画像処理装置、情報処理方法、及びプログラム
【課題】画像処理装置において、使用するユーザごとに自分の使用した出力枚数を意識させることができなかった。
【解決手段】本発明の画像処理装置は、画像処理及び印刷出力に対応する履歴を管理し、当該履歴に基づきユーザごとの集計機能を備え、画像処理装置にユーザがログインする際のユーザ情報を取得し、該取得したユーザ情報に基づき、ログインユーザによる画像処理装置における履歴に基づく集計結果の表示し、前記集計結果として表示される情報として、カラー比率、2色比率、両面比率、及びページ集約比率の少なくとも1つ以上を含むことを特徴とする。
【解決手段】本発明の画像処理装置は、画像処理及び印刷出力に対応する履歴を管理し、当該履歴に基づきユーザごとの集計機能を備え、画像処理装置にユーザがログインする際のユーザ情報を取得し、該取得したユーザ情報に基づき、ログインユーザによる画像処理装置における履歴に基づく集計結果の表示し、前記集計結果として表示される情報として、カラー比率、2色比率、両面比率、及びページ集約比率の少なくとも1つ以上を含むことを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は画像処理装置における、画像処理及び印刷出力に基づく履歴を扱う技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、画像処理装置において膨大な量の印刷物が出力されるようになった。そして、環境問題やコスト意識の向上により、不必要な印刷出力は抑えたいという要求が高まってきた。そこで、各ユーザに資源の節約意識を持たせるための取り組みか行われている。
【0003】
従来から、画像処理装置の利用の際の集約印刷(2in1など)、両面印刷、及びトナーセーブモードなどによる節約に関する情報をIDごとに管理し、画像形成装置の操作パネルに表示するといった技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−304092号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した従来技術に対して、各ユーザに画像処理装置を利用する際に、常に節約を意識させるような、より効果的な仕組みが求められる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記を鑑み、本発明は、画像処理及び印刷に対応する履歴を管理し、当該履歴に基づきユーザごとの集計機能を備える画像処理装置であって、画像処理装置にユーザがログインする際のユーザ情報を取得する取得手段(S801)と、画像処理装置にユーザがログインした際に、前記取得手段により取得したユーザ情報に基づき、ログインしたユーザによる画像処理装置における履歴に基づく集計結果の表示する表示手段(S810)とを備え、前記集計結果として表示される情報として、カラー比率、2色比率、両面比率、及びページ集約比率の少なくとも1つ以上を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、画像処理装置を利用する際に、各ユーザに適した、常に節約を意識させるような、より効果的な仕組みが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明における画像処理装置のハードウェアのブロック図。
【図2】本発明における画像処理装置のソフトウェアに関するモジュール構成図。
【図3】実施例における画像処理装置の操作部などの一例を示す図。
【図4】実施例における部門IDログイン画面の表示の一例を示す図。
【図5】実施例におけるユーザ認証ログイン画面の表示の一例を示す図。
【図6】実施例におけるメッセージ画面(トップ画面)の表示の一例を示す図。
【図7】実施例における集計画面の表示の一例を示す図。
【図8】実施例における画像処理装置の処理を説明するためのフローチャートを示す図。
【図9】実施例におけるネットワーク構成の一例を示す図。
【図10】情報処理装置のハードウェアのブロック図。
【図11】実施例におけるメッセージ画面の設定画面の一例を示す図。
【図12】実施例における集計処理に関する設定画面の一例を示す図。
【図13】実施例における集計画面の表示の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
【実施例1】
【0010】
図1は画像処理装置の一例である、MFP(Multi Function Peripheral)のハードウェアのブロック図である。MFPは複写、印刷、スキャンなど複数の機能を備えた装置である。なお、本発明の実施例に記載する技術は、同様な印刷機能、表示機能などを有するプリンタや複写機でも実現可能である。
【0011】
図1において、105はデバイス全体を制御するコントローラ部である。コントローラの内部構成として101はCPU、即ち中央処理装置であり、このコントローラの制御および演算処理等を行うものである。
【0012】
102はROM、即ち読み出し専用メモリであり、システム起動プログラムの情報等の記憶領域である。103はRAM、即ちランダムアクセスメモリであり、使用制限のないデータ記憶領域であり、104はHD、即ちハードディスクあるいはSRAMなど不揮発性記憶装置である。103RAMは、オペレーティングシステムや通信制御およびエンジン制御などのプログラムがロードされ、実行されたり、データが記憶されたりする領域である。
【0013】
106はスキャナであり、画像読み取り動作をする。107はプリンタであり、コントローラの制御のもとで印刷動作をする。
【0014】
108はUI部であり、ユーザからの指示を受け付けつける操作部、あるいは、各種情報の表示を行ったりする。109は通信部であり、ネットワーク通信制御を行うものであり,他の画像処理装置やコンピュータとの通信が可能である。110はシステムバスであり、上述の構成要素間のデータの通路となるべきものである。
【0015】
図2は本発明のMFPのソフトウェアなどのモジュール構成図である。
【0016】
201はオペレーティングシステム(OS)であり、MFP全体の資源を管理/制御する。
【0017】
202はAPI−1であり、OS201上で動作するアプリケーションのためのインタフェースである。アプリケーションはAPI−1を通じて、MFP上のリソースにアクセスしたり、CPUでコマンドを実行したりすることができる。
【0018】
203はOS201上で動作するコントローラ制御部であり、スキャナ106、プリンタ107、操作部108などを制御する。
【0019】
204はリソース管理部であり、コントローラ制御部202、後述する仮想マシン205、仮想マシン上の全アプリケーションがメモリ等のリソース資源を使用する際、予め決められた以上の資源が使用できないように制限するものである。
【0020】
205は仮想マシンであり、特定のアプリケーションを実行するために最適な実行環境であり、例えば、Java(登録商標)の仮想マシンなどにより実現されるものである。
【0021】
206はAPI−2であり、仮想マシン205上で動作するアプリケーションが、コントローラ制御部203、リソース管理部204、API−1202などを利用するためのインタフェースである。
【0022】
207はアプリケーション管理アプリケーションであり、仮想マシン205上で動作するアプリケーションを管理する。後述するアプリケーションのダウンロード、アップロード、消去、有効無効化などの制御を行うものでもある。
【0023】
207は仮想マシン205上で動作するアプリケーションである。本構成において、MFPに適宜、任意の機能を持つアプリケーションを任意の数だけインストールし、動作させることが可能である。ここで記載されたアプリケーションは、後述するような、画像処理、印刷による出力枚数などの集計やその集計結果などの表示を行うアプリケーション(集計機能として動作)が含まれる。
