説明

炭酸ガス含有濃度制御が可能な炭酸ガス含有殺菌水生成方法および装置

【課題】次亜塩素酸や亜塩素酸を主成分とする弱酸性の殺菌水を生成する場合、殺菌水中に炭酸ガスを溶解して、適切な炭酸ガス溶解濃度にした殺菌水の生成方法及び装置の提供。
【解決手段】次亜塩素酸水溶液や亜塩素酸水溶液を希釈した殺菌水を、少なくとも2本の管路に分け、一方の管路を介して炭酸ガスを充填した圧力容器13内に殺菌水を噴射および/または散水し、もう一方の管路を介して圧力容器内に殺菌水を単に送水し、それぞれの管路に送水される殺菌水の流量を調整することにより、溶解する炭酸ガスの濃度を制御する。このため、炭酸ガスを溶解するための噴射工程と送水工程の上記管路の水量を自在に調整することで、炭酸ガスの溶解量を制御する方法であり、アキュームレイター機能とpHを安定させるために必要な適切な量の炭酸ガス溶解を同時に達成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、次亜塩素酸または亜塩素酸を主成分とする殺菌水の生成方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
次亜塩素酸または亜塩素酸を主成分とする殺菌水は人体に無害であり、且つ殺菌効果の優れていることが、現在では広く知られている。次亜塩素酸は次亜塩素酸ナトリウムを水で希釈して遊離塩素濃度が200ppm程度でpH値が8.6程度にした次亜塩素酸ナトリウム水溶液に10%程度含まれている。次亜塩素酸の比率は、pH値を下げて弱酸にすることにより、増加しpH値が5近傍でほぼ100%となることは、以前から知られている。
【0003】
次亜塩素酸や亜塩素酸を主成分とする殺菌水の生成方法の一例としては、次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液と塩酸などの酸性水溶液とを混合する方法が知られている。
【0004】
次亜塩素酸を主成分とする殺菌水の生成方法の別の例としては、塩酸水溶液を直接電気分解する方法が知られている。さらには、プラス極とマイナス極の間に隔膜を有する電解槽に、塩化ナトリウム水溶液を注入して電気分解することにより、プラス極側に次亜塩素酸水溶液を生成する方法や、塩酸と塩化ナトリウムの混合水溶液を直接電気分解して、生成する方法も知られている。
【0005】
また、上記の方法で生成した殺菌水を使用する方法として、次亜塩素酸ナトリウム水溶液と酸性水溶液を専用の装置で混合して生成するか、専用の電気分解装置で殺菌水を生成し、その装置から吐出される殺菌水を先止めバルブや蛇口から取り出して使う方法が知られている。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を混合して殺菌水を生成する方法は、手軽に殺菌水を生成できるという利点があるが、混合する酸性水溶液の量のコントロールが難しく、酸性水溶液の量が少しでも多いと、急激にpH値が低下してガス化領域に入り、塩素ガスや二酸化塩素ガスを発生すると言う問題を抱えている。
このような問題があるため、一般的に市販されている次亜塩素酸ナトリウムを含む殺菌剤や漂白剤は、その容器に、酸と一緒に使用することを禁じる注意書きが付されている。
【0007】
たとえば、実用新案登録3058642は、希釈水を2つの管路に分岐して通水し、一方の管路に次亜塩素酸ナトリウム水溶液を強制的に注入し、他方の管路に希塩酸水溶液を強制的に注入した後に、2つの管路を合流させて次亜塩素酸水溶液を生成するものである。この方法にあっては、上述したように生成される次亜塩素酸水溶液のpH値が塩酸の添加量に敏感であり、塩酸が僅かでも多すぎるとpH値が3以下のガス化領域に入ってしまうため、安全上の観点から生成する次亜塩素酸水溶液のpH値が6.5〜7.5の範囲に収まるように希塩酸の添加量の制御が行われていた。
【0008】
また、塩酸水溶液を直接電気分解する方法やプラス極とマイナス極の間に隔膜を有する電解槽に、塩化ナトリウム水溶液を注入して電気分解することにより、プラス極側に次亜塩素酸水溶液を生成する方法や、塩酸と塩化ナトリウムの混合水溶液を直接電気分解して、生成する方法においては、もっとも次亜塩素酸の含有比率が高いpH値5近傍で生成しようとすると、微妙な調整が必要となり、実際にはpH値を7程度として、電解条件に一定の幅を設けて制御しているのが実情である。
【0009】
たとえば、特開平3−258392は、隔膜により分離された電解槽による次亜塩素酸含有殺菌水の生成方法を開示しており、陽極のみに塩化ナトリウム溶液を添加し、希釈水(水道水)を両極に供給しながら電気分解することによって、陽極側から次亜塩素酸水溶液を取り出すようになっている。この方法にあっては、両極に同量の希釈水を供給すると、弱い電解状態であればpH値が約6の次亜塩素酸含有殺菌水を得ることが出来るが、これでは高濃度の次亜塩素酸含有殺菌水を得ることが出来ない。そこで、高濃度の次亜塩素酸含有殺菌水を得るために、電解状態を強くしなければならないが、電解状態を強くするとpH値が3以下のガス化領域に入ってしまうという問題がある。
【0010】
また、特開平6−099174は、電解槽内のプラス極とマイナス極の間に分離膜を備えていない無隔膜電解槽での電気分解による殺菌水生成方法に関するものであり、電解槽の中で高濃度の次亜塩素酸ナトリウムを生成した後に、希釈水で希釈して次亜塩素酸を主成分とした殺菌水を生成する方法を開示している。この方法では、電解槽に塩化ナトリウム水溶液を加える物であるが、電気分解により次亜塩素酸ナトリウムが生成されるときにpH調整が自動的に出来るように、希塩酸を混入しておくことが、所望のpH値の殺菌水を生成しようとすると、希塩酸の濃度を所定の値にあわせる必要があり、他方、所望の濃度の殺菌水を生成しようとすると、希塩酸の量の変更が必要となるため調整が難しく、電解槽の制御に関するpH値の範囲を広く設定しているのが実情である。
【0011】
一方、上記の方法で生成した殺菌水を使用する方法として、次亜塩素酸ナトリウム水溶液と酸性水溶液を専用の装置で混合して生成するか、専用の電気分解装置で殺菌水を生成し、その装置から吐出される殺菌水を所望の量だけ取り出すために、流量調整バルブや先止めバルブや蛇口を介して取り出して使う方法一般的である。
【0012】
その場合、装置から吐出される殺菌水の量が常に変動したり、極端に少ない量になったり、さらには止められることもあり、装置における生成量がごく微量であったり、生成量を一定にすることが出来ず、生成される殺菌水の濃度やpH値が不安定になる問題がある。そこで、実用新案登録3058642で開示されているように、生成された殺菌水をアキュームレイターなどの貯水型タンクを設けなければならず、コスト的な問題や装置が大きくなると言う問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の1つは、次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を水道水や井水や海水などで希釈して所定の塩素濃度の殺菌水を生成する方法および装置であり、該水道水や井水や海水を少なくとも2つ以上の管路に分岐供給する分岐工程および機構を有し、該分岐工程および機構の上流において水道水や井水や海水に次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して殺菌水を生成する工程および機構を有し、あるいは、次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を水道水や井水や海水などで希釈した水溶液と、塩酸や硫酸あるいは酢酸などの酸性水溶液を水道水や井水や海水などで希釈した水溶液を混合して殺菌水を生成する工程および機構を有し、あるいは、塩化ナトリウム水溶液や海水を無隔膜電解槽あるいは有隔膜電解槽で電気分解して殺菌水を生成する工程および装置を有し、圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する工程および機構を有し、前記殺菌水を分岐されたそれぞれの管路を介して該圧力容器内に噴射および/または散水を行う工程および機構を有し、さらに、単なる送水を行う工程および機構を有し、該圧力容器から殺菌水を排水する排水工程および機構を有し、噴射および/または散水および送水された殺菌水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持工程および機構を有することを特徴とする殺菌水生成方法および装置を提供する物である。
【0014】
本発明の2つ目は、次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を水道水や井水や海水などで希釈して所定の塩素濃度の殺菌水を生成する方法および装置であり、該水道水や井水や海水を少なくとも2つ以上の管路に分岐供給する分岐工程および機構を有し、該分岐工程により分岐した管路の1つにおいて水道水や井水や海水に次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して殺菌水を生成する工程および機構を有し、あるいは、次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を水道水や井水や海水などで希釈した水溶液と、塩酸や硫酸あるいは酢酸などの酸性水溶液を水道水や井水や海水などで希釈した水溶液を混合して殺菌水を生成する工程および機構を有し、あるいは、塩化ナトリウム水溶液や海水を無隔膜電解槽あるいは有隔膜電解槽で電気分解して殺菌水を生成する工程および装置を有し、圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する工程を有し、前記殺菌水および水道水や井水や海水を分岐されたそれぞれの管路を介して該圧力容器内に噴射および/または散水を行う工程および機構を有し、さらに、単なる送水を行う工程および機構を有し、噴射および/または散水および送水された殺菌水と水道水や井水や海水が圧力容器内で混合する希釈混合工程および機構を有し、該圧力容器から希釈混合された殺菌水を排水する排水工程および機構を有し、噴射および/または散水および送水された殺菌水と水道水や井水や海水との希釈混合殺菌水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持工程および機構を有することを特徴とする殺菌水生成方法および装置を提供する物である。
【0015】
本発明の3つ目は、次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を水道水や井水や海水などで希釈して所定の塩素濃度の殺菌水を生成する方法および装置であり、該水道水や井水や海水を少なくとも2つ以上の管路に分岐供給する分岐工程および機構を有し、圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する工程および機構を有し、前記水道水や井水や海水を分岐されたそれぞれの管路を介して該圧力容器内に噴射および/または散水を行う工程および機構を有し、さらに、単なる送水を行う工程および機構を有し、該圧力容器から水道水や井水や海水を排水する排水工程および機構を有し、噴射および/または散水および送水された水道水や井水や海水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持工程および機構を有し、圧力容器から排水された水道水や井水や海水に次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して殺菌水を生成する工程および機構を有し、あるいは、次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を水道水や井水や海水などで希釈した水溶液と、塩酸や硫酸あるいは酢酸などの酸性水溶液を水道水や井水や海水などで希釈した水溶液を混合して殺菌水を生成する工程および機構を有し、あるいは、塩化ナトリウム水溶液や海水を無隔膜電解槽あるいは有隔膜電解槽で電気分解して殺菌水を生成する工程および装置を有することを特徴とする殺菌水生成方法および装置を提供する物である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下に図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の代表的な構造を示す図である。水道水や井水や海水などの原水は管路1を通って供給され、逆止弁2を通り電動開閉バルブ3を通って、ポンプ4に給水される。
