説明

生命維持ガス浄化装置

【課題】生命生活環境における生活環境ガスから二酸化炭素を浄化する簡易な生命維持ガス浄化装置を提供する。
【解決手段】二酸化炭素を規定値以下に除去して浄化ガス12とする生命維持ガス浄化装置10Aであって、活性炭素繊維吸着材13が充填され、加圧状態で二酸化炭素を吸着するCO2吸着・脱着塔14と、二酸化炭素と水分を所定値以上含む浄化前ガス11を前記CO2吸着・脱着塔14に導入するために前記CO2吸着・脱着塔14の入口側に接続された入口側流路15と、前記CO2吸着・脱着塔14の出口側に接続されて浄化ガス12を排出する出口側流路16と、前記CO2吸着・脱着塔14の入口側流路15側に設けられ、塔内部を減圧する減圧流路17と、前記入口側流路15、前記出口側流路16及び前記減圧流路17を開閉自在とする第1の流路開閉手段21、第2の流路閉手段22及び第3の流路開閉手段23とを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生命生活環境における生活環境ガスから二酸化炭素を浄化する生命維持ガス浄化装置に関する。
【背景技術】
【0002】
宇宙ステーションでは、生命維持のために、宇宙生活環境中から効率よく二酸化炭素を除去する二酸化炭素除去装置が必要である。
ところで、ジェームズ・C・ノックス(James C. Knox)によって「国際宇宙ステーション二酸化炭素除去装置試験(International Space Station Carbon Dioxide Removal Assembly Testing)」(アメリカ航空宇宙局技術報告、2000年)に二酸化炭素除去装置の提案がある。この二酸化炭素除去装置は、除湿剤床と、二酸化炭素吸収剤床とを備える(特許文献1)。
【0003】
また、コンパクト化を図った空気清浄装置の提案がある(非特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−274007号公報
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】ジェームズ・C・ノックス、「国際宇宙ステーション二酸化炭素除去装置試験」、アメリカ航空宇宙局技術報告、2000年
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の二酸化炭素吸収装置では、環境中の水分の存在が二酸化炭素の吸着を阻害するので、予め水分を除去するための除湿装置が必須であるので、除湿装置を用いることなく、簡易な構成で、環境中の二酸化炭素を除去することができる二酸化炭素除去装置の出現が切望されている。
【0007】
本発明は、前記問題に鑑み、生命生活環境における生活環境ガスから二酸化炭素を浄化する簡易な生命維持ガス浄化装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するための本発明の第1の発明は、生命体の呼気から発生する二酸化炭素と水分を所定値以上含む浄化前のガス中から二酸化炭素を規定値以下に除去して浄化ガスに再生する生命維持ガス浄化装置であって、活性炭素繊維(ACF)吸着材が充填され、加圧状態で二酸化炭素を吸着するCO2吸着・脱着塔と、前記二酸化炭素と水分を所定値以上含む浄化前のガスを前記CO2吸着・脱着塔に導入するために前記CO2吸着・脱着塔の入口側に接続された入口側流路と、前記CO2吸着・脱着塔の出口側に接続されて浄化ガスを排出する出口側流路と、前記CO2吸着・脱着塔の入口側流路側に設けられ、CO2吸着・脱着塔内部を減圧する減圧流路と、前記入口側流路を開閉自在とする第1の流路開閉手段と、前記出口側流路を開閉自在とする第2の流路閉手段と、前記減圧流路を開閉自在とする第3の流路開閉手段とを具備することを特徴とする生命維持ガス浄化装置にある。
【0009】
第2の発明は、第1の発明において、活性炭素繊維(ACF)吸着材が充填され、加圧状態で二酸化炭素を吸着する2台の第1のCO2吸着・脱着塔及び第2のCO2吸着・脱着塔と、第1のCO2吸着・脱着塔及び第2のCO2吸着・脱着塔との出口側流路を連通する連通路と、前記連通路に介装され連通路を開閉する第4の開閉手段と、を具備することを特徴とする生命維持ガス浄化装置にある。
【0010】
第3の発明は、第1又は2の発明において、前記加圧状態は、前記CO2吸着・脱着塔から二酸化炭素を脱着する圧力より、圧力が高いことを特徴とする生命維持ガス浄化装置にある。
【0011】
第4の発明は、第1乃至3のいずれか一つの発明において、前記活性炭素繊維(ACF)吸着材が、塩基性窒素を含む活性炭素繊維であることを特徴とする生命維持ガス浄化装置にある。
【0012】
