説明

画像形成装置

【課題】感光体ドラムと装置本体との間のアース経路に接触不良が発生する不具合を防止しかつ、アース経路を構成する部品点数を最少にして、コストダウンを可能にすること。
【解決手段】プリンタ200は、片方の本体側壁60に貫通穴64が形成された一対の本体側壁60、62と、貫通穴64から挿入されて本体側壁60、62間に装着されるドラムユニットDUとを備えている。ドラムユニットDUの片方のユニット側壁66に備えられたアース用圧縮コイルばね80とアース用コイル82と連結部材84とは、弾性を有しかつ導電性を有する1本の線材から形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリなどの静電写真式画像形成装置、更に詳しくは、相互に間隔をおいて配設された一対の本体側壁であって、片方の本体側壁にドラムユニット挿入用の貫通穴が形成された一対の本体側壁と、該貫通穴から挿入されて本体側壁間に装着されるドラムユニットとを備えた画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
装置本体に相互に間隔をおいて配設された一対の本体側壁であって、片方の本体側壁にドラムユニット挿入用の貫通穴が形成された一対の本体側壁と、該貫通穴から挿入されて本体側壁間に離脱自在に装着されるドラムユニットとを備えた画像形成装置は、既に開示されている(特許文献1参照)。ドラムユニットは、一対のユニット側壁と、ユニット側壁間を延在するドラム支持軸と、ドラム支持軸に支持された感光体ドラムとを備えている。ドラムユニットには、一般的に、感光体ドラムの金属製素管に対し電気伝導が可能なドラム支持軸を装置本体にアースする機構が設けられている。
【0003】
図8を参照して、該機構の一例について説明する。全体を図示しないドラムフレームは、相互に間隔をおいて配設された一対のユニット側壁102(図8においては片方の側壁102のみが図示されている)を含む図示しない非導電性のユニットフレームを備えている。ユニット側壁102間にはドラム支持軸104が配設され、ドラム支持軸104には感光体ドラム106が支持されている。感光体ドラム106の金属製素管106aの両端部の内側には、合成樹脂製のフランジ108が一体に配設され、フランジ108の各々は、導電性焼結合金からなる軸受110を介してドラム支持軸104に支持されている(いずれも片方のみ図示)。片方の軸受110と素管106aの一端部内面との間には、金属製のアース板112が配設されている。
【0004】
片方のユニット側壁102には、ドラム支持軸104に直交する方向に延び出す突出部102aが形成されている。突出部102aには、貫通穴114aを有する円筒部114が形成されている。貫通穴114aの軸線は、ドラム支持軸104の軸線に実質的に平行に延在する。片方のユニット側壁102には、ボス116が外側面から側外方に突出するよう配設されている。ボス116は平坦な先端面を有しており、ボス116には支柱ピン118が該先端面から直角に突出するよう配設されている。支柱ピン118の軸線は、ドラム支持軸104の軸線に実質的に平行に延在する。円筒部114の貫通穴114aには、アース用圧縮コイルばね120が嵌合・支持されている。
【0005】
アース用圧縮コイルばね120の一端部は、片方のユニット側壁102の突出部102aの内側面であって、図示しない他方のユニット側壁102方向に向けられた内側面102bから、他方のユニット側壁102に向ってドラム支持軸104に実質的に平行に突出するよう配置されている。アース用圧縮コイルばね120の他端部は、突出部102aの外側面に突出するよう配置される。アース用圧縮コイルばね120の他端には、後述するアース板122との連結部124が一体に形成されている。連結部124は、アース用圧縮コイルばね120の他端からボス116の先端面まで延びてから、該先端面において支柱ピン118の外周面の半径方向外方を反転するよう形成されている。支柱ピン118には、金属製のアース板122が圧入されている。アース板122の平板状の下面は、アース用圧縮コイルばね120の連結部124の反転された部分における円形表面の一部に圧接されている。アース板122は、ボス116の先端面からドラム支持軸104に向って直角に延び出し、中間においてドラム支持軸104の軸方向の一方に向って傾斜して延び、傾斜して延びた先端部がほぼL字形に折り曲げられている。アース板122の先端部の折曲部の一部は、ドラム支持軸104の外周面の一部に弾性的に圧接されている。
【0006】