【0017】
ポンプ4で加圧された原水は流量計5を通って管路6に送水される。一方タンク7に貯留された次亜塩素酸ナトリウム水溶液はポンプ8により加圧されて、流路切換えバルブ9により添加部10を介して管路6内の原水に添加される。次亜塩素酸ナトリウム水溶液が添加されて所定の塩素濃度となった殺菌水は管路12に設けられた分岐バルブ201により管路202と203にそれぞれ所定の比率で分岐送水され、管路203に送水された殺菌水は圧力容器13の上部にある空間14に送水さ、分岐管路202に送水された殺菌水は圧力容器13の空間40に送水される。このとき、分岐管路202から空間40に送水された殺菌水が空間40内で微細な水滴とならないように飛散防止部材204で飛散が抑制される。
【0018】
また、炭酸ガスボンベ16から手動バルブ17を介して管路39に送られた炭酸ガスは、2つの減圧弁18,19により減圧され電動開閉バルブ20と逆止弁21を通って、さらに分岐部23を通り圧力容器内の空間40へ供給される。このとき、電動開閉バルブ34は閉鎖状態にあり、分岐部23から管路33を通って管路35へ流れるのを防いでいる。また、管路39には圧力計22が設置されており、炭酸ガスが供給される空間40内の圧力を検出できるようになっている。
【0019】
さらに圧力容器13内の空間40内にはマグネット26が設けられたフロート25を有し、圧力容器13の外側にはマグネット26に反応するリミットスイッチ27,28,29,30を有している。
圧力容器40内の空間14と40を隔てる隔壁41には噴射孔15が複数設けられ、少なくとも2つの噴射孔から噴射される噴射流が衝突するような位置関係を有している。
【0020】
空間14に送られた殺菌水は、噴射孔15から互いに衝突するようにして空間40内に細かい水滴として噴射される。これにより、空間40内に充填されている炭酸ガスが前記の細かい水滴に吸収される。一方、管路202を介して空間40内に送水された殺菌水は空間40内の平気面を伝って静かに底部に貯留する。したがって、管路202から送水された殺菌水にはほとんど炭酸ガスは溶解しない。
炭酸ガスを吸収した細かい水滴と送水口207から送水された殺菌水は圧力容器13内の底部に貯留されて、お互いに混合される。
【0021】
ここで、分岐バルブ201により管路202と203に送水される殺菌水の比率を変えると、圧力容器13の底部に貯留される殺菌水の炭酸ガスの溶存濃度が変化する。すなわち、管路202に送水される殺菌水の量を増やすと、圧力容器13の底部に貯留する殺菌水の炭酸ガス溶存濃度は減少し、逆に、管路203に送水される殺菌水の量を増やすと、圧力容器13の底部に貯留する殺菌水の炭酸ガス溶存濃度は増加する。これによって、生成される殺菌水のpHを所定の値に調整することが出来る。
【0022】
圧力容器13の底部には管路31が接続され、電動開閉バルブ34に接続された管路35と合流部32で合流している。合流部には管路36が接続されており、管路36には溶存炭酸ガス濃度計208が設けられており、圧力容器13から排水される殺菌水中の炭酸ガス濃度が測定される。また、溶存炭酸ガス濃度計208の代わりにpH計を設置して排水される殺菌水のpH値を測定するようにしても良い。さらにその下流に分岐部42が設けられており、分岐部42で管路43と45に分岐される。管路43には電動開閉バルブ44が設けられており、管路45には手動あるいは電動開閉バルブ37が設けられている。
【0023】
次に動作について詳細に説明する。まず、初期の準備動作を説明する。供給された水道水や井水や海水の原水はポンプ4により送水され、その流量は流量計5により計測される。その流量に応じて、予め決められた量の次亜塩素酸ナトリウム水溶液がポンプ8により添加部10に送られ原水に添加される。
【0024】
次亜塩素酸ナトリウム水溶液が添加されて所定の塩素濃度となった殺菌水は、噴射孔15から互いに衝突する形で空間40内に噴射されるとともに、送水口207から静かに空間40内に送水される。このとき、電動開閉バルブ20および手動あるいは電動開閉バルブ37は閉鎖、電動開閉バルブ34および44は開放の状態となっている。また、電動開閉バルブ44を介して排水される流量が噴射孔15から噴射供給される殺菌水と送水口207から送水される殺菌水の合計量よりも少なくなるように、管路31を細くしておくか、管路31に絞り212などを設けておく。噴射された殺菌水は圧力容器13の空間40内に溜まってゆき、それに伴い空間40内の空気は管路24から管路23に入り、電動開閉バルブ34を介して管路35を通り、合流部32で排水と合流し管路43、電動開閉バルブ44を通って排出される。
【0025】
空間40内の水位が上昇すると、フロート25も上昇してリミットスイッチ27、28,29,30が順番に反応する。リミットスイッチ30が反応した時点で電動開閉バルブ34を閉鎖すると共に、電動開閉バルブ20を開放する。これにより、炭酸ガスが減圧弁18,19で所定の圧に減圧されて管路24を介して炭酸ガスボンベ16から空間40内に供給される。これらの動作により、空間40内の空気が完全に排出され、空間40内の気体は炭酸ガスだけになる。
【0026】
供給された炭酸ガスの圧力により、管路31からの排水量が噴射孔15から噴射供給される殺菌水と送水口207から送水される殺菌水の合計量よりも多くなり、次第に空間40内の水位が下降する。水位が下降してリミットスイッチ28が反応すると、電動開閉バルブ20および44を閉鎖する。すると、水位は徐々に上昇し、それに伴い空間40内の圧力が上昇する。その圧力を圧力計22で検知し、設定された圧力を超えるかリミットスイッチ29が反応したらポンプ4を停止すると共に、電動開閉バルブ3を閉鎖して給水を停止し、準備完了の表示を行い、いつでも使える状態になったことを知らせる。
【0027】
以下は、通常の動作を説明する。上記の準備動作が完了した後に手動あるいは電動開閉バルブ37を開放して吐水すると、空間40内の水位が下がり、リミットスイッチ28が反応する。これに伴い電動開閉バルブ3を開放すると共にポンプ4を運転し、送水を開始する。すると、空間40内の水位は再び上昇し、リミットスイッチ29の位置まで上昇して、リミットスイッチ29が反応する。リミットスイッチ29が反応したら電動開閉バルブ20を開放し炭酸ガスの供給を開始する。すると空間40内の圧力が上昇し、今度は徐々に水位が下がり再びリミットスイッチ28の水位まで下降して、リミットスイッチ28が反応する。この信号により、電動開閉バルブ20を閉鎖して炭酸ガスの供給を停止する。すると、空間40内の炭酸ガスが噴射された殺菌水に吸収されて空間40内の圧力が減少し、徐々に水位が上昇し始める。この繰り返しにより空間40内の水位をリミットスイッチ28と29の間に保つことが出来る。
【0028】
また、この通常動作の状態で手動あるいは電動開閉バルブ37を絞ったり閉鎖したりすると、吐水量が減少するため、空間40からの排水よりも噴射孔15から供給される殺菌水と送水口207から送水される殺菌水の合計量が常に多くなり、電動開閉バルブ20を開放して炭酸ガスを供給しても、空間40内の水位が上昇し、空間40内の圧力が上昇することになる。圧力が上昇して設定された圧力を超えた場合は、前記の通常動作時の水位制御の如何に関わらず、ポンプ4を停止すると共に、電動開閉バルブ3を閉鎖して給水を停止する。そして、吐水により空間40内の水位が再び下がり、リミットスイッチ28が反応したら、再びポンプ4を運転すると共に電動開閉バルブ3を開放して給水を開始して通常の動作に戻る。
【0029】
この動作により、手動あるいは電動開閉バルブ37を介して吐水される殺菌水の量が微量であったり、変動したりする場合においても、新たにアキュームレイターのようなタンクを設けなくても、安定して炭酸ガス含有殺菌水を生成することができる。
【0030】
さらに、圧力容器13内の水位が上昇してリミットスイッチ30が水位を検出しても、圧力容器13内の圧力が所定の圧を超えていない場合は、炭酸ガスの供給が不足していると言う警告を表示する機能も有している。
【0031】
上記の説明では、圧力容器13内の圧力が所定の圧力を超えるとポンプ4を停止すると共に、電動開閉バルブ3を閉鎖して給水を止めるが、リミットスイッチ29と30の間にさらにもう1つリミットスイッチを設け、そのリミットスイッチが水位を検知したら、ポンプ4を停止すると共に、電動開閉バルブ3を閉鎖して給水を止めても良い。そして、前記リミットスイッチが水位を検知しても、圧力容器13内の圧力が所定の圧力を超えていない場合は、炭酸ガスの供給不足を検知して、警告を表示する。
【0032】
次に図1において、もう一つの動作について詳細に説明する。まず、初期の準備動作を説明する。供給された水道水や井水や海水の原水はポンプにより送水され、その流量は流量計5により計測される。その流量に応じて、予め決められた量の次亜塩素酸ナトリウム水溶液がポンプ8により添加部10に送られ原水に添加される。
【0033】
次亜塩素酸ナトリウム水溶液が添加されて所定の塩素濃度となった殺菌水は、管路12に設けられた分岐バルブ201により管路202と203にそれぞれ所定の比率で分岐送水され、管路203に送水された殺菌水は圧力容器13の上部にある空間14に送水され、分岐管路202に送水された殺菌水は圧力容器13の空間40内に送水される。
【0034】
このとき、電動開閉バルブ20と手動あるいは電動開閉バルブ37は閉鎖、電動開閉バルブ34および44は開放の状態となっている。また、電動開閉バルブ44を介して排水される流量が噴射孔15から噴射供給される殺菌水と送水口207から送水される殺菌水の合計量よりも少なくなるように、管路31を細くしておくか、管路31に絞りなどを設けておく。噴射された殺菌水は圧力容器13の空間40内に溜まってゆき、それに伴い空間40内の空気は管路24から管路23に入り、電動開閉バルブ34を介して管路35を通り、合流部32で排水と合流し管路43、電動開閉バルブ44を通って排出される。
【0035】
空間40内の水位が上昇すると、フロート25も上昇してリミットスイッチ27、28,29,30が順番に反応する。リミットスイッチ30が反応した時点で電動開閉バルブ3、34を閉鎖しポンプ4を停止すると共に、電動開閉バルブ20を開放する。これにより、炭酸ガスが減圧弁18,19で所定の圧に減圧されて管路24を介して炭酸ガスボンベ16から空間40内に供給される。これらの動作により、空間40内の空気が完全に排出され、空間40内の気体は炭酸ガスだけになる。
【0036】
供給された炭酸ガスの圧力により、空間40内の殺菌水が管路31から排水され、次第に空間40内の水位が下降する。水位が下降してリミットスイッチ29が反応すると、電動開閉バルブ44を閉鎖し、準備完了の表示を行い、いつでも使える状態になったことを知らせる。
【0037】
以下は、通常の動作を説明する。上記の準備動作が完了した後に手動あるいは電動開閉バルブ37を開放して吐水すると、空間40内の水位が下がり、リミットスイッチ28が反応する。これに伴い電動開閉バルブ3を開放すると共にポンプ4を運転し、送水を開始する。すると、空間40内の水位は再び上昇し、リミットスイッチ29の位置まで上昇して、リミットスイッチ29が反応する。リミットスイッチ29が反応したら電動開閉バルブ3を閉鎖すると共にポンプ4を停止して送水を停止する。今度は徐々に水位が下がり再びリミットスイッチ28の水位まで下降して、リミットスイッチ28が反応する。この繰り返しにより空間40内の水位をリミットスイッチ28と29の間に保つことが出来る。
