説明

泡状毛髪化粧料

【課題】良好な泡立ち性を有し、塗布時の感触に優れ、しっとり感とツヤを付与する泡状毛髪化粧料を提供する。
【解決手段】(A)カチオン性ポリマー 0.1〜15質量%、(B)オリゴ糖及びその誘導体からなる群より選択される少なくとも1種 0.01〜10質量%、(C)起泡剤
0.01〜5.0質量%および(D)噴射剤を含有することを特徴とする泡状毛髪化粧料であり、好ましくは、さらに(E)植物油を含有する泡状毛髪化粧料。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、泡状毛髪化粧料に関し、更に詳細には、良好な泡立ち性を有し、塗布時の感触に優れ、しっとり感とツヤを付与する泡状毛髪化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、化粧料としては、使いやすさと使用感の良さの点でエアゾールタイプの泡状化粧料が多く提供されている。泡状化粧料は、エアゾール缶に機能を有する組成物、即ち原液と液化ガス等からなる噴射剤を詰めたものであり、噴射とともに液化ガスが大気圧下で気化することで原液が膨らんで泡状になるものである。毛髪に使用されるものとして、例えば、セット力を主とするもの、トリートメントを主とするもの、ウェットなツヤを出すものなどが挙げられ、これら泡状毛髪化粧料においては、泡質や泡の安定性、泡の感触や使用感を向上させるため、様々な検討が行われてきた。泡状毛髪化粧料にしっとり感やツヤを与えるために、さまざまな油剤、シリコーン誘導体や多価アルコール等が用いられてきたが、シリコーン誘導体を配合した泡状毛髪化粧料は毛髪にしっとり感やツヤを与えるものの、不快なべたつき感を与えるという問題があった。また、油剤の配合が泡の形成を損なう消泡性を有しているため、油剤の配合量が相対的及び絶対的に制限されてしまう。そのため、毛髪に好ましい風合いを付与するのに十分な量の油剤を配合できないという問題もある。
【0003】
従来、泡状毛髪化粧料においては、泡質や使用感の改善のために、例えば、高重合シリコーンとヘアセット性重合体を配合したもの(特許文献1参照)、ヒドロキシル化ポリオルガノシロキサンエマルションを配合したもの(特許文献2参照)、またビニルピロリドン/ジアルキルアミノアルキルメタクリレート共重合体とエステル及び起泡剤とを含有したもの(特許文献3参照)やカチオン化セルロースと油剤を含有するもの(特許文献4参照)などが報告されている。
【0004】
しかしながら、従来の技術では、良好な泡立ち性を有し、塗布時の感触に優れ、しっとり感とツヤを付与する効果に関して十分満足できるものではなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開昭62−48615号公報
【特許文献2】特開昭63−2918号公報
【特許文献3】特開平7−258039号公報
【特許文献4】特開平7−304637号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記状況を鑑みて、良好な泡立ち性を有し、塗布時の感触に優れ、しっとり感とツヤを付与する泡状毛髪化粧料を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記目的を達成するために、鋭意研究を重ねた結果、カチオン性ポリマー、オリゴ糖及びその誘導体、起泡剤並びに噴射剤を含有する泡状毛髪化粧料により、上記問題が解決されることを見出した。
【0008】
すなわち、本発明の泡状毛髪化粧料は、
(A)カチオン性ポリマー 0.1〜15質量%
(B)オリゴ糖及びその誘導体からなる群より選択される少なくとも1種 0.01〜10質量%
(C)起泡剤 0.01〜5質量%
(D)噴射剤
を含有することを特徴としている。
【0009】
本発明の泡状毛髪化粧料は、さらに(E)植物油を含有することが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明の泡状毛髪化粧料によれば、良好な泡立ち性を有し、塗布時の感触に優れ、しっとり感とツヤを付与することができる。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の泡状毛髪化粧料について詳細に説明する。
【0012】
本発明の(A)成分であるカチオン性ポリマーとしては、カチオン基又はカチオン基にイオン化され得る基を有するポリマーをいい、全体としてカチオン性となる両性ポリマーも含まれる。すなわち、カチオン性ポリマーとしては、ポリマー鎖の側鎖にアミノ基又はアンモニウム基を含むか、又はジアリル4級アンモニウム塩を構成単位として含む水溶性のものである。例えばカチオン化セルロース誘導体、カチオン性澱粉、カチオン化グアーガム誘導体、ジアリル4級アンモニウム塩の重合体又は共重合体、4級化ポリビニルピロリドン誘導体等が挙げられる。