説明

状況記録装置

【課題】筆記メモや録音では適確に保存できない種の情報をその場で簡便に記録し残すことができるツールを提供する。
【解決手段】その場に存在する事物を撮影またはスキャンするイメージセンサと、前記イメージセンサを介して取得した画像を記憶する記憶デバイスと、前記記憶デバイスに記憶した画像を所要の媒体に印刷するプリンタとを、携行可能な筐体11に実装して一体化してなる状況記録装置1を構成した。本状況記録装置1によれば、現場の状況、雰囲気、相手の評価、聴衆の反応や、ホワイトボード等への肉筆による書き込みを、現場で簡便に記録することができる。のみならず、現場で撮影またはスキャンした画像を、その場で入手可能な手近な媒体、例えば資料の余白等に即時的に印刷して残しておくことが可能になる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、その場に存在する事物やその場の状況を簡便に記録することのできる状況記録装置に関する。
【背景技術】
【0002】
会議やプレゼンテーション、商品のプロモーション等における、現場の雰囲気、臨場感や、相手の表情、身振り手振り等から伝わってくる相手の評価(受け)あるいは聴衆の反応は、その会議、プレゼンテーションまたはプロモーション等の成否判断に貴重な情報であり、事後に役立てるべくこれを記録しておく必要性が認められる。
【0003】
旧来、この種の情報の記録は筆記メモに頼ることが専らであったが、近時では携行可能なICボイスレコーダ(例えば、下記特許文献を参照)が比較的安価で入手可能であり、現場で録音による記録を行うことも少なくない。
【0004】
しかしながら、筆記メモによって、または録音によっても、現場の状況を必要十分に記録し事後的に再現することは容易でない。
【0005】
現場をビデオ撮影することも考えられるものの、三脚等を使用してビデオカメラを設営、撮影後にはビデオカメラを撤収、さらには撮影したビデオ映像を編集してDVD等の光学ディスクへ保存するというように、少なからぬ工数を経ることとなり、大掛かりで煩瑣になる。
【特許文献1】特開2007−325392号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記の問題に初めて着目してなされたものであって、筆記メモや録音では適確に保存できない種の情報を簡便に記録して残し、現場の臨場感を伝えることができる有益なツールを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明では、その場に存在する事物を撮影またはスキャンするイメージセンサと、前記イメージセンサを介して取得した画像を記憶する記憶デバイスと、前記記憶デバイスに記憶した画像を出力する出力デバイスとを、携行可能な筐体に実装して一体化してなる状況記録装置を構成した。ここで、画像とは、静止画像または動画像をいう。並びに、出力とは、前記画像を人の視聴覚に訴えかける態様で出力することをいう。特に、本状況記録装置の外部に存在する物への出力、例えば所要の媒体(紙媒体を含む印刷可能な物品一般)に印刷したりスクリーンや壁面等に投影(プロジェクション)したりすることが想定される。
【0008】
本状況記録装置によれば、現場の状況、雰囲気、相手の評価、聴衆の反応や、ホワイトボード、紙葉またはその他の物品への肉筆による書き込み等を、現場で簡便に記録することができ、またその現場の臨場感を後に伝えることができる。
【0009】
前記出力デバイスが、その場で入手可能な媒体に印刷出力を行うものであれば、現場で撮影またはスキャンした画像を手近な媒体、例えば会議/プレゼンテーション/プロモーション用の資料の余白等に即時的に出力して残しておくことができる。会議/プレゼンテーション/プロモーション用の資料と、その現場の状況の記録とを同一の媒体に一体的にまとめておくことができるため、事後の分析に役立てやすい上、余分な紙の消費が抑えられて省資源にも寄与し得る。
【0010】
前記出力デバイスが自動給紙機構を有しておらず、その場で入手可能な媒体の表面に前記筐体を当接または近接させた状態で印刷出力を行うものであれば、出力デバイスの実装が単純化し、状況記録装置の製造コストの面で有利である。
【0011】
前記イメージセンサで撮影して前記記憶デバイスに記憶している動画像を読み出し、この動画像に含まれる複数のフレームを配列して一枚の静止画像としたフレーム配列画像を生成して記憶デバイスに記憶させる画像処理部を具備し、前記出力デバイスが、前記画像処理部で生成して前記記憶デバイスに記憶しているフレーム配列画像を所要の媒体に出力するものであれば、動画像の内容を印刷した媒体によって一目で確認することができ、現場の状況や雰囲気等を事後的に分析または検証するために特に好適となる。
