説明

画像形成装置、および画像形成方法

【課題】この発明は、確実且つ効率良く特殊紙に対する画像形成が可能な画像形成装置、および画像形成方法を提供することを課題とする。
【解決手段】プリンタは、印刷ジョブを受信する受信部5、受信した印刷ジョブを記憶する記憶部6、特殊印刷を含む印刷ジョブのリストを表示する表示部3、表示部3とともにタッチパネル式の操作パネル11を形成した入力部4、および制御部2を有する。表示部3を介して表示されたリストから入力部4を介して1つの印刷ジョブが選択され、この印刷ジョブに含まれる特殊印刷に関する印刷条件の変更入力が入力部4を介して受け付けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、普通紙以外の特殊紙に対する画像形成が可能な画像形成装置、および画像形成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、普通紙以外の特殊紙、例えばタブ紙に対する画像形成が可能な画像形成装置が普及されつつある。この種の装置では、タブの位置および幅に合わせて画像をずらし、タブ紙に画像を形成する。
【0003】
この種の画像形成装置として、例えば、下記の特許文献1に開示された装置が知られている。この公報に開示された装置では、タブ分割数、画像移動量、タブ紙を挿入するページ等を操作パネルを介して予め設定可能となっている。また、この装置は、試しコピーキーにより、複数部あるうちの一部を試しコピーする機能を備えている。
【0004】
しかし、タブ紙に画像を形成する場合、画像の移動量を設定するのが難しく、例えば、アプリケーションソフトによって余白の処理内容が異なったり、タブ紙を給紙するカセットの位置によってタブ紙の搬送位置にずれを生じたりしてしまい、画像の移動量をうまく設定するのが困難であった。
【0005】
このため、上述した公報に開示された装置のように、試しコピーキーにより一部を実際に試しコピーして画像のずれを確認することにより、タブ紙に対する画像の移動量を調整することができるが、この方法だと、試しコピーした画像がタブ紙に対してずれを生じてしまうと、試しコピーしたタブ紙を含む全ての用紙が無駄になってしまう問題があった。
【特許文献1】特開2002−19243
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この発明は、以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、確実且つ効率良く特殊紙に対する画像形成が可能な画像形成装置、および画像形成方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、端末から送信された印刷ジョブを受信する受信部と、上記受信部で受信した印刷ジョブを実行する印刷部と、上記受信部で受信した印刷ジョブにタブ紙に対する印刷が含まれているか否かを判別する判別部と、上記受信部を介して受信したタブ紙に対する印刷を含む特殊な印刷ジョブを記憶する記憶部と、上記記憶部に記憶される上記特殊な印刷ジョブを上記印刷部に実行させるための入力操作を受け付ける入力部と、上記判別部によって印刷ジョブにタブ紙に対する印刷が含まれないことが判別されると、この印刷ジョブを通常の印刷ジョブとして上記入力部による入力操作を待たずに上記印刷部に即座に実行させ、上記判別部によって印刷ジョブにタブ紙に対する印刷が含まれることが判別されると、このタブ紙に対する印刷を含む上記特殊な印刷ジョブを上記記憶部に記憶させ、上記入力部を介してこの特殊な印刷ジョブを実行させるための入力操作を受け付けると、この特殊な印刷ジョブを上記記憶部から読み出して上記印刷部に実行させる制御部と、を有する。
【0008】
また、本発明の画像形成方法によると、端末から送信された印刷ジョブを受信し、受信した印刷ジョブにタブ紙に対する印刷が含まれているか否かを判別し、印刷ジョブにタブ紙に対する印刷が含まれないと判別すると、この印刷ジョブを通常の印刷ジョブとして入力部による入力操作を待たずに印刷部に即座に実行させ、印刷ジョブにタブ紙に対する印刷が含まれると判別すると、このタブ紙に対する印刷を含む特殊な印刷ジョブを記憶部に記憶させ、上記入力部を介してこの特殊な印刷ジョブを実行させるための入力操作を受け付けると、この特殊な印刷ジョブを上記記憶部から読み出して上記印刷部に実行させる。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように、この発明の画像形成装置は、上記のような構成および作用を有しているので、確実且つ効率良く特殊紙に対する画像形成ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0011】