具体例としては、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド重合体(ポリクオタニウム−6,例えばマーコート100;ナルコジャパン社)、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド/アクリル酸共重合体(ポリクオタニウム−22,例えばマーコート280,295;ナルコジャパン社)、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド/アクリル酸アミド共重合体(ポリクオタニウム−7,例えばマーコート2200;ナルコジャパン社)、4級化ポリビニルピロリドン誘導体(ポリクオタニウム−11,例えばガフカット734、755、755N;アイエスピー・ジャパン社)、カチオン化セルロース誘導体(ポリクオタニウム−10,例えばポイズC−150L、C−60H、C−80M;花王社、UCAREポリマーJR−125、JR−400、JR−30M、LR−400、LR−30M;以上、ダウ・ケミカル日本社)等を挙げることができ、特にジメチルジアリルアンモニウムクロリド/アクリル酸共重合体を好ましく使用することができる。
【0013】
本発明において、前記カチオン性ポリマーの中から、一種または二種以上を適宜選択して用いることができ、その配合量としては、泡状毛髪化粧料中に0.1〜15質量%が必要であり、好ましくは1〜10質量%である。0.1質量%未満であると、毛髪に十分なしっとり感を付与できず、15質量%を超えると毛髪の乱れを直す際に櫛やブラシの通り性が低下する。また、仕上がりの感触が不自然に重くなる。
【0014】
本発明の(B)成分であるオリゴ糖としては、オリゴ糖を構成する単糖は特に限定されないが、例えば、二糖としてトレハロース、スクロース、マルトースなど、三糖としてラフィノース、マルトトリオース、シアリルラクトース、及びグルコシルトレハロース等があげられる。ここで言うオリゴ糖とは、二糖から二十糖の重合度を示す。オリゴ糖は例えば天然素材より抽出したオリゴ糖、化学的に合成したオリゴ糖、酵素を用いて付加反応又は転移反応させることにより得られるオリゴ糖、及び多糖類より加水分解処理により得られるオリゴ糖のいずれを使用してもよい。オリゴ糖は、直鎖状オリゴ糖、分岐状オリゴ糖、及び環状オリゴ糖のいずれを使用してもよい。
【0015】
これらのオリゴ糖の中で、スクロース、マルトース、トレハロース及びグルコシルトレハロースが好ましい。より好ましくは、グルコシルトレハロースである。
【0016】
本発明においては、これらオリゴ糖及びその誘導体の中から一種または二種以上を適宜選択して用いることができ、その配合量としては、泡状毛髪化粧料に対して0.01〜10質量%が必要であり、好ましくは0.1〜5質量%である。
【0017】
本発明の(C)成分である起泡剤としては、従来起泡剤として化粧料等に用いられているものであり、泡状化粧料を構成できるものであれば特に限定されず、例えば、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤の何れであってもよく、ノニオン性界面活性剤として、ポリオキシエチレンセチルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル、モノオレイン酸ポリオキシエチレングリコール等のポリオキシエチレン脂肪酸エステル、モノラウリン酸ソルビタン、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット、モノオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン等の脂肪酸エステル、及びその他ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ショ糖脂肪酸エステル、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドなどが例示できる。カチオン性界面活性剤として、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモウニム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム等の第4級アンモニウム塩型カチオン活性剤が例示できる。両性界面活性剤として、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のN,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、N,N−ジアルキルアミノアルキレンアンモニウムベタイン、N,N,N−トリアルキル−N−スルホアルキレンアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキル−N,N−ビス(ポリオキシエチレン硫酸)アンモニウムベタイン、アルキルアミドジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジメチルアミンオキシド等などが例示できる。
【0018】
これら起泡剤の中でも、特にノニオン性界面活性剤は泡安定性の点で好ましく、さらにノニオン性界面活性剤の中では、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等が特に好ましい起泡剤として挙げられる。
【0019】