【0012】
前記記憶デバイスに記憶している画像を出力して視認可能とするディスプレイをも前記筐体に実装して一体化していれば、印刷される画像を印刷前に確認すること等が可能となり、利便性の向上に資する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、筆記メモや録音では適確に保存できない種の情報を簡便に記録し残すことができ、現場の臨場感を伝えることが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。本実施形態の状況記録装置1は、その場に存在する事物を撮影またはスキャンするイメージセンサ1iと、イメージセンサ1iを介して取得した撮影画像またはスキャン画像を記憶する記憶デバイス1b、1cと、記憶デバイス1b、1cに記憶している画像を表示して視認可能なディスプレイ1eと、記憶デバイス1b、1cに記憶した画像を所要の媒体2に印刷出力する出力デバイス1jとを、携行可能な筐体11に実装して一体化してなる。
【0015】
より具体的に述べると、状況記録装置1は、図1ないし図4に示すように、プロセッサ1a、メインメモリ1b、補助記憶デバイス1c、表示制御デバイス1d、ディスプレイ1e、操作入力デバイス1f、マイク1g、スピーカ1h、イメージセンサ1i、プリンタ1j及びI/Oインタフェース1k、通信インタフェース1l等のハードウェア資源を備えており、これらがコントローラ1mにより制御されて連携動作する。
【0016】
補助記憶デバイス1cは、リードオンリーメモリ、フラッシュメモリ、光学ディスクドライブ、ハードディスクドライブ、その他である。フラッシュメモリは、筐体11に設けたスロットに挿脱されるカートリッジであることがある。
【0017】
表示制御デバイス1dは、プロセッサ1aより受けた描画指令を基に表示させるべき画像データを生成してディスプレイ1eに向けて送出するグラフィクスプロセッサ、画像データ等を一時記憶しておくビデオメモリ等を要素とする。
【0018】
操作入力デバイス1fは、手指で操作可能な押下ボタン、レバー、キーボードや、タッチパネル、マウス、トラックパッド等のポインティングデバイスである。タッチパネルは、ディスプレイ1eに重なり合っていることがある。
【0019】
イメージセンサ1iは、例えばCCDやCMOS等の固体撮像素子である。イメージセンサ1iにより、静止画像及び動画像の撮影が可能である。
【0020】
プリンタ1jは、感熱紙に印刷可能なダイレクトサーマルプリンタ、インクリボンを使用する熱転写プリンタまたは昇華型プリンタ、微適化したインクを吹き付けるインクジェットプリンタ等、種々の方式のものを採用することができる。本実施形態では、筐体11に対して相対的に変位し得る可動のプリンタヘッド(シリアルヘッドまたはラインヘッド)12を筐体11に内蔵する一方、自動給排紙機構を設けていない。
【0021】
通信インタフェース1lは、無線LANトランシーバやNIC(Network Interface Card)に代表されるが、これ以外にUSB(Universal Serial Bus)等のインタフェースを実装してもよい。
【0022】
プロセッサ1aで実行されるべきプログラムは補助記憶デバイス1cに記憶されており、プログラムの実行の際に補助記憶デバイス1cからメインメモリ1bに読み込まれ、プロセッサ1aによって解読される。しかして、状況記録装置1は、プログラムに従い上記ハードウェア資源を作動して、図5に示す情報取得部101、情報記憶部102、画像処理部103、情報再生部104及び情報出力部105としての機能を発揮する。
【0023】
情報取得部101は、その場に存在する事物をイメージセンサ1iを介して撮影またはスキャンし、その撮影画像またはスキャン画像を得る。この画像は、静止画像であってもよく、動画像であってもよい。また、必要に応じ、その場の音声をマイク1gを介して録音する。
【0024】
情報記憶部102は、記憶デバイスたるメインメモリ1bまたは補助記憶デバイス1cの所要の記憶領域を利用して、情報取得部101で取得した画像及び/または音声を記憶する。並びに、情報記憶部102は、メインメモリ1bまたは補助記憶デバイス1cの所要の記憶領域を利用して、下記画像処理部103で生成したフレーム配列画像3をも記憶する。
