説明

火災警報機能付きLED照明装置

【課題】LEDを光源とする光源部を備えた一般照明装置に火災警報機能を持たせ、該光源部で平常時と異常時の両方の照明機能を果たすと共に異常時の警報表示を行い、更に、高温環境下に晒されても照明装置自体の破壊に起因する二次災害が発生しないような二次災害発生防止手段を備えた照明装置を提供する。
【解決手段】光源部をフルカラーLEDランプで構成し、平常時の一般照明点灯モードにおいては白色光による照明を行い、災害時の非常時照明点灯モードにおいては赤色光の点滅により警告を発したり、煙の中でも視認性が良好な光色を有する照明光で安全な避難行動を確保したり、煙により視界が低下した場合にLEDの駆動電流を増加することにより照射光量を増やして照明を明るくする。また、温度センサによる検知温度が予め設定された温度よりも高くなった時点でシステムをダウンさせる作動停止手段を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、火災警報機能を備えたLED照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の火災警報器には、火災に係わる異常検知と警報発信の機能の他に、異常発生後の停電時における非常用照明に係る機能を備えたものがある。
【0003】
具体的には、異常を検出する検出部、検出部の出力に基づき異常の有無を判別する判別部、及び判別部からの異常発生信号を受けて異常警報を発する警報部と共に、非常用照明、光センサ、及び内部電源を備えており、火災が発生した際に非常照明部の光源となるLEDをパルス点灯することにより警報表示の機能を果たしたり、異常発生後の停電の際に、通常時には商用電源で駆動されている一般照明器具に代わって、内部電源からの給電で非常照明部を駆動することにより非常時の照明機能を果たすものである(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−293308号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述の機能を有する従来の火災警報器は、例えば室内に設置する場合、室内には一般照明用の照明器具と火災警報器に備えられた非常照明部(非常照明用の照明器具)の両方が設置されることになり、設備コストを上昇させる要因となる。
【0006】
また、火災警報器に備えた非常照明部に照明機能を持たせることは火災警報器の大型化が避けられず、設置場所の自由度が損なわれると共に、簡易な設置方法を採用することができなくなる。
【0007】
更に、光源として用いられたLEDの点灯時に、火災による熱とLEDの自己発熱とが重畳されることによる高温環境下において火災警報器自体のシステムが破壊され、更なる火災等の二次災害の発生源となる可能性がある。
【0008】
そこで、本発明は上記問題に鑑みて創案なされたもので、その目的とするところは、LEDを光源とする光源部を備えた一般照明装置に火災警報機能を持たせ、該光源部で平常時と異常時の両方の照明機能を果たすと共に異常時の警報表示を行い、更に、高温環境下に晒されても照明装置自体の破壊に起因する二次災害が発生しないような二次災害発生防止手段を備えた照明装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載された発明は、前面を透明カバーとした筺体の内部空間に、複数の多色発光LEDと、前記多色発光LEDが実装されてその光照射方向を前記透明カバーの方向に向けた基板と、前記多色発光LEDと前記透明カバーとの間に位置して前記多色発光LEDからの照射光の光路制御を行ってその制御光を前記透明カバーに照射する光学レンズと、周囲温度を検知する温度センサ、及び周囲の煙を検知する煙検知センサと、前記煙検知センサによる煙の検知、又は前記温度センサの検知温度に基づき予め設定された点灯モードで前記多色発光LEDを駆動する駆動手段と、前記温度センサによる検知温度が予め設定された温度よりも高くなった時点でシステムをダウンさせる作動停止手段を有するコントロールユニットと、停電時に電力を供給する非常用バッテリーを、備えたことを特徴とするものである。
【0010】
また、本発明の請求項2に記載された発明は、請求項1において、前記多色発光LEDはフルカラーLEDであることを特徴とするものである。
