画像表示プログラム、および画像表示方法
【課題】画像を一覧表示して処理対象とする画像の選択を受け付けること。
【解決手段】処理実行部103aは、複数の画像ファイルの少なくとも1枚の画像に対して印刷予定フラグ、または印刷完了フラグを設定し、表示制御部103aは、使用者によるソート指示に基づいて、フラグが設定されている画像のサムネイル画像の表示優先順位を、フラグが設定されていない画像のサムネイル画像の表示優先順位よりも高く設定し、設定した表示優先順位に基づいて、サムネイル画像を一覧表示する。表示制御部103aは、画像の印刷に用いる処理パラメータの入力を受け付けるための入力用インターフェースを、各サムネイル画像に対応付けて画面上に表示し、処理実行部103bは、入力用インターフェースへの処理パラメータの入力を受け付けて、受付けた処理パラメータに基づいて、各サムネイル画像に対応する画像を印刷する。
【解決手段】処理実行部103aは、複数の画像ファイルの少なくとも1枚の画像に対して印刷予定フラグ、または印刷完了フラグを設定し、表示制御部103aは、使用者によるソート指示に基づいて、フラグが設定されている画像のサムネイル画像の表示優先順位を、フラグが設定されていない画像のサムネイル画像の表示優先順位よりも高く設定し、設定した表示優先順位に基づいて、サムネイル画像を一覧表示する。表示制御部103aは、画像の印刷に用いる処理パラメータの入力を受け付けるための入力用インターフェースを、各サムネイル画像に対応付けて画面上に表示し、処理実行部103bは、入力用インターフェースへの処理パラメータの入力を受け付けて、受付けた処理パラメータに基づいて、各サムネイル画像に対応する画像を印刷する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像を表示するための画像表示プログラム、および画像表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
次のような印刷制御装置が知られている。この印刷制御装置は、複数のフォルダを対象として、各フォルダ内に記録されている画像の選択を受け付け、選択された画像を印刷する(例えば、特許文献1)。
【特許文献1】特開2006−350943号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の印刷制御装置では、使用者は、印刷の対象とするフォルダを選択した後、そのフォルダ内に記録されている画像一覧の中から印刷したい画像を選択し、選択した画像ごとに印刷枚数などの処理パラメータを設定する必要がある。使用者が処理パラメータを変更する場合は、画像一覧から印刷対象となる画像を探し出さなくてはならず、その操作が煩雑であるという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、複数の画像の少なくとも1枚の画像に対して識別子を設定し、識別子を設定した選択画像に対する表示優先順位を、識別子の設定されていない非選択画像の表示優先順位よりも高く設定し、設定した表示優先順位に基づいて、複数の画像のうち少なくとも選択画像を画面上に一覧表示し、選択画像に対する処理を実行するために用いる処理パラメータの入力を受け付けるための入力用インターフェースを、各選択画像に対応付けて画面上に表示し、入力用インターフェースへの処理パラメータの入力を受け付け、受付けた処理パラメータに基づいて、各選択画像に対して処理を実行することを特徴とする。
【0005】
本発明では、複数の画像のうち、表示優先順位が高く設定されている選択画像のみを画面上に表示するようにしてもよい。
複数の画像を、表示優先順位が高い順に画面上に表示するようにしてもよい。
選択画像に対する処理は、選択画像のデータをプリンタへ出力して印刷を行う印刷処理、選択画像のデータを外部装置に出力するデータ出力処理、および選択画像のデータに対する画像処理の少なくともいずれか1つであることが好ましい。
選択画像に対する処理が印刷処理である場合には、使用者によって選択された印刷対象の画像に対して識別子を設定するようにしてもよい。
選択画像に対する処理が印刷処理である場合には、印刷処理が完了した画像に対して識別子を設定するようにしてもよい。
印刷処理が完了した画像に対して、印刷処理が完了した日時を加味した識別子を設定するようにしてもよい。
画像に対して設定された識別子のデータを不揮発性の記憶媒体に記録し、不揮発性の記憶媒体に記録されている識別子のデータを、不揮発性の記憶媒体から読み出すようにしてもよい。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、処理パラメータの設定を容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
図1は、本実施の形態における画像表示装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。画像表示装置100は、例えばパソコン(パーソナルコンピュータ)であって、操作部材101と、入力IF102と、制御装置103と、HDD(ハードディスクドライブ)104と、モニタ105と、出力IF106とを備えている。
【0008】
操作部材101は、使用者によって操作される種々の装置、例えばキーボードやマウスを含む。入力IF102は、データ入力元の外部機器、例えばデジタルカメラを接続するためのインターフェースである。この入力IF102としては、デジタルカメラと有線接続を行うためのUSBインターフェースや、無線接続を行うための無線LANモジュールなどが使用される。本実施の形態では、この入力IF102を介してデジタルカメラから画像ファイルが取り込まれる。
【0009】
HDD104は、通信装置102を介してデジタルカメラから取り込んだ画像ファイルや、制御装置103で実行される種々のプログラム等を記録するための記憶媒体である。モニタ105は、例えば液晶モニタであって、制御装置103から出力される種々の情報が表示される。
【0010】
出力IF106は、データの出力先の外部機器、例えばプリンタを接続するためのインターフェースである。この出力IF106としては、プリンタと有線接続を行うためのUSBインターフェースや、無線接続を行うための無線LANモジュールなどが使用される。本実施の形態では、この出力IF106を介してプリンタに画像データが出力されることにより、画像の印刷が行われる。
【0011】