装置本体における片方の本体側壁(いずれも図示せず)には、アース用端子130が配設されている。アース用端子130は金属板から形成されている。ドラムユニットが本体側壁間に装着されると、アース用圧縮コイルばね120の先端がアース用端子130に圧接され、感光体ドラム106の素管106aが装置本体にアースされる。
【0007】
上記画像形成装置においては、アース板122の平板状の下面が、アース用圧縮コイルばね120の連結部124の反転された部分における円形表面の一部に接触させられるよう構成されているので、接触不良が生ずる可能性が高い。感光体ドラム106と装置本体との間のアース経路に接触不良が生ずると、所要の良好な画像が得られなくなる。また、上記アース機構は、アース板122と、連結部124と一体のアース用圧縮コイルばね120の二つの部材から構成されているので、部品点数が多く、コストアップとなる。
【特許文献1】特開2004−294631号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、感光体ドラムと装置本体との間のアース経路に接触不良が発生する不具合を防止しかつ、アース経路を構成する部品点数を最少にしてコストダウンを可能にする、新規な画像形成装置を提供することである
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によれば、
相互に間隔をおいて配設された一対の本体側壁であって、片方の本体側壁に貫通穴が形成された一対の本体側壁と、該貫通穴から挿入されて本体側壁間に装着されるドラムユニットとを備えた画像形成装置において、
片方の本体側壁にはアース用端子が配設され、
ドラムユニットは、相互に間隔をおいて配設された一対のユニット側壁を含む非導電性のドラムフレームと、ユニット側壁間を延在するドラム支持軸と、ドラム支持軸に支持された感光体ドラムとを備え、
片方のユニット側壁には、ドラム支持軸に直交する方向に延び出す突出部が形成されかつ、該突出部の内側面であって他方のユニット側壁方向に向けられた内側面から他方のユニット側壁に向ってドラム支持軸に実質的に平行に突出するよう配設されると共にドラムユニットが本体側壁間に装着されると該端子に圧接されるアース用圧縮コイルばねと、ドラム支持軸に接触させられるアース用コイルと、アース用圧縮コイルばねとアース用コイルとを連結する連結部材とが備えられ、アース用圧縮コイルばねとアース用コイルと連結部材とは、弾性を有しかつ導電性を有する1本の線材から形成される、
ことを特徴とする画像形成装置、が提供される。
アース用コイルは、アース用コイルの軸線がドラム支持軸の軸線に直交する方向に延在するよう配置され、アース用コイルの外周面の一部はドラム支持軸の外周面の一部に圧接される、ことが好ましい。
片方のユニット側壁の該突出部には、ドラム支持軸の軸線に実質的に平行に延在する軸線を有する貫通穴が形成され、アース用圧縮コイルばねは該貫通穴に嵌合されて支持され、アース用コイルは他の連結部材を介して支持コイルに連結され、支持コイルは、片方のユニット側壁の外側面から側外方にドラム支持軸の軸線に実質的に平行に突出するよう配設された支柱ピンに巻き付けられて支持され、他の連結部材及び支持コイルも該1本の線材から形成される、ことが好ましい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明に従って構成された画像形成装置の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0011】
図7を参照して、画像形成装置であるレーザプリンタ(以下、単に「プリンタ」と略称する)200は、ほぼ直方体形状の装置本体であるプリンタ本体10を備えている。プリンタ本体10の上面12には排紙トレイ14が形成されている。排紙トレイ14の排紙方向上流端(図7において左端)と、上面12のとの間で形成される上下方向の段部には、用紙の排出口16が形成されている。
【0012】
プリンタ本体2内のほぼ中央部には感光体ドラム18が配設されている。感光体ドラム18の周囲には、帯電ユニット20、現像装置22、転写ローラ24、クリーニング装置26及び図示しない除電器などが配設されている。感光体ドラム18、帯電ユニット20及びクリーニング装置26は、後述するドラムユニットDUに配設されている。プリンタ本体10内の上部位置には、入力された画像情報をレーザ光に変換し、感光体ドラム18の表面に照射するレーザスキャニングユニットLSUが配設されている。プリンタ本体2の前側面(図7において右側面)側には、手差し用の給紙トレイ28が斜め上方に向って突出するよう配設されている。給紙トレイ28は、プリンタ本体2の前側面に沿って延在するよう折り畳むことができる。
【0013】