【0024】
ここで、各アプリケーションは、対応するプログラムがROM102あるいはHD部104に記憶され、MFP起動時にRAM103にロードされ、実行されることでその機能を実現する。
【0025】
図3はUI部108が提供するユーザインタフェースの一例である。
【0026】
300はキー入力部であり、ハードキーによりユーザ操作を受付可能である。301はON/OFFボタンであり、電源スイッチである。302は節電キーであり、本ボタンが押されると節電モードに移行する。節電モードとは、一部の部品への電源供給を停止することで機器全体の電力消費を抑える状態のことを示す。
【0027】
303はカウンタ確認キーであり、このボタンが押されると312タッチパネルに課金カウンタの値が表示される。課金カウンタの値の表示例(表1)を次に示す。
【0028】
【表1】
【0029】
表1において、トータルとは、MFPが設置されてから現在まで、排紙された面数の合計を示す。白黒トータルとはトータルのうちの白黒印刷のものであり、カラートータルとはトータルのうちのカラー印刷のものである。
【0030】
304はスタートキーであり、コピー/印刷/スキャン/送信などのMFPが提供する処理の開始を指示する。305はストップキーであり、スタートキーで開始したジョブを停止する。306はテンキーであり、数値情報を入力する。307はIDキーであり、認証情報の入力を行うことを指示するものである。
【0031】
308はクリアキーであり、306テンキーによって入力された情報を解除する。309はリセットキーであり、ユーザによって処理対象のジョブに支持されたすべてのパラメータを解除する。310はヘルプキーであり、操作方法が不明なときにユーザが押すものであり、操作の助けとなる情報を表示する。311はユーザモードキーであり、各種設定を開始するためのキーである。
【0032】
312はタッチパネル機能を供えている。タッチパネルは表示機能を備えると共に、表示領域が押されたかどうかを検知することにより、操作者からの入力を受け付けることができる。
【0033】
図4,図5、図6、図7はMFPのタッチパネル上に表示される画面の一例である。
【0034】
ここで図4、及び図5は、ユーザ情報(部門IDやユーザIDなど)を用いたログイン画面の一例である。何れのログイン画面表示によりログイン制御を行うかはユーザにより任意に設定できる。
【0035】
図4は部門ごとの認証を行う画面である。MFPは起動後に本画面を表示して、部門ごとのログインを制御する。
【0036】
401は部門ID入力テキストボックス、402は暗号番号入力テキストボックスであり、キー入力部300から任意の文字列を入力可能である。部門ID、及び暗証番号の入力後にIDキー307が押されると、入力された部門ID、及び暗証番号により照合処理が行われ、正しい部門ID、及び暗証番号であることが確認されればトップ画面600を表示する。正しくなければ、部門ID入力テキストボックス、及び暗号番号入力テキストボックスを空にし、初期状態に戻す。
【0037】
図5はユーザごとの認証を行う画面である。MFPは起動後に本画面を表示して、ユーザごとのログインを制御する。
【0038】
501はユーザID入力テキストボックス、502は暗号番号入力テキストボックスであり、キー入力部300から任意の文字列を入力可能である。ユーザID、及び暗証番号入力後にログインキー504が押されると、入力されたユーザID、及び暗証番号により照合処理が行われ、正しいユーザID、及び暗証番号であることが確認されればトップ画面600を表示する。
【0039】
正しくなければ、ユーザID入力テキストボックス、及び暗号番号入力テキストボックスを空にし、初期状態に戻す。503はログイン時の認証をどこで行うかを設定する。ここでは、画像処理装置自身で行うか、認証サーバ903で行うかの選択が可能である。
【0040】
図6はログイン後の画像処理装置のタッチパネル上に表示されるメッセージ画面の一例である。
【0041】
601、602、603はメッセージ出力画面であり、後述する図11で設定されたメッセージを出力する。“閉じる”ボタン604が押されるとトップ画面600は閉じ、次の画面の表示に移る。605は、後述する図11で設定されたイメージデータを出力する。606は画像処理装置に関する基本的な設定画面の表示に移るボタンである。607は他の機能のアプリケーションの利用に関する表示に移るボタンである。
【0042】
図7はログイン後にタッチパネル上に表示される集計画面の一例である。この画面は、例えば図6のトップ画面から“閉じる”ボタン604が押下された際に遷移する画面である。
【0043】
この画面は、前述したログイン画面(図4または図5)で取得したユーザID又は部門IDに基づく集計結果の表示が行われる。これによって、何らかの処理を行うログインしたユーザに応じた、適切なコスト意識を常に持たせることが可能となる。
【0044】
713は後述する図12で設定されたコピー、プリント、スキャナ、及びFAXなどのジョブ情報の集計期間を表示する。この例ではコピー、プリントの集計期間を表示している。
【0045】
701は集計期間713で表示される期間における、カラー印刷が行われた論理ページ(カラーページ)の集計結果を表示する。ここでは、プリント、コピー、FAX受信、レポート及びボックスプリントなどのカラーで出力された論理ページ数の合算した結果を集計結果として表示を行う。
【0046】
702は集計期間713で表示される期間における、2色印刷が行われた論理ページの集計結果を表示する。ここでは、プリント、コピー、FAX受信、レポート及びボックスプリントなどの2色で出力された論理ページ数の合算した結果を集計結果として表示する。
【0047】
703は集計期間713で表示される期間における、モノクロ印刷が行われた論理ページ(モノクロページ)の集計結果を表示する。ここでは、プリント、コピー、FAX受信、レポート及びボックスプリントなどのモノクロで出力された論理ページ数の合算した結果を集計結果として表示する。
【0048】
704は集計期間713で表示される期間における、出力された総論理ページ数に占めるカラーページの割合であるカラー率を表示する。この例では、[カラー率=カラーページ÷総論理ページ数]で計算している。
【0049】
705は集計期間713で表示される期間における、出力された総論理ページ数に占める2色印刷ページの割合である2色率を表示する。この例では、[2色率=2色印刷ページ÷総論理ページ数]で計算している。
【0050】
両面比率706は集計期間713で表示される期間における、両面で出力された出力枚数を総出力枚数で割った値を表示する。具体的には、[両面比率=両面で出力された枚数÷総出力枚数]で計算している。
【0051】
ページ集約比率707は集計期間713で表示される期間における、Nin1(2in1、4in1など)の集約印刷で印刷されたページ数の、総ページ数に対する割合を示す。この例では、[ページ集約比率=(Nin1設定されたページ数÷総ページ数)で計算している。
【0052】
出力枚数708は集計期間713で表示される期間における、出力されたページ数の総数を表示する。
【0053】
出力枚数709は集計期間713で表示される期間における、出力された用紙の枚数(物理枚数)の総数を表示する。
【0054】
尚、両面印刷及び集約印刷の両方によって、節約された出力枚数をユーザに認識させるためさらに節約情報を画面上に表示するとしてもよい。これは総出力枚数を総論理ページ数で割ればよい。
【0055】
前回までのコピー/プリント結果ボタン710を選択すると、図13に示すような期間以前の期間においての集計結果1300を表示する。
【0056】
1301は、集計期間713で表示される期間以前の集計期間を示している。
【0057】
