したポリマー又は他の押出物(以下、まとめて「ポリマー」と記載する。)のための通路14と、ダイプレート10の上流側18へとポリマーを導くノーズコーン16とを備える。ダイプレート10は、その上流面18から下流面21へと延びる、1以上の同心円リングからなる押出口20を備える。水中用ペレタイザーの水室(図示せず)内で、回転駆動可能な外方ハブ23に搭載した、多数のナイフ・ブレード組立品22は、押し出され、冷却され、固められた、押出ポリマーのストランドを、複数のペレットに切断する。ペレットは、水室を通過する冷却水と共に流動し、水及びペレットスラリーとして排出され、ペレットはドライヤーで湿気を除去されることによりほぼ乾燥した状態となる。
【0021】
図1及び2に示すように、ダイプレート10の上流面すなわち側面18は、押出口20の内側が、管状凹部すなわちキャビティ24が形成されるように切除されている。凹部24は、円形で、円形加熱プレート26を保持する。加熱プレート26は、内側の貫通孔30内へと挿通された留め具28によって凹部24の底面に固定される。加熱プレート26は、導線34に接続される側方固定部材32を備える。導線34は、電気エネルギー源に接続するために放射状の穴を介して外方に延びている。円形加熱プレート26は、表面27及び25の間に全面接触させるために、凹部24の底面25に対して面一に係合するように設計されている。この全面接触により、円形加熱プレート26からの熱が、直接、ダイプレートの表面25からダイプレート10内へと伝わることが保証される。
【0022】
加熱プレート26を所定位置に固定し、導線34に接続した後、ノーズコーン16を、加熱プレート26を覆うように位置決めする。導線34は、コネクタ32に強固に取り付けるか、取り外し可能に接続することができる。ノーズコーン16の底面の浅底凹部38は、ダイの表面18にノーズコーン16をシールするために、ダイの表面18の開口に係合する。
【0023】
ノーズコーンのアンカーボルト40は、´371特許に開示されるような、ダイプレート10の下流側の凹部44に配置される円形断熱プラグ42を貫通して延びている。アンカーボルト40は、ダイプレートの中心孔46と加熱プレート26の中心孔39を介して延びており、ノーズコーン16の底面の挿通孔48に螺合されている。図1は、中央加熱ダイプレート10の構成要素の組立状態を示す。円形断熱プラグ42とアンカーボルト40は、中心孔46の閉鎖部を形成する。そして、上流のダイ表面18と下流のダイ表面21の中間地点で、凹部即ちキャビティ24から放熱させ、加熱プレート26がダイプレートの上昇温度を維持した状態で、押出口20を介して溶解したポリマーを押し出すことができる。断熱プレート42がダイプレートの下流側の閉鎖部を形成し、ノーズコーン16がダイプレートの上流側の閉鎖部を形成しているので、加熱プレート26によって生成された熱が、上流面及び下流面すなわちダイプレートの両側面の間で、ダイプレートへと伝わる。
【0024】
本発明の加熱プレート26は、商業的に利用可能な、ミズーリ州セントルイスのワトロー社製のHTモデルのホイルヒータ等の従来のプレートヒータであるのが好ましい。
【0025】
図3、4及び5は、本発明に係る第2実施形態を示し、全体を参照符号60で示されるダイプレートは、上流側すなわち面64から下流側すなわち面66まで延びる中空の円筒内部材62を備える。ダイプレート60は、上流側64から下流側66まで延び、1以上の円からなる円形パターンに配置された押出口68を備える。筒状コイル形状の加熱装置70は、ダイプレート60の円筒内部材62に位置決めされ、ノーズコーン74に隣接するコネクタ72を備える。ノーズコーン74は、押出口68の円形パターンの内側の底面に固定されている。コネクタ72には、電気エネルギー源に接続するための放射方向の穴すなわち通路を介して延びる導線が接続されている。
【0026】
加熱コイル70は、円筒内部材62の内部に配置され、円筒内部材62の表面63に接触して直接熱交換する。加熱コイル70は可撓性を有するので、円筒内部材62内に係合させるために、外径を小さくした状態に捩ることができる。解放されると、直径が広がるので、コイル70の外面が円筒内部材62の表面63に直接接触するように設置される。このため、加熱コイル70からの熱は、表面63を介して直接ダイプレート10内へと伝わる。コイル70の下流端75は、円筒内部材62の内端で肩部80に配置される。断熱プラグすなわち閉鎖プレート82は、ダイプレートの下流面66に挿入されており、ダイプレートの肩部80の表面86に係合するシール縁部84を備えている。ノーズコーンのアンカーボルト88は、図4に示すように、プレート82、加熱コイル70を介して延び、互いに組み立てられた構造を維持するためにノーズコーン74に貫通している。
【0027】
図5に示す第2実施形態において、導線すなわちヒータ配線76´は、半径方向の穴すなわち通路装置70´を介して延びている。この全体構造により、コストが抑制され、円筒状コイルヒータ組立品の品質が向上する。
【0028】
本発明の加熱コイル70及び70´は、全ての導線76´を含む、商業的に利用可能な、ドイツのワルドブローエルにあるゲブハム・アンド・カテグリア社製のGC型コイル等の従来のコイルヒータであるのが好ましい。
【0029】
前述は、本発明の原理のみを示すものとして考慮されるべきである。当業者であれば多くの改良および変更に容易に想到しうるため、本発明の構成や動作を、ここに示し説明したものだけに厳密に限定することは望ましくない。したがって、本発明の範囲内にある限りにおいて、適切な改良や均等物が用いられうる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ペレタイザーの押出ダイプレートのための加熱組立品であって、