第5の発明は、第1乃至4のいずれか一つの発明において、前記活性炭素繊維(ACF)吸着材が、PAN(Polyacrylonitrile;ポリアクリロニトリル)系活性炭素繊維であることを特徴とする生命維持ガス浄化装置にある。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、生命生活環境においても生活環境ガスから二酸化炭素を簡易な装置で浄化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】図1は、実施例1に係る生命維持ガス浄化装置の概略図である。
【図2】図2は、実施例2に係る生命維持ガス浄化装置の概略図である。
【図3−1】図3−1は、実施例2に係る生命維持ガス浄化装置の吸着工程の概略図である。
【図3−2】図3−2は、実施例2に係る生命維持ガス浄化装置の吸着工程の概略図である。
【図3−3】図3−3は、実施例2に係る生命維持ガス浄化装置の吸着工程の概略図である。
【図4】図4は、吸着量の対比試験結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【実施例1】
【0016】
本発明による実施例に係る生命維持ガス浄化装置について、図面を参照して説明する。図1は、実施例1に係る生命維持ガス浄化装置の概略図である。図1に示すように、実施例1に係る生命維持ガス浄化装置10Aは、生命体の呼気から発生する二酸化炭素と水分を所定値以上含む浄化前のガス(以下「浄化前ガス」という)11中から二酸化炭素を規定値以下に除去して浄化ガス12に再生する生命維持ガス浄化装置であって、活性炭素繊維(ACF)吸着材13が充填され、加圧状態で二酸化炭素を吸着するCO2吸着・脱着塔14と、前記二酸化炭素と水分を所定値以上含む浄化前ガス11を前記CO2吸着・脱着塔14に導入するために前記CO2吸着・脱着塔14の入口側に接続された入口側流路15と、前記CO2吸着・脱着塔14の出口側に接続されて浄化ガス12を排出する出口側流路16と、前記CO2吸着・脱着塔14の入口側流路15側に設けられ、CO2吸着・脱着塔14内部を減圧する減圧流路17と、前記入口側流路15を開閉自在とする第1の流路開閉手段21と、前記出口側流路16を開閉自在とする第2の流路開閉手段22と、前記減圧流路17を開閉自在とする第3の流路開閉手段23とを具備するものである。
なお、図1中、符号24は減圧ガス、25は昇圧手段及び26は減圧手段を各々図示する。
【0017】
ここで、生命維持ガス浄化装置を用いた浄化対象である生命維持空間は、宇宙構造体の内部空間である。
また、宇宙構造体は、宇宙船、宇宙ステーション、宇宙基地、及び宇宙服のいずれかである。
また、浄化対象空間では少なくとも一人の人が活動する。
さらに、浄化対象空間における圧力は宇宙真空における圧力よりも高い。
【0018】
浄化対象空間内の空気は、窒素及び酸素に加え、人体から排出された二酸化炭素、水蒸気、及び他のガス成分を含む。他のガス成分は、炭素元素、水素元素、又は両方を含む。他のガス成分は、例えば、メタノール(MeHO)、エタノール(EtOH)、アセトアルデヒド(CH3CHO)、メタン(CH4)、硫化水素(H2S)、水素(H2)、アンモニア(NH3)、メタンチオール(CH3SH)、一酸化炭素(CO)、インドール(C87N)等である。
【0019】
浄化前ガス11中に含まれる二酸化炭素の量は1%程度であり、水分は3〜5%程度である。この浄化前ガス11から二酸化炭素を例えば1000ppmの規定値以下に除去することが求められている。
本実施例では、CO2吸着・脱着塔14は一塔式であり、ACF吸着材13が内部に充填されている。
【0020】
このACF吸着材13に用いる本発明の活性炭素繊維の原料の炭素繊維としては、その製造原料の違いにより、ピッチ系、ポリアクリロニトリル(PAN)系、フェノール系、セルロース系等の各種のものを挙げることができる。前記炭素繊維は、市販品であってもよい。前記した公知の炭素繊維の中でも好ましい種類は、ピッチ系、フェノール系、セルロース系のような炭素繊維、および含窒素官能基を有する炭素繊維である。
【0021】
これらの炭素繊維を賦活処理して活性炭素繊維(ACF)を得る。
賦活処理とは、触媒や高温ガス流通下での部分酸化反応により、炭素繊維原料の表面にナノメートルからマイクロメートル程度の径をもつ細孔を作り出し、比表面積を増大させ、且つ、表面状態の変化を生じさせ反応活性を向上させる手法である。賦活処理には、薬品賦活法とガス賦活法とがある。薬品賦活法では炭化の作用と賦活の作用との両方が生じる。ただし、原料として炭素繊維を用いる場合は炭化が完了しているため、通常はガス賦活法を用いている。
【0022】
賦活処理は、水蒸気、二酸化炭素、空気等を用い、反応温度を例えば700℃以上にして行われるのが通常である。本発明では、より好ましくは800〜950℃、より好適には850〜900℃で処理している。
