説明

液体噴出容器

【課題】カバー筒を所定位置まで下降させるまではノズルを閉塞する手段を設け、もって液体を誤射する不都合を低減する液体噴出容器を提案する。
【解決手段】収納容器2と、円筒形の押下げヘッド46を有する噴出器20と、上記押下げヘッド46の外面に回動自在に設けた外郭部材50と、外郭部材50の周りを覆うように収納容器2に螺下降可能に取り付けられたカバー筒60とを具備し、収納容器2の胴体4とカバー筒60との間に、このカバー筒の回転操作により、カバー筒60が初期の位置からノズルNより低い下方位置へ降下するように設けた昇降手段Uを設け、外郭部材50とカバー筒60とを連係させ、外郭部材50は、カバー筒60が初期の位置にあるときに上記ノズルNを閉じ、カバー筒60が下方位置へ移動したときにノズルNの閉塞が解除されるように形成した閉塞壁52を有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体噴出容器に関する。なお、本明細書において、「液体」というときにはクリーム状物や霧などの液状物を含むものとする。
【背景技術】
【0002】
押下げヘッド付きの液体噴出ポンプを有する液体噴出容器において、押下げヘッドを覆うカバー筒を設けたものが知られている(特許文献1)。
【0003】
またポンプ式ではないが、容器体から起立する注出管と、この注出管の周囲に回動可能に装着したカバー筒と、このカバー筒の周囲に設けた操作筒とを具備し、カバー筒の外面に螺旋溝を穿設するとともに、操作筒の内面から突出する係合突子を螺旋溝内へ挿入し、操作筒を回転させることで回転筒が下降し、注出管が外部に露出するように構成したものが知られている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平9−122545号
【特許文献2】特開2003−267417
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の液体噴出容器は、ポンプストッパー機構が備わっておらず、未使用時でも押下げヘッドを押すことができる。従って誤って内容物を噴出するおそれがある。
【0006】
本発明の目的は、カバー筒を所定位置まで下降させるまではノズルを閉塞する手段を設け、もって液体を誤射する不都合を低減する液体噴出容器を提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の手段は、胴体4の上方へ口頸部8を起立する収納容器2と、
口頸部8内へ垂下するポンプシリンダ22の上部を、口頸部8外面に嵌めた装着筒28で抜止めするとともに、ポンプシリンダ22内へ挿入した作動部材36の上半部に、ノズルNを周面に有する円筒形の押下げヘッド46を形成してなる噴出器20と、
上記押下げヘッド46の外面に回動自在に設けた外郭部材50と、
少なくとも上記外郭部材50の周りを覆うように収納容器2に螺下降可能に取り付けられたカバー筒60と、を具備しており、
収納容器2の胴体4とカバー筒60との間に、このカバー筒の回転によりカバー筒60が初期の位置からノズルNより低い下方位置へ降下するように設けた昇降手段Uを設け、
カバー筒60と外郭部材50との間に、カバー筒60と外郭部材50とを相対的な上下動が可能に連係させ、外郭部材50がカバー筒60と連動するように連係手段Lを設け、
外郭部材50は、カバー筒60が初期の位置にあるときに上記ノズルNを閉じ、カバー筒60が下方位置へ移動したときに、ノズルNの閉塞が解除されるように形成した閉塞壁52を有している。
【0008】
本手段は、カバー筒が回動により昇降するとともに押下げヘッドのノズルNが閉じ(図2参照)、或いは開く(図11参照)如き構成を提案している。この構成は、閉塞壁を有する外郭部材が押下げヘッドに対して回動することで実現される。後述の如く押下げヘッドは収納容器に対して回動不能とすることが望ましい。「閉塞」とは“密閉”に限られず、内容物の噴出が制限された状態という程度の意味である。押下げヘッドの押下げに対する抵抗が大きく、利用者が誤動作に気付くように設けるとよい。
