説明

流量計

【課題】ガス使用量が短期的に変動したときに生じる誤遮断を減らして、消費者に不便をかけないようなガスメータを提供する。
【解決手段】ガスメータ1は、ガス流量を計測する計量部11と、合計ガス使用量が遮断設定値より大きいときにガスの流れを遮断する遮断部14と、遮断設定値を学習により初期設定値から計測された合計ガス使用量に応じた設定値に更新して保持する学習処理部と、を備える。ガスメータ1は、ガスの使用状況が変化する特例期間を記憶するカレンダ記憶部10fと、ガスメータ周囲の温度情報を取得する温度センサ12dを、宅内操作器2から宅内の温度情報を取得し、学習処理部が、現在日時が、カレンダ記憶部10fに記憶されたガス使用量が増加する特例期間に該当し、ガスメータ周囲の温度に比べ宅内温度が所定値分より高い場合、保持するガス合計使用量の遮断設定値を初期値に変更する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスを遮断して安全性を確保する保安機能及び使用形態に合わせて遮断設定値を学習する学習機能を有するガスメータに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、ガスメータは、非常に多い流量が計測された場合や、通常の使用形態では考えられないほどの長時間にわたって使用されていることを検知した場合等に、異常と判定してガス流路を遮断し、安全性を確保する保安機能を有している。
ガスメータの使用形態は利用者や時期によって異なるので、遮断条件を使用形態に合わせて可変とする(学習する)機能を有するガスメータが提案されている。この学習機能によって、例えば、実際のガス使用量が少なくガスを連続して使用する時間が短い夏場の時期等には、流量や連続使用時間における遮断条件を小さく(短く)設定して、より確実に安全性を確保している(例えば特許文献1参照)。
【0003】
しかし、学習機能により遮断条件を設定していると、季節の移り変わりや新しく追加したガス器具の使用によってガス使用量が増加したり連続使用時間が長くなったりした場合、特に問題が無いにもかかわらず遮断されてしまうことがあった。
これに対し、特許文献2のカレンダ学習機能付きガス遮断装置では、ガス使用量の増減が予測できる場合や新しいガス器具を追加する時期が予測できる場合、その時期を学習の開始予約日として予め設定しておき、その予約日から所定の期間にわたって流量等を監視し学習し、流量や連続使用時間の遮断設定値を再設定している。これにより誤遮断を低減し、信頼性を向上させている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献2に開示の技術では、長期間にわたる変動に対しては効果をもたらすが、遮断条件を学習し再設定するのに時間を必要とするため、以下のような短期間の変動に対しては効果が少ない。例えば、秋口など夏からの暖かさが続く時期は、ガスの使用量は少ないので、その遮断設定値が小さいものに再設定されているが、このときに急激に寒くなり利用者がガスストーブを設置/使用すると、ガスの使用量が大幅に増えるため、その後、日常利用する湯沸器等の別のガス器具を使用すると、通常のガス使用にも拘わらず、ガス供給が遮断されてしまうことがある。特許文献2に開示の技術では、上述のような誤遮断が起こる可能性を低減させることができない。
【0005】
本発明は、上述の実情を考慮してなされたものであって、ガス使用量が短期的に変動したときに生じる誤遮断を減らして、消費者に不便をかけないようなガスメータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の発明は、ガス流量を含むガス使用状況を計測する計測部と、異常なガス使用状況に対しガス供給を遮断するための遮断設定値を学習により初期設定値から計測したガス使用状況に応じた設定値に更新して保持する学習処理部と、ガスの使用状況が遮断設定値に該当したときにガスの流れを遮断する遮断部と、を備えるガスメータにおいて、ガスの使用状況が変化する特例期間を記憶するカレンダ記憶部と、当該ガスメータの周囲の温度情報を取得する外気温度取得部と、当該ガスメータを介してガスが供給されるガス器具が設置された宅内の温度情報を取得する宅内温度取得部と、を備え、学習処理部が、現在日時が、カレンダ記憶部に記憶されたガス使用量が増加する特例期間に該当し、ガスメータの周囲の温度に比べ宅内の温度が所定値分より高い場合、保持するガス合計使用量の遮断設定値を初期値に変更することを特徴としたものである。