本実施の形態では、入力IF102を介して取り込まれてHDD104に記録される画像ファイルは、例えば、Exif(Exchangeable Image File Format for Digital Still Camera)等の所定の形式の画像ファイルである。このExif形式の画像ファイルは、所定の画像形式に圧縮された画像データ、例えばJpeg形式の画像データを本画像として含み、さらに本画像を縮小して生成されたサムネイル画像の画像データ(サムネイル画像データ)や画像の撮影日時データなどを記録した付加情報部を含んでいる。なお、HDD104内には、あらかじめ画像ファイル記録用の少なくとも1つのフォルダが作成されており、制御装置103が、あらかじめ設定されている記録先のフォルダに画像ファイルを記録する。
【0012】
制御装置103は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、表示制御部103aと、処理実行部103bとを機能的に備えている。なお、制御装置103を構成するメモリには、SDRAMやフラッシュメモリが含まれる。SDRAMは、揮発性のメモリであって、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリとして使用されたり、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。また、フラッシュメモリは、不揮発性のメモリであって、プログラム実行時に読み込まれる種々のパラメータなどが記録されている。
【0013】
制御装置103は、使用者によって操作部材101が操作されることにより、画像表示用アプリケーションの起動が指示されると、HDD104に記録されている画像表示用アプリケーションのプログラムを読み込んで実行することによって、以下の処理を行う。
【0014】
表示制御部103aは、HDD104内の所定のフォルダから複数の画像ファイルを読み込み、それぞれの付加情報部に記録されているサムネイル画像データを取得する。なお、本実施の形態では、表示制御部103aは、あらかじめ設定されているデフォルトフォルダ内から画像ファイルを読み込み。そして、表示制御部103aは、画像ファイル内から取得したサムネイル画像の一覧を図2に示す印刷画面上に配置してモニタ105に出力する。使用者は、この印刷画面上で印刷対象の画像の選択、印刷枚数、および印刷時の用紙サイズなどの印刷の実行に必要な処理パラメータの設定を行なう。
【0015】
具体的には、表示制御部103aは、印刷画面上にサムネイル画像A〜Fの6枚のサムネイル画像を一覧表示を表示する。そして、表示制御部103aは、一覧表示されたサムネイル画像A〜Fのそれぞれに対応付けて、印刷枚数を設定するための印刷枚数選択項目2aと用紙サイズを設定するための用紙サイズ選択項目2bとを表示する。これらの選択項目2aおよび2bは、それぞれプルダウン形式の選択メニューとなっており、使用者は、操作部材101、例えばマウスを用いて印刷枚数選択項目2aを操作することによって、対応する画像の印刷枚数を選択することができる。また、使用者は、操作部材101、例えばマウスを用いて用紙サイズ選択項目2bを操作することによって、対応する画像を印刷する際に用いる用紙サイズを選択することができる。
【0016】
なお、図2に示す例では、表示制御部103aは、各印刷枚数選択項目2aには、初期値として「0枚」を表示し、各用紙サイズ選択項目2bには、初期値として用紙サイズをL版とする「L」を表示する。また、表示制御部103aは、過去に印刷が行われた画像に対応するサムネイル画像Eには、印刷済みアイコン2cを重畳して表示する。具体的には、後述するように、処理実行部103bは、印刷が完了した画像ファイルに対して、識別子としての印刷完了フラグを設定するようにし、表示制御部103aは、印刷完了フラグが設定されている画像ファイルのサムネイル画像に対しては、印刷済みアイコン2cを表示する。これによって、使用者は、既に印刷が完了している画像を把握することができる。なお、画像ファイルに対するフラグの設定方法については後述する。
【0017】
さらに、表示制御部103aは、印刷画面の下部にフォルダ選択ボタン2d、表示モード変更ボタン2e、印刷指定ボタン2f、印刷解除ボタン2g、ソートボタン2h、印刷ボタン2i、および終了ボタン2jを表示する。使用者は、マウスを操作してフォルダ選択ボタン2dを押下することにより、印刷対象画像が記録されているフォルダを選択することができる。処理実行部103bは、使用者によってフォルダ選択ボタン2dが押下されると、フォルダ選択用のダイアログをモニタ105上に表示し、使用者によるフォルダの選択を受け付ける。表示制御部103aは、使用者によって選択されたフォルダ内に記録されている画像ファイルからサムネイル画像データを読み込んで、印刷画面上にサムネイル画像を一覧表示する。
【0018】
使用者は、マウスで表示モード変更ボタン2eを操作することによって、印刷画面上に表示するサムネイル画像の抽出条件を設定することができる。表示モード変更ボタン2eは、プルダウン形式のメニューになっており、使用者は、マウスで表示モード変更ボタン2eを操作することにより、サムネイル画像の表示モードを「全画像表示」、「印刷予定画像」、および「印刷済み画像」のいずれかに設定することができる。
【0019】
図2に示す例では、サムネイル画像の表示モードは「全画像表示」に設定されており、この場合には、表示制御部103aは、印刷画面上にフォルダ選択ボタン2dが操作されて使用者によって選択されたフォルダ内に記録されている全画像ファイルのサムネイル画像を表示する。
【0020】
これに対して、使用者によってマウスで表示モード変更ボタン2eが操作されることにより、サムネイル画像の表示モードが「印刷予定画像」に変更された場合には、表示制御部103aは、後述するように、使用者によって印刷対象の画像として選択された画像のサムネイル画像のみを印刷画面上に一覧表示する。なお、サムネイル画像の表示モードが「印刷予定画像」に変更された場合の印刷画面の表示例は、図8により後述する。
【0021】
また、使用者によってマウスで表示モード変更ボタン2eが操作されることにより、サムネイル画像の表示モードが「印刷済み画像」に変更された場合には、表示制御部103aは、印刷が完了した画像のサムネイル画像のみを印刷画面上に一覧表示する。なお、サムネイル画像の表示モードが「印刷済み画像」に変更された場合の印刷画面の表示例は、図11により後述する。
【0022】
使用者は、マウスを操作して終了ボタン2jを押下することにより、画像表示用アプリケーションの終了を指示することができる。処理実行部103bは、使用者によって終了ボタン2jが押下された場合には、モニタ105への印刷画面の表示を終了する。すなわち、処理実行部103bは、印刷画面を閉じる。なお、使用者によって各ボタン2f〜2iのいずれかが押下された場合の処理実行部103bによる処理については、後述する。
【0023】
