生ゴミ好気処理箱
【課題】本発明の課題は、生ゴミの処理を、腐敗臭など悪臭の発生を少なくして、分解減容を家庭等で安価に安全に処理する。処理容器を廃棄する場合は自然環境に与えるストレスをより小さくする。生ゴミ処理で堆肥を作り利用して、播種、育苗、家庭菜園の栽培肥料に利用する。家庭での生ゴミ処理、調理残渣などの減容堆肥化処理での社会的な環境負荷を減少することにある。
【解決手段】本発明は、生ゴミを処理箱内で、枯草菌、微生物などを利用して、好気的な発酵で減容、堆肥化、腐植土化する。処理箱をダンボール紙など、有機物の材料で成し、処理箱を使用後に廃棄する場合は畑、庭などの土に埋け、枯草菌など微生物、虫などの小動物が分解、腐植土化する。生ゴミ処理を繰り返した処理箱の土は肥沃になり、家庭菜園に利用して播種、育菜などが出来る。不要になった処理箱は土に埋設しながら播種、育菜すれば、土壌の微生物、ミミズなどが分解しながら残渣の無い箱の分解処理と野菜の栽培等も行うことが出来る。
【解決手段】本発明は、生ゴミを処理箱内で、枯草菌、微生物などを利用して、好気的な発酵で減容、堆肥化、腐植土化する。処理箱をダンボール紙など、有機物の材料で成し、処理箱を使用後に廃棄する場合は畑、庭などの土に埋け、枯草菌など微生物、虫などの小動物が分解、腐植土化する。生ゴミ処理を繰り返した処理箱の土は肥沃になり、家庭菜園に利用して播種、育菜などが出来る。不要になった処理箱は土に埋設しながら播種、育菜すれば、土壌の微生物、ミミズなどが分解しながら残渣の無い箱の分解処理と野菜の栽培等も行うことが出来る。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、家庭などの少量の生ゴミを微生物の利用で、減容し、また堆肥化する処理箱で、好気菌による処理で臭気の少ない処理と、該処理箱を廃棄処理する場合に土中の微生物や自然菌を利用して、箱の部分を分解処理出来、残渣が少なく環境ストレスの少ない、生ゴミ分解処理容器に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来の生ゴミ処理は、公共焼却炉での焼却処理、培養菌を混入して、攪拌機械で常時攪拌、分解減容廃棄処理を、一部には畑に埋めて肥料化する等の手段が採られている。最近はゴミ焼却で有害なガス、ＳＯｘ、ＮＯｘ、ＣＯ2等の発生が大きく社会問題化し、なお焼却後の灰はゴミの埋め立て用地不足でこれもまた社会の課題となっており、待ったなしで対策を迫られている。少量の生ごみ処理をプラスチックバケツで菌を混入して密閉処理も行われているが、嫌気処理のため臭気があり、処理残渣や液が比較的多く、畑等泥地に埋める等の再処理が必要である。また金属やプラスチックの生ゴミ処理器機、部品などを処分しようとする場合には埋め立てゴミ、粗大ゴミとして処理しなければならない。
【特許文献１】特開平 8 ―89089 号 公報
【特許文献２】特開2006―272046 号 公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
本発明の課題は、従来の比較的少量の家庭生ゴミ処理を、腐敗臭など悪臭の発生を極力少なくし、分解減容を家庭等で安価に安全に土壌菌などの自然菌で手軽に処理出来る容器と、該処理容器を廃棄する場合も土中に埋け込むなどして土中の微生物、自然菌で分解を可能にし、土に還元して自然環境に与えるストレスをより小さくする。使用状態ではある程度の強度、撥水性を有する、生ゴミ処理容器を提供することを目的とする物である。二次的には本発明の処理容器で生ゴミ処理をした後の処理物は肥料効果の高い肥料になる。そのまま土を加えて播種、育苗し、野菜などを育成するプランターとしての利用を可能とする。又家庭で一次処理した後収集し、まとめて中型、大型の堆肥化処理する場合の一次処理の手段としても利用可能で有る。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
