説明

画像形成装置

【課題】部品点数を削減して構造の単純化と組立性の向上を図ることができるとともに、開閉カバーをワンタッチで簡単に着脱することができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】装置本体2側に設けられたヒンジ軸9によって装置本体2に開閉可能に支持された開閉カバー97を備える画像形成装置において、前記開閉カバー7側に、装置本体2側の前記ヒンジ軸に嵌合するCリング部(切欠き状凹部)を備えたカバー側ヒンジ部材11を設けるとともに、該カバー側ヒンジ部材11の前記Cリング部を広げてその前記ヒンジ軸9との嵌合を解除するカバーと取り外し部材(嵌合解除手段)12を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、装置本体側に設けられたヒンジ軸によって装置本体に開閉可能に支持された開閉カバーを備える画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
複写機やプリンタ等の画像形成装置おいては、例えばドラムユニットやトナーカートリッジ等の交換は装置本体に形成された開口部を介してなされるが、その開口部はフロントカバー等の開閉カバーによって開閉される。
【0003】
ところで、開閉カバーを装置本体に開閉可能に支持するための構造に関して、例えば特許文献1には、コストダウンとリサイクル化を容易化するために、固定カバーと開閉カバーを共に樹脂材料で一体成形し、互いのヒンジ部を嵌め合せて固定カバーで開閉カバーを開閉自在に軸支する構成が提案されている。
【0004】
又、特許文献2には、軸孔を有するブラケットを装置本体側に設け、開閉カバー側には、一端部に曲げ部を有する支軸を設けるとともに、軸孔を有するリブを設け、該リブと前記ブラケットの各軸孔に前記支軸を通した状態で該支軸を係合位置へと回動させたときにその曲げ部が係合する縦溝を装置本体側に形成することによって、部品点数を削減して組立性を高めるようにした開閉カバーの支持構造が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−103870号公報
【特許文献2】特開平7−125384号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前記特許文献1,2において提案された開閉カバーの支持構造では、開閉カバーの組立性と着脱性の優位性の両立を図ることができないという問題がある。
【0007】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、部品点数を削減して構造の単純化と組立性の向上を図ることができるとともに、開閉カバーをワンタッチで簡単に着脱することができる画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、装置本体側に設けられたヒンジ軸によって装置本体に開閉可能に支持された開閉カバーを備える画像形成装置において、
前記開閉カバー側に、装置本体側の前記ヒンジ軸に嵌合する切欠き状凹部を備えたカバー側ヒンジ部材を設けるとともに、該カバー側ヒンジ部材の前記切欠き状凹部を広げてその前記ヒンジ軸との嵌合を解除する嵌合解除手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記カバー側ヒンジ部材に、前記切欠き状凹部を形成するCリング部と該Cリング部から一体に延びる平行な2つのアーム部を形成し、
これらのCリング部とアーム部にスライド可能に嵌合して前記切欠き状凹部の開きを規制する嵌合部と、該嵌合部の先端に形成されて装置本体側の前記ヒンジ軸に選択的に係合する係合部を備えたカバー取り外し部材によって前記嵌合解除手段を構成したことを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記カバー取り外し部材の嵌合部と係合部を除く部位と前記カバー側ヒンジ部材のアーム部との間にクリアランスを形成したことを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記カバー側ヒンジ部材に、前記切欠き状凹部を形成するCリング部と該Cリング部から一体に延びる平行な2つのアーム部を形成し、
