説明

画像蓄積装置、画像蓄積方法、画像撮影装置、画像撮影方法、プログラム及び記憶媒体

【課題】特別な通信の仕組みを考慮することなく、蓄積装置で、撮像装置での撮影可能枚数を表示する。
【解決手段】撮像装置で生成された属性情報を含む画像ファイルを所定の通信手段介して受信する受信手段と、受信手段で受信した画像ファイルの属性情報を取得する属性情報取得手段と、受信手段で受信した画像ファイルを蓄積する蓄積手段と、属性情報取得手段により取得した属性情報と蓄積手段の残容量に基づき撮像装置の撮影可能枚数を計算する計算手段と、計算手段で得られた撮影可能枚数を表示する表示手段と、を備える画像蓄積装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮影した画像のプロパティを画像ファイル中に付加できる撮像装置と、所定の通信手段で撮像装置と接続されるシステムで使用される画像蓄積装置、画像蓄積方法、画像撮影装置、画像撮影方法、プログラム及び記憶媒体に関する。特に、本発明は、画像蓄積装置側で撮影可能枚数の表示を行う画像蓄積装置、画像蓄積方法、画像撮影装置、画像撮影方法、プログラム及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、デジタルカメラとして呼ばれる電子的な撮像装置が普及している。デジタルカメラは、よく知られているように、CCD(Chared Coupled Device)等の撮像素子と、撮影前の画像や、撮影後の画像をモニターするLCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置を備える。さらに、撮影した画像ファイルを順次蓄積する内蔵半導体メモリ及び、または撮影した画像ファイルを順次蓄積する取り外し可能なカードメモリ等と呼ばれている半導体メモリとで構成されている。従って、デジタルカメラで撮影した画像ファイルは、デジタルカメラの内蔵半導体メモリや取り外し可能な半導体メモリに格納される。特に、取り外し可能なカードメモリ等と呼ばれている半導体メモリの容量は色々用意されているので、ユーザは用途や値段等を考慮して好きな容量の半導体メモリを選択し、使用することが可能である。デジタルカメラに装着されて使用される半導体メモリの撮影可能枚数は、半導体メモリの未記録または残容量と画像ファイルの平均データ容量を基準として撮影可能枚数(蓄積可能枚数)を推定することが可能である。(例えば、特許文献1)
しかしながら、半導体メモリの容量はHDD(Hard Disk Drive)と比較するとまだ少なく、現状では数ギガバイトが限度である。一方、HDDの場合には数十乃至数百ギガバイトの容量のものが現状でも使用可能である。しかし、デジタルカメラにHDDを一体的に組み込むと、デジタルカメラが大きく、さらに重量も重くなってしまうので、デジタルカメラとは別の筐体とした携帯型の蓄積装置を設けることが提案されている。
【0003】
すでに提案されている携帯型の蓄積装置は、デジタルカメラとUSB(Universal Serial Bus)ケーブルで接続され、PTP(Picture Transfer Protocol)、USBMSC(Mass Storage Class)で画像ファイルの転送を実現している。携帯型の蓄積装置は、受信した画像ファイルを保存すると共に携帯型の蓄積装置自身に表示装置を持ち、受信して蓄積した画像ファイルを閲覧する機能を有する。
【0004】
また、デジタルカメラでは、パーソナルコンピュータと無線LANまたは有線のUSBやLAN(Local Area Network)で接続し、高速な画像ファイルの転送をすることが提案されている。この場合、使用する無線LANは、たとえば高速規格のIEEE802.11gに対応し、この規格の最大リンク速度は54Mbpsである。
【0005】
画像ファイルの転送の方法は、撮影した画像ファイルを自動的にFTP(File Transfer Protocol)サーバへ送る「画像自動転送」と、一連の撮影を終えた後に、デジタルカメラ内の半導体メモリに蓄積された画像ファイルをデジタルカメラの表示装置で確認しながら、特定の画像ファイルを選択してFTPサーバへ送る「画像選択転送」の2種類から選択することが出来る。なお、画像ファイルの転送中であっても、撮影することは可能なように構成されている。
【特許文献1】特開2002−190976号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
デジタルカメラである撮像装置と蓄積装置をUSBケーブルや無線または有線LANなどで接続したシステムを考える。この場合、現在撮像装置に接続されている蓄積装置を用いて撮影を継続する場合に、残りの撮影可能枚数を蓄積装置の表示装置に表示したいという要求があった。蓄積装置の表示装置に表示する撮像装置での撮影可能枚数は、撮像装置で計算する場合と蓄積装置で計算する場合の2通りが考えられる。
【0007】
撮像装置で撮影可能枚数を計算する場合には、撮像装置側で計算し蓄積装置側で表示するための情報(蓄積装置の残容量etc...)を撮像装置側に送信する必要がある。しかし、USBMSCやPTPなどの一般的なプロトコルでは、制御情報を送信する手段がないという問題がある。また、蓄積装置側で撮影可能枚数を計算する場合でも、撮像装置の撮影情報(撮影モード etc...)を蓄積装置側に送信する必要がある。しかし、同様に、USBMSCやPTPなどの一般的なプロトコルでは、これらの情報を送信する手段がないという問題がある。