【0009】
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ上記閉塞壁52は、押下げヘッド46の外周面に沿った円筒壁であり、かつその一側部に窓孔Wを開口してあり、
カバー筒60が初期の位置にあるときに窓孔穿設箇所以外の筒壁部分がノズルNを閉じ、カバー筒60が下方位置へ移動したときに、ノズルNと窓孔Wとが合致するように形成している。
【0010】
本手段は、外郭部材の好適な一例として、窓孔W付きの円筒壁を提案している。カバー筒が下降している状態では図11に示すように押下げヘッドのノズルNとの外郭部材の窓孔Wとが一致し、常時は図2の如く両者が一致せず、外郭部材がノズルNを閉塞するようにしている。窓孔WがノズルNと一致したときに外郭部材(又はカバー筒)を係止する位置合わせ手段を設けると好適である(例えば図5に符号35、53で表す凹凸状の係合手段を参照)。
【0011】
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ上記連係手段Lを、外郭部材50の外面とカバー筒60の内面との一方に沿って縦設した回動腕部56と、それら外郭部材50の外面とカバー筒60の内面との他方から、回動腕部の周方向両側を挟むように延びる一対の回動板68,68とで形成している。
【0012】
本手段では、先の手段にいう、カバー筒と補助筒とをこれら両筒の相対的な上下動を可能に連係させた連係手段の好適な一例を提案している。図1に示す例では、外郭部材側に回動腕部を、カバー筒側に回動板を設けているが、カバー筒内面から回動腕部を突出し、外郭部材側から回動腕部を挟む一対の回動板を突出しても構わない。「カバー筒内面」とは、カバー筒が有する頂壁の裏面を含み、この裏面から回動腕部又は回動板部を垂下しても構わない。
【0013】
第4の手段は、第2の手段又は第3の手段を有し、かつ上記カバー筒の上端部から、上記外郭部材50の上面周縁に対応した形状の開口67を有する頂壁66を張り出し、
かつこの頂壁の開口67と上記外郭部材50の上端部との間に破断可能な封緘片70を架設した。
【0014】
本手段では、図12に示すように外郭部材とカバー筒の頂壁との間に封緘片を設けることで製品の信頼性を高めることを提案している。
【発明の効果】
【0015】
第1の手段に係る発明によれば、利用者がカバー筒を押し下げるまではノズルNが閉塞されているから、内容物を誤射するおそれを低減することができる。
【0016】
第2の手段に係る発明によれば、外郭部材50の閉塞壁52を、一側部に窓孔Wを開口した円筒壁としたから、ノズルNを確実に閉塞することができる。
【0017】
第3の手段に係る発明によれば、連係手段Lを回動腕部と回動板68とで形成したから、カバー筒60から外郭部材50へ確実に回動力を伝達することができる。
【0018】
第4の手段に係る発明によれば、カバー筒60の頂壁66と外郭部材50との間に封緘片70を設けたから、封緘機能を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る液体噴出容器の一部切欠き側面図である。
【図2】図1の容器の平面図である。
【図3】図1の容器のA−A方向縦断面図である。
【図4】図1の容器のB−B方向横断面図である。
【図5】図1の容器のC−C方向横断面図である。
【図6】図1の容器のうちカバー筒を除く部分の側面図である。
【図7】図1の容器の分解斜視図である。
【図8】図1の容器のカバー筒の回転途中の段階での側面図である。
【図9】図8の段階に対応する平面図である。
【図10】図1の容器のカバー筒の回転完了の段階での側面図である。
【図11】図10の段階に対応する平面図である。
【図12】図1の容器の変形例の要部側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1から図11は、本発明の第1の実施形態に係る液体噴出容器を示している。この液体噴出容器は、収納容器2と、噴出器20と、外郭部材50と、カバー筒60とで構成している。これら各部材は特に断らない限り合成樹脂で形成することができる。
