説明

現像装置

【課題】簡易な構成で,汎用的に使用でき,ハウジングの開口部のうち,現像ローラの軸方向端部の近傍からのトナーの漏れを確実に防止するとともに,トナーを軸方向中央部へと寄せる現像装置を提供すること。
【解決手段】本発明は,ハウジング11における現像ローラ12の軸方向端部に対面する領域に,現像ローラ12の側面に沿った凹面である第1区域22と,第1区域22よりも現像ローラ12の側面から遠い第2区域24とが形成され,第1区域22と第2区域24との間の段差23が,現像ローラ12の回転移動とともに現像ローラ12の端部23寄りから中央寄りへ向かう向きに傾斜し,第1区域22が段差よりも現像ローラ12の端部側に位置し,段差23を跨いで第1区域22および第2区域24上に設けられたシール部材32を有し,シール部材32のうち,少なくとも第1区域22上の部分が現像ローラ12の側面に接触している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,電子写真方式の画像形成装置に用いられる現像装置に関する。さらに詳細には,現像装置のハウジングから外部へのトナーの漏れを防止した現像装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より,電子写真方式の画像形成装置では,感光体にトナーを供給して静電潜像を現像するための現像装置を有している。そして,現像装置のハウジングにはトナーが収容されている。また,現像装置には,そのハウジングの開口部を介して感光体に対向する現像ローラが設けられている。そのため従来より,現像ローラの周囲から,ハウジングの外部へのトナーの漏れを防止するために,様々なシール部材等が設けられている。例えば,感光体との対向位置に対して,現像ローラの回転方向の上流側には,トナーの層厚を規制する規制ブレードが設けられる。また,下流側には,トナーを除電する除電シートが設けられる。これらの規制ブレードおよび除電シートは,その箇所からのトナーの漏れを防止する役目をも担っている。
【0003】
さらに,従来の現像装置には,現像ローラの軸方向両端部の近傍からのトナーの漏れを防止するために,シール部材を有しているものがある。例えば,現像ローラの軸方向端部に対面するハウジングの部分に,端部シールが設けられている。さらに,この端部シールと現像ローラとの圧接を確実にするために,端部シールの裏側に発泡ウレタン性のシールが圧縮して設けられているものもある。この端部シールでは,PETフィルムの基材の一部に,フッ素樹脂製のテープがローラの回転方向に対して角度をもって貼付されている。これにより,そのテープの端部が,現像ローラの表面からトナーを掻き取るようにされている。
【0004】
また例えば,特許文献1には,現像ローラの端部に第1シール,第2シール,第3シール等を設けた現像装置が開示されている。本文献の装置では,第1シールと第3シールとによってトナーの漏れが防止されるとされている。また,第2シールを熱可塑性エラストマーとするとともに,斜めの襞を設けることによって,トナーを中央へ掃き寄せるとされている。
【特許文献1】特開平7−134494号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら,フッ素樹脂製のテープを使用したものでは,現像ローラとテープとの圧接状態をあまり強くすることができない。そのため,一定量を超えた量のトナーがテープの箇所に到達すると,トナーの漏れを完全には防止できないという問題点があった。また,現像ローラの回転が高速のものでは,温度上昇によりテープが削れたり剥がれたりするおそれがあるという問題点があった。
【0006】
また,前記した特許文献1の現像装置では,それぞれ素材の異なる複数枚のシールが互いに重ねられるなど,かなり複雑な構成となっている。そのため,各シールの形状や寸法の管理が難しい。さらには,このシール部材は,例えば1つの現像ローラの両端部に使用されるものでもそれぞれ異なる形状となり,汎用的に使用できるものではないという問題点があった。
【0007】
本発明は,前記した従来の現像装置が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,簡易な構成で,汎用的に使用でき,ハウジングの開口部のうち,現像ローラの軸方向端部の近傍からのトナーの漏れを確実に防止するとともに,トナーを軸方向中央部へと寄せることを可能とする現像装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この課題の解決を目的としてなされた本発明の現像装置は,現像ローラと,現像ローラを回転可能に支持するとともに内部に現像剤を収容するハウジングとを有する現像装置であって,ハウジングにおける現像ローラの軸方向端部に対面する領域に,現像ローラの側面に沿った凹面である第1区域と,第1区域よりも現像ローラの側面から遠い第2区域とが形成されており,第1区域と第2区域との間の段差が,現像ローラの回転移動とともに現像ローラの端部寄りから中央寄りへ向かう向きに傾斜しており,第1区域が段差よりも現像ローラの端部側に位置しており,段差を跨いで第1区域および第2区域上に設けられたエラストマーのシール部材を有し,シール部材のうち,少なくとも第1区域上の部分が現像ローラの側面に接触しているものである。
【0009】
