説明

無線通信システムにおける多重アンテナ構成の信号伝達

【課題】 通信構成の判定においてユーザ装置を支援する簡単な手段を提供すること
【解決手段】通信構成を有する無線通信構成要素(200)は、情報ワードに基づいてパリティビットを生成し、無線通信基盤構成要素(200)の通信構成に基づいてパリティビットを符号化するように構成される。符号化されたパリティビットは、情報ワードと結合される。無線通信ユーザ端末(400)は、情報ワードに結合されたパリティビットを符号化するために用いられる構成指示ビットのセットを特定し、パリティビットを符号化するために用いられる構成指示ビットのセットに基づいて、情報ワードと符号化パリティビットとの結合を送信する無線通信構成要素(200)の通信構成を判定するように構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この開示内容は、概して無線通信に関し、また、この開示内容は、特に無線通信システムにおける多重アンテナ構成の信号伝達に関する。
【背景技術】
【0002】
3GPPでは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(Universal Mobile Telecommunications Systems:UMTS)のロング・ターム・エボリューション
(Long Term Evolution:LTE)では、多重アンテナの基地局送信を規定すべく4つのアンテナポートまで許可することが予定されており、また選択された物理チャネル送信に対して1、2、又は4つのアンテナポートを使用にすることが許可されている。物理放知放送チャネル(Physical Broadcast Channel: PBCH)は、後者のこれら3つ全てのアンテナ
ポート構成を用いて送信され得る。基地局が同期チャネルを介してアンテナ構成を明確に信号伝達しないため、ユーザ装置(user equipment :UE)は、初期ネットワークアク
セス手順の初期段階において得られた基地局アンテナ構成情報の案内無しにPBCHを復号化することが要求される。特に、PBCHを含むマスター情報ブロックは、内部の巡回冗長検査(cyclic redundancy check:CRC)を有する畳み込み符号化コードワードと
して送信される。しかし、信号対雑音比が高い場合であっても、ユーザ装置は、共通の基準シンボル(RS)を単に検査することにより、存在するアンテナ数を特定することを失敗する可能性がある。同様に、許可されたアンテナ構成の各々に関連する送信ダイバーシティ方式の推定検証がPBCH CRC検証と組み合わせて行われる場合、ユーザ装置は、基地局のアンテナ構成を誤って特定する可能性がある。例えば、特定の空間周波数ブロック符号化(space-frequency block coding:SFBC)の2アンテナ送信ダイバーシティ方式を用いて送信する場合、ユーザ装置(UE)は、1アンテナ送信を(不正確に)推定した場合、PBCHコードワードを正確に復号化することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
3GPP R1−073970には、対応するPBCH送信に対して基地局のアンテナ構成情報を通信するためのいくつかの可能な方法が開示される。第1の方法では、OFDMシンボル及び副搬送波(例えば、資源要素(resource elements))に対するPBCH
コードワードの割り当ては、多重アンテナ構成に応じて変更される。一方で、3GPP R1−074861では、資源要素へのPBCHコードワードの割り当てが多重アンテナ構成に応じて変更すべきではないことが提案されている。第2の方法によれば、PBCHコードワードは、異なる符号化手順を用いてスクランブルされ、スクランブル手順は、基地局のアンテナ構成に基づいて調整される。この方法では、ユーザ装置は、畳み込み復号化及びCRC検査を試みることに先だって、推定された多重アンテナ構成から生じる対数尤度比(Log-Likelihood ratios:LLR)を逆スクランブルすることが要求される。こ
の第2の方法では、逆スクランブルは、各アンテナ構成の推定に必要である。第3の手法は、アンテナ構成に応じてアラモチ(Alamouti)符号(SFBC又はSFBC+周波数切換送信ダイバーシティ(Frequency Switched Transmit Diversity:FSTD))を変更
する必要がある。これにより、ユーザ装置は、送信ダイバーシティの割り当て構成をサポートする必要がある。従って、さらに、アンテナ構成の判定においてユーザ装置を支援する簡単な手段が必要とされる。