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、学習処理部が、さらに、現在日時が、カレンダ記憶部に記憶されたガス使用継続時間が長くなる特例期間に該当する場合、保持するガス使用継続時間の遮断設定値を初期値に変更することを特徴としたものである。
請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、学習処理部が、現在日時が特例期間を経過した後は、保持されている遮断設定値を変更する前の遮断設定値に戻すことを特徴としたものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、特定の時期については、流量の遮断設定値を、学習機能による設定値から初期設定値に変更するので、短期的な変動があっても、ガスの消費者への迷惑遮断を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施形態に係るガスメータの構成例を示す図である。
【図2】外気温とガスメータ内部の温度の変化を示す図である。
【図3】図1のガスメータと接続される宅内操作器の構成例を示す図である。
【図4】図1のガスメータにおける遮断設定値の設定処理手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明のガスメータに係る好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るガスメータの構成例を示す図である。
ガスメータ1は、例えば、図1に示すように、ガスメータ1における各種制御を行う制御部10、ガス流量を計量する計量部11、各種センサから成るセンサ部12、各種情報を表示する表示部13、制御弁を駆動する遮断部14、外部装置2との接続を行う端子台15、を備える。外部装置2としては、宅内操作器21、網制御装置22、ガス漏れ警報器23、外部1機器(外部端子1に接続される機器)24、外部2機器(外部端子2の機器)25がある。
【0011】
計量部11は、ガス流量に応じた回転体の回転数又は流体振動を出力する計量機能11aからなる。センサ部12は、計量機能11aの出力を検出する流量センサ12a、ガス圧力低下などガス圧力を検知する圧力センサ12b、地震波等の振動を検知する感震器12c、外気温を検知する温度センサ12d等から構成されている。なお、流量センサ12aは、流量を検出するためのセンサで、勿論、流速センサであってマイクロコンピュータ(マイコン)10aにて流量を演算するものであってもよいし、流量演算器(流量変換器)を介してマイコン10aに流量を送信するものであってもよい。また、図2に示したように、外気温とガスメータ内部の温度は60分経過後には同等となることから、温度センサ12dはガスメータ内部の基板に取付けるものとする。
【0012】
また、制御部10は、マイコン10a、インタフェース10b、電池10c、遮断弁14aが正常に機能するかをテストするためのテスト遮断スイッチ10d、容器リセットスイッチ10e、カレンダ記憶部10f等から構成されている。マイコン10aは、流量センサ12aへ命令し流量センサ12aからの流量検出信号に基づいて流量を計測して積算する処理を行う電子制御装置であり、演算処理をするMPUと、それら各手段としてMPUを機能させるためのプログラムを記録し処理データを記録するメモリとで構成される。カレンダ記憶部10fは、後述の特例期間を表すカレンダを記憶するもので、例えば、RAMから構成される。なお、この構成とは異なり、上記カレンダの記憶をマイコン10aの内部メモリで行ってもよい。
【0013】