該アーム部の少なくとも一方から延びる押圧部によって前記嵌合解除手段を構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1記載の発明によれば、開閉カバー側に設けられたカバー側ヒンジ部材の切欠き状凹部を装置本体側のヒンジ軸に嵌合させることよって開閉カバーを装置本体に開閉可能に支持させることができ、又、装置本体に支持された開閉カバーは、嵌合解除手段によってカバー側ヒンジ部材の切欠き状凹部を広げてそのヒンジ軸との嵌合を解除することによって装置本体から取り外すことができるため、装置本体に対して開閉カバーをワンタッチで容易に着脱することができる。
【0013】
又、開閉カバーの装置本体への組み付けにはネジ等の締着具による締め付け等が不要となるため、部品点数が削減されて構造の単純化と組立性の向上が図られる。
【0014】
請求項2記載の発明によれば、カバー取り外し部材の嵌合部をスライドさせてカバー側ヒンジ部材のCリング部とアーム部に嵌合させて切欠き状凹部の開きを規制することによって開閉カバーが装置本体に確実に支持されてその脱落が防がれる。そして、開閉カバーの取り外しに際しては、カバー側ヒンジ部材に沿ってカバー取り外し部材を装置本体側に押圧してその係合部をヒンジ軸に係合させれば、ヒンジ軸からの反力によってカバー側ヒンジ部材のヒンジ軸都の嵌合が外れて開閉カバーを容易に装置本体から取り外すことができる。
【0015】
請求項3記載の発明によれば、開閉カバーの取り外しに際してカバー取り外し部材をカバー側ヒンジ部材に沿って装置本体側にスライドさせれば、該カバー取り外し部材とカバー側ヒンジ部材のアーム部との間にクリアランスが形成される部分の長さが長くなってアーム部が撓み変形し易くなり、カバー側ヒンジ部材のCリング部が容易に開いて装置本体側のヒンジ軸との嵌合が解除されるため、開閉カバーを装置本体からの容易に取り外すことができる。
【0016】
請求項4記載の発明によれば、開閉カバーの取り外しに際してカバー取り外し部材の押圧部を押圧すれば、Cリング部が容易に開いて装置本体側のヒンジ軸との嵌合が解除されるため、開閉カバーを装置本体からの容易に取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の開閉カバーを閉じた状態の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の開閉カバーを開いた状態の斜視図である。
【図3】図2のA部拡大詳細図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の装置本体側のヒンジ軸を示す図3のB部拡大詳細図である。
【図5】図4のC部拡大詳細図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置における開閉カバーの装置本体への組付要領を示す部分斜視図である。
【図7】図6のC部拡大詳細図である。
【図8】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置におけるカバー側ヒンジ部材とカバー取り外し部材の組立状態を示す斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置におけるカバー側ヒンジ部材とカバー取り外し部材の組立状態を示す斜視図である。
【図10】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置におけるカバー側ヒンジ部材の組付要領を示す部分斜視図である。
【図11】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置におけるカバー取り外し部材の組付要領を示す部分斜視図である。
【図12】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置における開閉カバーの取り外し要領を示す部分斜視図である。
【図13】(a),(b)は本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の開閉カバーを取り外す際のカバー側ヒンジ部材とカバー取り外し部材の状態を示す側面図である。
【図14】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置のカバー側ヒンジ部材の斜視図である。
【図15】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置のカバー側ヒンジ部分の斜視図である。
