説明

無線通信システム及び端末情報受信装置

【課題】 無線端末装置の位置に関する情報を高速に収集する無線通信システム及び端末情報受信装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
無線端末装置PSと無線で通信し、IP網21へ接続する複数の無線基地局装置CSと、IP網21と接続され、無線端末装置PSの位置に係る情報を収集する位置情報収集サーバ10と、無線端末装置PSが送信する電波を受信し、無線端末装置PSの位置に係る情報をIP網21を介して位置情報収集サーバ10へ送信する端末情報受信装置Rとを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動する無線端末装置の位置情報の収集に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話やPHS(Personal Handy-phone System)などの無線端末装置が通信を行う無線通信システムでは、無線基地局装置と無線で通信可能なセルとも称される無線ゾーンが多数隣接することにより通信可能なエリアを形成している。無線端末装置は、自らの移動に伴って通信エリア内で無線ゾーンを変更しながら移動する。この移動の際に、無線端末装置が通信を継続しながら無線ゾーンを変更するハンドオーバという技術が知られている。
【0003】
通常、ハンドオーバは、無線端末装置がハンドオーバ先となる無線基地局装置を探索する。例えば、無線端末装置が受信する複数の無線基地局装置からの電波を基に、最も電波状況の良い無線基地局装置へ無線端末装置がハンドオーバ要求を行う。このハンドオーバ要求を受信した無線基地局装置は、無線リソースに空きがあればハンドオーバを許可するが、無線リソースに空きが無い場合は、ハンドオーバを許可しない。ハンドオーバを許可されなかった無線端末装置は、他の無線基地局装置へハンドオーバ要求を行い、ハンドオーバを許可されるまでハンドオーバ先となる無線基地局装置の探索を行う。
【0004】
無線ゾーンが狭いマイクロセルで形成される無線通信システムで無線端末装置が移動する場合、無線ゾーンが狭いため無線端末装置が同一の無線ゾーンに滞在する時間が短くなり、ハンドオーバが頻発することになる。また、無線端末装置の移動速度が高速である場合は、ハンドオーバが完了する前に次の無線ゾーンへ移動するため、ハンドオーバすることが必要になった時からハンドオーバが完了するまでの一連のハンドオーバの処理を短時間で完了させる必要がある。
【0005】
このハンドオーバの処理時間を短縮するために、ハンドオーバ先の予測を行う技術がある。このハンドオーバ先を予測するためには、無線端末装置の位置情報が必要となる。ハンドオーバ先を予測するために無線端末装置の位置情報を収集する技術として、例えば特許文献1が知られている。
【特許文献1】特開2008−22309号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記の特許文献1に記載の技術は、無線端末装置の位置に関する情報を無線基地局装置を経由して収集するため、無線端末装置の位置情報を収集する経路は、音声通信のデータやデータ通信のデータと同じ通信経路を用いることとなり、音声通信のデータ、データ通信のデータ、および無線端末装置の位置情報の合計3種類のデータが限られた無線リソースを用いなくてはならない。従って、音声通信のデータやデータ通信のデータの通信品質へ影響を与えてはならず、無線端末装置の位置情報を収集する場合、音声通信のデータやデータ通信のデータよりも優先度が低くなり、同じ通信経路、すなわち無線基地局を経由する場合、無線端末装置の位置に関する情報を高速に収集することができないという問題がある。
【0007】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、無線端末装置の位置情報を高速に収集する無線通信システム及び端末情報受信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明による無線通信システムは、無線端末装置と無線で通信しIP網へ接続する複数の無線基地局装置と、前記IP網と接続され、前記無線端末装置の位置に係る情報を収集する位置情報収集サーバと、前記無線端末装置が送信する電波を受信し、前記無線端末装置の位置に係る情報を前記IP網を介して前記位置情報収集サーバへ送信する端末情報受信装置とを有することを特徴とする。
【0009】
また、上記目的を達成するために、本発明による端末情報受信装置は、無線端末装置と無線で通信しIP網へ接続する複数の無線基地局装置と、前記無線端末装置の位置情報を収集する位置情報収集サーバとを有する無線通信システムに備えられた端末情報受信装置であって、前記無線端末装置が送信する電波を受信する無線受信部と、前記無線受信部によって受信した電波から、前記無線端末装置の識別情報を抽出する端末情報抽出部と、前記端末情報抽出部により抽出された無線端末装置の識別情報と自らの端末情報受信装置の情報とを含む前記無線端末装置の位置情報を生成する位置情報生成部と、前記位置情報生成部により生成された前記無線端末装置の位置情報を前記位置情報収集サーバへ送信するインタフェース部とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、無線端末装置の位置情報を高速に収集する無線通信システム及び端末情報受信装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。