プリンタ本体2内における上下方向のほぼ中央部には、用紙を搬送するための主搬送路30が配設され、また、下端部には給紙カセット32が、図7において右方に前側面の外方に引き出し可能に装着されている。主搬送路30は、感光体ドラム18と転写ローラ24との間を通ってそれらの接線方向にほぼ水平に延在している。主搬送路30の上流端領域は、下方に反転して上記給紙カセット32に接続されている。主搬送路30における、感光体ドラム18の上流側には、分離ローラ対34、搬送ローラ対36及びレジストローラ対38が主搬送路30に沿ってかつ、上流から下流に向ってその順に配設されている。給紙カセット32内には、一端が軸40まわりに回動自在に支持された用紙載置板である底板42と、底板42の他端を上方に押し上げる図示しない圧縮コイルばねなどが配設されている。底板42上に積層・収容された図示しない用紙の先端部における上面は、プリンタ本体2内に配設されたピックアップローラ44に圧接される。
【0014】
主搬送路30における感光体ドラム18の下流側には、定着ユニット50が配設されている。定着ユニット50には、定着装置52と、定着装置52の下流側に配設された搬送ローラ対54とが備えられている。定着装置52は、熱定着ローラ52Aと、熱定着ローラ52Aに圧接された圧ローラ52Bとを備えている。定着ユニット50の下流側には排出搬送路56が配設されている。排出搬送路56は、プリンタ本体2の一側面である後側面(図7において左側面)の上端領域における内側を該上端領域に沿って上下方向に延在する。排出搬送路56の、上下方向におけるほぼ中央位置には、搬送ローラ対57が配設されている。排出搬送路56の上端部は、排出口16に向って上方にかつ前側面方向にカーブしており、排出搬送路56の上端(下流端)には、排出ローラ対58が配設されている。
【0015】
周知のとおりにして給紙カセット32から給紙された図示しない用紙が主搬送路30を搬送される間に、トナー像が片面(上面)に記録され、定着装置52により該トナー像が定着される。該トナー像が定着された用紙は、搬送ローラ対54により排出搬送路56に搬送される。排出搬送路56に搬送された用紙は、搬送ローラ対57及び排出ローラ対58により、排紙口16を通って排紙トレイ14にフェイスダウンの状態で排出される。
【0016】
図6を参照して、プリンタ本体10には、一対の本体側壁60及び62が相互に間隔をおいて対向するよう配設されている。片方の本体側壁60には、ドラムユニットDU挿入用の貫通穴64が形成されている。ドラムユニットDUは、貫通穴64から挿入されて本体側壁60及び62間に支持される。ドラムユニットDUの装着については後述する。
【0017】
図1を参照して、ドラムユニットDUは、相互に相互に間隔をおいて対向する一対のユニット側壁66及び68を含むユニットフレームUFを備えている。非導電性を有する適宜の合成樹脂(例えばポリカーボネート)から形成することができるユニットフレームUFには、それぞれ図7に示す、感光体ドラム18と、帯電ユニット20と、クリーニング装置26が備えられている。感光体ドラム18は、ユニット側壁66及び68間に固定されたドラム支持軸70に回転自在に支持されている。なお、感光体ドラム18のドラム支持軸70に対する両端部の支持構造及びアース機構は、図8に示す支持構造と実質的に同じであるので、図示及び説明は省略する。クリーニング装置26は、感光体ドラム18の、図1において裏側におけるユニットフレームUF内に配設されいるので、図1には現れていない。片方のユニット側壁66の外側には、合成樹脂製のカバー69が離脱自在に装着されている。
【0018】
図2〜図4を参照して、ドラムユニットDUの片方のユニット側壁66には、ドラム支持軸70に直交する水平方向に延び出す突出部72が形成されている。突出部72には、貫通穴74と、支持ピン76が形成されている。貫通穴74は、突出部72の突出方向の先端部における上下方向の中央より若干上側の位置に形成されかつ、円形の内周面を有すると共に、ドラム支持軸70の軸線に実質的に平行に延在する軸線を有している。支柱ピン76は、突出部72の外側面(ドラム支持軸70の軸方向であって、他方のユニット側壁68に対し反対側に面した外側面)から側外方に、ドラム支持軸70の軸線に実質的に平行に突出するよう、突出部72に一体に形成されている。円形外周面を有する支柱ピン76は、ドラム支持軸70の軸方向に見て、ドラム支持軸70と貫通穴74との間のほぼ中央領域の下方位置に配置されている。
【0019】
突出部72にはまた、アース用圧縮コイルばね80と、アース用コイル82と、アース用圧縮コイルばね80とアース用コイル82とを連結する連結部材84と、支持コイル86と、アース用コイル82と支持コイル86とを連結する他の連結部材88とが備えられている。アース用圧縮コイルばね80は、貫通穴74に嵌合されて支持されている。アース用圧縮コイルばね80は、その一端部が、突出部72の内側面であって他方のユニット側壁68(図1)方向に向けられた内側面から他方のユニット側壁68に向ってドラム支持軸70に実質的に平行に突出するよう、貫通穴74内に嵌合・支持される。
