説明

画像形成装置

【課題】シート状の被転写材が搬送路を搬送される際に被転写材から発生するシート粉を簡易な構成で回収することができると共に、回収されたシート粉を簡便に廃棄することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】シート状の被転写材に画像を形成する画像形成部と、被転写材が搬送される搬送路(レジストローラ対)80と、被転写材が搬送路80を搬送される際に被転写材から発生するシート粉が蓄積される粉蓄積部800と、粉蓄積部800の近傍において開口する吸引口825を有し、吸引口825を介して粉蓄積部800に蓄積されたシート粉を吸引する粉吸引機構810とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コピー機、プリンタ又はこれらの複合機などの画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、用紙に画像を印刷(形成)するための装置として、コピー機、プリンタ又はこれらの複合機などの画像形成装置が知られている。画像形成装置においては、感光体ドラムの表面を帯電させる帯電工程、帯電した感光体ドラムにレーザ光を照射して感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する露光工程、感光体ドラムの表面に形成された静電潜像にトナーを付着させて現像を行う現像工程、感光体ドラムの表面に付着したトナーから形成されるトナー画像を用紙へ転写する転写工程、用紙に転写されたトナー画像を用紙に定着させる定着工程の工程などが順に行われることによって、用紙に画像が印刷される。
【0003】
用紙は、ローラなどの摩擦力を利用して所定の搬送路を搬送される。その際、用紙とローラとの擦れ等により、用紙からいわゆる紙紛(シート粉)が発生する。特に、用紙を感光体ドラムに導入する位置に設けられるレジストローラ対は、用紙を位置決めし、用紙を所定のタイミングで感光体ドラムに向けて搬送させる必要があるため、用紙を強い力で挟持する必要があり、シート粉を発生させやすい。
【0004】
シート粉がレジストローラ対の周面に付着したままでは種々の不具合が発生するため、レジストローラ対の周面に接触するブラシを設け、このブラシにより、レジストローラ対の周面に付着したシート粉を掻き落として除去する技術が開示されている(例えば、下記特許文献1参照)。特許文献1に記載の技術においては、レジストローラ対から除去されたシート粉は、ブラシの下方に設けられたシート粉受けに蓄積される。
【0005】
【特許文献1】特開2008−50136号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1に記載の技術においては、シート粉受けに蓄積されたシート粉は、例えば、サービスマン(営業技術者)が定期的に清掃に訪れ、画像形成装置の筐体からシート粉受けを取り出し、シート粉受けに蓄積されたシート粉を廃棄していた。そのため、シート粉の処理が煩雑である。
【0007】
また、レジストローラ対の下方にシート粉の回収タンクを配置し、シート粉を回収タンクの内部に落下させることにより、シート粉を回収タンクに蓄積させることも考えられる。
しかし、レジストローラ対の下方には、一般的には、回収タンクを配置するスペースがない場合が多く、レジストローラ対の下方に回収タンクを配置することは困難である。
【0008】
前述の問題点は、レジストローラ対の近傍の搬送路以外の搬送路においても同様に生じることがあり、また、用紙以外のシート状の被転写材(フィルムなど)においても同様に生じることがある。
【0009】
従って、本発明は、シート状の被転写材が搬送路を搬送される際に被転写材から発生するシート粉を簡易な構成で回収することができると共に、回収されたシート粉を簡便に廃棄することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、シート状の被転写材に画像を形成する画像形成部と、前記被転写材が搬送される搬送路と、前記被転写材が前記搬送路を搬送される際に該被転写材から発生するシート粉が蓄積される粉蓄積部と、前記粉蓄積部の近傍において開口する吸引口を有し、該吸引口を介して前記粉蓄積部に蓄積された前記シート粉を吸引する粉吸引機構と、を備える画像形成装置に関する。
【0011】
また、前記粉吸引機構は、前記吸引口に連通するダクトと、該ダクトに連通する回収タンクと、該吸引口から該ダクトを介して該回収タンクへ向かう吸引力を発生させる吸引手段と、を更に有することが好ましい。
【0012】
また、前記シート粉は、前記被転写材がレジストローラ対を通過する際に該被転写材から発生するものであるが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、シート状の被転写材が搬送路を搬送される際に被転写材から発生するシート粉を簡易な構成で回収することができると共に、回収されたシート粉を簡便に廃棄することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1により、本発明の画像形成装置の一実施形態としてのプリンタ1の全体構造を説明する。図1は、本実施形態のプリンタ1における各構成要素の配置を説明するための左側面図である。本実施形態において、後述する排紙部50から用紙Tが排出される方向の側を(図1における右側)をプリンタ1の前側とする。