1302の列には、701〜709で説明した項目が表示されている。1303の列には、集計期間713で表示される期間以前の集計期間1301における集計結果を表示する。
【0058】
1304の列には、集計期間713における集計結果を表示し、前回と今回の集計結果の比較をすることができる。
【0059】
OKボタン1305を選択することにより、集計結果1300を閉じ、集計結果700の画面を表示する。
【0060】
図8はMFP上で動作する、UI部におけるパネルの表示制御を伴う処理を説明するためのフローチャートを示す。このフローチャートにおける各ステップは、CPUによりプログラムが実行されることにより実現される。また、本フローチャートにおけるアプリケーションに基づく処理は、後述する図11、12などで設定された内容に基づき実現されることになる。
【0061】
S801において部門ID401もしくはユーザID501の認証を行う。具体的には、図4、5で説明した表示を行い、そこでユーザにより入力された情報に基づき認証を行う。
【0062】
S802においてアプリケーションを使用するライセンス期限を確認する。ここでは、画像処理の履歴に基づく、集計処理や表示制御を行うアプリケーションのライセンスが有効であるかを判断することになる。ライセンスが無効の場合はS803に進み、ライセンスが有効な場合はS804に進む。S803では、アプリケーションのライセンスが切れている旨の表示を行い、そのまま本アプリケーションによる処理は行わずに、画像処理装置の基本の設定画面に遷移するといった処理を行う。
【0063】
S804において、メッセージ画面(図6で説明したトップ画面600)の表示/非表示を判断する。メッセージ画面を表示すると予め設定されている場合はS805に進み、メッセージ画面を表示しないと予め設定されている場合はS809に進む。
【0064】
S805において、メッセージ画面の表示頻度を判断する。後述する図11において、表示頻度は毎回ログイン時に表示、または1日1回表示するなどの設定が可能となっている。1日1回表示すると設定されていた場合は、S806においてS801で認証され、ログインしたユーザによる、その日の最初のログインかどうかの判断を行う。最初のログインではなかった場合は、S809に進む。
【0065】
S805で毎回ログイン時に表示すると設定されているまたは、S806でその日の最初のログインであると判断された場合は、S807においてメッセージ画面600の表示処理を行う。
【0066】
S808において、表示したメッセージ画面600上において、ユーザにより“閉じる”ボタンが押下されたか否かを判断する。ここで押下されたと判断されない場合(NO)は、メッセージ画面600の表示が続く。押下されたと判断された場合(YES)は、S809に進む。
【0067】
S809では、集計画面700の表示/非表示の設定を判断する。集計画面700を表示しないと判断された場合、本アプリケーションは終了する。また、集計画面700を表示すると判断された場合は、S810において集計画面700を表示する。
【0068】
図9は、本発明におけるネットワーク構成を示している。ネットワーク上にはジョブ情報を管理する管理装置901とMFP100を含む複数のMFP902と認証サーバ903が配置されている。
【0069】
後述するように管理装置901からMFPに対して、図6や図7などで説明した画面上に表示するメッセージが送信される。さらに管理装置901は複数のMFP902からコピー、プリント、スキャナ、及びFAXなどの処理の履歴(ジョブログ情報)を取得する。認証サーバ903は、MFPが外部サーバにより認証処理を行う際に、認証情報(ID及びパスワード)の送受信が行われる。
【0070】
図10において、管理装置となる情報処理装置のハードウェアのブロック図である。
【0071】
1001はCPU、即ち中央処理装置であり、情報処理装置全体の制御および演算処理等を行うものである。
【0072】
1002はROM、即ち読み出し専用メモリであり、システム起動プログラムの情報等の記憶領域である。1003はRAM、即ちランダムアクセスメモリであり、使用制限のないデータ記憶領域であり、OS、アプリケーション、デバイスドライバおよび通信制御などのプログラムがロードされ、実行される領域である。
【0073】
1004はKBC、即ちキーボード制御部であり、キーボードより入力データを受け取りCPUへ伝達する。1005はCRT、即ちディスプレイ制御部であり、ディスプレイ装置への表示制御をする。
【0074】
1006はHD(ハードディスク)装置で構成する外部記憶装置であり、プログラムおよびデータを記憶、格納しておき、実行時に必要に応じて参照またはRAMへロードする。外部記憶装置はSRAMなどの不揮発性記憶装置で構成してもよい。1007は通信部であり、ネットワーク通信制御を行うものであり、図1で説明したようにネットワークに接続された他の情報処理装置や周辺機器との通信が可能である。1008はシステムバスであり、上述の構成要素間のデータの通路となるべきものである。
【0075】
図11は管理装置901における、図6、7などの表示内容を設定するための画面である。この画面により設定された情報は、画像処理装置に送信され、設定内容が画像処理装置の表示処理などに反映されることになる。
【0076】
1101はメッセージ画面600の表示/非表示を切り替える。チェックボックスにチェックが付いているときはメッセージ画面600が表示されることになる。
【0077】
1102はメッセージ画面600を表示する際の頻度を設定する。ここでは、“1日1回表示”(初回ログイン時)と“毎回ログイン時に表示”とが選択、設定することが可能である。“1日1回表示”された場合は、ログインしたユーザ(または部門)毎に1日の初回ログイン時にのみメッセージ画面600を表示し、以降は終日、メッセージ画面を表示しないという設定になる。また、“毎回ログイン時に表示”が選択された場合は、ユーザが画像処理装置に対してログインする毎に、必ずメッセージ画面600を表示する。
【0078】
1103は、図6のヘッダ601を表示するか否かを設定する。チェックボックスにチェックが付いているときはヘッダ601に文字列が表示されることになる。1104は、ヘッダ601の表示文字列を設定する。ユーザはキーボード部1004より任意の文字列を入力することができる。
【0079】
1105は、図6の本文602を表示するか否かを設定する。チェックボックスにチェックが付いているときは本文602に文字列が表示されることになる。1106は、本文602の表示文字列を設定する。ユーザはキーボード部1004より任意の文字列を入力することができる。ここでは、複数行のメッセージを入力することが可能である。
【0080】
1107は、図6のフッタ606を表示するか否かを設定する。チェックボックスにチェックが付いているときはフッタ606に文字列が表示されることになる。1108は、フッタ606の表示文字列を設定する。ユーザはキーボード部1004より任意の文字列を入力することができる。
【0081】
1109は、画像604を表示するか否かを設定する。チェックボックスにチェックが付いているときは画像604が表示されることになる。1110は、画像604の画像ファイルを指定する。ここでは画像ファイルをキーボード部1004より入力、指定することができる。1111は1110のテキストボックスに表示する画像ファイルのパスを入力する支援を行うプッシュボタンである。
【0082】
1111を押下することにより、Windows(登録商標)の『ファイルの選択』ダイアログボックスを表示し、ユーザに画像ファイルの指定を促し、選択された画像ファイルのフルパスを1110のテキストボックスに表示する。
【0083】
1112は、集計画面700を表示するか否かを設定する。チェックボックスにチェックが付いているときは集計画面700が表示されることになる。
【0084】