本発明において、これら起泡剤の中から一種または二種以上を適宜選択して用いることができ、その配合量としては、泡状毛髪化粧料に対して0.01〜5質量%が必要であり、好ましくは0.1〜3.5質量%である。配合量が0.01質量%に満たないと、泡状毛髪化粧料としての泡安定性が悪く、5質量%を越えると毛髪にべたつき感が生じ、使用感が損なわれる。
【0020】
本発明の(D)成分である噴射剤は、エアゾール原液を噴射するために使用する。噴射剤としては、プロパン、n−ブタン、i−ブタン等を主成分とする液化石油ガス(LPG)等の炭化水素類、ジメチルエーテル、メチルエチルエーテル、ジエチルエーテル等のエーテル類、炭酸ガス、窒素ガス、酸素等の圧縮ガスが挙げられる。これらの噴射剤は、それぞれ単独でまたは2種以上を混合して使用する事ができる。これらの中でも、噴射性、溶解性の観点から、液化石油ガス及び/またはジメチルエーテルからなる液化ガスが望ましい。
【0021】
本発明の泡状毛髪化粧料は、例えば水および/またはエタノール溶液に、(A)〜(C)成分を配合した原液と、上記(D)成分の噴射剤からなる。その混合比率(噴射剤)/(原液)は重量比で、1/19〜3/17である。この範囲内にあると、吐出物が泡を良好に形成でき、泡状毛髪化粧料として問題なく使用できる。
【0022】
本発明の泡状毛髪化粧料は、通常のエアゾール容器に充填することができ、容器のノズルから泡状に吐出し、あるいは吐出後に泡状となり、適度な泡形成性と泡持ちを有するヘアスタイリング等の泡状エアゾール型の化粧料として実施できる。
【0023】
本発明の泡状毛髪化粧料においては、上記(A)〜(D)成分に加えて、さらに(E)成分である植物油を配合できる。この植物油としては、例えば、シア脂、オリーブ油、メドウフォーム油、マカデミアナッツ油、ユチャ油、アボカド油、植物性スクワラン、パーシック油、ククイナッツ油、ビャクダン抽出油、キハダ樹皮抽出油、オオムギ抽出油、ブドウ種子油、ゴマ油、サフラワー油、アルモンド油、大豆油、ツバキ油、トウモロコシ油、ヒマシ油、ヒマワリ油、ヘーゼルナッツ油、ホホバ油、ラッカセイ油、ローズヒップ油などが好適に用いられる。
【0024】
これらの植物油は、一種または二種以上を適宜選択して用いることができ、その配合量としては、泡状毛髪化粧料中に好ましくは0.01〜5質量%、さらに好ましくは0.1〜3質量%である。
【0025】
なお、本発明の泡状毛髪化粧料のエアゾール原液においては、上記必須成分の他に、必要により、一般に毛髪化粧料に用いられている各種の成分、例えば、水、界面活性剤、高分子化合物、油脂類、粉体、シリコーン類、pH調整剤、保湿剤、紫外線吸収剤、紫外線分散剤、色素、液状アルコール、植物エキス、殺菌剤、防腐剤、酸化防止剤、キレート剤、薬剤、香料等を、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。
【0026】
本発明の泡状毛髪化粧料の用途は限定されずに使用でき、特に整髪用の泡状毛髪化粧料として使用することが好ましい。本発明の意義は、使用感の調整が困難な泡状毛髪化粧料において、新しい使用感を有する泡を調整できたことにある。この泡は、手にとって整髪したい部分に塗布した時に、みずみずしいしっとり感があり、さらに、泡を適する量にちぎることができる。したがって、髪全体に塗布する場合のみならず、部分的に塗布したいとする箇所に、適量を使用するのに極めて適している。
【実施例】
【0027】
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、これらの実施例により本発明の技術範囲が限定されるものではない。尚、実施例に記載の各種試験(泡立ち性・泡の持続性、塗布時のすべり性、しっとり感、ツヤ)に関する試験法を下記に示す。
【0028】
(泡立ち性・泡の持続性)
実施例および比較例の泡状毛髪化粧料の泡立ち性と泡の持続性について10名の専門パネルを対象に目視で試験した。下記に示す判定基準により評価を行った。
【0029】
判定基準(泡立ち性・泡の持続性が良い、または泡立ち性・泡の持続性が悪い)
◎:パネルの8名以上が泡立ち性・泡の持続性が良いと判断
○:パネルの6名以上8名未満が泡立ち性・泡の持続性が良いと判断
△:パネルの4名以上6名未満が泡立ち性・泡の持続性が良いと判断
×:泡立ち性・泡の持続性が良いと判断したパネルが4名未満
【0030】
(塗布時のすべり性)
毛髪(10g、20cm)に実施例および比較例の泡状毛髪化粧料を2g噴射し、10名の専門パネルを対象に、塗布時のすべり性について官能試験を行い、下記に示す判定基準により評価を行った。
【0031】
判定基準(すべり性が良い、またはすべり性が悪い)
◎:パネルの8名以上がすべり性が良いと判断
○:パネルの6名以上8名未満がすべり性が良いと判断
△:パネルの4名以上6名未満がすべり性が良いと判断
×:すべり性が良いと判断したパネルが4名未満
【0032】
(しっとり感)
毛髪(10g、20cm)に実施例および比較例の泡状毛髪化粧料を2g噴霧し、10名の専門パネルを対象に、毛髪のしっとり感について官能試験を行い、下記に示す判定基準により評価を行った。
【0033】
判定基準(しっとり感がある、またはしっとり感がない)