図1には、この発明の実施の形態に係るプリンタ1(画像形成装置)に複数台のパソコン10をネットワーク接続した印刷システム100を示してある。
【0012】
利用者は、パソコン10を操作して、画像や文字などの印刷に必要なデータを入力し、入力したデータに基づく印刷を実行させるためのコマンドを印刷ジョブとしてプリンタ1に送信する。プリンタ1は、各パソコン10から送信された印刷ジョブを受信して記憶するとともに、基本的に受信した順番で印刷ジョブを実行する。
【0013】
図2には、プリンタ1の構成要素をブロック図にして示してある。
【0014】
プリンタ1は、プリンタ1の動作を制御する制御部2を有する。制御部2には、表示部3としての機能と入力部4としての機能を有するタッチパネル式の操作パネル11、パソコン10から送信される印刷ジョブを受信する受信部5、受信した印刷ジョブを記憶する記憶部6、印刷ジョブに含まれるページデータを必要に応じて加工する画像処理部7、印刷ジョブを実行する印刷部8、および印刷部8へ用紙を給紙する給紙部9を有する。
【0015】
給紙部9は、2つの給紙カセット9a、9b(図1参照)、および図示しない手差しトレイを有し、各給紙カセットおよび手差しトレイの用紙の有無を検知するためのセンサ90を有する。給紙カセット9a、9b、および手差しトレイには、普通紙の他に、タブ紙などの特殊紙をセットできる。タブ紙とは、長方形の用紙の1辺からタブが一体的に突出した紙のことを言う。特殊紙には、タブ紙の他に、厚紙や他国(アメリカや中国)の紙などがある。
【0016】
制御部2は、本発明の判別部としても機能し、受信部5を介して受信した印刷ジョブにタブ紙などの特殊紙に対する印刷(以下、このような印刷を特殊印刷と称する)が含まれているか否かを判別する。尚、ここでは、普通紙に対する印刷と比較してジャムを生じ易い特殊な印刷のことを特殊印刷とする。
【0017】
記憶部6は、受信部5を介して各パソコン10から受信した全ての印刷ジョブを記憶する。特に、制御部2で特殊印刷を含むことが判別された特定の印刷ジョブを特殊印刷を含まない印刷ジョブと区別して記憶する。
【0018】
表示部3は、例えば、記憶部6に記憶した印刷ジョブのうち、制御部2で特殊印刷を含むことが判別された特定の印刷ジョブの一覧表(リスト)を表示する。リストを表示する方法としては、印刷ジョブ名を表示する方法以外に、各パソコン10のユーザ名を表示する方法などが考えられる。また、表示部3は、特殊紙に対する印刷条件の変更入力を受け付けるための後述する複数の入力画面を切り換え表示する。
【0019】
入力部4は、利用者による各種操作入力を受け付ける。利用者は、例えば、表示部3を介して表示されているリストの中から実行させたい印刷ジョブを選択し、入力部4を介して入力する。ここでは、表示部3および入力部4は、タッチパネル式の操作パネル11となっているため、表示部3を介して表示されている項目に利用者が触れることにより入力操作がなされる。
【0020】
画像処理部7は、例えば、タブ紙に対する印刷時に、印刷するページデータをタブの分だけずらす。或いは、給紙部9が、タブ紙の給紙タイミングをタブの分だけずらすようにしても良い。
【0021】
印刷部8は、給紙部9から給紙される用紙(タブ紙を含む)上に、記憶部6から読み出した印刷ジョブに含まれるページデータにある画像や文字を印刷する。また、印刷部8は、入力部を介して印刷条件の変更入力を受け付けた特殊印刷を含む印刷ジョブを実行する。さらに、印刷部8は、後述する“試し印刷”ボタン31により、印刷ジョブに含まれる特殊印刷だけを選択的に印刷する。
【0022】
次に、上述したプリンタ1の動作について、図3〜図5に示すフローチャートとともに、図6〜図9に示す操作パネル11の画面例を参照して説明する。
【0023】
まず、図3に示すように、ネットワークを介してパソコン10からプリンタ1に印刷ジョブが送信されると(ステップ1;YES)、プリンタ1は、受信部5を介して当該印刷ジョブを受信する(ステップ2)。受信した印刷ジョブは、記憶部6に記憶される。