使用者は、図2に示す印刷画面上で、マウス操作を操作してサムネイル画像をクリックすることによって、印刷対象の画像を選択することができる。表示制御部103aは、使用者によってクリックされたサムネイル画像の周囲に枠を付して、そのサムネイル画像に対応する画像が印刷対象として選択されたことを明示する。例えば、使用者によってサムネイル画像A、B、およびDがクリックされた場合には、表示制御部103aは、図3に示すようにサムネイル画像A、B、およびDの周囲に枠3aを表示する。
【0024】
使用者は、少なくとも1つのサムネイル画像を選択した状態で、印刷指定ボタン2fを押下することによって、選択したサムネイル画像に対応する画像を印刷対象として設定することができる。処理実行部103bは、使用者によって印刷指定ボタン2fが押下された場合には、そのときに選択されているサムネイル画像に対応する画像ファイルに対して、識別子としての印刷予定フラグを設定する。
【0025】
本実施の形態では、画像ファイルのファイル名と、その画像ファイルに設定されたフラグとを関連付けて記録するためのフラグデータファイルがHDD104あるいはフラッシュメモリに記録されている。処理実行部103bは、このフラグデータファイルをSDRAM上に読み込んで、当該フラグデータファイル内に、印刷指定ボタン2fが押下された時点で選択されていたサムネイル画像に対応する画像ファイルのファイル名と、印刷予定フラグとを関連付けて記録する。また、上述した印刷完了フラグも、SDRAM上に読み込んだフラグデータファイル内に印刷が完了した画像ファイルのファイル名に関連付けて記録される。
【0026】
なお、画像ファイルへの印刷予定フラグおよび印刷完了フラグの設定は、画像表示用アプリケーションの実行中は、全てSDRAM上に読み込んだフラグデータファイルに対して行われる。そして、処理実行部103bは、画像表示用アプリケーションを終了するときに、SDRAM上のフラグデータファイルでHDD104あるいはフラッシュメモリに記録されているフラグデータを上書きすることによって、フラッシュメモリに記録されているフラグデータを更新する。なお、フラグデータは、別ファイルとしてのフラグデータファイル内に記録せずに、各画像ファイル内の付加情報部に記録するようにしてもよい。
【0027】
表示制御部103aは、図4に示すように、印刷指定ボタン2fが押下された時点で選択されていたサムネイル画像上に、印刷指定アイコン4aを重畳して表示する。また、表示制御部103aは、選択されているサムネイル画像に対応する印刷枚数選択項目2aの表示を「1枚」に変更する。例えば、サムネイル画像A、B、およびDのそれぞれに印刷指定アイコン4aを重畳して表示し、それぞれに対応する印刷枚数選択項目2aの表示を「1枚」に変更する。このように、サムネイル画像上に印刷指定アイコン4aを表示することによって、使用者は、印刷画面上で印刷対象画像の選択状況を確認することができる。また、印刷対象として設定された画像の印刷枚数を自動的に「1枚」に変更することによって、使用者が印刷枚数を設定する手間を省くことができる。
【0028】
また、使用者は、マウスを操作して、印刷枚数選択項目2aを「0枚」から1枚以上に変更することによっても印刷対象の画像を選択することができる。例えば、図5に示すように、使用者は、サムネイル画像Cの印刷枚数選択項目2aを「1枚」に変更することによって、サムネイル画像Cに対応する画像を印刷対象として設定することができる。この場合、処理実行部103bは、サムネイル画像Cに対応する画像ファイルに対して印刷予定フラグを設定し、表示制御部103aは、サムネイル画像C上に、印刷指定アイコン4aを重畳して表示する。
【0029】
使用者は、印刷対象の画像を選択した後、各画像の印刷枚数や用紙サイズを変更することができる。上述したように、各画像の印刷時の用紙サイズには「L」が初期値として設定されており、また、印刷対象に設定された時点で、印刷枚数は「1枚」に設定されている。使用者は、マウスを操作して印刷枚数選択項目2aと用紙サイズ選択項目2bの設定を変更することで、印刷枚数と用紙サイズを変更することができる。例えば、図5に示すように、使用者は、サムネイル画像Cに対応する用紙サイズ選択項目2bの設定を「A4」に変更することで、サムネイル画像Cに対応する画像の印刷時の用紙サイズをA4サイズに変更することができる。
【0030】
また、使用者は、印刷対象として選択した画像の選択を解除することもできる。具体的には、使用者は、印刷画面上で選択したサムネイル画像、すなわち印刷指定アイコン4aが表示されているサムネイル画像をマウスでクリックして選択した後、印刷解除ボタン2gを押下することにより、その画像を印刷対象から除外できる。例えば、図6に示すように、使用者によって印刷対象画像として設定されているサムネイル画像Bが選択されると、表示制御部103aは、選択されたサムネイル画像Bの周囲に枠6aを表示する。
【0031】
そして、処理実行部103bは、使用者によって印刷解除ボタン2gが押下されたことを検出した場合には、サムネイル画像Bに対応する画像を印刷対象から除外する。すなわち、処理実行部103bは、フラグデータファイル内から削除対象画像の画像ファイルと印刷予定フラグとが関連付けられているレコードを削除することによって、削除対象の画像ファイルに設定されている印刷予定フラグを削除する。また、表示制御部103aは、図7に示すように、印刷対象から除外された除外された画像のサムネイル画像B上から、印刷指定アイコン4aを消去する。なお、使用者は、印刷枚数選択項目2aをマウスで操作して、印刷枚数を0枚に変更することによっても印刷対象として選択した画像の選択を解除することができる。
【0032】
使用者は、上述したように、表示モード変更ボタン2eをマウスにより操作して、サムネイル画像の表示モードを「印刷予定画像」に変更することによって、印刷対象として選択した画像のサムネイル画像のみを抽出して印刷画面上に表示させることができる。具体的には、表示制御部103aは、使用者によってマウスで表示モード変更ボタン2eが操作されることにより、サムネイル画像の表示モードが「印刷予定画像」に変更された場合には、HDD104あるいはSDRAMに記録されているフラグデータファイルを参照して、印刷予定フラグが設定されている画像ファイルを特定し、特定した画像ファイルのサムネイル画像のみを抽出して印刷画面上に一覧表示する。
【0033】
例えば、表示制御部103aは、サムネイル画像の表示モードが「印刷予定画像」に変更された場合には、図8に示すように、印刷対象の画像として選択されているサムネイル画像A、C、およびDのみを抽出して表示する。その後、使用者によって、再度、表示モード変更ボタン2eが操作され、サムネイル画像の表示モードが「全画像表示」に戻された場合には、表示制御部103aは、印刷画面上にフォルダ内に記録されている全画像ファイルのサムネイル画像を一覧表示する。