【0008】
さらにまた、蓄積装置が撮像装置やパーソナルコンピュータと接続しているシステムの場合、撮像装置の現在の撮影によって送信された画像ファイルを格納する時にのみ、蓄積装置はリアルタイムで撮影可能枚数を表示する必要がある。逆に、パーソナルコンピュータが自身の有するメモリから蓄積装置へ画像ファイルを送信する場合や、撮像装置が過去に撮影した画像ファイルを蓄積装置へ送信する場合は、色々なサイズの画像データが混在されている可能性が高い。そのため、撮影可能枚数を計算しても意味がなくなってしまうので、この場合には撮影可能枚数は表示しない。そのため、蓄積装置は、送られてきた画像ファイルが過去に撮影した画像ファイルの蓄積要求なのか、現在撮影している画像ファイルの蓄積要求なのかを判断する必要がある。
【0009】
従って、本発明の目的は、特別な通信の仕組みを考慮することなく、蓄積装置で、撮像装置での撮影可能枚数を表示することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するために、本発明の実施形態においては、撮像装置で生成された属性情報を含む画像ファイルを所定の通信手段を介して受信する受信手段と、前記受信手段で受信した前記画像ファイルの前記属性情報を取得する属性情報取得手段と、前記受信手段で受信した前記画像ファイルを蓄積する蓄積手段と、前記属性情報取得手段により取得した前記属性情報と前記蓄積手段の残容量に基づき前記撮像装置の撮影可能枚数を計算する計算手段と、前記計算手段で得られた前記撮影可能枚数を表示する表示手段とを備える画像蓄積装置を提供する。
【0011】
本発明の他の実施形態においては、撮像手段と、前記撮像手段で撮影されて生成された画像データに属性情報を付加し、画像ファイルとして送信する送信手段と、で構成された撮像装置と、前記撮像装置から送信された前記画像ファイルを受信する受信手段と、前記受信手段で受信した前記画像ファイルの前記属性情報を取得する属性情報取得手段と、前記受信手段で受信した前記画像ファイルを蓄積する蓄積手段と、前記属性情報取得手段により取得した前記属性情報と前記蓄積手段の残容量に基づき前記撮像装置の撮影可能枚数を計算する計算手段と、前記計算手段で得られた前記撮影可能枚数を表示する表示手段と、で構成された記憶装置と、を備えた画像撮影装置を提供する。
【0012】
本発明のさらに他の実施形態においては、前記撮像装置で生成された属性情報を含む画像ファイルを所定の通信手段を介して受信する受信工程と、前記受信工程で受信した前記画像ファイルの前記属性情報を取得する属性情報取得工程と、前記受信工程で受信した前記画像ファイルを記憶装置に蓄積する蓄積工程と、前記属性情報取得工程により取得した前記属性情報と前記記憶装置の残容量に基づき前記撮像装置の撮影可能枚数を計算する計算工程と、前記計算工程で得られた前記撮影可能枚数を表示する表示工程と、を備える画像蓄積方法を提供する。
【0013】
本発明のさらに他の実施形態においては、撮像工程と、前記撮像工程で撮影されて生成された画像データに属性情報を付加し、画像ファイルとして送信する送信工程と、前記送信工程送信された前記画像ファイルを受信する受信工程と、前記受信工程で受信した前記画像ファイルの前記属性情報を取得する属性情報取得工程と、前記受信工程で受信した前記画像ファイルを記憶装置に蓄積する蓄積工程と、前記属性情報取得工程で取得した前記属性情報と前記記憶装置の残容量に基づき撮影可能枚数を計算する計算工程と、前記計算工程で得られた前記撮影可能枚数を表示する表示工程と、で構成された画像撮影方法を提供する。
【0014】
本発明のさらに他の実施形態においては、前記の実施形態における方法の手順を示すコードがコンピュータで実行可能に記述されたプログラムを提供する。
【0015】
本発明のさらに他の実施形態においては、前記の実施形態におけるプログラムの前記コードが記憶された、コンピュータで読出し可能な記憶媒体を提供する。
【発明の効果】
【0016】
本発明では、撮像装置は撮影画像ファイル中に付属情報を付加して、撮影画像ファイルを蓄積装置に送信する。蓄積装置は受信した画像ファイル中の付属情報を読み取り、あとに説明する画像ファイル蓄積用のHDDの残容量をもとに撮影可能枚数を計算する。特別な通信プロトコルを必要とせずに撮影可能枚数の計算に必要なプロパテイ情報を伝送し、蓄積装置で計算し、表示することができる。
【0017】
また、蓄積装置は受信した画像ファイル中の付属情報(画像の生成日時)を読み取り、現在日時と比較し所定時間内であれば撮影による画像ファイルの格納要求だと判断することができる。それによって撮影可能枚数の表示/非表示を制御することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下添付された図面を参照して本発明の各実施形態を説明する。
<実施形態1>
