説明

画像形成装置及び記録媒体

【課題】安価で簡易的な残量検知を用いることで、事前の記録紙長さの確認作業無しに、長尺の記録途中での記録紙切れを防ぐことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】本発明は、ロール給紙段を有した画像形成装置100であって、各ロール給紙段の記録紙の残量が装置の最大記録可能用紙長を基準とする閾値以上か否かを検知する残量検知センサ4と、長尺な記録紙への記録実行時には前記各ロール給紙段のうち残量が閾値以上あるトレイを自動的に選択して記録実行し且つ長尺でない記録紙への記録実行においては前記各ロール給紙段のうち残量が閾値未満であるトレイを自動的に選択して記録実行する制御手段としてのCPU10と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録紙としてロール紙を用いた画像形成装置及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ファクシミリなどのように、記録紙にロール紙を用いた画像形成装置において、記録途中での記録紙切れを防ぐ目的で、一旦記録終了予定位置まで記録紙を搬送させて用紙切れにならないことを確認したうえで、記録紙を巻き戻してから記録を開始する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、ロール紙の残量をセンサ等を用いて正確に検知する方法も周知である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上述した画像形成装置において、例えば、記録紙を一旦搬送させる方法では、装置の大きさを超えるような長尺サイズでは、装置外にはみ出たロール紙が損傷したり、搬送した記録紙をきれいに巻き戻すことが難しいばかりでなく、実際に記録を開始するまでの準備時間が長く、ユーザが装置前で待機するなどの時間の無駄や、急ぎの対応が困難であるなどの使い勝手に問題が生じていた。
【0004】
また、ロール紙の残量を各種センサ等を用いて正確に検知する方法では、構成や制御が複雑になり多大なコストがかかるという問題が生じていた。
【0005】
そこで、本発明は、安価で簡易的な残量検知を用いることで、事前の記録紙長さの確認作業無しに、長尺の記録途中での記録紙切れを防ぐことができる画像形成装置及び記録媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、ロール給紙段を備えた画像形成装置であって、各ロール給紙段の記録紙の残量が装置の最大記録可能用紙長を基準とする閾値以上か否かを検知する残量検知手段と、長尺な記録紙への記録実行時には前記各ロール給紙段のうち残量が閾値以上あるトレイを自動的に選択して記録実行し且つ長尺でない記録紙への記録実行においては前記各ロール給紙段のうち残量が閾値未満であるトレイを自動的に選択して記録実行する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
本発明の画像形成装置は、前記制御手段が、前記各記録紙の残量が閾値を検出したタイミングからの各記録紙の使用量をカウントすると共に、記録実行に必要な用紙の長さより記録途中で記録紙切れにならない残量の記録紙を有するトレイを自動的に選択して記録実行することを特徴とする。
【0008】
本発明の画像形成装置は、前記制御手段が、前記各記録紙の残量が装置の最小記録可能用紙長よりも短いときには記録を一時中断し、ユーザへ記録紙の交換・補給を促す旨を通知することを特徴とする。
【0009】
本発明の画像形成装置は、前記制御手段が、記録途中で記録紙切れにならない給紙段が存在しない場合には、記録を一時中断してユーザへ記録紙の交換・補給を促す旨を通知すると共に、任意のトレイを選択したうえで、操作を継続するか否かを選択させることを特徴とする。
【0010】
本発明の画像形成装置は、前記制御手段が、各記録紙の残量が閾値を検出したタイミングからの各記録紙の使用量をカウントする場合の開始カウント数が予め設定されていることを特徴とする。
【0011】
本発明の画像形成装置は、前記制御手段が、各記録紙の残量が閾値を検出したタイミングからの各記録紙の使用量をカウントする場合のカウント数を、セットされている記録紙の紙管設定から自動的に調整することを特徴とする。
【0012】
本発明の画像形成装置は、前記制御手段が、各記録紙の残量が閾値を検出したタイミングからの各記録紙の使用量をカウントする場合のカウント率を、セットされている記録紙の紙種設定から自動的に調整することを特徴とする。
【0013】
本発明の画像形成装置は、前記制御手段が、各記録紙の残量が閾値を検出したタイミングからの各記録紙の使用量をカウントする場合のカウント率を、セットされている記録紙の紙厚設定から自動的に調整することを特徴とする。
【0014】
本発明は、請求項1から9の何れか1項に記載された制御動作を実行するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体とすることができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明の画像形成装置及び記録媒体は、事前の記録紙長さの確認作業無しに、長尺の記録途中での記録紙切れを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置に適用されるロール状の記録紙の一例を示し、(A)はロール状の記録紙の要部の斜視図、(B)は新品状態でのロール状の記録紙の側面図、(C)は使用途中でのロール状の記録紙の側面図、(D)は使用済みのロール状の記録紙の側面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の基本的な電気的構成についての説明図である。