本発明は、家庭などでの少量の生ゴミを容器内で堆肥や、腐葉土等と混ぜ、自然環境の枯草菌、微生物などを利用した、嫌気好気の分解発酵で、腐敗臭など悪臭の発生は嫌気発酵の場合に多く、臭気の少ない好気醗酵を促す為の加温と、空気を取り込む為の通気窓を備える。該通気窓には炭の粒を入れて、炭の粒の隙間を通して通気する構造にし、臭気を吸収して、より臭気の少ない好気処理を可能にする。生ゴミの処理箱をダンボール紙など断熱効果のある、有機質の材料で構成して軽くて保温効果のある処理箱とする。ダンボールの処理箱は層状構造で空気を内包し、処理箱内の土等と共に断熱、保温性を有し、生ゴミの発酵処理で発生する発酵熱を保温し、枯草菌等好気菌が発酵する温度環境をより良く保つ構成である。処理箱は使用後、用済み廃棄する場合に、畑、庭などの土に埋けて、枯草菌など微生物、虫などの小動物が分解して腐植土化する。生ゴミは水分調整の意味で水切りを十分に行う必要があるが、水切りが不十分の場合は嫌気醗酵や、乳酸菌、腐敗菌等での悪臭が発生する懸念がある。生ゴミ投入毎に処理箱内に乾燥した腐植土やおが屑等を混入する事で水分を吸収し、水分調整が成され、通気が良く成り、好気醗酵を促進する効果がある。又これらの処理物を混入することで、腐植土などに含まれる微生物を加えることになり、最初から微生物の多い増殖で、速やかな醗酵をする。処理容器の内側面周角を鈍角の多角形や丸みを付ける等で、混ぜる場合の隅の部分の掻き回しを容易にし、処理物の移し替え、掻き出しを容易に行うことが出来る。処理箱の角部、処理容器の丸みとの隙間にコーナーを入れて空気の対流を防ぎ熱の移動放散を防止する。冬季用など特に保温を必要とする場合には、大きめの外箱を作成し、箱を二重にする事で保温を効果的に出来る。
【０００５】
生ゴミ処理箱は例えば、層構造で厚みのあるダンボール紙等で作れば、軽く適度な機械的強度は期待できるが、その使用環境から雨水をあびて急激に劣化する場合もある。撥水処理を行えば耐水を得て使用期間を延長できる。この撥水処理を植物油や柿渋などの植物性で行えば、微生物での分解を可能にして、枯草菌等の微生物、小動物などで分解腐植土化し、改めて処理すべき残渣の無い処理箱の処分が出来る。
【０００６】
生ゴミ好気処理箱はダンボール紙などの有機物資材で蓋と箱の部分を平に畳む様に、糊代で貼り付ける等して、筒状に形成する。夫々の部品は、箱状に組み立てる場合の角、稜の部分で平らに折り畳んで保管、運搬できる形にする。
【０００７】
地域の活動などで、生ゴミ減溶や堆肥化処理を行う場合の収集時移し替え、家庭のプランター肥料で利用する等の場合も、広口の容器を醗酵に用いることで移し替え、持ち運びに利便性を得る。醗酵容器の下に湯たんぽを用意して、醗酵環境を加温する場合薄肉の容器は熱を容易に伝道でき、醗酵容器内の温度を速やかに上昇し得る。
【０００８】
生ゴミを微生物などで堆肥化、減容処理を行う場合、適度に水分調整をし、好気菌に必要な空気の通気窓を設けて好気発酵を促すことで、臭いの少ない醗酵が出来る。好気醗酵は醗酵の際に醗酵熱を生ずるが、好気菌が活動するには、適度な湿り気と空気、そしてある程度の環境温度が必要である。処理箱の下部、醗酵容器の下に湯たんぽを用意して、注湯口からお湯を注いで湯たんぽに溜め、この熱の伝導によって醗酵容器内の温度を上昇し、初期の醗酵を活発にする。
【発明の効果】
【０００９】
本発明は前記のような手段を講じたことにより、次のような効果を奏する。請求項１の発明は、家庭などの少量の生ゴミを処理箱内で、腐植土などと混入し敷き詰め、または被せる等で、枯草菌やその他微生物を利用した、生ゴミ処理の発酵床が出来る。乾燥した腐植土、おが屑、堆肥等を利用して、水分を含む台所の生ゴミ等の水分調整をした醗酵床に出来る。ダンボール紙の層状構造と空気を内包して断熱し、発酵熱や加えた熱を保温し、微生物が増殖する温度環境を良くする。ダンボール紙などで構成して、軽量な容器で利用できる。処理箱に通気口を設け、通気をする事で好気発酵が行われて臭いの少ない生ゴミ処理を行う効果がある。処理箱に設けた通気口に粒の炭を入れて、粒の炭の間を通した通気をする事で好気発酵が行われることと、炭に臭いが吸着されて、臭いの少ない生ゴミ処理を行う効果がある。処理箱の側面周角を五角以上の多角形にすることで、周角を鈍角に出来て、処理箱内をかき混ぜる場合に隅の掻き出しを容易にする。処理箱は蓋をして、ハエ等の産卵を防ぎ、衛生的な環境を保持し、生ゴミを醗酵分解出来る。処理箱は有機物を材料にし、使用後廃棄する場合、畑、庭などの土に埋けて、分解処理でき、二次処理を必要とする残渣がなく、環境に与える負荷が少ない。
【００１０】
請求項2の発明、生ゴミ好気処理箱は例えば、ダンボール紙で作り機械的強度は必要を満たすが、その使用で雨水の降り込みや、水滴の降り掛かりなどの水滴で劣化する、植物油や柿渋など植物性の塗剤を用いて撥水処理をすることで、耐水強化された処理箱で、微生物での分解廃棄処理可能な生ゴミ好気処理箱を提供出来る。
【００１１】
請求項3の発明は、生ゴミ好気処理箱の蓋と箱部を、糊代で筒状に貼り付けて形成し、畳んだ状態を平らにし、箱に組み立てる場合の角部で折り畳んで保管、運搬を小さな体積で出来る形態にする。
【００１２】