【図面の簡単な説明】
【0004】
【図1】無線通信システムを例示的に示す。
【図2】無線通信基盤構成要素のブロック図である。
【図3】無線通信基盤構成要素の処理フロー図である。
【図4】無線通信のユーザ端末のブロック図である。
【図5】無線通信のユーザ端末の処理フロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0005】
開示された種々の形態、特徴及び利点は、以下に記載された添付図面とともに詳細な説明を十分に考慮することで当業者に対して十分に明確となるだろう。図面は、明確にするために簡潔化され、必ずしも一定の縮尺で描かれていない。
【0006】
図1では、無線通信システム100は、地理的領域に配置されたネットワークを形成する1以上の固定基地基盤ユニット(fixed base infrastructure units)を備える。基地
ユニットは、アクセスポイント、アクセス端末、基地、基地局、ノードB、eノードB、又は当該分野で用いられる専門用語により呼称される。図1では、サービスエリア、例えば、セル又はセル区域において、1以上の基地ユニット101,102は、多数のリモート・ユニット103,110と通信する。リモート・ユニットは、固定ユニット又は移動端末であってもよい。リモート・ユニットは、また、受信契約者ユニット、携帯電話、移動局、ユーザ、端末、受信契約者局、ユーザ装置(user equipment:UE)、又は当該分野で用いられる他の専門用語により呼称される。
【0007】
概して、基地ユニット101,102は、ダウンリンク通信信号104,105を時間領域及び周波数領域の少なくとも一方で送信してリモート・ユニットと通信する。リモート・ユニット103,110は、アップリンク通信信号106,113により1以上の基地ユニットと通信する。1以上の基地ユニットは、ダウンリンク送信及びアップリンク送信を行うための1以上の送信機及び1以上の受信機を備える。また、リモート・ユニットは、1以上の送信機及び1以上の受信機を備える。
【0008】
一実施形態では、無線通信システムは、3GPPのユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(Universal Mobile Telecommunications System :UMTS
)プロトコルにおける発展規格のロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution:LTE)に準拠し、基地局は、ダウンリンクにおいて、直交周波数分割多重(OF
DM)変調方式を用いて送信し、ユーザ端末は、アップリンクにおいて、単一搬送波周波数分割多元接続方式(SC−FDMA)を用いて送信する。しかしながら、無線通信システムは、他の公開された又は独自の通信プロトコルを実施する。本発明は、いかなる特定の無線通信システム構造又はプロトコルの実施を制限することを意図しない。
【0009】
いくつかのシステムでは、各基地局及び一般的には他の無線通信基盤構成要素が通信構成を有する。一実施形態では、通信構成は、基地局のアンテナ構成である。3GPPでは、例えば、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)のロング・ターム・エボリューション(LTE)によって、多重アンテナ基地局の送信を規定すべく4つのアンテナポートまで許可することが予定されており、選択された物理チャネルの送信に関して1、2、又は4つのアンテナポートを使用することが許可されている。物理放知チャネル(Physical Broadcast Channel: PBCH)は、後者のこれら3つのア
ンテナポート構成の全てを用いて送信される。従って、無線通信を構成する複数の基地局は、異なるアンテナ構成を潜在的に有する。また、いくつかの実施形態では、1以上の基地端末のアンテナ構成は、動的に変更される。
【0010】
3GPPでは、現在、基地局は、同期チャネルを介して、アンテナ構成に関して明確に信号伝達しないため、ユーザ端末(UE)では、初期ネットワークアクセス手順の初期段階中に、得られた基地局アンテナ構成情報の案内無しにPBCHを復号化することが要求される。従って、特に、隣接した基地局が異なる構成を有する場合、及び基地局のアンテナ構成が動的に変化する場合の少なくとも一方の場合によっては、基地局のアンテナ構成を判別する際にユーザ端末を支援するための手段が望まれる。また、基地局が端末によって採用されるべき送信アンテナ構成に関して信号伝達することが望まれる場合があり得る。
【0011】