本発明の現像装置によれば,ハウジングにおける現像ローラの軸方向端部に対面する領域に,段差が設けられている。さらに,段差にシール部材が設けられており,そのシール部材が現像ローラに接触している。従って,シール部材によって,現像ローラの端部からの現像剤の漏れは防止されている。さらに,段差が,現像ローラの回転移動とともに現像ローラの端部寄りから中央寄りへ向かう向きに傾斜しているので,この段差に対応する部分で掻き取られた現像剤は,中央寄りへと運ばれる。従って,簡易な構成で,汎用的に使用でき,ハウジングの開口部のうち,現像ローラの軸方向端部の近傍からの現像剤の漏れを確実に防止するとともに,現像剤を軸方向中央部へと寄せることができる。
【0010】
さらに本発明では,シール部材のうち現像ローラに対面する面に,段差に沿った切り込みが形成されていることが望ましい。
このようになっていれば,段差を跨いで設けられる際に,シール部材の切り込みが開かれる。そして,その開かれた部分が現像ローラに接触することになる。従って,より確実に現像剤を寄せることができる。
【0011】
さらに本発明では,シール部材に,現像ローラの両端側にそれぞれ対応する2種類の切り込みがともに形成されていることが望ましい。
このようになっていれば,右端部用と左端部用とを区別する必要がない。従って,より汎用的に使用できるものとなる。また,部品の種類が少なくてすむ。
【0012】
さらに本発明では,シール部材とハウジングとの間に,スポンジ部材を有することが望ましい。
このようにすれば,シール部材は,スポンジ部材によって,確実に現像ローラに接触される。
【発明の効果】
【0013】
本発明の現像装置によれば,簡易な構成で,汎用的に使用でき,ハウジングの開口部のうち,現像ローラの軸方向端部の近傍からのトナーの漏れを確実に防止するとともに,トナーを軸方向中央部へと寄せることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
「第1の形態」
以下,本発明を具体化した第1の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,電子写真方式の画像形成装置に用いられ,感光体の静電潜像を現像するための現像装置に本発明を適用したものである。
【0015】
本形態の現像装置1は,図1に示すように,ハウジング11を有してユニット化されている。ハウジング11には,図中手前側に開口部11aが形成されており,そこから現像ローラ12の一部が露出している。この露出部分が,画像形成装置への取付時には感光体に対向される箇所である。現像ローラ12のローラ軸部12aは,ハウジング11に対して回転可能に支持されている。現像ローラ12のローラ体部12bは,ローラ軸部12aに比較して,大径となっている。また,ハウジング11の内部には,トナーが収容されている。本形態では,非磁性一成分トナーを使用している。
【0016】
現像ローラ12は,現像処理時には,図1中手前面が下から上へ向かう向きに回転される。そして,現像ローラ12の図中下側には,開口部11aのやや上流側に規制ブレード13が接触している。また,この図中では見えない位置であるが,現像ローラ12の図中上側で,開口部11aのやや下流側には,除電シートが設けられている。この規制ブレード13や除電シートは,ハウジング11に取り付けられており,その一端が現像ローラ12に接触している。この規制ブレード13および除電シートはいずれも,現像ローラ12に対して,図中横方向に,少なくとも現像に供される領域以上の長さ範囲で接触している。そして,これらによって,現像ローラ12の図中上下における,ハウジング11との間からのトナーの漏れは防止されている。
【0017】
次に,現像ローラ12の取り付けられていない状態での,ハウジング11の軸方向端部を,図2に示す。図2に示しているのは,図1中右側の端部である。軸受け15は,現像ローラ12のローラ軸部12aを回転可能に支持する。軸受け15よりも図中左側には,軸受け15よりも大径の内径を有する曲面部16が形成されている。この曲面部16の内径は,このハウジング11に現像ローラ12が取り付けられた状態で,現像ローラ12のローラ体部12bが接触しない大きさとなっている。
【0018】
さらに本形態では,図2に示すように,曲面部16より図中手前側に一段高くなった凸部21が形成されている。凸部21の図中手前面である第1区域22は,取り付けられたときの現像ローラ12と同軸の円筒面をなしている。第1区画22の図中右端は,現像ローラ12の周方向のうちハウジング11内に配置される範囲をすべて覆っている。また,凸部21の図中上端部である段差23は,図中右上から左下へと斜めに切り取られた斜面となっている。さらに,段差23より図2中左上側の部分は,凸部21より一段下がった第2区域24である。この第2区域24は曲面部16の一部であってもよい。
【0019】
なお,現像ローラ12の軸方向に関してもう一方の端部(図1中左側の端部)には,この凸部21と左右対称の凸形状が形成されている。ハウジング11にこのような形状を形成することは,型を作ってしまえば容易である。
【0020】