図3は撮像装置としてのデジタルカメラと蓄積装置とで構成される本発明の実施形態の1例を示すシステムの概念図である。図3において、デジタルカメラ301と蓄積装置303は、たとえば無線LANで接続されている。デジタルカメラ301は無線LANで接続している蓄積装置303に撮影画像ファイル302を送信し、蓄積装置303はデジタルカメラ301から受信した撮影画像ファイル302を所定の記憶装置に格納する。デジタルカメラ301と蓄積装置303との接続は必ずしも無線LAN接続である必要はない。赤外線による無線通信や、有線LAN、USB接続なども利用できるが、本発明の実施形態では、無線LANを例にとって説明する。従って、本発明は無線LANに限定されるものではない。
【0019】
図1は本発明の実施形態に用いられる蓄積装置303の1例の回路ブロック図を示す。以下、図1のブロック図を使用して本発明の実施形態における蓄積装置303の基本構成を説明する。
【0020】
106は信号処理ユニットであり、画像の一般的な処理や圧縮、伸張などの画像データ処理を高速に実現する。107はDMA(Direct Memory Access)コントローラであり、システムバスを介してそれぞれの回路ブロック間におけるデータ転送を高速に行う。108はDRAM(Dynamic Random Access Memory)であり、蓄積装置303の記憶装置である。またDRAM108は撮影時のバッファメモリとしても使用される。109はフラッシュROM(Read Only Memory)であり、ファームウエアプログラムを格納する。
【0021】
さらに、114はCPU(Central Processing Unit)であり、フラッシュROM109よりロードしたファームウエアプログラムをDRAM108を主記憶装置としてプログラムを実行し、蓄積装置303における各種の制御を行う。122は表示装置であり、HDD(Hard Disk Drive)124に格納される画像ファイルに含まれる画像データの表示などを行う。HDD124は蓄積装置303が記録する画像ファイルを蓄積するもので、たとえば、40GB(Giga Bytes)等の蓄積容量を有する。HDD124の容量は、数百GBまたはそれ以上の容量を持たせることも可能である。さらに、蓄積する記録媒体としては、HDDに限ることなく使用可能であるが、本実施形態ではHDDを1例として説明する。
【0022】
さらにまた、115は表示制御ユニットであってTFT(Thin Film Transistor)液晶等で構成される表示装置122の制御を行う。また、116は通信制御ユニットであり、無線LANプロトコルを用いた通信のための制御を行う。123は無線装置で無線LANアンテナを含み、無線LAN用アンテナを介して1つまたは複数のデジタルカメラと通信を行うことが可能に構成されている。
【0023】
117はHDD制御ユニットであり、HDD124に対して画像ファイルの書込みや読出しのための制御を行う。119は電源制御ユニットであり、DC/DCコンバータ120の制御、及び電池118の残量検出等を行う。また、DC/DCコンバータ120は電池118からの電源電圧を蓄積装置303全体へ適切な安定化電源電圧に変換して供給する。
【0024】
121は入力装置であり、図3に示す様に、電源スイッチ121−1、MENUボタン121−2、および表示装置122上に表示されるメニュー画面の各種操作を行うSETボタンとカーソルが組み合わされたキーパッド121−3等が含まれる。これらの各回路はシステムバス125で相互に接続され、各回路ブロック間で高速なデータ転送が行われる構成となっている。
【0025】
図2は本発明の実施形態に用いられるデジタルカメラ301の1例の回路ブロック図を示す。図2のブロック図を使用して、本発明の1実施形態であるデジタルカメラ301の基本構成を説明する。201はレンズユニットであり、絞り/シャッター機構202とともにデジタルカメラ301の光学系を形成する。203はレンズユニット201及び絞り及びシャッター機構202を通過した被写体からの光を電気信号として出力するためのCCD撮像素子を有するCCD撮像ユニットである。本実施形態では、CCD撮像素子を例にとって説明するが、CCD撮像素子以外の、たとえば、MOS(Metal Oxide Semiconductor)撮像素子なども使用することが出来る。
【0026】
また、204はA/D(Analog to Digital)コンバータであり、CCD撮像ユニット203から出力されたアナログ画像信号をデジタル画像信号へ変換する。さらに、205はSSG(Sync Signal Generator)ユニットであり、CCD撮像ユニット203とA/Dコンバータ204に各種の同期信号やタイミング信号を供給する。
【0027】
また、206は信号処理ユニットであり、画像処理や圧縮、伸張などの処理を高速に実現する。207はDMAコントローラであり、システムバス225を介してそれぞれの回路ブロック間におけるデータ転送を高速に行う。208はDRAMでありデジタルカメラの動作のための主記憶装置である。またDRAM208は撮影時のバッファメモリとしても使用される。一方、209はフラッシュROMであり、ファームウエアプログラムを格納する。
【0028】
さらに、210はマイクロフォンであり、デジタルカメラ301の撮影時の外部音声を電気信号に変換する。211はA/Dコンバーターであり、マイクロフォン210からのアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換する。212は絞り/シャッター制御ユニットであり、絞り/シャッター機構202の制御を行う。213はレンズ制御ユニットであり、レンズユニット201に対してAF(Auto Focus)のためのレンズ駆動、ズームのためのレンズ駆動といったレンズ制御を行う。