【0025】
画像処理部103は、情報記憶部102に記憶している動画像を読み出し、この動画像に含まれる複数のフレーム31、32、33、34を配列して一枚の静止画像としたフレーム配列画像3を生成する。フレーム配列画像3の例を、図6に示す。フレーム配列画像3は、単一のまたは一連の動画像ファイルに含まれるフレームから所定枚数のフレーム31、32、33、34を選出し、それらフレーム31、32、33、34を時系列順に並べて連接したもので、図6の例では四枚のフレーム31、32、33、34をいわゆる四コマ漫画の如く縦横に並べている。フレーム配列画像3の要素となるフレーム31、32、33、34を選び出す処理は自動で実行してもよいが、ユーザ自身の手によって所望のフレーム31、32、33、34を選ばせてもよい。前者の場合、例えば動画像の再生時間をフレームの必要枚数で等分し、各時間区分において代表的なフレーム(最先のフレーム、最後のフレーム、ちょうど中間時点のフレーム、キーフレーム等)をフレーム配列画像3の要素31、32、33、34として選出するか、またはランダムに必要枚数のフレーム31、32、33、34を選出する。後者の場合、下記情報再生部104の機能を以てディスプレイ1eの画面に動画像を表示しつつ、ユーザが必要枚数のフレーム31、32、33、34を選択指定する操作を操作入力デバイス1fを介して受け付ける。生成したフレーム配列画像3は、情報記憶部102に記憶させる。
【0026】
情報再生部104は、情報記憶部102に記憶している画像(フレーム配列画像3を含む)を読み出し、この画像を図6に示すようにディスプレイ1eの画面に表示して出力する。また、必要に応じ、情報記憶部102に記憶している音声を読み出し、スピーカ1hから出力する。
【0027】
情報出力部105は、情報記憶部102に記憶している画像(フレーム配列画像3を含む)を読み出し、出力デバイスを介して出力する。本実施形態では、出力デバイスたるプリンタ1jを介して所要の媒体2に印刷する。
【0028】
本実施形態の状況記録装置1の使用方法を述べる。ユーザは、図7に示すような会議、プレゼンテーション、プロモーション等の現場において、操作入力デバイス1fを操作して、その場に存在する人物や物品、ホワイトボードや紙葉等を撮影またはスキャンするべき旨の指示を入力する。これを受け付けた状況記録装置1は、イメージセンサ1iを介して静止画像または動画像を取得し、メインメモリ1bまたは補助記憶デバイス1cに記憶する。
【0029】
特に、動画像の撮影を行った際には、フレーム配列画像3を生成することが可能である。状況記録装置1は自動的に、またはユーザの操作入力を受けてフレーム配列画像3を生成し、生成したフレーム配列画像3をメインメモリ1bまたは補助記憶デバイス1cに記憶する。
【0030】
しかる後、ユーザは、その現場で入手可能な媒体2、例えば会議/プレゼンテーション/プロモーション用等の配布済みの資料の余白等に、撮影画像、スキャン画像またはフレーム配列画像3を印刷する。本実施形態では、筐体11を複数個のパーツで構成し、これらパーツをヒンジ、スライド機構等を介して開閉動作可能に連結している。通常時、筐体11は閉じており、プリンタ1jのヘッド12等を遮蔽している。ユーザは、筐体11を開いてプリンタヘッド12を露出させ、図4及び図8に示しているようにその筐体11を媒体2に当接または近接させてプリンタヘッド12を媒体2の表面に臨ませた上、操作入力デバイス1fを操作して印刷を行うべき旨の指示を入力する。これを受けた状況記録装置1は、プリンタヘッド12を駆動制御して、メインメモリ1bまたは補助記憶デバイス1cに記憶している画像の印刷を実行する。フレーム配列画像3を会議/プレゼンテーション/プロモーション用の資料2の余白に印刷した例を、図9に示す。
【0031】
本実施形態によれば、その場に存在する事物を撮影またはスキャンするイメージセンサ1iと、前記イメージセンサ1iを介して取得した画像を記憶する記憶デバイス1b、1cと、前記記憶デバイス1b、1cに記憶した画像を所要の媒体2に印刷出力するプリンタ1jとを、携行可能な筐体11に実装して一体化してなる状況記録装置1を構成したため、現場の状況、雰囲気、相手の評価、聴衆の反応や、ホワイトボード、紙葉またはその他の物品への肉筆による書き込み等を、現場で簡便に記録することができる。のみならず、現場で撮影またはスキャンした画像を、その場で入手可能な手近な媒体2に印刷して残しておくことができる。従って、例えば会議/プレゼンテーション/プロモーション用の資料と、その現場の状況の記録とを同一の媒体2に一体的にまとめておくことができ、事後の分析に役立てやすくなる上、余分な紙の消費が抑えられて省資源にも寄与し得る。さらに、状況記録装置1を、簡易の複写機またはスタンプとして使用することも可能である。しかもこのとき、既製のパーソナルコンピュータ、ディジタルカメラやネットワークプリンタ等を敢えて用いなくて済むので、正にその場で必要な情報の記録及びハードコピーの作製が即時的に完了するのである。