請求項4の発明は、薄肉の広口容器を作成し、例えば地域で収集して、まとめて生ゴミ減溶や堆肥化処理を行う場合の収集時移し替え等に利便性がある。家庭のプランター肥料等で利用する場合も、取っ手があり、薄肉で軽く、広口の容器を醗酵に用いることで、移し替えや持ち運びに便利な容器としても利用できる。醸成に薄肉の容器を利用する事で、湯たんぽの熱で加温する場合も、速やかな熱伝達ができる。
【００１３】
請求項５の発明は、生ゴミを微生物などで堆肥化、減容処理を行う場合、適度に水分調整をし、好気菌に必要な空気の通気窓を設け、好気発酵で臭いの少ない処理が出来る。好気菌が活動するには、適度な湿り気と空気の酸素、そしてある程度の環境温度が必要である。好気醗酵は醗酵の際に醗酵熱を生ずるが、寒期の場合は加温することで醗酵を活発化する事が出来る。処理箱の下部、醸成容器の下に湯たんぽを用意して、注湯口からお湯を注いで湯たんぽに溜め、この熱の伝達によって醗酵容器内の温度を上昇し、初期の醗酵が活発になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１４】
本発明は、家庭などでの少量の生ゴミを処理箱内で、養生した草木チップや堆肥で覆い、増殖した、枯草菌、微生物などを利用し、発酵分解して減容、腐植土化する。処理箱はダンボール紙などの有機物の材料を利用し、処理箱の用済み後に廃棄する場合は、畑、庭などの土に埋けて、枯草菌などの微生物、虫や小動物での分解処分を容易に成してある。処理箱は蓋を設けて、虫、蝿、などの侵入や鳥などの散らかす害も防ぐ構成で、粒炭等で脱臭した通気を可能にする通気窓を設ける。処理箱にダンボール紙を利用すれば紙の層構造で軽く、熱伝導率が低く、空気を内包するなどの断熱性もあり、保温性とある程度の期間使用に耐える機械的強度をも兼ね備える。処理箱に撥水処理を施して耐水性を付加すればより、強度を向上できる。撥水剤を植物由来にすれば、処理箱の廃棄処理も微生物での分解が可能で、環境に与えるストレスが少ない物に成る。処理箱の側面角部に三角のコーナーを沿わせ、醗酵容器との隙間を埋めて空気の対流を阻止し、温度の放散を防止する。処理箱はダンボール板を筒状に貼り付けるなどして形成し、箱に組み立てる場合の角の部分で曲げ、平らに折り畳んで運送、保管の効率を良好な形態にする。生ゴミ処理箱内に広口の薄肉容器を備えて、容器内で醗酵して処理物の運搬、移し替えを容易にする。生ゴミ処理箱の、薄肉の広口容器下部には湯たんぽを備えて、お湯を入れて加温し、醗酵の温度環境を好ましくする。生ゴミ処理を繰り返し、廃棄する処理箱はプランターの様に利用して、播種、育菜も出来、処理箱を土壌に埋設するなどで、微生物、虫などによって分解され、処理箱の処分で残渣のない生ゴミ好気処理箱を提供する。
【実施例】
【００１５】
以下、本発明を図面に示した実施例により説明する。「図１」、「図２」、「図３」、「図４」、「図５」、「図6」、「図7」、「図8」、「図9」、「図10」、「図11」、「図12」、「図13」に本発明の実施例を示した。生ゴミ好気処理箱１は、その箱のコーナーに箱コーナー5、を入れて処理箱縁折4ｂ、で押さえて組み立てる。箱コーナー5、を組み立てた筒の中は空気の対流を防止する、紙を掴んで軽く詰める等の、詰め物を入れて置く。組み立てた生ゴミ好気処理箱1、の底部分には湯たんぽ8、を置く。湯たんぽ8、の上に広口容器9、を置いて、腐植土11、や堆肥、醗酵処理物の乾燥した物を敷き入れ、生ゴミを入れて腐植土11、や堆肥、醗酵処理物の乾燥した物を被せる。生ゴミ好気処理箱1、には処理箱蓋2、で蓋をして、虫、蝿、などの侵入や鳥などが散らかす害を防ぐ構成である。処理箱蓋2、には通気炭袋収納箱3、を取り付けて、炭袋収納箱通気穴３ａ、蓋通気穴２ａ、を通して通気し空気を取り込み、生ゴミを好気菌類で醗酵組織分解、減溶堆肥化を行う。通気炭袋収納箱3、の中には通気の臭いを吸収する通気炭袋7、を挿入して臭いを箱の外へ出さない手段を講じた。
【００１６】
