説明

浸炭処理装置

【課題】 処理材が導かれた浸炭処理室内にCOガスを主成分とするキャリアガスと炭化水素ガスを主成分とするエンリッチガスとを供給して浸炭処理する浸炭処理装置において、浸炭処理室内における雰囲気ガスに含まれる水素ガスを適切に排出させて、浸炭処理室内に供給するキャリアガスの量を減少させると共に、キャリアガスの燃焼に伴うCO2ガスの発生を抑制する。
【解決手段】 処理材Aを浸炭処理させる浸炭処理室3と、この浸炭処理室内にCOガスを主成分とするキャリアガスと炭化水素ガスを主成分とするエンリッチガスとを供給するガス供給装置4,5とを備えた浸炭処理装置において、浸炭処理室内における雰囲気ガスを浸炭処理室内から取り出して循環させる循環路10を設けると共に、この循環路に上記の雰囲気ガス中に含まれる水素ガスを分離させて取り出す水素ガス分離装置20を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、鋼材部品等の処理材を浸炭処理する浸炭処理装置に係り、特に、処理材を浸炭処理させる浸炭処理室と、この浸炭処理室内にCOガスを主成分とするキャリアガスと炭化水素ガスを主成分とするエンリッチガスとを供給するガス供給装置とを備えた浸炭処理装置において、浸炭処理室内における雰囲気ガスに含まれる水素ガスを適切に排出させて、浸炭処理室内に供給するキャリアガスの量を減少させると共に、キャリアガスの燃焼に伴うCO2ガスの発生を抑制するようにした点に特徴を有するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から低炭素鋼や低合金鋼等の鋼材部品からなる処理材の強度を高めるため、これらの処理材の表面から炭素を内部に拡散浸透させる浸炭処理が行われている。
【0003】
そして、このように鋼材部品等の処理材を浸炭処理するにあたっては、従来から様々な浸炭処理装置が使用されている。
【0004】
ここで、例えば、図1に示す浸炭処理装置においては、第1扉1aを開けて処理材Aを導入室2内に導き、上記の第1扉1aを閉めて導入室2内の雰囲気を調整した後、このように導入室2内に導かれた処理材Aを、第2扉1bを開けて浸炭処理室3内に導入させ、上記の第2扉1bを閉じるようにしている。
【0005】
そして、このように浸炭処理室3内に処理材Aを導入させた状態で、この浸炭処理室3内に、COガスを主成分とするキャリアガスを流量調整弁4aにより流量を調整しながらキャリアガス供給パイプ4を通して導くと共に、プロパンガスやブタンガス等の炭化水素ガスC2n+2を主成分とするエンリッチガスを流量調整弁5aにより流量を調整しながらエンリッチガス供給パイプ5を通して導き、この浸炭処理室3内において、上記のキャリアガスとエンリッチガスとを攪拌ファン6により攪拌させると共に、浸炭処理室3内に導かれた上記の処理材Aを加熱させて、処理材Aの表面に炭素を付与し、このように処理材Aの表面に付与された炭素を処理材Aの内部に拡散させて浸炭させるようにしている。
【0006】
ここで、上記のキャリアガスとエンリッチガスとが供給された浸炭処理室3内において処理材Aに炭素を付与して浸炭させる場合、一般に、2CO→CO2+(C)、C2n+2+nCO2→2nCO+(n+1)H2の反応が生じて、浸炭処理室3内に水素ガスが発生し、このように発生した水素ガスにより浸炭処理室3内のCO濃度が相対的に減少し、カーボンポテンシャルによる浸炭雰囲気の制御に狂いが生じるという問題があった。
【0007】
このため、従来においては、特許文献1等に示されるように、キャリアガス供給パイプ4を通して浸炭処理室3内に過剰のキャリアガスを供給し、浸炭処理室3内において発生した水素ガスを上記のキャリアガスと一緒に、浸炭処理室3と導入室2との間における上記の第2扉1bの隙間等を通して導入室2内に導き、このように導入室2内に導かれたガスを導入室2に設けた排気路2aに導いて燃焼させることが行われている。
【0008】
しかし、このようにCOガスを主成分とするキャリアガスを過剰に浸炭処理室3内に供給するため、ランニングコストが高くつくと共に、上記のように導入室2内に導かれたガスを排気路2aに導いて燃焼させた場合、CO2が多く発生して環境を害するという問題があった。
【特許文献1】特開2001−214255号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
この発明は、処理材を浸炭処理する浸炭処理装置における上記のような問題を解決することを課題とするものである。
【0010】
すなわち、この発明においては、処理材を浸炭処理させる浸炭処理室と、この浸炭処理室内にCOガスを主成分とするキャリアガスと炭化水素ガスを主成分とするエンリッチガスとを供給するガス供給装置とを備えた浸炭処理装置において、浸炭処理室内における雰囲気ガスに含まれる水素ガスを適切に排出させて、浸炭処理室内に供給するキャリアガスの量を減少させると共に、CO2ガスが発生するのを抑制することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