【0029】
また、214はCPUであり、フラッシュROM209よりロードしたファームウエアプログラムをDRAM208を主記憶として実行することにより、本発明における実施形態のカメラシステムにおける各種の制御を行う。215は表示制御であり、TFT液晶等で構成される表示装置222の制御を行う。
【0030】
さらに、216は通信制御ユニットであり、無線LANプロトコルを用いた通信のための制御を行う。223は無線装置で無線LANアンテナを含み、無線LAN用アンテナを介して、1つまたは複数の蓄積装置と通信を行うことが可能に構成されている。217はメモリーカード制御ユニットであり、各種の半導体記憶装置などで構成された取り外し可能なメモリカードである外部記憶媒体224に対して画像ファイルの書込み及び読み出しの制御を行う。
【0031】
通常、デジタルカメラ301は、内蔵または装着される半導体記憶装置を使用する場合に、撮影可能枚数を表示する機能を備えている。本発明の実施形態では、別の筐体として構成された蓄積装置303を使用する場合の撮影可能枚数を表示する機能に関するものである。
【0032】
219は電源制御ユニットであり、DC/DCコンバータ220の制御、及び電池218の残量検出を行う。220はDC/DCコンバータであり、電池218からの電力を電子カメラ全体へ適切な電圧に変換して供給する。そして、221は入力装置であり、表示装置222上に表示されるメニュー画面の各種操作を行うためのキーパッド、ズームレバー、電源スイッチ、及びレリーズスイッチ等を含んで構成される。そしてシステムバス225は、各回路ブロック間の高速なデータ転送を実現する。
【0033】
次に、図4は図2に開示した本発明の実施形態におけるデジタルカメラ301の基本的な動作を説明するフローチャート、また、図5は、図1に開示した本発明の実施形態における蓄積装置303の基本的な動作を説明するフローチャートである。
【0034】
図4に示すように、先ず、ステップS41でデジタルカメラ301での撮影が行われる。次に、ステップS42で、撮影した画像データの属性情報が生成される。そして、ステップS43で示すように、生成された属性情報を撮影した画像データに付加して画像ファイルが生成される。生成した画像ファイルは、ステップS44で送信され、一連の基本動作が完了する。
【0035】
一方、図5に示すように、蓄積装置303はステップS51でデジタルカメラ301から送信された画像ファイルを受信する。蓄積装置303は、ステップS52に示すように、受信した画像ファイルをHDD124に蓄積し、さらにステップS53で、画像ファイルに付加されている属性情報を取得する。次に、ステップS54で示すように、取得した属性情報をもとに、蓄積装置303は撮影可能枚数の計算を行う。計算の詳細については、あとで説明するが、得られた撮影可能枚数はステップS55に示すように、蓄積装置303の表示装置122に表示され、一連の基本動作が完了する。
【0036】
次に、デジタルカメラ301が生成する画像ファイル302について説明する。図7はデジタルカメラ301で撮影された画像ファイル302のデータ構造の概略図である。本発明の実施形態においては、デジタルカメラ301で生成された画像ファイル302は、Exif(Exchangeable Image File Format)によって定められたファイルフォーマットに従って生成される。
【0037】
Exifファイルフォーマットはデジタルカメラおよびその関連機器において記録される画像ファイルを規定することで、画像データの互換性や交換性を確保し、多くのユーザにとって使いやすい環境を提供することを目的とした規格である。
【0038】
次に、画像ファイル302のデータ構造について詳細に説明する。画像ファイル302には、画像ファイルの属性情報が記録されているヘッダ502と、実際の画像データ504が含まれる。例えばヘッダ502には、デジタルカメラなどの画像入力機器のメーカ名505、画像入力機器のモデル名506、ファイル変更日時などが含まれる。さらに露出時間、シャッタースピードなどの撮影条件に関する情報を記載するタグや、サムネイル510など画像データに特有の属性情報が記録されている。さらに画像入力装置の製造メーカが独自の情報を記録できるMakerNote503のフィールドがある。
【0039】
次に、撮影可能枚数の計算のアルゴリズムについて説明する。撮影可能枚数の表示に係る詳細な説明の前に、デジタルカメラ301が撮影してから蓄積装置303に撮影可能枚数が表示されるまでのシーケンスの概要を説明する。
【0040】
デジタルカメラ301は、撮影する毎に画像データと共に画像ファイル302中のヘッダ502に画像データの属性情報を記録する。記録した画像データの属性情報は、蓄積装置303が撮影可能枚数を計算する場合に使用する。蓄積装置303はデジタルカメラ301から送信され、受信した画像ファイル302のヘッダ502を解析する。
【0041】
蓄積装置303は解析した画像データの属性情報とHDD124の残容量から、接続されて撮影中のデジタルカメラ301の同じ撮影モードでの撮影可能枚数を計算し、蓄積装置303の表示装置122に撮影可能枚数を表示する。従って、撮影モードを変えた画像ファイルが次に送信されたのであれば、条件が変わることとなるので、計算された撮影可能枚数も変更されてくる。
