説明

画像形成装置

【課題】使用者の利便性を高めつつ、高いセキュリティを確保できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】CPU1は、送受信部9のデータ受信完了と同時にタイマ部11を起動しタイマカウントを開始する。その後、CPU1は、タイマカウントにより測定される、データ受信完了からの経過時間と、記憶部7に記憶された所定の時間とを比較部12にて比較する。そして、CPU1は、データ受信完了からの経過時間が記憶部7に記憶された所定の時間を超えていた場合には、書き換え部13として、第1の記憶部7aに記憶された第1の識別情報21であるパスワード「8624」の直前に第2の識別情報22である「012345」を付加することにより書き換えを行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関し、特に、セキュリティを強化するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、プリンタなどの画像形成装置にPC(パーソナルコンピュータ)から原稿の画像データを送信して印刷する際、所望の印刷物が他の印刷物と混ざってしまい、重要文書であっても、PCから画像データの送信を行った使用者以外の第3者の目にさらされたり、第3者により誤って持ち去られてしまうことがある。このため、プリンタなどの画像形成装置には、受信した画像データを記憶部に保存し、PCから画像データの送信を行った使用者がIDやパスワードなどの識別情報を操作部などから入力することにより、はじめて所望の画像データが印刷される機能がある。
【0003】
しかし、この際に識別情報として入力するIDやパスワードは使用者の利便性を考慮し、短時間に入力できるようテンキー入力可能な数字のみを用い比較的少ない桁数に設定されている場合が多い。このような場合には、悪意を持った第3者に、意図的にパスワードを探り当てられ印刷物を入手されてしまう可能性がある。
【0004】
また、このIDやパスワードはプリンタドライバに初期値として登録されている場合がある。このような場合には、画像データの送信時に、使用者が、プリンタドライバの初期値として設定されているパスワードをそのまま使用してしまうと、第3者と同じパスワードを使用する可能性があり、誤って他人の原稿を印刷してしまう可能性がある。また、悪意を持った第3者に、意図的にパスワードを探り当てられ印刷物を入手されてしまう可能性がある。
【0005】
このため、特許文献1記載の発明が提案されている。具体的には、画像形成装置の記憶領域に記憶された画像データに対応した保存期間を過ぎると、記憶された画像データを自動削除する印刷装置が記載されている。
【特許文献1】特開2006−85352
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1記載の発明によれば、確かに、保存期間を過ぎると、記憶された画像データが自動削除されるので、高いセキュリティを確保できる。しかし、セキュリティの観点から保存時間を短く設定すると、印刷指示を行った直後、電話などの割り込み作業が発生すると、せっかく印刷指示を行ったデータが自動消去される場合がある。このような場合には、再度印刷指示を行う必要があるので、使用者の利便性を損ねてしまうという問題がある。
【0007】
そこで、本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、使用者の利便性を高めつつ、高いセキュリティを確保できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため請求項1に係る画像形成装置は、
使用者による形成対象となる画像データ、および前記使用者以外の者による前記画像データの形成を防ぐためのセキュリティ情報の受信を行う受信部と、
前記受信部において前記受信が行われた前記画像データおよび前記セキュリティ情報を記憶する第1の記憶部と、
前記受信部における前記受信の完了から経過した経過時間を測定する測時部と、
前記測時部において測定された前記経過時間と所定時間との比較を行う比較部と、
前記第1の記憶部に記憶された前記セキュリティ情報に基づき前記使用者の認証を行う認証部と、
前記第1の記憶部に記憶された前記セキュリティ情報を前記比較部における前記比較の結果に応じて書き換える書き換え部と、
前記認証部における前記認証が正常に完了した場合に、前記第1の記憶部に記憶された前記画像データに基づき所定の記録媒体に画像を形成する画像形成部と