◎:パネルの8名以上がしっとり感があると判断
○:パネルの6名以上8名未満がしっとり感があると判断
△:パネルの4名以上6名未満がしっとり感あると判断
×:しっとり感があると判断したパネルが4名未満
【0034】
(ツヤ)
毛髪(10g、20cm)に実施例および比較例の泡状毛髪化粧料を2g噴射し、10名の専門パネルを対象に、毛髪のツヤについて官能試験を行い、下記に示す判定基準により評価を行った。
【0035】
判定基準(ツヤがある、またはツヤがない)
◎:パネルの8名以上がツヤがあると判断
○:パネルの6名以上8名未満がツヤがあると判断
△:パネルの4名以上6名未満がツヤがあると判断
×:ツヤがあると判断したパネルが4名未満
【0036】
実施例1〜7、比較例1〜3
表1に示す処方の泡状毛髪化粧料を常法に従って作製し、前記の諸試験を実施して評価を行った。その結果を併せて表1に示す。
【0037】
【表1】

【0038】
表1から明らかであるように、実施例の泡状毛髪化粧料は、比較例と比べて泡立ち性・泡の持続性、塗布時のすべり性、しっとり感、ツヤに関する試験のいずれの評価においても優れていた。
【0039】
以下、本発明の泡状毛髪化粧料のその他の処方例を実施例としてあげる。なお、これらの実施例の泡状毛髪化粧料についても、上記の泡立ち性・泡の持続性、塗布時のすべり性、しっとり感、ツヤに関する試験を実施したところ、いずれの実施例においても、優れた特性を有し、良好であった。
【0040】
実施例8(トリートメントフォーム)
<エアゾール原液>
配合量(%)
(1)セトステアリルアルコール 1.0
(2)ポリオキシエチレンセチルエーテル 1.5
(3)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0
(4)ポリクオタニウムー7 5.0
(5)濃グリセリン 0.5
(6)トレハロース 3.0
(7)ホホバ油 0.5
(8)パラベン 0.1
(9)香料 0.5
(10)加水分解コラーゲン 0.5
(11)サボンソウエキス 0.5
(12)精製水 残 分
<ガス充填>
(13)エアゾール原液 90.0
(14)噴射剤(液化石油ガス) 5.0
(15)噴射剤(ジメチルエーテル) 5.0
【0041】
(製法)
(1)〜(9)を80℃にて均一混合溶解させ、(10)〜(12)を80℃にて混合したものを加えて乳化し、室温まで冷却してエアゾール原液(13)を得た。エアゾール原液をエアゾール缶に充填し、バルブ装着後、(14)及び(15)の噴射剤を充填し、ボタンを装着してトリートメントフォームを調製した。
【0042】
実施例9(スタイリングフォーム)
<エアゾール原液>
配合量(%)
(1)エタノール 30.0
(2)ポリオキシプロピレン(40)ブチルエーテル 1.0
(3)ジイソステアリン酸ポリグリセリル 0.5
(4)イソステアリルアルコール 0.5
(5)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 2.5

(6)ポリオキシエチレンイソセチルエーテル 3.0
(7)メチルポリシロキサン 1.0
(8)ポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル 1.0
(9)ポリクオタニウムー22 5.0
(10)ポリクオタニウムー11 1.5
(12)グルコシルトレハロース 5.0
(13)ユチャ油 1.0
(14)パラベン 0.1
(15)ポリクオタニウムー56 0.1
(16)メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 0.5
(17)香料 0.5
(18)アルギニン 0.1
(19)グルタミン酸ナトリウム 0.1
(20)サボンソウエキス 0.5
(21)加水分解コラーゲン 0.2
(22)精製水 残 分
<ガス充填>
(23)エアゾール原液 95.0
(24)噴射剤(液化石油ガス) 5.0
【0043】
(製法)
(2)〜(17)を80℃にて均一混合溶解させ、(18)〜(22)を80℃にて混合したものを加えて乳化し、室温まで冷却した後、(1)を加えて均一に混合分散しエアゾール原液(23)を得た。エアゾール原液をエアゾール缶に充填し、バルブ装着後、(24)の噴射剤を充填し、ボタンを装着してスタイリングフォームを調製した。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)カチオン性ポリマー 0.1〜15質量%
(B)オリゴ糖及びその誘導体からなる群より選択される少なくとも1種 0.01〜10質量%
(C)起泡剤 0.01〜5.0質量%
(D)噴射剤
を含有することを特徴とする泡状毛髪化粧料。
【請求項2】
さらに、(E)植物油を含有する請求項1記載の泡状毛髪化粧料。

【公開番号】特開2011−37756(P2011−37756A)
【公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−186289(P2009−186289)
【出願日】平成21年8月11日(2009.8.11)
【出願人】(306018365)クラシエホームプロダクツ株式会社 (188)
【Fターム(参考)】