説明

液晶表示装置アレイ基板及びその製造方法

【課題】ストレージキャパシタの面積を減らしても、容量を維持するようにした液晶表示装置のアレイ基板及びその製造方法を提供する。
【解決手段】基板上に形成される複数のゲート配線90及びゲート配線90に交差するように複数形成されるデータ配線92と、ゲート配線90及びデータ配線92の交差部に形成される薄膜トランジスタTと、ゲート配線90に平行に形成されるストレージキャパシタ第1電極130と、薄膜トランジスタTのドレイン電極116と電気的に接触されて第1電極130領域上に形成されるストレージキャパシタ第2電極136を含む画素電極と、ゲート配線90の所定領域及びデータ配線92と薄膜トランジスタTが形成される領域に対応するように前記基板上に形成されるブラックマトリックス95と、が含まれる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は液晶表示装置及びその製造方法に関し、特に、ストレージキャパシタの面積を減らしながらも容量を維持するようにした液晶表示装置アレイ基板及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、画像情報を画面に示す画面表示装置の中で、ブラウン管表示装置(Cathode Ray Tube:CRT)が、今まで最も多く使われてきたが、これは表示面積に比べて装置自体の体積が大きくて重いため、その使用に多くの不便さがあった。
【0003】
これによって、表示面積が大きくても、厚さが薄くてどの場所でも容易に使うことができる薄膜型平板表示装置が開発されており、ますますブラウン管表示装置に代替されている。特に、液晶表示装置(Liquid Crystal Display:LCD)は、表示解像度が他の異なる平板表示装置よりすぐれており、動画像を具現するとき、その品質はブラウン管より反応速度が早い特性を示している。
【0004】
公知のように、液晶表示装置の駆動原理は、液晶の光学的異方性と分極性質とを利用したものである。液晶は、構造が細くて長いので、分子配列に方向性と分極性とを持っている液晶分子に人為的に電磁気場を印加して分子配列方向を調節することができる。
【0005】
よって、配向方向を任意に調節することで、液晶の光学的異方性によって液晶分子の配列方向に沿って光を透過あるいは遮断させることができ、色相及び映像を表示することができるようになる。
【0006】
そして、アクティブマトリックス型液晶表示装置は、マトリックス形態に配列された各画素に非扇形特性を持ったアクティブ素子を付加し、この素子のスイッチング特性を利用して各画素の動作を制御し、液晶の電気光学效果を通じてメモリ機能を具現したものである。
【0007】
一方、このようなアクティブマトリックス型液晶表示装置は、表示されるイメージの均一性(uniformity)を確保するためにデータ配線を通じて入力された信号電圧を次の入力時まで一定時間の間維持させる必要があり、このために液晶セルと平行にストレージキャパシタを形成させる。
【0008】
そして、液晶表示装置で形成されるストレージキャパシタは、充電のための電極を使う方式によってオンコマン(on common)方式とオンゲート(on gate)方式に区分される。
【0009】
これらの方式を比べると、オンゲート方式は、n−1番目の走査線の一部をn番目画素の充電電極で使う方式で、開口率の減少の程度が少なく、NW方式(Normally White Mood)で点欠陷発生の時、目立つことなく、歩留まりが良い反面、走査信号時間が長くなるという短所がある。
【0010】
そして、オンコマン方式は、充電電極を別に配線して使う方式で、走査信号時間が短い反面、開口率の減少の程度が大きく、NW方式で点欠陷発生の時、目立ち、歩留まりが良くないという短所がある。
【0011】
以後、図1を参照して従来のオンコマン方式のストレージキャパシタに対して簡単に説明する。
【0012】
図1は、従来の液晶表示装置に形成されるオンコマン方式のストレージキャパシタが形成された液晶表示装置のアレイ基板を概略的に示した図面である。
【0013】
図1を参照すれば、オンコマン方式のストレージキャパシタが形成された液晶表示装置のアレイ基板は、下板である絶縁基板上に複数のゲート配線9,19とデータ配線10,20が交差して交差部を形成している。
【0014】
任意のデータ配線、例えばデータ配線(信号線)10、および任意のゲート配線、例えばゲート配線(走査線)19が交差する交差部には、データ配線10と同一配線であるソース電極11及びドレイン電極12と、ゲート配線19と同一配線であるゲート電極14と、半導体層13とを具備する薄膜トランジスタTFTが形成されている。
【0015】
また、画素電極15が走査線19及び信号線10と一定の間隔を置いてドレイン電極12に連結されて形成されている。そして、ストレージキャパシタの第1電極16が前記ゲート配線19と平行に位置するが、画素電極15を横切って形成されている。