この発明においては、上記のような課題を解決するため、処理材を浸炭処理させる浸炭処理室と、この浸炭処理室内にCOガスを主成分とするキャリアガスと炭化水素ガスを主成分とするエンリッチガスとを供給するガス供給装置とを備えた浸炭処理装置において、上記の浸炭処理室内における水素ガスを含む雰囲気ガスを浸炭処理室内から取り出して循環させる循環路を設けると共に、この循環路に上記の雰囲気ガス中に含まれる水素ガスを分離させて取り出す水素ガス分離装置を設けた。
【0012】
ここで、上記の水素ガス分離装置においては、例えば、水素ガスを選択的に透過させる水素透過フィルタを用いることができ、この水素透過フィルタを用いた水素ガス分離装置に吸引装置を接続させて、この水素ガス分離装置に導かれた雰囲気ガス中に含まれる水素ガスを分離させて取り出すようにすることができる。
【発明の効果】
【0013】
この発明における浸炭処理装置においては、浸炭処理室内における水素ガスを含む雰囲気ガスを浸炭処理室内から取り出して循環させる循環路を設けると共に、この循環路に上記の雰囲気ガス中に含まれる水素ガスを分離させて取り出す水素ガス分離装置を設けたため、上記のように浸炭処理時において浸炭処理室内において発生した水素ガスを含む雰囲気ガスが上記の循環路を通して水素ガス分離装置に導かれ、この水素ガス分離装置により雰囲気ガスから水素ガスが分離されて取り出される一方、残りの雰囲気ガスが浸炭処理室内に戻されるようになる。
【0014】
このため、この発明における浸炭処理装置においては、従来のように浸炭処理時に発生した水素ガスを浸炭処理室内から排出させるために、過剰のキャリアガスを浸炭処理室内に供給する必要がなくなり、ランニングコストが低減されると共に、水素ガスを含む雰囲気ガスを排気路に導いて燃焼させる場合のように、CO2が多く発生して環境を害するということもなくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、この発明の実施形態に係る浸炭処理装置を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、この発明に係る浸炭処理装置は下記の実施形態に示したものに限定されず、発明の要旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施できるものである。
【0016】
この実施形態における浸炭処理装置においては、図2〜図4に示すように、導入室2及び浸炭処理室3にそれぞれ開閉弁31a,31bが設けられた排気管32a,32bを介して真空ポンプ30を取り付けている。
【0017】
そして、この実施形態における浸炭処理装置においては、図2に示すように、第1扉1a及び第2扉1bを閉じた状態で、浸炭処理室3に接続された排気管32bにおける開閉弁31bを開けて、この浸炭処理室3内における雰囲気ガスを上記の真空ポンプ30により吸引して、この浸炭処理室3内を真空に近い状態にし、その後、図3に示すように、上記の第1扉1aを開けて処理材Aを導入室2内に導入させた後、この第1扉1aを閉じるようにする。
【0018】
そして、このように処理材Aを導入室2内に導いた後、導入室2に接続された排気管32aにおける開閉弁31aを開け、この導入室2内における雰囲気ガスを上記の真空ポンプ30により吸引して、この導入室2内を真空に近い状態にし、この状態で、第2扉1bを開けて、導入室2内に導かれた上記の処理材Aを浸炭処理室3内に導入し、上記の第2扉1bを閉じた後、上記の浸炭処理室3に接続された排気管32bにおける開閉弁31bを閉じるようにする。
【0019】
そして、このように浸炭処理室3内に処理材Aを導入させて開閉弁31bを閉じた状態で、図4に示すように、この浸炭処理室3内に、COガスを主成分とするキャリアガスを流量調整弁4aにより流量を調整しながらキャリアガス供給パイプ4を通して導くと共に、プロパンガスやブタンガス等の炭化水素ガスC2n+2を主成分とするエンリッチガスを流量調整弁5aにより流量を調整しながらエンリッチガス供給パイプ5を通して導くようにしている。
【0020】
そして、このように浸炭処理室3内に供給されたキャリアガスとエンリッチガスとを攪拌ファン6により浸炭処理室3内において攪拌させると共に、この浸炭処理室3内において上記の処理材Aを加熱させて、この処理材Aの表面に炭素を付与し、このように処理材Aの表面に付与された炭素を処理材Aの内部に拡散させて浸炭させるようにしている。なお、このようにして処理材Aを浸炭処理した場合、前記のように浸炭処理室3内において水素ガスが発生するようになる。
【0021】
