説明

画像形成装置

【課題】 ドラムユニットと現像ユニットの挿入操作性が向上するとともに、挿入順序の誤挿入を防止できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 装置本体2に、各ユニット10,20を出し入れするための出し入れ開口2Aを形成して、この出し入れ開口2Aの内部両側に、各ユニット10,20の外部両側の被ガイド部11A,11B、24A,24Bを係合させて所定の装着位置まで挿入をガイドするガイド部37,38,39をそれぞれ形成するとともに、各ガイド部37,38,39の始端部37A,38A,39A付近の装置本体2に、各ガイド部37,38,39の始端位置をそれぞれ表示する表示部41a,41b,41cを形成した表示部材41を設けることにより、表示部41a,41b,41cで各ユニット10,20の被ガイド部11A,11B、24A,24Bの始端位置を目視で確認できるので、各ユニット10,20の挿入操作性が向上するようになる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、或いはこれらの機能を併有した複合機等の画像形威装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置としては、感光体ドラムを備えたドラムユニットと、現像スリーブを備えた現像ユニットとを別体で構成して、交換時等に、前記ユニットを装置本体に対して出し入れするようにしたものがある(特許文献1)。
【0003】
前記のような画像形成装置では、装置本体に、各ユニットを出し入れするための出し入れ開口を形成して、この出し入れ開口の内部両側に、前記各ユニットの外部両側の被ガイド部を係合させて所定の装着位置まで挿入をガイドするガイド部をそれぞれ形成したものがある。
【特許文献1】特開平4−356062号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、交換時等に、各ユニットの被ガイド部を出し入れ開口から各ガイド部に係合させる際に、各ガイド部の始端部が分かりにくいので、ユニットの挿入操作性が悪いという問題があった。特に、現像ユニットは、ジャム処理時等のために画像形成装置に対して頻繁に出し入れするために、挿入操作性の向上が要望されている。
【0005】
また、ドラムユニットと現像ユニットの挿入順序の誤挿入を防止したいという要望もあった。
【0006】
本発明は、前記問題を解消するためになされたもので、ドラムユニットと現像ユニットの挿入操作性が向上するとともに、挿入順序の誤挿入を防止できる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、本発明の請求項1は、感光体ドラムを備えたドラムユニットと、現像スリーブを備えた現像ユニットとを別体で構成して、交換時等に、前記ユニットを装置本体に対して出し入れするようにした画像形成装置において、前記装置本体に、前記各ユニットを出し入れするための出し入れ開口を形成して、この出し入れ開口の内部両側に、前記各ユニットの外部両側の被ガイド部を係合させて所定の装着位置まで挿入をガイドするガイド部をそれぞれ形成するとともに、前記各ガイド部の始端部付近の装置本体に、各ガイド部の始端位置をそれぞれ表示する表示部を形成した表示部材を設けたことを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
【0008】
本発明の請求項2は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記表示部材には、ドラムユニットのガイド部の始端位置を表示する第1表示部と、現像ユニットのガイド部の始端位置を表示する第2表示部とを形成して、前記ドラムユニットの装着前は、第1表示部を表示して第2表示部を隠すとともに、前記ドラムユニットの装着後は、第2表示部を表示して第1表示部を隠すように、前記ドラムユニットの出し入れ動作に連動して移動することを特徴とするものである。
【0009】
