説明

画像形成装置

【課題】簡単な構成で、画像形成装置を移動させる際に必要な力を低減することができるとともに、当該移動をスムーズに行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】装置本体1aの底面1bの四隅近傍には、脚部材としてのキャスタ22〜25が設けられている。このキャスタ22〜25のうち、重心gに近い位置に設けられたキャスタ24、25の径が、重心gから遠い位置に設けられたキャスタ22、23の径よりも大きくなるように構成されている。従って、装置本体1aの移動方向に段差や溝が存在する場合であっても、画像形成装置1を移動する際に必要な力を低減することができるとともに、当該画像形成装置1の移動をスムーズに行うことが可能になる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置であって、特に、画像形成装置を移動させるための脚部材を備える画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置は、装置本体の底面の四隅近傍に、脚部材として、例えば、キャスタが取り付けられており、画像形成装置に一定の押力を与えることにより、所望の方向に移動させることができる構成となっている。
【0003】
ここで、このような画像形成装置は、装置本体内に配設された給紙部や画像形成部、装置本体の上方に配設された画像読取部等を備えているため、これらの重量バランスにより、装置本体の重心が、装置本体の底面の中央部からずれてしまい、当該重心が、前後、又は左右のいずれかの方向に偏っている。従って、重心が偏った方向を前にして画像形成装置を移動させてしまうと、その進行方向に溝や穴が存在する場合に当該溝や穴にキャスタが入り込んでしまい、その衝撃で画像形成装置が悪影響を受ける恐れがある。又、重量のある装置本体を持ち上げて、溝等に入り込んだキャスタを取り出す必要があり、移動作業が煩雑になるという問題があった。
【0004】
そこで、このような不都合を回避するために、画像形成装置を移動させる際に、好ましい移動方向をユーザーに示すための工夫がなされた画像形成装置が開示されている。より具体的には、この画像形成装置は、装置本体の底面の四隅にキャスタを取り付けるとともに、装置本体の一側面の下側に、好ましい移動方向側にあるキャスタを示すための印を設けている。そして、本構成により、画像形成装置の移動を行う際に、重心が偏った方向を前にして装置本体を移動させてしまうのを回避できるため、溝等にキャスタが入り込んだ場合においても、画像形成装置に対する衝撃を緩和できるとともに、比較的容易にキャスタを溝等から取り出すことが可能になる(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平10−232528号公報(第2−3頁、第1図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記従来の画像形成装置においては、装置本体の一側面の下側に、好ましい移動方向側にあるキャスタを示すための印を設けているに過ぎず、脚部材であるキャスタについては、何の工夫もされていない。即ち、上述の重心バランスを考慮することなく、単に、同一のキャスタを装置本体の底面の四隅に設けているに過ぎないため、例えば、進行方向における床面に段差が存在する場合においては、当該段差を通過するために大きな力で装置本体を押す必要があり、又、当該段差を通過することができない場合もあり、画像形成装置の移動をスムーズに行うことが困難であった。
【0006】
そこで、本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で、画像形成装置を移動させる際に必要な力を低減することができるとともに、当該移動をスムーズに行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、装置本体の底面の四隅近傍に脚部材を備え、装置本体の重心と脚部材の距離に応じて、脚部材の径が異なることを特徴とする。
【0008】
ここで、本発明の画像形成装置においては、重心から近い位置に設けられた脚部材の径が、重心から遠い位置に設けられた脚部材の径よりも大きいものとすることができる。
又、本発明の画像形成装置においては、重心は、装置本体の底面において、装置本体の後面側に位置しており、脚部材のうち、装置本体の後面側に設けられた脚部材の径が、装置本体の前面側に設けられた脚部材の径よりも大きいものとすることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の画像形成装置によれば、装置本体の重心と脚部材の距離に応じて、脚部材の径が異なる構成としている。従って、簡単な構成で、画像形成装置を移動する際に必要な力を低減することができるとともに、画像形成装置の移動をスムーズに行うことが可能になる。
【0010】
