説明

画像形成装置

【課題】内部部品を交換する際に確実にレーザ光を遮蔽し安全性を確保する。
【解決手段】本体11aと、本体11aに着脱可能に装着され清掃装置から廃トナーを回収するトナー回収ボックスとを有し、軸41の回りに回動する側面カバーと、軸の回りに回動する前カバーと、前カバーに押圧されることで本体11aの動作をオンまたはオフする安全スイッチとを備えた画像形成装置11において、トナー回収ボックスを位置決めする位置決め穴54と、側面カバー42と摺接して、位置決め穴54を閉鎖する閉鎖位置から位置決め穴を開放する開放位置まで回動する第1レバーと、トナー回収ボックスと摺接して、前カバーの回動経路とオーバラップする立ち上がり位置から、回動経路から退避する平伏位置まで回動する第2レバーとを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に関し、特に、感光体ドラムに静電潜像を形成するためにレーザ光を照射する露光ユニットを備えた画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、露光ユニットを備えた画像形成装置では、内装部品を交換するため画像形成装置本体の開閉カバーを開く場合がある。開閉カバーを開放した状態で露光ユニットからレーザ光が照射されると、作業者がレーザ光を直視してしまい安全上の問題があった。
【0003】
そこで、レーザ光を遮光し安全性を確保するため、内部部品の形状を変えたり、遮光部材を設ける必要があった。例えば特許文献1には、レーザ光の光路を遮光する遮光位置と遮光しない退避位置に移動可能に設けられたシャッタ手段と、プロセスユニットの装着動作に連動して前記シャッタ手段の遮光位置への規制を解除する規制手段と、カバーの閉動作に連動して前記シャッタ手段を退避位置に移動させる作動手段とを備えることでプロセスユニットが本体に装着されていない場合には、規制手段によりシャッタ手段を遮光位置に維持し、レーザ光が不用意に照射されてもシャッタ手段がレーザ光の光路を遮蔽しレーザ光に対する安全性を確保することができる画像形成装置が記載されている。
【0004】
また、特許文献2には、レーザ光の光路を遮蔽する第1位置と光路を開放する第2位置との間を移動可能に設けられた第1遮蔽部材と、第1遮蔽部材を移動させる第1移動部材とを備え、第1移動部材は定着手段が装置本体から取り外された場合には第1遮蔽部材を第1位置に移動させることで、レーザ光を装置外に漏れることを防止する画像形成装置が記載されている。
【0005】
しかし、前記いずれの特許文献に記載の画像形成装置でも、レーザ光の光路を遮蔽するために別部品を設けるため、製造コストが増加し、また構造が複雑なため意図しない不具合などにより内部部品を交換する際に、レーザ光の漏出を防止する保証が保てない場合があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2006−119457号公報
【特許文献2】特開2007−34226号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は前記従来の問題点に鑑みてなされたもので、製造コストを減少し、かつ内部部品を交換する際に確実にレーザ光を遮蔽し安全性を確保することができる画像形成装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は前記課題を解決するための手段として、本体と、前記本体内部に配設された感光体ドラムと、該感光体ドラムにレーザ光を照射し静電潜像を形成する露光ユニットと、前記感光体ドラムにトナーを供給して前記静電潜像を現像する現像装置と、前記感光体ドラムの表面に残留したトナーを回収し清掃する清掃装置と、前記本体に着脱可能に装着され前記清掃装置から廃トナーを回収するトナー回収ボックスとを有し、
前記本体の側面を構成し前記感光体ドラムの長手方向に平行な軸回りに回動する側面カバーと、前記本体の正面を構成し前記感光体ドラムの長手方向に直交する軸回りに回動する前カバーと、該前カバーに押圧されることで前記本体の動作をオンまたはオフする安全スイッチとを備えた画像形成装置において、
前記トナー回収ボックスの突出部が嵌挿し前記トナー回収ボックスを位置決めする位置決め穴と、