本発明の請求項3は、請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記各ユニットの被ガイド部付近には、前記各表示部に対応する合いマークを形成したことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明によれば、ドラムユニットと現像ユニットの各ガイド部の始端位置を表示部材の表示部でそれぞれ表示するようにしたから、表示部で各ユニットの被ガイド部の始端位置を目視で確認できるので、各ユニットの被ガイド部を装置本体の各ガイド部の始端部にそれぞれスムーズに係合させることができて、各ユニットの挿入操作性が向上するようになる。また、表示部のデザイン等に特長を持たせれば、ドラムユニットと現像ユニットの挿入順序の誤挿入を防止できるようになる。
【0011】
請求項2の発明によれば、ドラムユニットの出し入れ動作に連動して表示部材を移動させるようにして、ドラムユニットの装着前は、第1表示部を表示して第2表示部を隠すことで、ドラムユニットの被ガイド部を、第1表示部のみを目視で確認しながら装置本体のガイド部の始端部に係合させることができるとともに、ドラムユニットの装着後は、第2表示部を表示して第1表示部を隠すことで、現像ユニットの被ガイド部を、第2表示部のみを目視で確認しながら装置本体のガイド部の始端部に係合させることができるから、ドラムユニットと現像ユニットの挿入順序の誤挿入をより確実に防止できるようになる。
【0012】
請求項3の発明によれば、ドラムユニットと現像ユニットは、被ガイド部付近の合いマークを装置本体の各表示部に合わせるだけで、各ユニットの被ガイド部を装置本体の各ガイド部の始端部に、よりスムーズに係合させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】
図1は画像形成装置1の略画的側面断面図であり、四角箱状の装置本体2の内部には、シート状の記録材Pを給紙トレイ3から送り出す給紙部4と、この給紙部4から送り出された記録材Pを搬送する用紙搬送部5と、この用紙搬送部5によって搬送された記録材Pにトナー像を転写する画像形成部6と、この画像形成部6によってトナー像が転写された記録材Pにトナー像を定着させる定着装置7と、この定着装置7でトナー画像が定着された記録材Pを外部の排紙トレー8上へ排出する排出部9とを備えている。前記記録材Pは、例えば紙、プラスチックフィルム、OHPシ一ト等である。
【0015】
前記画像形成部6には、感光体ドラム11を有するドラムユニット10、現像スリーブ22を有する現像ユニット20、及び感光体ドラム11の表面のトナー像を記録材Pに写し取る転写ローラ19等を備えている。前記ドラムユニット10と現像ユニット20とは別体で構成され、交換時等に、それぞれ装置本体2に対して出し入れできるようになる。
【0016】
図2に示すように、前記装置本体2は、外装カバー35で覆われていて、この装置本体2の前部には、前記各ユニット10,20を出し入れするための出し入れ開口2Aを形成して、この出し入れ開口2Aを開閉可能な開口カバー35Aを上下方向に回動可能に設けている。
【0017】
図1に戻って、前記ドラムユニット10は、前記現像ユニット20と結合した時に、現像ユニット20と対向する側の下部に感光体ドラム11を備え、この感光体ドラム11は、ドラム軸11Aによりドラムユニット10に回転自在に軸支されている。
【0018】
前記感光体ドラム11の周囲には、感光体ドラム11の表面に残ったトナーを除去するクリーナ12、感光体ドラム11の表面を一様に帯電する帯電器13、残留電荷を除去する除電器(図示せず)等が配置されていて、感光体ドラム1lには、露光器14からレーザ光が入射されるようになっている。
【0019】
前記ドラムユニット10は、図3〜図5に示すように、出し入れ開口2Aの内部両側に位置する本体フレーム36の内面に形成された上下2段のガイド面(ガイド部)37,38に、始端部37A,38Aから感光体ドラム11のドラム軸(被ガイド部)11Aとガイド軸(被ガイド部…図10参照)11Bをそれぞれ係合させることで、装着位置まで挿入をガイドされるようになる。
【0020】
前記下段のガイド溝38の挿入方向の終端側には、図3に示すように、ドラムユニット10の装着位置の位置決め部38aが形成されている。そして、ドラムユニット10が装着位置で位置決めされた時に、装置本体2側の駆動用歯車(図示せず)に、感光体ドラム11のドラム軸11Aの被駆動用歯車(図示せず)が噛み合って、感光体ドラム11が回転されるようになる。