又、本発明の画像形成装置によれば、重心から近い位置に設けられた脚部材の径を、重心から遠い位置に設けられた脚部材の径よりも大きく構成としているため、画像形成装置の進行方向における床面に段差が存在する場合であっても、重心から近い位置に設けられた脚部材が当該段差を通過する際に必要な力が小さくなる。従って、重心から近い位置に設けられた脚部材に大きな荷重がかかる構成としても、当該脚部材が大きな荷重に対応可能になるとともに、小さい力で段差を通過することが可能になり、結果として、画像形成装置の移動をスムーズに行うことが可能になる。又、進行方向に溝が存在する場合であっても、重心から近い位置に設けられた脚部材の径を大きく設定しているため、当該脚部材が溝に入り込んだ場合であっても、上述の段差を通過する場合と同様に、小さな力で対応でき、結果として、脚部材を溝から容易に取り出すことが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下に、本発明の具体的な実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。
図1に示す様に、この画像形成装置1は、デジタル複写機であり、装置本体1aの下部に配設された給紙部2と、この給紙部2の側方及び上方に配設された用紙搬送部3と、この用紙搬送部3の右方に配設された画像形成部4と、装置本体1aの上方に配設された画像読取部5を備えている。
【0012】
給紙部2は、用紙が収容された複数の給紙カセット6を備えており、給紙ローラ7の回転動作により、当該給紙カセット6から用紙が用紙搬送部3側に送り出され、用紙が1枚ずつ確実に用紙搬送部3に給紙されるように構成されている。尚、この給紙カセット6は、装置本体1aに対し、着脱自在となるように構成されている。
【0013】
又、給紙部2には、手差し給紙ユニット8が設けられており、当該手差し給紙ユニット8は、手差し給紙トレイ9と、給紙ローラ10を備えている。手差し給紙トレイ9に載置された用紙は、給紙ローラ10の回転動作により、当該手差し給紙トレイ9から用紙供給搬送路11に送り出され、用紙が1枚ずつ用紙搬送部3に給紙されるように構成されている。
【0014】
用紙供給搬送路11に給紙された用紙は、用紙搬送部3を経由して画像形成部4に向けて搬送される。この画像形成部4は、電子写真プロセスによって、用紙に所定のトナー像を形成するものであり、所定の方向(図中の矢印方向)に回転可能に軸支された像端持体である感光体12と、この感光体12の周囲にその回転方向に沿って、帯電ユニット13、現像ユニット14、転写ユニット15、クリーニングユニット16および除電ユニット17を備えている。
【0015】
帯電ユニット13は、高電圧が印加される帯電ワイヤを備えており、この帯電ワイヤからのコロナ放電によって感光体12の表面に所定電位を与えることにより、感光体12の表面が一様に帯電させられる。そして、画像読取部5により読み取られた原稿の画像データに基づくレーザ走査ユニット(LSU)18からのレーザビームにより感光体12上に静電潜像が形成される。次いで、現像ユニット14により、上記静電潜像にトナーが付着し、感光体12の表面にトナー像が形成され、転写ユニット15により、感光体12の表面のトナー像が、感光体12と転写ユニット15との間に供給された用紙に転写される。
【0016】
トナー像が転写された用紙(以下、「転写紙」という)は、画像形成部4から定着ローラ対19に向けて搬送される。この定着ローラ対19は、画像形成部4の用紙搬送方向の下流側に配置されており、転写紙は定着ローラ対19を構成する加熱ローラ、及び当該加熱ローラに押し付けられる加圧ローラによって挟まれるとともに加熱され、転写紙上にトナー像が定着される。
【0017】
次いで、画像形成部4から定着ローラ対19において画像形成がなされた転写紙は、排出手段である排出ローラ対20によって装置本体1aの胴内に設けられた用紙排出部21に排出され、当該用紙排出部21に積載される。一方、上記転写後、感光体12の表面に残留しているトナーは、クリーニングユニット16により除去され、感光体12の表面の残留電荷は、除電ユニット17により除去される。そして、感光体12は帯電ユニット13によって再び帯電され、以下同様にして画像形成が行われることになる。
【0018】
図2、図3は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の外観構成を示す概略図であり、図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるキャスタと重心の位置関係を説明するための概略底面図である。
【0019】
図2、図3に示す様に、装置本体1aの底面1bの四隅近傍には、脚部材としてのキャスタ22〜25が設けられている。このキャスタ22〜25の各々には、軸部26〜29が取り付けられており、キャスタ22〜25の各々は、当該軸部26〜29を介して、装置本体1aの底面1bに取り付けられた保持部材30に回動自在に保持される構成となっている。尚、当該キャスタ22〜25は、図2、図3に示す様に、略円柱形状を有している。
【0020】
又、本実施形態においては、装置本体1aの重心gは、図4に示す様に、装置本体1aの底面1bにおいて、装置本体1aの後面1d側にあり、キャスタ22〜25のうち、当該後面1d側のキャスタ24、25が当該重心gに近い位置に設けられている。
