説明

画像処理装置

【課題】 操作者の操作入力に係る構成と操作者への表示に係る構成とを安価に且つ容易に変更することができるようにする。
【解決手段】 表示部を接続する表示ユニット30と、操作情報を入力する操作入力ユニット40を有する操作表示部ユニット2と、全体を制御する本体制御部10を有する制御部ユニットを備え、本体制御部10は、コネクタ51との接続による一方の通信インタフェースを介して操作表示部ユニット2から表示ユニット30に接続された表示部31の構成情報と操作入力ユニット40の構成情報を取得し、その各構成情報に基づいて操作表示画面の操作表示画面データを生成し、コネクタ50との接続によるもう一方の通信インタフェースを介して操作表示部ユニット2へ上記操作表示画面データを送信して表示部31に上記操作表示画面データに基づく操作表示画面を表示させる制御を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ファクシミリ装置,プリンタ,複写機,複合機を含む画像処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、プリンタ機器や複合機(MFP)などの画像処理装置においては、多機能化が進み、合わせて操作性の向上として表示パネルのカラー化と大型化、非健常者を考慮したデザイン化などが図られてきている。
また、画像ファイルへのさまざまな加工が可能となってきたこともあり、加工後の画像ファイルを表示パネルによって確認できるようにもなってきている。
それに対して、プリンタ機器や複合機などでは決まった操作部が取り付けられ、ユーザが購入後に自由に変更することは不可能である。
そのため、ユーザの使用状況によっては表示パネルの大型化や小型化の要望や、入力機器の追加や変更の要望が存在しても実現することが非常に困難であり、実現する場合でも高価になってしまう。
そこで従来、複数の操作手段を接続可能にした画像処理装置(例えば、特許文献1参照)があった。
【特許文献1】特開2001−75638号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の画像処理装置では、プリンタ機器や複合機の操作部をユーザの要求に合わせて変更可能とする手段としては構造が複雑であり、かつ高価となってしまうという問題があった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、操作者の操作入力に係る構成と操作者への表示に係る構成とを安価に且つ容易に変更することができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この発明は上記の目的を達成するため、画像処理を行う画像処理装置であって、複数種類の表示部を接続する手段を有する表示ユニットと、操作情報を入力する操作入力ユニットとを有する操作表示部ユニットと、画像処理装置の全体を制御する本体制御部を有する制御部ユニットとを備え、上記操作表示部ユニットと上記制御部ユニットとを通信インタフェースで接続し、上記本体制御部は、上記通信インタフェースを介して上記操作表示部ユニットから上記表示ユニットに接続された表示部の構成情報と上記操作入力ユニットの構成情報を取得し、上記各構成情報に基づいて上記表示部に表示する操作表示画面の操作表示画面データを生成し、上記通信インタフェースを介して上記操作表示部ユニットへ上記操作表示画面データを送信して上記表示部に上記操作表示画面データに基づく操作表示画面を表示させる制御を行う手段を有する画像処理装置を提供する。
【0005】
また、上記通信インタフェースを、上記表示ユニットの構成情報と上記操作入力ユニットの構成情報の取得と、上記操作表示画面データの送信とをそれぞれ異なる種類のデータ伝送手段で行う手段にするとよい。
あるいは、上記通信インタフェースを、上記表示ユニットの構成情報と上記操作入力ユニットの構成情報の取得と、上記操作表示画面データの送信とを1種類のデータ伝送手段で行う手段にするとよい。
また、上記操作入力ユニットにLED表示部を接続し、上記本体制御部に、上記通信インタフェースを介して上記LED表示部の点灯と消灯を制御する手段を設けるとよい。
さらに、上記操作表示部ユニットに、上記表示ユニットに複数種類の表示部を接続可能にする複数のコネクタのいずれに上記表示部が接続されているかの検出結果に基づいて上記表示部の種類を判別する手段を設けるとよい。
【0006】
また、上記操作表示部ユニットに、上記本体制御部からの要求に基づいて上記通信インタフェースを介して上記表示部の種類を上記本体制御部へ通知する手段を設けるとよい。
さらに、上記本体制御部を、上記操作表示画面データの生成の際、上記操作表示部ユニットから通知された上記表示部の種類も加味するようにするとよい。
また、上記表示部が接続されているかの検出を上記各コネクタの中の複数のGND端子のいずれか一つを使用するとよい。
さらに、上記操作表示部ユニットに音声出力部を接続し、上記本体制御部に、上記通信インタフェースを介して上記音声出力部に音声データを出力して上記音声出力部からの音声出力を制御する手段を設けるとよい。