【0042】
次に、撮影可能枚数の計算に使用する画像データの属性情報や、その属性情報の作成方法、撮影可能枚数の表示について詳しく説明する。
【0043】
先ず、撮影画像ファイルから取得する画像データの属性情報を説明する。先に説明したように、Exifファイルフォーマットには画像入力機器(この実施形態の場合、たとえば、デジタルカメラYである)のメーカ名505、画像入力機器のモデル名506を記載するタグ502がある。本発明の実施形態では、撮影した画像ファイルから画像入力機器のメーカ名505、画像入力機器のモデル名506を取得する。
【0044】
次に、撮影可能枚数の計算に使用する情報の作成について説明する。蓄積装置303は、撮影可能枚数を計算するための平均画像容量リスト600(図8参照)を画像入力機器のメーカ名505、画像入力機器のモデル名506毎に保持する。
【0045】
平均画像容量リスト600が保持するデータは、平均画像データ容量と合計撮影回数である。合計撮影回数は、すでに蓄積装置303に蓄積されている画像ファイルの数から求めることが出来る。
【0046】
次式が平均画像データ容量を求める計算式である。
【0047】
平均画像データ容量=(平均画像データ容量×合計撮影回数+撮影画像データ容量)/(合計撮影回数+1)
以上で説明した平均画像データ容量リスト600(デジタルカメラYのリスト)は、撮影された画像ファイルが蓄積装置303に送られるたびに更新されて蓄積装置303のフラッシュROM109に格納され、システム稼動中はDRAM108に展開されて撮影可能枚数の計算に使用される。次に、撮影可能枚数の計算のシーケンスについて説明する。
【0048】
蓄積装置303は、撮影した画像ファイル302を受信すると、Exifヘッダ502から画像入力機器のメーカ名505と画像入力機器のモデル名506のタグを取得する。対応するモデルの平均画像データ容量を、作成した平均画像データ容量リスト600から特定し撮影可能枚数を計算する。撮影可能枚数は以下の式で求めることが出来る。
【0049】
撮影可能枚数=HDD124内の画像データ格納領域の残容量/平均画像データ容量
次に図3を参照して最初の表示例を説明する。すなわち、デジタルカメラ301が撮影した画像ファイル302を受信する。すると、蓄積装置303は画像ファイル302を格納し、先に説明した計算式を用いて撮影可能枚数を計算し、表示装置122に画像ファイル302のプレビュー画像とデジタルカメラ301の撮影可能枚数304を表示する。
【0050】
次に図6を参照して2番目の表示例を説明する。蓄積装置303は電源ON/OFFキー121−1、MENUキー121−2、カーソル/SETキー121−3などを有する。例えば、電源ON/OFFキー121−1以外に、ユーザがMENUキー121−2を押下することで表示装置122がONになる。蓄積装置303は表示装置122に、接続中のデジタルカメラ301の撮影可能枚数403と、電波状況401、蓄積装置303の電池残量402、および日時404を表示する。ここで注意すべきことは、表示される撮影可能枚数は、撮影可能枚数の計算で用いた属性情報と同じ条件での撮影に限っての撮影可能枚数である。したがって、同じ条件であれば、撮影する毎に撮影可能枚数は1ずつ減るが、撮影条件が変われば撮影可能枚数は大きく減ったり増えたりすることになる。
【0051】
<実施形態2>
次に本発明の他の実施形態について説明する。実施形態2では、MakerNote503の情報から画像データ容量目安表800(デジタルカメラXの目安表)を作成して撮影可能枚数の計算の精度を向上させる。
【0052】
撮影可能枚数の計算をするにあたり、まず作成するデータ容量目安表800について説明したのち、撮影可能枚数の計算のシーケンスを詳細に説明する。蓄積装置303は、撮影可能枚数の計算に使用するデータ容量目安表800(図9参照)を作成する。
【0053】
データ容量目安表800は、画像入力装置(この実施形態の場合、たとえば、デジタルカメラXである)のメーカ名505、画像入力機器のモデル名506、ファームウエアバージョン509が異なる毎に作成する必要がある。データ容量目安表800には撮影モード(記録画素数508、圧縮率507)毎の平均画像データ容量とその撮影モードでの撮影回数が含まれる。また、それぞれのモード(スーパーファイン、ファイン及びノーマル)での撮影状況も含まれる。
【0054】
蓄積装置303は、受信した画像ファイル302のヘッダ502を解析する。そして、0thIFDから画像入力装置のメーカ名505、画像入力機器のモデル名506を取得し、ExifIFD中のMakerNote503から圧縮率507、記録画素数508、ファームウエアバージョン509を取得する。以上の情報から、撮影モード(記録画素数508、圧縮率507)に対応する平均画像データ容量を更新する。
【0055】
この計算式は以下の式となる。
【0056】
平均画像データ容量=(平均画像データ容量×合計撮影回数+今回撮影のデータ容量)/(合計撮影回数+1)
以上で説明したデータ容量目安表800は、蓄積装置303のフラッシュROM109に格納されていて、システム稼動中はDRAM108に展開され撮影可能枚数の計算に使用される。