なお、上限値を超える温度での賦活処理は炭素繊維の消費が激しく、収率が低下するので好ましくない。なお、反応に必要な時間は、その温度によって適宜設定することができ、例えば2〜5時間程度とするのが好ましい。
【0023】
前記活性炭素繊維(ACF)吸着材13としては、塩基性窒素を含む活性炭素繊維であることが好ましい。
これは、ACFに窒素(N)を所定量含むものが二酸化炭素の吸着に有効であるからである。
この添加量としては、4重量%程度とするのが好ましい。
【0024】
前記活性炭素繊維(ACF)吸着材13が、PAN系活性炭素繊維とするのが好ましい。これはPAN系活性炭素繊維の場合には、骨格に窒素(N)を含有しているからである。
【0025】
図4は、吸着量の対比試験結果を示すグラフである。図4に示すように、窒素(N)を4重量%担持したPAN系活性炭素繊維を用いた試験例と、従来の吸着材を用いた比較試験例との吸着量について、物理吸着量と化学吸着量とに顕著な差異があった。
図4に示すように、ACFの場合には、化学吸着量は物理吸着量の約230倍であったが、従来の吸着材の化学吸着量は物理吸着量の約130倍であった。
【0026】
ここで、ACFによるCO2吸着の作用・機構は現時点では定かではないが、以下のような反応が生じ、CO2が吸着されるものと推定される。
2C(活性炭素繊維表面)−NH2+CO2⇔C(活性炭素繊維表面)−NH3+C(活性炭素繊維表面)−NHCOO-
あるいは、下記のような反応も推定される。
(活性炭素繊維表面)CN+H2O+CO2→(活性炭素繊維表面)CNH++HCO3
【0027】
この一塔式の生命維持ガス浄化装置10Aの二酸化炭素の除去工程を説明する。
1) まず、前記第1の流路開閉手段21と第2の流路開閉手段22を開くと共に、第3の流路開閉手段23を閉じる。
2) 二酸化炭素と水分を所定値以上含む浄化前ガス11を加圧状態でCO2吸着・脱着塔14内に供給し、活性炭素繊維(ACF)吸着材13で二酸化炭素を吸着させ、二酸化炭素を規定値以下に除去して規定値(例えば1000ppm)以下の浄化ガス12とする。
3) その後、前記第1の流路開閉手段21と第2の流路開閉手段22を閉じると共に第3の流路開閉手段23を開き、前記CO2吸着・脱着塔14内を減圧状態とし、吸着した二酸化炭素を活性炭素繊維(ACF)吸着材13から脱着させる。
【0028】
これにより、二酸化炭素の除去がなされた浄化ガス12を得ることができる。
【実施例2】
【0029】
本発明による実施例に係る生命維持ガス浄化装置について、図面を参照して説明する。図2は、実施例2に係る生命維持ガス浄化装置の概略図である。図2に示すように、実施例1に係る生命維持ガス浄化装置10Bは、実施例1の生命維持ガス浄化装置10Aにおいて、活性炭素繊維(ACF)吸着材13が充填され、加圧状態で二酸化炭素を吸着するCO2吸着・脱着塔を2台(第1のCO2吸着・脱着塔14A及び第2のCO2吸着・脱着塔14B)設けてなると共に、第1のCO2吸着・脱着塔14A及び第2のCO2吸着・脱着塔14Bとの出口側流路16A、16Bを連通する連通路31と、前記連通路31に介装され、該連通路31を開閉する第4の開閉手段32と、を具備するものである。
なお、図2中、符号15A、15Bは入口側流路、17A、17Bは減圧流路、25A、25Bは昇圧手段及び26A、26は減圧手段を各々図示する。
【0030】
本実施例では、第1のCO2吸着・脱着塔14Aで吸着を行うと共に、第2のCO2吸着・脱着塔14Bで再生を行うことを交互にしている。
【0031】
この二塔式の生命維持ガス浄化装置10Bの二酸化炭素の除去工程を図3−1〜図3−3を参照しつつ説明する。
図3−1〜図3−3は、実施例2に係る生命維持ガス浄化装置の吸着工程の概略図である。
1) 先ず、第1のCO2吸着・脱着塔14Aで吸着を行うと共に、第2のCO2吸着・脱着塔14Bで再生を行う際、以下の操作を行う。
第1のCO2吸着・脱着塔14A側の第1の流路開閉手段21Aと第2の流路開閉手段22Aを開くと共に第3の流路開閉手段23Aを閉じ、二酸化炭素と水分を所定値以上含む浄化前ガス11を加圧状態で第1のCO2吸着・脱着塔14A内に供給して活性炭素繊維(ACF)吸着材13Aで二酸化炭素を吸着させ、二酸化炭素を規定値以下に除去して浄化ガス12とする。
2) これと同時に、第2のCO2吸着・脱着塔14B側の第1の流路開閉手段21Bと第2の流路開閉手段22Bを閉じると共に第3の流路開閉手段23Bを開き、減圧状態で第2のCO2吸着・脱着塔14Bの活性炭素繊維(ACF)吸着材13Bに吸着した二酸化炭素を脱着させる。