また、表示部13は、LCD(液晶表示部)等の表示装置であり、ガス流量の積算表示機能13a,セキュリティ表示機能13bなどをもっている。また、遮断部14は、センサ部12の信号による異常等が生じたとき、マイコン10aからの命令により制御弁を遮断するもので、制御弁としての遮断弁14a,遮断弁開スイッチ14b等とから構成されている。
【0014】
上述のガスメータは、ガス流量の計測値が遮断条件に達したときに、遮断部14を駆動しガス供給を遮断する保安機能を有する。また、マイコン10aはガスの連続使用時連続使用時間計時部(タイマ)としての機能を有しており、そのため、連続使用時間が遮断条件に達したときにも、遮断部14を駆動しガス供給を遮断することができる。ガス流量の計測値及び連続使用時間の遮断条件は可変であり、後述するように、例えば、使用状況に合わせて設定値が更新される。
【0015】
図3は、図1のガスメータと接続される宅内操作器の構成例を示す図である。
宅内操作器21は、ガスメータ1における各種制御を行う制御部31、利用者からの操作を受け付ける操作部32、LCD等から構成される各種情報を表示する表示部33、宅内の温度を検知する温度センサ34、ガスメータ1との接続を行う端子台35、を備える。
制御部31は、マイコン31a、インタフェース31b、電池31cから構成されている。マイコン31aは、演算処理をするMPUと、それら各手段としてMPUを機能させるためのプログラムを記録し処理データを記録するメモリとで構成される。
【0016】
ガスメータ1がガス供給を遮断すると、その旨の情報が遠隔弁開閉端子(不図示)を介して電文により通知されるので、宅内操作器21は、遮断されている旨を表示部33に表示する。これを確認した利用者により、操作部32の弁開放スイッチ等の操作がなされると、宅内操作器21はその旨ガスメータ1に通知し、遮断弁14aが開放される。
この宅内操作器21は、温度センサで検知した宅内の温度情報を例えば上記遠隔弁開閉端子を介してガスメータ1に通知できる。
【0017】
以下、ガスメータ1の特徴的な構成を説明する。
ガスメータ1は、ガス流量やガスの連続使用時間等のガス使用状況を計測する計測部として、ガスの流量を計測する流量計測手段である計量部11と、ガスの連続使用時間を計測する使用時間計測手段であるマイコン10a内のタイマと、を備える。計量部11での計測結果に基づいたガスの合計使用量の算出はマイコン10aにより行うことができる。また、ガス合計使用量値や連続使用時間値が遮断条件の設定値(遮断設定値)を超えた場合にガスの供給を遮断する遮断手段に相当する遮断部14を備える。なお、ガス合計使用量値は、単位時間当たりのガス使用量であり、計量部11での計測結果に基づき算出される。さらに、ガスメータ1は、ガス合計使用量値や連続使用時間値が所定条件(例えば、遮断設定値の70%の値)を越えたときに遮断設定値を設定し直す学習処理部に相当するマイコン10aと、を備える。
この学習処理部は、ガスメータ1の設置の際の遮断条件の設定の初期値を、その後に得られたガス合計使用量値や連続使用時間値に応じたものに更新する。なお、初期設定の遮断設定値(初期設定値)は、所定の記憶部に記憶される。
【0018】
この学習処理部により、例えば、秋の初めなど夏からの暖かさが続く時期は、ガスの使用量は少ないので、その遮断設定値が小さいものに更新されている。しかし、季節の変わり目は気候の変動が激しく急激に寒くなることもあり、この場合に利用者がガスストーブを設置/使用すると、ガスの使用量が大幅に増えるため、その後、日常利用する湯沸器等の別のガス器具を使用すると、通常のガス使用にも拘わらず、ガス供給が遮断されてしまうことがある。これを避けるため、ガスメータ1は、カレンダ記憶部10fを参照し、本発明の外気温度取得部である温度センサ12での検知結果と、本発明の宅内温度取得部である端子台15を介して宅内操作器21から取得した温度センサ34での検知結果とに基づいて、以下のように動作する。
【0019】