前記側面カバーと摺接して、前記位置決め穴を閉鎖する閉鎖位置から前記位置決め穴を開放する開放位置まで回動する第1レバーと、
前記トナー回収ボックスと摺接して、前記前カバーの回動経路とオーバラップする立ち上がり位置から前記回動経路から退避する平伏位置まで回動する第2レバーと、
を備えたものである。
【0009】
前記構成により、内部部品の交換のために側面カバーと前カバーとを開放し、トナー回収ボックスを本体から取り外した状態から本体に組み付ける際、側面カバーを閉じることで側面カバーと第1レバーとが摺接し第1レバーが位置決め穴を開放してトナー回収ボックスを本体に装着できるようになる。そして、トナー回収ボックスを本体に装着することでトナー回収ボックスと第2レバーとが摺接し第2レバーが平伏位置まで回動して、前カバーを本体に閉じることが可能になる。従って、側面カバー、トナー回収ボックス、前カバーの順に本体に組み付け、前カバーを組み付けると安全スイッチをオンするので、いずれかのカバーが開いた状態で本体が作動することを防止し、これにより、内部部品の交換の際にレーザ光が本体から漏出するのを防止し安全性を確保することができる。
【0010】
前記第1レバーは、前記側面カバーを開放した状態で前記閉鎖位置に付勢されていることが好ましい。
これにより、側面カバーを閉じた状態でのみ第1レバーが開放位置に移動しトナー回収ボックスを本体に装着することができる。
【0011】
前記第2レバーは、前記トナー回収ボックスを取り外した状態で前記立ち上がり位置に付勢されていることが好ましい。
これにより、トナー回収ボックスを本体に装着した状態でのみ第2レバーが平伏位置に移動し前カバーを本体に閉じることができる。
【0012】
前記トナー回収ボックスの側面に係合部を設け、前記側面カバーと前記トナー回収ボックスとを前記本体に装着した状態で、前記係合部と係合する被係合部を前記側面カバーに設けたことが好ましい。
【0013】
これにより、側面カバーを単独で開放することができず、側面カバーを開放した状態でトナー回収ボックスと前カバーとを本体に組み付けることを防止し、確実にレーザ光が本体から漏出するのを防止することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、内部部品の交換のために側面カバーと前カバーとを開放し、トナー回収ボックスを本体から取り外した状態から本体に組み付ける際、側面カバーを閉じることで第1レバーが位置決め穴を開放しトナー回収ボックスを本体に装着できるようになる。そして、トナー回収ボックスを本体に装着することで第2レバーが平伏位置まで回動し、前カバーを本体に閉じることが可能になる。従って、側面カバー、トナー回収ボックス、前カバーの順に本体に組み付け、前カバーを組み付けると安全スイッチをオンするので、いずれかのカバーが開いた状態で本体が作動することを防止し、これにより、内部部品の交換の際にレーザ光が本体から漏出するのを防止し安全性を確保することができる。また、レーザ光の光路を遮蔽するための別部品が必要なく、製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略図である。
【図2】図1の画像形成装置の部分破断斜視図である
【図3】図2の画像形成装置を他の角度から見た斜視図である。
【図4】(a)は図2の側面カバーと第1レバーとの位置関係を示す部分拡大正面図、(b)は(a)の側面カバーを閉じていく状態を示す部分拡大正面図、(c)は(b)の側面カバーを本体に閉じた状態を示す部分拡大正面図である。
【図5】トナー回収ボックスを取り外し前カバーを開放した状態の前カバーと第2レバーとの位置関係を示す部分拡大側面図である。
【図6】図5の状態からトナー回収ボックスを本体に装着する途中の第2レバーの回動状態を示す部分拡大側面図である。
【図7】図6の状態からトナー回収ボックスを本体に装着し前カバーを閉じる状態での第2レバーの回動状態を示す部分拡大側面図である。
【図8】トナー回収ボックスを本体に装着し、かつ前カバーを本体に閉じたときの第2レバーの状態を示す部分拡大側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に、添付図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、説明の便宜上、図中矢印B方向を装着方向、その反対方向を引出方向という。後述するトナー回収ボックス47は矢印B方向に装着され、その反対方向に引き出される。