【0038】
また、このポンプにより送水している状態で手動あるいは電動開閉バルブ37を絞ったり閉鎖したりすると、吐水量が減少するため、空間40内の水位が急激に上昇し、空間40内の圧力が上昇することになる。この場合は、圧力が上昇して設定された圧力を超えた場合は、前記の通常動作時の水位制御の如何に関わらず、ポンプ4を停止すると共に、電動開閉バルブ3を閉鎖して送水を停止する。そして、吐水により空間40内の水位が再び下がり、リミットスイッチ28が反応したら、再びポンプ4を運転すると共に電動開閉バルブ3を開放して送水を開始して通常の動作に戻る。
【0039】
また、上記いずれの動作においても、管路36に設けられた溶存炭酸ガス濃度計により殺菌水中に溶けている炭酸ガスの濃度を測定し、予め設定された値よりも濃度が高い場合は、分岐バルブ201で噴射孔15への送水を減らし、送水口207への送水を増やす。これにより、空間40内への噴射孔15からの噴射が少なくなり、炭酸ガスの溶解量を少なくすることができる。逆に溶存炭酸ガス濃度計による値が所定の濃度よりも低い場合は、噴射孔15への送水を増やし、送水口207への送水を減らして、炭酸ガスの溶解量を増加させる。
【0040】
さらに、本装置には、次亜塩素酸ナトリウム水溶液を供給する管路に発生する気泡を除去するための気泡抜き機構を有している。すなわち、次亜塩素酸ナトリウム水溶液が貯留しているタンク7から次亜塩素酸ナトリウム水溶液をポンプ8で吸い上げて流路切換えバルブに送り、その流路切換えバルブを切り替えて添加部10ではなく、戻り管路11に送り再びタンク7に戻すようになっている。この循環送りを所定の時間行う事により、管路内の気泡をタンク7に送り込んで管路から除去することが出来る。
【0041】
また、本装置は添加部10で添加する次亜塩素酸ナトリウム水溶液の量を制御して、殺菌水の塩素濃度を変更する制御を有しており(図示せず)、この塩素濃度を変更する操作を行った場合は、空間40内に貯留する殺菌水の塩素濃度の影響を出来る限り少なくするため、電動開閉バルブ44を開放して所定の時間だけ自動運転を行い、電動開閉バルブ44を閉鎖すると共に、ポンプ4を停止し、電動開閉バルブ3を閉鎖して完了表示を行う。このように、空間40内に貯留された殺菌水を排出して、新たに設定された塩素濃度の殺菌水に入れ替える運転を行う機能も有している。
【0042】
さらに、圧力容器内の圧力が、所定の値よりも低くなった場合は、炭酸ガスの供給が不足していることを表示する機能も有している。
【0043】
図2〜12を用いて本発明による装置の構成を説明する。
また、図2〜12における動作は、基本的には図1で説明した動作と同様であり、異なるのは殺菌水の生成方法と管路の接続パターンである。
【0044】
図2は次亜塩素酸ナトリウム水溶液だけを水道水や井水や海水などの原水に添加して殺菌水を生成する場合の説明図で、図1を模式的に表した図である。図1では分岐バルブ201で分岐された管路202が圧力容器13の上部に接続されているが、図2に示すように圧力容器の下部に接続され、送水された殺菌水を圧力容器13内に貯留する殺菌水内に直接送水しても良い。
【0045】
図3は次亜塩素酸ナトリウム水溶液と希塩酸などの酸性水溶液を原水に添加して殺菌水を生成する場合の実施例で、次亜塩素酸ナトリウム水溶液を炭酸以外の酸(好ましくは塩酸)でpHを一時調整する実施例である。管路1に供給された原水は逆止弁2と電動開閉バルブ3を通り、ポンプ4に供給される。ポンプ4で加圧されて流量計5で流量を計測されて管路6に送水される。
【0046】
一方、その流量に応じて、ポンプ8と50により次亜塩素酸ナトリウム水溶液と希塩酸がタンク7および51から吸い上げられ、まず添加部10で原水に次亜塩素酸ナトリウム水溶液が添加され管路47へ送られ、次に添加部46で希塩酸が添加され管路48に送られる。これにより、次亜塩素酸ナトリウム水溶液は希塩酸により弱アルカリあるいは中性に一時調整されるか、所望のpH値近くまで一時調整される。その後、分岐バルブ201により分岐されて、それぞれ管路202と203に送られ、圧力容器13内に噴射および送水される。炭酸ガスは図1同様に、炭酸ガスボンベ16から手動バルブ17、減圧弁18,19、電動開閉バルブ20、逆止弁21を介して圧力容器13に供給される。圧力容器13内で炭酸ガスが溶解した殺菌水は圧力容器13の底部近傍から管路31を介して排水され、手動あるいは電動開閉バルブ37を開放することにより吐水される。
【0047】
図4は次亜塩素酸ナトリウム水溶液と希塩酸をそれぞれ別々の管路で原水に添加し、その後で各添加された水溶液を混合して殺菌水を生成する方法を示した実施例である。供給された原水は流量計5の下流で管路53と54に分岐供給され、管路53で次亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加し、管路54で希塩酸を添加する。それぞれの水溶液は合流して管路55に送られる。この場合、図示はしていないが、管路53と54の合流部に、混合を促進する混合機構を設けても良い。この場合も希塩酸により次亜塩素酸ナトリウム水溶液のpHが一時調整されている。そのほかの内容は図3と同一なので省略する。
【0048】
図5は図2において、タンク7から次亜塩素酸ナトリウム水溶液を供給する代わりに、原水の一部に塩化ナトリウム水溶液を添加して、無隔膜電解槽で電気分解することにより次亜塩素酸ナトリウム水溶液を生成する実施例を示している。すなわち、流量計5の下流で原水を管路58と59に分岐供給し、管路59において原水に塩化ナトリウム水溶液をタンク60からポンプ61で圧力供給して添加部62により添加する。その塩化ナトリウム水溶液が添加された原水を無隔膜電解槽63に供給して電気分解して次亜塩素酸ナトリウム水溶液を生成する。生成された次亜塩素酸ナトリウム水溶液は管路64を通り、添加部65により管路58を流れる原水に添加される。
【0049】
図6は図7における無隔膜電解槽の代わりに隔膜を有する電解槽71を用いた実施例である。すなわち、管路58と59に分岐供給された原水のうち、管路59に供給された原水に塩化ナトリウム水溶液を添加し、その原水を管路66と67に分岐供給し、隔膜を有する電解槽71の陽極側と陰極側にそれぞれ供給して電気分解し、陽極から排出される電解水と陰極から排出される電解水を再び合流して管路70に送り、添加部65により管路58を流れる原水に添加する。このとき、陰極から排出される電解水の全てを使用せずに一部を使用して、残りの電解水を捨てても良い。
【0050】
また、図5および6では無隔膜電解槽と隔膜を有する電解槽への原水の供給は、流量計5の下流で原水を分岐供給し原水の一部を電解槽に供給しているが、流量計5の下流で分岐せずに原水のすべてを電解槽に供給しても良い。
その場合は、流量計5により計測した流量に応じて、予め決められ電圧を印加する。
【0051】
図7は図2が殺菌水を生成してから、分岐バルブ201で管路を分岐しているのに対して、原水を分岐してから次亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加水実施例である。すなわち、流量計5の直後で分岐バルブ206により管路210と211に分岐し、管路211に送られた原水に添加部10を介して次亜塩素酸ナトリウムを添加した後、圧力容器13内に噴射し、もう一方の管路210に送られた原水は直接圧力容器13内に送水される。
【0052】
図7では原水に次亜塩素酸ナトリウム水溶液がタンク7からポンプ8により添加されているが、図3〜6に示すように、次亜塩素酸ナトリウム水溶液と希塩酸を添加しても良いし、無隔膜電解槽あるいは隔膜を有する電解槽で電気分解した電解水を添加しても良い。
さらに、図7においては、殺菌水を圧力容器13内に噴射し、原水を圧力容器13内に送水しているが、原水を圧力容器13内に噴射し、殺菌水を圧力容器13内に送水しても良い。
【0053】
図8は原水を管路53と54と205に分岐供給し、管路53で次亜塩素酸ナトリウム水溶液を原水に添加し、管路54で希塩酸を原水に添加した後、次亜塩素酸ナトリウム水溶液が添加された原水は管路57を介して圧力容器13に供給され、希塩酸が添加された原水は管路56を介して圧力容器13にそれぞれ別々に供給され、望ましくは圧力容器13に設けられた噴射孔からお互いに衝突するように噴射される構造となっている。また、管路205に送られた原水は直接圧力容器13に送水される。この噴射流の衝突により、次亜塩素酸ナトリウム水溶液が添加された原水と希塩酸が添加された原水の混合と炭酸ガスの溶解を同時に且つ効率よく行う事が出来る。図示していないが、次亜塩素酸ナトリウム水溶液と塩酸は衝突噴射させずにそれぞれ圧力容器13に噴射しても良いし、どちらか一方を圧力容器13内の水面かに送水しても良い。
【0054】
図9は図2が、圧力容器13の上流で次亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加しているのに対して、圧力容器の下流で次亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加する実施例を示す。すなわち、ポンプ4により加圧供給された原水は分岐バルブ201で管路202と203に分岐され、それぞれ圧力容器13内に噴射および送水され、炭酸ガスが溶解される。圧力容器13から排出された炭酸ガス含有原水は管路36において、添加部10を介して次亜塩素酸ナトリウム水溶液が添加されて、さらに、溶存炭酸ガス濃度あるいはpHを測定した後、分岐部42を通り手動あるいは電動開閉バルブ37に送られる。
【0055】
図9では次亜塩素酸ナトリウム水溶液がタンク7からポンプ8により添加されているが、図3〜6に示すように、次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸を添加しても良いし、無隔膜電解槽あるいは隔膜を有する電解槽で電気分解した電解水を添加しても良い。また、希塩酸の添加はタンク上流で行っても良いことは言うまでもない。
【0056】
図10は図2が分岐バルブ201で分岐された管路202が圧力容器13に接続されているのに対して、管路202が圧力容器の排水管路31の下流の管路36に接続されている実施例を示す。すなわち、添加部10で原水に次亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加した後、分岐バルブ201で管路202と203に分岐供給され、管路203に送水された殺菌水は圧力容器13内に噴射され、一方の管路202は、圧力容器13の排水管路31の下流に位置する管路36に接続され、管路202に送水された殺菌水は、圧力容器13に噴射され炭酸ガスを含有した殺菌水と合流部209で混合され、溶存炭酸ガス濃度計を通って手動あるいは電動開閉バルブへ送られる。
【0057】
図10では原水に次亜塩素酸ナトリウム水溶液がタンク7からポンプ8により添加されているが、図3〜6に示すように、次亜塩素酸ナトリウムと塩酸を添加しても良いし、無隔膜電解槽あるいは隔膜を有する電解槽で電気分解した電解水を添加しても良い。
【0058】
図11は図7が分岐バルブ206により分岐された管路210が圧力容器13に接続されていのに対して、管路210が圧力容器13の排水管路31の下流に位置する管路36に接続されている実施例を示す。すなわち、流量計5の直後で分岐バルブ206により管路210と211に分岐され、管路211に送水された原水には添加部10により次亜塩素酸ナトリウム水溶液が添加されて、圧力容器13に噴射されて炭酸ガスを溶解した後、配水管路31を通り、管路36に送水される。一方、管路210に送水された原水は管路36に設けられた合流部209に送られて、圧力容器13から排出された殺菌水と混合される。混合された殺菌水は溶存炭酸ガス濃度計を通って手動あるいは電動開閉バルブへ送水される。
