説明

流体線

【課題】動作中に安定して加熱されることができる流体線を提供する。
【解決手段】流体線1は、パイプ2と、前記パイプ2の1つの端に配置されたパイプ接続4と開口11を有する連結器3と、前記パイプ2の内部に配置された加熱器12を備える。前記加熱器12は、前記連結器3の前記パイプ接続4の中の前記パイプ2から前記開口11を通して前記連結器3の外に伸びて配置された加熱器棒を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パイプ、パイプ接続を有しパイプの1つの端に配置される連結器、およびパイプの内部に配置される加熱器を有する流体線に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明は、以下で自動車の中で尿素をタンクから消費位置、例えばポンプに導くために使用される流体線に基づいて説明される。尿素は窒素酸化物を減少するためディーゼルエンジンで使用される。
【0003】
−11°Cより低い外部温度の場合、流体線の中で尿素が凍り、線を通しての尿素の運搬がもはや可能でなくなる危険性がある。他の流体の場合、凍結点は異なった値である。もし、流体が凍った場合、流体線を通しての流体の運搬はもはや不可能になる。
【0004】
したがって、流体線、および選択的に連結器を熱することが提案された。これを行う1つの方法は、パイプの周りおよび連結器の周りに加熱線を巻くことであり、これに対応する電流の力がかかったとき熱を生成し、パイプの内部に位置された流体にパイプを通して熱が伝達される。しかしながら、この型の実施形態は加熱器が外部的影響により損傷の危険性にさらされる欠点を有している。さらに、加熱器によって生成された熱のほとんどはパイプの内部の流体に伝達されなく、外部に発散する。
【0005】
他の提案は平らな手法で加熱導電体を実装し、これをらせん系の手法で形成し、パイプの内部にこれを配置することである。比較的大きい表面が、熱が加熱器から流体に伝達することを可能にするが、平らな加熱導電体は非常に傷つきやすく、組み立ての間に損傷を受けることがある。さらに、これは、加熱導電体が熱を生成するために必要な電力を持って行くことは比較的難しい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、動作中に安定して加熱されることができる流体線を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的は、連結器のパイプ接続の中にパイプの外から導かれ、開口から連結器の外に導かれる、加熱器棒として実装された加熱器で、上記で言及されたこの型の流体線で到達される。
【0008】
加熱器棒としての実施形態は、加熱器に一定の力学的安定性と負荷可能性を与える。したがって、加熱器がパイプおよび連結器内に挿入の間に損傷される危険性が比較的低い。加熱器棒はパイプの外から連結器のパイプ接続内に導かれるため、パイプだけでなく、加熱器棒が配置される連結器の部分でも流体を加熱できる。語句「パイプ」はここでは堅いパイプに制限されない。これは、形成され曲げることができる、ホースまたは他の線も含む。加熱器棒は開口を通して、連結器の外に導かれるため、連結器の外で、電気的接続を生成することが可能である。これらの接続は、比較的簡単に外部から近づくことができ、製造の後および設置の状態で監視することができる。流体線の製造は比較的簡単である。
【0009】
好ましくは、加熱器棒は少なくとも1つの加熱導電体が実装されるプラスチック成形材料を有する。プラスチックは押し出されることができる。例えば、加熱導電体は押し出しの間、プラスチック成形材料の中に挿入される。プラスチック成形材料が硬化したとき、加熱導電体は加熱器棒の内部で適合され、プラスチック成形材料によって外部影響から保護される。もちろん、プラスチック成形材料は流体線の中を流れる液体に耐久性がある必要がある。
【0010】
