説明

浴槽または防水パンおよびその製造方法

【課題】取付け部品をネジで締め付けて取り付けることができ、しかも入浴感および保温性に優れた浴槽または防水パンを提供する。
【解決手段】表面側の軟質表面層21と発泡体22からなる軟質層2と、裏面のFRP3からなる浴槽または防水パン1における、取付け部品を取り付けるための貫通孔3aは、FRP3に形成され、軟質層2には貫通孔3aよりも大径の大径孔2aが形成されて、貫通孔3aの周りには軟質層2の存在しない領域が形成され、表裏側から貫通孔3a内に取付け部品をネジで締め付けて固定することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、取付け部品を取り付けるための貫通孔を備えた軟質の浴槽または防水パンの構造、およびその製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されているように、表面樹脂層と裏面樹脂層の間に発泡性樹脂からなる中間樹脂層を形成した成形品の裏面に、底が表面樹脂層に至る凹所を形成し、凹所内に中間樹脂層よりも硬質の硬質体を埋設して成形品に固着一体化し、成形品に硬質体および表面樹脂層を貫通する貫通孔を形成し、貫通孔に取付け部品を挿通し、取付け部品で貫通孔の周縁部を成形品の表裏両側から挟持して、取付け部品を成形品に取り付けてなる軟質浴槽の孔構造が存在する。
【特許文献1】特開2007−7273号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記特許文献1に開示されている軟質浴槽の孔構造では、軟質の表面樹脂層が残っているため、取付け部品を貫通孔に挿通して、取付け部品で貫通孔の周縁部を表裏から挟持する際に、取付け部品を表裏側から締め付けてゆくと、表面樹脂層の変形により、漏水する可能性があるという問題点があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、取付け部品を表裏側からネジで強固に締め付け固定することができ、変形することがなく、入浴感および保温性に優れた浴槽または防水パンの提供、および、そのような浴槽または防水パンの製造方法の提供を目的の1つとし、この目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明は、表面の軟質層と裏面のFRPからなり、取付け部品を取り付けるための貫通孔を備えた浴槽または防水パンにおいて、前記貫通孔の周りに前記軟質層が存在しない構造に形成したことを要旨とする。
【発明の効果】
【0005】
貫通孔の周りには軟質層が存在しないために、硬質のFRPに対し、変形することなく表裏側から取付け部品をネジを締め付けて強固に取り付けることができる。
このような浴槽または防水パンは表面が軟質層となっているため、入浴者の足などが触れた時に柔らかく感じられて、入浴感が良好なものとなり、また保温性にも優れたものとなる。
【0006】
本発明の浴槽または防水パンにおいて、前記軟質層が、軟質表面層と発泡体で構成されている構造とすることもできる。
こうすれば、発泡体により、より入浴感および保温性に優れたものとなる。
【0007】
また、本発明の浴槽または防水パンにおいて、前記発泡体の前記貫通孔側の端面が、該発泡体内への水の侵入を防ぐ止水構造となっている構成とすることもできる。
こうすれば、発泡体の貫通孔側の端面がむき出しにならず、貫通孔側から発泡体内に水が侵入することが防がれ、発泡体端面の汚れや、カビの発生をなくすことができる。
【0008】
また、本発明の製造方法は、前記請求項1または請求項2に記載の浴槽または防水パンの製造方法であって、前記軟質層に前記貫通孔より大径の大径孔を開ける工程と、該大径孔内に成形治具を取り付け、前記軟質層の裏面にFRPを成形する工程と、該FRPにおける前記大径孔の中心位置に前記貫通孔を開ける工程とを含むことを要旨とする。
本発明の浴槽または防水パンの製造方法では、軟質層には大径孔が形成され、FRPには大径孔よりも小さい貫通孔が形成されるため、貫通孔の周りは、軟質層の存在しないFRPのみの構造となり、FRPに表裏側からネジを締め付けて取付け部品を確実に取り付けることができるものとなる。
【0009】
また、本発明の製造方法は、前記請求項1または請求項2に記載の浴槽または防水パンの製造方法であって、前記軟質層に前記貫通孔より大径の大径孔を開ける工程と、大径孔を開けた軟質層と別体のFRPを接着一体化させる工程と、該FRPにおける前記大径孔の中心位置に前記貫通孔を開ける工程とを含むことを要旨とする。
こうすれば、軟質層に大径孔を開け、別体のFRPを接着一体化させた後に、FRPに貫通孔を開けることで、製造が容易なものとなり、貫通孔の周りは軟質層の存在しないFRPのみで構成されるため、貫通孔に取付け部品を挿通させてネジを締め付けて確実に取り付けることができるものとなる。
