説明

流路切り替え弁及びこれを備えた冷蔵庫

【課題】複数の出口を開放状態に維持しながら複数の出口に流体が均一に分配されるようにした流路切り替え弁及びこれを備えた冷蔵庫を提供する。
【解決手段】入口と複数の出口とを有するハウジングと、複数の出口を開閉する開閉部材と、開閉部材を動作させる駆動装置と、を備える流路切り替え弁において、複数の出口を入口よりも低い位置に形成する。また、ハウジング内に液体が溜まるように、ハウジングの底部に回収部を凹設し、この回収部に複数の出口を形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流路切り替え弁及びこれを備えた冷蔵庫に係り、より詳細には、複数の出口へ流体を均一に分配できる流路切り替え弁及びこれを備えた冷蔵庫に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、流路切り替え弁は、冷凍機器や空調機器などにおいて流路を切り替えるか、開閉するのに主として用いられる。例えば、複数の蒸発器を備える冷蔵庫においては、いずれか一の蒸発器に冷媒を選択的に供給しなければならない、または、全ての蒸発器に冷媒を供給しなければならない時に上記流路切り替え弁が用いられる。
【0003】
例えば、特許文献1には、冷蔵庫で用いられる流路切り替え弁が開示されている。この流路切り替え弁は、密閉ケースと、密閉ケースの下側に結合された弁座板とを備えている。弁座板は、一側に、冷媒が流入する入口が形成されており、他側に、冷媒が排出される第1出口と第2出口が形成されている。また、第1及び第2出口側には、ステップモーターの動作によって回転しながら両出口を開閉する弁体が設置されている。したがって、この流路切り替え弁は、弁体の回転によって両出口のいずれか一つを開く、両出口を全部開く、あるいは、両出口を全部閉じることができる。
【0004】
しかしながら、このような流路切り替え弁は、第1出口と第2出口の両方を開き両出口側に冷媒が流れるようにする場合、両出口のいずれか一方に冷媒が偏る現象が生じ、両出口への冷媒分配が均一でないという欠点があった。この現象は、入口の高さと両出口の高さが略同一で、一部の液体冷媒が弁座板の内面に沿って入口から出口側へ流れながら一方に偏ることに起因する。
【0005】
なお、この現象は、流路切り替え弁が装着に際して少しでも傾き、両出口の高さに差が生じると、一層深刻化する。
【0006】
そこで、両出口に冷媒が均一に流れるようにすべく、一定の周期で第1出口と第2出口を交互に開閉することによって、両出口に流れる冷媒の平均流量を互いに同一にさせる工夫があった。しかしながら、この方式では、第1出口と第2出口を交互に開閉するために、ステップモーターが継続して動作しなければならず、大きいエネルギー損失及びステップモーターの短寿命化を招くという問題があった。
【特許文献1】大韓民国公開特許公報2004−4063号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記問題点を解決するためのもので、その目的は、複数の出口を開放状態に維持しながらも、複数の出口に流体が均一に分配されるようにする流路切り替え弁及びこれを備えた冷蔵庫を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための本発明に係る流路切り替え弁は、入口及び複数の出口を有するハウジングと、前記複数の出口を開閉する開閉部材と、前記開閉部材を動作させる駆動装置と、を備え、前記複数の出口が、前記入口よりも低い位置に形成されることを特徴とする。
【0009】
また、前記ハウジングは、液体が溜まるように、前記入口よりも低い方向に凹設された回収部を備え、前記複数の出口は、前記回収部に形成されることを特徴とする。
【0010】
また、前記開閉部材は、前記回収部に進入し、回転によって前記複数の出口に密着するか、離隔する閉鎖部を備え、前記駆動装置は、前記開閉部材を正方向及び逆方向に回転させるステップモーターを備えることを特徴とする。
【0011】
前記開閉部材は略円錐形状であり、前記閉鎖部は、前記開閉部材の外面から突出して前記回収部の内面に密着し、前記複数の出口間の距離よりも長い回転方向への長さと、前記出口の直径よりも大きい上下幅を有することを特徴とする。
【0012】
前記複数の出口は、同じ高さで相互近接して配置されることを特徴とする。