【0057】
次に、本実施形態における撮影可能枚数の計算のシーケンスについて説明する。蓄積装置303はヘッダ502から画像入力装置のメーカ名505、画像入力機器のモデル名506、MakerNote503から圧縮率507、記録画素数508、ファームウエアバージョン509のタグを取得する。そして、使用するデータ容量目安表800を画像入力装置のメーカ名505と画像入力機器のモデル名506、ファームウエアバージョン509から特定し、計算に使用する平均画像データ容量を圧縮率507、記録画素数508により特定する。この場合、撮影可能枚数を求める計算式は以下のようになる。
【0058】
撮影可能枚数=HDD124内の画像データ格納領域の残容量/現在の撮影モードでの撮影データ容量
以上で説明した部分以外、すなわち、デジタルカメラ301と蓄積装置303の基本構成、及び蓄積装置303の撮影可能枚数の表示等は、先の実施形態1と同様であり説明を省略する。
【0059】
<実施形態3>
次に本発明のさらに他の実施形態について説明する。実施形態3では、蓄積装置303が撮影可能枚数を計算するためのデータ容量目安表800(図9)を作成することなしに撮影可能枚数を計算する方法を説明する。
【0060】
まず、撮影可能枚数の計算に使用する画像のプロパティについて説明してから、撮影可能枚数の計算のシーケンスを説明する。
【0061】
一般的にデジタルカメラは、図10に示すような自身の撮影モードに対応するデータ容量目安表900を保持している。そこで、本実施形態におけるデジタルカメラ301は図11に示すように、データ容量目安表900をMakerNote503に記載した画像ファイル302を生成する。データ容量目安表900も、それぞれのモード(スーパーファイン、ファイン及びノーマル)での容量情報を含む。
【0062】
次に、撮影可能枚数の計算にあたり、蓄積装置303はデジタルカメラ301から受信した画像ファイル302のヘッダ502を解析する。0thIFDから画像入力装置のメーカ名505、画像入力機器のモデル名506を取得し、ExifIFD中のMakerNoteから圧縮率507、記録画素数508、およびデータ容量目安表900を取得する。また、圧縮率507、および記録画素数508から撮影可能枚数の計算に使用するデータ容量目安表900中のデータ容量目安値を特定する。
【0063】
撮影可能枚数を求める計算式は次のようになる。
【0064】
撮影可能枚数=HDD124内の画像データ格納領域の残容量/データ容量目安値
以上で説明した部分以外、すなわち、デジタルカメラ301と蓄積装置303の基本構成、及び蓄積装置303の撮影可能枚数の表示等は、実施形態1と同様であり、説明は省略する。
【0065】
<実施形態4>
次にさらに、本発明の他の実施形態について説明する。
【0066】
実施形態4では、先の実施形態3とは違い、デジタルカメラ301が保持するデータ容量目安表900をMakerNote503に記載しない。その代わりに、撮影時の撮影モードに対応するデータ容量目安値511を図12に示すようにMakerNote503に記載する。
【0067】
先ずデジタルカメラ301は、撮影時の撮影モードに対応するデータ容量目安値511をMakerNote503に記載した画像ファイル302を生成する。目安値511は、先に説明したデジタルカメラ301が保持する自身の撮影モードに対応するデータ容量目安表900から取得する。生成した画像ファイル302は蓄積装置303へ送信される。そして撮影可能枚数の計算にあたって、蓄積装置303は受信した画像ファイル302のMakerNote503中のデータ容量目安値511を取得し、撮影可能枚数を計算する。
【0068】
撮影可能枚数を求める計算式は、次の式となる。
【0069】
撮影可能枚数=HDD124内の画像データ格納領域の残容量/データ容量目安値511
以上で説明した部分以外、すなわち、デジタルカメラ301と蓄積装置303の基本構成、及び蓄積装置303の撮影可能枚数の表示等は、実施形態1と同様であり、説明を省略する。
【0070】
<実施形態5>
次に、本発明のさらに他の実施形態について説明する。実施形態5では、蓄積装置303がデジタルカメラ301やパーソナルコンピュータ305と接続しているシステムについて説明する。図13は、蓄積装置303がデジタルカメラ301やパーソナルコンピュータ305と接続しているシステムの概念図である。パーソナルコンピュータ305は蓄積装置303へ画像ファイル306を送信することが可能とされている。この実施形態の場合には、無線LANで送信する。
【0071】
蓄積装置303は受信した画像ファイル306を格納し、撮影可能枚数は表示しない。また、デジタルカメラ301も、過去に撮影し自身の有する半導体メモリに蓄積してある画像ファイル307を蓄積装置303へ送信することが可能である。この場合でも、蓄積装置303は受信した画像ファイル307を格納するが、撮影可能枚数を表示しない。すなわち、パーソナルコンピュータ305から送られる画像データのファイルの容量は必ずしも一定の容量の画像ファイルではなく、色々な容量の画像ファイルが混在する可能性が高い。従って、撮影可能枚数を先の実施形態の計算式で計算しても、意味のない数字が得られるのみであり、従って撮影可能枚数は表示しない。
【0072】