を備えることを特徴としている。
【0009】
又、請求項5に係る画像形成方法は、
使用者による形成対象となる画像データ、および前記使用者以外の者による前記画像データの形成を防ぐためのセキュリティ情報の受信を行う受信ステップと、
前記受信ステップにおいて前記受信が行われた前記画像データおよび前記セキュリティ情報を記憶する記憶ステップと、
前記受信ステップにおける前記受信の完了から経過した経過時間を測定する測時ステップと、
前記測時ステップにおいて測定された前記経過時間と所定時間との比較を行う比較ステップと、
前記記憶ステップにおいて記憶された前記セキュリティ情報に基づき前記使用者の認証を行う認証ステップと、
前記記憶ステップにおいて記憶された前記セキュリティ情報を前記比較ステップにおける前記比較の結果に応じて書き換える書き換えステップと、
前記認証ステップにおける前記認証が正常に完了した場合に、前記記憶ステップにおいて記憶された前記画像データに基づき所定の記録媒体に画像を形成する画像形成ステップと
を備えることを特徴としている。
【0010】
又、請求項6に係るプログラムは、
使用者による形成対象となる画像データ、および前記使用者以外の者による前記画像データの形成を防ぐためのセキュリティ情報の受信を行う受信ステップと、
前記受信ステップにおいて前記受信が行われた前記画像データおよび前記セキュリティ情報を記憶する記憶ステップと、
前記受信ステップにおける前記受信の完了から経過した経過時間を測定する測時ステップと、
前記測時ステップにおいて測定された前記経過時間と所定時間との比較を行う比較ステップと、
前記記憶ステップにおいて記憶された前記セキュリティ情報に基づき前記使用者の認証を行う認証ステップと、
前記記憶ステップにおいて記憶された前記セキュリティ情報を前記比較ステップにおける前記比較の結果に応じて書き換える書き換えステップと、
前記認証ステップにおける前記認証が正常に完了した場合に、前記記憶ステップにおいて記憶された前記画像データに基づき所定の記録媒体に画像を形成する画像形成ステップと
をコンピュータに実行させることを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
上述したように、本発明によれば、使用者の利便性を高めつつ、高いセキュリティを確保できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。本実施形態では、本発明に係る画像形成装置として、複写機能、印刷機能及びFAX送信/受信機能を併せ持つ複合機を例にとり説明する。
【0013】
図1は本実施形態に係る複合機Aの機能ブロック図である。複合機Aは、CPU(Central Processing Unit)1、ROM(Read Only Memory)2、RAM(Random Access Memory)3、各種センサ群4、用紙搬送部5、画像読取部6、記憶部7、画像形成部8、送受信部9及び操作表示部10を備えている。
【0014】
CPU1は、ROM2に記憶されている制御プログラム、記憶部7(の第1の記憶部7a)に記憶されている原稿画像データ、送受信部9を介して外部機器から入力される各種指示及び操作表示部10から入力される操作指示に基づいて複合機Aの全体動作を制御する。また、CPU1は後述するタイマ部11、比較部12、書き換え部13、及び認証部14としての機能も果たす。このCPU1の制御処理の詳細については、以下に複合機Aの動作として説明する。
【0015】
ROM2は、CPU1で実行される制御プログラム及びその他のデータを記憶する不揮発性メモリである。
【0016】
RAM3は、CPU1が制御プログラムを実行して各種動作を行う際に、データの一時保存先となるワーキングエリアとして用いられる揮発性メモリである。
【0017】
各種センサ群4は、例えば用紙切れ検出センサや、用紙詰まり検出センサ、用紙位置検出センサ、温度センサ等の画像形成動作に必要な各種センサであり、それぞれのセンサで検出した各種の情報を検出信号としてCPU1に出力する。
【0018】
用紙搬送部5は、用紙トレイに収納されている印刷用紙を画像形成部8に搬送するための搬送ローラ及び搬送ローラ駆動用のモータや、画像形成処理後の印刷用紙を図示しない排紙トレイに搬送するための搬送ローラ及び搬送ローラ駆動用のモータなどから構成されている。
【0019】