前記ダイプレートは、溶解したポリマーが移動する、切断組立品によってペレットに切断されたストランドのように、ダイの表面に出るように押し出される多数の開口を備え、
ダイプレートの円筒状の中心領域に保持するために、該中心領域と熱交換するように配置された略円筒状の加熱要素と、
前記加熱要素に隣接し、上昇した温度に維持し、ポリマーを、通過時に溶解した状態とする押出口と、
を備えた加熱組立品。
【請求項2】
前記加熱要素は、前記ダイプレートの1つの面の凹部の中心に搭載された円形加熱プレートである請求項1に記載の加熱組立品。
【請求項3】
前記加熱要素は、前記ダイプレートの中空中心に配置される円筒コイル状の加熱要素である請求項1に記載の加熱組立品。
【請求項4】
前記ダイプレートの中空中心は、ノーズコーンによって一端を閉鎖し、前記開口に向かって外方に放熱するために、ダイプレートの中心から熱が逃げないようにする断熱プラグによって他端を閉鎖した請求項3に記載の加熱組立品。
【請求項5】
前記加熱要素は、電力を供給するために、前記ダイプレートの放射通路の1つを介して延びる加熱リードに接続した請求項1に記載の加熱組立品。
【請求項6】
ダイプレートの周辺回りの円形パターンで、ダイプレートの上流面から下流面へと延びるように方向付けされた多数の押出口と、
前記押出口を通過する間、ポリマーを溶解状態に維持するために、前記押出口に向かって外方に放熱するように、前記押出口の円形パターンの内方に向かって前記ダイプレートの中心領域に対して熱交換する、略円筒状の加熱要素と、
を備えた水中用ペレタイザーでポリマーのストランドを押し出すためのダイプレート。
【請求項7】
前記加熱要素は、該加熱要素に接続し、前記ダイプレートの単一の通路を介して前記ダイプレートの外側の電力供給源に延びる加熱リードによって電力が供給される電気抵抗加熱要素である請求項6に記載のダイプレート
【請求項8】
前記加熱要素は、上流面の円形凹部に保持され、上流面に取り付けたノーズコーンによって位置決めされる円形プレートである請求項1に記載のダイプレート。
【請求項9】
前記加熱要素は、
前記ダイプレートの上流側から下流側に中心で延びる円筒状の凹部に配置される円筒状コイル、
前記ダイプレートの上流面で、前記円筒状の凹部のための閉鎖部を形成するノーズコーン、及び、
前記ダイプレートの下流面で、前記円筒状凹部のための閉鎖部を形成する閉鎖プレートである請求項7に記載のダイプレート。
【請求項10】
前記加熱リードは、前記円筒コイルの端部に一体化した請求項9に記載のダイプレート。
【請求項11】
ダイプレートの外縁周りの円形パターンに方向付けされ、ダイプレートの上流面から下流面へと延びる多数の押出口と、
前記上流面から前記下流面へと延びるダイプレートの中心円筒凹部に配置された円筒コイルヒータと、
前記コイルヒータに接続され、前記コイルヒータに電力を供給するために前記ダイプレートの単一の通路を介して延びる加熱リードと、
を備えた水中用ペレタイザーでポリマーのストランドを押し出すためのダイプレート。
【請求項12】
前記コイルヒータは、前記上流面に閉鎖部を形成するノーズコーンと、前記下流面に閉鎖部を形成する断熱プラグとによって前記円筒凹部に保持される請求項11に記載のダイプレート。
【請求項13】
前記ノーズコーン及び前記断熱プラグは、前記断熱プラグ及び前記コイルヒータの中心孔を通過し、前記ノーズコーンに貫通するノーズコーンのアンカーボルトによって所定位置に保持される請求項12に記載のダイプレート。
【請求項14】
前記加熱リードの構成要素は、前記コイルヒータへの電力供給源のみからなる請求項11に記載のダイプレート。
【請求項15】
前記加熱リードは、前記円筒コイルヒータの端部に一体化した請求項11に記載のダイプレート。
【請求項16】
前記単一の通路は、放射状に延びている請求項11に記載のダイプレート。
【請求項17】
前記加熱要素の一部は、前記加熱要素からの熱が、直接、前記ダイプレートに伝わるように、前記ダイプレートの中心領域に全面接触している請求項1に記載の加熱組立品。
【請求項18】
前記加熱要素の一部は、前記加熱要素からの熱が、直接、前記ダイプレートに伝わるように、前記ダイプレートの中心領域に全面接触している請求項6に記載のダイプレート。
【請求項19】
前記円筒コイルヒータの外面は、前記コイルヒータからの熱が、直接、前記ダイプレートに伝わるように、前記中心円筒凹部の内壁に接触している請求項11に記載のダイプレート。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2008−528332(P2008−528332A)
【公表日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−553143(P2007−553143)
【出願日】平成18年1月20日(2006.1.20)
【国際出願番号】PCT/US2006/002033
【国際公開番号】WO2006/081140
【国際公開日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【出願人】(500092365)ガラ・インダストリーズ・インコーポレイテッド (23)
【氏名又は名称原語表記】Gala Industries, Inc.
【Fターム(参考)】