【0021】
図2は、装置本体2内にドラムユニット10を装着した状態で、現像ユニット20を挿入する前の斜視図であって、図1に示したように、前記現像ユニット20には、感光体ドラム11と対面する側の下部に、装置本体2内に装着した時に、感光体ドラム11と所定の現像ギャップを隔てて対面する現像スリーブ22が設けられている。この現像スリーブ22は、感光体ドラム11に形成された静電潜像にトナーを供給して現像を行うためのものである。
【0022】
前記現像ユニット20の現像スリーブ22と反対側の位置には、磁性体を含むトナーを収納するトナー収納容器21(図2参照)が設けられている。
【0023】
前記現像ユニット20の現像スリーブ22側の両側部には、図2に示すように、側方に突出する円弧状の前支持部(被ガイド部)24Aが形成されるとともに、側方に突出する丸軸状の後支持部(被ガイド部)24Bが形成されている。
【0024】
前記装置本体2の出し入れ開口2Aの内部両側に位置する本体フレーム36の内面には、前記ガイド面37,38と略平行なガイド面(ガイド部)39が階段状に形成されて、前記現像ユニット20は、このガイド面39に始端部39Aから前支持部24Aと後支持部24Bとをそれぞれ係合させることで、装着位置まで挿入をガイドされるようになる。
【0025】
この現像ユニット20は、装置本体2内に装着した状態で、押圧手段(図示せず)によりドラムユニット10側に押し付けている。
【0026】
前記ガイド面39は、前記上下2段のガイド面37,38よりも幅方向の内側位置に形成しているから、ガイド面37,38のユニット挿入幅がガイド面39のユニット挿入幅よりも広いので、ドラムユニット10のドラム軸11Aとガイド軸11Bとをガイド面37,38にそれぞれ係合させる際は、ドラム軸11Aとガイド軸11Bをガイド面39に係合させることができない。逆に、ガイド面37,38のユニット挿入幅が広いので、現像ユニット20の各支持部24A,24Bをガイド面39に係合させる際は、各支持部24A,24Bをガイド面37,38に係合させることができない。よって、誤係合を未然に防止できるようになる。
【0027】
前述したように、前記ドラムユニット10は、本体フレーム36のガイド面37,38に始端部37A,38Aから感光体ドラム11のドラム軸11Aとガイド軸11Bを係合させることで、装着位置まで挿入をガイドされるようになる。また、前記現像ユニット20は、本体フレーム36のガイド面39に始端部39Aから前支持部24Aと後支持部24Bとを係合させることで、装着位置まで挿入をガイドされるようになる。
【0028】
そして、ドラムユニット10のメンテナンス時等にドラムユニット10のドラム軸11Aとガイド軸11Bとを出し入れ開口2Aから各ガイド面37,38に係合させる際に、各ガイド面37,38の始端部37A,38Aが分かりにくいとともに、現像ユニット20の交換時等に、現像ユニット20の各支持部24A,24Bを出し入れ開口2Aからガイド面39に係合させる際に、ガイド面39の始端部39Aが分かりにくいので、各ユニット10,20の挿入操作性が悪くなる。また、ドラムユニット10と現像ユニット20の挿入順序の誤挿入を防止できることが望ましい。
【0029】
そこで、図4および図5に示すように、前記各ガイド面37,38,39の始端部37A,38A,39A付近の装置本体2の右側部上面に、各ガイド面37,38,39の始端位置をそれぞれ表示する三角矢印状の第1、第2表示部41a,41b,41cを表示する表示窓2a,2b,2cをそれぞれ前後方向F,Rに形成している。
【0030】
すなわち、図4のように、表示窓2aの第1表示部41aの矢印先端は、ガイド面37の始端部37Aに対応する始端位置を指し、表示窓2bの第1表示部41bの矢印先端は、ガイド面38の始端部38Aに対応する始端位置を指し、図5のように、表示窓2cの第2表示部41cの矢印先端は、ガイド面39の始端部39Aに対応する始端位置を指している。なお、ドラムユニット10の装着前は、図4のように、第1表示部41a,41bを表示して第2表示部41cを隠すとともに、ドラムユニット10の装着後は、図5のように、第2表示部41cを表示して第1表示部41a,41bを隠すようになる。この表示部41a,41b,41cの表示切り換え構造は、次に説明する。