【0059】
図11では原水に次亜塩素酸ナトリウム水溶液がタンク7からポンプ8により添加されているが、図3〜6に示すように、次亜塩素酸ナトリウムと塩酸を添加しても良いし、無隔膜電解槽あるいは隔膜を有する電解槽で電気分解した電解水を添加しても良い。
【0060】
図12は図8が3つに分岐された管路53,54,205の1つの管路である管路205が圧力容器13に接続されているのに対して、管路205が流量計5の直後で分岐バルブ206で管路205に分岐され圧力容器13の排水管路31の下流に位置する管路36に接続されている実施例を示す。すなわち、流量計5の直後で管路205が分岐された後、さらに管路53,54に分岐供給された原水は、管路53において添加部10を介して次亜塩素酸ナトリウム水溶液が添加され、管路54においては添加部46を介して希塩酸が添加され、それぞれの水溶液は別々に圧力容器13に供給され、圧力容器13に設けられた噴射孔からお互いに衝突するように噴射される。そして、圧力容器13の排水管路31を通って管路36に送られる。一方、管路205に送水された原水は管路36に設けられた合流部に送られ、圧力容器から排出された殺菌水と合流して混合され、溶存炭酸ガス濃度計を通って手動あるいは電動開閉バルブへ送られる。
【0061】
図13〜15を用いて、圧力容器13内に殺菌水を噴射あるいは散水する方法を説明する。図13は図1に示す隔壁41に噴射孔15が対面して設けられている状態を示す。図1の空間14に供給された殺菌水は隔壁41に設けられた噴射孔15から勢い良く噴射され、お互いに衝突して微細な水滴となり炭酸ガスが充填された空間40内で炭酸ガスを効率よく溶解することが出来る。
【0062】
図14は隔壁41に設けられた噴射孔15がそれぞれ近傍に位置し、それぞれの噴射孔から噴射された殺菌水が噴射直後にお互いに衝突するようになされている。これにより、噴射された殺菌水が微細な水滴になり炭酸ガスが充填された空間40内で炭酸ガスを効率よく溶解することが出来る。
【0063】
図15はノズルから噴射される殺菌水が霧状になる噴霧ノズルが隔壁41に設けられている状態を示す。このノズルはノズル単体で噴霧された殺菌水を微細な水滴にするため、それぞれ衝突するように配置する必要はなく、1つだけ用いても2つ以上を用いてもかまわない。
【0064】
また、図13〜15においては、図1に示す隔壁41に噴射孔が設けられている説明をしているが、噴射孔が圧力容器に直接設けられ、それぞれの噴射孔に管路により殺菌水が供給される構造でも良いし、噴射孔の位置は圧力容器の側面でも頂上部でも良く、特に規制されない。
【0065】
図16は圧力容器13内に貯留する殺菌水の水位を所定の範囲で維持する手段が、ポンプ4の下流に設けられた電動式流量調整バルブ103と圧力容器13からの排水管路31と圧力容器上部に接続された空気抜き用の管路33,35が合流する合流部32の下流で、さらに合流部209を有する場合は合流部209の下流に設けられた電動式流量調整バルブ102により行われる実施例を示す。図1においては、圧力容器13内の水位を維持する方法が、炭酸ガスの供給を行うか止めるかにより行われるか、ポンプ4を停止すると共に電動開閉バルブ3を閉鎖して送水を停止することにより行われていたが、本実施例においては、水位が下がりリミットスイッチ28が水位を検知すると、電動式流量調整バルブ102が作動し流量を絞り、圧力容器13からの排水量を少なくする。また、水位が上昇してリミットスイッチ29が水位を検知すると、電動式流量調整バルブ102は元に戻り、電動式流量調整バルブ103が作動して流量を絞り、圧力容器13への送水量を少なくする。これにより圧力容器13内の水位がリミットスイッチ28と29の間で保たれることになる。
【0066】
ここで、双方の電動式流量調整バルブ102,103が完全に開放している状態で、圧力容器13内の水位が下降するようになされていれば、電動式流量調整バルブ102だけでも良く、逆に水位が上昇するようになされていれば電動式流量調整バルブ103だけでも水位を維持することが可能である。
【0067】
図16では原水に次亜塩素酸ナトリウム水溶液がタンク7からポンプ8により添加されているが、図3〜6に示すように、次亜塩素酸ナトリウムと塩酸を添加しても良いし、無隔膜電解槽あるいは隔膜を有する電解槽で電気分解した電解水を添加しても良いし、図7、8に示すように殺菌水の生成が原水の分岐後でも良いし、図9に示すように殺菌水の生成が圧力容器13の下流でも良いし、図10,11,12に示すように原水の分岐管路の少なくとも1本が圧力容器13の下流に接続されていても良い。
【0068】
さらに、上記の実施例では電動開閉バルブ44が分岐部42を介して設けられているが、分岐部42に電動式流路切換えバルブを設けても良い。
【0079】
図1では、圧力容器13内の圧力が所定の圧力を超えると、ポンプ4を停止すると共に、電動開閉バルブ3を閉鎖して給水を停止するが、電動開閉バルブ3の代わりに分岐後の各管路に電動開閉バルブを設け(図示せず)、ポンプ停止と共にそれらの電動開閉バルブを閉鎖しても良い。
【0070】
また、図1では分岐後の各管路に流れる流量比率は、分岐バルブにより調整するが、各管路にそれぞれ流量調整バルブを設けて(図示せず)、それぞれの流量を調整しても良い。
【0071】
さらに、図1では分岐管路は2本であるが、3本以上設けて、それぞれの管路に電動開閉バルブを設置し(図示せず)、それぞれの電動開閉バルブの開閉を選択して、送水する管路の組合せにより、噴射と送水される水量比率を調整するか、それらの管路の分岐部に各管路に流れる流量を個々に調整できる流量調整機構を設け(図示せず)、各管路を流れる流量を調整して、噴射と送水されるそれぞれの水量を調整しても良い。
【0072】
また、上述の全ての実施例では次亜塩素酸ナトリウム水溶液を例に取っているが、もちろん亜塩素酸ナトリウム水溶液でも良い。
【0073】
上述の全ての実施例では、水道水や井水や海水の送水にポンプ4を用いているが、水道水において十分供給圧力が高い場合、あるいは、井水や海水において別の送水ポンプなどから加圧供給されている場合は、ポンプ4は無くても良い。
【0074】
さらに、上述の全ての実施例において、圧力容器13内の水位の検出は、マグネット26を有したフロート25とリミットスイッチ27〜30により検出されているが、液面を直接検出できるセンサーなどの他の検出器を用いてもかまわない。また、上述の添加部10、46、62、65は全て逆止弁を備えている。
【発明の効果】
【0075】
本発明を実施することにより、アルカリ性である次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液が炭酸ガスのpH調整作用により、弱酸性の次亜塩素酸を主成分とする殺菌水や二酸化塩素を主成分とする殺菌水になり、酸性水溶液を添加することなく殺菌効果を飛躍的に上げることが出来る。また、次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液に塩酸などの酸性水溶液を混ぜて殺菌水を生成する場合においても、炭酸ガスのpH調整作用によりpHの安定性を確保でき、酸性水溶液の添加量に対するpH値変動が鈍感になり、酸性水溶液と次亜塩素酸ナトリウム水溶液あるいは亜塩素酸ナトリウム水溶液の添加量の比率が若干変化しても塩素ガスが発生することがなくなり、従来から問題にされている危険性も排除できる。
【0076】
さらに、殺菌水に炭酸ガスを溶解するための圧力容器への噴射や送水が、次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液と原水との混合および酸性水溶液との混合に効果的であると共に、アキュームレイターなどの貯水型タンクの役目を果たし、使用する殺菌水の量が常に変動したり、極端に少ない量だったり、さらには止められることがあっても、新たにアキュームレイターを設置しなくても、生成される殺菌水の濃度やpH値を安定させることができる。
【0077】
また、アキュームレイターとして使用する場合、アキュームレイターとしての圧力容器13の下流に設置する吐水用のバルブや蛇口まで殺菌水を送水するために、圧力容器内13の圧力は少なくとも0.2Mpa程度は必要である。すると、溶解する炭酸ガスの量が増えて、炭酸ガスの消費量が増大する。本発明による方法を用いることにより、圧力容器で溶解される炭酸ガスの量を制御できるため、生成される殺菌水のpH値を所定の値に制御することが出来ると共に、炭酸ガスの消費を抑えられ、ランニングコストを低くすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0078】
【図1】本発明の代表的な実施例を示す
【図2】次亜塩素酸水溶液を原水に添加して殺菌水を生成する実施例を示す
【図3】次亜塩素酸水溶液と希塩酸を原水に添加して殺菌水を生成する実施例を示す
【図4】次亜塩素酸水溶液と希塩酸を原水に添加して殺菌水を生成するもう一つの実施例を示す
【図5】塩化ナトリウム水溶液を無隔膜電解槽で電解して生成した次亜塩素酸ナトリウム水溶液を原水に添加して殺菌水を生成する実施例を示す
【図6】塩化ナトリウム水溶液を隔膜を有する電解槽で電解して、陽極側と陰極側で生成された電解水を混合して生成した水溶液を原水に添加して殺菌水を生成する実施例を示す
【図7】次亜塩素酸ナトリウム水溶液を分岐後の原水に添加して殺菌水を生成する実施例を示す
【図8】次亜塩素酸水溶液と希塩酸を原水に添加し、それぞれを圧力容器内で衝突噴射することにより殺菌水を生成する実施例を示す
【図9】次亜塩素酸ナトリウム水溶液を圧力容器の下流で添加して殺菌水を生成する実施例を示す
【図10】次亜塩素酸ナトリウム水溶液を原水に添加して殺菌水を生成した後に分岐された管路の1つが圧力容器の下流に接続されている実施例を示す
【図11】次亜塩素酸ナトリウム水溶液を分岐後の原水に添加して殺菌水を生成する実施例で、分岐された管路の1つが圧力容器の下流に接続されている実施例を示す
【図12】原水を3つの管路に分岐し、1つの管路に次亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加し、2つ目の管路に希塩酸を添加して、それぞれを圧力容器内で衝突噴射することにより殺菌水を生成し、3つ目の管路が圧力容器13の下流に接続されている実施例を示す
【図13】噴射孔が互いに対面して配置され、噴射流が互いに衝突するようになされている実施例を示す
【図14】噴射孔が隣接して配置され、噴射流が互いに衝突するようになされている実施例を示す
【図15】噴射孔が噴霧ノズルである実施例を示す
【図16】圧力容器内の水位を維持する方法が、給水側と吐水側に設けられた電動式流量調整バルブである実施例を示す
【符号の説明】
【0079】
1 管路 、2 逆止弁 、3 電動開閉バルブ 、4 ポンプ 、5 流量計
6 管路 、7 タンク 、8 ポンプ 、9 流路切換えバルブ
10 添加部 、11 戻り管路 、12 管路 、13 圧力容器
14 空間 、15 噴射孔 、16 炭酸ガスボンベ 、17 手動バルブ
18 減圧弁 、19 減圧弁 、20 電動開閉バルブ 、21 逆止弁
22 圧力計 、23 分岐部 、24 管路 、25 フロート
26 マグネット 、27 リミットスイッチ 、28 リミットスイッチ
29 リミットスイッチ 、30 リミットスイッチ 、31 管路
32 合流部 、33 管路 、34 電動開閉バルブ 、35 管路
36 管路 、37 手動あるいは電動開閉バルブ 、38 管路
39 管路 、40 空間 、41 隔壁 、42 分岐部 、43 管路
44 電動開閉バルブ 、45 管路 、46 添加部 、47 管路
48 管路 、49 流路切換えバルブ 、50 ポンプ 、51 タンク
52 戻り管路 、53 管路 、54 管路 、55 管路 、56 管路
57 管路 、管路 、58 管路 、59 管路 、60 タンク
61 ポンプ 、62 添加部 、63 無隔膜電解槽 、64 管路