【0034】
また、使用者は、マウスを操作してソートボタン2hを押下することによって、印刷画面上に表示するサムネイル一覧の並べ替えを指示することができる。本実施の形態では、使用者によってソートボタン2hが押下された場合には、表示制御部103aは、サムネイル画像の表示優先順位を、印刷対象画像、印刷完了画像、その他の画像の順に低くなるように設定し、表示優先順位が高い画像のサムネイル画像から順番に並ぶように変更する。すなわち、表示制御部103aは、HDD104あるいはSDRAMに記録されているフラグデータファイルを参照して、印刷予定フラグが設定されている画像ファイルのサムネイル画像を一覧の先頭から順番に配置し、次に、印刷完了フラグが設定されている画像ファイルのサムネイル画像を順番に配置していく。そして、最後に、いずれのフラグも設定されていない画像ファイルのサムネイル画像を順番に配置していく。
【0035】
これによって、図9に示すように、印刷対象画像のサムネイル画像A、C、D、印刷完了画像のサムネイル画像E、フラグが設定されていないサムネイル画像B、Fの順にサムネイル一覧が表示される。また、このとき、表示制御部103aは、図9に示すように、ソートボタン2hの代わりにソート解除ボタン9aを表示し、使用者が当該ソート解除ボタン9aをマウス操作によって押下することにより、サムネイル画像のソートを解除できるようにする。
【0036】
使用者は、少なくとも1枚の画像を印刷対象の画像として設定した後、印刷ボタン2iを押下することによって、印刷対象の画像の印刷を指示することができる。処理実行部103bは、使用者によって印刷ボタン2iが押下された場合には、HDD104あるいはSDRAMに記録されているフラグデータファイルを参照して、印刷予定フラグが設定されている画像ファイルを特定する。そして、処理実行部103bは、特定した画像ファイルの画像データを印刷用画像データに変換した後に出力IF106を介してプリンタへ出力する。
【0037】
処理実行部103bは、印刷対象画像の印刷が完了した場合には、HDD104あるいはSDRAMに記録されているフラグデータファイルにアクセスして、印刷が完了した画像ファイルに関連付けられている印刷予定フラグを、印刷完了フラグに変更する。これによって、印刷が完了した画像ファイルに対して、印刷完了フラグを設定することができる。
【0038】
なお、本実施の形態では、処理実行部103bは、印刷完了フラグとして、画像の印刷が完了した日時を加味したフラグを設定するようにする。例えば、2007年7月4日12:00に印刷が完了した画像に対しては、「200707041200」のように、印刷完了日時を数字で表したフラグを設定する。なお、この印刷完了日時を加味した印刷完了フラグは、後述する履歴表示時に、印刷完了フラグに基づいて各画像の印刷完了日時を特定するために用いる。
【0039】
また、表示制御部103aは、処理実行部103bによって更新されたフラグデータファイルを参照して、印刷が完了した画像ファイルのサムネイル画像上に表示するアイコンを、印刷指定アイコン4aから印刷済みアイコン2cに変更する。また、表示制御部103aは、印刷が完了した画像ファイルのサムネイル画像に対応する印刷枚数選択項目2aの表示を「0枚」に変更する。例えば、表示制御部103aは、図10に示すように、サムネイル画像A、C、およびD上のアイコンを印刷済みアイコン2cに変更し、これらのサムネイル画像に対応する印刷枚数選択項目2aの表示を「0枚」に変更する。
【0040】
使用者は、上述したように、表示モード変更ボタン2eをマウスにより操作して、サムネイル画像の表示モードを「印刷済み画像」に変更することによって、印刷が完了した画像のサムネイル画像のみを抽出して印刷画面上に表示させることができる。具体的には、表示制御部103aは、使用者によってマウスで表示モード変更ボタン2eが操作されることにより、サムネイル画像の表示モードが「印刷済み画像」に変更された場合には、HDD104あるいはSDRAMに記録されているフラグデータファイルを参照して、印刷完了フラグが設定されている画像ファイルを特定し、特定した画像ファイルのサムネイル画像のみを抽出して印刷画面上に一覧表示する。
【0041】
例えば、表示制御部103aは、サムネイル画像の表示モードが「印刷済み画像」に変更された場合には、図11に示すように、印刷が完了した画像のサムネイル画像A、C、D、およびEのみを抽出して表示する。その後、使用者によって、再度、表示モード変更ボタン2eが操作され、サムネイル画像の表示モードが「全画像表示」に戻された場合には、表示制御部103aは、印刷画面上にフォルダ内に記録されている全画像ファイルのサムネイル画像を一覧表示する。
【0042】
また、本実施の形態では、使用者は、マウスを操作してサムネイル画像上に表示されている印刷済みアイコン2cをクリックすることによって、そのサムネイル画像に対応する画像の過去の印刷履歴を表示させることができる。表示制御部103aは、使用者によって印刷済みアイコン2cがクリックされたことを検出した場合には、HDD104あるいはSDRAMに記録されているフラグデータファイルの中から、印刷済みアイコン2cがクリックされたサムネイル画像に対応する画像ファイルに設定されている印刷完了フラグを読み込む。
【0043】
印刷完了フラグは、上述したように、印刷完了日時を加味したものとなっているため、表示制御部103aは、印刷完了フラグに基づいて、その画像の過去の印刷完了日時を特定する。なお、その画像が過去に複数回印刷されている場合には、フラグデータファイル内にその画像ファイルと印刷完了フラグとを対応付けた複数のレコードが含まれているので、表示制御部103aは、過去の全ての印刷完了日時を特定する。
【0044】
そして、表示制御部103aは、モニタ105に図12(a)に示す履歴画面を表示する。この履歴画面は、使用者によって印刷済みアイコン2cがクリックされたサムネイル画像に対応する画像の印刷履歴を一覧表示したものである。なお、図12(a)に示す例では、印刷履歴として、印刷完了フラグに基づいて特定した印刷完了日時と、「印刷完了」の文字とを表示しているが、印刷履歴の表示例はこれに限定されない。例えば、印刷完了フラグを印刷完了日時だけでなく、印刷時の印刷枚数、用紙サイズ、出力先のプリンタ名などを加味して設定するようにし、印刷履歴としてこれらの情報を表示するようにしてもよい。
【0045】