【実施例1】
【0012】
図1は、本発明の一実施の形態を示す無線通信システムの概念図である。
無線通信システムには、無線端末装置PSと無線で通信する無線基地局装置CS1、CS2、無線端末装置PSから送信される電波を受信する端末情報受信装置R1、R2、R3、収集された無線端末装置PSの位置情報を記憶する位置情報収集サーバ10、通信事業者が提供するIP網である事業者IP網21、インターネット22、複数の無線基地局装置CS(CS1、CS2共通)を制御する無線基地局制御装置40、異種ネットワーク間を中継接続するゲートウェイ装置GWが設けられている。
【0013】
事業者IP網21には、無線基地局制御装置40が備えられ、無線基地局制御装置40には、無線基地局装置CS1、CS2および端末情報受信装置R1、R2、R3が接続されている。無線基地局制御装置40と端末情報受信装置R1、R2、R3との間の通信線として、例えば光ファイバが使用される。また、事業者IP網21には、位置情報収集サーバ10およびゲートウェイ装置GWが接続され、ゲートウェイ装置GWを介してインターネット22に接続されている。
【0014】
無線端末装置PSは、無線基地局装置CSが形成する無線ゾーン内で無線基地局装置CSと無線通信を行う。端末情報受信装置Rは、無線基地局装置CSとは異なる場所に多数設置され、無線端末装置PSから送信される電波を受信し、その電波に含まれる無線端末装置PSの識別情報を抽出して、抽出した識別情報と端末情報受信装置Rで受信したという情報とから無線端末装置PSの位置情報を生成し、その無線端末装置PSの位置情報を位置情報収集サーバ10に送信するようになっている。また、無線基地局制御装置40は、複数の無線基地局装置CSを統括し、夫々の無線基地局装置CSを制御するものである。
【0015】
図2は、無線通信システムに設けられた端末情報受信装置R(R1乃至R3共通)の構成を示すブロック図である。
端末情報受信装置Rには、無線受信部31、端末情報抽出部32、位置情報生成部33、およびインタフェース部34が備えられている。端末情報受信装置Rは、無線端末装置PSが無線基地局装置CSと無線通信を行う無線信号を無線受信部31で受信し、受信した無線信号から端末情報抽出部32によって無線端末装置PSの識別情報を抽出し、位置情報生成部33によって、自らの端末情報受信装置Rの情報と無線端末装置PSの識別情報とを含む無線端末装置PSの位置情報を生成し、その位置情報をインタフェース部34から位置情報収集サーバ10へ送信する。
【0016】
このような構成の端末情報受信装置Rは、電波の出力を行わない受信専用の装置であり既存の無線通信システムの電波に影響を与えることがない。また、受信専用の装置であるため安価で小型の装置にすることが可能であることから、設置場所の制約が少なく、あらゆる場所に多数設置することができる。また、位置情報を収集するにあたり、無線端末装置PSは、通常の無線通信を行うだけであり、例えば、自らの無線端末装置PSが何処に居るのかの情報を取得するなどの必要がないため、無線端末装置PSに備えられたバッテリーの消耗を抑えることが可能である。
【0017】
図3は、無線通信システムに設けられた位置情報収集サーバ10の構成を示すブロック図である。
位置情報収集サーバ10には、インタフェース部11、位置情報更新部12、および位置情報テーブル13が備えられている。位置情報収集サーバ10は、事業者IP網21を介して端末情報受信装置Rから無線端末装置PSの位置情報をインタフェース部11で受信し、位置情報更新部12によって無線端末装置PSの位置情報を位置情報テーブル13に記憶させることにより、位置情報テーブル13に無線端末装置PSの最新の位置情報を反映するように更新する。
【0018】
ここで、図4を参照して位置情報テーブル13の一例について説明する。
位置情報テーブル13は、無線端末装置PS(PS1乃至PS7共通)の位置情報を示すテーブルであり、本実施例では、どの端末情報受信装置Rの付近にどの無線端末装置PSが位置しているかを位置情報としている。図4の例では、端末情報受信装置R1の付近には、無線端末装置PS1、PS5が位置しており、端末情報受信装置R2の付近には、無線端末装置PS2、PS3が位置していることを示している。その他の端末情報受信装置Rについても、付近に位置する無線基地局装置PSの情報が示されているものである。
【0019】