【0021】
収納容器2は、図1の如く胴体4を有し、かつ胴体上方へ口頸部8を起立している。
【0022】
図示例では、上記収納容器2を、容器体2Aと補助筒2Bとで形成している。後述の案内溝を補助筒の外面に形成するためである。図示の容器体2Aは、胴体相当部分を、下から順に大径胴部分と中径胴部分と小径胴部分とに形成し、この小径胴部分から肩部6を介して口頸部8を起立している。
【0023】
上記補助筒2Bは、円環状の頂板10から足の短い内筒12と足の長い外筒14とを垂下してなる2重筒形である。補助筒2Bは、上記頂板10の内周部を上記肩部6に載置するとともに、内筒12下端に付設した係合凸条13を、上記容器体の小径胴部分に形成した係合溝に係止させて、容器体に対して回動不能に設けている。
【0024】
上記外筒14の外面には、図6に描くように後述の係合突子を案内するための案内溝16を形成する。この案内溝16は、斜溝部16cの上下両端側に、上下両辺が水平な第1の停止部16b及び第2の停止部16dを形成し、第1の停止部16bから外筒14の上端面へ至る垂直な導入口16aを短く延ばしている。導入口16a、第1の停止部16b、斜溝部16c、第2の停止部16dの各連続箇所には、それぞれ係合突子が乗り越え可能なストッパ18を形成している。案内溝は、外筒の両面に形成するとよい。
【0025】
噴出器20は、図3に示す如くポンプシリンダ22と、装着筒部材27と、作動部材36とを具備している。
【0026】
上記ポンプシリンダ22は、口頸部8内に垂下された筒壁の上端に外向きフランジ24を有し、この外向きフランジを口頸部8の上端面に係止させるとともに、筒壁下端部に吸込み弁26を設ける。吸込み弁からは、吸込み管を容器体の底部付近へ垂下する。
【0027】
上記装着筒部材27は、上記口頸部外面への螺着させた装着筒28の上端から内向きフランジ状壁30を内方突出し、この内向きフランジ状壁の内周から案内筒32を、また内周よりやや外側から円筒形の起立壁34を立ち上げてなる。図示の装着筒28は、螺合筒である小径筒と操作筒である大径筒からなる2重筒としているが、必ずしもこのようにする必要はない。上記内向きフランジ状壁30は、ポンプシリンダ22の外向きフランジ24を口頸部8との間に挟持している。また案内筒32は、後述の押下げヘッドの下部に摺動自在に嵌合され、起立筒は、後述の外郭部材の周囲を囲んでいる。この起立壁34の内面には、外郭部材の回動範囲を規制するために周方向に巾の広い断面円弧状の係合溝35を縦設している。
【0028】
上記作動部材36は、図3の如くポンプシリンダ22内面を摺動する筒状ピストン40を下端に有するプランジャ38と、プランジャ内に挿入された弁棒42と、プランジャの上部外面に嵌合されたピストンガイド44と、このピストンガイドの上部を嵌合させた第2のシリンダを下面に有する押下げヘッド46とを具備している。この押下げヘッド46の外周面は円筒形であり、その前面にはノズルNを開口している。またピストンガイドはスプリングにより上方へ付勢されており、プランジャの上端部と押下げヘッドの下面との間には吐出弁48を形成している。
【0029】
上記押下げヘッド46は、後述の外郭部材を回したときに、外郭部材とともに回動することのないように設ける。その方法としては、外郭部材を押下げヘッド46の外面に緩く嵌めてもよく、また例えば案内筒32と押下げヘッドの対応部分とに回り止めを設けるなどして、周方向に対して固定してもよい。
【0030】
また押下げヘッド46の上面中心部には、外郭部材と嵌め合わせるための円形の嵌合穴47を形成している。
【0031】