さらにまた、上記本体制御部は、上記音声データ出力中、上記操作表示画面データに音声出力中であることを明示する表示データを含めるようにするとよい。
また、上記表示ユニットに、上記表示部に表示された操作表示画面に対応する操作入力が可能な入力手段を設けるとよい。
【0007】
さらに、上記操作入力ユニットに、上記操作表示画面データに基づく操作表示画面を表示する表示部を設けるとよい。
また、上記操作表示部ユニットは上記表示ユニットを2つ以上接続可能であり、上記本体制御部は、上記操作表示部ユニットに上記表示ユニットが2つ以上接続された場合、上記各表示ユニットの表示部の構成情報に合わせてそれぞれ異なる操作表示画面の操作表示画面データを生成し、上記通信インタフェースを介して上記操作表示部ユニットへ上記各操作表示画面データを送信して上記各表示ユニットの表示部にそれぞれ対応する上記操作表示画面データに基づく操作表示画面を表示させる制御を行う手段を設けるとよい。
さらに、上記操作表示部ユニットは上記操作入力ユニットを2つ以上接続可能であり、上記本体制御部に、上記操作表示部ユニットに上記操作入力ユニットが2つ以上接続された場合、上記各操作入力ユニットの構成情報に基づいて上記各操作入力ユニットからの入力優先順位を設定する手段を設けるとよい。
また、上記本体制御部に、上記各操作入力ユニットからの入力が同時にあった場合、上記入力優先順位に基づいて上記各操作入力ユニットからの入力を優先順位の順に操作入力処理する手段を設けるとよい。
【発明の効果】
【0008】
この発明による画像処理装置は、操作者の操作入力に係る構成と操作者への表示に係る構成とを安価に且つ容易に変更することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図2は、この発明の各実施例の画像処理装置の外観図である。
この画像処理装置は、スキャナ機能,コピー機能,プリント機能,ファクシミリ通信機能,インターネットを利用した通信機能を備えた複合機であり、画像処理装置本体1は、この画像処理装置に対する各種の操作情報の入力と各種の操作画面や作業時の情報を表示する操作表示部ユニット2と、原稿の画像を読み取る画像読取装置のスキャナ部3と、原稿の画像の読み取り時、載置された原稿を1枚ずつスキャナ部3へ給送する自動給送装置(オートドキュメントフィーダ:ADF)4を備えている。また、符号による図示を省略しているが、画像処理装置本体1には、スキャナ部3によって読み取った画像の画像データやネットワークを介して受信した画像データを用紙に印刷するプリント部(印刷部)と、ネットワークを介して画像データのファクシミリ通信又はインターネットを利用したメール通信を行う通信部も備えている。
【0010】
〔実施例1〕
図1は、図2に示す画像処理装置の実施例1における本体の内部構成の概要と操作部の主要な内部構成とを示すブロック図である。
この画像処理装置本体1は、CPUである本体制御部(コントローラユニット)10と、ROM11と、RAM12と、表示制御部13と、差動ドライバ14と、USBホスト(HOST)15とからなる制御部ユニットと、画像を読み取って画像データを入力するスキャナ部3と、画像データに基づく画像を用紙に印刷するプリント部4と、通信回線を介した画像データのファクシミリ送受信を含む各種の通信を行う通信部5を備えている。
本体制御部10は、操作表示部ユニット2の操作入力ユニット(操作入力U)40からの入力情報の判断、及び操作表示部ユニット2の表示ユニット(表示U)30の表示画面の作成を行う操作画面生成機能と、画像生成処理を含む画像処理を行う出力画像生成機能とを含む各種の機能を実現する制御処理を実行する。
【0011】
ROM11は、本体制御部10が上述した制御処理を実行するためのプログラムを格納するメモリである。
RAM12は、本体制御部10が上述した制御処理を実行する際に作業領域として使用するメモリである。
表示制御部13は、差動ドライバ14を介して操作表示部ユニット2に対する表示データのやり取りと制御を行う。
差動ドライバ14は、操作表示部ユニット2との表示データのやり取りをする表示データ用インタフェースである。
USBホスト15は、操作表示部ユニット2との間でUSBバス規格に基づいて操作の入力情報データを含む各種のデータをやり取りするための通信用インタフェースである。
【0012】
操作表示部ユニット2は、表示ユニット30と、操作入力ユニット40と、画像処理装置本体1との通信用インタフェースユニット(通信用I/FU)20を備えている。
通信用インタフェースユニット20は、表示ユニット30との通信用インタフェースとして差動レシーバ21を備えており、その差動レシーバ21はコネクタ50を介して画像処理装置本体1と接続している。また、操作入力ユニット40との通信用インタフェースとしてUSBHUB22を備えており、そのUSBHUB22はコネクタ51を介して画像処理装置本体1と接続している。
表示ユニット30は、複数種類の表示部を接続可能なコネクタ52〜54を有し、LCDなどの表示デバイスである表示部31を接続しており、通信用I/FU20及び操作入力ユニット40のコネクタ55とも接続されている。
