説明

氷を用いた保冷・冷蔵輸送車両に搭載する冷熱装置

【課題】氷の冷熱エネルギーを利用することにより輸送・配送車の冷凍運転に係わる化石燃料の燃費改善と二酸化炭素の低減を可能とする保冷・冷蔵輸送車両に搭載する氷を用いた冷熱装置を提供する。
【解決手段】保冷・冷蔵輸送車両の輸送物が納められた庫内に冷熱源として自然製氷、機械製氷を積載物の熱負荷量に対応した量を冷熱装置に納めて、これら氷の融解潜熱や顕熱を利用することにより、少なくとも庫内を0℃〜5℃の低温度、相対湿度を80%以上の高湿度に保ち、鮮度維持と品質保持を維持しながら輸送を可能とすることを特長とする装置。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
本発明は生鮮野菜、生鮮魚介類、穀物、これらの加工品を出荷までの期間、冷蔵倉庫で低温貯蔵された貯蔵品を出荷拠点より消費地まで輸送・配送する流通段階において、保冷・冷蔵輸送車両の庫内を低温度・高湿度に保ち鮮度、品質維持、さらに氷の冷熱エネルギーを利用することによる輸送・配送車の冷凍機運転に係わる燃費改善と二酸化炭素の低減を可能とする保冷・冷蔵輸送車両に搭載する氷を用いた冷熱装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、生鮮野菜、生鮮魚介類、穀物、これらの加工品の輸送に使用する車両は大部分が冷凍車、冷蔵車、保冷車である。さらに自走できない冷凍、冷蔵、保冷コンテナー車がある。冷凍車ならびに冷凍コンテナー車は冷却機能と断熱された冷凍庫を持ち−5℃から−50℃程度の低温領域、5℃から−5℃の中温領域に温度を維持してアイスクリーム、冷凍食品などを輸送する。冷蔵車ならびに冷蔵コンテナー車は冷凍機などの冷却機能と断熱された冷凍庫を持ち0℃から10℃で温度管理を行って、野菜、鮮魚貝類などを輸送する。生鮮野菜類のように、低温度と高湿度が鮮度維持に必要なものを輸送する場合には、冷凍機のような冷却装置の他に加湿器が付加されている。冷凍車、冷凍コンテナー車、さらに冷蔵車、冷蔵コンテナー車には冷熱を生み出す手段として一般的には冷凍機を用いた機械式冷却が用いられている。他にも液体窒素、蓄冷剤を利用した方式があるが、主に融解熱、蒸発潜熱を利用しており、利用は小型車、特殊な場合に限定されている。
【0003】
保冷車、さらに自走できない保冷コンテナー車は冷凍機などの冷却機能を持たないが、断熱された保冷庫を有している。冷却して品温を下げることはできないが、予め低温に冷やされた生鮮野菜、生鮮魚介類、これらの加工品の温度上昇を低減して鮮度低下を防止するもので、輸送・配送用途に用いられる。保冷車、保冷コンテナー車で輸送される品物としては、低温状態で鮮度を保つことが可能な野菜、予冷野菜、氷詰めブロッコリー等があり、魚介類の場合は発泡スチロール容器に氷と一緒に詰めて輸送することが多い。
【0004】
たとえば、生鮮野菜、魚介類の産地、生鮮加工地から遠隔の消費地までフェリー輸送する場合には、フェリー内で温度維持を目的に冷凍・冷蔵コンテナー車は外部電源で冷凍機を駆動して庫内温度を維持しており、輸送中の冷凍・冷蔵に関わるエネルギーが必要である。このことは輸送コストの上昇、冷凍・冷蔵エネルギー消費に伴う二酸化炭素の排出を招くことになる。保冷コンテナー車は冷却機能を持たないために、長距離、長時間に亘るフェリー輸送では鮮度を維持できない場合がある。
【0005】
輸送・配送などの陸上輸送時には冷凍・冷蔵コンテナー車の燃費低減や環境対策を目的に、輸送・配送途中のアイドリングストップなどによって冷凍機が停止して庫内温度が上昇する危険もある。
【0006】
冬期間の積雪や氷を冷熱源として活用する雪室・氷室は穀物、野菜等の貯蔵施設として、これらを出荷するまでの期間、貯蔵温度0℃〜5℃、相対湿度80%以上の高湿度で貯蔵を行い、貯蔵物の鮮度を維持している。これら貯蔵物を雪室・氷室から出荷して消費地に輸送する場合、一般的に保冷車、保冷コンテナー車で輸送されるが、温度、湿度の制御が出来ないために、長距離輸送や交通渋滞などによる長時間輸送では庫内温度の上昇、湿度が低下する。さらに保冷庫の頻繁な扉開閉によっても庫内温度の上昇、湿度が低下する。このように、せっかく雪室・氷室において、鮮度を維持する貯蔵が行われても、前記のような輸送時の課題によって生鮮野菜、生鮮魚介類、穀物、これらの加工品の鮮度低下を招くことになり、馬鈴薯などの芋類、人参などは発芽して商品価値を損なうおそれがある。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は雪室、氷室や機械式冷凍装置を有する冷蔵倉庫で貯蔵された生鮮野菜、生鮮魚介類、穀物、これらの加工品を鮮度を低下させることなく流通させる方法として保冷・冷蔵輸送車両に搭載する氷を利用した冷熱装置の提供を目的としている。