【0011】
また、本発明の請求項3に記載された発明は、請求項1又は請求項2において、前記点灯モードは、前記多色発光LEDの点灯パターン及び発光色を変えることにより構成されることを特徴とするものである。
【0012】
また、本発明の請求項4に記載された発明は、請求項1から請求項3のいずれかにおいて、前記透明カバーは、少なくとも前記多色発光LEDの光照射領域に拡散処理が施されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明の火災警報機能付きLED照明装置は、光源部を多色発光LEDランプで構成し、平常時の一般照明点灯モードにおいては白色光による照明を行い、災害時の非常時照明点灯モードにおいては赤色光の点滅により警告を発したり、煙の中でも視認性が良好な光色を有する照明光で安全な避難行動を確保したり、煙により視界が低下した場合にLEDの駆動電流を増加することにより照射光量を増やして照明を明るくする。また、温度センサによる検知温度が予め設定された温度よりも高くなった時点でシステムをダウンさせる作動停止手段を備える。
【0014】
その結果、LEDの特徴である、駆動方法の簡易さ、光色及び明るさ可変の容易さなどを活用することにより、平常時の照明及び災害時の警告、照明を効果的に行うことができる。また、照明装置と火災報知器を別々に設置した場合に比べて、その分、製造コストの低減及び設置スペースの省スペース化が図られる。更に、照明装置自体のシステムダウン機能により、照明装置自体の破壊に起因する二次災害の発生を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】実施形態の平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】LEDランプの発光色の説明図である。
【図4】LEDランプの色度座標の説明図である。
【図5】実施形態の回路ブロック図である。
【図6】実施形態のシステム制御に係わるフローチャートである。
【図7】照射光の照射を説明するタイミングチャートである。
【図8】同じく、照射光の照射を説明するタイミングチャートである。
【図9】同じく、照射光の照射を説明するタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、この発明の好適な実施形態を図1〜図9を参照しながら、詳細に説明する(同一部分については同じ符号を付す)。尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施形態に限られるものではない。
【0017】
図1は実施形態の平面図、図2は図1のA−A断面図である。
【0018】
火災警報機能付きLED照明装置(以下、照明装置と略称する)1の基本構成は、透明カバー2と裏蓋3とで区画された内部空間4内に、煙検知センサ(以下、煙センサと略称する)5、温度検知センサ(以下、温度センサと略称する)6、コントロールユニット10、光源部30、及び非常用バッテリー(以下、バッテリーと略称する)50が収容されている。
【0019】
光源部30は、光源となる複数のLEDランプ31と、該LEDランプ31が実装された回路基板32と、LEDランプ31の出射光の光路制御を行う光学レンズ33とで構成されている。
【0020】
各LEDランプ31は発光源として図3に示すように、赤色光(R)を発光する赤色LED素子34Rと、緑色光(G)を発光する緑色LED素子34Gと、青色光(B)を発光する青色LED素子34Bの3種のLED素子34を備えており、夫々のLED素子34R、34G、34Bへの給電電流を制御して赤色光(R)、緑色光(G)及び青色光(B)の3原色光の混合比を変えることにより、図4に示すCIE色度座標上における赤色光(R)と緑色光(G)の夫々の座標を結ぶ線分(RG)、緑色光(G)と青色光(B)の夫々の座標を結ぶ線分(GB)、青色光(B)と赤色光(R)の夫々の座標を結ぶ線分(BR)、の3本の線分で囲まれた領域(RGB)内に色度座標を有する光を生成することができる。
【0021】
なお、対象となる色度領域(RGB)内には白色光(W)の色度座標も位置するため、生成される光には白色光(W)も含まれる。