外郭部材50は、上記押下げヘッド46に対して回動自在に嵌め合せる。好適な図示の外郭部材50は、円板形の天板54の周縁から筒形の閉塞壁52を、また天板の裏面中央から軸筒55をそれぞれ垂下している。そしてこの軸筒55を回動自在に上記嵌合穴47内に嵌め、かつ上記閉塞壁52を押下げヘッドの周面に嵌めている。しかし上記嵌合穴47及び軸筒55を省略して、単に閉塞壁を押下げヘッド周面に回動可能に嵌着させても構わない。
【0032】
上記閉塞壁52は、窓孔Wと係合凸部53と回動腕部56とを有する。その窓孔Wは、図6に示す如く、その左右側壁の一方に開口している。そして常時は閉塞壁52がノズルNを閉じており(図2参照)、ノズルNと窓孔Wとが一致すると液体の噴出が可能となる(図11参照)ように構成されている。回動軸に対する窓孔WとノズルNの角度は図示例では90°であるが、適宜変更することができる。
【0033】
上記係合凸部53は、図5及び図7に示すように、外郭部材50の筒壁外面の適所(図示例では下端部)に設けられている。この係合凸部は、起立壁34の係合溝35内を周方向に摺動可能に形成されており、図2及び図11に示すように係合溝35の周方向各縁に係止することで、外郭部材50の回動範囲を規制している。
【0034】
上記回動腕部56は、図6に示すように水平板部56aと垂直板部56bとからなる逆L字形であり、上記外郭部材50の閉塞壁52の周面のうち窓孔から離れた一側部から垂下している。下から見た横断面図である図4に示すように、この回動腕部56の垂直板部56bと外郭部材50周面とには垂直な補強板58の両端を連結している。
【0035】
本実施形態の外郭部材50は、押下げヘッドの外郭をなすものであるが、図7に示すように押下げヘッドと別体として形成されるため、別部材として説明する。なお、図示例と異なり、外郭部材の閉塞壁52は、天板の一側から垂下した断面部分円形の垂壁であってもよい。
【0036】
カバー筒60は、補助筒2Bの外面に嵌合した筒壁62と、この筒壁の上面を閉塞する頂壁66とで形成している。この頂壁には、回動腕部を含む外郭部材を垂直方向から見た輪郭に対応する開口67を形成している。
【0037】
カバー筒の筒壁下部からは係合突子64を内方突出している。この係合突子64は、案内溝16内に挿入しており、第1の停止部16bから斜溝部16cを経て第2の停止部16dへスライドをするように設けている。これら係合突子64と案内溝16とにより案内溝の斜溝部16cを係合突子64が摺動することでカバー筒60を昇降させる昇降手段Uを形成する。なお、図示例と異なり、案内溝をカバー筒裏面に、また係合突子を収納容器2の胴体4側に形成しても構わない。
【0038】
カバー筒60の内周面からは2枚の回動板68を突出し、これら回動板の間に図4に示すように回動腕部56を挟むように設ける。これら回動板及び回動腕部の上下巾は、作動部材36及び外郭部材50の昇降により回動腕部が回動板の間から離脱しない程度に長くする。カバー筒60が回転すると、2枚の回動板68に挟まれた回動腕部56が追動し、外郭部材が回転する。
【0039】
本実施形態では、一枚の回動板68と回動腕部56とでカバー筒及び外郭部材の連係手段Lを形成しているが、その構造は適宜変更することができる。
【0040】
上記構成によれば、図1の状態で、外郭部材の閉塞壁52がノズルNを閉じている。この状態からカバー筒60を収納容器に対して回動すると、カバー筒60と同調して外郭部材50も回動する。図8及び図9の途中状態を経て、図10及び図11の状態に至り、窓孔WがノズルNに合致する。この状態で外郭部材とともに押下げヘッドを押し下げると、内容物を噴出することができる。
【0041】
外郭部材50の回動範囲は、係合溝35及び係合凸部53で規制されているので、係合凸部53が係合溝35の周方向の縁部に突き当たるまで回動するだけで、窓孔WをノズルNに位置合わせすることができ、使い勝手がよい。
【0042】
またカバー筒60は、ポンプ機構を含む噴出器20とは分離しているので、カバー筒を簡易に取り外し、内容物を詰め替えることが可能である。また外郭部材50が、当該部材の平面形状に合致した形状のカバー筒の開口67から突出するので、意匠的にも良好なデザインとなっている。