3) その後、第3の流路開閉手段23Bを閉じ、連通路31の第4の開閉手段32を開き、減圧状態の第2のCO2吸着・脱着塔14B側と加圧状態の第1のCO2吸着・脱着塔14Aとを連通し、第1のCO2吸着・脱着塔14A内に残存するN2とO2とを第2のCO2吸着・脱着塔14Bへ移動させる。
4) 次いで、第2のCO2吸着・脱着塔14Bを用いて吸着操作を行う。
一方、第1のCO2吸着・脱着塔14Aでは再生操作を行う。
5) ここで、第2のCO2吸着・脱着塔14Bの再生操作において、移動されたN2とO2とが第2のCO2吸着・脱着塔14Bの頭頂部側から浄化ガス12と共に、出口側流路を経由して排出される。
【0032】
本実施例によれば、吸着時に第1のCO2吸着・脱着塔14A内に存在する貴重な酸素を回収できる。
【0033】
前記加圧状態は、前記CO2吸着・脱着塔14から二酸化炭素を脱着する圧力より、圧力が高いほうが好ましい。
これは、圧力が高いほうが、活性炭素繊維(ACF)吸着材13での二酸化炭素の吸着が良好であるからである。
【産業上の利用可能性】
【0034】
以上のように、本発明に係る生命維持ガス浄化装置によれば、生命生活環境においても生活環境ガスから二酸化炭素を簡易な装置で浄化することができる。
【符号の説明】
【0035】
10A、10B 生命維持ガス浄化装置
11 浄化前ガス
12 浄化ガス
13 活性炭素繊維(ACF)吸着材
14 CO2吸着・脱着塔
15 入口側流路
16 出口側流路
17 減圧流路
21 第1の流路開閉手段
22 第2の流路開閉手段
23 第3の流路開閉手段
24 減圧ガス
25 昇圧手段
26 減圧手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
生命体の呼気から発生する二酸化炭素と水分を所定値以上含む浄化前のガス中から二酸化炭素を規定値以下に除去して浄化ガスに再生する生命維持ガス浄化装置であって、
活性炭素繊維(ACF)吸着材が充填され、加圧状態で二酸化炭素を吸着するCO2吸着・脱着塔と、
前記二酸化炭素と水分を所定値以上含む浄化前のガスを前記CO2吸着・脱着塔に導入するために前記CO2吸着・脱着塔の入口側に接続された入口側流路と、
前記CO2吸着・脱着塔の出口側に接続されて浄化ガスを排出する出口側流路と、
前記CO2吸着・脱着塔の入口側流路側に設けられ、CO2吸着・脱着塔内部を減圧する減圧流路と、
前記入口側流路を開閉自在とする第1の流路開閉手段と、
前記出口側流路を開閉自在とする第2の流路閉手段と、
前記減圧流路を開閉自在とする第3の流路開閉手段とを具備することを特徴とする生命維持ガス浄化装置。
【請求項2】
請求項1において、
活性炭素繊維(ACF)吸着材が充填され、加圧状態で二酸化炭素を吸着する2台の第1のCO2吸着・脱着塔及び第2のCO2吸着・脱着塔と、
第1のCO2吸着・脱着塔及び第2のCO2吸着・脱着塔との出口側流路を連通する連通路と、
前記連通路に介装され連通路を開閉する第4の開閉手段と、を具備することを特徴とする生命維持ガス浄化装置。
【請求項3】
請求項1又は2において、
前記加圧状態は、前記CO2吸着・脱着塔から二酸化炭素を脱着する圧力より、圧力が高いことを特徴とする生命維持ガス浄化装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか一つにおいて、
前記活性炭素繊維(ACF)吸着材が、塩基性窒素を含む活性炭素繊維であることを特徴とする生命維持ガス浄化装置。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか一つにおいて、
前記活性炭素繊維(ACF)吸着材が、PAN系活性炭素繊維であることを特徴とする生命維持ガス浄化装置。


【図1】
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【図2】
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【図3−1】
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【図3−2】
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【図3−3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−130861(P2012−130861A)
【公開日】平成24年7月12日(2012.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−285190(P2010−285190)
【出願日】平成22年12月21日(2010.12.21)
【出願人】(000006208)三菱重工業株式会社 (10,378)
【Fターム(参考)】