使用者は、この履歴画面上に表示された一覧の中から、いずれかの行をマウスでクリックして選択した後、「選択行の日で検索」ボタン12bを押下することによって、選択した行の印刷完了日時に基づいて特定される印刷日と同日に印刷された画像ファイルのファイル名一覧を表示させることができる。例えば、使用者が一覧の中から行2aをマウスでクリックし、「選択行の日で検索」ボタン12bを押下した場合には、表示制御部103bは、図12(b)に示す画面をモニタ105に表示して、行2aによって特定される印刷日、すなわち2007年7月5日に印刷が完了した画像ファイルのファイル名の一覧を表示する。
【0046】
また、使用者は、図12(a)に示した画面は、マウスを操作して閉じるボタン12cを押下することによって閉じることができ、図12(b)に示した画面は、閉じるボタン12dを押下することによって閉じることができる。
【0047】
図13は、本実施の形態における画像表示装置100の処理を示すフローチャートである。図13に示す処理は、使用者によって操作部材101が操作されることにより、画像表示用アプリケーションの起動が指示されると起動するプログラムとして、制御装置103によって実行される。図13に示すフローチャートのプログラムは、HDD104に記録されている。
【0048】
ステップS10において、表示制御部103aは、画像ファイルの読み込み先フォルダとしてあらかじめ設定されているHDD104内のデフォルトフォルダから、全画像ファイルをSDRAMに読み込む。また、表示制御部103aは、HDD104あるいはフラッシュメモリに記録されているフラグデータファイルをSDRAMに読み込む。その後、ステップS20へ進み、表示制御部103aは、デフォルトフォルダ内から読み込んだ画像ファイル内に記録されているサムネイル画像データを取得して、サムネイル画像を印刷画面上に一覧表示する。その後、ステップS30へ進む。
【0049】
ステップS30では、表示制御部103aは、使用者によるマウス操作によってフォルダ選択ボタン2dが押下され、異なるフォルダが画像ファイルの読み込み先として選択されたか否かを判断する。否定判断した場合には、後述するステップS60へ進む。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS40へ進む。ステップS40では、表示制御部103aは、使用者によって選択されたフォルダに記録されている全画像ファイルを読み込んで、ステップS50へ進む。ステップS50では、表示制御部103aは、使用者によって選択されたフォルダ内から読み込んだ画像ファイルに記録されているサムネイル画像データを取得して、サムネイル画像を印刷画面上に一覧表示する。その後、ステップS60へ進む。
【0050】
ステップS60では、表示制御部103aは、使用者によるマウス操作によって、表示モード変更ボタン2eが操作され、サムネイル画像の表示モードが変更されたか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS70へ進む。ステップS70では、現在のサムネイル画像の表示モードが「全画像表示」または「印刷済み画像」のいずれかであるか否かを判断する。否定判断した場合には、後述するステップS160へ進む。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS80へ進む。
【0051】
ステップS80では、表示制御部103aは、使用者によってマウスでいずれかのサムネイル画像上に表示されている印刷済みアイコン2cがクリックされたか否かを判断する。否定判断した場合には、後述するステップS160へ進む。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS90へ進み、表示制御部103aは、図12(a)に示した履歴画面を表示して、使用者によって印刷済みアイコン2cがクリックされたサムネイル画像に対応する画像の印刷履歴を一覧表示する。その後、ステップS100へ進む。
【0052】
ステップS100では、表示制御部103aは、使用者によってマウスが操作され、履歴画面上の閉じるボタン12cが押下されたか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS120へ進む。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS110へ進み、表示制御部103aは、モニタ105への履歴画面の表示を終了して印刷画面に戻った後、ステップS160へ進む。
【0053】
ステップS120では、表示制御部103bは、使用者が履歴画面上でいずれかの行をマウスでクリックして選択した後、「選択行の日で検索」ボタン12bを押下したか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS100へ戻る。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS130へ進み、ステップS130では、表示制御部103aは、モニタ105への履歴画面の表示を終了して、ステップS140へ進む。
【0054】
ステップS140では、図12(b)に示した画面をモニタ105に表示して、履歴画面上で使用者によって選択された行に基づいて特定される印刷日と同日に印刷が完了した画像ファイル(特定日印刷済み画像)のファイル名の一覧を表示する。その後、ステップS145へ進む。ステップS145では、表示制御部103aは、使用者によってマウスが操作され、特定日印刷済み画像のファイル名一覧画面上の閉じるボタン12dが押下されたか否かを判断する。S145において肯定判断した場合には、ステップS150へ進む。一方、ステップS145において否定判断した場合には、ステップS145の判断を繰り返し行う。ステップS150において、表示制御部103aは、表示モード変更ボタン2eへの表示モードの表示を「印刷済み画像」に変更して、ステップS160へ進む。
【0055】
ステップS160では、処理実行部103bは、使用者によってマウスが操作され、印刷指定ボタン2fが押下されたか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS180へ進む。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS170へ進み、処理実行部103bは、印刷指定ボタン2fが押下された時点で選択されていたサムネイル画像に対応する画像ファイルと印刷予定フラグとを関連付けてSDRAMに記録されているフラグデータファイルを書き換えることによって、当該画像ファイルに対して印刷予定フラグを設定する。また、表示制御部103aは、印刷指定ボタン2fが押下された時点で選択されていたサムネイル画像上に、印刷指定アイコン4aを重畳して表示する。その後、ステップS180へ進む。