【0022】
図1及び図2に戻って、回路基板32は、電子回路等で一般的に用いられる紙フェノール基板、ガラスエポキシ基板等や、熱伝導率が良好な金属基板、セラミック基板等が用いられる。いずれの場合も、片面又は両面に金属部材からなる配線パターン(図示せず)が形成され、特に、金属基板の場合は、金属基板と配線パターンの間に絶縁層が設けられる。
【0023】
LEDランプ31は回路基板32の一方の面に実装され、回路基板32全面に亘って略均等なピッチでマトリックス状に配置しても良いし、回路基板32を適宜の領域に区画してその領域毎に所定の配置とすることも可能である。
【0024】
本実施形態においては、照明装置の外形が略円盤状を呈しており、光源部30は同心円状に二重に設けられており、回路基板32のLED実装領域も光源部30に対応するように同心円状に二重に設定されている。そして、内側の第1の光源部30aに対応する位置の第1のLED実装領域32aには複数のLEDランプ31が実装されてなる第1のLEDランプ群31aを有し、外側の第2の光源部30bに対応する位置の第2のLED実装領域32bには複数のLEDランプ31が実装されてなる第2のLEDランプ群31bを有している。
【0025】
複数のLEDランプ31が実装された回路基板32は、LEDランプ31の光照射方向を透明カバー2の方向に向けた状態で支持され、第1のLEDランプ群31aと透明カバー2との間及び第2のLEDランプ群31bと透明カバー2との間には、夫々LEDランプ群31a及びLEDランプ群31bからの出射光の光路制御(本実施形態においては集光)を司る第1の光学レンズ33a及び第2の光学レンズ33bが配置されている。
【0026】
透明カバー2は少なくとも、第1のLEDランプ群31aの上方の該第1のLEDランプ群31aに対応する位置(D1)が円環状に拡散処理が施されており、同様に、第2のLEDランプ群31bの上方の該第2のLEDランプ群31bに対応する位置(D2)が円環状に拡散処理が施されている。その他の部分は、透明素通しのままでも良いし、適宜なレンズカットが施されていても良いし、拡散処理が施されていても良い。
【0027】
また、周囲環境状態を検知するセンサは、温度を検知する温度センサ6と煙を検知する煙センサ5の2種類からなり、温度センサ6及び煙センサ5からの検知信号を受けて予め設定された点灯パターンに基づいて光源部30のLEDランプ31を駆動するコントロールユニット10と共に内部空間4内に収容されている。
【0028】
煙の検出方法としては、光電式スポット型感知機や光電式分離型感知機、あるいはイオン化式スポット型感知機などを用いて検出するものとする。
【0029】
図5は、上述の照明装置における電気的な回路構成を示している。
【0030】
コントロールユニット10には、入力側に商用電源51、バッテリー(非常用)50、温度センサ6、煙センサ5が接続され、出力には光源部30が接続されている。
【0031】
コントロールユニット10には入力が温度センサ6に接続された温度信号検知部11と、入力が煙センサ5に接続された煙信号検知部12が設けられ、夫々の出力が信号処理部13に接続されている。信号処理部13の出力はマイクロコンピュータからなるシステム制御部14に接続されてその出力が光源駆動部15に接続され、光源駆動部15の出力が光源部30に接続されている。
【0032】
電源部16には、商用電源51と非常用のバッテリー50の2系統の電源が用いられ、商用電源51はAC/DC変換部17を介して電源切換部18に接続され、バッテリー50はそのまま電源切換部18に接続されている。そして、電源切換部18に接続された停電検出部19からの停電信号を受けて照明装置のシステム全体に給電する電源の切換えが行われる。
【0033】
そこで、このような回路構成において、温度センサ6及び煙センサ5からの出力が夫々温度信号検知部11及び煙信号検知部12に送られると、該温度信号検知部11及び煙信号検知部12からは、温度センサ6及び煙センサ5により検知された各検知量に応じた信号が信号処理部13に送られる。
【0034】
信号処理部13では、温度信号検知部11及び煙信号検知部12からの信号を受けてノイズ除去、増幅及び信号レベルの判別等の信号処理を行ってその結果がマイクロコンピュータからなるシステム制御部14に送られる。