【0016】
このような構成を持つオンコマン方式のストレージキャパシタは、ストレージキャパシタの第2電極である画素電極15と、ゲート電極14と同一物質で形成されるストレージキャパシタの第2電極16との間に電荷を蓄電させるようになる。この時、前記ストレージキャパシタに蓄電される静電容量(Capacitive)は、公知のように蓄電される静電容量の大きさはC=ε*A/dによってあらわすことができる。ここで、Cは静電容量(Capacitive)、εは誘電定数、Aは電極の面積、dは電極間の距離を示す。
【0017】
しかし、このような従来のオンコマン方式のストレージキャパシタを具備する場合、画素領域の中で前記ストレージキャパシタが具備された領域に対してはバックライト背面光が透過されず、全体的に開口率が減少するという問題がある。
【0018】
また、液晶表示装置に表示されるイメージの均一性を確保するためには、前記ストレージキャパシタによって蓄電される静電容量は大きいことが要求されが、上述で説明した従来のストレージキャパシタは、静電容量を増やすために面積を広げると、開口率が減少し、これによって前面輝度が全体的に減少するという短所がある。
【0019】
一方、前記従来の液晶表示装置のアレイ基板及びその製造方法に関する技術を記載した文献としては、下記特許文献1がある。
【特許文献1】大韓民国特許出願公開第2001/087456号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0020】
したがって、本発明は、オンコマン方式のストレージキャパシタが具備される液晶表示装置において、ストレージキャパシタの第1電極を透明導電性金属で形成し、データ配線とゲート配線との所定領域及び薄膜トランジスタが形成された領域に対応する基板の一面にブラックマトリックスを形成してバックライト背面光による薄膜トランジスタの誤動作を防止し、これを通じて液晶表示装置の開口率の減少なしにストレージキャパシタの静電容量を増加させるようにする液晶表示装置アレイ基板及びその製造方法を提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0021】
前記目的を果たすために本発明の実施形態による液晶表示装置アレイ基板は、基板上に形成される複数のゲート配線及び前記ゲート配線に交差するように複数形成されるデータ配線と、前記ゲート配線及び前記データ配線の交差部に形成される薄膜トランジスタと、前記ゲート配線に平行に形成されるストレージキャパシタの第1電極と、前記薄膜トランジスタのドレイン電極と電気的に接触されて前記第1電極領域上に形成されるストレージキャパシタの第2電極を含む画素電極と、前記ゲート配線の所定領域及び前記データ配線と前記薄膜トランジスタとが形成される領域に対応するように前記基板上に形成されるブラックマトリックスとが含まれて構成されることを特徴とする。
【0022】
また、本発明による液晶表示装置アレイ基板の製造方法は、基板上の特定領域にブラックマトリックスが形成される段階と、複数のゲート配線と、薄膜トランジスタのゲート電極及び前記ゲート配線に平行なストレージキャパシタの第1電極が形成される段階と、前記ゲート配線及び前記ストレージキャパシタの第1電極上に絶縁膜が形成される段階と、前記絶縁膜上に複数のゲート配線と交差する複数のデータ配線及び薄膜トランジスタのソース電極及びドレイン電極が形成される段階と、前記データ配線及びソース電極、及びドレイン電極上に保護層が形成される段階と、前記保護層上のコンタクトホールを通じて前記薄膜トランジスタのドレイン電極と電気的に接触されて、前記ストレージキャパシタの第1電極領域と一部重畳されるように形成される画素電極が形成される段階とが含まれることを特徴とする。
【発明の効果】
【0023】
このような本発明によれば、ストレージキャパシタの第1電極を透明導電性金属で形成し、データ配線とゲート配線の所定領域及び薄膜トランジスタが形成された領域に対応する基板の一面にブラックマトリックスを形成してバックライト背面光による薄膜トランジスタの誤動作を防止し、これを通じて液晶表示装置の開口率の減少なしにストレージキャパシタの静電容量を増加させる効果がある。
【0024】
また、これを通じてゲート電極に印加されるゲート信号と画素電極の間のカップリング現象によって発生される画素電圧の電圧ひずみ(kick back voltage)を減少させることができ、液晶表示装置の駆動部分においても自由度を増加させることができるという効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、添付された図面を参照して本発明の実施形態をより詳しく説明する。
【0026】
図2は、本発明の実施形態による液晶表示装置のアレイ基板の平面図、図3は、図2の特定部分I−I′に対する断面図である。
【0027】