好ましくは、加熱器棒は曲げ可能な手法で実装される。これは1つまたは複数の方向の変化を有する流体線に従うことができる。加熱器棒の曲げ可能な性質により、加熱器棒は最初から流体線と同じ経路に実装される必要がない。代わりに、加熱器棒は流体線の1つの端から挿入されることができ、この曲げ可能な性質により、パイプを通して完全に導かれる。
【0011】
好ましくは、開口は、加熱器棒を支えるリングシールによって密封される。例えば、リングシールはエラストマ材料のOリングによって形成される。リングシールによる開口の密封は、加熱器棒が連結器の外から導かれる場所で流体が流体線の外に漏れることを妨げる。
【0012】
好ましくは、密封は外側から連結器に置かれる。これは取り扱いを容易にする。最初に加熱器棒は連結器の中に挿入され開口を通して現れることを可能とする。加熱器棒が開口の外から十分離れて現れ、連結または類するものがここで生成されたとき、密封が加熱器棒上に置かれ、連結器上の開口にまで加熱器棒に沿って導かれる。密封が連結器と同様に加熱器棒を支えるとき、流体密封の開口が生成される。
【0013】
好ましくは、連結器の中でリングシールを保持するプラグが提供される。通常、いくらか増加した圧力は流体線の内部で広がる。ここで追加の手段なしでは、この圧力が開口の外にリングシールを押し、漏れを導く危険性がある。プラグの使用は、望ましい位置にリングシールを保持するため比較的簡単な手段である。
【0014】
好ましくは、プラグは、加熱器棒が連結器から外部に導かれるパイプ接続の中に配置される。パイプ接続は、例えば、円筒形の手法で実装され一定の長さを有し、プラグはここに挿入され十分な力で固定される。
【0015】
好ましくは、プラグは、連結器に係止される。形成閉鎖は係止の結果となり、連結器の中でプラグを保持し、より大きい力がリングシールに作用した場合でさえ持ちこたえることが可能になる。
【0016】
好ましくは、プラグは、少なくとも1つの溝を有するその自由表面上で提供される。この溝は例えば加熱器棒に導かれる電気導電体を導くために使用される。従い、電気導電体は、加熱器を有する連結器のちょうど前で力学的損傷から、任意の場合でプラグによって部分的に保護される。
【0017】
好ましくは、溝は半径方向に走り、連結器にプラグを係止するために働く係止形状の外でプラグの周辺方向の壁の中に開く。溝と導電体はできる限りそこに置かれ、連結器にプラグの係止と干渉しない。しかしながら、プラグは電気導電体を保護するためにも使用できる。
【0018】
好ましくは、プラグは、加熱器棒と平行な方向に拡張を有する密封空間の境界を定め、拡張はこの方向でリングシールの厚さに少なくとも対応する。リングシールはプラグによって押されない。プラグは純粋に保持機能を有する。リングシールの形の変化は、ほぼ流体線の内部で広がる圧力によって発生する。この圧力はプラグに対してリングシールを押す。リングシールが加熱導電体の縦の拡張と平行に圧縮されたとき、これは加熱伝導体を内側から、およびパイプ接続の内壁を外側から、より接近して支える。
【0019】
本開示の側面は流体線に向いており、流体線は、パイプと、パイプの1つの端に配置されたパイプ接続と開口を有する連結器と、パイプの内部に配置された加熱器を備える。加熱器は、連結器のパイプ接続の中のパイプから開口を通して連結器の外に伸びて配置された加熱器棒を備える。
【0020】
実施形態の中で、加熱器棒は、プラスチック成形材料と少なくとも1つの加熱導電体を備える。少なくとも1つの加熱導電体はプラスチック成形材料の中に実装される。
【0021】
さらなる実施形態の中で、加熱器棒は曲げ可能な手法で実装される。
【0022】
追加の実施形態の中で、流体線は開口を密封するためおよび加熱器棒を支えるため配置されたリングシールをさらに備える。
【0023】
さらなる他の実施形態の中で、連結器はリングシールが連結器の外側から連結器に対して位置づけ可能に構成され配置される。
【0024】
実施形態の中で、流体線は、連結器の中でリングシールを保持するため構成され配置されたプラグをさらに備える。
【0025】
さらなる実施形態の中で、プラグはパイプ接続の縦軸に沿って配置される。
【0026】
追加の実施形態の中で、プラグは連結器に係止させるために構成され配置される。
【0027】