【図3】本発明の画像形成装置に係る実施の形態1の処理ルーチンについて説明するフロー図である。
【図4】本発明の画像形成装置に係る実施の形態2の処理ルーチンについて説明するフロー図である。
【図5】本発明の画像形成装置に係る記録紙交換メッセージの表示例1を示す説明図である。
【図6】本発明の画像形成装置に係る記録紙交換メッセージの表示例2を示す説明図である。
【図7】本発明の画像形成装置に係る記録紙交換メッセージの表示例3を示し、(A)はメッセージ表示例の説明図、(B)はトレイ選択画面の説明図である。
【図8】本発明の画像形成装置に係る計算式との関係において、(A)はトレイ選択と残量との関係のテーブルの説明図、(B)は閾値と記録紙長さとの関係のテーブルの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
次に、本発明の一実施形態に係る画像形成装置及び記録媒体について、図面を参照して説明する。尚、以下に示す実施例は本発明の画像形成装置及び記録媒体における好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。また、以下に示す実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下に示す実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
【0018】
本発明では、ロール状の記録紙の残量を、記録途中での記録紙切れ発生を知るための手段としてのみ捉えている。即ち、従来技術で説明した公知のセンサ類は、現状のロール直径等から、細かい記録紙残量(何メートル・何センチ)を算出するものである。これに対し、本発明は、長尺の印刷時には、記録紙の残量が多い給紙段から優先的かつ自動的に選択して給紙することによって、記録紙の破損や実際の記録までに時間を費やすことなく、記録途中での記録紙切れを抑制し、しかも、資源の無駄を最小限に留めるように記録紙の交換を行えるようにするものである。
【0019】
即ち、精密な記録紙の残量測定機構を設けることなく、記録途中での記録紙切れを防ぐことができれば、コストをかけずに効果をあげることができる。例えば、広幅機の場合、使用するサプライ(トナー・インク)・用紙・時間・電力は大きく、市販の長尺なロール状の記録紙では、その全長が15mや30mといった長さになるため、記録途中で用紙切れになることで発生する無駄を防ぐことが望ましい。
【0020】
また、新品時からの使用量をカウントする方式では、どうしてもその間に発生する用紙詰まりや電源オフ中の記録紙交換といった誤差が積み重なっていく確率が高いため、結局は記録紙切れを防ぐことが難しいという問題が発生してしまう。
【0021】
そこで、本発明では、このような複雑な使用環境下において、なるべくコストアップすることなく、記録途中での記録紙切れを防ぐことを主たる目的としている。
【0022】
即ち、本発明は、簡易的な残量検知によって各給紙段の記録紙残量を相対的に把握し、記録しようとする用紙長に応じて、使用する給紙段を自動的に判断するようにしたものである。
【0023】
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置及び記録媒体を詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に係る画像形成装置に適用されるロール状の記録紙の一例を示し、図1(A)はロール状の記録紙の要部の斜視図、図1(B)は新品状態でのロール状の記録紙の側面図、図1(C)は使用途中でのロール状の記録紙の側面図、図1(D)は使用済みのロール状の記録紙の側面図である。
【0024】
図1において、ロール状の記録紙1は、紙管2に用紙3が幾重に巻き付けられている。例えば、用紙3として普通紙で新品150mの長さがある場合、使用するにつれて用紙3の全体の厚みが減っていくが、その残量が装置の最大記録可能用紙長を検知する位置(閾値)に、残量検知センサ4を配置する。尚、残量検知センサ4の種類や検出方法は特に限定されない。
【0025】
この際、残量検知センサ4の取り付け位置の誤差や、紙種(普通紙、トレーシングペーパ、OHP用フィルムなど)・紙厚(厚紙、薄紙など)・紙管2のサイズ(2inch、3inchなど)などによって、検知タイミングを変動させることができる。
【0026】
図2は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の基本的な電気的構成についての説明図である。
【0027】
本実施の形態にかかる画像形成装置100は、CPU10、残量検知センサ4、I/O(入出力部)20、I/F(インターフェース部)30、ROM40、RAM50、操作部60、を備えている。
【0028】
CPU10は、ROM40に記憶した画像形成処理全般に係るプログラムに従い、画像形成装置100を構成する各部全般を制御する。また、ROM40には、本発明に係るプログラムを格納しており、後述する本発明に係る処理を実行する。
【0029】
I/O20は、画像形成に関わる駆動部や各種センサなどの電装品の入出力等を制御する。I/F30は電話回線などに接続されて画像データの送受信を行う。ROM40は装置全体を制御するためのプログラムを記憶する。RAM50は、例えば、電話回線等を通じて受信した画像データを一時的に記憶する。また、RAM50は装置に関する各種情報を一時的に記憶する。操作部60はタッチパネル方式の液晶パネルや各種スイッチ及びダイヤルボタン等を備えており、ユーザによる装置の状態把握や動作変更(モード変更等)の設定もここで行う。