ここで、この実施形態における浸炭処理装置においては、上記の浸炭処理室3内において発生した水素ガスを含む雰囲気ガスを浸炭処理室3内から取り出して循環させる循環路10を設けると共に、この循環路10に浸炭処理室3内における上記の雰囲気ガスを吸引して循環させる循環ポンプ11を設け、浸炭処理室3内から上記の雰囲気ガスを取り出す循環路10の上流側に設けた取出しバルブ12を開けて、浸炭処理室3内における水素ガスを含む雰囲気ガスをこの循環路10内に導くようにしている。
【0022】
そして、このように循環路10内に導かれた水素ガスを含む雰囲気ガスを冷却装置13に導いて冷却させた後、このように冷却させた水素ガスを含む雰囲気ガスを水素ガス分離装置20に導き、この水素ガス分離装置20により、雰囲気ガス中に含まれる水素ガスを分離させて取り出すようにしている。
【0023】
ここで、この水素ガス分離装置20においては、図5に示すように、水素ガスを選択的に透過させる中空糸を用いて筒状に形成した水素透過フィルタ22を使用し、図6(A),(B)に示すように、水素ガス分離装置20の容器21内に複数の通気穴25aが設けられた一対の保持板25を、所要間隔を介して設けると共に、この一対の保持板25間に上記の筒状になった水素透過フィルタ22をそれぞれ通気穴25aと連通するようにして複数設けている。
【0024】
そして、上記の水素ガスを含む雰囲気ガスをこの筒状に形成された水素透過フィルタ22の内部に導くと共に、この水素ガス分離装置20に水素ガス案内管23を介して真空ポンプからなる吸引装置24を接続させ、この吸引装置24により、水素透過フィルタ22の内部に導かれた上記の雰囲気ガスを水素透過フィルタ22の周囲から吸引し、雰囲気ガス中に含まれる水素ガスを、選択的に水素透過フィルタ22を透過させて水素ガス案内管23に導き、この水素ガス案内管23を通して上記の水素ガスを排出させるようにしている。なお、このように水素ガス案内管23を通して排出させる水素ガスについては、これを燃焼させるようにし、或いはこれを水素ガス原料として用いるようにすることができる。また、上記の水素ガス中にはCOガス等の含有量が非常に少なくなっているため、これを燃焼させた場合には、殆ど水が生じるだけであり、CO2ガス等が発生するのが防止される。
【0025】
そして、上記のように水素ガス分離装置20によって水素ガスが除去された雰囲気ガスを上記の循環路10を通して上記の浸炭処理室3に戻すように導き、この循環路10の戻し側に設けた戻しバルブ14を開けて、上記のように水素ガスが除去された雰囲気ガスを浸炭処理室3内に戻すようにしている。
【0026】
このようにすると、水素ガスが除去されてCOガス等が多く含まれる雰囲気ガスが浸炭処理室3内に戻されるようになり、上記のキャリアガス供給パイプ4を通して浸炭処理室3内に供給させるキャリアガスの量を非常に少なくすることができ、ランニングコストが大幅に低減されると共に、上記の浸炭処理室3内を密閉状態又は密閉に近い状態にして、浸炭処理室3から外部に漏れ出す雰囲気ガスの量を大幅に減収させることができる。
【0027】
また、このように浸炭処理室3内を密閉状態又は密閉に近い状態にし、上記のように浸炭処理室3内を真空に近い状態にして、この浸炭処理室3内にキャリアガスとエンリッチガスとを供給させるようにすると、浸炭処理室3内が大気に曝されることがなく、次の操業開始時においても、上記のように浸炭処理室3内を真空に近い状態にした後、この浸炭処理室3内にキャリアガスとエンリッチガスとを供給させることができる。このため、浸炭処理室3内に新しいガスを供給するようにして、浸炭処理室3内おける雰囲気ガスを全て入れ替えるという面倒な作業(いわゆるシーズニング)を行う必要がなくなり、次の操業開始時における時間を短縮することができるようになる。
【0028】
なお、第2扉1bの部分から浸炭処理室3内の雰囲気ガスが漏れ出すのを防止する方法は特に限定されないが、例えば、この第2扉1bの部分に耐熱性パッキン(図示せず)等を設けることができる。
【0029】
また、上記の浸炭処理室3内における処理材Aの浸炭処理を効率よく行うために、浸炭処理室3内に上記のキャリアガスなどを過剰に供給する場合には、図7に示すように、この浸炭処理室3内における水素ガスを含む雰囲気ガスの一部をこの浸炭処理室3から外部に排出させるように、この浸炭処理室3に流量調整弁7aが途中に設けられた排気管7を設け、この排気管7に導かれた水素ガスを含む雰囲気ガスの一部を燃焼させることも可能である。なお、このように排気管7に導かれた水素ガスを含む雰囲気ガスの一部を燃焼させる場合においても、排気管7に導かれる水素ガスを含む雰囲気ガスの量は、従来に比べて非常に少なくなるため、CO2ガスの発生量が大きく低減される。
【0030】