【0031】
図6に示すように、プレート状の表示部材41が設けられ、この表示部材41の上面には、前記表示部41a,41b,41cがそれぞれ形成され、この表示部41a,41b,41cは、図4のように、第1表示部41a,41bが表示窓2a,2bから表示されるときは、第2表示部41cが表示窓2c,2aの中間に位置して隠れるととも、図5のように、第2表示部41cが表示窓2cから表示されるときは、第1表示部41a,41bが表示窓2c,2aと2a,2bの中間にそれぞれ位置して隠れるように、その形成位置が設定されている。
【0032】
前記表示部材41には、一対のロック用爪部41dが形成され、このロック用爪部41dが前記装置本体2の各表示窓2a〜2cの外側位置に形成された長穴2dに下方から挿入されて抜けないようにロックされることで、表示部材41が長穴2dに沿って前後方向F、Rに移動ガイドされるようになる。
【0033】
前記表示部材41の後端部には、ばね掛け部41eが形成され、このばね掛け部41eと装置本体2との間に掛けられたコイルばね42(図7参照)によって、表示部材41が前方Fに付勢されてストッパー(不図示)で当て止められた状態では、図4のように、第1表示部41a,41bが表示窓2a,2bから表示されるとともに、第2表示部41cが表示窓2cから表示されないようになる(隠れる)。
【0034】
前記表示部材41の前端部には、立下がり部41fが形成され、この立下がり部41fは、前記ドラムユニット10の装着位置の手前に臨まされて、挿入途中のドラムユニット10の立上がり壁部10a(図10参照)が当接すると、立下がり部41fを介して表示部材41がコイルばね42の付勢力に抗して後方Rに移動されることで、図5のように、第2表示部41cが表示窓2cから表示されるとともに、第1表示部41a,41bが表示窓2a,2bから表示されないようになる(隠れる)。
【0035】
図8に示すように、前記ドラムユニット10のドラム軸11Aとガイド軸11Bとに、第1表示部41a,41bにそれぞれ対応する三角矢印状の合いマーク11a,11bを形成している。なお、前記現像ユニット20の各支持部24A,24Bにも、第2表示部41cに対応する三角矢印状の合いマークを形成しても良い。
【0036】
前記のように画像形成装置1を構成すれば、開口カバー35Aを開いて、図8のように、先ずドラムユニット10を挿入する際には、表示部材41がコイルばね42で前方Fに付勢されてストッパー(不図示)で当て止められた状態で、第1表示部41a,41bが表示窓2a,2bから表示されるとともに、第2表示部41cが表示窓2cから表示されないから、第1表示部41a,41bで、ドラムユニット10のドラム軸11Aとガイド軸11Bの各ガイド面37,38の始端部37A,38A、つまり始端位置を目視で確認できるので、ドラムユニット10のドラム軸11Aとガイド軸11Bを装置本体2の各ガイド面37,38の始端部37A,38Aにそれぞれスムーズに係合させることができて、ドラムユニット10の挿入操作性が向上するようになる。
【0037】
このとき、ドラムユニット10のドラム軸11Aとガイド軸11Bとに、第1表示部41a,41bにそれぞれ対応する合いマーク11a,11bを形成しているので、この合いマーク11a,11bを第1表示部41a,41bに合わせるだけで、ドラムユニット10のドラム軸11Aとガイド軸11Bを各ガイド面37,38の始端部37A,38Aに、よりスムーズに係合させることができる。
【0038】
前記ドラムユニット10を装着位置まで挿入する途中で、ドラムユニット10の立上がり壁部10aが表示部材41の立下がり部41fに当接して、表示部材41がコイルばね42の付勢力に抗して後方Rに移動されることで、第2表示部41cが表示窓2cから表示されるとともに、第1表示部41a,41bが表示窓2a,2bから表示されないようになる。
【0039】
そして、図9に示すように、次に現像ユニット20を挿入する際には、第2表示部41cで、現像ユニット20の各支持部24A,24Bのガイド面39の始端部39A、つまり始端位置を目視で確認できるので、現像ユニット20の各支持部24A,24Bを装置本体2のガイド面39の始端部39Aにスムーズに係合させることができて、現像ユニット20の挿入操作性が向上するようになる。