例えば、端末情報受信装置R(R1乃至R3)は、半径50m以内の範囲に無線端末装置PSが位置することを検出することができる場合、端末情報受信装置R1の半径50m以内の範囲には、無線端末装置PS1、PS5が位置しているということがわかる。なお、図4の例では、端末情報受信装置R毎にその付近に位置する無線端末装置PSを記憶するようにしたが、端末情報受信装置Rの絶対位置毎にその付近に位置する無線端末装置PSを記憶するようにしたり、端末情報受信装置Rから受信した位置情報を基に、位置情報収集サーバ10が他の情報と組み合わせたり演算したりする等して他のデータ形式で記憶するようにしてもよい。
【0020】
次に、図5を参照して、無線端末装置PSの移動に伴って端末情報受信装置Rが位置情報を抽出し、位置情報収集サーバ10が位置情報を収集する処理について説明する。
まず、無線端末装置PSが端末情報受信装置R1の付近に位置すると、端末情報受信装置R1は無線端末装置PSから送信された電波を受信する(S101)。端末情報受信装置R1が無線端末装置PSから送信された電波を受信すると、その電波に含まれる無線端末装置PSの識別情報を抽出し、抽出した無線端末装置PSの識別情報と自らの端末情報受信装置R1の情報とを含んだ情報を無線端末装置PSの位置に係る情報、すなわち位置情報を生成し(S102)、その位置情報を位置情報収集サーバ10へ送信する(S103)。位置情報を受信した位置情報収集サーバ10は、その位置情報を位置情報テーブル13に反映するように更新する(S104)。
【0021】
無線端末装置PSが端末情報受信装置R2の付近に移動すると(S105)、端末情報受信装置R2は無線端末装置PSから送信された電波を受信する(S106)。端末情報受信装置R2が無線端末装置PSから送信された電波を受信すると、その電波に含まれる無線端末装置PSの識別情報を抽出し、抽出した無線端末装置PSの識別情報と自らの端末情報受信装置R2の情報とを含んだ情報を無線端末装置PSの位置に係る情報、すなわち位置情報を生成し(S107)、その位置情報を位置情報収集サーバ10へ送信する(S108)。位置情報を受信した位置情報収集サーバ10は、その位置情報を位置情報テーブル13に反映するように更新する(S109)。
【0022】
さらに、無線端末装置PSが端末情報受信装置R3の付近に移動すると(S110)、端末情報受信装置R3は無線端末装置PSから送信された電波を受信する(S111)。端末情報受信装置R3が無線端末装置PSから送信された電波を受信すると、その電波に含まれる無線端末装置PSの識別情報を抽出し、抽出した無線端末装置PSの識別情報と自らの端末情報受信装置R3の情報とを含んだ情報を無線端末装置PSの位置に係る情報、すなわち位置情報を生成し(S112)、その位置情報を位置情報収集サーバ10へ送信する(S113)。位置情報を受信した位置情報収集サーバ10は、その位置情報を位置情報テーブル13に反映するように更新する(S114)。
【0023】
このように、無線端末装置PSが無線通信している電波を受信する端末情報受信装置Rを無線通信の経路とは別に設けたことにより、位置情報収集サーバ10は、無線端末装置PSの位置に係る情報のみをより短時間で収集することができる。また、端末情報受信装置Rは、無線端末装置PSが無線通信している電波の受信、および受信した電波から無線端末装置PSの識別情報の抽出のみを行うため、安価で小型の装置とすることができることから、無線基地局装置CSが端末情報受信装置Rの機能を行うように構成するよりも、端末情報受信端末Rを多数設置可能であるとともに、設置場所の選択肢が広がるという利点がある。従って、無線端末装置PSのより詳細な位置情報を収集することができる。
【0024】
そして、無線端末装置PSの位置に係る情報を無線通信の経路とは別の経路で送信するため、無線通信のリソースを圧迫しなくて済む。さらに、位置情報を収集するにあたり、無線端末装置PSは、無線通信以外に位置情報を収集するための特別の処理を行う必要がないため、無線端末装置PSに備えられたバッテリーの消耗を抑えることが可能である。
【0025】
以上のような構成により無線端末装置PSの位置情報を収集することにより、リアルタイムの無線端末装置PSの位置情報に基づいて無線端末装置PSのハンドオーバ先となる無線基地局装置CSを予測するための情報として役立てることができる。
【0026】
(変形例1−1)
実施例1では、端末情報受信装置Rが無線基地局制御装置40に接続される構成について示したが、図6に示すように、端末情報受信装置Rは、LAN(Local Area Network)を利用してインターネット22に接続し、インターネット22経由で位置情報を位置情報収集サーバ10へ送信するようにしてもよい。
【0027】
その場合、端末情報受信装置Rが備えるインタフェース部34は、実施例1で無線基地局制御装置40へ接続していた代わりに、インターネット22へ接続するように構成される。
【0028】
このようにすることで、端末情報受信装置Rを無線通信システムに設置する際に、既に敷設されているLAN環境があればインターネットへ接続することができ、位置情報収集サーバ10に無線端末装置PSの位置情報を送信することができる。したがって、実施例1に比べて、端末情報受信装置Rをより多くの場所に設置することができる。
【0029】