操作入力ユニット40は、入出力制御部41、LEDを点灯するLED表示部42と、テンキーなどのキー入力を行うキー入力部43、タッチパネル部44、USB接続用のUSBI/F45を備えており、コネクタ51を介して画像処理装置本体1と接続されている。
【0013】
本体制御部10よりUSBHOST15に対して接続されているデバイスの情報を要求することにより、USBHOST15はUSBケーブルを通じて操作表示部ユニット2のUSBHUB22へデバイスの情報要求を送る。
USBHUB22は複数の接続コネクタを持っており、後述する付加機能を拡張することが出来る。
操作入力ユニット40の入出力制御部41は、本体制御部10からのデバイスの情報要求に対して、表示ユニット30と操作入力ユニット40の各構成情報をそれぞれから取得し、通信用I/FU20のUSBHUB22を介して画像処理装置本体1のUSBHOST15へデバイスの情報のデータを送り返す。
【0014】
そして、USBHOST15が入手した表示ユニット30と操作入力ユニット40の各構成情報を本体制御部10が入手することにより、本体制御部10は、操作表示部ユニット2を構成しているデバイスを認識する。
上記表示ユニット30の構成情報としては、表示部31の表示パネルのサイズ、タッチパネルの有無を含む表示パネルに付随する情報があり、上記操作入力ユニット40の構成情報としては、キー入力部43のキースイッチの個数、その各キースイッチの機能、LED表示部42のLEDの個数、タッチパネル部44の有無を含む入出力機能の情報がある。
【0015】
次に、図3によって操作入力ユニット40の入出力制御部41が、表示ユニット30に接続された表示部31の表示パネルのサイズを取得する処理を説明する。
上述のように、表示ユニット30は、表示部31を接続する複数のコネクタ52〜54を有し、その各コネクタ52〜54介して通信用インタフェースユニット20と接続されている。
表示ユニット30が複数のコネクタ52〜54を持つのは、表示部31の種類によってI/F信号のピンアサインが異なるためである。
図3に示すように、表示部31のI/Fには、安定した信号レベルの確保や電源の電流の帰還のため電源ピン数と近い本数の複数のGND端子を備えている。そのうちの1本を使用して、コネクタ52〜54のどのコネクタに表示部31が接続されているかを判定するようにしている。
【0016】
例えば、コネクタ54に表示部31が接続されると検出信号は“ハイ(H)”となり、非接続状態では“ロー(L)”となる。これにより、表示部31に特別な処理を行わなくても入出力制御部41は表示ユニット30に接続された表示部31の種類を判別可能となり、その種類に該当する表示パネルのサイズを含む表示ユニット30の構成情報を取得する。
そして、入出力制御部41が自ら保持する操作入力ユニット40の構成情報(LED表示部42のLEDの個数,キー入力部43のキースイッチの個数とその各キースイッチの機能などの情報)と、上記判別した表示部31の構成情報とを本体制御部10へ送る。
【0017】
本体制御部10は、得られた表示ユニット30の構成情報から、操作画面生成機能を用いて、表示部31の表示パネルのサイズに合わせた操作表示画面データを作成し、その操作表示画面データをRAM12に格納する。
そして、本体制御部10は、RAM12に格納された操作表示画面データを表示制御部13から差動ドライバ14を介して操作表示部ユニット2へ送る。
操作表示部ユニット2は、差動レシーバ21によって操作表示画面データを受信すると、表示ユニット30へ送り、表示ユニット30内の表示部31の表示パネルに操作表示画面データに基づく操作表示画面を表示する処理を行う。
また、操作入力ユニット40に搭載されているタッチパネル部44からの入力情報、及びキー入力部43からの入力情報を入出力制御部41によってUSBI/F45内のバッファ(図示を省略)に入力情報データとして格納する。
【0018】
本体制御部10は、USBHOST15を通じて、定期的に操作入力ユニット40のUSBI/F45のバッファに格納された入力情報データを取得し、その入力情報データのタッチパネル部44における入力情報に合わせて操作画面生成機能によって表示部31の表示パネルの操作表示画面の操作表示画面データを作成し、その操作表示画面データをRAM12へ新たに格納する。
RAM12に操作表示画面データ格納後の処理は上述と同様である。
キー入力部43においてキー操作が行われた場合も同様の制御を行い、本体制御部10は、その入力情報データのキー入力部43における入力情報に合わせて操作画面生成機能によって表示部31の表示パネルの操作表示画面の操作表示画面データを作成し、RAM12の操作表示画面データへ新たな内容に更新し、USBI/F45を介してLED表示部42の点灯消灯制御を行う。
【0019】
この実施例1では、表示ユニット30の表示データI/Fは、差動信号を用いており、具体的には、LVDS、DVI、または比較的新しい規格であるディスプレイポートがある。