本発明の開示は、特有の基地ユニットのアンテナ構成に関する判定をユーザ端末に通信すること、又は支援することの制限を意図しない。概して、無線通信基盤構成要素は、無線通信基盤構成要素の通信構成に関する判定と、無線通信端末のための通信構成、又は無線通信端末の通信構成に関する判定を用いて1以上の構成要素を支援する。例えば、通信構成情報は、以下に記載された何れか1以上の形式であり得る。その情報は、数ある情報の中で特に、無線通信端末のアンテナ構成、セル特定情報に関する情報(この情報は、場合によっては、例えば、同期チャネル識別子と関連して送信される)、フレーム構成又はスロット構成の期間に関係する情報、対の送信(例えば、周波数分割複信(FDD))又は対ではない送信(例えば、時分割複信(TDD))としてのセルの構成、対称又は非対称のダウンリンク周波数資源又はアップリンク周波数資源、送信されるパイロットシンボル又は基準シンボルの種類及び数のうちのいずれか一方、ブロードキャスト又はユニキャストのどちらのサービスをサポートしているかという情報、重畳されたチャネル送信の存在、許可制御データ、近接したスペクトル又は近接しないスペクトルの関連性、複数の搬送波構成の場合における利用可能な搬送波の数又は搬送波の関連性、1つの階層セル構成又は複数の搬送波の階層セル構成におけるセルの種類と搬送波の種類と他のセルに対する関係、及びSFN(single frequency network)のブロードキャスト専用搬送波である。
【0012】
図2では、無線通信基盤構成要素200は、コントローラ220と通信可能に接続された送受信機210を備える通信構成を有する。一実施形態では、無線通信基盤構成要素は、図1の基地ユニットのうちの1つの基地ユニットに対応し、通信構成は、アンテナ構成である。送受信機は、概して、送受信機のサービスエリア内で、1以上のユーザ端末と通信する。図2では、コントローラは、ソフトウェア、又はメモリ230に記憶されたファームウェアにより制御されるデジタルプロセッサとして、最も簡単に具体化される。代替的には、コントローラは、ハードウェアに相当する装置として、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせとして具体化され得る。コントローラは、ユーザ端末に送信すべき情報ワードに基づいてパリティビットを生成するために用いられるパリティビット生成機能222を含む。従って、ソフトウェア及びファームウェアの少なくとも一方に制御されることにより、コントローラは、情報ワードに基づいてパリティビットを生成するように構成される。図3の処理フロー図300の310では、無線通信基盤構成要素は、情報ワード、例えば転送ブロックに基づいて、パリティビット、例えば、巡回冗長検査(CRC)を生成する。図2の223では、パリティビットは、情報ワードと結合される。
【0013】
図2では、コントローラは、パリティビットに基づいて、無線通信基盤構成要素の通信構成情報を符号化するために用いられるパリティビット符号化機能224を含む。コントローラは、ソフトウェア及びファームウェアの少なくとも一方に制御されることにより、無線通信基盤構成要素の通信構成に基づいてパリティビットを符号化するように構成される。他の実施形態では、他の通信構成情報は、パリティビットに符号化される。一実施形態では、コントローラは、無線通信基盤構成要素の通信構成に相当する構成指示ビットの特有のセットでパリティビットをマスクすることにより、パリティビットを符号化するように構成される。一具体化例においては、マスクは、パリティビットと構成指示ビットのセットとの排他的論理和を行うことにより実行される。マスクは、例えば、ワードをマスクする長さNとして3を選択することにより生成され、Nは、最大ハミング距離を有するPBCH CRCパリティ領域の長さ(例えば、16ビット)である。このようなマスクするワードのセットは、例えば、一般性を失うことのない1アンテナ構成に相当する 全
て“0”又は全て空白のマスクワードを含む。ステートの数を拡張することにより、ステートの数が増加することにより利用可能なマスクの数が増加し、基地局のアンテナ構成に関する更なる情報が符号化可能となる。
【0014】
また、マスク領域の変更子又はパリティ領域の変更子は、上記した幾つかの例である、基地局の物理セルID、フレーム構成又はスロット構成の期間、対の送信(例えば、周波数分割複信(FDD))又は対ではない送信(例えば、時分割複信(TDD))としてのセル構成、対称又は非対称のダウンリンク周波数資源又はアップリンク周波数資源、送信されるパイロットシンボル又は基準シンボルの種類又は数、サポートされるサービスの種類(例えば、ブロードキャスト、ユニキャスト)、重畳されたチャネル送信の存在、許可制御データ、近接したスペクトル又は近接しないスペクトルの関連性、利用可能な搬送波の数又は複数の搬送波構成の場合における搬送波の関連性、及び1階層のセル構成又は複数の搬送波の階層セル構成におけるセルの種類と搬送波の種類と他のセルに対する関係等の通信構成情報に基づいて調整可能である。