実施例の、生ゴミ好気処理箱1、はダンボール紙で作り、ダンボール紙は波板などの層構造で、機械的強度を備えている。使用する環境では散水、雨水、生ゴミ処理の湿気などの影響で強度が極端に低くなることも予想され、撥水処理を施す。処理箱4、処理箱蓋2、箱コーナー5、の面に撥水処理し、水分湿気による吸水軟化防止処理をする。撥水処理の処理剤に植物性物を利用することで、処理箱蓋2、処理箱4、を廃棄処理しようとする場合も、土壌12、に埋設することで、土壌菌、枯草菌やミミズなどが分解、消化して残渣の無い処分が可能な、生ゴミの処理箱を提供出来る。処理箱4、を平板なダンボール紙に展開形取りして、筒状に貼り付け、「図3」様に、折り畳める形態に成す。処理箱蓋2、も同様に折り畳める形態「図5」様に成す。生ゴミ好気処理箱1、に組み立てる場合は、処理箱4、の処理箱折底板4ａ、を内側に直角に曲げ、処理箱折底板4ａ、を貼り付けて処理箱4、の底を作る。処理箱4、の処理箱縁折4ｂ、を内側へ折り返して、各片を競り決めて、処理箱4、の開口部を2重にして強化し、処理箱縁折4ｂ、の折り返しで箱コーナー5、の上部片を挟み込んで角部へ固定する。処理箱蓋2、も同様に蓋折天板2ｂ、を内側に直角に曲げて貼り付け、処理箱蓋2、の上面部を作る。処理箱蓋2、の蓋補強折込2ｃ、を内側へ折り返して、各片を競り決めて、処理箱蓋2、の開口部を2重にして組み立て強化する。
【００１７】
「図2」の斜視図は、「図3」の畳んだ状態の処理箱４、と「図10」の開いた状態の、箱コーナー5、を組み立てた状態の、処理箱で示す。ダンボール紙等の有機物で生ゴミ処理箱を作れば処理箱が不要となり、廃棄する場合も、庭、畑などの土壌12、に埋設して野菜などを栽培しながらでも、枯草菌やミミズなどが分解処理して、廃棄する場合の環境に与える負荷が少ない生ゴミの処理箱を提供できる。
【産業上の利用可能性】
【００１８】
本発明は一般家庭や小規模の調理残渣等、比較的小口の生ごみ、落ち葉、除草ゴミなどを衛生的に発酵、分解処理、堆肥化する手段で、一般には好気性、嫌気性何れの環境でも活性する枯草菌などが利用できる。処理箱も土壌に埋没して、枯草菌などが分解処理して、残渣のない環境負荷の少ない、生ゴミ等ゴミ分解消滅手段に関する、生ゴミの処理箱を提供する。本発明の生ゴミ好気処理箱は自然菌の枯草菌やミミズなどを利用して生ゴミなどを分解して、処理箱内で堆肥の生成、土に混ぜれば肥沃な土になり家庭菜園の床として、有機農法でも利用できる。分解処理物は、新しい生ゴミ処理の菌類添加物としても有効である。処理箱の廃棄は埋設して枯草菌、ミミズなどで分解消滅できる。最近はゴミ焼却で有害なガス、ＳＯｘ、ＮＯｘの発生が大きく社会問題化し、なお焼却後の灰はゴミの埋め立て用地不足で、これもまた社会の課題となって対策を迫られている。生ごみの発酵分解処理は、従来の燃焼による生ゴミの量を減らし、結果他のゴミ燃焼時の水分を減じ、有害なガスの発生を少なくして、焼却灰も少なくする事ができる。生ゴミ処理箱を利用してできる堆肥、肥沃な土は、農業、林業、草木花壇、家庭菜園の有効な肥料、堆肥としても好ましい物である。
【図面の簡単な説明】
【００１９】
【図１】本発明の生ゴミ好気処理箱の一実施例斜視図である。
【図２】図１の生ゴミ好気処理箱、箱部斜視図である。
【図３】図2箱部を畳んだ状態の斜視図である。
【図４】図１の生ゴミ好気処理箱の蓋の斜視図である。
【図５】図4蓋部を畳んだ状態の斜視図である。
【図６】図4蓋に取り付ける、通気炭袋収納箱斜視図である。
【図７】図6通気炭袋収納箱に入れる通気炭袋斜視図である。
【図８】本発明の生ゴミ好気処理箱用の加温用湯たんぽ斜視図である。
【図９】図2の生ゴミ好気処理箱の隅部材、箱コーナーの斜視図である。
【図１０】図9の箱コーナーの展開斜視図である。
【図１１】本発明実施例、広口容器の斜視図である。
【図１２】図2の生ゴミ好気処理箱で育菜イメージの斜視図である。
【図１３】図2の生ゴミ好気処理箱を埋設し、育菜と箱処分状態の斜視図である。
【符号の説明】
【００２０】
1 生ゴミ好気処理箱
2 処理箱蓋
2ａ 蓋通気穴
2ｂ 蓋折天板
2ｃ 蓋補強折込
3 通気炭袋収納箱
3ａ 炭袋収納箱通気穴
4 処理箱
4ａ 処理箱折底板
4ｂ 処理箱縁折
5 箱コーナー
6 炭袋収納箱組み付けテープ
7 通気炭袋
8 湯たんぽ
8ａ 注湯口
8ｂ 排水口
9 広口容器
9ａ 容器取手
10 育植物
11 腐植土
12 土壌
【技術分野】
【０００１】
本発明は、家庭などの少量の生ゴミを微生物の利用で、減容し、また堆肥化する処理箱で、好気菌による処理で臭気の少ない処理と、該処理箱を廃棄処理する場合に土中の微生物や自然菌を利用して、箱の部分を分解処理出来、残渣が少なく環境ストレスの少ない、生ゴミ分解処理容器に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来の生ゴミ処理は、公共焼却炉での焼却処理、培養菌を混入して、攪拌機械で常時攪拌、分解減容廃棄処理を、一部には畑に埋めて肥料化する等の手段が採られている。最近はゴミ焼却で有害なガス、ＳＯｘ、ＮＯｘ、ＣＯ2等の発生が大きく社会問題化し、なお焼却後の灰はゴミの埋め立て用地不足でこれもまた社会の課題となっており、待ったなしで対策を迫られている。少量の生ごみ処理をプラスチックバケツで菌を混入して密閉処理も行われているが、嫌気処理のため臭気があり、処理残渣や液が比較的多く、畑等泥地に埋める等の再処理が必要である。また金属やプラスチックの生ゴミ処理器機、部品などを処分しようとする場合には埋め立てゴミ、粗大ゴミとして処理しなければならない。