【0030】
(実施の形態1)
次に、本発明の画像形成装置におけるCPU10による処理ルーチンを説明する。図3は、本発明の画像形成装置100に係る実施の形態1のCPU10による処理ルーチンについて説明するフロー図である。
【0031】
(ステップS1)
ステップS1では、CPU10は、例えば、I/F30によりファクシミリやパーソナルコンピュータから画像データを受信すると、記録の開始に際し、記録に必要とする用紙が長尺であるか否かを判断し、長尺の記録紙の場合(ステップS1、Yes)にはステップS2へと移行し、長尺の記録紙でない場合(ステップS1、No)にはステップS3へと移行する。
【0032】
(ステップS2)
ステップS2では、CPU10は、記録紙の残量が閾値以上あるトレイを自動的かつ優先的に選択してステップS4へと移行する。
【0033】
(ステップS3)
ステップS3では、CPU10は、記録紙の残量が閾値未満であるトレイを自動的かつ優先的に選択してステップS4へと移行する。
【0034】
(ステップS4)
ステップS4では、ステップS2又はステップS3で選択した記録紙を用いて、受信した画像データに基づく記録を実行する。
【0035】
このような構成によれば、受信した画像データに対して、記録に必要とする用紙が長尺であるか否かを判断し、必要であると思われる長さの記録紙を自動的に選択して記録を行うことから、なるべくコストアップすることなく、記録途中での記録紙切れを防ぐことができる。
【0036】
(実施の形態2)
図4は、本発明の画像形成装置100に係る実施の形態2のCPU10による処理ルーチンについて説明するフロー図である。尚、上記実施の形態1と同一のルーチンの説明は省略する。
【0037】
(ステップS11)
ステップS11では、CPU10は、トレイの記録紙の残量(長さ)が閾値未満となっているか否かが判断され、閾値未満の場合にはステップS12へと移行し、記録紙の残量が閾値以上の場合にはステップS1へと移行し、上記実施の形態1と同様のルーチンを実行する。
【0038】
(ステップS12)
ステップS12では、CPU10は、残量が記録紙長以上あるトレイを自動的かつ優先的に選択してステップS13へと移行する。
【0039】
(ステップS13)
ステップS13では、記録を実行すると共に、トレイの残量から、記録紙長を減算してその長さをRAM50等の記録媒体に記録する。尚、RAM50とは別に、データ量の多い画像データを記録するためのハードディスク等を用い、このハードディスクに計算結果を格納することも可能である。
【0040】
(操作部60での表示)
上述したルーチン等において、記録紙を交換する必要がある場合には、例えば、図5に示すように、記録紙(ロール紙)交換の旨のメッセージを表示する。
【0041】
また、閾値未満或いは記録に必要とする用紙に対して記録紙が足りない場合など、記録紙を交換する必要がある場合には、例えば、図6に示すように、記録紙の交換を促す旨のメッセージを表示すると共に、操作を継続するか否かを選択させる。
【0042】
さらに、記録途中で記録紙切れにならない給紙段が存在しない場合には、図7(A)に示すように、記録を一時中断してユーザへ記録紙の交換・補給を促す旨のメッセージを表示すると共に、図7(B)に示すように、任意のトレイを選択したうえで、操作を継続するか否かを選択させる。
【0043】
(計算方法の説明)
次に、CPU10による記録紙の残量の計算について説明する。図8は、本発明の画像形成装置に係る計算式のトレイ選択とアルゴリズムとのテーブルの説明図である。
【0044】
今、用紙長さ(FULL)が150mであり、画像形成装置100の最大記録可能用紙長(搬送サイズの限界)が30m、画像形成装置100の最小記録可能用紙長(A4LongEdgeFeed)が0.210[m]であった場合、
FULL=150[m]
THRESHOLD=30[m]
となり、画像形成装置100は、
記録のために使用した長さ、Y=(A0縦サイズなら)1.189[m]であり、
END=0.210[m]
となる。
【0045】
ここで、記録実行に際して、CPU10は、下記式1〜式5により残量を更新する。
RN=THRESHOLD−Y …(式1)
RN=THRESHOLD+A−Y …(式2)
ここで、Aは、正または負の値[m]で、THRESHOLD値をオフセットさせる意味がある。また、正または負の値[m]は、残量を多くみなしたいときは正、少なくみなしたいときは負とする。また、
RN=THRESHOLD+A+B−Y …(式3)
ここで、Bは、正または負の値[m]で、THRESHOLD値をオフセットさせる意味がある。また、正または負の値[m]は、基準より細い紙管では正、基準より太い紙管では負とする。
RN=THRESHOLD+A+B−C*Y …(式4)
ここで、Cは、係数[単位なし]で、厚い紙種では1より大きな値、薄い紙種では1より小さい値となる。
RN=THRESHOLD+A+B−C*D*Y …(式5)
ここで、Dは、係数[単位なし]で、厚紙では1より大きな値、薄紙では1より小さい値となる。
【0046】
以上に示したように、ある普通紙(標準)を基準として、残量30[m]となる位置に残量検知センサ4を配置した場合においても、調節が可能となる。
【0047】
本発明によれば、長尺な記録紙において記録途中で記録紙切れとなることによるサプライ・紙・時間・電力などの無駄を未然に防ぎ、一方、長尺でない記録紙においては、記録途中で記録紙切れになっても無駄が少なく、長尺でないときに記録紙切れをあえて発生させることにより、無駄なサプライ・紙・時間・電力の使用を防ぐことができる。