【0035】
システム制御部14では、信号処理部13からの信号に基づいて、予め設定された手順に従って照明装置全体のシステム制御を行うと共に、光源部30の点灯のタイミング及び点灯方式に係わる点灯制御信号を光源駆動部15に送信する。
【0036】
光源駆動部15では、システム制御部14からの点灯制御信号に基づいて、第1のLEDランプ群31a及び第2のLEDランプ群31bに給電してLEDランプ31を点灯し、第1の光源部30a及び第2の光源部30bの夫々から照射光を照射する
【0037】
なお、電源部16は、商用電源51からの交流電源がAC/DC変換部17により直流電源に変換されて電源切換部18に送電され、非常用のバッテリー50からは直流電源がそのまま電源切換部18に送電され、停電検出部19からの信号によって照明装置のシステム全体に給電する電源の切換えが行われる。
【0038】
具体的には、停電検知部19から停電状態を示す停電信号が出力された場合は、非常時用のバッテリー50によって照明装置のシステム全体に電力供給が行われ、停電信号が出力されない場合は平常時を表すものとして商用電源51から照明装置のシステム全体に電力供給が行われる。
【0039】
次に、照明装置の作動手順を図6のフローチャートを参照して説明する。
【0040】
まず、煙センサで周囲の煙の状態を検知し(S1)、煙が検出されない場合は次に温度センサで周囲の温度を検知し(S2)、異常な温度が検出されない場合は平常時とみなして商用電源から照明装置のシステム全体に電力供給し(S3)、その後、光源部から一般照明モードで照射光が照射される(S4)。
【0041】
ステップ(S1)において煙が検出された場合又はステップ(S2)において異常な温度が検出された場合は、非常時と見なして停電かどうかを検知し(S5)、停電でない場合は商用電源により照明装置のシステム全体に電力の供給が行われ(S6)、停電の場合は非常用のバッテリーにより照明装置のシステム全体に電力の供給(S7)が行われる。
【0042】
その後、光源部から非常時照明モードで照射光が照射される(S8)。
【0043】
その後、周囲温度が照明装置全体の定格(絶対最大定格)温度より高いかどうかを検出し(S9)、高くない場合はステップ(S1)に戻る。
【0044】
一方、周囲温度が照明装置全体の定格(絶対最大定格)温度より高い場合は、その状態を維持した時間nを積算し(S10)、この積算時間が設定時間tを超えた時点で照明装置のシステムをダウンさせる(S11)。
【0045】
この場合、設定時間tは、非常事態が発生してから少なくとも災害現場からの避難が確実にできるような時間に設定され、20分程度が目安とされる。
【0046】
なお、システムダウンさせた照明装置は再使用を禁止し、再設置に対しては新規の照明装置を使用する。
【0047】
ところで、第1の光源部30a及び第2の光源部30bからなる光源部30からの照射光は、平常時は一般照明に用いられ、災害時は照明と警告表示を兼ねて用いられる。
【0048】
災害時の具体例としては、第1の光源部30aと第2の光源部30bのいずれか一方の照射光を照明に用い、他方の照射光を警告表示に用いることもできる。
【0049】
この場合、警告表示は、平常時の一般照明の照明モード(図7の点灯モード)とは異なる照明モードで発信され、例えば、照射光の光色の可変、照射光のパルス照射(図8の点灯モード)、照射光の光量の可変等により行われる。
【0050】
また、第1の光源部30aと第2の光源部30bの両方を照明と警告表示を兼ねて用いる場合、照明として必要な所定の光量の照射光を一定値で照射すると共に、更に閃光による警告表示としてパルス状の照射光を重畳して照射する照射モード(図9の点灯モード)も可能である。
【0051】
いずれにしても、上記照明モードを適宜組み合わせることにより災害発生時に最適な照明及び的確な警告を行うことができる。そのため、災害の発生現場付近にいる人々に対して災害の発生を確実に認知させることができると共に、それらの人々の避難行動の安全確保に寄与することができる。
【0052】
以上説明したように、本発明の火災警報機能付きLED照明装置は、光源部をLEDで構成し、該光源部に平常時における一般照明機能、及び災害時における警告表示機能と避難用照明機能を持たせた。
【0053】