【特許文献１】特開平 8 ―89089 号 公報
【特許文献２】特開2006―272046 号 公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
本発明の課題は、従来の比較的少量の家庭生ゴミ処理を、腐敗臭など悪臭の発生を極力少なくし、分解減容を家庭等で安価に安全に土壌菌などの自然菌で手軽に処理出来る容器と、該処理容器を廃棄する場合も土中に埋け込むなどして土中の微生物、自然菌で分解を可能にし、土に還元して自然環境に与えるストレスをより小さくする。使用状態ではある程度の強度、撥水性を有する、生ゴミ処理容器を提供することを目的とする物である。二次的には本発明の処理容器で生ゴミ処理をした後の処理物は肥料効果の高い肥料になる。そのまま土を加えて播種、育苗し、野菜などを育成するプランターとしての利用を可能とする。又家庭で一次処理した後収集し、まとめて中型、大型の堆肥化処理する場合の一次処理の手段としても利用可能で有る。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
本発明は、家庭などでの少量の生ゴミを容器内で堆肥や、腐葉土等と混ぜ、自然環境の枯草菌、微生物などを利用した、嫌気好気の分解発酵で、腐敗臭など悪臭の発生は嫌気発酵の場合に多く、臭気の少ない好気醗酵を促す為の加温と、空気を取り込む為の通気窓を備える。該通気窓には炭の粒を入れて、炭の粒の隙間を通して通気する構造にし、臭気を吸収して、より臭気の少ない好気処理を可能にする。生ゴミの処理箱をダンボール紙など断熱効果のある、有機質の材料で構成して軽くて保温効果のある処理箱とする。ダンボールの処理箱は層状構造で空気を内包し、処理箱内の土等と共に断熱、保温性を有し、生ゴミの発酵処理で発生する発酵熱を保温し、枯草菌等好気菌が発酵する温度環境をより良く保つ構成である。処理箱は使用後、用済み廃棄する場合に、畑、庭などの土に埋けて、枯草菌など微生物、虫などの小動物が分解して腐植土化する。生ゴミは水分調整の意味で水切りを十分に行う必要があるが、水切りが不十分の場合は嫌気醗酵や、乳酸菌、腐敗菌等での悪臭が発生する懸念がある。生ゴミ投入毎に処理箱内に乾燥した腐植土やおが屑等を混入する事で水分を吸収し、水分調整が成され、通気が良く成り、好気醗酵を促進する効果がある。又これらの処理物を混入することで、腐植土などに含まれる微生物を加えることになり、最初から微生物の多い増殖で、速やかな醗酵をする。処理容器の内側面周角を鈍角の多角形や丸みを付ける等で、混ぜる場合の隅の部分の掻き回しを容易にし、処理物の移し替え、掻き出しを容易に行うことが出来る。処理箱の角部、処理容器の丸みとの隙間にコーナーを入れて空気の対流を防ぎ熱の移動放散を防止する。冬季用など特に保温を必要とする場合には、大きめの外箱を作成し、箱を二重にする事で保温を効果的に出来る。
【０００５】
生ゴミ処理箱は例えば、層構造で厚みのあるダンボール紙等で作れば、軽く適度な機械的強度は期待できるが、その使用環境から雨水をあびて急激に劣化する場合もある。撥水処理を行えば耐水を得て使用期間を延長できる。この撥水処理を植物油や柿渋などの植物性で行えば、微生物での分解を可能にして、枯草菌等の微生物、小動物などで分解腐植土化し、改めて処理すべき残渣の無い処理箱の処分が出来る。
【０００６】
生ゴミ好気処理箱はダンボール紙などの有機物資材で蓋と箱の部分を平に畳む様に、糊代で貼り付ける等して、筒状に形成する。夫々の部品は、箱状に組み立てる場合の角、稜の部分で平らに折り畳んで保管、運搬できる形にする。
【０００７】
地域の活動などで、生ゴミ減溶や堆肥化処理を行う場合の収集時移し替え、家庭のプランター肥料で利用する等の場合も、広口の容器を醗酵に用いることで移し替え、持ち運びに利便性を得る。醗酵容器の下に湯たんぽを用意して、醗酵環境を加温する場合薄肉の容器は熱を容易に伝道でき、醗酵容器内の温度を速やかに上昇し得る。
【０００８】