【0043】
図12は、本実施形態の変形例であり、外郭部材50とカバー筒60との各上部間に外郭部材50の下降により破断可能な封緘片70を設けている。なお、図示はしないが、外郭部材50と押下げヘッドとの間には、外郭部材の抜止め手段(係合リブなど)を設けることができる。
【符号の説明】
【0044】
2…収納容器 2A…容器体 4…胴体 6…肩部 8…口頸部
2B…補助筒 10…頂板 12…内筒 13…係合凸条 14…外筒
16…案内溝 16a…導入口 16b…第1の停止部 16c…斜溝部
16d…第2の停止部 18…ストッパ
20…噴出器 22…ポンプシリンダ 24…外向きフランジ 26…吸込み弁
27…装着筒部材 28…装着筒 30…内向きフランジ状壁 32…案内筒
34…起立壁 35…係合溝
36…作動部材 38…プランジャ 40…筒状ピストン 42…弁棒
44…ピストンガイド 46…押下げヘッド 47…嵌合穴 48…吐出弁
50…外郭部材 52…閉塞壁 53…係合凸部 54…天板 55…軸筒
56…回動腕部 56a…水平板部 56b…垂直板部 58…補強板
60…カバー筒 62…筒壁 64…係合突子 66…頂壁 67…開口
68…回動板 70…封緘片
L…連係手段 U…昇降手段 N…ノズル W…窓孔


【特許請求の範囲】
【請求項1】
胴体4の上方へ口頸部8を起立する収納容器2と、
口頸部8内へ垂下するポンプシリンダ22の上部を、口頸部8外面に嵌めた装着筒28で抜止めするとともに、ポンプシリンダ22内へ挿入した作動部材36の上半部に、ノズルNを周面に有する円筒形の押下げヘッド46を形成してなる噴出器20と、
上記押下げヘッド46の外面に回動自在に設けた外郭部材50と、
少なくとも上記外郭部材50の周りを覆うように収納容器2に螺下降可能に取り付けられたカバー筒60と、を具備しており、
収納容器2の胴体4とカバー筒60との間に、このカバー筒の回転によりカバー筒60が初期の位置からノズルNより低い下方位置へ降下するように設けた昇降手段Uを設け、
カバー筒60と外郭部材50との間に、カバー筒60と外郭部材50とを相対的な上下動が可能に連係させ、外郭部材50がカバー筒60と連動するように連係手段Lを設け、
外郭部材50は、カバー筒60が初期の位置にあるときに上記ノズルNを閉じ、カバー筒60が下方位置へ移動したときに、ノズルNの閉塞が解除されるように形成した閉塞壁52を有することを特徴とする、液体噴出容器。
【請求項2】
上記閉塞壁52は、押下げヘッド46の外周面に沿った円筒壁であり、かつその一側部に窓孔Wを開口してあり、
カバー筒60が初期の位置にあるときに窓孔穿設箇所以外の筒壁部分がノズルNを閉じ、カバー筒60が下方位置へ移動したときに、ノズルNと窓孔Wとが合致するように形成したことを特徴とする、請求項1記載の液体噴出容器。
【請求項3】
上記連係手段Lを、外郭部材50の外面とカバー筒60の内面との一方に沿って縦設した回動腕部56と、それら外郭部材50の外面とカバー筒60の内面との他方から、回動腕部の周方向両側を挟むように延びる一対の回動板68,68とで形成したことを特徴とする、請求項1又は請求項2記載の液体噴出容器。
【請求項4】
上記カバー筒の上端部から、上記外郭部材50の上面周縁に対応した形状の開口67を有する頂壁66を張り出し、
かつこの頂壁の開口67と上記外郭部材50の上端部との間に破断可能な封緘片70を架設したことを特徴とする、請求項2又は請求項3記載の液体噴出容器。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate


【公開番号】特開2011−136722(P2011−136722A)
【公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−297014(P2009−297014)
【出願日】平成21年12月28日(2009.12.28)
【出願人】(000006909)株式会社吉野工業所 (2,913)
【Fターム(参考)】