【0056】
ステップS180では、処理実行部103bは、使用者によってマウスが操作され、印刷解除ボタン2gが押下されたか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS200へ進む。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS190へ進み、処理実行部103bは、SDRAMに記録されているフラグデータファイル内から、印刷解除ボタン2gが押下された時点で選択されていたサムネイル画像に対応する画像ファイルと印刷予定フラグとが関連付けられているレコードを削除することによって、削除対象の画像ファイルに設定されている印刷予定フラグを削除する。また、表示制御部103aは、印刷解除ボタン2gが押下された時点で選択されていたサムネイル画像上に表示されている印刷指定アイコン4aを消去する。その後、ステップS200へ進む。
【0057】
ステップS200では、表示制御部103aは、使用者によってマウスが操作され、ソートボタン2hが押下されたか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS220へ進む。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS210へ進む。ステップS210では、表示制御部103aは、SDRAMに記録されているフラグデータファイルを参照して、印刷予定フラグが設定されている画像ファイルのサムネイル画像、印刷完了フラグが設定されている画像ファイルのサムネイル画像、いずれのフラグも設定されていない画像ファイルのサムネイル画像の順に並ぶように印刷画面上のサムネイル画像の並び順を変更する。その後、ステップS220へ進む。
【0058】
ステップS220では、表示制御部103aは、使用者によってマウスが操作され、ソート解除ボタン9aが押下されたか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS240へ進む。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS230へ進む。ステップS230では、表示制御部103aは、サムネイル画像の表示順を、ステップS210で変更する前の並び順に戻して、ステップS240へ進む。
【0059】
ステップS240では、処理実行部103bは、使用者によってマウスが操作され、印刷ボタン2iが押下されたか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS270へ進む。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS250へ進む。ステップS250では、処理実行部103bは、SDRAMに記録されているフラグデータファイルを参照して、印刷予定フラグが設定されている画像ファイルを特定する。そして、処理実行部103bは、特定した画像ファイルの画像データを印刷用画像データに変換した後に出力IF106を介してプリンタへ出力することによって、画像の印刷を行なう。
【0060】
その後、ステップS260へ進み、処理実行部103bは、SDRAMに記録されているフラグデータファイルにアクセスして、印刷が完了した画像ファイルに関連付けられている印刷予定フラグを、印刷完了フラグに変更する。これによって、印刷が完了した画像ファイルに対して、印刷完了フラグを設定することができる。また、表示制御部103aは、処理実行部103bによって更新されたフラグデータファイルを参照して、印刷が完了した画像ファイルのサムネイル画像上に表示するアイコンを、印刷指定アイコン4aから印刷済みアイコン2cに変更する。その後、ステップS270へ進む。
【0061】
ステップS270では、表示制御部103aは、使用者によってマウスが操作されて終了ボタン2jが押下されることによって、画像表示用アプリケーションの終了が指示されたか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS30へ戻って処理を繰り返す。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS280へ進む。ステップS280では、処理実行部103bは、SDRAM上に記録されているフラグデータファイルでHDD104あるいはフラッシュメモリに記録されているフラグデータを更新して、処理を終了する。
【0062】
一方、ステップS60で肯定判断した場合には、ステップS290へ進む。ステップS290では、表示制御部103aは、使用者によって指定された表示モードが「全画像表示」、「印刷予定画像」、および「印刷済み画像」のいずれであるかを判断する。使用者によって指定された表示モードが「印刷済み画像」であると判断した場合には、ステップS300へ進み、表示制御部103aは、SDRAMに記録されているフラグデータファイルを参照して、印刷完了フラグが設定されている画像ファイルを特定し、特定した画像ファイルのサムネイル画像のみを抽出して一覧表示する。その後、上述したステップS160へ進む。
【0063】
これに対して、使用者によって指定された表示モードが「印刷予定画像」であると判断した場合には、ステップS310へ進む。ステップS310では、表示制御部103aは、SDRAMに記録されているフラグデータファイルを参照して、印刷予定フラグが設定されている画像ファイルを特定し、特定した画像ファイルのサムネイル画像のみを抽出して印刷画面上に一覧表示する。その後、上述したステップS160へ進む。
【0064】
また、使用者によって指定された表示モードが「全画像表示」であると判断した場合には、ステップS320へ進む。ステップS320では、表示制御部103aは、現在選択されているフォルダ内に記録されている全ての画像ファイルのサムネイル画像を取得して印刷画面上に一覧表示する。その後、上述したステップS160へ進む。
【0065】
以上説明した本実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)処理実行部103aは、複数の画像ファイルの少なくとも1枚の画像に対して印刷予定フラグ、または印刷完了フラグを設定し、表示制御部103aは、使用者によるソート指示に基づいて、フラグが設定されている画像のサムネイル画像の表示優先順位を、フラグが設定されていない画像のサムネイル画像の表示優先順位よりも高く設定し、設定した表示優先順位に基づいて、サムネイル画像を一覧表示した。また、表示制御部103aは、画像の印刷に用いる処理パラメータ、すなわち印刷枚数と用紙サイズの入力を受け付けるための入力用インターフェースとして、印刷枚数選択項目2aおよび用紙サイズ選択項目2bを、各サムネイル画像に対応付けて画面上に表示した。処理実行部103bは、入力用インターフェースへの処理パラメータの入力を受け付けて、受付けた処理パラメータに基づいて、各サムネイル画像に対応する画像に対して印刷処理を実行するようにした。これによって、使用者は、画面上でサムネイル画像を見ながら印刷用のパラメータを設定できるため、容易にパラメータ設定を行うことができる。