65 添加部 、66 管路 、67 管路 、68 管路 、69 管路
70 管路 、71 隔膜を有する電解槽 、72 逆止弁
102 電動式流量調整バルブ 、103 電動式流量調整バルブ
201 分岐バルブ 、202 管路 、203 管路 、204 飛散防止部材
205 管路 、206 分岐バルブ 、207 送水口
208 溶存炭酸ガス濃度計 、209 合流部 、210 管路
211 管路 、212 絞り

【特許請求の範囲】
【請求項1】
次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を水道水や井水や海水などで希釈した後に、炭酸ガスを溶解して所定の塩素濃度およびpHの殺菌水を生成する方法。
【請求項2】
次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を水道水や井水や海水などで希釈した後に、炭酸ガスを溶解して所定の塩素濃度およびpHの殺菌水を生成する方法において、該水道水や井水や海水を少なくとも2つ以上の管路に分岐供給する分岐工程を有し、該分岐工程の上流において水道水や井水や海水に次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して殺菌水を生成する工程を有し、圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する工程を有し、前記殺菌水を分岐されたそれぞれの管路を介して該圧力容器内に噴射および/または散水を行う工程と単なる送水を行う工程を有し、殺菌水を該圧力容器から排水する排水工程を有し、噴射および/または散水および送水された殺菌水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持工程を有することを特徴とする殺菌水生成方法
【請求項3】
次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を水道水や井水や海水などで希釈した後に、炭酸ガスを溶解して所定の塩素濃度およびpHの殺菌水を生成する方法において、該水道水や井水や海水を少なくとも2つ以上の管路に分岐供給する分岐工程を有し、該分岐工程により分岐した管路の1つにおいて水道水や井水や海水に次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して殺菌水を生成する工程を有し、圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する工程を有し、前記殺菌水および水道水や井水や海水を分岐されたそれぞれの管路を介して該圧力容器内に噴射および/または散水行う工程と単なる送水を行う工程を有し、噴射および/または散水および送水された殺菌水と水道水や井水や海水が圧力容器内で混合する希釈混合工程を有し、希釈混合された殺菌水を該圧力容器から排水する排水工程を有し、噴射および/または散水および送水された殺菌水と水道水や井水や海水との希釈混合殺菌水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持工程を有することを特徴とする殺菌水生成方法
【請求項4】
次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を水道水や井水や海水などで希釈した後に、炭酸ガスを溶解して所定の塩素濃度およびpHの殺菌水を生成する方法において、該水道水や井水や海水を少なくとも2つ以上の管路に分岐供給する分岐工程を有し、該分岐工程の上流において水道水や井水や海水に次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して殺菌水を生成する工程を有し、さらに、その前後いずれかで塩酸や硫酸あるいは酢酸などの酸性水溶液を添加して混合殺菌水を生成するか、前記水道水や井水や海水に塩酸や硫酸あるいは酢酸などの酸性水溶液を添加して酸性希釈水を生成して前記殺菌水と酸性希釈水を混合して混合殺菌水を生成する工程を有し、圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する工程を有し、前記混合殺菌水を分岐されたそれぞれの管路を介して該圧力容器内に噴射および/または散水行う工程と単なる送水を行う工程を有し、混合殺菌水を該圧力容器から排水する排水工程を有し、噴射および/または散水および送水された混合殺菌水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持工程を有することを特徴とする殺菌水生成方法
【請求項5】
次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を水道水や井水や海水などで希釈した後に、炭酸ガスを溶解して所定の塩素濃度およびpHの殺菌水を生成する方法において、該水道水や井水や海水を少なくとも2つ以上の管路に分岐供給する分岐工程を有し、該分岐工程により分岐した管路の1つにおいて水道水や井水や海水に次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して殺菌水を生成する工程を有し、さらに、その前後いずれかで塩酸や硫酸あるいは酢酸などの酸性水溶液を添加して混合殺菌水を生成するか、水道水や井水や海水を少なくとも3つ以上の管路に分岐する分岐工程を有し、該分岐工程により分岐した管路の1つにおいて水道水や井水や海水に次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して殺菌水を生成する工程を有し、もう1つの分岐管路において塩酸や硫酸あるいは酢酸などの酸性水溶液を添加して酸性希釈水を生成する工程を有し、前記殺菌水と酸性希釈水を混合して混合殺菌水を生成する工程を有し、圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する工程を有し、前記混合殺菌水および水道水や井水や海水を分岐されたそれぞれの管路を介して該圧力容器内に噴射および/または散水を行う工程と単なる送水を行う工程を有し、噴射および/または散水および送水された混合殺菌水と水道水や井水や海水が圧力容器内でさらに混合する希釈混合工程を有し、希釈混合された殺菌水を該圧力容器から排水する排水工程を有し、噴射および/または散水および送水された混合殺菌水と水道水や井水や海水との希釈混合殺菌水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持工程を有することを特徴とする殺菌水生成方法
【請求項6】
次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を水道水や井水や海水などで希釈した後に、炭酸ガスを溶解して所定の塩素濃度およびpHの殺菌水を生成する方法において、該水道水や井水や海水を少なくとも3つ以上の管路に分岐供給する分岐工程を有し、該分岐工程により分岐した管路の1つにおいて水道水や井水や海水に次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して殺菌水を生成する工程を有し、もう1つの分岐管路において水道水や井水や海水に塩酸や硫酸あるいは酢酸などの酸性水溶液を添加して酸性希釈水を生成する工程を有し、圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する工程を有し、前記殺菌水と酸性希釈水を該圧力容器内に別々の噴射および/または散水部から噴射および/または混合散水して互いに衝突および/または混合させる噴射および/または散水工程を有し、さらに、3つ目の管路を介して水道水や井水や海水を圧力容器内に単に送水する送水工程を有し、衝突噴射および/または散水により混合された混合殺菌水と送水された水道水や井水や海水が圧力容器内でさらに混合する希釈混合工程を有し、希釈混合された殺菌水を該圧力容器から排水する排水工程を有し、衝突噴射および/または混合散水された混合殺菌水と送水された水道水や井水や海水との希釈混合殺菌水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持工程を有することを特徴とする殺菌水生成方法
【請求項7】
水道水や井水などに塩化物を添加した水溶液や海水を無隔膜電解して殺菌水を生成した後に、炭酸ガスを溶解して所定の塩素濃度およびpHの殺菌水を生成する方法において、該水道水や井水や海水を少なくとも2つ以上の管路に分岐供給する分岐工程を有し、該分岐工程の上流において無隔膜電解槽で殺菌水を生成する工程を有し、圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する工程を有し、前記殺菌水を分岐されたそれぞれの管路を介して圧力容器内に噴射および/または散水する工程と単なる送水を行う工程を有し、殺菌水を該圧力容器から排水する排水工程を有し、噴射および/または散水および送水された殺菌水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持工程を有することを特徴とする殺菌水生成方法
【請求項8】
水道水や井水などに塩化物を添加した水溶液や海水を無隔膜電解して殺菌水を生成した後に、炭酸ガスを溶解して所定の塩素濃度およびpHの殺菌水を生成する方法において、該水道水や井水や海水を少なくとも2つ以上の管路に分岐供給する分岐工程を有し、該分岐工程により分岐した管路の1つにおいて無隔膜電解槽により殺菌水を生成する工程を有し、圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する工程を有し、前記殺菌水および水道水や井水や海水を分岐されたそれぞれの管路を介して該圧力容器内に噴射および/または散水する工程と単なる送水を行う工程を有し、噴射および/または散水および送水された殺菌水と水道水や井水や海水が圧力容器内で混合する希釈混合工程を有し、希釈混合された殺菌水を該圧力容器から排水する排水工程を有し、噴射および/または散水および送水された殺菌水と水道水や井水や海水との希釈混合殺菌水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持工程を有することを特徴とする殺菌水生成方法
【請求項9】
水道水や井水などに塩化物を添加した水溶液や海水を隔膜を有する電解槽で電気分解してアルカリ性水溶液と酸性水溶液を生成した後、アルカリ性水溶液の一部または全部と酸性溶液を混合して殺菌水を生成した後に、炭酸ガスを溶解して所定の塩素濃度およびpHの殺菌水を生成する方法において、該水道水や井水や海水を少なくとも2つ以上の管路に分岐供給する分岐工程を有し、該分岐工程の上流において有隔膜電解槽で殺菌水を生成する工程を有し、圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する工程を有し、前記殺菌水を分岐されたそれぞれの管路を介して該圧力容器内に噴射および/または散水する工程と単なる送水を行う工程を有し、殺菌水を該圧力容器から排水する排水工程を有し、噴射および/または散水および送水された殺菌水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持工程を有することを特徴とする殺菌水生成方法
【請求項10】
水道水や井水などに塩化物を添加した水溶液や海水を隔膜を有する電解槽で電気分解してアルカリ性水溶液と酸性水溶液を生成したのち、アルカリ性水溶液の一部または全部と酸性溶液を混合して殺菌水を生成した後に、炭酸ガスを溶解して所定の塩素濃度およびpHの殺菌水を生成する方法において、該水道水や井水や海水を少なくとも2つ以上の管路に分岐供給する分岐工程を有し、該分岐工程により分岐した管路の1つにおいて有隔膜電解槽で殺菌水を生成する工程を有し、圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する工程を有し、前記殺菌水および水道水や井水や海水を分岐されたそれぞれの管路を介して該圧力容器内に噴射および/または散水を行う工程と単なる送水を行う工程を有し、噴射および/または散水および送水された殺菌水と水道水や井水や海水が圧力容器内で混合する希釈混合工程を有し、希釈混合された殺菌水を該圧力容器から排水する排水工程を有し、噴射および/または散水および送水された殺菌水と水道水や井水や海水との希釈混合殺菌水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持工程を有することを特徴とする殺菌水生成方法