【0021】
ここで、本実施形態においては、装置本体1aの前面1c側のキャスタ22、23の径と、装置本体1aの後面1d側のキャスタ24、25の径が異なる点に特徴がある。以下に、本特徴、及び、本特徴が奏する作用効果について、図面を参照して、詳細に説明する。
【0022】
図5は、本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるキャスタの径を説明するための概略図であり、図6は、本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるキャスタのうち、径の小さいキャスタが段差を越える状態を示す概略図であり、図7は、図6に示したキャスタが段差を通過する際に必要な力を説明するための概略図である。又、図8は、本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるキャスタのうち、径の大きいキャスタが段差を越える状態を示す概略図であり、図9は、図8に示したキャスタが段差を通過する際に必要な力を説明するための概略図である。
【0023】
図5に示す様に、本実施形態においては、上記4個のキャスタ22〜25のうち、上述の重心gに近い位置に設けられた装置本体1aの後面1d側のキャスタ24、25の径Rが、重心gから遠い位置に設けられた装置本体1aの前面1c側のキャスタ22、23の径rよりも大きくなるように(即ち、R>rとなるように)構成されている。
【0024】
この様な構成の下、画像形成装置1を移動させる際に、進行方向における床面に、高さhの段差Dが存在する場合に、当該段差Dを通過するのに必要な力について考察する。
まず、径の小さいキャスタ22、23が段差Dを通過するのに必要な力について説明する。この場合、図6に示す様に、画像形成装置1の進行方向における押力をf、段差Dとキャスタ22、23の当接点D1におけるキャスタ22、23の接線L1と、段差Dの上面D2とのなす角度をθ1とすると、図7に示す様に、キャスタ22、23が段差Dを通過するためには、力F1が必要になることが判る。
【0025】
次に、径の大きいキャスタ24、25が段差Dを通過するのに必要な力について説明する。この場合、図8に示す様に、画像形成装置1の進行方向における押力fは、上述の図6の場合と同様とし、又、段差Dとキャスタ24、25の当接点D3におけるキャスタ24、25の接線L2と、段差Dの上面D2とのなす角度をθ2とする。そうすると、図9に示す様に、キャスタ24、25が段差Dを通過するためには、力F2が必要になることが判る。
【0026】
ここで、力F1と力F2の大きさを比較すると、図7、図9より明らかな様に、キャスタ24、25が段差を通過するために必要な力F2の方が、キャスタ22、23が段差を通過するのに必要な力F1よりも小さくなる(即ち、F2<F1となる)ことが判る。
【0027】
これは、図6、図8に示す様に、径が大きなキャスタ24、25の方が、径の小さいキャスタ22、23に比し、接線と、段差Dの上面D2とのなす角度が小さくなる(即ち、θ2<θ1)ためであると言える。
【0028】
以上より、径の大きいキャスタ24、25の方が、径の小さいキャスタ22、23よりも、大きな荷重に対応可能であることが解る。
即ち、重心gに近い位置に設けられたキャスタ24、25の径Rを、重心gから遠い位置に設けられたキャスタ22、23の径rよりも大きくすることにより、進行方向における床面に段差Dが存在する場合であっても、キャスタ24、25が段差Dを通過するために必要な力F2が、キャスタ22、23が段差を通過するのに必要な力F1よりも小さくなる。従って、上記キャスタ24、25を重心gの近くに配置し、当該キャスタ24、25に大きな荷重がかかる構成としても、キャスタ24、25が当該大きな荷重に対応可能になるとともに、小さい力で段差Dを通過することが可能になり、結果として、画像形成装置1の移動をスムーズに行うことができるようになる。
【0029】
又、画像形成装置の進行方向における床面に、上述の段差Dではなく、溝(不図示)が存在する場合であっても、キャスタ24、25の径Rを大きく設定しているため、キャスタ24、25が溝に入り込んだ場合であっても、上述の段差Dを通過する場合と同様に、小さな力で対応でき、結果として、キャスタ24、25を溝から容易に取り出すことが可能になる。
【0030】
以上に説明した様に、本実施形態においては、装置本体1aの重心gと脚部材であるキャスタ22〜25の距離に応じて、当該キャスタ22〜25の径が異なる構成としている。従って、簡単な構成で、画像形成装置1を移動する際に必要な力を低減することができるとともに、当該画像形成装置1の移動をスムーズに行うことが可能になる。
【0031】
尚、上記実施形態は、単なる説明例であり、本発明の範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて各構成物品の形状、寸法、材料等を変更することが可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
【0032】