また、操作入力ユニット40のI/FをUSBとし、表示データは上記の差動信号I/Fとしているのは、複数種類の表示部31に対応する際に、比較的高密度で大サイズのディスプレイを接続すると転送データ量が増えるため、USBではデータ帯域が不足するためである。
また、操作入力ユニット40のI/FのみをUSBとすることにより、USB1.0のフルスピード(Full−Speed)であっても十分な帯域を有するので、低コストでI/Fを構築することができる。
【0020】
〔実施例2〕
図4は、図2に示す画像処理装置の実施例2における本体の内部構成の概要と操作部の主要な内部構成とを示すブロック図であり、図1と共通する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
この実施例2では、USBHUB22に付加機能として、音声出力ユニット60を接続している。
音声出力ユニット60は、公知のUSBI/F61,音声デコーダ62,アンプ63,スピーカ64からなる。
本体制御部10は、操作表示部ユニット2のユニット構成に音声出力ユニット60が接続されたことを検出すると、キー入力部43,タッチパネル部44に対応して、表示ユニット30への操作表示画面データを更新すると共に、USBHOST15,USBHUB22を介して、音声出力ユニット60に音声ガイダンス用の音声ストリームデータを出力する。
【0021】
音声ストリームデータはリアルタイム性を有するストリーム信号となるため、USBはアイソクロナス転送が用いられる。
本体制御部10は、音声ストリームデータ出力の間、入力情報データを取得できないため、ストリームの時間が長い場合は、表示ユニット30への操作表示画面データに、音声ガイダンス中であることを明示する表示データを付加して表示することにより、操作者のキー入力を抑制するように促すことができる。
また、音声ガイダンスは、周波数帯域も狭いため、USB Full−Speedレベルのデータ帯域でも十分であり、I/Fを変更する必要が無い。
【0022】
この実施例1の画像処理装置は、表示ユニットと操作入力ユニットのI/Fを分けることにより、表示ユニットをユーザの好みに併せて変更しても、I/Fを変更することなく対応可能となる。
また、操作入力ユニットのI/FをUSBとすることにより、容易に変更可能であり、構成情報に併せた制御変更が可能となる。
さらに、表示部の表示パネルのサイズをI/FのGND端子を利用して検出することにより、表示部に変更を与えることなく、接続された表示部の種類を判別し、その判別結果により容易に制御変更を行える。
【0023】
また、表示データI/FにLVDS,DVI,ディスプレイポートを採用することにより、高速かつ安定した長距離伝送が可能となる。
さらに、表示ユニットの構成情報を、USBI/Fで取得可能とすることにより、本体制御部とのI/F信号を増やすことなく情報取得が可能となる。
また、USBHUBに付加機能として音声デバイスが接続可能であり、USBを介して構成情報を取得できるため、専用のI/F信号が不要である。
さらに、比較的長い音声データ出力中に音声ガイダンス出力中であることを知らせ、キー入力を抑制させるので、操作性を向上できる。
【0024】
〔実施例3〕
図5は、図2に示す画像処理装置の実施例3における本体の内部構成の概要と操作部の主要な内部構成とを示すブロック図である。
この画像形成装置本体1は、CPUである本体制御部(コントローラユニット)10と、ROM11と、RAM12と、USBホスト(HOST)15とからなる制御部ユニットと、画像を読み取って画像データを入力するスキャナ部3と、画像データに基づく画像を用紙に印刷するプリント部4と、通信回線を介した画像データのファクシミリ送受信を含む各種の通信を行う通信部5を備えている。
本体制御部10は、操作表示部ユニット2の操作入力ユニット(操作入力U)90からの入力情報の判断、及び操作表示部ユニット2の表示ユニット(表示U)80の表示画面の作成を行う操作画面生成機能と、画像生成処理等の画像処理を行う出力画像生成機能とを含む各種の機能を実現する制御処理を実行する。
【0025】
ROM11は、本体制御部10が上述した制御処理を実行するためのプログラムを格納するメモリである。
RAM12は、本体制御部10が上述した制御処理を実行する際に作業領域として使用するメモリである。
USBホスト15は、操作表示部ユニット2との間でUSBバス規格に基づいて操作の入力情報データ,操作表示画面データを含む各種のデータをやり取りするための通信用インタフェースである。
操作表示部ユニット2は、表示ユニット80と、操作入力ユニット90と、画像処理装置本体1との通信用インタフェースユニット(通信用I/FU)70を備えている。
表示ユニット80は、複数種類の表示部を接続可能なコネクタ52〜54を有し、LCDなどの表示デバイスである表示部31を接続しており、通信用I/FU20及び操作入力ユニット40のコネクタ55とも接続されている。
【0026】
操作入力ユニット40は、入出力制御部41、LEDを点灯するLED表示部42と、テンキーなどのキー入力を行うキー入力部43、タッチパネル部44、USB接続用I/F45を備えており、コネクタ51を介して画像処理装置本体1と接続されている。