これにより、照明装置と火災報知器を別々に設置した場合に比べて、その分、製造コストの低減及び設置スペースの省スペース化が図られる。
【0054】
また、光源部に用いるLEDを、赤色LED素子、緑色LED素子及び青色LED素子からなるフルカラーLEDとした。そのため、LEDは駆動方法が簡易であり、且つフルカラーLEDは照明光の光色を容易に可変できることから、例えば、平常時の一般照明においては白色光による照明を行い、災害時には赤色光の点滅により警告を発したり、煙の中でも視認性が良好な光色を有する照明光で安全な避難行動を確保したり、煙により視界が低下した場合にLEDの駆動電流を増加することにより照射光量を増やして照明を明るくすることも可能である。
【0055】
つまり、光源に、駆動方法の簡易さ、光色及び明るさ可変の容易さなどの特徴を有するフルカラーLEDを用いることにより、平常時の照明及び災害時の警告、照明を効果的に行うことができる。
【0056】
更に、高温環境下において周囲温度が照明装置の定格温度より高温となった場合に、照明装置自体をシステムダウンさせる機能を設けた。これにより、照明装置自体の破壊に起因する二次災害の発生を防止することが可能となる。
【符号の説明】
【0057】
1… LED照明装置
2… 透明カバー
3… 裏蓋
4… 内部空間
5… 煙検知センサ
6… 温度検知センサ
10… コントロールユニット
11… 温度信号検知部
12… 煙信号検知部
13… 信号処理部
14… システム制御部
15… 光源駆動部
16… 電源部
17… AC/DC変換部
18… 電源切換部
19… 停電検出部
30… 光源部
30a… 第1の光源部
30b… 第2の光源部
31… LEDランプ
31a… 第1のLEDランプ群
31b… 第2のLEDランプ群
32… 回路基板
32a… 第1のLED実装領域
32b… 第2のLED実装領域
33… 光学レンズ
33a… 第1の光学レンズ
33b… 第2の光学レンズ
34 … LED素子
34R… 赤色LED素子
34G… 緑色LED素子
34B… 青色LED素子
50… 非常用バッテリー
51… 商用電源

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前面を透明カバーとした筺体の内部空間に、
複数の多色発光LEDと、
前記多色発光LEDが実装されてその光照射方向を前記透明カバーの方向に向けた基板と、
前記多色発光LEDと前記透明カバーとの間に位置して前記多色発光LEDからの照射光の光路制御を行ってその制御光を前記透明カバーに照射する光学レンズと、
周囲温度を検知する温度センサ、及び周囲の煙を検知する煙検知センサと、
前記煙検知センサによる煙の検知、又は前記温度センサの検知温度に基づき予め設定された点灯モードで前記多色発光LEDを駆動する駆動手段と、前記温度センサによる検知温度が予め設定された温度よりも高くなった時点でシステムをダウンさせる作動停止手段を有するコントロールユニットと、
停電時に電力を供給する非常用バッテリーを、
備えたことを特徴とする火災警報機能付きLED照明装置。
【請求項2】
前記多色発光LEDはフルカラーLEDであることを特徴とする請求項1に記載の火災警報機能付きLED照明装置。
【請求項3】
前記点灯モードは、前記多色発光LEDの点灯パターン及び発光色を変えることにより構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の火災警報機能付きLED照明装置。
【請求項4】
前記透明カバーは、少なくとも前記多色発光LEDの光照射領域に拡散処理が施されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の火災警報機能付きLED照明装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−203807(P2011−203807A)
【公開日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−68089(P2010−68089)
【出願日】平成22年3月24日(2010.3.24)
【出願人】(000002303)スタンレー電気株式会社 (2,684)
【Fターム(参考)】