【0010】
また、本発明の浴槽または防水パンの製造方法において、軟質表面層と発泡体で構成されている軟質層に大径孔を開ける工程を、該軟質層に貫通孔より大径の凹部を成形させて、該凹部の底側を軟質層に平行に切断することにより前記大径孔を形成させる工程とすることもできる。
こうすれば、軟質表面層と発泡体で構成されている軟質層に貫通孔より大径の凹部を成形させ、この凹部の底側を切断することで、凹部を切断した部分に大径孔が出現し、容易に軟質層に大径孔を形成させることができ、製造が容易なものとなる。また、大径孔の内周は軟質表面層で覆蓋されている状態となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、浴室の洗い場を形成する防水パン1の要部縦断面拡大構成図である。
この防水パン1は、表面側の軟質層2と、裏面側の硬質なFRP補強層3で構成されている。
また、軟質層2は、表面側の軟質表面層21と裏側の発泡体22の二重構造となっている。この軟質表面層21は、ポリウレタン等の熱硬化性樹脂で形成される場合や、熱可塑性エラストマーで形成される場合がある。また、発泡体22は、ポリオレフィン,ポリスチレン,ポリウレタン等を発泡させて形成されたものである。また、FRP補強層3は、ガラス繊維強化ポリエステル等のFRPからなるものである。
【0012】
このような防水パン1に排水口金具を取り付けるために、上下に貫通する貫通孔3aがFRP補強層3に形成されている。この貫通孔3aの上方の軟質層2には、貫通孔3aよりも大径の大径孔2aが形成されて、貫通孔3aの周りは軟質層2の存在しないFRP補強層3のみで構成されている。
また、大径孔2aの内周は、シリコン等のコーキング剤或いは接着剤等の止水剤が塗布されたり、または、止水パーツを用いて止水処理されている。
【0013】
このような構造では、例えば排水口金具を構成する取付け部品を表裏側からネジで締め付けて固定する際に、貫通孔3a内に取付け部品を通し、表裏側からネジで締め付けると、FRP補強層3のみが表裏側から挟持され、軟質層2は挟持されないために変形することがなく、硬いFRP補強層3に確実に排水口金具等の取付け部品を取付け固定することができる。
なお、大径孔2aの内周は止水剤4等で止水されているため、大径孔2a側から発泡体22内に水が侵入することがなく、発泡体22の大径孔2a側の端面が汚れたり、発泡体22にカビが発生することが防がれる。
【0014】
次に、図2の断面拡大図で示す防水パン1は変形例である。
図2では、軟質層2に形成される大径孔2aの内周が軟質表面層21で覆われた構造となっており、軟質表面層21の大径孔2a側には、下方側へ折り曲げて下端がFRP補強層3に当接する覆蓋部21aが連続して形成されており、この覆蓋部21aにより大径孔2aの内周が止水されて、発泡体22側への水の侵入が防がれた構造となっている。
また、硬質のFRP補強層3には、大径孔2aよりも小径の貫通孔3aが上下に貫通形成されており、この貫通孔3aの上面外周は軟質層2の存在しない領域となっている。
【0015】
この図2の構造においても、貫通孔3aの周りは軟質層2が存在せずFRP補強層3のみで構成されているため、硬質のFRP補強層3に表裏側から取付け部品をネジで締め付けて、変形することなく強固に取付け部品を取り付けることができるものである。
また、大径孔2aの内周は、軟質表面層21の覆蓋部21aで覆蓋されているため、発泡体22の端面に汚れが生じたり、発泡体22にカビが発生することが防がれるものである。
【0016】
次に、図3に、防水パン1の更なる変形例を示す。
図3に示す防水パン1においても、表面側は軟質層2で構成され、裏面側はFRP補強層3で構成されており、FRP補強層3には貫通孔3aが形成され、軟質層2には貫通孔3aよりも大径の大径孔2aが形成されている。
排水口金具を構成する取付け部品Pの表面側部品5及び裏面側部品6には、雄雌のネジ5a,6aが形成されており、表面側部品5及び裏面側部品6のネジ5a,6aの部分を貫通孔3a内に挿通させて、表裏側からこのネジ5a,6aを螺合させ、表面側部品5と裏面側部品6をネジで締め付けて固定することができ、ネジ5a,6aを締め付けた状態では、表面側部品5の押圧部5bがFRP補強層3の上面に当接し、FRP補強層3の裏面には裏面側部品6の鍔部6bが当接して、FRP補強層3は表面側部品5の押圧部5bと裏面側部品6の鍔部6b間に挟持され、強固に取付け部品PがFRP補強層3に取り付けられるものである。
【0017】
図3では、表面側部品5に、水平に延び先端が下方に向かって突出したリブ5cが外周にリング状に一体形成されており、表面側部品5を締め付けた際に、このリブ5cが軟質層2をFRP補強層3側へ押し付け、これにより、発泡体22の大径孔2a側端部が上下方向に圧縮されることで、大径孔2a側から発泡体22内に水が侵入しないように構成したものである。