【0032】
前記プリンタ1jが自動給紙機構を有しておらず、その場で入手可能な媒体2の表面に前記筐体11を当接または近接させた状態で印刷を行うものであるため、プリンタの実装が単純化し、状況記録装置1の製造コストの面で有利となる。
【0033】
前記イメージセンサ1iで撮影して前記記憶デバイス1b、1cに記憶している動画像を読み出し、この動画像に含まれる複数のフレーム31、32、33、34を配列して一枚の静止画像としたフレーム配列画像3を生成して記憶デバイス1b、1cに記憶させる画像処理部103を具備し、前記プリンタ1jが、前記画像処理部103で生成して前記記憶デバイス1b、1cに記憶しているフレーム配列画像3を所要の媒体2に印刷するものであるので、動画像の内容を印刷した媒体2によって一目で確認することができ、現場の状況や雰囲気等を事後的に分析または検証するために特に好適となる。
【0034】
前記記憶デバイス1b、1cに記憶している画像を印刷前に視認可能なディスプレイ1eをも前記筐体11に実装して一体化しているため、利便性の向上に資する。
【0035】
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。例えば、画像処理部103で生成するフレーム配列画像3が、図10に示すように、複数のフレーム31、32、33、34を縦方向または縦方向に直列配置した長尺な画像であってもよい。このようなフレーム配列画像3を会議/プレゼンテーション/プロモーション用の資料2の余白に印刷した例を、図11に示す。
【0036】
プリンタヘッド12が筐体11に固定されており、印刷の際にユーザが筐体11を媒体2に対して移動させる(換言すれば、走査する)形態を妨げない。図12に示す例では、筐体11の所定部位にラインヘッド12及びローラ13を設けており、ユーザは筐体11を媒体2の表面に近接させ、ローラ13を接触させた状態で筐体11を一方向に移動させる。ローラ13には、その回転角度を感知するセンサ(図示せず)を付帯させている。この例の状況記録装置1は、プログラムに従い、前記センサを介して筐体11の媒体2に対する移動距離を検出し、その移動距離に応じてラインヘッド12から出力する印刷画を制御する。その印刷の様子を、図13に例示する。
【0037】
画像処理部103で生成するフレーム配列画像は、情報記憶部102に記憶している静止画像の中から選び出した複数枚を各々フレーム31、32、33、34とし、それらフレーム31、32、33、34を配列、合成して一枚の静止画像としたものであってもよい。フレーム配列画像3の要素となる静止画像31、32、33、34を選び出す処理は自動で実行してもよいし、ユーザ自身の手によって所望の静止画像31、32、33、34を選ばせてもよい。
【0038】
上記実施形態では、状況記録装置1が画像を会議/プレゼンテーション/プロモーション用の資料2の余白等に直接に印刷していたが、他の物品に貼付可能なシール、ラベル等に画像を印刷し、そのシール等を所要の物品に貼付するような使用方法をとっても構わない。その場合、状況記録装置1の筐体11に、シール等の媒体を装填する自動給排紙機構を実装することがあり得る。
【0039】
出力デバイスとして、記憶デバイス1b、1cに記憶している静止画像、動画像またはフレーム配列画像3をスクリーンや壁面等に投影するプロジェクタユニットを、筐体11に実装してもよい。このプロジェクタユニットは、例えば画像を表示する液晶パネルや投影光源、画像を拡大投射するレンズ光学系等を包含する。
【0040】