【図16】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置における開閉カバーの取り外し要領を示すカバー側ヒンジ部分の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0019】
<実施の形態1>
図1は本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の開閉カバーを閉じた状態の斜視図、図2は同画像形成装置の開閉カバーを開いた状態を示す斜視図、図3は図2のA部拡大詳細図、図4は装置本体側のヒンジ軸を示す図3のB部拡大詳細図、図5は図4のC部拡大詳細図、図6は開閉カバーの装置本体への組付要領を示す部分斜視図、図7は図6のC部拡大詳細図、図8はカバー側ヒンジ部材とカバー取り外し部材の分解斜視図、図9はカバー側ヒンジ部材とカバー取り外し部材の組立状態を示す斜視図、図10はカバー側ヒンジ部材の組付要領を示す部分斜視図、図11はカバー取り外し部材の組付要領を示す部分斜視図、図12は開閉カバーの取り外し要領を示す部分斜視図、図13(a),(b)は開閉カバーを取り外す際のカバー側ヒンジ部材とカバー取り外し部材の状態を示す側面図である。
【0020】
図1及び図2に示す画像形成装置1は複合機(MFP)であって、その矩形ボックス状の装置本体2の上部には画像読取装置3が設けられ、その手前側には操作表示部4が配置されている。又、画像読取装置3の下方には排紙トレイ5が配置され、その下方には感光ドラム、帯電器、現像装置、転写装置、定着装置等の電子写真プロセスに供される不図示の各種プロセス機器等が内蔵されている。
【0021】
ところで、図2及び図3に示すように、装置本体2の前面の排紙トレイ5の下方にはメンテナンス用の矩形の開口部2aが形成されており、この開口部2aはその下端縁の左右がヒンジ部6によって回動可能に支持された開閉カバー(フロントカバー)7によって開閉される。又、装置本体2の最下部には、手前側に引き出し可能な給紙カセット8が装填されており、図示しないが、この給紙カセット8には複数枚の用紙が積層状態で収容されている。
【0022】
ところで、図4に示すように、装置本体2の前記開口部2aの下部周縁の左右には、図5に詳細に示すようなヒンジ軸9が横方向にそれぞれ配置されている。そして、図6に示すように、開閉カバー7の内面下部の左右(ヒンジ軸9に対応する箇所)には、図7に詳細に示すような矩形筒状のホルダ10がそれぞれ一体に形成されており、各ホルダ10にはカバー側ヒンジ部材11が嵌め込まれ、このカバー側ヒンジ部材11には嵌合解除手段としてのカバー取り外し部材12が差し込まれている。
【0023】
ここで、図8に示すように、上記カバー側ヒンジ部材11の一端には切欠き筒状のCリング部11Aが形成されており、このCリング部11Aの上下からは矩形平板状のアーム部11Bが他端側に向かって平行に一体に延びている。そして、上下のアーム部11BのCリング部11A側の端部にはリブ状のストッパ11aがそれぞれ立設されており、他端(自由端)には係合爪11bがそれぞれ形成されている。
【0024】
又、図8に示すように、前記カバー取り外し部材12は、垂直に起立する矩形平板状の操作部12Aと、該操作部12Aから互いに平行に一体に延びる細長い帯状の左右一対のレバー部12B及び両アーム部12B同士を連結するクロスメンバ12Cとで構成されている。ここで、各レバー部12Bの先端(自由端)部には高さが他の部位12cよりも高い嵌合部12aが形成されており、この嵌合部12aの端面には、カバー側ヒンジ部材11のCリング部11Aの内周形状及び装置本体2側の前記ヒンジ軸9(図4及び図5参照)の外周形状に沿った円弧曲面状の係合部12bが形成されている。尚、各レバー部12Bの嵌合部12aの高さはカバー側ヒンジ部材11の上下のアーム部11B間の距離と略等しく設定され、嵌合部12aを除く部位12cの高さはアーム部11B間の距離よりも小さく設定されている。
【0025】
而して、カバー取り外し部材12は、各レバー部12Bの係合部12bを先にしてカバー側ヒンジ部材11の上下のアーム部11Bの間にその端部(自由端)側から差し込まれて図9及び図13(a)に示すように組み付けられる。
【0026】
次に、開閉カバー7の装置本体2への組付要領について説明する。
【0027】