【請求項11】
水道水や井水や海水などに炭酸ガスを溶解した後に、次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して、所定の塩素濃度およびpHの殺菌水を生成する方法において、該水道水や井水や海水を少なくとも2つ以上の管路に分岐供給する分岐工程を有し、圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する工程を有し、前記水道水や井水や海水を分岐されたそれぞれの管路を介して該圧力容器内に噴射および/または散水を行う工程と単なる送水を行う工程を有し、水道水や井水や海水を該圧力容器から排水する排水工程を有し、噴射および/または散水および送水された水道水や井水や海水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持工程を有し、圧力容器から排水された水道水や井水や海水に次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して殺菌水を生成する工程を有することを特徴とする殺菌水生成方法
【請求項12】
水道水や井水や海水などに炭酸ガスを溶解した後に、次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して、所定の塩素濃度およびpHの殺菌水を生成する方法において、該水道水や井水や海水を少なくとも2つ以上の管路に分岐供給する分岐工程を有し、圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する工程を有し、前記水道水や井水や海水を分岐されたそれぞれの管路を介して該圧力容器内に噴射および/または散水を行う工程と単なる送水を行う工程を有し、水道水や井水や海水を該圧力容器から排水する排水工程を有し、噴射および/または散水および送水された水道水や井水や海水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持工程を有し、圧力容器から排水された水道水や井水や海水に次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して殺菌水を生成する工程を有し、さらに、その前後いずれかで塩酸や硫酸あるいは酢酸などの酸性水溶液を添加するか、排水管路を2つに分岐し、1方の管路において水道水や井水や海水に次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して殺菌水を生成する工程を有し、もう1方の管路において、水道水や井水や海水に塩酸や硫酸あるいは酢酸などの酸性水溶液を添加して酸性希釈水を生成する工程を有し、前記殺菌水と酸性希釈水を混合して混合殺菌水を生成する工程を有することを特徴とする殺菌水生成方法
【請求項13】
炭酸ガスを溶解した水道水や井水などに塩化物を添加した水溶液や炭酸ガスを溶解した海水を無隔膜電解して殺菌水を生成する方法において、該水道水や井水や海水を少なくとも2つ以上の管路に分岐供給する分岐工程を有し、圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する工程を有し、前記水道水や井水や海水を分岐されたそれぞれの管路を介して該圧力容器内に噴射および/または散水を行う工程と単なる送水を行う工程を有し、水道水や井水や海水を該圧力容器から排水する排水工程を有し、噴射および/または散水および送水された水道水や井水や海水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持工程を有し、前記排水工程において無隔膜電解槽で生成した殺菌水を水道水や井水や海水に添加する工程を有するか、あるいは排水工程の水道水や井水や海水を無隔膜電解槽で直接電気分解することを特徴とする殺菌水生成方法
【請求項14】
炭酸ガスを溶解した水道水や井水などに塩化物を添加した水溶液や炭酸ガスを溶解した海水を隔膜を有する電解槽で電気分解してアルカリ性水溶液と酸性水溶液を生成したのち、アルカリ性水溶液の一部または全部と酸性溶液を混合して殺菌水を生成する方法において、該水道水や井水や海水を少なくとも2つ以上の管路に分岐供給する分岐工程を有し、圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する工程を有し、前記水道水や井水や海水を分岐されたそれぞれの管路を介して該圧力容器内に噴射および/または散水を行う工程と単なる送水を行う工程を有し、水道水や井水や海水を該圧力容器から排水する排水工程を有し、噴射および/または散水および送水された水道水や井水や海水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持工程を有し、前記排水工程において隔膜を有する電解槽で生成したアルカリ性水溶液の一部または全部と酸性溶液を混合して生成した殺菌水を水道水や井水や海水に添加する工程を有するか、あるいは排水工程の水道水や井水や海水を隔膜を有する電解槽で直接電気分解して生成したアルカリ性水溶液の一部または全部と酸性溶液を混合することを特徴とする殺菌水生成方法
【請求項15】
圧力容器内の圧力を検知する工程を有し、圧力容器内の圧力が所定の圧力に達するか、圧力容器内の水位が所定の水位を超えると、圧力容器内への殺菌水や酸性水溶液や水道水や井水や海水の噴射および/または散水および送水を停止することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の殺菌水生成方法
【請求項16】
前記分岐管路の1つが、前記圧力容器からの排水工程に接続され、圧力容器からの排水が前記分岐管路の1つを介して排水工程に送られる殺菌水や酸性水溶液や水道水や井水や海水と混合する混合工程を有することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の殺菌水生成方法
【請求項17】
前記分岐工程により分岐された管路を流れる流量を自在に調整できる流量調整工程を有することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の殺菌水生成方法
【請求項18】
前記分岐工程により分岐された管路に開閉手段を有し、各管路に送水するかどうかを選択できる送水制御工程を有する請求項1〜15のいずれか1項に記載の殺菌水生成方法
【請求項19】
前記分岐工程による分岐管路が2つであり、その分岐部に各管路への送水比率を自在に変更できる流量調整工程を有することを特徴とする請求項16に記載の殺菌水生成方法
【請求項20】
流量調整工程が、分岐後の管路の各々に流れる流量を個々に調整できる流量調整工程であることを特徴とする請求項16に記載の殺菌水生成方法
【請求項21】
分岐工程の上流を流れる水道水や井水や海水の流量、あるいは、全ての合流工程の下流に位置する排水工程を流れる流量に応じて、次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液や前記酸性水溶液の添加量を調整する工程を有することを特徴とする請求項1〜5、10〜11、14〜19のいずれか1項に記載の殺菌水生成方法
【請求項22】
分岐工程の上流を流れる水道水や井水や海水の流量、あるいは、全ての合流工程の下流に位置する排水工程を流れる流量に応じて、無隔膜電解あるいは有隔膜電解で生成された殺菌水の添加量を調整するか、無隔膜電解あるいは有隔膜電解における電流を制御するために印加電圧を調整することを特徴とする請求項6〜9、12〜19のいずれか1項に記載の殺菌水生成方法
【請求項23】
圧力容器内の圧力を検知する工程を有し、圧力容器内の圧力が所定の圧力に達するか、圧力容器内の水位が所定の水位を超えると、分岐工程上流における水道水や井水や海水の供給を停止することを特徴とする請求項1〜21のいずれか1項に記載の殺菌水生成方法
【請求項24】
圧力容器内の水位を検知する検知手段を少なくとも1つ有し、圧力容器内の圧力が所定の値を超えずに、該水位検知手段が水位を検知した場合、炭酸ガスの供給が不足していると判断することを特徴とする請求項14,22のいずれか1項に記載の殺菌水生成方法
【請求項25】
少なくとも前記圧力容器内の1点の水位を検知する検知手段を有し、前記圧力容器内の圧力が上昇して所定の圧力になるか、前記圧力容器内の水位が上昇して所定の水位になり、圧力容器内への噴射および/または散水および送水による殺菌水の供給が停止された後、圧力容器内に貯留する殺菌水の水位が下がり、前記検知手段が水位を検知すると、再び殺菌水の噴射および/または散水および送水供給を開始することを特徴とする請求項14,22、23のいずれか1項に記載の殺菌水生成方法
【請求項26】
前記圧力容器内に貯留する殺菌水や水道水や井水や海水を所定の範囲の水位にする水位維持工程が、前記圧力容器底部近傍に排水管路を持ち、該圧力容器内の圧力が所定の値以下のときは排水管路からの排水量よりも該圧力容器への殺菌水や酸性水溶液や水道水や井水や海水の噴射および/または散水および送水による供給量が多く、該圧力容器内の圧力が所定の圧力を超えると、噴射および/または散水および送水による供給量よりも排水量が多くなる流量調整工程を排水管路に有し、少なくとも該圧力容器内の上下2点の水位を検知する検知手段を有し、上部検知手段が水位を検知すると炭酸ガスの供給を開始し、下部検知手段が水位を検出すると炭酸ガスの供給を停止する炭酸ガス供給調整手段であることを特徴とする請求項1〜24のいずれか1項に記載の殺菌水生成方法
【請求項27】
前記圧力容器内に貯留する殺菌水を所定の範囲の水位にする水位維持工程が、前記圧力容器底部近傍に排水管路を持ち、常に排水管路からの排水量が該圧力容器への殺菌水や酸性水溶液や水道水や井水や海水の供給量よりも少ない排水工程を有し、少なくとも該圧力容器内の2点の水位を検知する検知手段を有し、上部検知手段が水位を検知すると殺菌水や酸性水溶液や水道水や井水や海水の供給を停止し、下部検知手段が水位を検知すると再び供給を開始する工程であることを特徴とする請求項1〜24のいずれか1項記載の殺菌水生成方法
【請求項28】
前記圧力容器内の圧力が所定の圧力より低くなると、再び炭酸ガスの供給を開始することを特徴とする請求項25に記載の殺菌水生成方法
【請求項29】
前記圧力容器上部に開閉自在の排気手段を有し、排気手段を開放すると共に該圧力容器内に殺菌水や酸性水溶液や水道水や井水や海水を供給して前記圧力容器内を殺菌水や酸性水溶液や水道水や井水や海水で満たすことにより、該圧力容器内の空気を排出することを特徴とする請求項1〜27のいずれか1項に記載の殺菌水生成方法
【請求項30】
次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を水道水や井水や海水などで希釈した後に、炭酸ガスを溶解して所定の塩素濃度およびpHの殺菌水を生成する装置において、水道水や井水や海水を供給する管路を有し、該管路を少なくとも2つ以上の管路に分岐する分岐部を有し、該分岐部の上流において水道水や井水や海水に次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して殺菌水を生成する添加部を有し、炭酸ガスが充填された圧力容器を有し、該圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する管路を有し、前記殺菌水を分岐されたそれぞれの管路を介して該圧力容器内に噴射および/または散水を行う機構と単なる送水を行う機構を有し、殺菌水を該圧力容器から排水する排水管路を有し、噴射および/または散水および送水された殺菌水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持機構を有することを特徴とする殺菌水生成装置