1113は、集計画面700におけるメッセージ716を表示するか否かを設定する。チェックボックスにチェックが付いているときはメッセージ716に文字列が表示されることになる。1114は、メッセージ716の表示文字列を設定する。ユーザはキーボード部1004より任意の文字列を入力することができる。
【0085】
また、赤字で表示する項目の設定(不図示)において、「カラー比率」、「2色比率」、「両面比率」、「ページ集約比率」のいずれかを赤字で表示することができる。選択可能な項目は、「カラー比率」、「2色比率」、「両面比率」、「ページ集約比率」、「なし」である。
【0086】
「なし」を選択した場合は、すべての項目を黒字で表示する。それ以外の項目が選択された場合は、選択された項目にしたがって、集計画面700のカラー比率704、2色比率705、両面比率706、ページ集約比率707の比率が赤字で表示される。これにより、ユーザに対して、特に喚起を促したい項目を強調して示すことができる。
【0087】
図12は、画像処理装置において集計などの処理を行うアプリケーションに対する設定を行うための画面である。この画面により設定された情報は、画像処理装置に送信され、設定内容が画像処理装置の集計処理などに反映されることになる。
【0088】
集計は決められた日時に、所定期間におけるコピー、プリント、スキャナ、及びFAXなどのジョブ情報を集計する。どのジョブ種の履歴から集計を行うかは、ユーザが任意に設定することが可能である。また、下記で設定される集計期間は図7の713に表示される。
【0089】
1201は、集計を予約するか否かを設定する。チェックボックスにチェックが付いているときは予約されたタイミングで集計を行われることになる。
【0090】
1202は、集計処理を行う間隔を設定する。この例では毎月/毎週/毎日のいずれかを指定することができる。
【0091】
1203は、何日(何曜日)に集計処理を実行するかを設定する。例えば集計期間1202で間隔に毎月が設定されたとき、1日から31日までのいずれかが選択可能である。29−31が指定されたとき、実行月にそれらの日がない場合は、存在する日まで集計処理の実行日を前倒しする。実行間隔が週単位のとき、日曜日から土曜日までのいずれかが選択可能である。
【0092】
1204は、集計処理を行う時間を0:00から23:00までのいずれかを1時間単位で指定することが可能である。
【0093】
1205は、集計結果のリセットを行うか否かを設定する。チェックボックスにチェックが付いているときは集計結果のリセット処理が行われる。集計結果のリセットを行うと設定された場合、上記で設定した集計期間での画像処理装置の処理実績に基づく集計が行われる。集計結果のリセットを行わないと設定された場合、集計処理などを行うアプリケーションが画像処理装置にインストールされてからの画像処理装置の処理実績に基づく集計が行われる。
【0094】
[他の実施の形態]
以上、様々な実施形態を詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。例えば、プリンタ、ファクシミリ、PC、サーバとクライアントとを含むコンピュータシステムなどの如くである。
【0095】
本発明は、前述した実施形態の各機能を実現するソフトウェアプログラムを、システム若しくは装置に対して直接または遠隔から供給する。そして、そのシステム等に含まれるコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
【0096】
従って、本発明の機能・処理をコンピュータで実現するために、情報処理装置にインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、上記機能・処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明の一つである。
【0097】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0098】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、記録媒体としては、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
【0099】
また、プログラムは、クライアントの情報処理装置のブラウザを用いてインターネットのホームページからダウンロードしてもよい。すなわち、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードしてもよいのである。
【0100】
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明の構成要件となる場合がある。
【0101】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布してもよい。この場合、所定条件をクリアしたユーザにのみ、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報で暗号化されたプログラムを復号して実行し、プログラムを情報処理装置にインストールしてもよい。
【0102】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現されてもよい。なお、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ってもよい。もちろん、この場合も、前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0103】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、情報処理装置に挿入された機能拡張ボードや情報処理装置に接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれてもよい。そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ってもよい。このようにして、前述した実施形態の機能が実現されることもある。
【符号の説明】
【0104】
S801・・取得手段、S810・・表示手段
【技術分野】
【0001】
本発明は画像処理装置における、画像処理及び印刷出力に基づく履歴を扱う技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、画像処理装置において膨大な量の印刷物が出力されるようになった。そして、環境問題やコスト意識の向上により、不必要な印刷出力は抑えたいという要求が高まってきた。そこで、各ユーザに資源の節約意識を持たせるための取り組みか行われている。
【0003】
従来から、画像処理装置の利用の際の集約印刷(2in1など)、両面印刷、及びトナーセーブモードなどによる節約に関する情報をIDごとに管理し、画像形成装置の操作パネルに表示するといった技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−304092号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した従来技術に対して、各ユーザに画像処理装置を利用する際に、常に節約を意識させるような、より効果的な仕組みが求められる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記を鑑み、本発明は、画像処理及び印刷に対応する履歴を管理し、当該履歴に基づきユーザごとの集計機能を備える画像処理装置であって、画像処理装置にユーザがログインする際のユーザ情報を取得する取得手段(S801)と、画像処理装置にユーザがログインした際に、前記取得手段により取得したユーザ情報に基づき、ログインしたユーザによる画像処理装置における履歴に基づく集計結果の表示する表示手段(S810)とを備え、前記集計結果として表示される情報として、カラー比率、2色比率、両面比率、及びページ集約比率の少なくとも1つ以上を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、画像処理装置を利用する際に、各ユーザに適した、常に節約を意識させるような、より効果的な仕組みが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明における画像処理装置のハードウェアのブロック図。
