説明

炉底部検査装置

【課題】水中に存在する検査対象物を検査する際に、作業を最小限とし、安定した位置決めが可能で、CRDスタブ溶接部全域に渡ってソフトクラッドの除去と詳細な目視検査を可能とする。
【解決手段】水中に存在する検査対象物の検査対象面と対向する面が、前記検査対象面の曲面の曲率に合わせた外面形状の本体部1aと、水平2方向、および垂直方向に前記本体部を水中で移動させる少なくとも3つのスラスタ11a,11b、12a,12b、13a,13bとを有する検査装置において、前記本体部1aに取り付けられ、検査カメラ101とブラシ102とを有する検査ユニット10と、前記スラスタ11a,11b、12a,12b、13a,13bのうち検査対象面に垂直な方向に移動させる少なくとも2つのスラスタと、前記スラスタの間であって前記検査対象面の曲面に接触する位置に設けられた突起部16a,16bとを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水中構造物、例えば原子炉の炉内構造物の検査を行うための検査装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の炉底部検査では、原子炉内に装荷された燃料集合体や制御棒案内管を炉内から撤去した後、燃料交換機台車から水中カメラを炉底部まで吊り降ろして炉底部の状態を目視で検査するということが行われていた。この種の技術としては、例えば特許文献1に開示された発明が公知である。この発明は、目視観察用のカメラおよび照明装置を搭載した耐圧性のケーシングに推進機構および姿勢制御手段を設けて水中ビークルを構成し、この水中ビークルを遠隔操作によって水中で遊泳させながら容器内の目視検査を行うようにしたもので、水中ビークルを収納する収納容器と、この収納容器を容器内の目的検査部位の近傍に移動設置する移動手段とを備え、この構成により、目的検査部位に接近するまでの水中ビークルの走行距離を短縮し、ケーブルが引っ掛かったり、絡まったりすることなく、あるいは障害物への衝突を防止し、狭隘部への接近時間を短縮できるとしている。
【特許文献1】特開平7−218681号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来技術では、炉底部の状況を遠隔で目視確認するためには、原子炉停止後に原子炉圧力容器の蓋を開放した後、原子炉圧力容器内の炉上部機構、燃料集合体および制御棒案内管等の炉内構造物を炉内から撤去する必要があり、この機器の撤去に要する作業時間が定期点検期間延長を招いていた。また、前記特許文献1に開示されている水中ビークルによる検査では、上記の制御棒案内管(以下、CR案内管と略記)を全て撤去することに対する検査時間の課題はある程度回避されており、かつ炉底部状況の全般的な目視確認は可能である。
【0004】
しかし、炉底部での検査が要求される制御棒駆動機構(以下、CRDと略記)スタブやCRDハウジング等の溶接部表面の詳細検査を実施する前に検査部表面に堆積したソフトクラッドを除去する必要があり、また、特許文献1に開示されている水中ビークルの形状および目視確認用のカメラの配置では、CRDスタブ溶接部全域に渡る詳細目視検査は困難であった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、水中に存在する検査対象物を検査する際に、作業を最小限とし、安定した位置決めが可能で、CRDスタブ溶接部全域に渡ってソフトクラッドの除去と詳細な目視検査が可能な検査装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため、本発明は、検査装置が検査対象面に対向する検査位置に位置したときに検査装置本体の姿勢が安定するように、かつ、安定した状態で推進手段による移動が円滑に行われるように前記推進手段の間であって前記検査対象面の曲面に接触する位置に第1の突起を設けたものである。この第1の突起は前記本体部の重心軸に関して対称に少なくとも1対設けられる。また、伸縮自在な第2の突起をさらに設け、前記検査対象面と対向する面との間の間隔を確保するように構成することもできる。
【0007】