図示されたように本発明の実施形態による液晶表示装置のアレイ基板は、第1基板100上にお互いに交差して形成されたゲート配線90及びデータ配線92によって画定される画素領域Pと画素領域P上に形成された画素電極120と、薄膜トランジスタTと、ストレージキャパシタCstとを含んで構成される。
【0028】
また、データ配線92及びゲート配線90の所定領域と、薄膜トランジスタTが形成される領域に対応する第1基板100の面上にバックライト背面光が透過されないようにするブラックマトリックス95が形成されることを特徴とする。
【0029】
なお、添付された図面には図示されていないが、本発明による液晶表示装置は、各画素領域Pに対応する領域に形成されるカラーフィルタと、前記カラーフィルタの間、及び薄膜トランジスタTとストレージキャパシタCstとの所定部分に対応する領域に形成されるブラックマトリックスと、前記カラーフィルタとブラックマトリックス上に透明な共通電極が形成された第2基板と、第1基板100と前記第2基板の間に充填される液晶とがさらに含まれて構成される。
【0030】
スイッチング素子である薄膜トランジスタTは、マトリックス形態(matrix type)で、各画素領域Pの一側に位置し、このような複数の薄膜トランジスタを交差して通り過ぎるゲート配線90とデータ配線92とが形成される。画素領域Pは、ゲート配線90とデータ配線92とが交差して画定される領域である。画素領域P上に形成される画素電極120は、インジウムスズ酸化物(indium−tin−oxide:ITO)のように光の透過率が比較的すぐれた透明導電性金属を使用する。
【0031】
このような液晶表示装置は、画素電極120上に位置した液晶層が薄膜トランジスタTから印加された信号によって配向され、前記液晶層の配向の程度によって前記液晶層を透過する光の量を調節する方式で画像を表現することができる。
【0032】
ゲート配線90は、薄膜トランジスタTの第1電極であるゲート電極110を駆動するパルス電圧を伝達し、データ配線92は、薄膜トランジスタTの第2電極であるソース電極114を駆動する信号電圧を伝達する。
【0033】
薄膜トランジスタTは、ゲート電極110と、ソース電極114と、ドレイン電極116と、アクティブ層(active layer)112とで構成され、ソース電極114は、データ配線92と連結されて、ゲート電極110は、データ配線92と交差して画素領域Pを画定するゲート配線90と連結されるように構成される。
【0034】
すなわち、ゲート電極110に所定のパルス電圧が印加されれば、アクティブ層112が活性化され、このため、ドレイン電極116は下部のアクティブ層112を経由して所定間隔離隔されたソース電極114を通じてソース電極114と連結されたデータ配線92からの信号電圧の伝達を受けるようになる。ドレイン電極116は、コンタクトホール117を通じて画素電極120と電気的に連結され、結果的に前記信号電圧は、画素電極120に印加される。
【0035】
また、図2及び図3を参照すれば、ゲート配線90と平行にストレージキャパシタの第1電極130が形成され、絶縁層及びストレージキャパシタの第2電極136に使用される画素電極120が第1電極130上に順次形成されてストレージキャパシタCstを成す。この時、前記絶縁層は、ゲート絶縁膜132及び/または保護層140になることが可能である。
【0036】
本発明の場合、ゲート配線90及び第1電極130が透明導電性金属で形成されることを特徴とし、このため、ゲート配線90の所定領域及びデータ配線92と薄膜トランジスタTが形成される領域に対応する第1基板100の面上にバックライト背面光が透過されないようにするブラックマトリックス95が形成されることを特徴とする。
【0037】
すなわち、本発明は、ストレージキャパシタの第1電極130が透明導電性金属で形成されて、また、ストレージキャパシタの第2電極136を画素電極120として使用することで、ストレージキャパシタが形成された画素領域が開口領域に活用されて開口率が減少する問題を解消できるようになる。
【0038】
なお、ゲート配線90及び第1電極130として既存の有色金属でない透明導電性金属を使用することで、配線抵抗が増加されうるが、モバイル機器などに適用される液晶表示装置の場合、配線抵抗の増加は大きく問題にならないので本発明の適用が好ましい。
【0039】
また、本発明によれば、ストレージキャパシタの第1電極130が透明導電性金属で形成されることで、その面積を広げるのに開口率の減少を考慮する必要がなく、結果的にストレージキャパシタの第1電極130および第2電極136の面積が増加するので、ストレージキャパシタの静電容量をさらに増加させることができる。
【0040】
また、前記のようにストレージキャパシタを構成することで、ゲート電極に印加されるゲート信号と画素電極との間のカップリング現象によって発生される画素電圧の電圧ひずみ(kick back voltage)を減少させることができ、液晶表示装置の駆動部分においても自由度を増加させられるという効果を得るようになる。