さらなる他の実施形態の中で、プラグは少なくとも1つの溝を有する正面を備える。
【0028】
実施形態の中で、プラグは周辺方向の壁と、連結器にプラグを係止するために配置され構成された係止形状とをさらに備える。少なくとも1つの溝は半径方向に走り、係止形状の外側、プラグの周辺方向の壁の中に開く。
【0029】
さらなる実施形態の中で、連結器は密封空間内で加熱器棒の縦軸と平行な方向に拡張を有する密封空間をさらに備え、密封空間は連結器の壁とプラグにより範囲が定められる。拡張は、密封空間内で加熱器棒の縦軸と平行な方向でリングシールの厚さに少なくとも対応する。
【0030】
本開示の追加の側面は、パイプと、パイプの1つの端に配置されたパイプ接続と開口を有する連結器と、パイプの内部に配置された加熱器を備え、加熱器は加熱器棒を備える流体線を組み立てる方法に向いている。方法はパイプの外から連結器のパイプ接続の中に加熱器棒を導くことを備え、および開口を通して連結器の外に加熱器棒を導くことをさらに備える。
【0031】
さらなる実施形態の中で、加熱器棒は、プラスチック成形材料の中に曲げ可能に埋め込まれた少なくとも1つの加熱導電体を備える。
【0032】
さらなる他の実施形態の中で、流体線は、リングシールをさらに備え、方法は、加熱器棒を支えるリングシールで開口を密封することをさらに備える。
【0033】
実施形態の中で、方法は、連結器の外から連結器に対してリングシールを位置づけすることをさらに備える。
【0034】
さらなる実施形態の中で、流体線は、プラグをさらに備え、方法は、連結器の中にリングシールを保持するためプラグを挿入することをさらに備える。
【0035】
追加の実施形態の中で、プラグはパイプ接続の縦軸に沿って配置される。
【0036】
さらなる他の実施形態の中で、方法はプラグを連結器に係止することをさらに備える。
【0037】
実施形態の中で、プラグは少なくとも1つの溝を有する正面を備える。
【0038】
さらなる他の実施形態の中で、プラグは、周辺方向の壁と、連結器にプラグを係止するために配置され構成された係止形状とをさらに備える。少なくとも1つの溝は半径方向に走り、係止形状の外側プラグの周辺方向の壁の中に開く。
【0039】
他の例示的実施形態と本発明の効果は、本開示と添付の図を参照することによって確かめられる。
【0040】
本発明は、本発明の例示的実施形態の非制限例により、複数の図を参照することによって、以下の詳細な記述により記載される。図の中のいくつかを通して同じ参照番号は同じ部分を表す。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】連結器を有する流体線の第1の例示的な実施形態を示す。
【図2】図1による部分II−IIを示す。
【図3】透視表現による拡大されたプラグを示す。
【図4】修正された形状の連結器を有する流体線の第2の実施形態を示す。
【図5】図4による部分IV−IVを示す。
【図6】加熱器棒を通る部分を示す。
【発明を実施するための形態】
【0042】
ここで、詳細は例示の方法で示され、本発明の実施形態の図示的議論の目的のためのみに、本発明の原理と概念的な面をすぐに理解でき、最も効果的と信じられることを提供するために表される。このことについて、本発明の基本的理解のために必要なもの以上に、本発明のいくつかの形状が実際にどのように実装されるかを当業者に明らかにさせる、図を伴った記載以上に、本発明の構造的詳細を開示することを意図していない。
【0043】
図1は、パイプ2と、パイプ2がその上で押されるパイプ接続4を持つ連結器3とを有する流体線1を示す。パイプ2は、クランプ(詳細は図示されない)例えばホースクランプでパイプ接続4に取り付けられる。パイプ接続4は「松の木」形状を有する。さらに密封リング5が、パイプ2とパイプ接続4の間に提供される。
【0044】
パイプ2はプラスチックから作られる。パイプ2は柔軟である。これはホースのような線として実装されることもできる。
【0045】