さらに本形態の現像装置1では,図3に示すように,第1区域22と第2区域24とを覆って,スポンジ部材31とシール部材32がこの順に重ねて貼り付けられている。このスポンジ部材31とシール部材32とはいずれも,図4に示すような,それぞれほぼ均一の厚さの曲面形状である。板状部材を曲げたものでもよい。なお,このスポンジ部材31とシール部材32とは同じ形状なので,図4ではまとめて1つしか示していないが,実際にはこれらは別々のものである。また,これらの大きさは,第1区域22と第2区域24とをちょうど覆うことのできる程度にされている。ここで,スポンジ部材31は,発泡ポリウレタン等で形成されている。シール部材32は,熱可塑性エラストマーで形成されている。
【0021】
なお,図3に示しているのは,現像ローラ12を取り付けた状態の本形態の現像装置1の断面図である。この図は,図1の左から見た様子である。スポンジ部材31は,両面テープまたは接着剤等によって,ハウジング11の第1区域22と第2区域24とにわたって貼付けられている。その上に,シール部材32が貼り付けられている。そして,シール部材32の図3中右面は,現像ローラ12の外面に接触している。
【0022】
スポンジ部材31は,第1区域22と第2区域24とにわたって貼り付けられているので,それらの間の段差23によって,図3に示すように屈曲された状態となっている。また,スポンジ部材31に比較して,シール部材32はかなり柔らかいものである。特に,画像形成中等に,装置の温度が上昇すると,さらに柔らかい状態となる。そのため,スポンジ部材31と現像ローラ12とに挟まれた部分では,厚さ方向にかなり圧縮される。図中下部の第1区域22に対応する部分では,第2区域24の部分に比較して,シール部材32はかなり圧縮された状態である。
【0023】
そのため,第1区域22の部分では,第2区域24の部分に比較して,シール部材32による厚さ方向への反発力が大きい。この差が,現像ローラ12のローラ体部12bに対するシール部材32による押圧力の差となっている。つまり,現像ローラ12は,段差23の前後で異なる強さの押圧を受ける。なお,少なくとも第1区域22に対応する範囲では,シール部材32は現像ローラ12に確実に圧接されている。
【0024】
ここで,現像処理時における現像ローラ12の回転方向は,図3中で反時計回り方向である。すなわち,現像ローラ12の各部は,まずシール部材32における第2区域24に相当する部分に当接され,回転によって順次,第1区域22に相当する部分に当接される。従って,シール部材32による現像ローラ12に対する押圧力は初めは小さく,現像ローラ12が第1区域22に到達すると大きくなる。これにより,現像ローラ12の表面に付着しているトナーは,段差23に相当する位置で掻き取られる。
【0025】
さらに,図2に示すように,段差23は軸方向に対して斜面となっている。すなわち,現像ローラ12のうち軸方向端部に近いほど早い段階でトナーが掻き取られる。そして,現像ローラ12の回転方向について,段差23は次第に軸方向中央部へ寄せられている。従って,この段差23によって掻き取られたトナーは次第に軸方向中央部へ向かって送られることになる。反対側の端部ももちろん同様である。また,スポンジ部材31およびシール部材32は,軸方向両側とも同一の形状でよいので,1種類のものを用意すればよい。
【0026】
以上詳細に説明したように,本形態の現像装置1によれば,ハウジング11に第1区域22と第2区域24とが形成されている。さらに,それらの間の段差23が,現像ローラ12の回転方向について軸の中央部へ寄る斜面となっている。そして,凸部21にはスポンジ部材31とシール部材32とが貼り付けられている。従って,シール部材32は現像ローラ12に確実に圧接される。そして,現像ローラ12に付着しているトナーは,シール部材32によって掻き取られ,次第に中央へ寄せられる。これにより,簡易な構成で,汎用的に使用でき,現像ローラの端部からのトナーの漏れを防止するとともに,トナーを中央へと寄せることができる。
【0027】
「第2の形態」
次に,本発明を具体化した第2の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,第1の形態に比較して,シール部材の構成がやや異なるのみであり,同一の部材には同一の符号を付して説明を省略する。
【0028】
本形態におけるハウジング11の形状は,第1の形態のものと同様である。本形態では,スポンジ部材31とシール部材32に代えて,図5に示すシール部材41のみを使用する。すなわち,本形態ではスポンジ部材を使用していない。このシール部材41も,第1の形態と同様に,熱可塑性エラストマーで形成されている。そして,本形態のシール部材41には,取付時に現像ローラ12に接触する側の面に2本の切り込み42,43が形成されている。なお,本形態においてもシール部材41とハウジング11との間に,スポンジ部材を配置してもよい。
【0029】
切り込み42の配置および形状は,ハウジング11の図1中右端部に形成されている段差23と同じである。そして,切り込み43は,切り込み42と左右対称に形成されている。すなわち,切り込み43の配置と形状は,現像ローラ12の軸方向の他端側(図1中左端部)に形成されている段差と同じである。なお,切り込み42,43は,薄い刃物で切ったようなほとんど幅のないものでもよいし,断面形状が四角形や三角形等となる溝状であってもよい。
【0030】