【0008】
生鮮野菜、生鮮魚介類、穀物、これらの加工品を雪室、氷室から出荷して消費地に輸送する場合に保冷車、保冷コンテナー車を用いる場合、保冷庫は断熱構造を有するが、冷却装置が附属されていない。そのために外気温度や貯蔵品の呼吸熱などによる庫内温度上昇、鮮度低下、発芽など商品価値を損なう恐れがある。
【0009】
生鮮野菜、生鮮魚介類、穀物、これらの加工品を雪室、氷室から出荷して消費地に輸送する場合に冷蔵車、冷蔵コンテナー車を用いる場合、冷凍機が設置されているので庫内温度は制御できる。しかし冷凍機の凝縮器によって除湿され低湿度雰囲気になり、生鮮野菜、生鮮魚介類の乾燥などによる鮮度低下の課題と、アイドリングストップによる鮮度低下、さらに車載の機械式冷凍機の運転に伴う燃費増加、二酸化炭素排出などの課題を解決する。
【0010】
生鮮野菜産地、生成魚介類の産地、生鮮加工地から遠隔の消費地までフェリー輸送する場合には、フェリー内で温度維持を目的に冷蔵コンテナー車は外部電源等を利用しているが、外部電源等を必要としない冷蔵用冷却装置の提供。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決する本発明は、以下の方法を提供するものである。
(1)雪室、氷室や機械式冷凍装置を有する冷蔵倉庫で貯蔵された生鮮野菜、生鮮魚介類、穀物、これらの加工品を鮮度を低下させることなく輸送する方法であって、当該品を氷の融解潜熱、氷の顕熱、融解水の冷熱を利用して温度0℃〜5℃、相対湿度80%以上の高湿度状態で鮮度を保持して輸送する方法。
(2)冷蔵装置を持たない保冷車、保冷コンテナー車を用いた輸送の場合、外気温度や貯蔵品の呼吸熱などによる庫内温度上昇、鮮度低下、発芽など商品価値低下を防止するために、氷を利用した冷熱装置によって保冷車、保冷コンテナー車の鮮度維持輸送を容易に可能とする方法。
(3)冷蔵車、冷蔵コンテナー車を用いる場合、冷凍機が設置されているので庫内温度は制御できる。しかし冷凍機の凝縮器によって除湿され庫内は低湿度雰囲気になる。
高湿度に制御するには加湿器を設けて庫内湿度の調整が必要になるが、庫内空気が加湿されると冷却器表面に着霜が発生して冷却能力が低下する。さらに冷却器表面の着霜を除去するために間欠的に暖房運転によって着霜を融かすことになる。この着霜除去時の庫内温度の変動により鮮度低下の恐れがあるが、氷を利用した冷熱装置によって冷蔵車、冷蔵コンテナー車の庫内温度を低温度、高湿度に維持した輸送を可能とする方法。
(4)生鮮野菜、生鮮魚介類の産地、生鮮加工地から遠隔の消費地までフェリー輸送する場合に、冷蔵コンテナー車は外部電源等を利用しているが、外部電源等を必要としないで、氷を利用した冷蔵用冷却装置によって冷蔵コンテナー車の鮮度維持輸送を容易に可能とする方法。さらに輸送・配送などの陸上輸送時の冷蔵コンテナー車の燃費低減や環境対策を目的とした輸送・配送途中のアイドリングストップ等に伴う鮮度低下を防止し、輸送燃費の改善と二酸化炭素の排出量を低減する氷を利用した冷蔵用冷却方法。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
次に本発明について実施例を用いて説明する。ただし、この実施例の形態に掲載されている構成部品の寸法、容量、材質、形状、その相対的な配置などは特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