【0013】
前記ハウジングの内面は、前記入口から前記出口に流体が流下するように傾斜して形成されたことを特徴とする。
【0014】
前記ハウジングは、下部が開放されたケーシングと、前記ケーシングの開放された下部を閉鎖する弁板と、を備え、前記入口と前記複数の出口が前記弁板に形成されたことを特徴とする。
【0015】
また、本発明に係る冷蔵庫は、複数の貯蔵室と、前記各貯蔵室を冷却させる複数の蒸発器と、前記複数の蒸発器への冷媒供給を制御する流路切り替え弁と、を備え、前記流路切り替え弁は、入口及び複数の出口を有するハウジングと、前記複数の出口を開閉する開閉部材と、前記開閉部材を動作させる駆動装置と、を備えてなり、前記複数の出口が、前記入口よりも低い位置に形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明による流路切り替え弁は、複数の出口が入口よりも低い位置に形成され、内部の液状流体が出口に流れて集まるため、複数の出口への流体の分配が均一になるという効果が得られる。
【0017】
また、本発明によれば、入口よりも低い位置に回収部を備え、複数の出口が回収部に形成されるため、内部の流体が回収部に溜まってから複数の出口に分配され、複数の出口への流体の分配が均一になるという効果が得られる。
【0018】
また、本発明は、回収部が円錐形状であるため、複数の出口に流体が容易に導かれるという効果がある。
【0019】
また、本発明は、複数の出口を開放した状態で開閉部材を停止状態に維持する場合にも、流体の均等分配が可能なため、従来に比べてモーターの制御を単純化でき、モーターの長寿命化が実現できるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の好適な実施例について、添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。
本発明による流路切り替え弁を備えた冷蔵庫は、図1に示すように、相互に区画された第1貯蔵室1及び第2貯蔵室2と、第1貯蔵室1及び第2貯蔵室2を冷却させるための冷却装置とを備える。
【0021】
冷却装置は、第1貯蔵室1と第2貯蔵室2をそれぞれ冷却させる第1蒸発器3と第2蒸発器4、両蒸発器3,4を通過した冷媒を圧縮する圧縮器5、圧縮器5を通過した冷媒を凝縮する凝縮器6、及び凝縮器6を通過した冷媒を第1蒸発器3及び第2蒸発器4のいずれか一方または両方に供給するように流路を切り替える流路切り替え弁20を備え、さらに、流路切り替え弁20と第1蒸発器3間の第1配管7に設置された第1毛細管9、及び流路切り替え弁20と第2蒸発器4間の第2配管8に設置された第2毛細管10を備える。
【0022】
このような冷却装置は、流路切り替え弁20の動作によって、第1蒸発器3及び第2蒸発器4のいずれか一方に冷媒を供給することによって、両貯蔵室1,2のいずれか一方のみを冷却させる、あるいは、第1及び第2蒸発器3,4の両方に冷媒を供給することによって貯蔵室1,2の両方を冷却させる。
【0023】
図2は、本発明の第1実施形態による流路切り替え弁を示す図である。流路切り替え弁20は、下部が開放された円筒形のケーシング21と、ケーシング21の下側開放部に結合された弁板22とを有するハウジングを備える。したがって、ハウジングの内部には、密閉された流路切り替え空間23が形成される。また、弁板22は、図2乃至図4Aに示すように、一側に、流路切り替え空間23へ冷媒が流入する入口25が形成され、他側に、冷媒が流出される第1出口26及び第2出口27が形成される。第1出口26及び第2出口27には、第1蒸発器3及び第2蒸発器4へ冷媒を導く第1配管7及び第2配管8がそれぞれ連結される。
【0024】
また、流路切り替え弁20は、回転自在に設置され、第1出口26と第2出口27のうち少なく一方が開くか閉じるようにする開閉部材30と、開閉部材30を正方向及び逆方向に回転させるステップモーター40と、を備え、さらに、ステップモーター40の回転を減速させて開閉部材30に伝達するために流路切り替え室23内に設置された駆動ギア51及び被動ギア52を備える。
【0025】