ここで、上記のように複数の水素透過フィルタを用いた水素ガス分離装置を使用すると共に、下記の表1に示すように、COガスが24.13体積%,CO2ガスが0.398体積%,CH4ガスが0.497体積%,水素ガスが32.0体積%含まれるガス組成に調整した模式の雰囲気ガスを使用し、上記の水素ガス分離装置に導く上記の雰囲気ガスの流量と、上記の水素透過フィルタを透過して導かれる透過ガスの流量を下記の表1に示すように変更させた実験を行い、それぞれの透過ガスにおけるガス組成を調べ、その結果を表1に示した。
【0031】
【表1】

【0032】
この結果から明らかなように、上記の水素ガス分離装置を用いて雰囲気ガスから水素ガスを分離させるようにした場合、水素ガスが上記の水素透過フィルタを選択的に透過するようになり、水素透過フィルタを透過した透過ガス中おける水素ガスの割合が非常に高くなり、COガス等の割合が非常に少なくなっていた。特に、水素ガス分離装置に導く上記の雰囲気ガスの流量と、上記の水素透過フィルタを透過して導かれる透過ガスの流量を多くするほど、透過ガス中に含まれる水素ガスの割合が非常に高くなっていた。
【0033】
なお、上記の実施形態においては、バッチ式の浸炭処理装置の例を示したが、この発明の浸炭処理装置はこのようなバッチ式の浸炭処理装置に限定されず、図示していないが、処理材を順々に加熱室、浸炭処理室、拡散室に導いて、連続して浸炭処理させる連続式の浸炭処理装置であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】処理材を浸炭処理するのに使用する従来の浸炭処理装置を示した概略説明図である。
【図2】この発明の一実施形態に係る浸炭処理装置において、処理材を導入室内に導入させる前の状態を示した概略説明図である。
【図3】同実施形態に係る浸炭処理装置において、処理材を導入室内に導入させた状態を示した概略説明図である。
【図4】同実施形態に係る浸炭処理装置において、処理材を浸炭処理室内に導入させて浸炭処理を行う状態を示した概略説明図である。
【図5】上記の実施形態に係る浸炭処理装置において、水素ガス分離装置に用いた水素透過フィルタの概略斜視図である。
【図6】上記の実施形態に係る浸炭処理装置に用いた水素ガス分離装置の概略断面図である。
【図7】上記の実施形態に係る浸炭処理装置において、浸炭処理室に流量調整弁が途中に設けられた排気管を設けた変更例の概略説明図である。
【符号の説明】
【0035】
A 処理材
1a 第1扉
1b 第2扉
2 導入室
3 浸炭処理室
4 キャリアガス供給パイプ
4a 流量調整弁
5 エンリッチガス供給パイプ
5a 流量調整弁
6 攪拌ファン
7 排気管
7a 流量調整弁
10 循環路
11 循環ポンプ
12 取出しバルブ
13 冷却装置
14 戻しバルブ
20 水素ガス分離装置
21 容器
22 水素透過フィルタ
23 水素ガス案内管
24 吸引装置
25 保持板
25a 通気穴
30 真空ポンプ
31a,31b 開閉弁
32a,32b 排気管

【特許請求の範囲】
【請求項1】
処理材を浸炭処理させる浸炭処理室と、この浸炭処理室内にCOガスを主成分とするキャリアガスと炭化水素ガスを主成分とするエンリッチガスとを供給するガス供給装置とを備えた浸炭処理装置において、上記の浸炭処理室内における水素ガスを含む雰囲気ガスを浸炭処理室内から取り出して循環させる循環路を設けると共に、この循環路に上記の雰囲気ガス中に含まれる水素ガスを分離させて取り出す水素ガス分離装置を設けたことを特徴とする浸炭処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載した浸炭処理装置において、上記の水素ガス分離装置に、水素ガスを選択的に透過させる水素透過フィルタを用いたことを特徴とする浸炭処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載した浸炭処理装置において、上記の水素透過フィルタを用いた水素ガス分離装置に吸引装置を接続させて、この水素ガス分離装置に導かれた雰囲気ガス中に含まれる水素ガスを分離させて取り出すことを特徴とする浸炭処理装置。
【請求項4】
請求項1〜請求項3の何れか1項に記載した浸炭処理装置において、上記の浸炭処理室が浸炭処理時に密閉されることを特徴とする浸炭処理装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2009−179816(P2009−179816A)
【公開日】平成21年8月13日(2009.8.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−16992(P2008−16992)
【出願日】平成20年1月29日(2008.1.29)
【出願人】(000211123)中外炉工業株式会社 (170)
【出願人】(000205627)大阪府 (238)
【Fターム(参考)】