本発明の氷を用いた冷熱装置は保冷・冷蔵コンテナー車の庫内に積載物と一緒に搭載して使用する。図1は氷を利用した冷却システムを示す図である。図中の1は冷却に用いる氷を収納する氷籠で、同一の庫内に積載される生鮮野菜、生鮮魚介類、穀物、これらの加工品の熱負荷量に対応した融解潜熱量分の氷を収納して、貯蔵庫内を温度0℃〜5℃の低温度、相対湿度80%以上の高湿度に維持して輸送する。氷籠の上面に熱交換用の送風機ユニット4が設置されており、庫内の代表温度または籠上面温度が5℃を超えると送風機が強制熱交換を行う。送風機ユニットの動作温度は氷籠上面空気温度、任意の場所の庫内空気や積載物温度等のいずれも選択が可能であり、5℃〜0℃で任意に設定できる。氷籠の側面は網状で庫内空気との熱交換を容易にしており、送風機ユニットが停止しているときは、網状の側面と氷の上面から自然対流で熱交換を行う。熱負荷に応じて氷は融解し、融解水は貯水槽2に貯まる。貯水槽2は収納した氷の全量が融解しても、総て貯めることができる容積を持っている。貯水槽2の表面は結露防止のために表面を断熱処理している。飛散防止板5により、網状の側面から融解水の飛散を防ぎ、積載物の濡れを防止する。さらに輸送途中の車両の振動、揺れなどに伴う融水槽2からの融水の溢水を防止するために溢水防止板6を設けている。
送風機ユニット4は送風機用電源蓄電池3を電源としており、車両の駆動系、電源系などの外部からの電源供給は不要である。氷籠に氷を収納する時は、送風機ユニットを外して、必要量の氷を投入する。冷熱装置を保冷・冷蔵コンテナーの庫内に設置するとき、リフト車等での運搬設置を容易に可能とする運搬架台7が設置されている。輸送途中に貯水槽に溜まった水を排水するバルブ付き配水管8を備えている。
収納する氷は自然氷、機械製氷などが利用可能であり、氷室、雪室に用いられる冬期間に貯蔵した雪氷でも可能である。さらに特許第3617629号(空調システム及び空調方法)に示す、冬期間の低温外気を利用した製氷と深夜電力を利用した機械製氷なども利用可能である。
【0013】
本発明は氷を利用した冷熱装置を保冷・冷蔵コンテナー車の庫内に生鮮野菜、生鮮魚介類、穀物、これらの加工品等と一緒に積載することで、産地の貯蔵庫から消費地まで鮮度を維持したまま輸送が可能になる。庫内温度は0℃〜5℃の範囲に制御されるために、たとえば生鮮野菜などは凍結することがなく、あわせて相対湿度80%以上の高湿度状態に維持できるので、鮮度維持が可能である。さらに馬鈴薯などの芋類、人参などの発芽抑制にも効果的で、商品価値を損なうおそれが少ない。庫内熱負荷や外気温度が高いときには冷却システムの氷を増量、又は冷熱装置を複数台積載することで積載物の量、季節別の気象条件の違いにも対応できる。貯水槽の水はフェリー輸送時などには冷熱源として活用し、陸上輸送時には庫外に排水して、輸送負荷重量の低減を図る。このことにより二酸化炭素の削減、低燃費を実現できる。
【実施例】
【0014】
以下に、実施例に基づいて本発明を具体的に説明するが、本発明は当該実施例によって何ら限定されるものではない。
(1)試験方法
供試材料としては特許第3617629号を活用した雪氷倉庫(貯蔵温度5℃以下、相対湿度80%で貯蔵)で貯蔵中の馬鈴薯2トン、玉葱2トンを用いた。輸送用保冷コンテナー(40フィート)に供試材料、氷800kgを収納した冷熱装置を積載して北海道苫小牧港よりフェリー便により、茨城県大洗港に輸送、大洗港から東京都内に陸上輸送を行い、その期間中の庫内温度、庫内湿度、さらに鮮度維持の確認として馬鈴薯の重量変化を測定した。輸送用保冷コンテナーは北海道苫小牧港から東京都昭島市市場までの所要時間は45時間である。
【0015】
図2に示すとおり、輸送期間中の庫内温度はほぼ2℃程度に維持されている。フェリー輸送中の外気温8℃弱の条件でも庫内温度は2℃で推移しており、さらに東京都内輸送時の外気温度13℃でも2℃に維持できている。相対湿度も80%以上であり、輸送期間中は想定どおりの低温度、高湿度条件を維持することができている。
【0016】
図3には、輸送期間中の馬鈴薯の重量変化を示す。供試用馬鈴薯は3組の供試資料を用いて、輸送前、輸送後の重量変化を測定した。輸送中の庫内温湿度は低温度、高湿度条件に維持されているため、馬鈴薯が乾燥することなく、重量に大きな変化はなく、鮮度は維持された。
【産業上の利用可能性】
【0017】
本発明の氷の冷熱を利用した鮮度維持輸送法は生鮮野菜、生鮮魚介類、穀物、これらを用いた加工品を0℃〜5℃の低温度、相対湿度80%以上の高湿度状態で鮮度を保持して輸送する方法であり、一般的に利用されている冷凍機を用いた機械式冷却法に比べて、自然エネルギーが作り出す氷や深夜電力などの低廉なエネルギーで製造される氷を利用することにより、容易に低温輸送、高湿度輸送が可能である。特に生鮮野菜など生産時の鮮度を維持したまま消費地に提供できる輸送法として、冷熱源のコストが廉価であり、二酸化炭素の排出が少ないことから、省エネルギー輸送、並びに環境対応輸送法として、高鮮度、高品質な食品、食料の提供を可能にする格別の効果を有する。