【0015】
プリンタ1は、所定の画像情報に基づいて用紙Tに所定の画像を形成する画像形成部と、用紙Tを画像形成部に給紙すると共に画像が形成された用紙Tを排紙する給排紙部とを有する。
図1に示すように、画像形成部は、感光体ドラム2と、帯電部10と、レーザスキャナユニット4と、現像器16と、トナーカートリッジ5と、トナー供給装置6と、転写ローラ8と、定着装置9と、ドラムクリーニング装置11とを備える。
また、給排紙部は、給紙カセット52と、レジストローラ対80と、用紙Tの搬送路Lとを備える。
【0016】
感光体ドラム2は、円筒形状の部材からなり、像担持体として機能する。感光体ドラム2は、図1に対して垂直な回転軸を中心に回転可能な態様で装置本体Mに配置される。感光体ドラム2の表面には、静電潜像が形成される。
【0017】
帯電部10は、感光体ドラム2の上方に配置される。帯電部10は、感光体ドラム2の表面を一様に正(プラス極性)帯電させる。
【0018】
レーザスキャナユニット4は、感光体ドラム2の上方に感光体ドラム2から離間して配置される。レーザスキャナユニット4は、不図示のレーザ光源、ポリゴンミラー、ポリゴンミラー駆動用モータ等を有して構成される。
レーザスキャナユニット4は、PC(パーソナルコンピュータ)等の外部機器から出力された画像情報に基づいて、感光体ドラム2の表面を走査露光する。レーザスキャナユニット4により走査露光されることによって、感光体ドラム2の表面に帯電した電荷が除去される。これにより、感光体ドラム2の表面に静電潜像が形成される。
【0019】
現像器16は、感光体ドラム2の前方(図1における右側)に配置される。現像器16は、感光体ドラム2に形成された静電潜像に単色(通常はブラック)のトナー画像を現像する。現像器16は、感光体ドラム2に対向配置可能な現像ローラ17とトナー攪拌用の攪拌ローラ18とを有して構成される。
【0020】
トナーカートリッジ5は、現像器16に供給されるトナーを収容する。
トナー供給装置6は、トナーカートリッジ5に収容されたトナーを、現像器16に供給する。
【0021】
ドラムクリーニング装置11は、感光体ドラム2の後方(図1における左側)に配置される。ドラムクリーニング装置11は、感光体ドラム2の表面に残留したトナーや付着物を除去する。
【0022】
転写ローラ8は、感光体ドラム2の表面に現像されたトナー画像を用紙Tに転写させる。転写ローラ8には、不図示の電圧印加手段により、感光体ドラム2に現像されたトナー画像を用紙Tに転写させるための転写バイアスが印加される。
【0023】
転写ローラ8は、感光体ドラム2に対して接離される。具体的には、転写ローラ8は、感光体ドラム2に当接される当接位置と、感光体ドラム2から離間する離間位置とに移動可能に構成される。詳細には、転写ローラ8は、感光体ドラム2に現像されたトナー画像を用紙Tに転写させる場合には当接位置に移動され、他の場合には離間位置に移動される。
【0024】
用紙Tは、感光体ドラム2と転写ローラ8とによって挟み込まれ、感光体ドラム2の表面(トナー画像が現像された側)に押し当てられる。このようにして転写ニップNが形成され、感光体ドラム2に現像されたトナー画像は、用紙Tに転写される。
【0025】
定着装置9は、用紙Tに転写されたトナー画像を構成するトナーを溶融させて、用紙Tに定着させる。定着装置9は、ヒータにより加熱される加熱ローラ9aと、加熱ローラ9aに圧接される加圧ローラ9bと、を備える。加熱ローラ9aと加圧ローラ9bとは、トナー画像が転写された用紙Tを挟持するようにして搬送する。用紙Tが加熱ローラ9aと加圧ローラ9bとの間に挟持されるように搬送されることによって、用紙Tに転写されたトナーは、溶融し、定着する。
【0026】
給紙カセット52は、装置本体Mの下部に配置される。給紙カセット52は、装置本体Mの前側(図1における右側)に水平方向に引き出し可能に配置される。給紙カセット52は、用紙Tが載置される載置板60を備えており、給紙カセット52には、載置板60に用紙Tが積層された状態で、用紙Tが収容される。カセット給紙部51は、給紙カセット52の用紙送り出し側端部(図1における右側端部)に配置される。カセット給紙部51は、給紙カセット52に収容された用紙Tを搬送路Lに送り出す。
カセット給紙部51は、載置板60に載置された用紙Tを取り出す前送りコロ61と、用紙Tを1枚ずつ搬送路Lに送り出すローラ対63とからなる重送防止機構を備える。
【0027】
カセット給紙部51と排紙部(排出部)50との間には、用紙Tを搬送する搬送路Lが形成される。搬送路Lは、カセット給紙部51からレジストローラ対80までの第1搬送路L1と、レジストローラ対80から転写ローラ8までの第2搬送路L2と、転写ローラ8から定着装置9までの第3搬送路L3と、定着装置9から排紙部50までの第4搬送路L4とを有する。
第1搬送路L1、第2搬送路L2、第3搬送路L3及び第4搬送路L4は、いずれも、ほぼ下方から上方に向けて延びている。