【0024】
ステップ2の受信処理では、図5に示すように、プリンタ1は、まず、送信元のパソコン10から送られる印刷ジョブの送信開始通知を受信する(ステップ21)。続いて、当該印刷ジョブの内容を示すインデックスデータ(以下、ジョブインデックスと称する)を受信する(ステップ22)。続いて、当該印刷ジョブに含まれる1枚目のページデータの送信開始通知を受信する(ステップ23)。続いて、当該ページデータの内容を示すインデックスデータ(以下、ページインデックスと称する)を受信する(ステップ24)。続いて、当該ページデータを受信する(ステップ25)。続いて、当該ページデータの送信終了通知を受信する(ステップ26)。そして、2ページ目以降のページデータがある場合(ステップ27;YES)、ステップ23〜26の処理をページ分だけ繰り返し、2ページ目以降のページデータを受信する。さらに、ステップ27で次のページデータが無いことが判断されると(ステップ27;NO)、当該印刷ジョブの送信終了通知を受信して動作を終了する(ステップ28)。
【0025】
そして、ステップ2(すなわちステップ21〜28)の受信処理時に、制御部2にて、受信した印刷ジョブに特殊印刷が含まれているか否かが判別される(ステップ3)。ステップ3で当該印刷ジョブに特殊印刷が含まれていないことが判別されると(ステップ3;NO)、当該印刷ジョブが記憶部6から読み出されて印刷部8で即座に実行されて通常の印刷処理がなされる(ステップ4)。
【0026】
一方、ステップ3で当該印刷ジョブに特殊印刷が含まれていることが判別されると(ステップ3;YES)、当該印刷ジョブは実行されずに記憶部6に保持される(ステップ5)。つまり、特殊印刷を含む印刷ジョブは、実行されないまま記憶部6に蓄積される。
【0027】
そして、記憶部6に記憶した特殊印刷を含む印刷ジョブのリストが表示部3を介して表示される(ステップ6)。このように特殊印刷を含む印刷ジョブが表示部3を介して一覧表示された状態で、利用者による印刷ジョブの実行指示が待たれる。
【0028】
この状態で、図4に示すように、プリンタ1の入力部4を介して利用者によって印刷ジョブの実行指示(すなわち、選択した印刷ジョブの項目に触れる行為)がなされると(ステップ7;YES)、図6に示す画面が表示部3を介して切り換え表示される。ここでは、ステップ7で選択された印刷ジョブに特殊印刷としてタブ紙に対する印刷が含まれているものとする。
【0029】
この状態で、“変更する”ボタン21が入力されると(ステップ8;YES)、図7および図8に示す画面が表示部3を介して順次表示され、入力部4を介して利用者による印刷条件の変更入力がなされる(ステップ9)。つまり、図7の画面が表示されたとき、テンキー24を介してタブの幅が入力され、“OK”ボタン25(ステップ10;YES)により設定値が確定となる。また、図8の画面が表示されたとき、テンキー27を介して画像のずらし量が入力され、“OK”ボタン28(ステップ10;YES)により設定値が確定となる。一方、各画面が表示されている状態で、“取消し”ボタン26、29が入力されると(ステップ10;NO)、ステップ8の処理に戻って図6の画面が再度表示される。
【0030】
一方、図6の画面が表示されている状態で“変更しない”ボタン22が入力されると(ステップ8;NO)、或いは図8の画面が表示されている状態で“OK”ボタン28が入力されると(ステップ10;YES)、図9に示す画面が表示部3を介して代わりに表示される。
【0031】
この状態で、“試し印刷”ボタン31(試し印刷キー)が利用者によって入力されると(ステップ11;YES)、ステップ9で変更入力したタブの幅および画像のずらし量に基づいて、1枚目のタブ紙に対する試し印刷がなされる(ステップ12)。このとき、試し印刷するタブ紙の枚数は、任意に設定可能であり、プリンタ1毎に予め設定されている。本実施の形態では、“試し印刷”ボタン31が入力されたとき、1枚目のタブ紙に対する試し印刷だけを自動的に実行するようにした。
【0032】
そして、ステップ12で試し印刷した後、図6の画面が再度表示され、タブ紙が利用者によって確認されて、印刷条件の再設定が可能となる。
【0033】
一方、図9の画面が表示されている状態で、“試し印刷”ボタン31が入力される代わりに“全文印刷”ボタン32が入力されると(ステップ11;NO、ステップ13;YES)、ステップ7で実行指示を受けた印刷ジョブにステップ9の変更入力を含む印刷ジョブが実行され、タブ紙を含む全ての用紙に対する印刷がなされる(ステップ14)。