即ち、シリコン等の止水剤4を用いることなく、表面側部品5と裏面側部品6を締め付け固定する際に、同時にリブ5cで発泡体22の大径孔2a側端部を潰して止水することができる構造となっている。
【0018】
次に、軟質層2とFRP補強層3からなる浴槽11における貫通孔の部分の製造方法を図4〜図8において説明する。
軟質層2は、表面側の軟質表面層21と発泡体22の二重構造となっており、真空成形或いは接着等で、この軟質表面層21と発泡体22が一体化されて、軟質層2は浴槽11の形状に形成されている。
【0019】
この図4の状態から、軟質層2に対し大径孔2aを図5のように形成させ、この形成した大径孔2a内に図6のように成形治具7を嵌め込み状に取り付ける。
この状態で、成形治具7および軟質層2の裏側に、例えばガラス繊維と樹脂を手作業で積み上げる方法(ハンドレイアップ法)でFRP補強層3を一体形成させる。
その後、成形治具7を大径孔2aから取り外し、図7に示すように、ドリルやホールソウ等の工具を用いて大径孔2aの中心位置にFRP補強層3を貫通する貫通孔3aを形成させる。
【0020】
このようにしてFRP補強層3に小径の貫通孔3aを形成させた後、図8に示すように、貫通孔3aに対し表面側から取付け部品Pの表面側部品5を挿入し、裏面側からは裏面側部品6を挿入して、表面側部品5と裏面側部品6を表裏側からネジ5a,6aで締め付けると、FRP補強層3は表面側部品5と裏面側部品6間に挟持され、強固に取付け部品PがFRP補強層3に取り付けられる。
なお、図8に示すように、取付け部品Pを取り付ける際に、大径孔2aの内周にリング状の硬質樹脂からなる止水パーツ8を嵌め込んでおき、この止水パーツ8で大径孔2aの内周面を覆蓋状に止水することができる。
このような別体の止水パーツ8を用いることによっても、発泡体22の大径孔2a側の端面を覆蓋状に止水して、発泡体22内への水の侵入を確実に防ぎ、カビの発生等を防止できる。
【0021】
次に、図9〜図13において製造方法の別例を示す。
図9では、真空成形等で防水パン1の形状に形成された軟質層2の断面を拡大して示しており、軟質層2は、表面側の軟質表面層21と裏面側の発泡体22で構成され、この軟質層2の取付け部品を取り付ける位置には真空成形時等に凹部Rを形成させておく。この凹部Rの水平直径寸法は、貫通孔3aよりも大径のものである。
このように凹部Rを一体形成させた軟質層2を、凹部Rの底側を水平に軟質層2に沿って切断して、凹部Rの底側を除去すると、図10に示すような形状となり、凹部Rを切断した部分に大径の大径孔2aが出現する。この大径孔2aの内周には軟質表面層21の覆蓋部21aが連続状に垂下されて、大径孔2aの内周は軟質表面層21の覆蓋部21aで覆蓋されている状態となる。
【0022】
この大径孔2a内に図11のように成形治具7を嵌め込み、成形治具7および軟質層2の裏面側に、例えばガラス繊維と樹脂を手作業で積み上げる方法(ハンドレイアップ法)でFRP補強層3を形成させることができる。
FRP補強層3を一体状に形成した後に、成形治具7を取り外し、図12に示すように、ドリルD等を用いて大径孔2aの中心位置に上方から下方に向かってFRP補強層3に貫通孔3aを形成させる。これにより、取付け部品を取付け固定できる貫通孔3aが形成され、貫通孔3aの上面側の外周付近には軟質層2が存在しないために、取付け部品を強固にFRP補強層3に表および裏側から締め付けて取り付けできるものである。
また、大径孔2aの内周面は軟質表面層21の覆蓋部21aで止水されているため、大径孔2a側から発泡体22内に水が侵入することが防がれ、発泡体22の端面の汚れやカビの発生が防がれる。
【0023】
次に、図14〜図16は製造方法の更なる変形例を示す。
図14のように、浴槽11の形状に軟質層2とFRP補強層3を別々に製造しておき、軟質層2には大径孔2aを形成させておき、その後に、軟質層2の裏面に別体で成形したFRP補強層3を接着により貼り付けて、図15のように一体化させ、その後に図16に示すように、表面側から大径孔2aの中心にドリルなどの工具を差し込んでFRP補強層3に貫通孔3aを形成させるものである。
また、大径孔2aの内周には、シリコン等の止水剤4を塗布するか、或いは図8に示したような硬質樹脂の止水パーツ8を嵌め込んで、発泡体22の端面を止水処理することができるものである。
【0024】
このように形成した貫通孔3aに対し、表および裏側から取付け部品Pの表面側部品5および裏面側部品6を締め付けると、FRP補強層3は表面側部品5と裏面側部品6間に挟持され、強固に取付け部品PがFRP補強層3に取り付けられる。