通信用インタフェースユニット70は、表示ユニット80と操作入力ユニット90との通信用インタフェースとしてUSBHUB71を備えており、そのUSBHUB71はコネクタ56を介して画像処理装置本体1と接続している。
表示ユニット80は、表示ユニット80の制御を司るCPUの表示制御部81と、操作表示画面データの記憶用であるRAM83と、USBインタフェース(USBI/F)84と、表示パネル部85と、タッチパネル部86を備えており、表示制御部81内には表示ユニットの構成情報を格納したROM82を有し、コネクタ57を介してUSBI/F84が通信用I/FU70と接続されている。
【0027】
操作入力ユニット90は、この操作入力ユニット90の制御を司るCPUの入出力制御部91と、LEDを点灯するLED表示部94と、テンキーなどのキー入力を行うキー入力部95と、USB接続用のUSBI/F93を備えており、入出力制御部91内には操作入力ユニットの構成情報を格納したROM92を有し、コネクタ58を介してUSBI/F93が通信用I/FU70と接続されている。
本体制御部10よりUSBHOST15に対して接続されているデバイスの情報を要求することにより、USBHOST15はUSBケーブルを通じて操作表示部ユニット2のUSBHUB71へデバイスの情報要求を送る。
USBHUB71は複数の接続コネクタを持ち、表示ユニット80のUSBI/F84と、操作入力ユニット90のUSBI/F93とそれぞれ接続することにより、本体制御部10からの要求に対して、表示ユニット80のROM82に格納された表示ユニットの構成情報と、操作入力ユニット90のROM92に格納された操作入力ユニットの構成情報をそれぞれ読み出し、USBHOST15へそれらの構成情報のデータを送り返す。
【0028】
そして、USBHOST15が入手した表示ユニット80と操作入力ユニット90の各構成情報を本体制御部10が入手することにより、本体制御部10は、操作表示部ユニット2を構成しているデバイスを認識する。
上記表示ユニット80の構成情報としては、表示パネル部85のサイズ、タッチパネル部86の有無を含む表示パネルに付随する情報があり、上記操作入力ユニット90の構成情報としては、キー入力部95のキースイッチの個数、その各キースイッチの機能、LED表示部94のLEDの個数を含む入出力機能の情報がある。
表示ユニット80がUSBHUB71に接続されていた場合には、本体制御部10は、上述のようにしてUSBHOST15を通じて得られた表示ユニット80の構成情報から、操作画面生成機能を用いて、表示パネル部85の表示画面のサイズに合わせた操作表示画面データを作成し、その操作表示画面データをRAM12に格納する。
【0029】
そして、本体制御部10は、RAM12に格納された操作表示画面データはUSBHOST15からUSBケーブルを経由してUSBHUB71へ伝送する。
操作表示部ユニット2は、USBHUB71によって操作表示画面データを受信すると、表示ユニット80内のRAM83に格納し、表示制御部81がRAM83内の操作表示画面データに基づいて表示パネル部85に操作表示画面を表示する処理を行う。
また、表示ユニット80に搭載されているタッチパネル部86からの入力情報を表示制御部81によってUSBI/F84内のバッファ(図示を省略)に入力情報データとして格納する。
本体制御部10は、USBHOST15を通じて、定期的に表示ユニット80のUSBI/F84のバッファに格納された入力情報データを取得し、その入力情報データにタッチパネル部86の入力情報があれば、その入力情報に合わせて操作画面生成機能によって操作表示画面データを作成し、その操作表示画面データをRAM12へ新たに格納する。
RAM12に操作表示画面データ格納後の処理は上述と同様である。
【0030】
操作入力ユニット90がUSBHUB71に接続されていた場合には、本体制御部10は、USBHOST15を通じて操作入力ユニット90のUSBI/F93のバッファに格納された入力情報データを定期的に取得し、その入力情報データにキーの入力情報があれば、そのキーの入力情報に合わせて操作画面生成機能によって操作表示画面データを作成し、その操作表示画面データをRAM12へ新たに格納する。
RAM12に操作表示画面データ格納後の処理は上述と同様である。
また、キー入力に合わせてLED表示部94の点灯と消灯の処理を行う場合には、入出力制御部91によってキーの入力に合わせたLEDの点灯と消灯の制御を行う。
【0031】
図6は、表示ユニットの表示パネル部に操作表示画面を表示する処理を示すフローチャート図である。
表示ユニット80がUSBHUB71に接続される(S1)。通信用I/FU70はUSBデバイスの接続処理により、本体制御部10へ表示ユニット80の接続を通知する。本体制御部10は、通信用I/FU70からの通知によって表示ユニット80が接続されたことを認識する(S2)。