【0020】
アース用コイル82は、アース用コイル82の軸線がドラム支持軸70の軸線に直交する方向に延在するよう配置される。アース用コイル82の外周面の一部は、ドラム支持軸70の外周面の一部に圧接される。図3において、連結部材84は、アース用圧縮コイルばね80の他端(突出部72の外側面側に位置する他端)から、左斜め下方に真っ直ぐに延び、続いて紙面に垂直に裏面方向に延びてから左斜め下方に真っ直ぐに延び、その下端から水平に延びて、アース用コイル82の一端(図2〜図4において上端)に連結されている。
【0021】
支持コイル86は支柱ピン76の外周面に巻き付けられて支持される。図3において、他の連結部材88は、アース用コイル82の他端(図2〜図4において下端)からアース用圧縮コイルばね80方向に水平に延びてから、紙面に垂直に表面方向に延び、続いて表面方向に斜め下方に真っ直ぐ延びてから支持コイル86の一端であって、支柱ピン76の基端に位置する一端に連結されている。アース用圧縮コイルばね80と、アース用コイル82と、連結部材84と、支持コイル86と、他の連結部材88とは、弾性を有しかつ導電性を有する1本の線材から形成されている。弾性を有しかつ導電性を有する1本の線材は、例えば、SUS304CSPからなる1本の線材から形成される。片方のユニット側壁66の外側には、合成樹脂製のカバー69(図1)が離脱自在に装着されるので、該線材の抜けが防止される。
【0022】
なお、連結部材84の中間部を、突出部72の外側面に適宜の保持手段、例えば弾性クリップ部材によりしっかりと保持した場合には、支持コイル86と他の連結部材88を省略することも可能である。
【0023】
図1及び図6を参照して、上記の如く構成されたドラムユニットDUは、片方の本体側壁60の貫通穴64から、他方の側壁68を先頭にして水平方向に挿入される。他方の側壁68から突出している感光体ドラム18の軸70が、他方の本体側壁62に配設された図示しない軸受に回動自在に嵌合・支持される。また、他方の側壁68から突出している図示しない係止ピンが、他方の本体側壁62に配設された図示しない係止穴に嵌合・係止される。このようにして、ドラムユニットDUの他方の側壁68は、他方の本体側壁62に離脱自在に支持される。なお、感光体ドラム18は、他方の本体側壁62に配設された駆動ギヤに図示しないカップリングを介して駆動結合される。ドラムユニットDUの片方の側壁66には、図示しない複数の係止ピン及びフックが配設されている。そして、係止ピンの各々が片方の本体側壁60に配設された、対応する図示しない係止穴に嵌合・係止され、フックが片方の本体側壁60に配設された図示しない係止部に係止される。このようにして、ドラムユニットDUの片方の側壁66は、片方の本体側壁60に離脱自在に支持される。
【0024】
図5及び図6を参照して、片方の本体側壁60には、アース用端子90が配設されている。金属板からなるアース用端子90は、図示しない導線を介してプリンタ本体にアースされている。そして、ドラムユニットDUが本体側壁60及び62間に装着されると、ドラムユニットDUの片方のユニット側壁66の突出部72に配設されたアース用圧縮コイルばね80が、片方の本体側壁60に配設されたアース用端子90に圧接される(図5において、矢印は、アース用端子90が、アース用圧縮コイルばね80を相対的に押圧する方向を示している)。ドラム支持軸70とアース用端子90とは、アース用圧縮コイルばね80、連結部材84及びアース用コイル82を介して電気伝導が可能となって、感光体ドラム18は、プリンタ本体にアースされる。
【0025】
上記したように、アース用圧縮コイルばね80と、アース用コイル82と、連結部材84とは、弾性を有しかつ導電性を有する1本の線材から形成されるので、感光体ドラム18とプリンタ本体との間のアース経路に接触不良が発生する不具合が防止される。また、アース経路を構成する部品点数は最少となるので、コストダウンが可能になる。
【0026】
アース用コイル82は、アース用コイル82の軸線がドラム支持軸70の軸線に直交する方向に延在するよう配置され、アース用コイル82の外周面の一部はドラム支持軸70の外周面の一部に圧接されるので、アース用コイル82の外周面の一部がドラム支持軸70の外周面の一部に沿って円弧状に変形されて圧接されるので、良好な接触状態が確保される。また、ドラム支持軸70の挿入及び抜き出し動作も可能である。
【0027】