生ゴミを微生物などで堆肥化、減容処理を行う場合、適度に水分調整をし、好気菌に必要な空気の通気窓を設けて好気発酵を促すことで、臭いの少ない醗酵が出来る。好気醗酵は醗酵の際に醗酵熱を生ずるが、好気菌が活動するには、適度な湿り気と空気、そしてある程度の環境温度が必要である。処理箱の下部、醗酵容器の下に湯たんぽを用意して、注湯口からお湯を注いで湯たんぽに溜め、この熱の伝導によって醗酵容器内の温度を上昇し、初期の醗酵を活発にする。
【発明の効果】
【０００９】
本発明は前記のような手段を講じたことにより、次のような効果を奏する。請求項１の発明は、家庭などの少量の生ゴミを処理箱内で、腐植土などと混入し敷き詰め、または被せる等で、枯草菌やその他微生物を利用した、生ゴミ処理の発酵床が出来る。乾燥した腐植土、おが屑、堆肥等を利用して、水分を含む台所の生ゴミ等の水分調整をした醗酵床に出来る。ダンボール紙の層状構造と空気を内包して断熱し、発酵熱や加えた熱を保温し、微生物が増殖する温度環境を良くする。ダンボール紙などで構成して、軽量な容器で利用できる。処理箱に通気口を設け、通気をする事で好気発酵が行われて臭いの少ない生ゴミ処理を行う効果がある。処理箱に設けた通気口に粒の炭を入れて、粒の炭の間を通した通気をする事で好気発酵が行われることと、炭に臭いが吸着されて、臭いの少ない生ゴミ処理を行う効果がある。処理箱の側面周角を五角以上の多角形にすることで、周角を鈍角に出来て、処理箱内をかき混ぜる場合に隅の掻き出しを容易にする。処理箱は蓋をして、ハエ等の産卵を防ぎ、衛生的な環境を保持し、生ゴミを醗酵分解出来る。処理箱は有機物を材料にし、使用後廃棄する場合、畑、庭などの土に埋けて、分解処理でき、二次処理を必要とする残渣がなく、環境に与える負荷が少ない。
【００１０】
請求項2の発明、生ゴミ好気処理箱は例えば、ダンボール紙で作り機械的強度は必要を満たすが、その使用で雨水の降り込みや、水滴の降り掛かりなどの水滴で劣化する、植物油や柿渋など植物性の塗剤を用いて撥水処理をすることで、耐水強化された処理箱で、微生物での分解廃棄処理可能な生ゴミ好気処理箱を提供出来る。
【００１１】
請求項3の発明は、生ゴミ好気処理箱の蓋と箱部を、糊代で筒状に貼り付けて形成し、畳んだ状態を平らにし、箱に組み立てる場合の角部で折り畳んで保管、運搬を小さな体積で出来る形態にする。
【００１２】
請求項4の発明は、薄肉の広口容器を作成し、例えば地域で収集して、まとめて生ゴミ減溶や堆肥化処理を行う場合の収集時移し替え等に利便性がある。家庭のプランター肥料等で利用する場合も、取っ手があり、薄肉で軽く、広口の容器を醗酵に用いることで、移し替えや持ち運びに便利な容器としても利用できる。醸成に薄肉の容器を利用する事で、湯たんぽの熱で加温する場合も、速やかな熱伝達ができる。
【００１３】
請求項５の発明は、生ゴミを微生物などで堆肥化、減容処理を行う場合、適度に水分調整をし、好気菌に必要な空気の通気窓を設け、好気発酵で臭いの少ない処理が出来る。好気菌が活動するには、適度な湿り気と空気の酸素、そしてある程度の環境温度が必要である。好気醗酵は醗酵の際に醗酵熱を生ずるが、寒期の場合は加温することで醗酵を活発化する事が出来る。処理箱の下部、醸成容器の下に湯たんぽを用意して、注湯口からお湯を注いで湯たんぽに溜め、この熱の伝達によって醗酵容器内の温度を上昇し、初期の醗酵が活発になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１４】
本発明は、家庭などでの少量の生ゴミを処理箱内で、養生した草木チップや堆肥で覆い、増殖した、枯草菌、微生物などを利用し、発酵分解して減容、腐植土化する。処理箱はダンボール紙などの有機物の材料を利用し、処理箱の用済み後に廃棄する場合は、畑、庭などの土に埋けて、枯草菌などの微生物、虫や小動物での分解処分を容易に成してある。処理箱は蓋を設けて、虫、蝿、などの侵入や鳥などの散らかす害も防ぐ構成で、粒炭等で脱臭した通気を可能にする通気窓を設ける。処理箱にダンボール紙を利用すれば紙の層構造で軽く、熱伝導率が低く、空気を内包するなどの断熱性もあり、保温性とある程度の期間使用に耐える機械的強度をも兼ね備える。処理箱に撥水処理を施して耐水性を付加すればより、強度を向上できる。撥水剤を植物由来にすれば、処理箱の廃棄処理も微生物での分解が可能で、環境に与えるストレスが少ない物に成る。処理箱の側面角部に三角のコーナーを沿わせ、醗酵容器との隙間を埋めて空気の対流を阻止し、温度の放散を防止する。処理箱はダンボール板を筒状に貼り付けるなどして形成し、箱に組み立てる場合の角の部分で曲げ、平らに折り畳んで運送、保管の効率を良好な形態にする。生ゴミ処理箱内に広口の薄肉容器を備えて、容器内で醗酵して処理物の運搬、移し替えを容易にする。生ゴミ処理箱の、薄肉の広口容器下部には湯たんぽを備えて、お湯を入れて加温し、醗酵の温度環境を好ましくする。生ゴミ処理を繰り返し、廃棄する処理箱はプランターの様に利用して、播種、育菜も出来、処理箱を土壌に埋設するなどで、微生物、虫などによって分解され、処理箱の処分で残渣のない生ゴミ好気処理箱を提供する。