ステップモーター40は、ケーシング21内部に回転自在に設置された回転子41と、ケーシング21の外側に設置されたコイル組立体42と、を備える。回転子41を支持する軸43は、上部がケーシング21の上部に回転自在に支持され、下部が弁板22に回転自在に支持される。このようなステップモーター40は、冷蔵庫制御部(図示せず)によってコイル組立体42に電源が印加されると、回転子41を回転させることによって開閉部材30を動作させる。
【0026】
駆動ギア51は、ステップモーター40の軸43に結合され、被動ギア52は、第1及び第2出口26,27を開閉する開閉部材30と一体に形成される。そして、被動ギア52と一体化した開閉部材30は、弁板22に固定された軸29に回転自在に支持される。駆動ギア51は、被動ギア52よりも小さいものが採用され、これにより、開閉部材30を減速回転させる。
【0027】
開閉部材30が設置される弁板22の内面には、図2に示すように、流路切り替え室23中の液体冷媒が集まるように、回収部60が凹設される。そして、第1出口26及び第2出口27は、回収部60に形成される。好ましくは、第1及び第2出口26,27は、入口25よりも低い位置に配置され、入口25から両出口26,27へ冷媒が容易に流れるようにする。しかしながら、両出口26,27が、入口25よりも高い位置に配置される回収部60から冷媒を受けるようになっている場合は、これら出口26,27も同様に、入口25よりも高い位置に配置されることができる。
【0028】
また、液体状の冷媒が回収部60に溜まってから両出口26,27に流れるようにし、両出口26,27への冷媒分配を均一にさせることができる。
【0029】
回収部60は、冷媒が容易に溜まるように円錐形状に形成され、回収部60に設置される開閉部材30も、図5に示すように、円錐形状に形成される。
【0030】
また、円錐形状を有する開閉部材30の外面は、図5に示すように、回収部60の内面と離隔状態を維持し、また、開閉部材30の回転によって、第1及び第2出口26,27に密着または離隔されることによって第1及び第2出口26,27を開閉する閉鎖部32が設けられる。この閉鎖部32は、図4A及び図5に示すように、開閉部材30の外面から突出して回収部60の内面に密着し、また、両出口26,27間の距離よりも長い回転方向への長さを有する。また、閉鎖部32は、出口26,27の直径よりも大きい上下幅を有する。これは、開閉部材30の回転によって、閉鎖部32が第1及び第2出口26,27のうち少なくとも一つを閉鎖するか、両出口26,27とも開放するようにしたものである。
【0031】
回収部60は、様々な形状及び大きさにすることができ、また、入口よりも高い位置に配置されても良い。なお、回収部60は、必ずしも弁板22に形成されなくても良く、この場合では、弁板22は平坦な面を有するようになり、出口26,27は、上述した構造と類似する閉鎖部32に対応して弁板22の平坦な面上に形成される。この場合、出口が流路切り替え空間23の底部に形成されるため、冷媒は均一に分配される。
【0032】
したがって、流路切り替え弁20は、図4Aに示すように、最初の状態において閉鎖部32が第1出口26と第2出口27を閉鎖するように位置することによって、両出口26,27への冷媒流れを遮断でき、図4Bに示すように、閉鎖部32が第1出口26は開放し、第2出口27は閉鎖するように、開閉部材30が回転することによって、第1出口26にのみ冷媒が流れるようにすることができる。また、図4Cに示すように、閉鎖部32が第1及び第2出口26,27の両方とも開放するように、開閉部材30が回転することによって、第1及び第2出口26,27の両方へ冷媒が流れるようにすることができ、図4Dに示すように、閉鎖部32が第1出口26は閉鎖し、第2出口27は開放するように、開閉部材30が回転することによって、第2出口27にのみ冷媒が流れるようにすることができる。
【0033】
本実施例において、両出口26,27の位置は入口25よりも低い位置に位置し、よって、図4Cに示すように、第1出口26及び第2出口27の両方とも開放される場合に、弁板22内面に沿って流れる液体状の冷媒が、両出口26,27に容易に導かれることができる。したがって、本発明によれば、両出口26,27を開放する時、ステップモーター40が停止状態を維持しながら両出口26,27へ均一に冷媒を分配可能になる。
【0034】
特に、本発明によれば、液体状の冷媒が回収部60に溜まってから両出口26,27に流れるため、両出口26,27への冷媒分配がより均一になる。冷媒の均一な分配のためには、第1出口26と第2出口27が、同じ高さで相互に近接して配置されることが好ましい。