本形態では,このシール部材41を,ハウジング11の第1区域22と第2区域24とを覆うように直接貼り付ける。このとき,シール部材41の切り込み42が,ハウジング11の段差23の真上に来るようにする。すると,図6と図7に示すように,切り込み42が開いて段状となる。さらに,切り込み42の図6中右下端がエッジ44となって現像ローラ12の外面に当接される。このシール部材41は熱可塑性エラストマーで形成されているので,このように切り込みから開くことは容易である。さらにこのように開いても,破れるおそれはほとんど無い。なお,図1中右端部に貼り付けられたシール部材41では,切り込み43は閉じたままである。
【0031】
本形態では,このシール部材41を現像ローラ12の軸方向両端部の凸部21にそれぞれ設けている。これにより,図8に示すように,図中右端では切り込み42が,図中左端では切り込み43がそれぞれ開いて段状となる。そして,これらのシール部材41に接触する箇所では,現像ローラ12の回転方向は図中上から下向きである。従って,図中に矢印で示すように,シール部材41によってできたエッジ44によって,現像ローラ12の表面からトナーが掻き落とされる。そして,掻き落とされたトナーは,切り込み42,43に沿って内側に寄せ集められる。従って,これらの切り込みがあっても問題はない。
【0032】
本形態のシール部材41によれば,2本の切り込みが設けられているので,右用と左用とを区別する必要がない。従って,汎用性に優れている。なお,図中右端部のシール部材41での切り込み43や,図中左端部のシール部材41での切り込み42は,いずれも閉じたままである。これらの開かれない方の切り込みにトナーが入り込むことはほとんどないので,余分な切り込みがあっても問題はない。また本形態では,シール部材41をハウジング11に接着する代わりに,保持部材等によって位置決めして取り付けるようにしてもよい。
【0033】
以上詳細に説明したように本形態の現像装置によっても,第1の形態と同様に,簡易な構成で,汎用的に使用でき,現像ローラの端部からのトナーの漏れを防止するとともに,トナーを中央へと寄せることができる。
【0034】
なお,本形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。
例えば,第1の形態で,スポンジ部材を省略してもよい。また例えば,第2の形態では,各シール部材に2本の切り込みを形成するとしたが,それぞれ1本の切り込みを形成した2種類のシール部材としてもよい。この場合には,外形形状を左右でやや異なるものとすれば,判別は容易である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本形態の現像装置を示す斜視図である。
【図2】現像ローラを取り外した状態のハウジング端部を示す斜視図である。
【図3】第1の形態に係る段差を示す断面図である。
【図4】第1の形態に係るシール部材を示す斜視図である。
【図5】第2の形態に係るシール部材を示す斜視図である。
【図6】第2の形態に係る段差を示す断面図である。
【図7】第2の形態に係るシール部材の取付時の状態を示す斜視図である。
【図8】第2の形態に係るシール部材の取り付け状態を示す説明図である。
【符号の説明】
【0036】
1 現像装置
11 ハウジング
12 現像ローラ
16 曲面部
21 凸部
22 第1区域
23 段差
24 第2区域
31 スポンジ部材
32,41 シール部材
42,43 切り込み

【特許請求の範囲】
【請求項1】
現像ローラと,前記現像ローラを回転可能に支持するとともに内部に現像剤を収容するハウジングとを有する現像装置において,
前記ハウジングにおける前記現像ローラの軸方向端部に対面する領域に,
前記現像ローラの側面に沿った凹面である第1区域と,
前記第1区域よりも前記現像ローラの側面から遠い第2区域とが形成されており,
前記第1区域と前記第2区域との間の段差が,前記現像ローラの回転移動とともに前記現像ローラの端部寄りから中央寄りへ向かう向きに傾斜しており,
前記第1区域が前記段差よりも前記現像ローラの端部側に位置しており,
前記段差を跨いで前記第1区域および前記第2区域上に設けられたエラストマーのシール部材を有し,
前記シール部材のうち,少なくとも前記第1区域上の部分が前記現像ローラの側面に接触していることを特徴とする現像装置。
【請求項2】
請求項1に記載の現像装置において,
前記シール部材のうち前記現像ローラに対面する面に,前記段差に沿った切り込みが形成されていることを特徴とする現像装置。
【請求項3】
請求項2に記載の現像装置において,
前記シール部材に,前記現像ローラの両端側にそれぞれ対応する2種類の前記切り込みがともに形成されていることを特徴とする現像装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の現像装置において,
前記シール部材と前記ハウジングとの間に,スポンジ部材を有することを特徴とする現像装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−69488(P2009−69488A)
【公開日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−237911(P2007−237911)
【出願日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】