なお、浴槽11の場合は、取付け部品Pとして、ジェット噴射用金具や追い焚き用金具或いは手摺り等が挙げられ、これらの取付け部品Pを変形することなく強固に取り付けることができ、しかも発泡体22の汚れやカビを防ぐことができるものとなる。
このような構造の浴槽11や防水パン1では、発泡体22を備えた軟質層2が表面側に存在するため、入浴時に柔らかい接触感が得られて入浴感が極めて向上するものとなり、また、この軟質層2により保温性が格段に向上するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】軟質層とFRP補強層からなる防水パンの貫通孔の部分の拡大断面構成図である。
【図2】図1の変更例を示す防水パンの要部断面拡大構成図である。
【図3】更なる変形例を示し、取付け部品の取付け状態を示す防水パンの貫通孔の部分の要部拡大断面構成図である。
【図4】浴槽の形状に形成された軟質層の要部断面構成図である。
【図5】図4の軟質層に大径孔を形成させた要部断面構成図である。
【図6】更に大径孔内に成形治具を嵌め込んで裏側にFRP補強層を形成させた断面構成図である。
【図7】更にFRP補強層に貫通孔を貫通形成させた断面構成図である。
【図8】貫通孔内に表裏側から取付け部品を締め付けて取り付けた状態の断面構成図である。
【図9】防水パン形状に形成された軟質層における凹部の断面拡大構成図である。
【図10】凹部の底側を水平に切断した状態の断面構成図である。
【図11】更に大径孔内に成形治具を嵌め込んで裏側にFRP補強層を形成させた断面構成図である。
【図12】FRP補強層に対しドリル等で貫通孔を形成させる際の断面構成図である。
【図13】貫通孔が形成された状態の断面構成図である。
【図14】軟質層とFRP補強層を別々に浴槽の形状に形成した状態の断面分解図である。
【図15】別々に形成した軟質層とFRP補強層を接着一体化させた断面構成図である。
【図16】一体化させた状態で貫通孔を貫通形成させ、大径孔内の内周には止水剤を塗布した状態の断面構成図である。
【符号の説明】
【0026】
1 防水パン
2 軟質層
2a 大径孔
3 FRP補強層(FRP)
3a 貫通孔
4 止水剤
5 表面側部品
5a ネジ
5b 押圧部
5c リブ
6 裏面側部品
6a ネジ
6b 鍔部
7 成形治具
8 止水パーツ
21 軟質表面層
21a 覆蓋部
22 発泡体
R 凹部
D ドリル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面の軟質層と裏面のFRPからなり、取付け部品を取り付けるための貫通孔を備えた浴槽または防水パンにおいて、
前記貫通孔の周りに前記軟質層が存在しない構造に形成したことを特徴とする浴槽または防水パン。
【請求項2】
前記軟質層が、軟質表面層と発泡体で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の浴槽または防水パン。
【請求項3】
前記発泡体の前記貫通孔側の端面が、該発泡体内への水の侵入を防ぐ止水構造となっていることを特徴とする請求項2に記載の浴槽または防水パン。
【請求項4】
前記請求項1または請求項2に記載の浴槽または防水パンの製造方法であって、
前記軟質層に前記貫通孔より大径の大径孔を開ける工程と、
該大径孔内に成形治具を取り付け、前記軟質層の裏面にFRPを成形する工程と、
該FRPにおける前記大径孔の中心位置に前記貫通孔を開ける工程と
を含むことを特徴とする浴槽または防水パンの製造方法。
【請求項5】
前記請求項1または請求項2に記載の浴槽または防水パンの製造方法であって、
前記軟質層に前記貫通孔より大径の大径孔を開ける工程と、
大径孔を開けた軟質層と別体のFRPを接着一体化させる工程と、
該FRPにおける前記大径孔の中心位置に前記貫通孔を開ける工程と
を含むことを特徴とする浴槽または防水パンの製造方法。
【請求項6】
軟質表面層と発泡体で構成されている前記軟質層に大径孔を開ける工程が、
該軟質層に貫通孔より大径の凹部を成形させて、該凹部の底側を軟質層に平行に切断することにより前記大径孔を形成させる工程である
請求項4または請求項5に記載の浴槽または防水パンの製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2009−189575(P2009−189575A)
【公開日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−33601(P2008−33601)
【出願日】平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願人】(000000479)株式会社INAX (1,429)
【出願人】(302045705)トステム株式会社 (949)
【Fターム(参考)】