【0041】
前記のように構成される液晶表示装置のアレイ基板は、蒸着工程、フォトリソグラフィー(photo lithography:以下「フォト」と称する)工程、及びエッチング工程などによって順次形成される。ここで、前記フォト工程は、フォトレジスト(photo resist:PR)が光を受ければ化学反応を起こして性質が変化する原理を利用し、得ようとするパターン(pattern)のマスクを使って光を選択的にPRに照射することで、マスクのパターンと同じパターンを形成させる工程である。このようなフォト工程は、一般写真のフィルムにあたるフォトレジストを塗布するPR塗布工程、マスクを利用して選択的に光を照射する露光工程、次に現像液を利用して光を受けた部分のPRをとり除いてパターンを形成させる現像工程で構成される。
【0042】
図4aないし図4dは、本発明の実施形態による液晶表示装置の製造工程を示す平面図及び断面図である。
【0043】
まず、図4aを参照すれば、絶縁基板上にブラックマトリックスで使われる物質を前面に形成し、これをマスクを利用してパターンし、現像することで、後ほど形成されるデータ配線及びゲート配線の所定領域と薄膜トランジスタ領域とにブラックマトリックス95を形成する。
【0044】
次に、図4bに示されたように所定の金属をブラックマトリックス95が所定領域形成された基板100前面に蒸着してマスクを利用してパターンし、現像することで、ゲート配線90、ゲート電極110、及びストレージキャパシタの第1電極130を形成する。
【0045】
なお、上述で説明したように、本発明の場合、前記所定の金属はITOまたはIZOのような透明導電性金属を使うことを特徴とする。
【0046】
次に、図4cに示されたようにゲート配線90などが形成された基板100上にゲート絶縁膜132と、非晶質半導体層(シリコン層)と不純物が含有された非晶質半導体層(シリコン層)と導電性金属層を蒸着し、フォト工程及びエッチング工程を通じてゲートライン90と交差して画素領域を画定するデータライン92と、データライン92から垂直に所定面積で突出形成されたソース電極114と、これと所定間隔離隔されたドレイン電極116を形成する。
【0047】
その次に、前記パターンされた金属層をエッチング防止膜にして露出した不純物非晶質シリコン層をエッチングし、ソース電極114とドレイン電極116上に前記非晶質シリコン層が露出されるようにすることで、アクティブ層112を具現し、これを通じてゲート電極110、ソース電極114、ドレイン電極116、及びアクティブ層112が構成される薄膜トランジスタTが形成される。
【0048】
次に、図4dに示されたように、データライン92などが形成された基板上に絶縁物質で保護層140を形成した後にパターンし、ドレイン電極116上部にコンタクトホール117を形成し、コンタクトホール117を通じてドレイン電極116と接触する画素電極120を形成する。
【0049】
この時、画素電極120は、上述で説明したゲート配線90のように透明導電性金属を形成し、画素領域P内に形成されるもので、第1電極130と重畳される領域に形成される画素電極120は、ストレージキャパシタCstの第2電極136として使われる。
【0050】
すなわち、画素電極120は、コンタクトホール117を通じてドレイン電極116と電気的に接続するようになって薄膜トランジスタTを通じて流入される信号電圧の印加を受けるのみならず、第1電極130と所定領域重畳されるように形成されてストレージキャパシタの第2電極136として使われるのである。
【0051】
結果的に本発明によれば、ストレージキャパシタの第1電極130が透明導電性金属で形成されることで、その面積を広げるのに開口率減少の側面を考慮する必要がなく、ストレージキャパシタの第1電極130および第2電極136の面積が増加するのでストレージキャパシタの静電容量をさらに増加させることができる。
【0052】
以上、添付した図面を参照して本発明について詳細に説明したが、これは例示的なものに過ぎず、当該技術分野における通常の知識を有する者であれば、多様な変形及び均等な他の実施形態が可能であるということを理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】従来の液晶表示装置に形成されるオンコマン方式のストレージキャパシタが形成された液晶表示装置のアレイ基板を概略的に示した図面である。
【図2】本発明の実施形態による液晶表示装置のアレイ基板の平面図である。
【図3】図2の特定部分I−I′に対する断面図である。
【図4a】本発明の実施形態による液晶表示装置の製造工程を示す平面図及び断面図である。
【図4b】本発明の実施形態による液晶表示装置の製造工程を示す平面図及び断面図である。
【図4c】本発明の実施形態による液晶表示装置の製造工程を示す平面図及び断面図である。
【図4d】本発明の実施形態による液晶表示装置の製造工程を示す平面図及び断面図である。
【符号の説明】
【0054】