【図2】本発明における画像処理装置のソフトウェアに関するモジュール構成図。
【図3】実施例における画像処理装置の操作部などの一例を示す図。
【図4】実施例における部門IDログイン画面の表示の一例を示す図。
【図5】実施例におけるユーザ認証ログイン画面の表示の一例を示す図。
【図6】実施例におけるメッセージ画面(トップ画面)の表示の一例を示す図。
【図7】実施例における集計画面の表示の一例を示す図。
【図8】実施例における画像処理装置の処理を説明するためのフローチャートを示す図。
【図9】実施例におけるネットワーク構成の一例を示す図。
【図10】情報処理装置のハードウェアのブロック図。
【図11】実施例におけるメッセージ画面の設定画面の一例を示す図。
【図12】実施例における集計処理に関する設定画面の一例を示す図。
【図13】実施例における集計画面の表示の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
【実施例1】
【0010】
図1は画像処理装置の一例である、MFP(Multi Function Peripheral)のハードウェアのブロック図である。MFPは複写、印刷、スキャンなど複数の機能を備えた装置である。なお、本発明の実施例に記載する技術は、同様な印刷機能、表示機能などを有するプリンタや複写機でも実現可能である。
【0011】
図1において、105はデバイス全体を制御するコントローラ部である。コントローラの内部構成として101はCPU、即ち中央処理装置であり、このコントローラの制御および演算処理等を行うものである。
【0012】
102はROM、即ち読み出し専用メモリであり、システム起動プログラムの情報等の記憶領域である。103はRAM、即ちランダムアクセスメモリであり、使用制限のないデータ記憶領域であり、104はHD、即ちハードディスクあるいはSRAMなど不揮発性記憶装置である。103RAMは、オペレーティングシステムや通信制御およびエンジン制御などのプログラムがロードされ、実行されたり、データが記憶されたりする領域である。
【0013】
106はスキャナであり、画像読み取り動作をする。107はプリンタであり、コントローラの制御のもとで印刷動作をする。
【0014】
108はUI部であり、ユーザからの指示を受け付けつける操作部、あるいは、各種情報の表示を行ったりする。109は通信部であり、ネットワーク通信制御を行うものであり,他の画像処理装置やコンピュータとの通信が可能である。110はシステムバスであり、上述の構成要素間のデータの通路となるべきものである。
【0015】
図2は本発明のMFPのソフトウェアなどのモジュール構成図である。
【0016】
201はオペレーティングシステム(OS)であり、MFP全体の資源を管理/制御する。
【0017】
202はAPI−1であり、OS201上で動作するアプリケーションのためのインタフェースである。アプリケーションはAPI−1を通じて、MFP上のリソースにアクセスしたり、CPUでコマンドを実行したりすることができる。
【0018】
203はOS201上で動作するコントローラ制御部であり、スキャナ106、プリンタ107、操作部108などを制御する。
【0019】
204はリソース管理部であり、コントローラ制御部202、後述する仮想マシン205、仮想マシン上の全アプリケーションがメモリ等のリソース資源を使用する際、予め決められた以上の資源が使用できないように制限するものである。
【0020】
205は仮想マシンであり、特定のアプリケーションを実行するために最適な実行環境であり、例えば、Java(登録商標)の仮想マシンなどにより実現されるものである。
【0021】
206はAPI−2であり、仮想マシン205上で動作するアプリケーションが、コントローラ制御部203、リソース管理部204、API−1202などを利用するためのインタフェースである。
【0022】
207はアプリケーション管理アプリケーションであり、仮想マシン205上で動作するアプリケーションを管理する。後述するアプリケーションのダウンロード、アップロード、消去、有効無効化などの制御を行うものでもある。
【0023】
207は仮想マシン205上で動作するアプリケーションである。本構成において、MFPに適宜、任意の機能を持つアプリケーションを任意の数だけインストールし、動作させることが可能である。ここで記載されたアプリケーションは、後述するような、画像処理、印刷による出力枚数などの集計やその集計結果などの表示を行うアプリケーション(集計機能として動作)が含まれる。
【0024】
ここで、各アプリケーションは、対応するプログラムがROM102あるいはHD部104に記憶され、MFP起動時にRAM103にロードされ、実行されることでその機能を実現する。
【0025】
図3はUI部108が提供するユーザインタフェースの一例である。
【0026】
300はキー入力部であり、ハードキーによりユーザ操作を受付可能である。301はON/OFFボタンであり、電源スイッチである。302は節電キーであり、本ボタンが押されると節電モードに移行する。節電モードとは、一部の部品への電源供給を停止することで機器全体の電力消費を抑える状態のことを示す。
【0027】
303はカウンタ確認キーであり、このボタンが押されると312タッチパネルに課金カウンタの値が表示される。課金カウンタの値の表示例(表1)を次に示す。
【0028】
【表1】
【0029】
表1において、トータルとは、MFPが設置されてから現在まで、排紙された面数の合計を示す。白黒トータルとはトータルのうちの白黒印刷のものであり、カラートータルとはトータルのうちのカラー印刷のものである。
【0030】
304はスタートキーであり、コピー/印刷/スキャン/送信などのMFPが提供する処理の開始を指示する。305はストップキーであり、スタートキーで開始したジョブを停止する。306はテンキーであり、数値情報を入力する。307はIDキーであり、認証情報の入力を行うことを指示するものである。
【0031】
308はクリアキーであり、306テンキーによって入力された情報を解除する。309はリセットキーであり、ユーザによって処理対象のジョブに支持されたすべてのパラメータを解除する。310はヘルプキーであり、操作方法が不明なときにユーザが押すものであり、操作の助けとなる情報を表示する。311はユーザモードキーであり、各種設定を開始するためのキーである。
【0032】
312はタッチパネル機能を供えている。タッチパネルは表示機能を備えると共に、表示領域が押されたかどうかを検知することにより、操作者からの入力を受け付けることができる。
【0033】
図4,図5、図6、図7はMFPのタッチパネル上に表示される画面の一例である。
【0034】
ここで図4、及び図5は、ユーザ情報(部門IDやユーザIDなど)を用いたログイン画面の一例である。何れのログイン画面表示によりログイン制御を行うかはユーザにより任意に設定できる。
【0035】
図4は部門ごとの認証を行う画面である。MFPは起動後に本画面を表示して、部門ごとのログインを制御する。
【0036】