具体的には、第1の手段は、水中に存在する検査対象物の検査対象面と対向する面が、前記検査対象面の曲面の曲率に合わせた外面形状の本体部と、水平2方向、および垂直方向に前記本体部を水中で移動させる少なくとも3つの推進手段とを有する検査装置において、前記本体部に取り付けられ、検査手段および/または加工手段を有する検査ユニットと、前記推進手段のうち検査対象面に垂直な方向に移動させる少なくとも2つの推進手段と、前記推進手段の間であって前記検査対象面の曲面に接触する位置に設けられた第1の突起とを備えていることを特徴とする。
【0008】
第2の手段は、第1の手段において、前記第1の突起が前記本体部の重心軸に関して対称に少なくとも1対設けられていることを特徴とする。
【0009】
第3の手段は、第1の手段において、前記検査対象面に垂直な方向に移動させる推進手段が前記検査ユニットの検査手段および/または加工手段を挟んで対になるように配置されていることを特徴とする。
【0010】
第4の手段は、第1ないし第3のいずれかの手段において、前記本体部に前記検査対象面と対向する面との間の間隔を確保するための第2の突起と、前記第2の突起の前記本体部からの突出量を変更する手段とをさらに備えていることを特徴とする。
【0011】
第5の手段は、第4の手段において、記第2の突起が前記本体部の重心軸に関して対称な位置で前記検査対象面と接触するように設けられていることを特徴とする。
【0012】
第6の手段は、第1ないし第5のいずれかの手段において、前記検査ユニットが前記本体部に対して鉛直軸周りに回転する第1の部分と、前記第1の部分に対して水平軸周りに回転する第2の部分とからなり、前記第2の部分には前記検査手段および/または加工手段が設けられ、前記第1の部分および/または第2の部分には前記検査対象面を清掃するためのブラシが設けられていることを特徴とする。
【0013】
第7の手段は、第6の手段において、前記ブラシを回転駆動するモータをさらに備えていることを特徴とする。
【0014】
第8の手段は、第6または第7の手段において、前記ブラシのブラシ部分が交換可能となっていることを特徴とする。
【0015】
なお、後述の実施形態では、前記第1の突起は突起部16a,16bに、第2の突起は押し付けアーム17の自由端(接触端)17a,17bに対応する。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば従来の装置ではCR案内管を全て撤去しなければ詳細な目視検査が不可能であった炉底部に対して、作業を最小限とし、安定した位置決めが可能で、CRDスタブ溶接部全域に渡ってソフトクラッドの除去と詳細目視検査を同時に実施可能な検査装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
【0018】
図1は本実施形態に係る検査装置を使用する原子炉圧力容器の全体構成を示す断面図である。同図において、検査装置は原子炉圧力容器40の底部を炉水が入った状態で検査するために、地上部である燃料取扱機走行台車50の燃料取扱機構行台車55上から遠隔で水中に投入するものである。図1において、原子炉圧力容器40の底部には炉心シュラウド90が設置され、炉心シュラウド90の上部には上部格子板60が設けられ、下部には炉心支持板70が配置されている。原子炉圧力容器40の炉底部41には図2および図3に示すようにCRDハウジング81およびこのCRDハウジング81を圧力容器40に固定するためのCRDスタブ82が格子状に配置され、その上にCR案内管83が設置されている。符号95はシュラウドサポートである。
【0019】
本実施形態に係る検査装置は図4に示す水中ビークル1と地上部の制御装置400(図8)、およびその間のケーブル15から成り、水中ビークル1の本体部1aには、左右移動用スラスタ11a,11b、前後進用スラスタ12a,12b、上下昇降用スラスタ13a,13b、およびそれらを駆動するための左右移動用モータ110a,110b、前後進用モータ120a,120b、上下昇降用モータ130a,130bを備えている。左右移動スラスタ11a,11bの間には突起部16a,16bが設けられている。また、水中ビークル1の本体には検査ユニット10が設けられている。この検査ユニット10には照明付検査用カメラ101とブラシ102が搭載されており、炉底部41の検査と検査前のソフトクラッドの除去ができるようになっている。ブラシ102は照明付検査用カメラ101に着脱可能に取り付けられている。