画像読取部6は、ADF(自動原稿送り装置)とCCD(Charge Coupled Device)センサ等を備え、ADFによって順次給紙される原稿の画像をCCDセンサに読み取らせ、原稿画像に基づく原稿画像データを出力する。なお、画像読取部6は、原稿画像データをCPU1に出力し、一方、CPU1は、原稿画像データを記憶部7(の第1の記憶部7a)に記憶させる。
【0020】
記憶部7は、例えばHDD(Hard Disk Drive)であり、CPU1の要求に応じて原稿画像データを記憶する一方、原稿画像データをCPU1に出力する第1の記憶部7aと複合機Aのシリアル番号などの所定のデータを記憶する第2の記憶部7bとを備える。
【0021】
画像形成部8は、CPU1の制御の下、記憶部7の第1の記憶部7aに記憶されている原稿画像データに基づいてトナーによって形成される印刷画像を、用紙搬送部5から搬送される印刷用紙に転写し、当該印刷画像の定着処理を行う。
【0022】
送受信部9は、ローカルエリアネットワーク(図示略)を介してパーソナルコンピュータ(図示略)等の外部機器に接続し、この外部機器との間で各種信号の送受信を行う。
【0023】
操作表示部10は、スタートキー、ストップキー、電源キー、テンキー(数値入力キー)、タッチパネル10a、クリアキーやその他の各種操作キー、を備えており、それぞれのキーの操作指示をCPU1に出力すると共に、CPU1の制御の下、タッチパネル10aに種々の画面を表示する。
【0024】
図2は本実施形態に係るセキュリティデータ書き換えの一の例を示す説明図である。
【0025】
送受信部9は、パーソナルコンピュータ(図示略)等の外部機器から、この外部機器の使用者による印刷対象となる原稿画像データ、および使用者以外の第3者による原稿画像データの印刷を防ぐためのセキュリティデータを受信する。送受信部9において受信された原稿画像データおよびセキュリティデータは、第1の記憶部7aに記憶される。セキュリティデータには図2(a)のように、第1の識別情報21であるパスワード「8624」が含まれている。
【0026】
CPU1は操作表示部10に入力されたパスワードと第1の記憶部7aに記憶された第1の識別情報21とを照合することにより使用者の認証を行う認証部14としての機能を果たすことができる。また、前述したように、CPU1はタイマ部11、比較部12、及び書き換え部13としても機能する。CPU1は、送受信部9のデータ受信完了と同時にタイマ部11を起動しタイマカウントを開始する。その後、CPU1は、タイマカウントにより測定される、データ受信完了からの経過時間と、記憶部7に記憶された所定の時間とを比較部12にて比較する。そして、CPU1は、データ受信完了からの経過時間が記憶部7に記憶された所定の時間を超えていた場合には、書き換え部13として、第1の記憶部7aに記憶された第1の識別情報21であるパスワード「8624」の直前に第2の識別情報22である「012345」を付加することにより書き換えを行う(図2(b))。この際、第2の識別情報22は第2の記憶部7bに予め記憶されている複合機Aのシリアル番号や、あるいは、印刷日時、使用者のID番号などに基づく情報であってもよい。
【0027】
図3は本実施形態に係るセキュリティデータ書き換えの他の例を示す説明図である。すなわち、図3においては、第1の記憶部7aに記憶された第1の識別情報21であるパスワード「8624」の直後に第2の識別情報22である「012345」を付加することにより書き換えを行っている。
【0028】
図4は本実施形態に係るセキュリティデータ書き換えの他の例を示す説明図である。すなわち、図4においては、第1の記憶部7aに記憶された第1の識別情報21であるパスワード「8624」の直前に第2の識別情報22aである「012345」を、直後に第2の識別情報22bである「972731」を、それぞれ付加することにより書き換えを行っている。
【0029】
図5は本実施形態に係る操作表示部10の暗証番号(パスワード)入力画面30を示す図である。使用者は所望の原稿画像データの印刷を行う際、この暗証番号入力画面30を見ながら操作表示部10のテンキー等から暗証番号を入力し認証を行う。
【0030】
図6は本実施形態に係るセキュリティデータ書き換えの一の例を示すフローチャートである。
【0031】
ステップS1において、複合機Aの送受信部9が原稿画像データとセキュリティデータを図示しないPCより受信する。そして、ステップS2へ進む。
【0032】