同様に、デジタルカメラ301で過去に撮影し、自身の有する半導体メモリに蓄積してある画像ファイルの容量も、必ずしも一定の容量の画像ファイルではなく、色々な容量の画像ファイルが混在する可能性が高い。それに、現在の撮影モードと、過去に撮影されて送られた画像ファイルの容量とは殆どの場合無関係である。この場合も同様に撮影可能枚数を先の実施形態の計算式で計算しても、意味のない数字が得られるのみであり、従って撮影可能枚数は表示しない。
【0073】
すなわち、図3で示すように、デジタルカメラ301が撮影して画像ファイル302を生成し、それによって蓄積装置303へ送信された画像ファイル302の格納の時にのみ、蓄積装置303はリアルタイムで撮影可能枚数を表示する。従ってこの場合、撮影によって送信された画像ファイル302なのか、又はそれ以外で送信された画像ファイル306または画像ファイル307なのかを、蓄積装置303は判断する必要がある。
【0074】
図14のフローチャートを使って撮影時の画像ファイルかどうか判断するアルゴリズムを説明する。蓄積装置303は画像ファイルを受信すると、以下で説明する判定アルゴリズムを実行する。先ず、蓄積装置303はステップS141で画像ファイルを受信すると、つぎにステップS142で画像ファイルを格納する。
【0075】
図9で示すように、Exifファイルフォーマットでは、ExifIFDに画像データの生成日時512のタグがある。したがって、ステップS143に示すように、画像ファイルから画像データの生成日時512と、蓄積装置303の内蔵時計の日時を取得する。
【0076】
次にステップS144で、取得した2つの日時を比較してその差が所定時間(例えば1分以内)以内の差の場合(S144でY)は、現在の撮影によって送信された画像ファイル302であると判定し、ステップS145で撮影可能枚数を計算して表示する。取得した2つの日時を比較してその差が所定時間以上の差の場合(S144でN)には、現在の撮影によって送信された画像ファイル302ではないと判定して撮影可能枚数を計算しない。
【0077】
以上で説明した部分以外、すなわち、デジタルカメラ301と蓄積装置303の基本構成、撮影画像ファイル302のデータ構造、撮影可能枚数の計算及び蓄積装置303の撮影可能枚数の表示等は、実施形態1と同様であり、説明を省略する。
【0078】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給しても達成可能である。
【0079】
すなわち、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0080】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性の半導体メモリカード、ROMなどを用いることができる。また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現される場合もある。
【0081】
しかし、さらにそのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0082】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれる場合もあり得る。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0083】
【図1】本発明の実施形態に使用可能な蓄積装置の基本構造のブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に使用可能なデジタルカメラの基本構造のブロック図である。
【図3】本発明の実施形態のシステム概念図である。
【図4】本発明の実施形態におけるデジタルカメラの基本的な動作を説明するフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態における蓄積装置の基本的な動作を説明するフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態における蓄積装置の撮影可能枚数表示のユーザーインターフェースの1例を示す図である。
【図7】本発明の実施形態におけるExifファイルフォーマットの画像ファイルのデータ構造図の1例を示す。
【図8】本発明の実施形態におけるメーカ、モデル別の平均画像データ容量のリストの1例である。
【図9】本発明の実施形態におけるメーカ、モデル、ファームウエアバージョン、撮影モード別の平均画像データ容量のリストの1例である。
【図10】本発明の実施形態におけるデジタルカメラの保持するデータ容量目安表の1例である。
【図11】本発明の他の実施形態におけるExifファイルフォーマットの画像ファイルのデータ構造図である。
【図12】本発明の他の実施形態におけるExifファイルフォーマットの画像ファイルのデータ構造図である。
【図13】本発明の他の実施形態におけるシステム概念図である。
【図14】本発明に他の実施形態における撮影可能枚数を表示する判断アルゴリズムの1例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0084】
122 表示装置
124 HDD
123、223 無線装置
301 デジタルカメラ
302、306、307 画像ファイル