【0035】
一方、以上の実施例では、出口が二つである流路切り替え弁20について説明したが、本発明は、このような構成に限定されるものではない。本発明の流路切り替え弁は、蒸発器が3個以上である冷蔵庫などに適用されうるように、出口を3個またはそれ以上にすることもできる。すなわち、回収部に3個以上の出口が形成され、各出口が開閉部材の動作によって開閉されるように構成しても良い。
【0036】
図6及び図7は、本発明の第2実施形態による流路切り替え弁を示す図である。本実施形態では、弁板22に形成される回収部600が円筒形状に形成され、複数の出口260,270が回収部600の底に形成される。開閉部材300もまた、円筒形状に形成され、開閉部材300の下端には、図7に示すように、回転によって複数の出口260,270を開閉できるように回収部600の底と密着する閉鎖部310と回収部600の底と離隔する離隔部320が設けられる。それ以外の構成は、第1実施形態と同一である。この第2実施形態は、複数の出口260,270が入口25よりも低い位置に位置し、且つ、複数の出口260,270から排出される液冷媒が、回収部600に溜まるため、複数の出口260,270に冷媒が均一に分配される。
【0037】
図8は、本発明の第3実施形態による流路切り替え弁を示す図である。本実施形態においては、入口25から両出口26,27へ冷媒が容易に流れるように、弁板22の内面220が所定角度θで傾斜して形成される。それ以外の構成は、第1実施形態と同一である。したがって、第3実施形態によれば、入口25から両出口26,27へ流れる液冷媒が回収部60に容易に集まるため、より均一な冷媒分配が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明による流路切り替え弁が適用された冷蔵庫の冷却装置を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例による流路切り替え弁を示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施例による流路切り替え弁の入口と第1及び第2出口を示す図である。
【図4A】図2のIV−IV’線に沿った断面図で、第1及び第2出口の開閉状態を示す図である。
【図4B】図2のIV−IV’線に沿った断面図で、第1及び第2出口の開閉状態を示す図である。
【図4C】図2のIV−IV’線に沿った断面図で、第1及び第2出口の開閉状態を示す図である。
【図4D】図2のIV−IV’線に沿った断面図で、第1及び第2出口の開閉状態を示す図である。
【図5】本発明の第1実施例による流路切り替え弁の開閉部材を示す斜視図である。
【図6】本発明の第2実施例による流路切り替え弁を示す断面図である。
【図7】本発明の第2実施例による流路切り替え弁の開閉部材を示す斜視図である。
【図8】本発明の第3実施例による流路切り替え弁を示す断面図である。
【符号の説明】
【0039】
20 流路切り替え弁
21 ケーシング
22 弁板
23 流路切り替え空間
25 入口
26,260 第1出口
27,270 第2出口
30 開閉部材
32 閉鎖部
40 ステップモーター
41 回転子
42 コイル組立体
51 駆動ギア
52 被動ギア
60,600 回収部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入口及び複数の出口を有するハウジングと、
前記複数の出口を開閉する開閉部材と、
前記開閉部材を動作させる駆動装置と、
を備えた流路切り替え弁であって、
前記複数の出口が、前記入口よりも低い位置に形成されていることを特徴とする、流路切り替え弁。
【請求項2】
前記ハウジングは、液体が溜まるように、前記入口よりも低い方向に凹設された回収部を備え、前記複数の出口は、前記回収部に形成されたことを特徴とする、請求項1に記載の流路切り替え弁。
【請求項3】
前記開閉部材は、前記回収部に進入し、回転によって前記複数の出口に密着するか、離隔する閉鎖部を備え、
前記駆動装置は、前記開閉部材を正方向及び逆方向に回転させるステップモーターを備えることを特徴とする、請求項2に記載の流路切り替え弁。
【請求項4】
前記入口から前記出口に流体が流れるように、前記ハウジングの内面が傾斜して形成されたことを特徴とする、請求項1または2に記載の流路切り替え弁。