【0020】
検査ユニット10は、本体部1aの中のパン駆動用モータ105を駆動すると本体部1aの中心軸Xに沿って設けられたパン軸105aの周りを回転し、検査ユニット10の中のチルト駆動用モータ106を駆動すると照明付検査カメラ101がチルト軸106a周りを回転する構造となっている。これにより、ブラシ102を搭載した照明付検査カメラ101はパンおよびチルト動作によって所望の方向に向けることができる。
【0021】
本体部1aには押し付けアーム17が備えられ、押し付けアーム動作用モータ170によって検査対象物の方向に伸縮が可能となっている。図6は押し付けアーム17の動作を説明する水中ビークル1の平面図であり、押し付けアーム17に関わる部品を中心に示している。
【0022】
図4の押し付けアーム動作用モータ170の軸には図6に示すようにピニオン171が固定されている。押し付けアーム17は4本のアームとそれらをつなぐラック付リンク172から成り、アーム17の根元はそれぞれ本体部1aと回転自由に取り付けられており、ビークル進行方向の左右2本ずつが組みになってラック付リンク172によって結合されている。アームのラック付リンク172との結合用穴は長穴となっている。ラック付リンク172はビークル進行方向に垂直で水平方向にスライドできるように本体部1aに固定されており、歯車部がピニオン171と噛み合っている。押し付けアーム動作用モータ170を駆動するとピニオン171が回転してラック付リンク172をスライドさせるため、押し付けアーム17は図6(a)の収縮状態から図6(b)の伸展状態にすることができ、押し付けアーム17の自由端(先端部)17a,17bが被検査面であるCRDハウジング81の外周面、あるいはCRDスタブの外周面に接する。また、反対方向に駆動すると押し付けアーム17は反対方向に伸展する。
【0023】
水中ビークル1本体には照明付前方カメラ14aおよび照明付後方カメラ14bが設けられ、周囲の状況を監視することができる。
【0024】
上記水中ビークル1の各スラスタ11a,11b、12a,12b、13a,13b、検査ユニットのパン・チルト駆動用モータ105,106、照明およびカメラ14a,14b,101は全て地上の制御装置400から制御盤やジョイスティックを使用して操作員410(図8)により遠隔操作ができるように構成されている。また、水中ビークル1によって得られたカメラ映像はケーブル15を介して地上部へ送られ、地上の操作員410がモニタで監視できる。
【0025】
この水中ビークル1は図5に示すように上から見ると本体部1aが円筒状の検査対象物(ここでは、CRDスタブ82)に合わせた曲面形状をしており、当該本体部1aの検査対象物に対向する面が凹面状の曲面部1bとなっている。そして、この曲面部1bを検査対象物に対向させ、前記左右移動用スラスタ11a,11bを駆動させることによって検査対象であるCRDハウジング81(図7上側の二点鎖線の状態)またはCRDスタブ82(図7下側の実線の状態)に押し付けた状態で姿勢を保持することができ、この状態で前後進用スラスタ12a,12bを駆動することによって検査対象面に沿って旋回動作が可能である。このとき、水中ビークル1の突起部16aと押し付けアーム17の先端部17a,17bが点的に検査面に接触することにより、水中ビークル1と検査対象面との間に所定の間隔を確保し、摩擦を減少させてCRDハウジング81またはCRDスタブ82の曲面に沿って旋回が容易に行われるようにするとともに、水中ビークル1の姿勢を安定させ、検査ユニット10と検査対象面との隙間を一定に保つことを可能としている。さらに、これらの突起部16a,16bが検査用カメラ101と同じ高さに配置されていることにより、前記左右移動用スラスタ11a,11bによる検査対象物への押し付け力によって水中ビークル1を傾ける方向のモーメントを発生させることを防ぐことができ、検査用カメラ101の検査対象物への安定した位置決めが可能となっている。
【0026】
炉底部41は図2に示すように球面上の底部にCRDハウジング81、CRDスタブ82等が配置されているため、CRDハウジング81あるいはCRDスタブ82の外周面に沿った旋回動作に合わせて点検ユニット10のパン・チルト駆動用モータ105,106を動作させることによって検査対象部に位置合わせができる。