【符号の説明】
【0019】
図1 の符号
1 氷籠
2 貯水槽
3 送風機ユニット用蓄電池
4 送風機ユニット
5 飛散防止板
6 溢水防止板
7 運搬架台
8 バルブ付き配水管
図2 の符号
▲1▼ 庫内温度
▲2▼ 外気温度
▲3▼ 外気湿度
▲4▼ 庫内湿度
A コンテナーに積載後苫小牧フェリー港での待機期間(6時間)
B フェリー移動期間(24時間)
C 大洗フェリー港到着後の待機期間(8時間)
D 大洗から東京都昭島市までの陸上輸送機関(7時間)
【図1】

【図2】

【図3】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
生鮮野菜、生鮮魚介類、穀物、これらを用いた加工品を氷室、雪室を含む冷蔵倉庫で低温に維持された貯蔵品を出荷拠点より消費地まで輸送、配送を含む流通段階で用いる保冷・冷蔵輸送車両が運搬する積載物の鮮度維持と品質保持を目的に、保冷・冷蔵輸送車両の輸送物が納められた庫内に冷熱源として自然製氷、機械製氷を積載物の熱負荷量に対応した量を冷熱装置に納めて、これら氷の融解潜熱や顕熱を利用することにより、少なくとも庫内を0℃〜5℃の低温度、相対湿度を80%以上の高湿度に保ち、鮮度維持と品質保持を維持しながら輸送を可能とすることを特長とする装置。
【請求項2】
前記冷熱装置は氷籠に収納された自然氷、機械製氷を冷熱源として熱負荷量に対応した氷を収納して、保冷・冷蔵輸送車両の輸送物が納められた庫内に設置され、輸送、配送中に庫内空気と氷の熱交換によって貯蔵庫内を温度0℃〜5℃の低温度、相対湿度80%以上の高湿度に維持する。具体的には氷籠に設置された庫内温度を調整する送風機ユニットが氷籠に設置された蓄電池を電源として庫内温度検出器によって検出された温度値によって庫内温度0℃〜5℃の範囲で送風機を任意に動作させて、氷と庫内空気の強制熱交換を行う。庫内温度が必要温度に達しているときは、送風機は停止し、氷と庫内空気は自然対流により熱交換を行う。氷と庫内空気の強制対流熱交換、自然対流熱交換を効率よく進めるために、氷籠の側面は網状であり、容易に庫内空気と氷の熱交換が行える。その結果、庫内空気中の水分蒸気圧が増加し、相対湿度を増加させることを特長とする装置。
【請求項3】
前記冷熱装置は冷熱源の氷が熱交換によって融解した融解水を貯める貯水槽、庫内温度を調整する送風機ユニット、送風機ユニット用蓄電池、氷籠から融解水が生鮮野菜、生鮮魚介類、穀物、これらを用いた加工品などの積載物に飛散することを防止する飛散防止板を備え、さらに輸送途中の車両の振動、揺れなどに伴う貯水槽から融解水の溢水を防止するための溢水防止板を備えている。冷熱装置を保冷・冷蔵輸送車両の庫内に設置する時に、リフト車等での運搬設置を容易に実施できる運搬架台が設置されている。庫内に搬入後、ワイヤー等で固定される。輸送、配送中に貯水槽に貯まった融解水はバルブ付き配水管によって庫外に排出される。さらに運搬中の車載重量は時間と共に減少する。さらに融解水の温度は0℃以上であり、庫扉の開閉により、外気空気が進入した場合には、貯水槽表面壁の結露を防止できる構造であること等を特長とする装置。
【請求項4】
前記冷熱装置は保冷・冷蔵輸送車両が輸送する生鮮野菜、生鮮魚介類、穀物、これらを用いた加工品などの輸送物の重量、比熱、輸送時間、外気温から想定される必要熱量に応じて、氷籠に収納する氷の量を調整し、又は冷熱装置を単台から複数台まで庫内に積載して輸送・配送中の温度、湿度を前記値に維持できることを特長とする装置。

【公開番号】特開2008−256336(P2008−256336A)
【公開日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−117698(P2007−117698)
【出願日】平成19年3月30日(2007.3.30)
【出願人】(595135855)田尻機械工業株式会社 (2)
【出願人】(507140586)有限会社湊屋 (1)
【Fターム(参考)】