ステップS2において、複合機AがPCからのデータ受信を完了すると、CPU1のタイマ部11はタイマカウントを開始する。そして、ステップS3へ進む。
【0033】
ステップS3において、CPU1の比較部12は、タイマカウントの開始から所定の時間を超えているか否かを判定する。そして、所定の時間を超えている場合にはステップS4へ進み、所定の時間を超えていない場合にはステップS6へ進む。
【0034】
ステップS4において、CPU1の書き換え部13は、第1の識別情報21に第2の識別情報22を付加することによりセキュリティデータを書き換える。そして、ステップS5へ進む。
【0035】
ステップS5において、CPU1は、操作表示部10より暗証番号の入力があったか否かを判定する。そして、暗証番号の入力があった場合にはステップS7へ進み、暗証番号の入力がなかった場合にはステップS5において入力を待つ。
【0036】
ステップS7において、CPU1は、ステップS5にて入力された暗証番号が正しいか否かを、(ステップS4にて書き換えられた)セキュリティデータに基づき判定する。暗証番号が正しいと判定された場合には、使用者の認証が正常に完了されるのでステップS9へ進み、暗証番号が正しいと判定されなかった場合には、使用者の認証が正常に完了されないのでステップS5へ進み入力を待つ。
【0037】
ステップS6において、CPU1は、操作表示部10より暗証番号の入力があったか否かを判定する。そして、暗証番号の入力があった場合にはステップS8へ進み、暗証番号の入力がなかった場合にはステップS3へ進む。
【0038】
ステップS8において、CPU1は、ステップS6にて入力された暗証番号が正しいか否かを、(書き換えられていない)セキュリティデータに基づき判定する。暗証番号が正しいと判定された場合には、使用者の認証が正常に完了されるのでステップS9へ進み、暗証番号が正しいと判定されなかった場合には、使用者の認証が正常に完了されないのでステップS3へ進む。
【0039】
ステップS9において、CPU1は、原稿画像データを選択する画面にログインする。これにより、所望の原稿画像データに基づき印刷用紙上に画像を形成することができる。
【0040】
このように、本実施の形態に係る複合機Aは、使用者による印刷対象となる原稿画像データ、および使用者以外の第3者による原稿画像データの印刷を防ぐためのセキュリティデータの受信を行う送受信部9と、送受信部9において受信が行われた原稿画像データおよびセキュリティデータを記憶する第1の記憶部7aと、送受信部9における受信から経過した経過時間を測定するタイマ部11と、タイマ部11において測定された経過時間と所定時間との比較を行う比較部12と、第1の記憶部7aに記憶されたセキュリティデータに基づき使用者の認証を行う認証部14と、第1の記憶部7aに記憶されたセキュリティデータを比較部12における比較の結果に応じて書き換える書き換え部13と、認証部14における認証が正常に完了した場合に、第1の記憶部7aに記憶された原稿画像データに基づき印刷用紙に画像を印刷する画像形成部8とを備える。この構成によれば、PCから送信された原稿画像データとセキュリティデータを送受信部9において受信してから所定時間が経過するまでの期間は受信したセキュリティデータに基づき認証の判定を行う。しかし、使用者が認証を行わずに所定時間を経過すると、受信したセキュリティデータを新たなセキュリティデータに書き換える。これにより所定時間経過後は、書き換えた後のセキュリティデータにより認証の判定を行うので、第3者が同じパスワードを入力して印刷させてしまうことを防ぐことができる。
【0041】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】第1の実施形態に係る複合機Aの機能ブロック図である。
【図2】第1の実施形態に係るセキュリティデータ書き換えの一の例を示す説明図である。
【図3】第1の実施形態に係るセキュリティデータ書き換えの他の例を示す説明図である。
【図4】第1の実施形態に係るセキュリティデータ書き換えの他の例を示す説明図である。
【図5】本実施形態に係る操作表示部10の暗証番号入力画面を示す図である。
【図6】本実施形態に係るセキュリティデータ書き換えの一の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0043】