【0027】
図7は炉底部41のCRDスタブ82と原子炉圧力容器40の接合部を点検している場合を示している。図7のように炉底部41のCRDスタブ82の外周部では原子炉圧力容器40の傾斜により内側よりも外側が高くなっているため、水中ビークル1の突起部16aは常にCRDスタブ82表面に沿っているが、押し付けアーム17の先端部17a,17bは図の右側(炉の外側)ではCRDハウジング81表面に沿って旋回し、左側(炉の内側)ではCRDスタブ82表面に沿って旋回することとなる。従って、前述した方法で押し付けアーム17を伸縮することによってCRDハウジング81とCRDスタブ82の径の違いから生じる段差分を吸収して、どちらの場合でも検査用カメラ101とブラシ102を検査対象部位に接近させることができる。そして、ブラシ102をチルトさせて所望の箇所をブラッシングしてソフトクラッドを排除し、検査用カメラ101でソフトクラッドを排除した位置を観察する。その際、水中ビークル1の側面がCRDハウジング81あるいはCRDスタブ82表面に沿って移動し、水中ビークル1の下部に検査ユニット10が設けられていることから、水中ビークル1は水中で検査対象面から所定間隔を確保した状態で図7のような姿勢を保持する必要がある。そのため、水中ビークル1の浮心が重心より上にくるように予め重心と浮心の位置が設定され、また、水中姿勢が安定するように幅方向(図4)および厚み方向(図7)の中心軸Xの軸線上に前記浮心と重心が位置するように構成されている。
【0028】
水中ビークル1は、原子炉の点検をするときに図8に示す投入装置3を用いて炉底部41に投入される。投入装置3は水中ビークル1を搭載してオペレーションフロア51上に設置されている燃料取扱機走行台車50上の燃料取扱機横行台車55上に設けられたホイスト31から昇降用ケーブル32により吊下げられ、上部格子板60および炉心支持板70を通過してCRDハウジング81上に着座させる(図3)。そして、水中ビークル1は、この着座した状態の投入装置3から離脱し、各スラスタ11a,11b、12a,12b、13a,13bを動作させることにより水中を遊泳し、制御装置400からの指示により検査対象となるCRDハウジング81あるいはCRDスタブ82の外周面へと移動し、図7に示したような状態で検査を行う。
【0029】
以上のように本実施形態によれば従来の装置ではCR案内管83を全て撤去しなければCRDハウジング81およびCRDスタブ82の詳細な目視検査が不可能であった炉底部41に対してソフトクラッドの除去と詳細目視検査を同時に実施することができる。
【0030】
また、本実施形態によれば、水中ビークル1の左右移動/押し付け兼用スラスタを2つのスラスタ11a,11bに分けてビークル本体1aの外側に配置することにより、ビークル本外1a内部の実装スペースを確保することが可能となる。
【0031】
また、これらのスラスタ11a,11bを検査用カメラ101と同じ高さで検査ユニット10の左右に配置することにより、スラスタ11a,11bの押し付け力をバランスよく得ることができ、検査用カメラ101によって安定した映像を撮影することが可能となる。
【0032】
また、検査対象面への押し付けアーム17を伸縮自在な構成とすることにより、検査対象面が径の異なる曲面で形成され、両者間に段差があったとしても、この段差を吸収することが可能となり、これにより検査対象面に段差があったとしても水中ビークルの姿勢を安定した状態に保つことが可能となる。
【0033】
さらに、検査ユニット10のパン・チルト機構にブラシ102を取り付けることにより、清掃ブラシ102を独立した回転部とするよりも検査用カメラ101の近くに配置でき、カメラ101の向きの変更と連動して動くために検査前のソフトクラッド除去が容易になる。また、パン動作に加えてチルト動作が可能なため、より自由度の高い動きが得られる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の実施形態に係る検査装置を使用する原子炉圧力容器の全体断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る検査装置を使用する原子炉圧力容器の炉底部の拡大断面図(側面図)である。