【請求項31】
次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を水道水や井水や海水などで希釈した後に、炭酸ガスを溶解して所定の塩素濃度およびpHの殺菌水を生成する装置において、水道水や井水や海水を供給する管路を有し、該管路を少なくとも2つ以上の管路に分岐する分岐部を有し、該分岐部により分岐した管路の1つに水道水や井水や海水に次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して殺菌水を生成する添加部を有し、炭酸ガスが充填された圧力容器を有し、該圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する管路を有し、前記殺菌水と水道水や井水や海水を分岐されたそれぞれの管路を介して該圧力容器内に噴射および/または散水を行う機構と単なる送水を行う機構を有し、殺菌水を該圧力容器から排水する排水管路を有し、噴射および/または散水および送水され圧力容器内で希釈混合された殺菌水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持機構を有することを特徴とする殺菌水生成装置
【請求項32】
次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を水道水や井水や海水などで希釈した後に、炭酸ガスを溶解して所定の塩素濃度およびpHの殺菌水を生成する装置において、水道水や井水や海水を供給する管路を有し、該管路を少なくとも2つ以上の管路に分岐する分岐部を有し、該分岐部の上流において水道水や井水や海水に次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して殺菌水を生成する添加部を有し、さらにその前後いずれかに塩酸や硫酸あるいは酢酸などの酸性水溶液を添加する添加部を有するか、前記水道水や井水や海水を少なくとも2本の管路に供給し、1方の管路には次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して殺菌水を生成する添加部を有し、もう1方の管路には塩酸や硫酸あるいは酢酸などの酸性水溶液を添加する添加部を有し、さらに、それぞれの管路を合流する合流部を有すると共に、その下流で少なくとも2つ以上の管路に分岐する分岐部を有し、炭酸ガスが充填された圧力容器を有し、該圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する管路を有し、前記殺菌水を分岐されたそれぞれの管路を介して該圧力容器内に噴射および/または散水を行う機構と単なる送水を行う機構を有し、殺菌水を該圧力容器から排水する排水管路を有し、噴射および/または散水および送水された殺菌水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持機構を有することを特徴とする殺菌水生成装置
【請求項33】
次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を水道水や井水や海水などで希釈した後に、炭酸ガスを溶解して所定の塩素濃度およびpHの殺菌水を生成する装置において、水道水や井水や海水を供給する管路を有し、該管路を少なくとも2つ以上の管路に分岐する分岐部を有し、該分岐部により分岐した管路の1つに水道水や井水や海水に次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して殺菌水を生成する添加部を有し、さらにその前後いずれかに塩酸や硫酸あるいは酢酸などの酸性水溶液を添加する添加部を有するか、水道水や井水や海水を供給する管路を少なくとも3つ以上の管路に分岐する分岐部を有し、該分岐部により分岐した管路の1つにおいて水道水や井水や海水に次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して殺菌水を生成する添加部を有し、もう1つの分岐管路に塩酸や硫酸あるいは酢酸などの酸性水溶液を添加して酸性希釈水を生成する添加部を有し、前記水溶液が添加された2つの管路を合流して殺菌水を生成する合流部を有し、炭酸ガスが充填された圧力容器を有し、該圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する管路を有し、前記殺菌水と水道水や井水や海水を分岐されたそれぞれの管路を介して該圧力容器内に噴射および/または散水を行う機構と単なる送水を行う機構を有し、殺菌水を該圧力容器から排水する排水管路を有し、噴射および/または散水および送水され圧力容器内で希釈混合された殺菌水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持機構を有することを特徴とする殺菌水生成装置
【請求項34】
次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を水道水や井水や海水などで希釈した後に、炭酸ガスを溶解して所定の塩素濃度およびpHの殺菌水を生成する装置において、水道水や井水や海水を供給する管路を有し、該管路を少なくとも3つ以上の管路に分岐する分岐部を有し、該分岐部により分岐した管路の1つに水道水や井水や海水に次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して殺菌水を生成する添加部を有し、もう1つの分岐管路に塩酸や硫酸あるいは酢酸などの酸性水溶液を添加して酸性希釈水を生成する添加部を有し、炭酸ガスが充填された圧力容器を有し、該圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する管路を有し、前記殺菌水と酸性希釈水をそれぞれの管路を介して圧力容器内に別々の噴射および/または散水部から噴射および/または混合散水して互いに衝突または混合させる機構を有し、さらに、3つ目の管路を介して水道水や井水や海水を圧力容器内に単に送水する機構を有し、殺菌水を該圧力容器から排水する排水管路を有し、噴射および/または混合散水および送水され圧力容器内で希釈混合された殺菌水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持機構を有することを特徴とする殺菌水生成装置
【請求項35】
水道水や井水などに塩化物を添加した水溶液や海水を無隔膜電解して殺菌水を生成した後に、炭酸ガスを溶解して所定の塩素濃度およびpHの殺菌水を生成する装置において、水道水や井水や海水を供給する管路を有し、該管路を少なくとも2つ以上の管路に分岐する分岐部を有し、該分岐部の上流において無隔膜電解槽で殺菌水を生成する機構を有し、炭酸ガスが充填された圧力容器を有し、該圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する管路を有し、前記殺菌水を分岐されたそれぞれの管路を介して該圧力容器内に噴射および/または散水を行う機構と単なる送水を行う機構を有し、殺菌水を該圧力容器から排水する排水管路を有し、噴射および/または散水および送水された殺菌水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持機構を有することを特徴とする殺菌水生成装置
【請求項36】
水道水や井水などに塩化物を添加した水溶液や海水を無隔膜電解して殺菌水を生成した後に、炭酸ガスを溶解し所定の塩素濃度およびpHの殺菌水を生成する装置において、水道水や井水や海水を供給する管路を有し、該管路を少なくとも2つ以上の管路に分岐する分岐部を有し、該分岐部により分岐した管路の1つにおいて無隔膜電解槽で殺菌水を生成する機構を有し、炭酸ガスが充填された圧力容器を有し、該圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する管路を有し、前記殺菌水と水道水や井水や海水を分岐されたそれぞれの管路を介して該圧力容器内に噴射および/または散水を行う機構と単なる送水を行う機構を有し、殺菌水を該圧力容器から排水する排水管路を有し、噴射および/または散水および送水され圧力容器内で希釈混合された殺菌水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持機構を有することを特徴とする殺菌水生成装置
【請求項37】
水道水や井水などに塩化物を添加した水溶液や海水を隔膜を有する電解槽で電気分解してアルカリ性水溶液と酸性水溶液を生成したのち、アルカリ性水溶液の一部または全部と酸性水溶液を混合して殺菌水を生成した後に、炭酸ガスを溶解し所定の塩素濃度およびpHの殺菌水を生成する装置において、水道水や井水や海水を供給する管路を有し、該管路を少なくとも2つ以上の管路に分岐する分岐部を有し、該分岐部の上流において有隔膜電解槽で殺菌水を生成する機構を有し、炭酸ガスが充填された圧力容器を有し、該圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する管路を有し、前記殺菌水を分岐されたそれぞれの管路を介して該圧力容器内に噴射および/または散水を行う機構と単なる送水を行う機構を有し、殺菌水を該圧力容器から排水する排水管路を有し、噴射および/または散水および送水された殺菌水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持機構を有することを特徴とする殺菌水生成装置
【請求項38】
水道水や井水などに塩化物を添加した水溶液や海水を隔膜を有する電解槽で電気分解してアルカリ性水溶液と酸性水溶液を生成したのち、アルカリ性水溶液の一部または全部と酸性水溶液を混合して殺菌水を生成した後に、炭酸ガスを溶解し所定の塩素濃度およびpHの殺菌水を生成する装置において、水道水や井水や海水を供給する管路を有し、該管路を少なくとも2つ以上の管路に分岐する分岐部を有し、該分岐部により分岐した管路の1つに有隔膜電解槽で殺菌水を生成する機構を有し、炭酸ガスが充填された圧力容器を有し、該圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する管路を有し、前記殺菌水と水道水や井水や海水を分岐されたそれぞれの管路を介して該圧力容器内に噴射および/または散水を行う機構と単なる送水を行う機構を有し、殺菌水を該圧力容器から排水する排水管路を有し、噴射および/または散水および送水され圧力容器内で希釈混合された殺菌水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持機構を有することを特徴とする殺菌水生成装置
【請求項39】
水道水や井水や海水などに炭酸ガスを溶解した後に、次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して、所定の塩素濃度およびpHの殺菌水を生成する装置において、水道水や井水や海水を供給する管路を有し、該管路を少なくとも2つ以上の管路に分岐する分岐部を有し、炭酸ガスが充填された圧力容器を有し、該圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する管路を有し、前記水道水や井水や海水を分岐されたそれぞれの管路を介して該圧力容器内に噴射および/または散水を行う機構と単なる送水を行う機構を有し、水道水や井水や海水を該圧力容器から排水する排水管路を有し、噴射および/または散水および送水された水道水や井水や海水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持機構を有し、排水管路に圧力容器から排水された水道水や井水や海水に次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して殺菌水を生成する添加部を有することを特徴とする殺菌水生成装置