なお、本発明は、以上の構成に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、端末情報受信装置Rは、実施例1で説明した無線基地局制御装置40へ接続する構成のものと、変形例1−1で説明したLANを利用してインターネット22に接続する構成のものと、両方の構成の端末情報受信装置Rが共存するようにしてもよい。これらの端末情報受信装置Rが共存するように無線通信システムを構成することで、端末情報受信装置Rの設置場所に柔軟に対応することができる。
【0030】
その他の変形として、位置情報収集サーバ10の機能は、無線基地局制御装置40に備えるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施例1に係る無線通信システムの構成を示した概念図。
【図2】本発明の実施例1に係る無線通信システムが有する端末情報受信装置の構成を示したブロック図。
【図3】本発明の実施例1に係る無線通信システムが有する位置情報収集サーバの構成を示したブロック図。
【図4】本発明の実施例1に係る位置情報収集サーバが記憶する位置情報テーブルの一例を示した図。
【図5】本発明の実施例1に係る無線通信システムにおける無線端末装置の位置情報を収集する処理を示すシーケンス図。
【図6】本発明の変形例1−1に係る無線通信システムの構成を示した概念図。
【図7】本発明の変形例1−1に係る端末情報受信装置の構成を示した図。
【符号の説明】
【0032】
R,R1,R2,R3…端末情報受信装置、CS,CS1,CS2…無線基地局装置、GW…ゲートウェイ装置、10…位置情報収集サーバ、11、34…インタフェース部、12…位置情報更新部、13…位置情報テーブル、21…事業者IP網、22…インターネット、31…無線受信部、32…端末情報抽出部、33…位置情報生成部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線端末装置と無線で通信しIP網へ接続する複数の無線基地局装置と、
前記IP網と接続され、前記無線端末装置の位置情報を収集する位置情報収集サーバと、
前記無線端末装置が送信する電波を受信し、前記無線端末装置の位置情報を前記IP網を介して前記位置情報収集サーバへ送信する端末情報受信装置と
を有することを特徴とする無線通信システム。
【請求項2】
前記端末情報受信装置には、
前記無線端末装置が送信する電波を受信する無線受信部と、
前記無線受信部によって受信した電波から、前記無線端末装置の識別情報を抽出する端末情報抽出部と、
前記端末情報抽出部により抽出された無線端末装置の識別情報と自らの端末情報受信装置の情報とを含む前記無線端末装置の位置情報を生成する位置情報生成部と、
前記位置情報生成部により生成された前記無線端末装置の位置情報を前記位置情報収集サーバへ送信するインタフェース部と
を備えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
【請求項3】
前記位置情報収集サーバには、
前記無線端末装置の位置情報を更新可能に記憶する位置情報テーブルと、
前記端末情報受信装置から前記無線端末装置の位置情報を受信すると、前記情報を反映するように前記位置情報テーブルを更新する位置情報更新部と
を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信システム。
【請求項4】
前記端末情報受信装置は、インターネットに接続し、前記IP網を介して位置情報収集サーバへ前記無線端末装置の位置情報を送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信システム。
【請求項5】
無線端末装置と無線で通信しIP網へ接続する複数の無線基地局装置と、前記無線端末装置の位置情報を収集する位置情報収集サーバとを有する無線通信システムに備えられた端末情報受信装置であって、
前記無線端末装置が送信する電波を受信する無線受信部と、
前記無線受信部によって受信した電波から、前記無線端末装置の識別情報を抽出する端末情報抽出部と、
前記端末情報抽出部により抽出された無線端末装置の識別情報と自らの端末情報受信装置の情報とを含む前記無線端末装置の位置情報を生成する位置情報生成部と、
前記位置情報生成部により生成された前記無線端末装置の位置情報を前記位置情報収集サーバへ送信するインタフェース部と
を備えることを特徴とする端末情報受信装置。
【請求項6】
前記端末情報受信装置は、インターネットに接続し、前記IP網を介して位置情報収集サーバへ前記無線端末装置の位置に係る情報を送信することを特徴とする請求項5に記載の端末情報受信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−118835(P2010−118835A)
【公開日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−289795(P2008−289795)
【出願日】平成20年11月12日(2008.11.12)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】