【0066】
(2)表示制御部103aは、使用者によって表示モード変更ボタン2eが操作されて、サムネイル画像の表示モードが「印刷予定画像」または「印刷済み画像」に変更された場合には、表示優先順位が高く設定されている画像、すなわちその表示モードに応じたフラグが設定されている画像ファイルのサムネイル画像のみを画面上に表示するようにした。これによって、使用者は、印刷指示を行った画像のサムネイル画像や印刷が完了した画像のサムネイル画像のみを抽出して確認することができる。
【0067】
(3)表示制御部103aは、使用者によってソートボタン2hが押下された場合には、サムネイル画像を表示優先順位が高い順、すなわち印刷対象画像、印刷完了画像、その他の画像の順に表示するようにした。これによって、使用者が注目している可能性が高い画像のサムネイル画像を優先して表示することができる。
【0068】
(4)処理実行部103bは、使用者によって選択された印刷対象の画像に対して印刷予定フラグを設定するようにした。また、印刷処理が完了した画像に対して印刷完了フラグを設定するようにした。これによって、表示制御部103aおよび処理実行部103bは、使用者によって印刷が指示された画像、および印刷が完了した画像を設定されているフラグによって識別すればよいため、処理を単純化することができる。
【0069】
(5)処理実行部103bは、印刷処理が完了した画像に対して、印刷処理が完了した日時を加味した印刷完了フラグを設定するようにした。これによって、表示制御部103aは、画像ファイルに設定されている印刷完了フラグに基づいて印刷完了日時を判定することができ、容易に印刷履歴を表示することができる。
【0070】
(6)処理実行部103aは、フラグデータファイルを不揮発性の記憶媒体であるHDD104あるいはフラッシュメモリに記録し、HDD104あるいはフラッシュメモリに記録されているフラグデータファイルを揮発性の記憶媒体であるSDRAMに読み出してデータを参照するようにした。これによって、フラグデータファイルを印刷用アプリケーションが終了した後も保持して、次回の起動時に利用することができる。
【0071】
―変形例―
なお、上述した実施の形態の画像表示装置は、以下のように変形することもできる。
(1)上述した実施の形態では、印刷完了フラグとして、画像の印刷が完了した日時を加味したフラグを設定するようにし、表示制御部103aは、印刷完了フラグに基づいて画像の印刷履歴を表示する例について説明した。しかしながら、印刷完了フラグは、印刷が完了したことを示すデータのみで表し、画像のファイル名と印刷完了日時とを対応付けた印刷履歴データを別ファイル(印刷履歴ファイル)としてHDD104あるいはフラッシュメモリに記録しておくようにしてもよい。この場合、表示制御部103aは、印刷履歴ファイルを参照して画像の印刷履歴を表示する。
【0072】
(2)上述した実施の形態では、処理実行部103bは、印刷予定フラグが設定されている画像に関するデータをプリンタへ出力して、画像の印刷を行なう例について説明した。しかしながら、この場合、処理実行部103bは、プリンタからのエラー信号を受信して、エラー情報を使用者に通知するようにしてもよい。例えば、処理実行部103bは、プリンタから用紙切れを示すエラー信号を受信した場合や、指定した用紙サイズとは異なる用紙が給紙部にセットされていることを示すエラー信号などを受信した場合には、モニタ105にエラーの内容を表示して使用者に通知してもよい。
【0073】
(3)上述した実施の形態では、制御装置103は、画像表示用アプリケーションを起動して、印刷画面上で選択された画像をプリンタへ出力して印刷を行う例について説明した。しかしながら、本発明は、画像表示用アプリケーション以外にも適用可能である。例えば、外部のサーバに画像データを出力する画像転送用アプリケーションや、画像データに対して画像処理を施す画像処理アプリケーションに適用することもできる。
【0074】
画像転送用アプリケーションに適用する場合には、サムネイル一覧を表示した画面上で使用者による転送対象画像の選択を受け付け、使用者によって選択された画像の画像ファイルに転送予定フラグを設定する。そして制御装置103が、使用者による転送予定画像の表示に関する指示を操作部材101から受け付けた場合、表示制御部103aは、転送予定画像のサムネイル一覧のみを表示する。ユーザは、サムネイル一覧中の各サムネイル画像近傍に表示されているグラフィックユーザインターフェースを操作部材101で操作することにより、所望の画像の転送設定フラグの解除をすることができる。
【0075】
そして、使用者による転送指示に基づいて、転送予定フラグが設定されている画像ファイルのサーバへの転送を開始し、転送が完了した場合には、画像ファイルに対して転送完了フラグを設定する。また、画像処理アプリケーションに適用する場合には、サムネイル一覧を表示した画面上で使用者による画像処理対象画像の選択を受け付け、使用者によって選択された画像の画像ファイルに画像処理予定フラグを設定する。そして制御装置103が、使用者による画像処理予定画像の表示に関する指示を操作部材101から受け付けた場合、表示制御部103aは、画像処理予定画像のサムネイル一覧のみを表示する。ユーザは、サムネイル一覧中の各サムネイル画像近傍に表示されているグラフィックユーザインターフェースを操作部材101で操作することにより、所望の画像の画像処理パラメータを設定することができる。
【0076】
そして、使用者による画像処理の実行開始指示に基づいて、画像処理予定フラグが設定されている画像に対して所定の画像処理を施し、画像処理が完了した場合には、画像ファイルに対して画像処理完了フラグを設定する。
【0077】