本体制御部10は、表示ユニット80の認識後、操作表示部ユニット2に対して表示ユニット80の構成情報を要求する(S3)。通信用I/FU70は、その要求を表示ユニット80の表示制御部81へ送る。表示制御部81は、内部のROM82から自表示ユニットの構成情報を読み出し、USBI/F84内のバッファに格納する(S4)。
【0032】
本体制御部10は、操作表示部ユニット2に構成情報のロードを要求し、操作表示部ユニット2の通信用I/FU70は、表示ユニット80のUSBI/F84内のバッファに格納された表示ユニット80の構成情報を読み出し、画像処理装置本体1へ送信する。本体制御部10は、操作表示部ユニット2から送信される構成情報をロードし、RAM12に格納する(S5)。
本体制御部10は、RAM12に格納した表示ユニット80の構成情報に基づいて、表示パネル部85の操作表示画面のサイズ等を判断し、操作表示画面生成機能を用いて操作表示画面データを作成する(S6)。本体制御部10は、その作成された操作表示画面データをRAM12に格納し、USBケーブルを経由して、操作表示部ユニット2へ逐次転送する。
【0033】
操作表示部ユニット2の通信用I/FU70は、本体制御部10から操作表示画面データを受信すると、表示ユニット80のUSBI/F84内のバッファを経由して、RAM83に格納する(S7)。
表示制御部81は、RAM83に操作表示画面データが格納されたのを認識すると、RAM83から操作表示画面データを読み出し、その操作表示画面データに基づいて表示パネル部85に操作表示画面を表示する(S8)。
【0034】
図7は、表示ユニットのタッチパネル部に入力があった場合に表示パネル部の操作表示画面を更新して表示する処理を示すフローチャート図である。
表示ユニット80の表示制御部81は、タッチパネル部86での押下を検知すると(S11)、タッチパネル部86で押下された位置のアナログデータを本体制御部10で判別可能な座標データに変換し、USBI/F84内のバッファに格納する(S12)。
本体制御部10は、表示ユニット80の認識後、操作表示部ユニット2の表示ユニット80でのタッチパネル入力の有無を認識するため、操作表示部ユニット2に対して定期的にポーリングし、USBI/F84内のバッファの座標データを定期的にロードする(S13)。操作表示部ユニット2は、本体制御部10からのポーリングに対して、通信用I/FU70が表示ユニット80のUSBI/F84内のバッファの座標データを読み出し、本体制御部10へ送る。
【0035】
本体制御部10は、最新にロードした座標データを直前にロードした座標データと比較し、座標データに対する表示画像の変更を判断し、データに変化がない場合は座標データのロード処理に戻り、データに変化がある場合、タッチパネル部への入力があったと判断し(S14)、その変化した座標データに基づいて操作表示画面データを作成する(S15)。本体制御部10は、その作成された操作表示画面データをRAM12に格納し、USBケーブルを経由して、操作表示部ユニット2へ逐次転送する。
操作表示部ユニット2の通信用I/FU70は、本体制御部10から操作表示画面データを受信すると、表示ユニット80のUSBI/F84内のバッファを経由して、RAM83に格納する(S16)。
表示制御部81は、RAM83に操作表示画面データが格納されたのを認識すると、RAM83から操作表示画面データを読み出し、その操作表示画面データに基づいて表示パネル部85に操作表示画面を表示する(S17)。
【0036】
図8は、操作入力ユニットのキー入力部に入力があった場合に表示ユニットの表示パネル部の操作表示画面を更新して表示する処理を示すフローチャート図である。
操作入力ユニット90の入出力制御部91は、キー入力のスキャンを行い、キー入力部95での押下を検知すると(S21)、キー入力されたキーを本体制御部10で判別可能なデータに変換し、USBI/F93内のバッファに格納する(S22)。
また、入出力制御部91はキーの入力に合わせてLED表示部94の制御がある場合、LEDスキャンを行い、LEDの点灯と消灯の制御を行う(S23)。
本体制御部10は、操作入力ユニット90の認識後、操作表示部ユニット2の操作入力ユニット90でのキー入力の有無を認識するため、操作表示部ユニット2に対して定期的にポーリングし、USBI/F93内のバッファの入力キーのデータを定期的にロードする(S24)。操作表示部ユニット2は、本体制御部10からのポーリングに対して、通信用I/FU70が操作入力ユニット90のUSBI/F93内のバッファの入力キーのデータを読み出し、本体制御部10へ送る。
【0037】
本体制御部10は、最新にロードした入力キーのデータを直前にロードした入力キーのデータと比較し、座標データに対する表示画像の変更を判断し、データに変化がない場合は座標データのロード処理に戻り、データに変化がある場合、タッチパネル部への入力があったと判断し(S25)、その変化したキー入力のデータに基づいて操作表示画面データを作成する(S26)。本体制御部10は、その作成された操作表示画面データをRAM12に格納し、USBケーブルを経由して、操作表示部ユニット2へ逐次転送する。