90 ゲート配線、
92 データ配線、
95 ブラックマトリックス、
100 第1基板、
110 ゲート電極、
112 アクティブ層、
114 ソース電極、
116 ドレイン電極、
120 画素電極、
130 第1電極、
132 絶縁膜、
136 第2電極。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板上に形成される複数のゲート配線及び前記ゲート配線に交差するように複数形成されるデータ配線と、
前記ゲート配線及び前記データ配線の交差部に形成される薄膜トランジスタと、
前記ゲート配線に平行に形成されるストレージキャパシタの第1電極と、
前記薄膜トランジスタのドレイン電極と電気的に接触されて前記第1電極領域上に形成されるストレージキャパシタの第2電極を含む画素電極と、
前記ゲート配線の所定領域及び前記データ配線と前記薄膜トランジスタとが形成される領域に対応するように前記基板上に形成されるブラックマトリックスと、
が含まれて構成されることを特徴とする液晶表示装置アレイ基板。
【請求項2】
前記ストレージキャパシタの第1電極及び前記画素電極は、
透明導電性金属で形成されることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置アレイ基板。
【請求項3】
前記ストレージキャパシタの第1電極は、
前記ゲート配線を形成する物質と同一物質で形成されることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置アレイ基板。
【請求項4】
前記ストレージキャパシタの第1電極は、
前記ゲート配線と同じ層に形成されることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置アレイ基板。
【請求項5】
前記ストレージキャパシタの第1電極及びストレージキャパシタの第2電極の間には絶縁層が形成されることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置アレイ基板。
【請求項6】
前記絶縁層は、
ゲート絶縁膜及び/または保護膜であることを特徴とする請求項5に記載の液晶表示装置アレイ基板。
【請求項7】
前記薄膜トランジスタTは、ゲート電極、ソース電極及びドレイン電極とアクティブ層で構成され、
前記ソース電極は、前記データ配線と連結されて、
前記ゲート電極は、前記データ配線と交差して前記画素領域を画定する前記ゲート配線と連結されるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置アレイ基板。
【請求項8】
基板上の特定領域にブラックマトリックスが形成される段階と、
複数のゲート配線と、薄膜トランジスタのゲート電極、及び前記ゲート配線に平行なストレージキャパシタの第1電極が形成される段階と、
前記ゲート配線及び前記ストレージキャパシタの第1電極上に絶縁膜が形成される段階と、
前記絶縁膜上に複数のゲート配線と交差する複数のデータ配線及び薄膜トランジスタのソース電極及びドレイン電極が形成される段階と、
前記データ配線、ソース電極、及びドレイン電極上に保護層が形成される段階と、
前記保護層上のコンタクトホールを通じて前記薄膜トランジスタのドレイン電極と電気的に接触され、前記ストレージキャパシタの第1電極の領域と一部重畳されるように形成される画素電極が形成される段階と、
が含まれることを特徴とする液晶表示装置アレイ基板の製造方法。
【請求項9】
前記基板上の特定領域は、
前記ゲート配線の所定領域及びデータ配線と薄膜トランジスタとが形成される部分に対応する領域であることを特徴とする請求項8に記載の液晶表示装置アレイ基板の製造方法。
【請求項10】
前記ストレージキャパシタの第1電極及び前記画素電極は、
透明導電性金属で形成されることを特徴とする請求項8に記載の液晶表示装置アレイ基板の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4a】
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【図4b】
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【図4c】
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【図4d】
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【公開番号】特開2007−140458(P2007−140458A)
【公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−129195(P2006−129195)
【出願日】平成18年5月8日(2006.5.8)
【出願人】(590002817)三星エスディアイ株式会社 (2,784)
【Fターム(参考)】