【0017】
図1に、タンデム式のカラーレーザプリンタである画像形成装置11を示す。この画像形成装置11は本体11aと、プロセスユニット12と、転写ユニット13と、露光ユニット14と、給紙ユニット15と、クリーニングユニット16とを備えている。
【0018】
プロセスユニット12は、転写ユニット13の中間転写ベルト18に沿って4カ所に配置され、それぞれクリーニングユニット16側からイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の画像形成を行うことにより、中間転写ベルト18の表面にカラー画像を形成する。各プロセスユニット12は、イエローのプロセスユニット12で代表的に示すように、感光体ドラム20の周囲に帯電装置21と現像装置22と清掃装置23とを備える。
【0019】
帯電装置21は、感光体ドラム20の表面に所定の表面電位を形成する。この表面電位は、露光ユニット14によって露光されることにより静電潜像となる。
【0020】
現像装置22は、感光体ドラム20にトナーを供給して静電潜像を現像する。現像装置22の上方には、現像装置22にトナーを補給するトナーボトル24が着脱可能に設置されている。
【0021】
清掃装置23は感光体ドラム20への転写後、この表面に残留するトナーを回収して清掃する。
【0022】
転写ユニット13は一対の支持ローラ27、28に中間転写ベルト18を架け渡し、駆動装置(図示せず)により支持ローラ27を駆動させ、中間転写ベルト18を矢印A方向に駆動する。転写ユニット13は、イエローの感光体ドラム20で代表的に示すように、感光体ドラム20と対向して1次転写部を構成する1次転写ローラ31と、支持ローラ27と対向して2次転写部を構成する2次転写ローラ33とを有する。
【0023】
露光ユニット14は、感光体ドラム20に対してレーザ光34を照射し、図示しないパソコンから送付される画像データに対応する静電潜像を形成する。
【0024】
給紙ユニット15は、給紙カセット35および手差し給紙カセット36に収容した記録媒体Sを順次、搬送ローラ37を介して2次転写部へと搬送する。2次転写部に搬送された記録媒体Sには中間転写ベルト18上に形成されたトナー像が転写され、定着ユニット38で転写されたトナー像が定着された後、排出トレイ39へと搬出される。
【0025】
クリーニングユニット16は中間転写ベルト18に接離可能で、接近することにより中間転写ベルト18に残留するトナーを回収してクリーニングする。
【0026】
図2および図3に示すように、本体11aには、本体11aの側面を構成しプロセスユニット12の長手方向と平行の側面カバー軸41回りに回動可能に配設された側面カバー42と、本体11aの正面を構成しプロセスユニット12の長手方向と直交する前カバー軸44回りに回動可能に配設された前カバー45とが取り付けられている。側面カバー42の内周には、後述するトナー回収ボックス47と係合するL字断面の被係合部43が設けられている(図4参照)。
【0027】
トナーボトル24の横側の本体11aには公知の安全スイッチ25が配設されており、前カバー45が本体11aに閉鎖されたときに、前カバー45に形成された前カバー突起部46が安全スイッチ25を押圧しオンすることで、本体11aの動作が可能になる。
【0028】
プロセスユニット12の下方には、清掃装置23およびクリーニングユニット16からの廃トナーを回収するトナー回収ボックス47が着脱可能に設置されている。トナー回収ボックス47の装着側には、本体内部に向かって突出する係合突出部48が形成され、底部には1対の溝部47bが装着方向に形成されている。また、トナー回収ボックス47の側面カバー42側の側面には、断面L字形状の係合部49が形成されている。
【0029】