【請求項40】
水道水や井水や海水などに炭酸ガスを溶解した後に、次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して、所定の塩素濃度およびpHの殺菌水を生成する装置において、水道水や井水や海水を供給する管路を有し、該管路を少なくとも2つ以上の管路に分岐する分岐部を有し、炭酸ガスが充填された圧力容器を有し、該圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する管路を有し、前記水道水や井水や海水を分岐されたそれぞれの管路を介して該圧力容器内に噴射および/または散水を行う機構と単なる送水を行う機構を有し、水道水や井水や海水を該圧力容器から排水する排水管路を有し、噴射および/または散水および送水された水道水や井水や海水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持機構を有し、排水管路に圧力容器から排水された水道水や井水や海水に次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して殺菌水を生成する添加部を有し、さらにその前後いずれかに塩酸や硫酸あるいは酢酸などの酸性水溶液を添加する添加部を有するか、排水管路を2本の管路に分岐する分岐部を有し、1方の管路には次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して殺菌水を生成する添加部を有し、もう1方の管路には塩酸や硫酸あるいは酢酸などの酸性水溶液を添加する添加部を有し、さらに、それぞれの管路を合流する合流部を有することを特徴とする殺菌水生成装置
【請求項41】
炭酸ガスを溶解した水道水や井水などに塩化物を添加した水溶液や炭酸ガスを溶解した海水を無隔膜電解して、所定の塩素濃度およびpHの殺菌水を生成する装置において、水道水や井水や海水を供給する管路を有し、該管路を少なくとも2つ以上の管路に分岐する分岐部を有し、炭酸ガスが充填された圧力容器を有し、該圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する管路を有し、前記水道水や井水や海水を分岐されたそれぞれの管路を介して該圧力容器内に噴射および/または散水を行う機構と単なる送水を行う機構を有し、水道水や井水や海水を該圧力容器から排水する排水管路を有し、噴射および/または散水および送水された水道水や井水や海水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持機構を有し、排水管路に無隔膜電解槽で生成した殺菌水を水道水や井水や海水に添加する添加部を有するか、あるいは排水管路の水道水や井水や海水を無隔膜電解槽で直接電気分解することを特徴とする殺菌水生成装置
【請求項42】
炭酸ガスを溶解した水道水や井水などに塩化物を添加した水溶液や炭酸ガスを溶解した海水を隔膜を有する電解槽で電気分解してアルカリ性水溶液と酸性水溶液を生成したのち、アルカリ性水溶液の一部あるいは全部と酸性水溶液を混合して所定の塩素濃度およびpHの殺菌水を生成する装置において、水道水や井水や海水を供給する管路を有し、該管路を少なくとも2つ以上の管路に分岐する分岐部を有し、炭酸ガスが充填された圧力容器を有し、該圧力容器に大気圧以上の所定の圧力で炭酸ガスを供給する管路を有し、前記水道水や井水や海水を分岐されたそれぞれの管路を介して該圧力容器内に噴射および/または散水を行う機構と単なる送水を行う機構を有し、水道水や井水や海水を該圧力容器から排水する排水管路を有し、噴射および/または散水および送水された水道水や井水や海水が前記圧力容器の底部に所定の範囲の水位で貯留する水位維持機構を有し、排水管路に隔膜を有する電解槽で生成したアルカリ性水溶液の一部または全部と酸性溶液を混合して生成した殺菌水を水道水や井水や海水に添加する添加部を有するか、あるいは排水管路の水道水や井水や海水を隔膜を有する電解槽で直接電気分解して生成したアルカリ性水溶液の一部または全部と酸性溶液を混合する混合部を有することを特徴とする殺菌水生成装置
【請求項43】
圧力容器内の圧力を検知する検知機構を有し、各分岐管路に電動式開閉バルブを有し、圧力容器内の圧力が所定の圧力に達するか、圧力容器内の水位を検知する検知機構を少なくとも1つ有し、該検知機構が水位を検知すると、電動式開閉バルブを閉じて圧力容器内への殺菌水や酸性水溶液や水道水や井水や海水の噴射および/または散水および送水を停止することを特徴とする請求項29〜41のいずれか1項に記載の殺菌水生成装置
【請求項44】
前記分岐管路の1つが、前記圧力容器からの排水工程に接続されていることを特徴とする請求項29〜32および34〜41のいずれか1項に記載の殺菌水生成装置
【請求項45】
前記分岐管路のうち、次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液および酸性水溶液の添加部を有していない管路の1つが、前記圧力容器からの排水工程に接続されていることを特徴とする請求項33に記載の殺菌水生成装置
【請求項46】
前記分岐部により分岐された管路を流れるそれぞれの流量を自在に調整できる流量調整機構を有することを特徴とする請求項29〜44のいずれか1項に記載の殺菌水生成装置
【請求項47】
前記分岐部により分岐された管路に電動式開閉バルブを有し、電気制御部を有し、制御部からの信号により前記電動式開閉バルブを開閉することにより、各管路に送水するかどうかを選択できる送水制御機構を有する請求項29〜44のいずれか1項に記載の殺菌水生成装置
【請求項48】
前記分岐部による分岐管路が2つであり、その分岐部に各管路への送水比率を自在に変更できる流量調整機構を有することを特徴とする請求項45に記載の殺菌水生成装置
【請求項49】
流量調整機構が、分岐後の管路の各々に流れる流量を個々に調整できる電動式流量調バルブであることを特徴とする請求項45に記載の殺菌水生成装置
【請求項50】
分岐部の上流の管路、あるいは、全ての合流部の下流に位置する排水管路に流量検出機構を有し、電気制御部を有し、該流量検出機構により検出した流量に応じて、電気制御部からの信号により、次亜塩素酸ナトリウム水溶液や亜塩素酸ナトリウム水溶液や前記酸性水溶液を所定の量だけそれぞれの添加部へ送る送り機構を有することを特徴とする請求項29〜33、38〜39、42〜48のいずれか1項に記載の殺菌水生成装置
【請求項51】
分岐部の上流の管路、あるいは、全ての合流部の下流に位置する排水管路に流量検出機構を有し、電気制御部を有し、該流量検出機構により検出した流量に応じて、電気制御部からの信号により、無隔膜電解あるいは有隔膜電解で生成された殺菌水を所定の量だけ添加する機構を有するか、無隔膜電解あるいは有隔膜電解における電圧を調整することを特徴とする請求項34〜37、40〜48のいずれか1項に記載の殺菌水生成装置
【請求項52】
圧力容器内の圧力を検知する検知機構を有し、分岐管路上流の管路に電動式開閉バルブを有し、圧力容器内の圧力が所定の圧力に達するか、圧力容器内の水位を検知する検知機構を少なくとも1つ有し、該検知機構が水位を検知すると、電動式開閉バルブを閉じて分岐部上流における水道水や井水や海水の供給を停止することを特徴とする請求項29〜50のいずれか1項に記載の殺菌水生成装置
【請求項53】
圧力容器内の水位を検知する水位検知機構を少なくとも1つ有し、圧力容器内の圧力を検知する圧力検知機構を有し、圧力容器内の圧力が所定の値を超えずに、該水位検知機構が水位を検知した場合、炭酸ガスの供給圧力が不足していると判断し、警告信号を出力すると共に、装置の運転を停止することを特徴とする請求項42,51のいずれか1項に記載の殺菌水生成装置
【請求項54】
少なくとも前記圧力容器内の1点の水位を検知する検知機構を有し、前記圧力容器内の圧力が上昇して所定の圧力になるか、圧力容器内の水位が上昇して所定の水位を超えて、圧力容器内への噴射および/または散水および送水が停止された後、圧力容器内に貯留する殺菌水の水位が下がり、該検知機構が水位を検知すると、再び殺菌水の噴射および/または散水および送水を開始することを特徴とする請求項42,51、52のいずれか1項に記載の殺菌水生成装置
【請求項55】
前記圧力容器内に貯留する殺菌水を所定の範囲の水位にする水位維持機構が、前記圧力容器底部近傍に排水管路を有し、該圧力容器内の圧力が所定の値以下のときは排水管路からの排水量よりも該圧力容器への噴射および/または散水および送水による供給量が多く、該圧力容器内の圧力が所定の圧力を超えると、噴射および/または散水および送水による供給量よりも排水量が多くなる絞りまたは流量調整機構を排水管路に有し、圧力容器への炭酸ガス供給管路に電動開閉バルブを有し、少なくとも該圧力容器内の上下2点の水位を検知する検知機構を有し、上部検知機構が水位を検知すると前記電動開閉バルブを開放して炭酸ガスの供給を開始し、下部検知手段が水位を検出すると前記電動開閉バルブを閉鎖して炭酸ガスの供給を停止する炭酸ガス供給調整機構であることを特徴とする請求項29〜53のいずれか1項に記載の殺菌水生成装置
【請求項56】
前記圧力容器内に貯留する殺菌水を所定の範囲の水位にする水位維持機構が、前記圧力容器底部近傍に排水管路を有し、常に排水管路からの排水量が該圧力容器への噴射および/または散水および送水による供給量よりも少なくできる絞りあるいは流量調整バルブを排水管路に有し、少なくとも該圧力容器内の2点の水位を検知する検知機構を有し、圧力容器への殺菌水や酸性希釈水の供給管路あるいは水道水や井水や海水の供給管路に電動開閉バルブを有し、上部検知機構が水位を検知すると前記電動開閉バルブを閉鎖して殺菌水の供給を停止し、下部検知手段が水位を検知すると前記電動開閉バルブを開放して再び供給を開始する機構であることを特徴とする請求項29〜53のいずれか1項記載の殺菌水生成装置
【請求項57】
前記圧力容器内に貯留する殺菌水を所定の範囲の水位にする水位維持機構が、前記水道水や井水や海水を供給するポンプを有し、前記圧力容器底部近傍に排水管路を有し、常に排水管路からの排水量が該圧力容器への噴射および/または散水および送水による供給量よりも少なくできる絞りあるいは流量調整機構を排水管路に有し、少なくとも該圧力容器内の2点の水位を検知する検知機構を有し、上部検知機構が水位を検知すると前記ポンプを停止して水道水や井水や海水の供給を停止し、下部検知手段が水位を検知すると前記ポンプを起動して再び供給を開始する機構であることを特徴とする請求項29〜53のいずれか1項記載の殺菌水生成装置
【請求項58】
前記圧力容器内に貯留する殺菌水を所定の範囲の水位にする水位維持機構が、排水管路および/または水道水や井水や海水の供給管路に電動式流量調整バルブを有した機構であることを特徴とする請求項29〜53のいずれか1項記載の殺菌水生成装置
【請求項59】
前記圧力容器上部に電動開閉バルブを有する排気管路を有し、該圧力容器が殺菌水または水道水や井水や海水で満たされたことを検知する検知機構を有することを特徴とする請求項29〜56のいずれか1項に記載の殺菌水生成装置

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2006−320899(P2006−320899A)
【公開日】平成18年11月30日(2006.11.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−139507(P2006−139507)
【出願日】平成18年4月18日(2006.4.18)
【出願人】(500235386)ヴィータ株式会社 (29)
【出願人】(000122483)
【Fターム(参考)】