1 CPU、2 ROM、3 RAM、4 各種センサ群、5 用紙搬送部、6 画像読取部、7 記憶部、7a 第1の記憶部、7b 第2の記憶部、8 画像形成部、9 送受信部、10 操作表示部、10a タッチパネル、11 タイマ部、12 比較部、13 書き換え部、14 認証部、21 第1の識別情報、22,22a,22b 第2の識別情報、30 暗証番号入力画面。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者による形成対象となる画像データ、および前記使用者以外の者による前記画像データの形成を防ぐためのセキュリティ情報の受信を行う受信部と、
前記受信部において前記受信が行われた前記画像データおよび前記セキュリティ情報を記憶する第1の記憶部と、
前記受信部における前記受信の完了から経過した経過時間を測定する測時部と、
前記測時部において測定された前記経過時間と所定時間との比較を行う比較部と、
前記第1の記憶部に記憶された前記セキュリティ情報に基づき前記使用者の認証を行う認証部と、
前記第1の記憶部に記憶された前記セキュリティ情報を前記比較部における前記比較の結果に応じて書き換える書き換え部と、
前記認証部における前記認証が正常に完了した場合に、前記第1の記憶部に記憶された前記画像データに基づき所定の記録媒体に画像を形成する画像形成部と
を備える画像形成装置。
【請求項2】
前記セキュリティ情報は、第1の識別情報を含み、
前記書き換え部は、前記第1の記憶部に記憶された前記第1の識別情報に対して、前記比較部における前記比較の結果に応じて、前記第2の識別情報を付加することにより前記セキュリティ情報を書き換える識別情報付加部を有する
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第2の識別情報を予め記憶した不揮発性の第2の記憶部をさらに備える
請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記識別情報付加部は、前記第2の識別情報を、前記第1の識別情報の直前および直後のいずれか一方または両方の位置に付加する
請求項2記載の画像形成装置。
【請求項5】
使用者による形成対象となる画像データ、および前記使用者以外の者による前記画像データの形成を防ぐためのセキュリティ情報の受信を行う受信ステップと、
前記受信ステップにおいて前記受信が行われた前記画像データおよび前記セキュリティ情報を記憶する記憶ステップと、
前記受信ステップにおける前記受信の完了から経過した経過時間を測定する測時ステップと、
前記測時ステップにおいて測定された前記経過時間と所定時間との比較を行う比較ステップと、
前記記憶ステップにおいて記憶された前記セキュリティ情報に基づき前記使用者の認証を行う認証ステップと、
前記記憶ステップにおいて記憶された前記セキュリティ情報を前記比較ステップにおける前記比較の結果に応じて書き換える書き換えステップと、
前記認証ステップにおける前記認証が正常に完了した場合に、前記記憶ステップにおいて記憶された前記画像データに基づき所定の記録媒体に画像を形成する画像形成ステップと
を備える画像形成方法。
【請求項6】
使用者による形成対象となる画像データ、および前記使用者以外の者による前記画像データの形成を防ぐためのセキュリティ情報の受信を行う受信ステップと、
前記受信ステップにおいて前記受信が行われた前記画像データおよび前記セキュリティ情報を記憶する記憶ステップと、
前記受信ステップにおける前記受信の完了から経過した経過時間を測定する測時ステップと、
前記測時ステップにおいて測定された前記経過時間と所定時間との比較を行う比較ステップと、
前記記憶ステップにおいて記憶された前記セキュリティ情報に基づき前記使用者の認証を行う認証ステップと、
前記記憶ステップにおいて記憶された前記セキュリティ情報を前記比較ステップにおける前記比較の結果に応じて書き換える書き換えステップと、
前記認証ステップにおける前記認証が正常に完了した場合に、前記記憶ステップにおいて記憶された前記画像データに基づき所定の記録媒体に画像を形成する画像形成ステップと
をコンピュータに実行させるためのプログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−30172(P2010−30172A)
【公開日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−195406(P2008−195406)
【出願日】平成20年7月29日(2008.7.29)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】