【0034】
この後、ステップ14で実行された印刷ジョブに関するジョブデータを削除するか否かを利用者が判断するための画面(図示せず)が表示部3を介して表示され、当該ジョブデータが選択的に削除される(ステップ15、16)。
【0035】
尚、ステップ11で図9の画面が表示されている状態で、“戻る”ボタン33が入力されると、図7の画面が表示されて印刷条件の再設定が可能となる。
【0036】
以上のように、本実施の形態によると、プリンタ1は、タブ紙などの特殊紙に対する印刷を含む印刷ジョブを受信したとき、当該印刷ジョブを即座に実行せずに記憶部6に記憶して表示部3を介して表示するようにした。そして、利用者によって入力部4を介して当該印刷ジョブの実行指示がなされたことを条件に、当該印刷ジョブを記憶部6から読み出して印刷部8で実行するようにした。
【0037】
このため、当該印刷ジョブに使用する例えばタブ紙などの特殊紙が準備されていなかったり、特殊紙に印刷する際にジャムを生じたりしたとき、プリンタ1のそばに利用者がいるため、直ぐに対処できる。従って、用紙無しやジャムに気づかずに後続の印刷ジョブが待たされる時間を極めて少なくでき、プリンタの稼働率を高くできる。
【0038】
また、プリンタ1の記憶部6に特殊印刷を含む印刷ジョブを保持してリストを表示するようにしたため、利用者は適当なタイミングでプリンタ1まで行って印刷ジョブを実行させることができ、利便性を向上させることができる。また、印刷ジョブを実行させる際、特殊印刷を試しに印刷させたり、実際に出力されるタブ紙を見てタブに対する印刷位置を調整したりすることもできる。
【0039】
より具体的には、本実施の形態では、入力部4を介して印刷ジョブの実行指示がなされたとき、当該印刷ジョブに含まれる特殊印刷に関する印刷条件の変更入力を可能とした。また、特殊印刷に関する印刷条件を変更した後、特殊紙に対する試し印刷を可能とした。特に、試し印刷では、特殊紙だけに試し印刷するようにした。
【0040】
このため、利用者は、プリンタ1を操作して印刷ジョブを実行すると同時にタブ紙に対する印刷条件の変更が可能となり、且つタブ紙に対する特殊印刷だけを少なくとも1枚だけ試し印刷した後に実際のタブ紙の印刷状態を確認して再度印刷条件の変更入力が可能となり、上述した従来の装置のように全ての用紙を試し印刷することなく、確実且つ効率的にタブ紙に対する印刷を実行できる。
【0041】
尚、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可能である。例えば、上述した各実施の形態では、タブ紙に対する印刷について説明したが、これに限らず、厚紙や他の国の紙などの特殊紙に対する印刷時に、本発明を適用することもできる。
【0042】
また、上述した実施の形態では、“試し印刷”ボタン31を入力したとき1枚目のタブ紙に対する印刷だけを実行するようにしたが、当該印刷ジョブに含まれる全てのタブ紙に対する印刷を実行するようにしても良い。この試し印刷の枚数は、プリンタ毎に予め設定しておけば良い。または、“試し印刷”ボタン31の入力回数に応じて試し印刷する枚数を決定するようにしても良い。この場合、ボタン入力の間にタイムアウトを設けて、続けてボタンが押されたことをもって枚数をカウントするようにすれば良い。
【0043】
さらに、図9の画面上に“試し印刷”ボタンを複数個設けて、入力ボタンに応じて試し印刷の枚数を変更可能としても良い。或いは、図9の画面上の“試し印刷”ボタン31が入力された後、画面を切り換えて、試し印刷する枚数の入力を可能としても良い。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】この発明の実施例に係るプリンタを複数台のパソコンとネットワーク接続した状態を示す概略図。
【図2】図1のプリンタの構成を示すブロック図。
【図3】図2のプリンタによる動作を説明するためのフローチャート。
【図4】図2のプリンタによる動作を説明するためのフローチャート。
【図5】図3の受信処理の各ステップを説明するためのフローチャート。
【図6】図4のステップ8の処理で表示される画面例を示す図。
【図7】図4のステップ9の処理で表示される画面例を示す図。
【図8】図4のステップ9の処理で表示される画面例を示す図。