303 蓄積装置
502 ヘッダ
511 データ容量目安値
600 平均画像データ容量リスト
800、900 データ容量目安表

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮像装置で生成された属性情報を含む画像ファイルを通信手段を介して受信する受信手段と、
前記受信手段で受信した前記画像ファイルの前記属性情報を取得する属性情報取得手段と、
前記受信手段で受信した前記画像ファイルを蓄積する蓄積手段と、
前記属性情報取得手段により取得した前記属性情報と前記蓄積手段の残容量に基づき前記撮像装置の撮影可能枚数を計算する計算手段と、
前記計算手段で得られた前記撮影可能枚数を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする画像蓄積装置。
【請求項2】
前記撮影可能枚数を計算する計算手段の計算は、前記蓄積手段の残容量と平均画像データ量とに基づき実行される、ことを特徴とする請求項1に記載の画像蓄積装置。
【請求項3】
前記撮影可能枚数を計算する計算手段の計算は、前記蓄積手段の残容量と画像データ目安値とに基づき実行される、ことを特徴とする請求項1に記載の画像蓄積装置。
【請求項4】
前記撮影可能枚数を計算する計算手段の計算は、前記蓄積手段の残容量と前記撮像装置での撮像モードに対応する画像データ目安値とに基づき実行される、ことを特徴とする請求項1に記載の画像蓄積装置。
【請求項5】
撮像手段と、前記撮像手段で撮影されて生成された画像データに属性情報を付加し、画像ファイルとして送信する送信手段と、で構成された撮像装置と、
前記撮像装置から送信された前記画像ファイルを受信する受信手段と、前記受信手段で受信した前記画像ファイルの前記属性情報を取得する属性情報取得手段と、前記受信手段で受信した前記画像ファイルを蓄積する蓄積手段と、前記属性情報取得手段により取得した前記属性情報と前記蓄積手段の残容量に基づき前記撮像装置の撮影可能枚数を計算する計算手段と、前記計算手段で得られた前記撮影可能枚数を表示する表示手段と、で構成された記憶装置と、を備えたことを特徴とする画像撮影装置。
【請求項6】
前記撮影可能枚数を計算する計算手段の計算は、前記蓄積手段の残容量と平均画像データ量とに基づき実行される、ことを特徴とする請求項5に記載の画像撮影装置。
【請求項7】
前記撮影可能枚数を計算する計算手段の計算は、前記蓄積手段の残容量と画像データ目安値とに基づき実行される、ことを特徴とする請求項5に記載の画像撮影装置。
【請求項8】
前記撮影可能枚数を計算する計算手段の計算は、前記蓄積手段の残容量と前記撮像装置での撮像モードに対応する画像データ目安値とに基づき実行される、ことを特徴とする請求項5に記載の画像撮影装置。
【請求項9】
前記受信手段で受信した前記画像ファイルの種別を前記属性情報取得手段により取得した前記属性情報に含まれる時間情報によって判断する判断手段と、を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像蓄積装置。
【請求項10】
前記受信手段で受信した前記画像ファイルの種別を前記属性情報取得手段により取得した前記属性情報に含まれる時間情報によって判断する判断手段と、を更に備えることを特徴とする請求項5に記載の画像撮影装置。
【請求項11】
撮像装置で生成された属性情報を含む画像ファイルを通信手段を介して受信する受信工程と、
前記受信工程で受信した前記画像ファイルの前記属性情報を取得する属性情報取得工程と、
前記受信工程で受信した前記画像ファイルを記憶装置に蓄積する蓄積工程と、
前記属性情報取得工程により取得した前記属性情報と前記記憶装置の残容量に基づき前記撮像装置の撮影可能枚数を計算する計算工程と、
前記計算工程で得られた前記撮影可能枚数を表示する表示工程と、を備えることを特徴とする画像蓄積方法。
【請求項12】
撮像工程と、
前記撮像工程で撮影されて生成された画像データに属性情報を付加し、画像ファイルとして送信する送信工程と、
前記送信工程送信された前記画像ファイルを受信する受信工程と、
前記受信工程で受信した前記画像ファイルの前記属性情報を取得する属性情報取得工程と、
前記受信工程で受信した前記画像ファイルを記憶装置に蓄積する蓄積工程と、
前記属性情報取得工程で取得した前記属性情報と前記記憶装置の残容量に基づき撮影可能枚数を計算する計算工程と、
前記計算工程で得られた前記撮影可能枚数を表示する表示工程と、で構成されたことを特徴とする画像撮影方法。
【請求項13】
請求項11または12に記載された方法の手順を示すコードがコンピュータで実行可能に記述されたプログラム。
【請求項14】
請求項13に記載されたプログラムの前記コードが記憶された、コンピュータで読出し可能な記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2007−158821(P2007−158821A)
【公開日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−352331(P2005−352331)
【出願日】平成17年12月6日(2005.12.6)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】