【図3】本発明の実施形態に係る検査装置を使用する原子炉圧力容器の炉底部の拡大断面図(上面図)である。
【図4】本発明の実施形態に係る水中ビークルの構成図である。
【図5】本発明の実施形態に係る水中ビークルが検査対象面に沿って旋回移動をするときの説明図(上面図)である。
【図6】本発明の実施形態に係る水中ビークルの押し付けアームが伸縮する機構を模式的に説明した概念図(上面図)である。
【図7】本発明の実施形態に係る水中ビークルがCRDハウジングとCRDスタブを検査する状況の説明図(側面図)である。
【図8】本発明の実施形態に係る水中ビークルを炉底部に投入する投入装置の使用状況の説明図(側面図)である。
【符号の説明】
【0035】
1 水中ビークル
10 検査ユニット
11a,11b 左右移動用スラスタ、
12a,12b 前後進用スラスタ
13a,13b 上下移動用スラスタ
14a 照明付前方カメラ、
14b 照明付後方カメラ
16a,16b 突起部
17 押付アーム
17a,17b 先端部
101 照明付検査用カメラ
102 ブラシ
105a パン軸
106a チルト軸
110a,110b 左右移動用モータ
120a,120b 前後進用モータ
130a,130b 上下移動用モータ
170 押し付けアーム動作用モータ
171 ピニオン
172 ラック付リンク
400 制御装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水中に存在する検査対象物の検査対象面と対向する面が、前記検査対象面の曲面の曲率に合わせた外面形状の本体部と、水平2方向、および垂直方向に前記本体部を水中で移動させる少なくとも3つの推進手段とを有する検査装置において、
前記本体部に取り付けられ、検査手段および/または加工手段を有する検査ユニットと、
前記推進手段のうち検査対象面に垂直な方向に移動させる少なくとも2つの推進手段と、
前記推進手段の間であって前記検査対象面の曲面に接触する位置に設けられた第1の突起と、
を備えていることを特徴とする検査装置。
【請求項2】
前記第1の突起は、前記本体部の重心軸に関して対称に少なくとも1対設けられていることを特徴とする請求項1記載の検査装置。
【請求項3】
前記検査対象面に垂直な方向に移動させる推進手段が、前記検査ユニットの検査手段および/または加工手段を挟んで対に配置されていることを特徴とする請求項1記載の検査装置。
【請求項4】
前記本体部に前記検査対象面と対向する面との間の間隔を確保するための第2の突起と、
前記第2の突起の前記本体部からの突出量を変更する手段と、
をさらに備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の検査装置。
【請求項5】
前記第2の突起は、前記本体部の重心軸に関して対称な位置で前記検査対象面と接触するように設けられていることを特徴とする請求項4記載の検査装置。
【請求項6】
前記検査ユニットが、前記本体部に対して鉛直軸周りに回転する第1の部分と、前記第1の部分に対して水平軸周りに回転する第2の部分とからなり、
前記第2の部分には前記検査手段および/または加工手段が設けられ、前記第1の部分および/または第2の部分には前記検査対象面を清掃するためのブラシが設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の検査装置。
【請求項7】
前記ブラシを回転駆動するモータをさらに備えていることを特徴とする請求項6記載の検査装置。
【請求項8】
前記ブラシのブラシ部分が交換可能となっていることを特徴とする請求項6または7記載の検査装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−153717(P2006−153717A)
【公開日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−346239(P2004−346239)
【出願日】平成16年11月30日(2004.11.30)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【出願人】(390008338)広和株式会社 (21)
【Fターム(参考)】