操作表示部ユニット2の通信用I/FU70は、本体制御部10から操作表示画面データを受信すると、表示ユニット80のUSBI/F84内のバッファを経由して、RAM83に格納する(S27)。
表示制御部81は、RAM83に操作表示画面データが格納されたのを認識すると、RAM83から操作表示画面データを読み出し、その操作表示画面データに基づいて表示パネル部85に操作表示画面を表示する(S28)。
【0038】
上述の実施例では、画像処理装置本体1と操作表示部ユニット2とを有線によって接続した場合について説明したが、画像処理装置本体1と操作表示部ユニット2との間のデータ通信を無線通信によって行うように構成しても良い。
また、上記実施例の画像処理装置の構成に代えて、制御ユニットに操作表示画面作成のみを行う表示画面制御部を設け、本体制御部が取得した表示ユニットの構成情報から表示画面制御部に操作表示画面の作成指示を行うことにより、表示画面制御部によって操作表示画面データを作成して操作表示部ユニットへ送信するようにしてもよい。
さらに、上記表示画面制御部が操作表示画面専用メモリを備え、本体制御部が取得した表示ユニットの構成情報から表示画面制御部に操作表示画面の作成指示を行うことにより、表示画面制御部によって操作表示画面データを作成して操作表示画面専用メモリに格納し、操作表示画面専用メモリを介して操作表示画面データを操作表示部ユニットへ送信するようにしてもよい。
【0039】
この実施例の画像処理装置によれば、操作者の要求に合わせて表示ユニットと入力ユニットを個別に変更することができ、操作者の利便性を安価なシステム構成として向上させることができる。
すなわち、表示ユニットと操作入力ユニットを操作者の要求に合わせて、容易に変更することが可能であり、かつ変更する構成を表示ユニットと入力ユニットに分けることができるため、安価に実現できるようにすることで、操作者の要求に合わせて表示ユニットと入力ユニットを個別に変更することができ、操作者の利便性を安価なシステム構成として向上させることが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0040】
この発明による画像処理装置は、ファクシミリ装置,プリンタ,複写機,複合機を含む画像処理装置全般において適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】図2に示す画像処理装置の実施例1における本体の内部構成の概要と操作部の主要な内部構成とを示すブロック図である。
【図2】この発明の各実施例の画像処理装置の外観図である。
【図3】コネクタの端子の説明図である。
【図4】図2に示す画像処理装置の実施例2における本体の内部構成の概要と操作部の主要な内部構成とを示すブロック図である。
【0042】
【図5】図2に示す画像処理装置の実施例3における本体の内部構成の概要と操作部の主要な内部構成とを示すブロック図である。
【図6】表示ユニットの表示パネル部に操作表示画面を表示する処理を示すフローチャート図である。
【図7】表示ユニットのタッチパネル部に入力があった場合に表示パネル部の操作表示画面を更新して表示する処理を示すフローチャート図である。
【図8】操作入力ユニットのキー入力部に入力があった場合に表示ユニットの表示パネル部の操作表示画面を更新して表示する処理を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
【0043】
1:画像処理装置本体 2:操作表示部ユニット 3:スキャナ部 4:プリント部 5:通信部 6:自動給送装置(ADF) 10:本体制御部(コントローラユニット) 11,82,92:ROM 12,83:RAM 13,81:表示制御部 14:差動ドライバ 15:USBホスト(USBHOST) 20,70:通信用I/FU 21:差動レシーバ 22,71:USBHUB 30,80:表示ユニット 31:表示部 40,90:操作入力ユニット 41,91:入出力制御部 42,94:LED表示部 43,95:キー入力部 44,86:タッチパネル部 45,61,84,93:USBI/F 50〜58:コネクタ 60:音声出力ユニット 62:音声デコーダ 63:アンプ 64:スピーカ 85:表示パネル部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像処理を行う画像処理装置であって、
複数種類の表示部を接続する手段を有する表示ユニットと、操作情報を入力する操作入力ユニットとを有する操作表示部ユニットと、画像処理装置の全体を制御する本体制御部を有する制御部ユニットとを備え、
前記操作表示部ユニットと前記制御部ユニットとを通信インタフェースで接続し、