【0048】
本発明によれば、無駄なサプライ・紙・時間・電力の使用を防ぐことができ、特に、記録紙が新品状態からカウントするのに比べて有効である。尚、記録紙切れになる前に主電源がOFFされると共に、記録紙が交換された場合にはカウントリセットを行い、使い古しの記録紙がセットされると共に、その時点での記録紙残量が閾値未満であった場合には、そのトレイに対して上記自動制御を無効とする等のユーザ対応を行うのが好ましい。
【0049】
本発明によれば、事前に状態のインフォメーションを通知することでユーザが自ら事後処理を確認・選択することができ、使用勝手を向上することができる。
【0050】
本発明によれば、ユーザに無意味な実行動作を余儀なくさせることなく、利用に不向きな記録紙を破棄することができる。
【0051】
本発明によれば、装置個体ごとの検出タイミングの差異を調整することができ、汎用性を向上することができる。
【0052】
本発明によれば、紙管の太さによる検出タイミングの差異を調整することができ、汎用性を向上することができる。
【0053】
本発明によれば、紙種によって異なる記録紙の紙厚に起因する検出時の残量の差異を調整することができ、汎用性を向上することができる。
【0054】
本発明によれば、同じ紙種であっても記録紙の紙厚に起因する検出時の残量の差異を調整することができ、汎用性を向上することができる。
【符号の説明】
【0055】
1 記録紙
2 紙管
3 用紙
4 残量検知センサ(残量検知手段)
10 CPU(トレイ選択手段)
100 画像形成装置
【先行技術文献】
【特許文献】
【0056】
【特許文献1】特開2004−067343号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロール給紙段を有した画像形成装置であって、
各ロール給紙段の記録紙の残量が装置の最大記録可能用紙長を基準とする閾値以上か否かを検知する残量検知手段と、
長尺な記録紙への記録実行時には前記各ロール給紙段のうち残量が閾値以上あるトレイを自動的に選択して記録実行し且つ長尺でない記録紙への記録実行においては前記各ロール給紙段のうち残量が閾値未満であるトレイを自動的に選択して記録実行する制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記制御手段は、前記各記録紙の残量が閾値を検出したタイミングからの各記録紙の使用量をカウントすると共に、記録実行に必要な用紙の長さより記録途中で記録紙切れにならない残量の記録紙を有するトレイを自動的に選択して記録実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記各記録紙の残量が装置の最小記録可能用紙長よりも短いときには記録を一時中断し、ユーザへ記録紙の交換・補給を促す旨を通知することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御手段は、記録途中で記録紙切れにならない給紙段が存在しない場合には、記録を一時中断してユーザへ記録紙の交換・補給を促す旨を通知したうえで、操作を継続するか否かを選択させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御手段は、記録途中で記録紙切れにならない給紙段が存在しない場合には、記録を一時中断してユーザへ記録紙の交換・補給を促す旨を通知すると共に、任意のトレイを選択したうえで、操作を継続するか否かを選択させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御手段は、各記録紙の残量が閾値を検出したタイミングからの各記録紙の使用量をカウントする場合の開始カウント数が予め設定されていることを特徴とする請求項2から5の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御手段は、各記録紙の残量が閾値を検出したタイミングからの各記録紙の使用量をカウントする場合のカウント数を、セットされている記録紙の紙管設定から自動的に調整することを特徴とする請求項2から6の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御手段は、各記録紙の残量が閾値を検出したタイミングからの各記録紙の使用量をカウントする場合のカウント率を、セットされている記録紙の紙種設定から自動的に調整することを特徴とする請求項2から7の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御手段は、各記録紙の残量が閾値を検出したタイミングからの各記録紙の使用量をカウントする場合のカウント率を、セットされている記録紙の紙厚設定から自動的に調整することを特徴とする請求項2から8の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項10】
請求項1から9の何れか1項に記載された制御手段を実行するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−180157(P2012−180157A)
【公開日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−43151(P2011−43151)
【出願日】平成23年2月28日(2011.2.28)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】