【0015】
情報ワードは、概して、ユーザ端末への送信前に、符号化されたパリティビットと結合されるか、又は関連付けされる。一実施形態では、コントローラは、パリティビットにより符号化される前又は後に、パリティビットを情報ワード、例えば、情報ワードの始め及び終わりに連結させることにより、情報ワードとパリティビットとを結合させる。代替的には、パリティビットは、情報ワードの中間部分に挿入され、又はパリティビットは、符号化の前又は後に情報ワードとインターリーブされる。
【0016】
図3のブロック320では、無線通信基盤構成要素は、情報ワードとパリティビットとを結合し、330では、無線通信基盤構成要素の通信構成に基づいてパリティビットを符号化する。代替的な実施形態では、パリティビットは、第1に符号化され、情報ワードと結合される。従って、図2では、結合機能の空間位置又は順序は、パリティビット符号化機能に対して結合機能が生じる順番を必ずしも示していない。図2のいくつかの実施形態では、コントローラは、送信する前に、情報ワードと、結合され、且つ符号化されたパリティビットとをチャネル符号化するために用いられるチャネル符号化機能を含む。図3の340において、符号化されたパリティビットと結合された情報ワードは、350における送信前にチャネル符号化される。図2では、コントローラは、チャネル符号化情報ワード及びパリティビットを、送信用の送受信機に伝達する。
【0017】
図4では、無線通信ユーザ端末400は、コントローラ420に通信可能に接続された送受信機410を備える。一実施形態では、ユーザ端末は、図1のリモート・ユニットのうちの1つのリモート・ユニットに対応する。送受信機は、1以上の基地ユニットと通信する。図4では、コントローラは、ソフトウェア及びメモリ430に記憶されたファームウェアの少なくとも一方により制御されるデジタルプロセッサとして最も簡単に具体化される。また一方で、代替的には、コントローラは、ハードウェアに相当する装置、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせとして具体化され得る。図5の処理フロー図500の510では、ユーザ端末は、符号化されたパリティビットと結合された情報ワードを無線通信構成要素から受信する。
【0018】
図4では、コントローラは、情報ワードと結合されたパリティビットを符号化するために用いられる構成指示ビットのセットを特定するために用いられる機能422を含む。コントローラは、また、パリティビットを符号化するために用いられる構成指示ビットのセットに基づいて通信構成を判定するために用いられる機能424を含む。一実施形態では、コントローラは、パリティビットを符号化するために用いられる構成指示ビットのセットに基づいて、情報ワードの構成と符号化されたパリティビットとの結合が送信される無線通信構成要素の通信構成を判定するように構成される。他の実施形態では、コントローラは、パリティビットを符号化するために用いられる構成指示ビットのセットに基づいて、無線通信ユーザ端末の通信構成を判定するように構成される。
【0019】
図5の520に例示的に示された特定の実施形態では、ユーザ端末は、符号化されたパリティビットからパリティビットを復号化する。一実施形態では、パリティビットは、符号化されたパリティビットと、構成指示ビットのセットとの排他的論理和を行うことにより復号化される。530において、ユーザ端末は、復号化されたパリティビットを用いて情報ワードのエラー検出を行う。一実施形態では、ユーザ端末は、構成指示ビットの各可能性のあるセットに対して排他的論理和を行う。無線通信構成要素の通信構成を示す構成指示ビットのセットは、情報ワードで検出されたエラーが比較的少ない構成指示ビットのセットに対応する。例えば、検出されたエラーは、ゼロ、又は他の構成指示ビットに関連する検出されたエラーより少なくとも少ない。無線通信構成要素の通信構成は、多くとも構成指示ビットの1セットにより示される。
【0020】
本発明の開示及び本発明の開示の最良の形態は、当業者が本発明を実現し利用できるように説明してきたが、本明細書中に開示した例示の実施形態には等価なものが存在すること、また、修正や変更が、例示の実施形態ではなく追記の請求項によって限定される本発明の範囲及び技術思想から逸脱することなくなし得ることを理解し認識されたい。