前記本体制御部は、前記通信インタフェースを介して前記操作表示部ユニットから前記表示ユニットに接続された表示部の構成情報と前記操作入力ユニットの構成情報を取得し、前記各構成情報に基づいて前記表示部に表示する操作表示画面の操作表示画面データを生成し、前記通信インタフェースを介して前記操作表示部ユニットへ前記操作表示画面データを送信して前記表示部に前記操作表示画面データに基づく操作表示画面を表示させる制御を行う手段を有することを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記通信インタフェースは、前記表示ユニットの構成情報と前記操作入力ユニットの構成情報の取得と、前記操作表示画面データの送信とをそれぞれ異なる種類のデータ伝送手段で行う手段であることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記通信インタフェースは、前記表示ユニットの構成情報と前記操作入力ユニットの構成情報の取得と、前記操作表示画面データの送信とを1種類のデータ伝送手段で行う手段であることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記操作入力ユニットにLED表示部を接続し、
前記本体制御部に、前記通信インタフェースを介して前記LED表示部の点灯と消灯を制御する手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記操作表示部ユニットに、前記表示ユニットに複数種類の表示部を接続可能にする複数のコネクタのいずれに前記表示部が接続されているかの検出結果に基づいて前記表示部の種類を判別する手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記操作表示部ユニットに、前記本体制御部からの要求に基づいて前記通信インタフェースを介して前記表示部の種類を前記本体制御部へ通知する手段を設けたことを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記本体制御部は、前記操作表示画面データの生成の際、前記操作表示部ユニットから通知された前記表示部の種類も加味するようにしたことを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記表示部が接続されているかの検出を前記各コネクタの中の複数のGND端子のいずれか一つを使用することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記操作表示部ユニットに音声出力部を接続し、
前記本体制御部に、前記通信インタフェースを介して前記音声出力部に音声データを出力して前記音声出力部からの音声出力を制御する手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記本体制御部は、前記音声データ出力中、前記操作表示画面データに音声出力中であることを明示する表示データを含めるようにしたことを特徴とする請求項9記載の画像処理装置。
【請求項11】
前記表示ユニットに、前記表示部に表示された操作表示画面に対応する操作入力が可能な入力手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の画像処理装置。
【請求項12】
前記操作入力ユニットに、前記操作表示画面データに基づく操作表示画面を表示する表示部を設けたことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の画像処理装置。
【請求項13】
前記操作表示部ユニットは前記表示ユニットを2つ以上接続可能であり、
前記本体制御部は、前記操作表示部ユニットに前記表示ユニットが2つ以上接続された場合、前記各表示ユニットの表示部の構成情報に合わせてそれぞれ異なる操作表示画面の操作表示画面データを生成し、前記通信インタフェースを介して前記操作表示部ユニットへ前記各操作表示画面データを送信して前記各表示ユニットの表示部にそれぞれ対応する前記操作表示画面データに基づく操作表示画面を表示させる制御を行う手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の画像処理装置。
【請求項14】
前記操作表示部ユニットは前記操作入力ユニットを2つ以上接続可能であり、
前記本体制御部は、前記操作表示部ユニットに前記操作入力ユニットが2つ以上接続された場合、前記各操作入力ユニットの構成情報に基づいて前記各操作入力ユニットからの入力優先順位を設定する手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の画像処理装置。
【請求項15】
前記本体制御部は、前記各操作入力ユニットからの入力が同時にあった場合、前記入力優先順位に基づいて前記各操作入力ユニットからの入力を優先順位の順に操作入力処理する手段を設けたことを特徴とする請求項14記載の画像処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−74374(P2010−74374A)
【公開日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−237998(P2008−237998)
【出願日】平成20年9月17日(2008.9.17)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】