イメージセンサ1iで撮影して前記記憶デバイス1b、1cに記憶している動画像を読み出し、この動画像に含まれる複数のフレーム31、32、33、34を配列して一枚の静止画像としたフレーム配列画像3を生成するステップと、フレーム配列画像3を記憶デバイス1b、1cに記憶させるステップと、記憶デバイス1b、1cに記憶しているフレーム配列画像3を出力するステップとを実行させるためのプログラムは、汎用的なパーソナルコンピュータ14等にインストールして用いることも考えられる。このときの状況記録装置1は、イメージセンサ1i、記憶デバイス1b、1c、ディスプレイ1e及びプリンタ1jを携行可能な筐体11に実装して一体化したものになるとは限られない。例えば、図14に示すように、イメージセンサ1i、記憶デバイス1b、1c及びディスプレイ1eを備えた既製のパーソナルコンピュータ14と、既製のプリンタ1jとを有線または無線にて接続し、状況記録装置1を構成することが可能である。パーソナルコンピュータ14が備えるハードウェア資源及び機能ブロックは、上記実施形態における状況記録装置1のそれに準じたものとなる。
【0041】
その他各部の具体的構成は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の一実施形態の状況記録装置を表側から見た斜視図。
【図2】同状況記録装置を裏側から見た斜視図。
【図3】同状況記録装置のハードウェア資源構成図。
【図4】同状況記録装置のプリンタを示す模式的な側面図。
【図5】同状況記録装置の機能ブロック図。
【図6】フレーム配列画像及びその画面表示例を示す図。
【図7】同状況記録装置の使用現場を例示する図。
【図8】同状況記録装置による画像の印刷の模様を示す平面図。
【図9】所要の媒体にフレーム配列画像を印刷した状態を例示する図。
【図10】本発明の一変形例として、フレーム配列画像及びその画面表示例を示す図。
【図11】同変形例において、所要の媒体にフレーム配列画像を印刷した状態を例示する図。
【図12】本発明の一変形例として、状況記録装置のプリンタを示す模式的な側面図。
【図13】同変形例において、状況記録装置による画像の印刷の模様を示す平面図。
【図14】本発明の一変形例として、複数の機器の組として構成される状況記録装置を示す図。
【符号の説明】
【0043】
1…状況記録装置
1b、1c…記憶デバイス
1e…ディスプレイ
1i…イメージセンサ
1j…プリンタ
11…筐体
103…画像処理部
2…所要の媒体
3…フレーム配列画像
31、32、33、34…フレーム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
その場に存在する事物を撮影またはスキャンするイメージセンサと、前記イメージセンサを介して取得した画像を記憶する記憶デバイスと、前記記憶デバイスに記憶した画像を出力する出力デバイスとを、携行可能な筐体に実装して一体化してなる状況記録装置。
【請求項2】
前記出力デバイスは、その場で入手可能な媒体に印刷出力を行うものである請求項1記載の状況記録装置。
【請求項3】
前記出力デバイスが自動給紙機構を有しておらず、その場で入手可能な媒体の表面に前記筐体を当接または近接させた状態で印刷出力を行うものである請求項2記載の状況記録装置。
【請求項4】
前記イメージセンサで撮影して前記記憶デバイスに記憶している動画像を読み出し、この動画像に含まれる複数のフレームを配列して一枚の静止画像としたフレーム配列画像を生成して記憶デバイスに記憶させる画像処理部を具備し、
前記出力デバイスが、前記画像処理部で生成して前記記憶デバイスに記憶しているフレーム配列画像を出力する請求項1、2または3記載の状況記録装置。
【請求項5】
前記記憶デバイスに記憶している画像を視認可能なディスプレイをも前記筐体に実装して一体化している請求項1、2、3または4記載の状況記録装置。
【請求項6】
その場に存在する事物を撮影またはスキャンするイメージセンサ、前記イメージセンサを介して取得した画像を記憶する記憶デバイス、及び前記記憶デバイスに記憶した画像を出力する出力デバイスを具備する状況記録装置に、
前記イメージセンサで撮影して前記記憶デバイスに記憶している動画像を読み出し、この動画像に含まれる複数のフレームを配列して一枚の静止画像としたフレーム配列画像を生成するステップと、
前記フレーム配列画像を前記記憶デバイスに記憶させるステップと、
前記記憶デバイスに記憶しているフレーム配列画像を前記出力デバイスを介して出力するステップと
を実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2010−124182(P2010−124182A)
【公開日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−295319(P2008−295319)
【出願日】平成20年11月19日(2008.11.19)
【出願人】(000001351)コクヨ株式会社 (961)
【Fターム(参考)】