【実施例】
【００１５】
以下、本発明を図面に示した実施例により説明する。「図１」、「図２」、「図３」、「図４」、「図５」、「図6」、「図7」、「図8」、「図9」、「図10」、「図11」、「図12」、「図13」に本発明の実施例を示した。生ゴミ好気処理箱１は、その箱のコーナーに箱コーナー5、を入れて処理箱縁折4ｂ、で押さえて組み立てる。箱コーナー5、を組み立てた筒の中は空気の対流を防止する、紙を掴んで軽く詰める等の、詰め物を入れて置く。組み立てた生ゴミ好気処理箱1、の底部分には湯たんぽ8、を置く。湯たんぽ8、の上に広口容器9、を置いて、腐植土11、や堆肥、醗酵処理物の乾燥した物を敷き入れ、生ゴミを入れて腐植土11、や堆肥、醗酵処理物の乾燥した物を被せる。生ゴミ好気処理箱1、には処理箱蓋2、で蓋をして、虫、蝿、などの侵入や鳥などが散らかす害を防ぐ構成である。処理箱蓋2、には通気炭袋収納箱3、を取り付けて、炭袋収納箱通気穴３ａ、蓋通気穴２ａ、を通して通気し空気を取り込み、生ゴミを好気菌類で醗酵組織分解、減溶堆肥化を行う。通気炭袋収納箱3、の中には通気の臭いを吸収する通気炭袋7、を挿入して臭いを箱の外へ出さない手段を講じた。
【００１６】
実施例の、生ゴミ好気処理箱1、はダンボール紙で作り、ダンボール紙は波板などの層構造で、機械的強度を備えている。使用する環境では散水、雨水、生ゴミ処理の湿気などの影響で強度が極端に低くなることも予想され、撥水処理を施す。処理箱4、処理箱蓋2、箱コーナー5、の面に撥水処理し、水分湿気による吸水軟化防止処理をする。撥水処理の処理剤に植物性物を利用することで、処理箱蓋2、処理箱4、を廃棄処理しようとする場合も、土壌12、に埋設することで、土壌菌、枯草菌やミミズなどが分解、消化して残渣の無い処分が可能な、生ゴミの処理箱を提供出来る。処理箱4、を平板なダンボール紙に展開形取りして、筒状に貼り付け、「図3」様に、折り畳める形態に成す。処理箱蓋2、も同様に折り畳める形態「図5」様に成す。生ゴミ好気処理箱1、に組み立てる場合は、処理箱4、の処理箱折底板4ａ、を内側に直角に曲げ、処理箱折底板4ａ、を貼り付けて処理箱4、の底を作る。処理箱4、の処理箱縁折4ｂ、を内側へ折り返して、各片を競り決めて、処理箱4、の開口部を2重にして強化し、処理箱縁折4ｂ、の折り返しで箱コーナー5、の上部片を挟み込んで角部へ固定する。処理箱蓋2、も同様に蓋折天板2ｂ、を内側に直角に曲げて貼り付け、処理箱蓋2、の上面部を作る。処理箱蓋2、の蓋補強折込2ｃ、を内側へ折り返して、各片を競り決めて、処理箱蓋2、の開口部を2重にして組み立て強化する。
【００１７】
「図2」の斜視図は、「図3」の畳んだ状態の処理箱４、と「図10」の開いた状態の、箱コーナー5、を組み立てた状態の、処理箱で示す。ダンボール紙等の有機物で生ゴミ処理箱を作れば処理箱が不要となり、廃棄する場合も、庭、畑などの土壌12、に埋設して野菜などを栽培しながらでも、枯草菌やミミズなどが分解処理して、廃棄する場合の環境に与える負荷が少ない生ゴミの処理箱を提供できる。
【産業上の利用可能性】
【００１８】
本発明は一般家庭や小規模の調理残渣等、比較的小口の生ごみ、落ち葉、除草ゴミなどを衛生的に発酵、分解処理、堆肥化する手段で、一般には好気性、嫌気性何れの環境でも活性する枯草菌などが利用できる。処理箱も土壌に埋没して、枯草菌などが分解処理して、残渣のない環境負荷の少ない、生ゴミ等ゴミ分解消滅手段に関する、生ゴミの処理箱を提供する。本発明の生ゴミ好気処理箱は自然菌の枯草菌やミミズなどを利用して生ゴミなどを分解して、処理箱内で堆肥の生成、土に混ぜれば肥沃な土になり家庭菜園の床として、有機農法でも利用できる。分解処理物は、新しい生ゴミ処理の菌類添加物としても有効である。処理箱の廃棄は埋設して枯草菌、ミミズなどで分解消滅できる。最近はゴミ焼却で有害なガス、ＳＯｘ、ＮＯｘの発生が大きく社会問題化し、なお焼却後の灰はゴミの埋め立て用地不足で、これもまた社会の課題となって対策を迫られている。生ごみの発酵分解処理は、従来の燃焼による生ゴミの量を減らし、結果他のゴミ燃焼時の水分を減じ、有害なガスの発生を少なくして、焼却灰も少なくする事ができる。生ゴミ処理箱を利用してできる堆肥、肥沃な土は、農業、林業、草木花壇、家庭菜園の有効な肥料、堆肥としても好ましい物である。