【請求項5】
複数の貯蔵室と、
前記各貯蔵室を冷却させる複数の蒸発器と、
前記複数の蒸発器への冷媒供給を制御する流路切り替え弁と、を備える冷蔵庫であって、
前記流路切り替え弁は、
入口と複数の出口を有するハウジングと、
前記複数の出口を開閉する開閉部材と、
前記開閉部材を動作させる駆動装置と、
を備えてなり、
前記複数の出口が、前記入口よりも低い位置に形成されていることを特徴とする、冷蔵庫。
【請求項6】
前記ハウジングは、液体が溜まるように、前記入口よりも低い方向に凹設された回収部を備え、前記複数の出口が、前記回収部に形成されたことを特徴とする、請求項5に記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記開閉部材は、前記回収部に進入し、回転によって前記複数の出口に密着するか、離隔する閉鎖部を備え、
前記駆動装置は、前記開閉部材を正方向及び逆方向に回転させるステップモーターを備えることを特徴とする、請求項6に記載の冷蔵庫。
【請求項8】
前記回収部と前記開閉部材は略円錐形状であり、
前記閉鎖部は、前記開閉部材の外面から突出して前記回収部の内面に密着し、前記複数の出口間の距離よりも長い回転方向への長さと、前記出口の直径よりも大きい上下幅を有することを特徴とする、請求項7に記載の冷蔵庫。
【請求項9】
前記ハウジングは、下部が開放されたケーシングと、前記ケーシングの開放された下部を閉鎖する弁板と、を備え、
前記入口と前記複数の出口が前記弁板に形成されたことを特徴とする、請求項5に記載の冷蔵庫。
【請求項10】
入口と複数の出口を有するハウジングと、
前記複数の出口を開閉する開閉部材と、
前記開閉部材を動作させる駆動装置と、
を備えた流路切り替え弁であって、
前記ハウジングは、冷媒が溜まるようにする回収部を備え、前記複数の出口は、前記回収部に形成されたことを特徴とする、流路切り替え弁。
【請求項11】
前記複数の出口が、前記入口よりも低い位置に形成されたことを特徴とする、請求項10に記載の流路切り替え弁。
【請求項12】
前記開閉部材は、前記回収部に進入し、回転によって前記複数の出口に密着するか、離隔する閉鎖部を備え、
前記駆動装置は、前記開閉部材を正方向及び逆方向に回転させるステップモーターを備えることを特徴とする、請求項11に記載の流路切り替え弁。
【請求項13】
前記回収部は、円錐形状に形成されることを特徴とする、請求項10に記載の流路切り替え弁。
【請求項14】
前記回収部は、円筒形に形成されることを特徴とする、請求項10に記載の流路切り替え弁。
【請求項15】
前記回収部は、前記ハウジングの底部に凹設されることを特徴とする、請求項10に記載の流路切り替え弁。
【請求項16】
前記開閉部材は、前記複数の出口を選択的に開放または閉鎖可能であることを特徴とする、請求項10に記載の流路切り替え弁。
【請求項17】
前記開閉部材は、前記複数の出口を全て開放または閉鎖可能であることを特徴とする、請求項16に記載の流路切り替え弁。
【請求項18】
前記ハウジングの底部が傾斜していることを特徴とする、請求項10に記載の流路切り替え弁。
【請求項19】
前記開閉部材が、前記出口を閉鎖する閉鎖部を備えることを特徴とする、請求項18に記載の流路切り替え弁。
【請求項20】
前記閉鎖部が、前記出口間の距離よりも大きい回転方向への長さを有することを特徴とする、請求項19に記載の流路切り替え弁。
【請求項21】
前記閉鎖部が、前記出口の直径よりも大きい幅を有することを特徴とする、請求項20に記載の流路切り替え弁。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4A】
image rotate

【図4B】
image rotate

【図4C】
image rotate

【図4D】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2007−278683(P2007−278683A)
【公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−203472(P2006−203472)
【出願日】平成18年7月26日(2006.7.26)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【Fターム(参考)】