【符号の説明】
【0021】
200:無線通信基盤構成要素、210:送受信機、220:コントローラ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信構成を有する無線通信基盤構成要素であって、
送受信機と、
前記送受信機と通信可能に接続されたコントローラとを備え、
前記コントローラは、情報ワードに基づいてパリティビットを生成するように構成され、
前記コントローラは、前記無線通信基盤構成要素の前記通信構成に基づいて前記パリティビットを符号化するように構成され、
該符号化されたパリティビットは、前記情報ワードと結合され、
前記通信構成は、基準シンボル情報を含む、無線通信基盤構成要素。
【請求項2】
前記コントローラは、前記パリティビットと、前記無線通信基盤構成要素の通信構成に対応する構成指示ビットのセットとの排他的論理和を行うことにより、前記パリティビットを符号化するように構成される、請求項1に記載の無線通信基盤構成要素。
【請求項3】
前記コントローラは、前記パリティビットと前記情報ワードとを連結することにより、前記情報ワードと前記パリティビットとを結合するように構成される、請求項1に記載の無線通信基盤構成要素。
【請求項4】
前記コントローラは、チャネル符号化された情報ワードと符号化パリティビットとが送信される前に、結合された情報ワードと符号化パリティビットとをチャネル符号化するように構成される、請求項1に記載の無線通信基盤構成要素。
【請求項5】
前記無線通信基盤構成要素は、基地局である、請求項1に記載の無線通信基盤構成要素。
【請求項6】
前記通信構成は、動的に変更可能であり、
前記コントローラは、前記無線通信基盤構成要素の新たな通信構成に基づいてパリティビットを符号化するように構成される、請求項1に記載の無線通信基盤構成要素。
【請求項7】
無線通信ユーザ端末であって、
送受信機と、
前記送受信機と通信可能に接続されるコントローラとを備え、
前記コントローラは、情報ワードと結合されるパリティビットを符号化するために用いられる構成指示ビットのセットを特定するように構成され、
該符号化されるとともに情報ワードと組み合わされたパリティビットは、コントローラが構成ビットを特定する前に、送受信機により無線通信基盤構成要素から受信され、
前記コントローラは、前記パリティビットを符号化するために用いられる構成指示ビットのセットに基づいて通信構成を判定するように構成され、
前記通信構成は、基準シンボル情報を含む、無線通信ユーザ端末。
【請求項8】
前記コントローラは、前記符号化されたパリティビットと、構成指示信号のセットとの排他的論理和を行うことにより、符号化されたパリティビットを復号化するように構成され、
前記コントローラは、前記復号化後のパリティビットを用いて、情報ワードのエラー検出を行い、情報ワードで検出されたエラーが比較的少ない場合に、前記構成指示ビットのセットは通信構成を示す、請求項7に記載の無線通信ユーザ端末。
【請求項9】
前記コントローラは、符号化されたパリティビットと、構成指示ビットの少なくとも2つのセットとの排他的論理和を行うことにより、符号化されたパリティビットから前記パリティを復号化して、対応するパリティビットのセットを生成し、
前記コントローラは、前記復号化後のパリティビットの各セットを用いて、情報ワードのエラー検出を行うように構成され、
前記構成指示ビットの特定されたセットは、情報ワードの検出されたエラーが比較的少ないパリティビットのセットを生成するために用いられる構成指示ビットのセットに対応しており、
前記通信構成は、多くとも構成指示ビットの1セットにより示される、請求項7に記載の無線通信ユーザ端末。
【請求項10】
前記コントローラは、前記パリティビットを符号化するために用いられる構成指示ビットのセットに基づいて無線通信基盤構成要素の通信構成を判定するように構成される、請求項7に記載の無線通信ユーザ端末。
【請求項11】
前記コントローラは、前記パリティビットを符号化するために用いられる構成指示ビットのセットに基づいて無線通信ユーザ端末の通信構成を判定するように構成される、請求項7に記載の無線通信ユーザ端末。
【請求項12】
通信構成を有する無線基地局であって、
送受信機と、
前記送受信機と通信可能に接続されたコントローラとを備え、
前記コントローラは、情報ワードに基づいてパリティビットを生成するように構成され、
前記コントローラは、前記無線基地局の前記通信構成に基づいて前記パリティビットを符号化するように構成され、
該符号化されたパリティビットは、前記送受信機によって送信の前記情報ワードと結合され、
前記通信構成は、複数の搬送波構成の場合における搬送波情報である、無線基地局。