【図面の簡単な説明】
【００１９】
【図１】本発明の生ゴミ好気処理箱の一実施例斜視図である。
【図２】図１の生ゴミ好気処理箱、箱部斜視図である。
【図３】図2箱部を畳んだ状態の斜視図である。
【図４】図１の生ゴミ好気処理箱の蓋の斜視図である。
【図５】図4蓋部を畳んだ状態の斜視図である。
【図６】図4蓋に取り付ける、通気炭袋収納箱斜視図である。
【図７】図6通気炭袋収納箱に入れる通気炭袋斜視図である。
【図８】本発明の生ゴミ好気処理箱用の加温用湯たんぽ斜視図である。
【図９】図2の生ゴミ好気処理箱の隅部材、箱コーナーの斜視図である。
【図１０】図9の箱コーナーの展開斜視図である。
【図１１】本発明実施例、広口容器の斜視図である。
【図１２】図2の生ゴミ好気処理箱で育菜イメージの斜視図である。
【図１３】図2の生ゴミ好気処理箱を埋設し、育菜と箱処分状態の斜視図である。
【符号の説明】
【００２０】
1 生ゴミ好気処理箱
2 処理箱蓋
2ａ 蓋通気穴
2ｂ 蓋折天板
2ｃ 蓋補強折込
3 通気炭袋収納箱
3ａ 炭袋収納箱通気穴
4 処理箱
4ａ 処理箱折底板
4ｂ 処理箱縁折
5 箱コーナー
6 炭袋収納箱組み付けテープ
7 通気炭袋
8 湯たんぽ
8ａ 注湯口
8ｂ 排水口
9 広口容器
9ａ 容器取手
10 育植物
11 腐植土
12 土壌
【特許請求の範囲】
【請求項１】
生ゴミを主に好気微生物を利用して、分解、減容、堆肥化する生ゴミ処理箱において、処理箱を微生物で分解可能なダンボール紙などで作成、素材の断熱性と層構造の断熱性で醗酵熱を保温でき、醗酵を促進する加温効果と、処理箱に炭の粒を詰めた通気口を設け、好気菌での分解醗酵を可能にしたことを特徴とする、生ゴミ好気処理箱
【請求項２】
微生物が分解可能な撥水剤で撥水処理した処理箱に成したことを特徴とする、請求項1の生ゴミ好気処理箱。
【請求項３】
処理箱と蓋などを平に畳む形と、広げる、折曲げるなどで箱に成形できる構造で、畳んだ状態で保管搬送を可能にしたことを特徴とする、請求項１の生ゴミ好気処理箱。
【請求項４】
底や側壁の角に丸みを持たせた広口の容器を箱の中に納まる形で更に具備し、処理物の移し替えを容易に成したことを特徴とする、請求項1の生ゴミ好気処理箱。
【請求項５】
処理箱内に湯たんぽ等を予め入れ、温湯を入れて加温出来る構成にしたことを特徴とする、請求項1の生ゴミ好気処理箱。
【請求項１】
生ゴミを主に好気微生物を利用して、分解、減容、堆肥化する生ゴミ処理箱において、処理箱を微生物で分解可能なダンボール紙などで作成、素材の断熱性と層構造の断熱性で醗酵熱を保温でき、醗酵を促進する加温効果と、処理箱に炭の粒を詰めた通気口を設け、好気菌での分解醗酵を可能にしたことを特徴とする、生ゴミ好気処理箱
【請求項２】
微生物が分解可能な撥水剤で撥水処理した処理箱に成したことを特徴とする、請求項1の生ゴミ好気処理箱。
【請求項３】
処理箱と蓋などを平に畳む形と、広げる、折曲げるなどで箱に成形できる構造で、畳んだ状態で保管搬送を可能にしたことを特徴とする、請求項１の生ゴミ好気処理箱。
【請求項４】
底や側壁の角に丸みを持たせた広口の容器を箱の中に納まる形で更に具備し、処理物の移し替えを容易に成したことを特徴とする、請求項1の生ゴミ好気処理箱。
【請求項５】
処理箱内に湯たんぽ等を予め入れ、温湯を入れて加温出来る構成にしたことを特徴とする、請求項1の生ゴミ好気処理箱。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【図１１】
【図１２】
【図１３】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【図１１】
【図１２】
【図１３】
【公開番号】特開２００８−２６４７０９（Ｐ２００８−２６４７０９Ａ）
【公開日】平成２０年１１月６日（２００８．１１．６）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００７−１１２６９５（Ｐ２００７−１１２６９５）
【出願日】平成１９年４月２３日（２００７．４．２３）
【出願人】（５９２１３９５００）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２０年１１月６日（２００８．１１．６）
【国際特許分類】
【出願日】平成１９年４月２３日（２００７．４．２３）
【出願人】（５９２１３９５００）
【Ｆターム（参考）】
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