例えば、上記実施形態においては、略円柱形状を有するキャスタ22〜25を使用したが、例えば、略球形状を有するキャスタを、装置本体1aの底面1bの四隅近傍に設け、重心gに近い位置に設けられたキャスタの球径を、重心gから遠い位置に設けられたキャスタ22の球径よりも大きく設定する構成としても良い。
【0033】
又、上記実施形態においては、装置本体の重心gは、装置本体1aの底面1bにおいて後面1d側にあり、当該重心gに近い位置に設けられたキャスタ24、25の径を大きくする構成としたが、径を大きく設定するキャスタは、重心gの位置に対応させて、適宜変更可能である。例えば、図10に示す様に、装置本体1aの重心gが、装置本体1aの底面1bにおいて前面1c側にある場合は、重心gに近い位置に設けられたキャスタ22、23の径を、重心gから遠い位置に設けられたキャスタ24、25の径よりも大きくすることにより、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0034】
又、上記実施形態においては、画像形成装置の一例として、デジタル複写機を示したが、ファクシミリやプリンター等の他の画像形成装置であっても良いことは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明の活用例としては、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置であって、特に、画像形成装置を移動させるための脚部材を備える画像形成装置に関する。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。
【図2】本発明の実施形態に係る画像形成装置の外観構成を示す概略図である。
【図3】本発明の実施形態に係る画像形成装置の外観構成を示す概略図である。
【図4】本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるキャスタと重心の位置関係を説明するための概略底面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるキャスタの径を説明するための概略図である。
【図6】本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるキャスタのうち、径の小さいキャスタが段差を越える状態を示す概略図である。
【図7】図6に示したキャスタが段差を通過する際に必要な力を説明するための概略図である。
【図8】本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるキャスタのうち、径の大きいキャスタが段差を越える状態を示す概略図である。
【図9】図8に示したキャスタが段差を通過する際に必要な力を説明するための概略図である。
【図10】本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるキャスタの変形例を説明するための概略底面図である。
【符号の説明】
【0037】
1 画像形成装置
1a 装置本体
1b 底面
1c 前面
1d 後面
2 給紙部
3 用紙搬送部
4 画像形成部
5 画像読取部
6 給紙カセット
7 給紙ローラ
8 手差し給紙ユニット
9 手差し給紙トレイ
10 給紙ローラ
11 用紙供給搬送路
12 感光体
13 帯電ユニット
14 現像ユニット
15 転写ユニット
16 クリーニングユニット
17 除電ユニット
18 レーザ走査ユニット
19 定着ローラ対
20 排出ローラ対
21 用紙排出部
22〜25 キャスタ
26〜29 軸部
30 保持部材
D 段差
f 押力
g 重心
h 段差の高さ
r キャスタ(小)の径
R キャスタ(大)の径
D1 当接点
D2 段差の上面
F1 力
F2 力
L1 接線
L2 接線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置本体の底面の四隅近傍に脚部材を備える画像形成装置において、
前記装置本体の重心と前記脚部材の距離に応じて、前記脚部材の径が異なることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記重心から近い位置に設けられた前記脚部材の径が、前記重心から遠い位置に設けられた前記脚部材の径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記重心は、前記装置本体の底面において、前記装置本体の後面側に位置しており、前記脚部材のうち、前記装置本体の後面側に設けられた脚部材の径が、前記装置本体の前面側に設けられた脚部材の径よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−30787(P2006−30787A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−211862(P2004−211862)
【出願日】平成16年7月20日(2004.7.20)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】