トナー回収ボックス47を設置するため、本体11aの正面側にはトナー回収ボックス47を載置するガイドレール51と、このガイドレール51と直交し上方に延び、トナー回収ボックス47と露光ユニット14とを装着方向に区分けする区分け板52とが設けられている。区分け板52の側面カバー42と近接する位置に区分け板52を貫通する位置決め穴54と、この位置決め穴54を開放する開放位置と閉鎖する閉鎖位置との間を回動する第1レバー55とが配設されている。前記位置決め穴54にトナー回収ボックス47の係合突出部48が挿入することで、トナー回収ボックス47は位置決めされて本体11aに装着される。
【0030】
側面カバー42の反対側に位置するガイドレール51に近接して、前カバー45の閉鎖を阻止する立ち上がり位置と前カバー45の閉鎖を可能にする平伏位置との間を回動する第2レバー61が配設されている。
【0031】
図4(a)から図4(c)に示すように、第1レバー55は位置決め穴54と側面カバー42との間に配設された第1レバー軸56の回りに回動可能に配設され、公知のバネ(図示せず)により図中矢印C方向に付勢されている。第1レバー55は第1レバー軸56に嵌合する基端部57から上方に向かって延びている。前記基端部57には第1レバー55と反対方向に延びる外装カバーリブ58が設けられている。側面カバー42が開放された状態では、第1レバー55は矢印C方向に付勢されて位置決め穴54を覆い閉鎖する閉鎖位置にあり、この状態ではトナー回収ボックス47の係合突出部48を位置決め穴54に嵌挿できず、トナー回収ボックス47を本体11aに装着することができない。
【0032】
図5に示すように、トナー回収ボックス47を取り外し前カバー45を開放した状態で、第2レバー61はガイドレール51の上面よりも上方に突出する突起部62と、該突起部62と一体に形成され前カバー45の回動軌跡とオーバラップするように設けられた当接部63とを備えている。第2レバー61は、第2レバー61の前カバー45と反対側に配設された立壁64と当接する公知の弾性部材65により第2レバー軸61a回りに矢印D方向に付勢されて立ち上がり位置にある。弾性部材65としてここでは、例えば捻りバネを採用している。
【0033】
前カバー45の下端部には本体11aに向かってU字形状に湾曲する1対の回動アーム45a(一方のみ図示)が形成されており、この回動アーム45aの端部に前カバー軸44が設けられている。回動アーム45aには、前カバー軸44と第2レバー61との間に位置するように略三角形状の前カバー側突片45bが設けられている。トナー回収ボックス47を取り外し前カバー45を開放した状態から閉じる際、第2レバー61の当接部63が前カバー側突片45bの回動軌跡内にあり前記前カバー側突片45bが当接部63と当接するので、前カバー45を本体11aに閉じることはできない。
【0034】
次に、サービスマンが本体11a内の内部部品を交換するため、前カバー45と側面カバー42とを開放しトナー回収ボックス47を本体11aから取り外した状態から、本体11aに装着する手順について説明する。
【0035】
仮に、側面カバー42を開放しトナー回収ボックス47を本体11aから取り外した状態で、前カバー45を閉鎖することができる構成を採用したとする。この場合、前カバー突起部46が安全スイッチ25をオンし本体11aは動作可能となり、露光ユニット14からレーザ光が照射されて、開放された側面カバー42側から本体外に漏出することがある。
【0036】
そこで、本実施形態では始めに側面カバー42を閉じることで、図4(b)に示すように側面カバー42が外装カバーリブ58に摺接し第1レバー55が第1レバー軸56の回りに矢印D方向に回動する。これにより、第1レバー55は位置決め穴54を閉鎖していた閉鎖位置から位置決め穴54を開放する開放位置まで回動する(図4(c)参照)。従って、トナー回収ボックス47の係合突出部48を位置決め穴54に嵌挿することで、トナー回収ボックス47を本体11aに位置決めし装着することができるようになる。
【0037】
前カバー45を開いた状態でトナー回収ボックス47を本体11aに装着する際、図6に示すようにトナー回収ボックス47の前面47aが第2レバー61の突起部62と摺接する。すると、第2レバー61は、当接部63がトナー回収ボックス47の溝部47bに嵌り矢印C方向に第2レバー軸61a回りに回動する。トナー回収ボックス47を本体11aに装着し終わると、第2レバー61は図7に示す平伏位置まで回動する。これにより、第2レバー61の当接部63が前カバー45の回動アーム45aの回動軌跡から退避するので、前カバー45を前カバー軸44回りに回動して本体11aに閉じることができる(図8参照)。またこの時、トナー回収ボックス47の係合部49と側面カバー42の被係合部43とが係合している。