401は部門ID入力テキストボックス、402は暗号番号入力テキストボックスであり、キー入力部300から任意の文字列を入力可能である。部門ID、及び暗証番号の入力後にIDキー307が押されると、入力された部門ID、及び暗証番号により照合処理が行われ、正しい部門ID、及び暗証番号であることが確認されればトップ画面600を表示する。正しくなければ、部門ID入力テキストボックス、及び暗号番号入力テキストボックスを空にし、初期状態に戻す。
【0037】
図5はユーザごとの認証を行う画面である。MFPは起動後に本画面を表示して、ユーザごとのログインを制御する。
【0038】
501はユーザID入力テキストボックス、502は暗号番号入力テキストボックスであり、キー入力部300から任意の文字列を入力可能である。ユーザID、及び暗証番号入力後にログインキー504が押されると、入力されたユーザID、及び暗証番号により照合処理が行われ、正しいユーザID、及び暗証番号であることが確認されればトップ画面600を表示する。
【0039】
正しくなければ、ユーザID入力テキストボックス、及び暗号番号入力テキストボックスを空にし、初期状態に戻す。503はログイン時の認証をどこで行うかを設定する。ここでは、画像処理装置自身で行うか、認証サーバ903で行うかの選択が可能である。
【0040】
図6はログイン後の画像処理装置のタッチパネル上に表示されるメッセージ画面の一例である。
【0041】
601、602、603はメッセージ出力画面であり、後述する図11で設定されたメッセージを出力する。“閉じる”ボタン604が押されるとトップ画面600は閉じ、次の画面の表示に移る。605は、後述する図11で設定されたイメージデータを出力する。606は画像処理装置に関する基本的な設定画面の表示に移るボタンである。607は他の機能のアプリケーションの利用に関する表示に移るボタンである。
【0042】
図7はログイン後にタッチパネル上に表示される集計画面の一例である。この画面は、例えば図6のトップ画面から“閉じる”ボタン604が押下された際に遷移する画面である。
【0043】
この画面は、前述したログイン画面(図4または図5)で取得したユーザID又は部門IDに基づく集計結果の表示が行われる。これによって、何らかの処理を行うログインしたユーザに応じた、適切なコスト意識を常に持たせることが可能となる。
【0044】
713は後述する図12で設定されたコピー、プリント、スキャナ、及びFAXなどのジョブ情報の集計期間を表示する。この例ではコピー、プリントの集計期間を表示している。
【0045】
701は集計期間713で表示される期間における、カラー印刷が行われた論理ページ(カラーページ)の集計結果を表示する。ここでは、プリント、コピー、FAX受信、レポート及びボックスプリントなどのカラーで出力された論理ページ数の合算した結果を集計結果として表示を行う。
【0046】
702は集計期間713で表示される期間における、2色印刷が行われた論理ページの集計結果を表示する。ここでは、プリント、コピー、FAX受信、レポート及びボックスプリントなどの2色で出力された論理ページ数の合算した結果を集計結果として表示する。
【0047】
703は集計期間713で表示される期間における、モノクロ印刷が行われた論理ページ(モノクロページ)の集計結果を表示する。ここでは、プリント、コピー、FAX受信、レポート及びボックスプリントなどのモノクロで出力された論理ページ数の合算した結果を集計結果として表示する。
【0048】
704は集計期間713で表示される期間における、出力された総論理ページ数に占めるカラーページの割合であるカラー率を表示する。この例では、[カラー率=カラーページ÷総論理ページ数]で計算している。
【0049】
705は集計期間713で表示される期間における、出力された総論理ページ数に占める2色印刷ページの割合である2色率を表示する。この例では、[2色率=2色印刷ページ÷総論理ページ数]で計算している。
【0050】
両面比率706は集計期間713で表示される期間における、両面で出力された出力枚数を総出力枚数で割った値を表示する。具体的には、[両面比率=両面で出力された枚数÷総出力枚数]で計算している。
【0051】
ページ集約比率707は集計期間713で表示される期間における、Nin1(2in1、4in1など)の集約印刷で印刷されたページ数の、総ページ数に対する割合を示す。この例では、[ページ集約比率=(Nin1設定されたページ数÷総ページ数)で計算している。
【0052】
出力枚数708は集計期間713で表示される期間における、出力されたページ数の総数を表示する。
【0053】
出力枚数709は集計期間713で表示される期間における、出力された用紙の枚数(物理枚数)の総数を表示する。
【0054】
尚、両面印刷及び集約印刷の両方によって、節約された出力枚数をユーザに認識させるためさらに節約情報を画面上に表示するとしてもよい。これは総出力枚数を総論理ページ数で割ればよい。
【0055】
前回までのコピー/プリント結果ボタン710を選択すると、図13に示すような期間以前の期間においての集計結果1300を表示する。
【0056】
1301は、集計期間713で表示される期間以前の集計期間を示している。
【0057】
1302の列には、701〜709で説明した項目が表示されている。1303の列には、集計期間713で表示される期間以前の集計期間1301における集計結果を表示する。
【0058】
1304の列には、集計期間713における集計結果を表示し、前回と今回の集計結果の比較をすることができる。
【0059】
OKボタン1305を選択することにより、集計結果1300を閉じ、集計結果700の画面を表示する。
【0060】
図8はMFP上で動作する、UI部におけるパネルの表示制御を伴う処理を説明するためのフローチャートを示す。このフローチャートにおける各ステップは、CPUによりプログラムが実行されることにより実現される。また、本フローチャートにおけるアプリケーションに基づく処理は、後述する図11、12などで設定された内容に基づき実現されることになる。
【0061】
S801において部門ID401もしくはユーザID501の認証を行う。具体的には、図4、5で説明した表示を行い、そこでユーザにより入力された情報に基づき認証を行う。
【0062】
S802においてアプリケーションを使用するライセンス期限を確認する。ここでは、画像処理の履歴に基づく、集計処理や表示制御を行うアプリケーションのライセンスが有効であるかを判断することになる。ライセンスが無効の場合はS803に進み、ライセンスが有効な場合はS804に進む。S803では、アプリケーションのライセンスが切れている旨の表示を行い、そのまま本アプリケーションによる処理は行わずに、画像処理装置の基本の設定画面に遷移するといった処理を行う。
【0063】
S804において、メッセージ画面(図6で説明したトップ画面600)の表示/非表示を判断する。メッセージ画面を表示すると予め設定されている場合はS805に進み、メッセージ画面を表示しないと予め設定されている場合はS809に進む。
【0064】
S805において、メッセージ画面の表示頻度を判断する。後述する図11において、表示頻度は毎回ログイン時に表示、または1日1回表示するなどの設定が可能となっている。1日1回表示すると設定されていた場合は、S806においてS801で認証され、ログインしたユーザによる、その日の最初のログインかどうかの判断を行う。最初のログインではなかった場合は、S809に進む。
【0065】
S805で毎回ログイン時に表示すると設定されているまたは、S806でその日の最初のログインであると判断された場合は、S807においてメッセージ画面600の表示処理を行う。
【0066】
S808において、表示したメッセージ画面600上において、ユーザにより“閉じる”ボタンが押下されたか否かを判断する。ここで押下されたと判断されない場合(NO)は、メッセージ画面600の表示が続く。押下されたと判断された場合(YES)は、S809に進む。