先ず、図10に示すように、開閉カバー7の内面に形成されたホルダ10にカバー側ヒンジ部材11をアーム部11Bの先端側(自由端側)を先にして左方(図示矢印方向)から嵌め込み、そのストッパ11aがホルダ10の左端面に当接するまで押し込む。すると、該カバー側ヒンジ部材11のアーム部11Bの先端に形成された係合爪11bがホルダ10を通過した時点で該係合爪11bがホルダ10の右端面の周縁に係合するため、カバー側ヒンジ部材11がホルダ10に固定される。
【0028】
上述のようにしてカバー側ヒンジ部材11がホルダ10内に挿入されて固定されると、次に図11に示すようにカバー取り外し部材12を前述のようにアーム部12Bの係合部12bを先にしてカバー側ヒンジ部材11に右方(図示矢印方向)から差し込む。尚、図10及び図11には開閉カバー7側の一方のヒンジ部構造のみを示しているが、他方のヒンジ部構造においても同様の要領によってカバー側ヒンジ部材11とカバー取り外し部材12がホルダ10に対して組み付けられる。
【0029】
而して、上述のように開閉カバー7に対してカバー側ヒンジ部材11が組み付けられるとともに、該カバー側ヒンジ部材11にカバー取り外し部材12が組み付けられると、図6に示すように開閉カバー7を装置本体2に対して図示矢印方向に押し込み、これに組み付けられた左右一対のカバー側ヒンジ部材11のCリング部11Aを装置本体2側の左右一対のヒンジ軸9に嵌め込めば、ネジ等の締結具の締付作業等を要することなく開閉カバー7を装置本体2に取り付けることができ、開閉カバー7はヒンジ軸9を中心として回動して装置本体2に形成された開口部2aを図1及び図2に示すように開閉することができる。
【0030】
上述のように開閉カバー7が装置本体2に取り付けられた後、カバー取り外し部材12をそのレバー部12Bの先端に形成された係合部12bが装置本体2側のヒンジ軸9に係合するまで押し込めば、該カバー取り外し部材12の嵌合部12aが図13(a)に示すようにカバー側ヒンジ部材11のCリング部11Aと上下のアーム部11Bに嵌合するため、Cリング部11Aの開きが規制され、該Cリング部11Aのヒンジ軸9への嵌合が強固なものとなって開閉カバー7の装置本体2からの脱落が確実に防がれる。
【0031】
次に、開閉カバー7の装置本体2からの取り外し要領を図12及び図13に基づいて説明する。
【0032】
装置本体2に取り付けられている開閉カバー7を取り外すには、図12に示すようにカバー側ヒンジ部材11のストッパ11aとカバー取り外し部材12の操作部12Aを手で掴んで操作部12Aを図13(a)に示す方向(図示矢印方向)にスライドさせると、該カバー外し部材12の先端に形成された係合部12bが装置本体2側のヒンジ軸9を押すため、その反力によってカバー側ヒンジ部材11のCリング部11Aのヒンジ軸9への嵌合が外れて開閉カバー7が装置本体2から取り外される。このように開閉カバー7の取り外しにはネジ等の締結部を緩める等の作業が不要で、単にカバー取り外し部材12をカバー側ヒンジ部材11の内部に押し込むだけで良いため、開閉カバー7をワンタッチで簡単に装置本体2から取り外すことができる。尚、カバー取り外し部材12が図13(b)に示すようにカバー側ヒンジ部材11内に押し込まれると、カバー取り外し部材12のレバー部12Bの嵌合部12a以外の部位12cの全体とカバー側ヒンジ部材11の上下のアーム部11Bとの間に長いクリアランスが形成されるため、カバー側ヒンジ部材11のアーム部11Bが上下に撓み変形し易くなる。この結果、カバー側ヒンジ部材11のCリング部11Aが広がり易くなり、そのヒンジ軸9との嵌合が外れ易くなるために開閉カバー7の取り外しを小さな力で楽に行うことができる。
【0033】
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2を図14〜図16に基づいて説明する。
【0034】
図14は本発明の実施の形態2に係る画像形成装置のカバー側ヒンジ部材の斜視図、図15はカバー側ヒンジ部分の斜視図、図16は開閉カバーの取り外し要領を示すカバー側ヒンジ部分の斜視図である。
【0035】
本実施の形態に係る画像形成装置はカバー側ヒンジ部分の構成のみが前記実施の形態1のそれと異なり、その他の基本構成は前記実施の形態1のそれと同じであるため、これについての再度の説明は省略する。
【0036】
前記実施の形態1では、嵌合解除手段をカバー側ヒンジ部材11とは別体のカバー取り外し部材12で構成したが、本実施の形態では、嵌合解除手段をカバー側ヒンジ部材11の上方のアーム部11Bから水平に延びる押圧部11Cで構成している。尚、押圧部11Cには図16に示すように指を通すための矩形の孔11cが形成されている。