【0038】
前カバー45を閉じると前カバー突起部46が安全スイッチ25を押圧し、本体11aの電源がオンする。従って、内部部品の交換のために側面カバー42と前カバー45とを開放しトナー回収ボックス47を本体11aから取り外した状態から本体11aに組み付ける際、側面カバー42、トナー回収ボックス47、前カバー45の順に本体11aに組み付け、前カバー45を組み付けると安全スイッチ25をオンするので、いずれかのカバー42、45が開いた状態で本体11aが作動することを防止し、これにより、内部部品の交換の際にレーザ光34が本体11aから漏出するのを防止することができる。また、レーザ光34の光路を遮蔽するための別部品が必要なく、製造コストを低減することができる。
【0039】
トナー回収ボックス47を本体11aに装着するとトナー回収ボックス47の係合部49と側面カバー42の被係合部43とが係合するので、トナー回収ボックス47を装着したまま側面カバー42を単体で開放することができない。これにより、トナー回収ボックス47と前カバー44とを本体11aに組み付け、側面カバー42を開放した状態で安全スイッチ25がオンしレーザ光34が本体外に漏出するのを防止し安全性を確保することができる。
【符号の説明】
【0040】
11 画像形成装置
11a 本体
14 露光ユニット
20 感光体ドラム
22 現像装置
25 安全スイッチ
42 側面カバー
43 被係合部
45 前カバー
47 トナー回収ボックス
49 係合部
54 位置決め穴
55 第1レバー
61 第2レバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、前記本体内部に配設された感光体ドラムと、該感光体ドラムにレーザ光を照射し静電潜像を形成する露光ユニットと、前記感光体ドラムにトナーを供給して前記静電潜像を現像する現像装置と、前記感光体ドラムの表面に残留したトナーを回収し清掃する清掃装置と、前記本体に着脱可能に装着され前記清掃装置から廃トナーを回収するトナー回収ボックスとを有し、
前記本体の側面を構成し前記感光体ドラムの長手方向に平行な軸回りに回動する側面カバーと、前記本体の正面を構成し前記感光体ドラムの長手方向に直交する軸回りに回動する前カバーと、該前カバーに押圧されることで前記本体の動作をオンまたはオフする安全スイッチとを備えた画像形成装置において、
前記トナー回収ボックスの突出部が嵌挿し前記トナー回収ボックスを位置決めする位置決め穴と、
前記側面カバーと摺接して、前記位置決め穴を閉鎖する閉鎖位置から前記位置決め穴を開放する開放位置まで回動する第1レバーと、
前記トナー回収ボックスと摺接して、前記前カバーの回動経路とオーバラップする立ち上がり位置から、前記回動経路から退避する平伏位置まで回動する第2レバーと、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記第1レバーは、前記側面カバーを開放した状態で前記閉鎖位置に付勢されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第2レバーは、前記トナー回収ボックスを取り外した状態で前記立ち上がり位置に付勢されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記トナー回収ボックスの側面に係合部を設け、前記側面カバーと前記トナー回収ボックスとを前記本体に装着した状態で、前記係合部と係合する被係合部を前記側面カバーに設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−95610(P2011−95610A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−250941(P2009−250941)
【出願日】平成21年10月30日(2009.10.30)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】