カレンダ記憶部10fには、急激なガス使用量の増加が予想される時期(例えば、秋から冬に変わる時期)が第1の特例期間として設定されている。マイコン10aは、このカレンダ記憶部10fを参照し、現在は第1の特例期間中であるか判断する。また、ガスストーブ等のガス器具の使用により宅内が暖められているかを判断するため、宅内操作器21から取得した温度センサ34で検知される宅内の温度が、温度センサ12で検知される外気温に比べて所定値分(例えば5℃)より大きいか判断する。そして、現在が第1の特例期間中であり、温度センサ12で検知される外気温に比べ温度センサ34で検知される宅内の温度が所定値分より大きければ、随時更新していたその時のガス合計使用量の遮断設定値を、初期設定値に更新して遮断部14を駆動するか判断する。
これにより、上述の状況における誤遮断を防ぐことができる。
なお、宅内が暖められているか否かの判断に用いる上記所定値は、任意であり、利用者が設定することも可能であり、制御部10内の何らかの記憶部に記憶される。
【0020】
また、例えば、夏場は、ガスの連続使用時間は短いので、その遮断設定値が小さいものに更新されている。この状況において、新盆や旧盆などで大勢集まった親戚のために料理を多く用意しようとしてガス調理器具を長時間にわたって使用すると、ガスの使用に問題がないにも関わらず、ガス供給が遮断されてしまうことがある。これを避けるため、マイコン10aはカレンダ記憶部10fを参照して以下のように動作する。
【0021】
カレンダ記憶部10fには、ガスの連続使用時間の大幅な増加が予想される例えば旧盆等の時期が第2の特例期間として設定されている。マイコン10aは、このカレンダを用い、現在は第2の特例期間中であるか判断し、第2の特例期間中であれば、随時更新していたそのときの遮断設定値を、初期設定値に更新して遮断部14を駆動するか判断する。
これにより、上述の状況における誤遮断を防ぐことができる。
【0022】
特例期間の経過後に用いるガス合計使用量や連続使用時間の遮断設定値は、通常の学習により更新される。また、特例期間前に用いられていた遮断設定値を記憶しておいて適用してもよい。
【0023】
図4は、図1のガスメータにおける遮断設定値の設定処理手順の一例を説明するフローチャートである。なお、下記のフラグは、第2の特例期間中に連続使用時間の遮断設定値を初期設定値に変更したか否かを示すものであり、ガスメータを設置したときに、フラグをOFFに初期化するものとする。
【0024】
まず、ガスメータ1のマイコン10aは、現在の日付がカレンダ記憶部10fに記憶されている第1の特例期間に該当するか判断する(ステップS1)。該当する場合(YESの場合)は、温度センサ12dからガスメータの温度情報(すなわち外気温情報)を取得すると共に、宅内操作器2から温度センサ34で得られる宅内温度情報を取得し、宅内温度が外気温に比べ所定値分より大きいか判断する(ステップS2)。所定値分より大きい場合(YESの場合)は、ガス合計使用量の遮断設定値を初期設定値に更新し(ステップS3)、ステップS6へ進み、所定値分より大きくなければ(NOの場合)、そのままステップS6へ進む。
【0025】
ステップS1において現在の日付が第1の特例期間に該当しない場合(NOの場合)は、測定(算出)されたガス合計使用量に基づき、現在のガス合計使用量の遮断設定値を、学習して変更する必要があるか否かを判定し(ステップS4)、学習の必要がある場合(YESの場合)は、学習して上記遮断設定値を再設定し(ステップS5)、ステップS6へ進み、学習の必要がない場合(NOの場合)は、そのままステップS6へ進む。学習の必要性の検査や学習については、従来公知である方法によって実行する。
【0026】
次に、ガスメータ1のマイコン10aは、現在の日付がカレンダ記憶部10fに記憶されている第2の特例期間に該当するか判断する(ステップS6)。該当する場合(YESの場合)は、フラグをONに設定し、現在のガス使用期間の遮断設定値をRAM等の所定の記憶部に退避記憶し(ステップS7)、連続使用時間の遮断設定値を初期設定値に更新し(ステップS8)、処理を終了する。
ステップS6において現在の日付が第2の特例期間に該当しない場合(NOの場合)は、フラグがONであるか否か判定し(ステップS9)、ONである場合(YESの場合)は、フラグをOFFに設定し(ステップS10)、ステップS11へ進み、ONで無い場合(NOの場合)は、そのままステップS11へ進む。そして、測定された連続使用時間に基づき、現在の連続使用時間の遮断設定値を、学習して変更する必要があるか否かを判定し(ステップS11)、学習の必要がある場合(YESの場合)は、学習して上記遮断設定値を再設定し(ステップS12)、処理を終了し、学習の必要がない場合(NOの場合)は、そのまま処理を終了する。