連結器3は直線の手法で走る直通の管6を有し、直通の管6はパイプ接続4を通過し、接続形状7に導かれ、接続形状7は、タンク、ポンプまたは他の連結器のパイプ接続に取り付けられるために使用される。接続形状7の正確な実施形態は本発明に対して重要でない。しかしながら、これは力学的安定性と流体密封接続を可能とするように実装される。
【0046】
傾斜要素8が直通の管6内に配置され、以下に記載される目的のため案内表面9を有する。
【0047】
連結器3は開口11を形成するパイプ接続10を有する。
【0048】
加熱器棒12の形状で加熱器がパイプ2の中に配置される。加熱器棒12は、図6に見られるように、プラスチック13から作られ、この中に2つの加熱導電体14、15が配置される。加熱器棒12は曲げ可能である。加熱導電体14、15は力学的に保護された手法で加熱器棒12の内部に適合される。
【0049】
環状の空間16が加熱器棒12とパイプ2の間に形成され、そこを流体が流れる。環状の空間17も、パイプ接続4と加熱器棒12の間に形成される。環状の空間17は、加熱器棒12とパイプ2の間の環状の空間16より、いくらか小さい断面表面を有している。しかしながら、このより小さい断面表面は、流体線1を通過して流れる流体の十分な量を可能とするためにまだ十分である。より小さい断面表面に関連したより小さい体積は、しかしながら、より小さい量の流体のみが凍るという効果を備え、(同じ熱を与える)解凍動作は、より大きい体積を解凍することより早く行われる。さらに、より小さい体積は凍結の間に、体積のより少ない増加を被り、流体の凍結の間、連結器3の圧迫は低く保たれる。
【0050】
加熱器棒がパイプ接続4の中に挿入されたとき、加熱器棒の先端18は案内表面9に到達し、傾斜要素8の案内表面9によって、すなわち、開口11に対してパイプ接続10の中にそらされる。加熱器棒12がさらに押されるとき、これは、示されたようにパイプ接続10の外に開口11を通して現れる。パイプ接続10は直通の管6の縦軸19と角度αを有している。この角度は好ましくは20°から80°の範囲である。
【0051】
リングシール20はパイプ接続10の内壁と加熱導電体12の間、開口11の中に配置される。リングシール20は、(半径方向外側に)密封の手法でパイプ接続10の内側を支え、(半径方向内側に)密封の手法で加熱導電体12を支える。リングシール20は、加熱器棒が開口11の外に現れるとき加熱器棒12上に置かれ、この後開口11の中に挿入される。リングシール20は、これにより半径方向外側および半径方向内側にかすかに圧縮される。
【0052】
例えば6バーの増加した圧力が流体線1の内部に起こる。この型の圧力でリングシール20が開口11の外に押される危険性がある。これを避けるため、プラグ21がパイプ接続10の中に挿入され、プラグは連結器3の中にリングシール20を保持する。プラグ21は図3の中で拡大された手法で示される。プラグ21は、この半径方向外側にお互いに直径方向に対向して横たわる2つの掛け金22(1つのみが認識できる)を有する。これらの掛け金22は、パイプ接続10(示されていない)上の対応する掛け金凹部の中に入ることができ、プラグ21が正の手法でパイプ接続10の中に保持される。便宜上、掛け金22はこの目的のため先細の接近表面23を有する。
【0053】
この軸方向外側24、つまり加熱器棒18が外側に通過する側に、プラグ21は半径方向に走る2つの溝25、26を有する。例えば、加熱器棒12のための電気的接続がこれらで導かれる。これらの溝25、26は外側に開き、係止形状がプラグ21の周辺方向の壁で、プラグ21を連結器3、つまり掛け金22に係止するために働く。したがって連結線が外に導かれたとき、これらは、連結器3のパイプ接続10の中でプラグ21の取り付けと干渉しない。
【0054】
プラグ21はリングシール20を圧縮しない。従い、密封空間はリングシール20のため提供され、任意の場合でリングシール20は加熱器棒12の縦の拡張と平行な方向に拡張を有し、この方向でリングシール20の厚さに少なくとも対応する。プラグ21は従いリングシール20を適切な場所に保持する機能のみを有する。
【0055】