【0067】
S809では、集計画面700の表示/非表示の設定を判断する。集計画面700を表示しないと判断された場合、本アプリケーションは終了する。また、集計画面700を表示すると判断された場合は、S810において集計画面700を表示する。
【0068】
図9は、本発明におけるネットワーク構成を示している。ネットワーク上にはジョブ情報を管理する管理装置901とMFP100を含む複数のMFP902と認証サーバ903が配置されている。
【0069】
後述するように管理装置901からMFPに対して、図6や図7などで説明した画面上に表示するメッセージが送信される。さらに管理装置901は複数のMFP902からコピー、プリント、スキャナ、及びFAXなどの処理の履歴(ジョブログ情報)を取得する。認証サーバ903は、MFPが外部サーバにより認証処理を行う際に、認証情報(ID及びパスワード)の送受信が行われる。
【0070】
図10において、管理装置となる情報処理装置のハードウェアのブロック図である。
【0071】
1001はCPU、即ち中央処理装置であり、情報処理装置全体の制御および演算処理等を行うものである。
【0072】
1002はROM、即ち読み出し専用メモリであり、システム起動プログラムの情報等の記憶領域である。1003はRAM、即ちランダムアクセスメモリであり、使用制限のないデータ記憶領域であり、OS、アプリケーション、デバイスドライバおよび通信制御などのプログラムがロードされ、実行される領域である。
【0073】
1004はKBC、即ちキーボード制御部であり、キーボードより入力データを受け取りCPUへ伝達する。1005はCRT、即ちディスプレイ制御部であり、ディスプレイ装置への表示制御をする。
【0074】
1006はHD(ハードディスク)装置で構成する外部記憶装置であり、プログラムおよびデータを記憶、格納しておき、実行時に必要に応じて参照またはRAMへロードする。外部記憶装置はSRAMなどの不揮発性記憶装置で構成してもよい。1007は通信部であり、ネットワーク通信制御を行うものであり、図1で説明したようにネットワークに接続された他の情報処理装置や周辺機器との通信が可能である。1008はシステムバスであり、上述の構成要素間のデータの通路となるべきものである。
【0075】
図11は管理装置901における、図6、7などの表示内容を設定するための画面である。この画面により設定された情報は、画像処理装置に送信され、設定内容が画像処理装置の表示処理などに反映されることになる。
【0076】
1101はメッセージ画面600の表示/非表示を切り替える。チェックボックスにチェックが付いているときはメッセージ画面600が表示されることになる。
【0077】
1102はメッセージ画面600を表示する際の頻度を設定する。ここでは、“1日1回表示”(初回ログイン時)と“毎回ログイン時に表示”とが選択、設定することが可能である。“1日1回表示”された場合は、ログインしたユーザ(または部門)毎に1日の初回ログイン時にのみメッセージ画面600を表示し、以降は終日、メッセージ画面を表示しないという設定になる。また、“毎回ログイン時に表示”が選択された場合は、ユーザが画像処理装置に対してログインする毎に、必ずメッセージ画面600を表示する。
【0078】
1103は、図6のヘッダ601を表示するか否かを設定する。チェックボックスにチェックが付いているときはヘッダ601に文字列が表示されることになる。1104は、ヘッダ601の表示文字列を設定する。ユーザはキーボード部1004より任意の文字列を入力することができる。
【0079】
1105は、図6の本文602を表示するか否かを設定する。チェックボックスにチェックが付いているときは本文602に文字列が表示されることになる。1106は、本文602の表示文字列を設定する。ユーザはキーボード部1004より任意の文字列を入力することができる。ここでは、複数行のメッセージを入力することが可能である。
【0080】
1107は、図6のフッタ606を表示するか否かを設定する。チェックボックスにチェックが付いているときはフッタ606に文字列が表示されることになる。1108は、フッタ606の表示文字列を設定する。ユーザはキーボード部1004より任意の文字列を入力することができる。
【0081】
1109は、画像604を表示するか否かを設定する。チェックボックスにチェックが付いているときは画像604が表示されることになる。1110は、画像604の画像ファイルを指定する。ここでは画像ファイルをキーボード部1004より入力、指定することができる。1111は1110のテキストボックスに表示する画像ファイルのパスを入力する支援を行うプッシュボタンである。
【0082】
1111を押下することにより、Windows(登録商標)の『ファイルの選択』ダイアログボックスを表示し、ユーザに画像ファイルの指定を促し、選択された画像ファイルのフルパスを1110のテキストボックスに表示する。
【0083】
1112は、集計画面700を表示するか否かを設定する。チェックボックスにチェックが付いているときは集計画面700が表示されることになる。
【0084】
1113は、集計画面700におけるメッセージ716を表示するか否かを設定する。チェックボックスにチェックが付いているときはメッセージ716に文字列が表示されることになる。1114は、メッセージ716の表示文字列を設定する。ユーザはキーボード部1004より任意の文字列を入力することができる。
【0085】
また、赤字で表示する項目の設定(不図示)において、「カラー比率」、「2色比率」、「両面比率」、「ページ集約比率」のいずれかを赤字で表示することができる。選択可能な項目は、「カラー比率」、「2色比率」、「両面比率」、「ページ集約比率」、「なし」である。
【0086】
「なし」を選択した場合は、すべての項目を黒字で表示する。それ以外の項目が選択された場合は、選択された項目にしたがって、集計画面700のカラー比率704、2色比率705、両面比率706、ページ集約比率707の比率が赤字で表示される。これにより、ユーザに対して、特に喚起を促したい項目を強調して示すことができる。
【0087】
図12は、画像処理装置において集計などの処理を行うアプリケーションに対する設定を行うための画面である。この画面により設定された情報は、画像処理装置に送信され、設定内容が画像処理装置の集計処理などに反映されることになる。
【0088】
集計は決められた日時に、所定期間におけるコピー、プリント、スキャナ、及びFAXなどのジョブ情報を集計する。どのジョブ種の履歴から集計を行うかは、ユーザが任意に設定することが可能である。また、下記で設定される集計期間は図7の713に表示される。
【0089】
1201は、集計を予約するか否かを設定する。チェックボックスにチェックが付いているときは予約されたタイミングで集計を行われることになる。
【0090】
1202は、集計処理を行う間隔を設定する。この例では毎月/毎週/毎日のいずれかを指定することができる。
【0091】
1203は、何日(何曜日)に集計処理を実行するかを設定する。例えば集計期間1202で間隔に毎月が設定されたとき、1日から31日までのいずれかが選択可能である。29−31が指定されたとき、実行月にそれらの日がない場合は、存在する日まで集計処理の実行日を前倒しする。実行間隔が週単位のとき、日曜日から土曜日までのいずれかが選択可能である。
【0092】
1204は、集計処理を行う時間を0:00から23:00までのいずれかを1時間単位で指定することが可能である。
【0093】
1205は、集計結果のリセットを行うか否かを設定する。チェックボックスにチェックが付いているときは集計結果のリセット処理が行われる。集計結果のリセットを行うと設定された場合、上記で設定した集計期間での画像処理装置の処理実績に基づく集計が行われる。集計結果のリセットを行わないと設定された場合、集計処理などを行うアプリケーションが画像処理装置にインストールされてからの画像処理装置の処理実績に基づく集計が行われる。