【0040】
また、ドラムユニット10の出し入れ動作に連動して表示部材41を移動させるようにして、ドラムユニット10の装着前は、第1表示部41a,41bを表示して第2表示部41cを隠すことで、ドラムユニット10のドラム軸11Aとガイド軸11Bとを、第1表示部41a,41bのみを目視で確認しながら装置本体2のガイド面37,38の始端部37A,38Aに係合させることができるとともに、ドラムユニット10の装着後は、第2表示部41cを表示して第1表示部41a,41bを隠すことで、現像ユニット20の各支持部24A,24Bを、第2表示部41cのみを目視で確認しながら装置本体2のガイド面39の始端部39Aに係合させることができるから、ドラムユニット10と現像ユニット20の挿入順序の誤挿入をより確実に防止できるようになる。
【0041】
前記実施形態では、装置本体2の右側部上面に表示窓2a,2b,2c等を設けたものであったが、装置本体2の左側部上面にも表示窓2a,2b,2c等を設けると(つまり、装置本体2の両側部)、ドラムユニット10や現像ユニット20を傾けた状態でガイド面37,38,39に係合させるおそれが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置の略画的断面側面図である。
【図2】開口カバーを開いた画像形成装置の斜視図である。
【図3】ガイド面を示す本体フレームの要部内面図である。
【図4】ユニット装着前の装置本体の要部斜視図である。
【図5】ドラムユニット装着後の装置本体の要部斜視図である。
【図6】表示部材の斜視図である。
【図7】表示部材の側面側斜視図である。
【図8】ドラムユニット装着後の装置本体の要部斜視図である。
【図9】現像ユニット装着直前の装置本体の要部斜視図である。
【図10】ドラムユニットの斜視図である。
【符号の説明】
【0043】
1 画像形成装置
2 装置本体
2A 出し入れ開口
2a〜2c 表示窓
10 ドラムユニット
11 感光体ドラム
11A ドラム軸(被ガイド部)
11B ガイド軸(被ガイド部)
20 現像ユニット
22 現像スリーブ
24A,24B 支持部(被ガイド部)
35A 開口カバー
36 本体フレーム
37 ガイド面(ガイド部)
38 ガイド面(ガイド部)
39 ガイド面(ガイド部)
41 表示部材
41a,41b 第1表示部
41c 第2表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
感光体ドラムを備えたドラムユニットと、現像スリーブを備えた現像ユニットとを別体で構成して、交換時等に、前記ユニットを装置本体に対して出し入れするようにした画像形成装置において、
前記装置本体に、前記各ユニットを出し入れするための出し入れ開口を形成して、この出し入れ開口の内部両側に、前記各ユニットの外部両側の被ガイド部を係合させて所定の装着位置まで挿入をガイドするガイド部をそれぞれ形成するとともに、前記各ガイド部の始端部付近の装置本体に、各ガイド部の始端位置をそれぞれ表示する表示部を形成した表示部材を設けたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記表示部材には、ドラムユニットのガイド部の始端位置を表示する第1表示部と、現像ユニットのガイド部の始端位置を表示する第2表示部とを形成して、前記ドラムユニットの装着前は、第1表示部を表示して第2表示部を隠すとともに、前記ドラムユニットの装着後は、第2表示部を表示して第1表示部を隠すように、前記ドラムユニットの出し入れ動作に連動して移動することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記各ユニットの被ガイド部付近には、前記各表示部に対応する合いマークを形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−301194(P2006−301194A)
【公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−121176(P2005−121176)
【出願日】平成17年4月19日(2005.4.19)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】