【0028】
ここで、転写ローラ8における用紙Tの搬送方向の上流側(図1における下側)には、レジストローラ対80が配置される。レジストローラ対80は、その停止状態で、ローラ対63から給紙された用紙Tの先端部が一旦当接された後、回転駆動されて、用紙Tを搬送方向の下流側に送り出すローラ対である。また、レジストローラ対80は、用紙Tのスキュー(斜め給紙)補正や、トナー画像とのタイミング調整を行うためのローラ対である。
【0029】
第4搬送路L4における端部には、排紙部50が形成される。排紙部50は、装置本体Mにおける上方側に配置される。排紙部50は、装置本体Mの前方(図1における右方)に向けて開口している。排紙部50は、定着装置9によりトナーが定着された用紙Tを装置本体Mの外部に排紙する。
【0030】
排紙部50における開口側には、排紙集積部M1が形成される。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面(外面)に形成される。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面が下方に窪んで形成された部分である。排紙集積部M1の底面は、装置本体Mにおける上面の一部を構成する。排紙集積部M1には、排紙部50から排紙された、所定画像が転写された用紙Tが積層して集積される。
【0031】
次に、図面を参照して、本実施形態のプリンタ1の特徴部分に係る構成について説明する。図2は、本実施形態のプリンタ1における粉蓄積部及び粉吸引機構を示す左側面図である。図3は、図2の斜視図である。
【0032】
図2及び図3に示すように、本実施形態のプリンタ1は、粉蓄積部としての紙粉受け皿800と、粉吸引機構810とを更に備える。
紙粉受け皿800は、用紙Tが搬送路L1,L2を搬送される際に(特に、レジストローラ対80を通過する際に)、用紙Tから発生する紙粉(シート粉)が蓄積される。
【0033】
粉吸引機構810は、紙粉受け皿800の近傍において開口する吸引口825と、吸引口825と連通するダクト820と、ダクト820と連通する回収タンク830と、吸引口825からダクト820を介して回収タンク830へ向かう吸引力を発生させる吸引手段840とを備えている。粉吸引機構810は、吸引口825を介して、紙粉受け皿800に蓄積された紙粉を吸引する。
【0034】
図1に示すように、レジストローラ対80は、第1搬送路L1と第2搬送路L2との間に位置する。つまり、レジストローラ対80は、第1搬送路L1及び第2搬送路L2の一部を構成する。
レジストローラ対80は、紙粉受け皿800に近接する第1レジストローラ80aと、第2レジストローラ80bとからなる。第1レジストローラ80aと第2レジストローラ80bとは、装置本体Mの前後方向(図1及び図2の左右方向)に配列している。
【0035】
第1レジストローラ80aには、ローラクリーナ801が設けられている。ローラクリーナ801は、第1レジストローラ80aの周面に下方から接触している。ローラクリーナ801は、発泡ウレタン等の発泡樹脂によって形成されており、第1レジストローラ80aの長さと略同等の長さ又はそれ以上の長さを有している。用紙Tがレジストローラ対80を通過する際に発生した紙粉は、ローラクリーナ801により第1レジストローラ80aから除去されて下方に落下する。
【0036】
紙粉受け皿800は、レジストローラ対80の下方に配置されている。紙粉受け皿800は、第1レジストローラ80aの全長を覆う長さを有している。この紙粉受け皿800は、ローラクリーナ801によって除去された紙粉を受け止めて蓄積するものであり、粉蓄積部として機能する。紙粉受け皿800は、平板状に形成されており、その上面にはローラクリーナ801が固定されている。
【0037】
ダクト820は、いずれも略同径のパイプからなる空気吸引部821と紙粉吸引部822と紙粉搬送部823とが順に連結されることによって形成されている。空気吸引部821は、先端部分が開口しており、開口した先端部分から外気をダクト820の内部に吸引する。紙粉吸引部822は紙粉受け皿800の前側に配置される。紙粉吸引部822は、紙粉受け皿800と略同等の長さを有しており、吸引口825が紙粉受け皿800に臨むように形成されている。
【0038】
吸引口825は、紙粉受け皿800の全長をカバーするように、紙粉吸引部822の長さ方向に沿って複数個が形成されている。また、吸引口825は、紙粉受け皿800と略同等の高さとなるように紙粉吸引部822に形成される。従って、紙粉受け皿800に落下した紙粉は、吸引口825からダクト820内に吸引される。
【0039】
紙粉搬送部823は、紙粉吸引部822の終端部に連結されている。紙粉搬送部823は、紙粉吸引部822の長さ方向と略直交するように伸びており、その終端部分には回収タンク830が連結されている。このように紙粉搬送部823が紙粉吸引部822の長さ方向と略直交するように伸びることにより、回収タンク830をレジストローラ対80や感光体ドラム2等の画像形成部から遠ざけて配置することができる。これにより回収タンク830を装置本体Mの空きスペースに設けることができ、装置本体Mの内部の狭いスペースを有効に活用することができる。