しかしながら、リングシール20は、圧力が軸方向に作用したとき、半径方向内側と外側に拡張する傾向があるように実装される。従い、流体線1の内部の圧力が増加したとき、リングシール20はプラグ21を押し、これと関連づけられた拡張により、パイプ接続10の内部でおよび加熱器棒12の外部で、より強い力で半径方向内側および半径方向外側に支える。流体線の堅さは、連結器3の領域内、およびとりわけ加熱器棒12が外側に導かれる開口11の領域で維持される。
【0056】
図4と図5は、修正された実施形態を示し、図5は図4による部分V−Vを示し、図4は、図5による部分IV−IVを示す。図1から図3と同等および機能的に同等な要素は、同じ参照番号で提供される。
【0057】
図1と図2による実施形態の中で直通の管6は引き延ばされた形状(0°通路として言及される)を有している一方、図4と図5の中で直通の管6’は角度を有する。つまり90°の偏向を有する。
【0058】
それ故に、連結器3’を通過して直線に加熱器棒12を導くことがここで可能であり、パイプ接続4を通って入り、他のさらなる配置によってそらされることなく、直線で開口11’を通り出て行く。
【0059】
ここでも、リングシール20がパイプ接続10に配置され、リングシールは加熱器棒12上で押され、パイプ接続10と加熱器棒12の間に一定の先行負荷とともに座る。このリングシール20はパイプ接続10の中でプラグ21によっても保持される。ここで、同じプラグ21が図1と図2による実施形態と同様に使用されることができる。
【0060】
上記の例は、単に例示の目的のために提示されたものであり、本発明の制限として構成されるものではないことに注意すべきである。本発明は例示的な実施形態を参照し記載されたが、ここで用いられた言葉は、制限の言葉ではなく、記載と例示の言葉と理解すべきである。添付の請求項の範囲内で、本発明の範囲と概念から、その態様を逸脱することなく、ここで述べられたようにおよび補正によって、変形は可能である。本発明は、特定の手段、材料および形態に関して、ここで記載されたが、本発明は、ここで開示された特別なものに制限されない。むしろ、本発明は、添付された請求項の範囲内で機能的に同等な構成、方法および用途に拡張される。
【符号の説明】
【0061】
1 流体線
2 パイプ
3、3’ 連結器
4 パイプ接続
5 密封リング
6、6’ 直通の管
7 接続形状
8 傾斜要素
9 案内表面
10 パイプ接続
11、11’ 開口
12 加熱器棒
13 プラスチック
14、15 加熱導電体
16 環状の空間
17 環状の空間
18 先端
19 縦軸
20 リングシール
21 プラグ
22 掛け金
23 先細の接近表面
24 軸方向外側
25、26 溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パイプ(2)と、
前記パイプ(2)の1つの端に配置されたパイプ接続(4)と開口(11)を有する連結器(3)と、
前記パイプ(2)の内部に配置された加熱器(12)を備え、
前記加熱器(12)は、前記連結器(3)の前記パイプ接続(4)の中の前記パイプ(2)から前記開口(11)を通して前記連結器(3)の外に伸びて配置された加熱器棒を備える流体線(1)。
【請求項2】
前記加熱器棒(12)は、
プラスチック成形材料(13)と、
少なくとも1つの加熱導電体(14、15)と、
を備え、前記少なくとも1つの加熱導電体(14、15)は、前記プラスチック成形材料(13)の中に実装される請求項1に記載の流体線。
【請求項3】
前記加熱器棒(12)は、曲げ可能な手法で実装される請求項1に記載の流体線。
【請求項4】
前記開口(11)を密封するためおよび前記加熱器棒(12)を支えるため配置されたリングシール(20)をさらに備える請求項1に記載の流体線。
【請求項5】
前記連結器(3)は、前記リングシール(20)が前記連結器(3)の外側から前記連結器(3)に対して位置づけ可能に構成され配置される請求項4に記載の流体線。
【請求項6】
前記連結器(3)の中で前記リングシール(20)を保持するため構成され配置されたプラグ(21)をさらに備える請求項4に記載の流体線。
【請求項7】
前記プラグ(21)は、前記パイプ接続(4)の縦軸(19)に沿って配置される請求項6に記載の流体線。