【図9】図4のステップ11の処理で表示される画面例を示す図。
【符号の説明】
【0045】
1…プリンタ、2…制御部、3…表示部、4…入力部、5…受信部、6…記憶部、7…画像処理部、8…印刷部、9…給紙部、10…パソコン、11…操作パネル。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末から送信された印刷ジョブを受信する受信部と、
上記受信部で受信した印刷ジョブを実行する印刷部と、
上記受信部で受信した印刷ジョブにタブ紙に対する印刷が含まれているか否かを判別する判別部と、
上記受信部を介して受信したタブ紙に対する印刷を含む特殊な印刷ジョブを記憶する記憶部と、
上記記憶部に記憶される上記特殊な印刷ジョブを上記印刷部に実行させるための入力操作を受け付ける入力部と、
上記判別部によって印刷ジョブにタブ紙に対する印刷が含まれないことが判別されると、この印刷ジョブを通常の印刷ジョブとして上記入力部による入力操作を待たずに上記印刷部に即座に実行させ、上記判別部によって印刷ジョブにタブ紙に対する印刷が含まれることが判別されると、このタブ紙に対する印刷を含む上記特殊な印刷ジョブを上記記憶部に記憶させ、上記入力部を介してこの特殊な印刷ジョブを実行させるための入力操作を受け付けると、この特殊な印刷ジョブを上記記憶部から読み出して上記印刷部に実行させる制御部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
上記記憶部に記憶した特殊な印刷ジョブのリストを表示する表示部をさらに有し、
上記制御部は、上記入力部を介して上記リストから選択された特殊な印刷ジョブを上記印刷部に実行させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
上記特殊な印刷ジョブに含まれるタブ紙に対する印刷を試しに少なくとも一枚だけ上記印刷部に実行させるための試し印刷キーをさらに有し、
上記入力部は、上記特殊な印刷ジョブに含まれるタブ紙に対する印刷条件の変更入力を受け付けることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
上記入力部は、上記試し印刷キーが入力された後、上記印刷部にて試しに印刷されたタブ紙に対する上記印刷条件の変更入力を受け付けることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
上記制御部は、上記表示部を介して、上記印刷部で実行された印刷ジョブを上記記憶部から削除するか否かを利用者に判断させるための画面を表示させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
端末から送信された印刷ジョブを受信し、
受信した印刷ジョブにタブ紙に対する印刷が含まれているか否かを判別し、
印刷ジョブにタブ紙に対する印刷が含まれないと判別すると、この印刷ジョブを通常の印刷ジョブとして入力部による入力操作を待たずに印刷部に即座に実行させ、
印刷ジョブにタブ紙に対する印刷が含まれると判別すると、このタブ紙に対する印刷を含む特殊な印刷ジョブを記憶部に記憶させ、上記入力部を介してこの特殊な印刷ジョブを実行させるための入力操作を受け付けると、この特殊な印刷ジョブを上記記憶部から読み出して上記印刷部に実行させる、ことを特徴とする画像形成方法。
【請求項7】
上記特殊な印刷ジョブに含まれるタブ紙に対する印刷を試しに少なくとも一枚だけ上記印刷部に実行させることを特徴とする請求項6に記載の画像形成方法。
【請求項8】
上記入力部を介して、上記印刷部にて試しに印刷されたタブ紙に対する印刷条件の変更入力を受け付けることを特徴とする請求項7に記載の画像形成方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−23355(P2009−23355A)
【公開日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−271107(P2008−271107)
【出願日】平成20年10月21日(2008.10.21)
【分割の表示】特願2002−183409(P2002−183409)の分割
【原出願日】平成14年6月24日(2002.6.24)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】