【0094】
[他の実施の形態]
以上、様々な実施形態を詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。例えば、プリンタ、ファクシミリ、PC、サーバとクライアントとを含むコンピュータシステムなどの如くである。
【0095】
本発明は、前述した実施形態の各機能を実現するソフトウェアプログラムを、システム若しくは装置に対して直接または遠隔から供給する。そして、そのシステム等に含まれるコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
【0096】
従って、本発明の機能・処理をコンピュータで実現するために、情報処理装置にインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、上記機能・処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明の一つである。
【0097】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0098】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、記録媒体としては、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
【0099】
また、プログラムは、クライアントの情報処理装置のブラウザを用いてインターネットのホームページからダウンロードしてもよい。すなわち、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードしてもよいのである。
【0100】
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明の構成要件となる場合がある。
【0101】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布してもよい。この場合、所定条件をクリアしたユーザにのみ、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報で暗号化されたプログラムを復号して実行し、プログラムを情報処理装置にインストールしてもよい。
【0102】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現されてもよい。なお、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ってもよい。もちろん、この場合も、前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0103】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、情報処理装置に挿入された機能拡張ボードや情報処理装置に接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれてもよい。そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ってもよい。このようにして、前述した実施形態の機能が実現されることもある。
【符号の説明】
【0104】
S801・・取得手段、S810・・表示手段
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像処理装置における画像処理及び印刷に対応する履歴を管理し、当該履歴に基づきユーザごとの集計機能を備える画像処理装置であって、
画像処理装置にユーザがログインする際のユーザ情報を取得する取得手段(S801)と、
画像処理装置にユーザがログインした際に、前記取得手段により取得したユーザ情報に基づき、ログインしたユーザによる画像処理装置における履歴に基づく集計結果の表示する表示手段(S810)とを備え、
前記集計結果として表示される情報として、カラー比率、2色比率、両面比率、及びページ集約比率の少なくとも1つ以上を含むことを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記ユーザ情報は、ユーザIDまたは部門IDであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
画像処理装置における画像処理及び印刷に対応する履歴を管理し、当該履歴に基づきユーザごとの集計機能を備える画像処理装置における情報処理方法であって、
画像処理装置にユーザがログインする際のユーザ情報を取得する取得工程(S801)と、
画像処理装置にユーザがログインした際に、前記取得工程で取得したユーザ情報に基づき、ログインしたユーザによる画像処理装置における履歴に基づく集計結果の表示する表示工程(S810)とを備え、
前記集計結果として表示される情報として、カラー比率、2色比率、両面比率、及びページ集約比率の少なくとも1つ以上を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項4】
請求項3に記載の情報処理方法をコンピュータにより実現するためのプログラム。
【請求項1】
画像処理装置における画像処理及び印刷に対応する履歴を管理し、当該履歴に基づきユーザごとの集計機能を備える画像処理装置であって、
画像処理装置にユーザがログインする際のユーザ情報を取得する取得手段(S801)と、
画像処理装置にユーザがログインした際に、前記取得手段により取得したユーザ情報に基づき、ログインしたユーザによる画像処理装置における履歴に基づく集計結果の表示する表示手段(S810)とを備え、
前記集計結果として表示される情報として、カラー比率、2色比率、両面比率、及びページ集約比率の少なくとも1つ以上を含むことを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記ユーザ情報は、ユーザIDまたは部門IDであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
画像処理装置における画像処理及び印刷に対応する履歴を管理し、当該履歴に基づきユーザごとの集計機能を備える画像処理装置における情報処理方法であって、
画像処理装置にユーザがログインする際のユーザ情報を取得する取得工程(S801)と、
画像処理装置にユーザがログインした際に、前記取得工程で取得したユーザ情報に基づき、ログインしたユーザによる画像処理装置における履歴に基づく集計結果の表示する表示工程(S810)とを備え、
前記集計結果として表示される情報として、カラー比率、2色比率、両面比率、及びページ集約比率の少なくとも1つ以上を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項4】
請求項3に記載の情報処理方法をコンピュータにより実現するためのプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2012−161023(P2012−161023A)
【公開日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−20754(P2011−20754)
【出願日】平成23年2月2日(2011.2.2)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年2月2日(2011.2.2)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
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