【0040】
図2及び図3に示すように、ダクト820の下方には紙粉回収皿850が配置されている。紙粉回収皿850は吸引口825の下方に設けられている。この紙粉回収皿850は、紙粉受け皿800から吸引口825を介して紙粉を吸引する際に、吸引から漏れた紙粉を受け止めて蓄積するものである。なお、紙粉回収皿850は省略することもできる。
【0041】
回収タンク830は、内部が空洞のタンクからなり、ダクト820の吸引口825から吸引された紙粉を内部に収容することができる。回収タンク830の内部には、ダクト820の紙粉搬送部823に連結された回収バック(図示せず)を設置することが可能である。このようにすれば、回収バックを交換するだけで、紙粉の処理を簡単に行うことができる。
【0042】
回収タンク830には吸引手段840が取り付けられている。吸引手段840は、回収タンク830の側面に設けられたファン841と、回収タンク830の内部に設けられてファン841を回転させるモータ(図示せず)等の回転手段とから構成されている。回転手段は、装置本体Mの主電源(図示せず)がONされること等により駆動され、ファン841を回転させる。ファン841の回転により回収タンク830内が負圧になるため、ダクト820の内部に空気を吸引することができ、吸引口825から紙粉を吸い込むことが可能となる。
【0043】
本実施形態のプリンタ1によれば、下記の効果が奏される。
本実施形態においては、用紙Tが搬送路L1,L2を搬送される際に(レジストローラ対80を通過する際に)用紙Tから発生する紙粉が蓄積される紙粉受け皿800と、紙粉受け皿800の近傍において開口する吸引口825を有し、吸引口825を介して紙粉受け皿800に蓄積された紙粉を吸引する粉吸引機構810と、を備えている。そのため、レジストローラ対80から発生した紙粉を紙粉受け皿800が受け取り、この紙粉を粉吸引機構810の吸引口825で吸引することができる。従って、紙粉を簡易な構成で回収することができると共に、回収された紙粉を簡便に廃棄することができる。
【0044】
また、粉吸引機構810は、吸引口825と連通するダクト820と、ダクト820と連通する回収タンク830と、吸引口825からダクト820を介して回収タンク830へ向かう吸引力を発生させる吸引手段840と、を更に有している。そのため、回収タンク830を備えた粉吸引機構810を装置本体Mの空きスペースに配置することができるため、装置本体Mの内部スペースを有効に活用することができる。
【0045】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。
例えば、レジストローラ対80以外のローラなどの搬送路の一部を構成する各種構成要素から発生する紙粉を吸引するように、粉吸引機構810を設けることができる。また、粉吸引機構810は、用紙以外のフィルム等のシート状の被転写材から発生するシート粉を吸引する場合に適用することができる。本発明の画像形成装置の種類は、特に制限されず、コピー機、プリンタ又はこれらの複合機などでもよい。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の一実施形態としてのプリンタの全体構造を示す左側面図である。
【図2】本実施形態のプリンタ1における粉蓄積部及び粉吸引機構を示す左側面図である。
【図3】図2の斜視図である。
【符号の説明】
【0047】
1……プリンタ(画像形成装置)、80……レジストローラ対、800……紙粉受け皿(粉蓄積部)、810……粉吸引機構、820……ダクト、825……吸引口、830……回収タンク、840……吸引手段、L1、L2……搬送路、T……用紙(被転写材)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート状の被転写材に画像を形成する画像形成部と、
前記被転写材が搬送される搬送路と、
前記被転写材が前記搬送路を搬送される際に該被転写材から発生するシート粉が蓄積される粉蓄積部と、
前記粉蓄積部の近傍において開口する吸引口を有し、該吸引口を介して前記粉蓄積部に蓄積された前記シート粉を吸引する粉吸引機構と、を備える画像形成装置。
【請求項2】
前記粉吸引機構は、前記吸引口に連通するダクトと、該ダクトに連通する回収タンクと、該吸引口から該ダクトを介して該回収タンクへ向かう吸引力を発生させる吸引手段と、を更に有する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記シート粉は、前記被転写材がレジストローラ対を通過する際に該被転写材から発生するものである請求項1又は2に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−25976(P2010−25976A)
【公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−183596(P2008−183596)
【出願日】平成20年7月15日(2008.7.15)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】