【請求項13】
通信構成を有する無線基地局であって、
送受信機と、
前記送受信機と通信可能に接続されたコントローラとを備え、
前記コントローラは、情報ワードに基づいてパリティビットを生成するように構成され、
前記コントローラは、前記無線基地局の前記通信構成に基づいて前記パリティビットを符号化するように構成され、
該符号化されたパリティビットは、前記送受信機によって送信の前記情報ワードと結合され、
前記通信構成は、重畳チャネル送信の存在を示す、無線基地局。
【請求項14】
通信構成を有する無線基地局であって、
送受信機と、
前記送受信機と通信可能に接続されたコントローラとを備え、
前記コントローラは、情報ワードに基づいてパリティビットを生成するように構成され、
前記コントローラは、前記無線基地局の前記通信構成に基づいて前記パリティビットを符号化するように構成され、
該符号化されたパリティビットは、前記送受信機によって送信の前記情報ワードと結合され、
前記通信構成は、ダウンリンク周波数資源及びアップリンク周波数資源に対する対称性情報を示す、無線基地局。
【請求項15】
通信構成を有する無線基地局であって、
送受信機と、
前記送受信機と通信可能に接続されたコントローラとを備え、
前記コントローラは、情報ワードに基づいてパリティビットを生成するように構成され、
前記コントローラは、前記無線基地局の前記通信構成に基づいて前記パリティビットを符号化するように構成され、
該符号化されたパリティビットは、前記送受信機によって送信の前記情報ワードと結合され、
前記通信構成は、スペクトル近接情報を示す、無線基地局。
【請求項16】
通信構成を有する無線基地局であって、
送受信機と、
前記送受信機と通信可能に接続されたコントローラとを備え、
前記コントローラは、情報ワードに基づいてパリティビットを生成するように構成され、
前記コントローラは、前記無線基地局の前記通信構成に基づいて前記パリティビットを符号化するように構成され、
該符号化されたパリティビットは、前記送受信機によって送信の前記情報ワードと結合され、
前記通信構成は、フレーム構成又はスロット構成の期間を示す、無線基地局。
【請求項17】
通信構成を有する無線基地局であって、
送受信機と、
前記送受信機と通信可能に接続されたコントローラとを備え、
前記コントローラは、情報ワードに基づいてパリティビットを生成するように構成され、
前記コントローラは、前記無線基地局の前記通信構成に基づいて前記パリティビットを符号化するように構成され、
該符号化されたパリティビットは、前記送受信機によって送信の前記情報ワードと結合され、
前記通信構成は、対のスペクトル動作又は対ではないスペクトル動作を示す、無線基地局。
【請求項18】
通信構成を有する無線基地局であって、
送受信機と、
前記送受信機と通信可能に接続されたコントローラとを備え、
前記コントローラは、情報ワードに基づいてパリティビットを生成するように構成され、
前記コントローラは、前記無線基地局の前記通信構成に基づいて前記パリティビットを符号化するように構成され、
該符号化されたパリティビットは、前記送受信機によって送信の前記情報ワードと結合され、
前記通信構成は、基地局へのアクセスの許可可能性を示す、無線基地局。
【請求項19】
通信構成を有する無線基地局であって、
送受信機と、
前記送受信機と通信可能に接続されたコントローラとを備え、
前記コントローラは、情報ワードに基づいてパリティビットを生成するように構成され、
前記コントローラは、前記無線基地局の前記通信構成に基づいて前記パリティビットを符号化するように構成され、
該符号化されたパリティビットは、前記送受信機によって送信の前記情報ワードと結合され、
前記通信構成は、送信されるパイロットシンボル又は基準シンボルの種類及び数のうちのいずれか一方を示す、無線基地局。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−42519(P2013−42519A)
【公開日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−216389(P2012−216389)
【出願日】平成24年9月28日(2012.9.28)
【分割の表示】特願2011−506502(P2011−506502)の分割
【原出願日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【出願人】(510284071)モトローラ モビリティ エルエルシー (50)
【氏名又は名称原語表記】MOTOROLA MOBILITY LLC
【Fターム(参考)】