【0037】
而して、本実施の形態においても、カバー側ヒンジ部材11は図15に示すように開閉カバー7の内面に形成されたホルダ10(図15には一方のみ図示)に嵌め込まれて固定され、開閉カバー7は、カバー側ヒンジ部材11のCリング部11Aを不図示の装置本体側のヒンジ軸に嵌め込むことによって前記実施の形態1と同様に装置本体に開閉可能に取り付けられる。
【0038】
そして、開閉カバー7を装置本体から取り外す場合には、図16に示すようにカバー側ヒンジ部材11のホルダ10から突出する押圧部11Cの矩形の孔11cに指を通して該押圧部11Cを下方に押圧すれば、Cリング部11Aが広がるために該Cリング部11Aのヒンジ軸との嵌合が外れ易くなり、そのまま開閉カバー7を手前側に引けば、これを装置本体からワンタッチで容易に取り外すことができる。
【0039】
而して、本実施に形態においても、前記実施の形態と同様の効果が得られるが、本実施の形態では嵌合解除手段をカバー側ヒンジ部材11と一体に形成された押圧部11Cで構成したため、部品点数が更に削減されて開閉カバー7の支持構造が単純化するという効果が得られる。
【0040】
尚、以上は本発明を複合機(AFP)に対して適用した形態について説明したが、本発明は、開閉カバーを備える複写機やプリンタ等の他の任意の画像形成装置に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
【符号の説明】
【0041】
1 画像形成装置
2 装置本体
2a 装置本体の開口部
3 画像読取装置
4 操作表示部
5 排紙トレイ
6 ヒンジ部
7 開閉カバー
8 給紙カセット
9 ヒンジ軸
10 ホルダ
11 カバー側ヒンジ部材
11A カバー側ヒンジ部材のCリング部
11B カバー側ヒンジ部材のアーム部
11C カバー側ヒンジ部材の押圧部(嵌合解除手段)
11a カバー側ヒンジ部材のストッパ
11b カバー側ヒンジ部材の係合爪
11c 押圧部の孔
12 カバー取り外し部材(嵌合解除手段)
12A カバー取り外し部材の操作部
12B カバー取り外し部材のレバー部
12C カバー取り外し部材のクロスメンバ
12a カバー取り外し部材の嵌合部
12b カバー取り外し部材の係合部
12c カバー取り外し部材のレバー部の嵌合部以外の部位


【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置本体側に設けられたヒンジ軸によって装置本体に開閉可能に支持された開閉カバーを備える画像形成装置において、
前記開閉カバー側に、装置本体側の前記ヒンジ軸に嵌合する切欠き状凹部を備えたカバー側ヒンジ部材を設けるとともに、該カバー側ヒンジ部材の前記切欠き状凹部を広げてその前記ヒンジ軸との嵌合を解除する嵌合解除手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記カバー側ヒンジ部材に、前記切欠き状凹部を形成するCリング部と該Cリング部から一体に延びる平行な2つのアーム部を形成し、
これらのCリング部とアーム部にスライド可能に嵌合して前記切欠き状凹部の開きを規制する嵌合部と、該嵌合部の先端に形成されて装置本体側の前記ヒンジ軸に選択的に係合する係合部を備えたカバー取り外し部材によって前記嵌合解除手段を構成したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記カバー取り外し部材の嵌合部と係合部を除く部位と前記カバー側ヒンジ部材のアーム部との間にクリアランスを形成したことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記カバー側ヒンジ部材に、前記切欠き状凹部を形成するCリング部と該Cリング部から一体に延びる平行な2つのアーム部を形成し、
該アーム部の少なくとも一方から延びる押圧部によって前記嵌合解除手段を構成したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2011−203540(P2011−203540A)
【公開日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−71351(P2010−71351)
【出願日】平成22年3月26日(2010.3.26)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】