【0027】
上述のように構成することによって、現在の日時が第1の特例期間または第2の特例期間に該当するかが分かるので、暖房器具等を使用した際や、ガス調理器等を長時間使用した際の誤遮断を防止することができる。
また、現在の日時が第2の特例期間を経過したときには、短期的に変更した連続使用時間の遮断設定値を第2の特例期間前の遮断設定値に戻すので、設定変更による遮断判定への影響はない。なお、同様に、第1の特例期間を経過したときに合計ガス使用量の遮断設定値を第1の特例期間前の遮断設定値に戻すようにしてもよい。この場合は、第1の特例期間中に合計ガス使用量の遮断設定値を初期設定値に変更したか否かを示すフラグを用いることになる。
【0028】
また、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で各種の変形、修正が可能であるのは勿論である。
【符号の説明】
【0029】
1…ガスメータ、10…制御部、10a…マイコン、10b…インタフェース、10c…電池、10d…テスト遮断スイッチ、10e…容器リセットスイッチ、10f…カレンダ記憶部、11…計量部、11a…計量機能、12…センサ部、12…温度センサ、12a…流量センサ、12b…圧力センサ、12c…感震器、12d…温度センサ、13…表示部、13a…遮断弁、13a…積算表示機能、13b…セキュリティ表示機能、14…遮断部、14a…遮断弁、14b…遮断弁開スイッチ、15…端子台、21…宅内操作器、31…制御部、31a…マイコン、31b…インタフェース、31c…電池、32…操作部、33…表示部、34…温度センサ、35…端子台。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0030】
【特許文献1】特開2008−309559号公報
【特許文献2】特開平05−133523号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガス流量を含むガス使用状況を計測する計測部と、異常なガス使用状況に対しガス供給を遮断するための遮断設定値を学習により初期設定値から前記計測したガス使用状況に応じた設定値に更新して保持する学習処理部と、ガスの使用状況が前記遮断設定値に該当したときにガスの流れを遮断する遮断部と、を備えるガスメータにおいて、
ガスの使用状況が変化する特例期間を記憶するカレンダ記憶部と、
当該ガスメータの周囲の温度情報を取得する外気温度取得部と、
当該ガスメータを介してガスが供給されるガス器具が設置された宅内の温度情報を取得する宅内温度取得部と、を備え、
前記学習処理部は、現在日時が、前記カレンダ記憶部に記憶されたガス使用量が増加する特例期間に該当し、前記ガスメータの周囲の温度に比べ前記宅内の温度が所定値分より高い場合、前記保持するガス合計使用量の遮断設定値を初期値に変更することを特徴とするガスメータ。
【請求項2】
前記学習処理部は、さらに、現在日時が、前記カレンダ記憶部に記憶されたガス使用継続時間が長くなる特例期間に該当する場合、前記保持するガス使用継続時間の遮断設定値を初期値に変更することを特徴とする請求項1に記載のガスメータ。
【請求項3】
前記学習処理部は、現在日時が前記特例期間を経過した後は、前記保持されている遮断設定値を変更する前の遮断設定値に戻すことを特徴とする請求項1または2に記載のガスメータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−266230(P2010−266230A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−115628(P2009−115628)
【出願日】平成21年5月12日(2009.5.12)
【出願人】(000006932)リコーエレメックス株式会社 (708)
【Fターム(参考)】