片方のユニット側壁66の突出部72には、ドラム支持軸70の軸線に実質的に平行に延在する軸線を有する貫通穴74が形成され、アース用圧縮コイルばね80は貫通穴14に嵌合されて支持され、アース用コイル82は他の連結部材88を介して支持コイル86に連結され、支持コイル86は、片方のユニット側壁66の外側面から側外方にドラム支持軸70の軸線に実質的に平行に突出するよう配設された支柱ピン76に巻き付けられて支持され、他の連結部材88及び支持コイル86も該1本の線材から形成されるよう構成された場合には、該1本の線材が片方のユニット側壁66にしっかりと保持され、良好な接触状態の確保に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】図7に示すレーザプリンタに備えられたドラムユニットの斜視図である。
【図2】図1に示すドラムユニットにおける片方のユニット側壁を、カバーを外して外側から見た斜視図である。
【図3】図2に示す片方のユニット側壁の要部の構成を示す側面概略図である。
【図4】図3に示す線材の斜視図である。
【図5】図2に示す片方のユニット側壁が片方の本体側壁に装着された状態において、アース用圧縮コイルばねがアース用端子に圧接された状態を概略的に示す斜視図である。
【図6】図1に示すドラムユニットがプリンタ本体の本体側壁に装着された状態を示す斜視図である。
【図7】本発明に従って構成されたレーザプリンタの実施形態の全体構成を示す断面図である。
【図8】従来のドラムユニットにおける感光体ドラムのアース機構の一例を概略的に示す断面図である。
【符号の説明】
【0029】
2:プリンタ本体
18:感光体ドラム
60、62:本体側壁
64:貫通穴
66、68:ユニット側壁
70:ドラム支持軸
72:片方のユニット側壁の突出部
74:貫通穴
76:支持ピン
80:アース用圧縮コイルばね
82:アース用コイル
84:導電部材
86:支持コイル
88:連結部材
90:アース用端子
DU:ドラムユニット
UF:ユニットフレーム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
相互に間隔をおいて配設された一対の本体側壁であって、片方の本体側壁に貫通穴が形成された一対の本体側壁と、該貫通穴から挿入されて本体側壁間に装着されるドラムユニットとを備えた画像形成装置において、
片方の本体側壁にはアース用端子が配設され、
ドラムユニットは、相互に間隔をおいて配設された一対のユニット側壁を含む非導電性のドラムフレームと、ユニット側壁間を延在するドラム支持軸と、ドラム支持軸に支持された感光体ドラムとを備え、
片方のユニット側壁には、ドラム支持軸に直交する方向に延び出す突出部が形成されかつ、該突出部の内側面であって他方のユニット側壁方向に向けられた内側面から他方のユニット側壁に向ってドラム支持軸に実質的に平行に突出するよう配設されると共にドラムユニットが本体側壁間に装着されると該端子に圧接されるアース用圧縮コイルばねと、ドラム支持軸に接触させられるアース用コイルと、アース用圧縮コイルばねとアース用コイルとを連結する連結部材とが備えられ、アース用圧縮コイルばねとアース用コイルと連結部材とは、弾性を有しかつ導電性を有する1本の線材から形成される、
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
アース用コイルは、アース用コイルの軸線がドラム支持軸の軸線に直交する方向に延在するよう配置され、アース用コイルの外周面の一部はドラム支持軸の外周面の一部に圧接される、請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
片方のユニット側壁の該突出部には、ドラム支持軸の軸線に実質的に平行に延在する軸線を有する貫通穴が形成され、アース用圧縮コイルばねは該貫通穴に嵌合されて支持され、アース用コイルは他の連結部材を介して支持コイルに連結され、支持コイルは、片方のユニット側壁の外側面から側外方にドラム支持軸の軸線に実質的に平行に突出するよう配設された支柱ピンに巻き付けられて支持され、他の連結部材及び支持コイルも該1本の線材から形成される、請求項1記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−292902(P2007−292902A)
【公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−118711(P2006−118711)
【出願日】平成18年4月24日(2006.4.24)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】