【請求項8】
前記プラグ(21)は、前記連結器(3)に係止させるために構成され配置される請求項6に記載の流体線。
【請求項9】
前記プラグ(21)は、少なくとも1つの溝(25、26)を有する正面(24)を備える請求項6に記載の流体線。
【請求項10】
前記プラグ(21)は、
周辺方向の壁と、
前記連結器(3)に前記プラグ(21)を係止するために配置され構成された係止形状(22)と、をさらに備え、前記少なくとも1つの溝(25、26)は半径方向に走り、前記係止形状(22)の外側、前記プラグ(21)の周辺方向の壁の中に開く請求項9に記載の流体線。
【請求項11】
前記連結器(3)は、密封空間内で前記加熱器棒(12)の縦軸と平行な方向に拡張を有する密封空間をさらに備え、前記密封空間は前記連結器(3)の壁と前記プラグ(21)により範囲が定められ、前記拡張は、前記密封空間内で前記加熱器棒(12)の縦軸と平行な方向で前記リングシール(20)の厚さに少なくとも対応する請求項6に記載の流体線。
【請求項12】
パイプ(2)と、前記パイプ(2)の1つの端に配置されたパイプ接続(4)と開口(11)を有する連結器(3)と、前記パイプ(2)の内部に配置された加熱器(12)を備え、前記加熱器(12)は加熱器棒を備える流体線を組み立てる方法であって、
前記パイプ(2)の外から前記連結器(3)の前記パイプ接続(4)の中に前記加熱器棒(12)を導くことと、
前記開口(11)を通して前記連結器(3)の外に前記加熱器棒(12)を導くことと、
を備える方法。
【請求項13】
前記加熱器棒(12)は、プラスチック成形材料(13)の中に曲げ可能に埋め込まれた少なくとも1つの加熱導電体(14、15)を備える請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記流体線(1)は、リングシール(20)をさらに備え、
前記加熱器棒(12)を支える前記リングシール(20)で前記開口(11)を密封することをさらに備える請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記連結器(3)の外から前記連結器(3)に対して前記リングシール(20)を位置づけすることをさらに備える請求項15に記載の方法。
【請求項16】
前記流体線(1)は、プラグ(21)をさらに備え、
前記連結器(3)の中に前記リングシール(20)を保持するため前記プラグ(21)を挿入することをさらに備える請求項12に記載の方法。
【請求項17】
前記プラグ(21)は、前記パイプ接続(4)の縦軸(19)に沿って配置される請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記プラグ(21)を前記連結器(3)に係止することをさらに備える請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記プラグ(21)は、少なくとも1つの溝(25、26)を有する正面(24)を備える請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記プラグ(21)は、
少なくとも1つの溝(25、26)を有する正面(24)と、
周辺方向の壁と、
前記連結器(3)に前記プラグ(21)を係止するために配置され構成された係止形状(23)と、
を備え、前記少なくとも1つの溝(25、26)は半径方向に走り、前記係止形状(23)の外側、前記プラグ(21)の周辺方向の壁の中に開く請求項16に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−241903(P2012−241903A)
【公開日】平成24年12月10日(2012.12.10)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−112360(P2012−112360)
【出願日】平成24年5月16日(2012.5.16)
【出願人】(591044393)ノルマ ジャーマニー ゲーエムベーハー (43)
【Fターム(参考)】