(4)上述した実施の形態では、表示制御部103bは、履歴画面上で使用者によって「選択行の日で検索」ボタン12bが押下されると、図12(b)に示す画面を表示して、特定の日に印刷が完了した画像ファイルのファイル名一覧を表示する例について説明した。しかしながら、ボタン12bが押下されたときに表示される画面は、図12(b)に示す画面の表示形態に限定されない。例えば、表示制御部103bは、図8に示したように、特定の日に印刷が完了した画像のサムネイル画像のみを一覧表示した画面を表示するようにしてもよい。この場合、各サムネイル画像には、特定日に印刷されたことを示す特定日印刷アイコンを重畳して表示するようにしてもよい。また、表示制御部103bは、図9に示したように、特定の日に印刷が完了した画像のサムネイル画像を一覧の先頭から順番に表示するようにしてもよい。なお、図8または図9のような表示形態で画面を表示する場合には、画面上に印刷枚数選択項目2aおよび用紙サイズ選択項目2bを各サムネイル画像に対応付けて表示するのが好ましい。
【0078】
なお、上述の実施の形態では、パーソナルコンピュータが図13に示す処理を実行することにしたがこれに限られない。例えば、PDA、デジタルカメラ、画像ストレージ装置等の電子機器が図13に示す処理を実行することにしてもよい。また、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】画像表示装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】印刷画面の表示例を示す第1の図である。
【図3】印刷画面の表示例を示す第2の図である。
【図4】印刷画面の表示例を示す第3の図である。
【図5】印刷画面の表示例を示す第4の図である。
【図6】印刷画面の表示例を示す第5の図である。
【図7】印刷画面の表示例を示す第6の図である。
【図8】印刷画面の表示例を示す第7の図である。
【図9】印刷画面の表示例を示す第8の図である。
【図10】印刷画面の表示例を示す第9の図である。
【図11】印刷画面の表示例を示す第10の図である。
【図12】印刷履歴の表示例を示す図である。
【図13】画像表示装置100の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0080】
100 画像表示装置、101 操作部材、102 入力IF、103 制御装置、103a 表示制御部、103b 処理実行部、104 HDD、105 モニタ、106 出力IF
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像を表示するための画像表示プログラム、および画像表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
次のような印刷制御装置が知られている。この印刷制御装置は、複数のフォルダを対象として、各フォルダ内に記録されている画像の選択を受け付け、選択された画像を印刷する(例えば、特許文献1)。
【特許文献1】特開2006−350943号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の印刷制御装置では、使用者は、印刷の対象とするフォルダを選択した後、そのフォルダ内に記録されている画像一覧の中から印刷したい画像を選択し、選択した画像ごとに印刷枚数などの処理パラメータを設定する必要がある。使用者が処理パラメータを変更する場合は、画像一覧から印刷対象となる画像を探し出さなくてはならず、その操作が煩雑であるという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、複数の画像の少なくとも1枚の画像に対して識別子を設定し、識別子を設定した選択画像に対する表示優先順位を、識別子の設定されていない非選択画像の表示優先順位よりも高く設定し、設定した表示優先順位に基づいて、複数の画像のうち少なくとも選択画像を画面上に一覧表示し、選択画像に対する処理を実行するために用いる処理パラメータの入力を受け付けるための入力用インターフェースを、各選択画像に対応付けて画面上に表示し、入力用インターフェースへの処理パラメータの入力を受け付け、受付けた処理パラメータに基づいて、各選択画像に対して処理を実行することを特徴とする。
【0005】
本発明では、複数の画像のうち、表示優先順位が高く設定されている選択画像のみを画面上に表示するようにしてもよい。
複数の画像を、表示優先順位が高い順に画面上に表示するようにしてもよい。
選択画像に対する処理は、選択画像のデータをプリンタへ出力して印刷を行う印刷処理、選択画像のデータを外部装置に出力するデータ出力処理、および選択画像のデータに対する画像処理の少なくともいずれか1つであることが好ましい。
選択画像に対する処理が印刷処理である場合には、使用者によって選択された印刷対象の画像に対して識別子を設定するようにしてもよい。
選択画像に対する処理が印刷処理である場合には、印刷処理が完了した画像に対して識別子を設定するようにしてもよい。
印刷処理が完了した画像に対して、印刷処理が完了した日時を加味した識別子を設定するようにしてもよい。
画像に対して設定された識別子のデータを不揮発性の記憶媒体に記録し、不揮発性の記憶媒体に記録されている識別子のデータを、不揮発性の記憶媒体から読み出すようにしてもよい。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、処理パラメータの設定を容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
図1は、本実施の形態における画像表示装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。画像表示装置100は、例えばパソコン(パーソナルコンピュータ)であって、操作部材101と、入力IF102と、制御装置103と、HDD(ハードディスクドライブ)104と、モニタ105と、出力IF106とを備えている。
【0008】
操作部材101は、使用者によって操作される種々の装置、例えばキーボードやマウスを含む。入力IF102は、データ入力元の外部機器、例えばデジタルカメラを接続するためのインターフェースである。この入力IF102としては、デジタルカメラと有線接続を行うためのUSBインターフェースや、無線接続を行うための無線LANモジュールなどが使用される。本実施の形態では、この入力IF102を介してデジタルカメラから画像ファイルが取り込まれる。
【0009】
HDD104は、通信装置102を介してデジタルカメラから取り込んだ画像ファイルや、制御装置103で実行される種々のプログラム等を記録するための記憶媒体である。モニタ105は、例えば液晶モニタであって、制御装置103から出力される種々の情報が表示される。
【0010】
出力IF106は、データの出力先の外部機器、例えばプリンタを接続するためのインターフェースである。この出力IF106としては、プリンタと有線接続を行うためのUSBインターフェースや、無線接続を行うための無線LANモジュールなどが使用される。本実施の形態では、この出力IF106を介してプリンタに画像データが出力されることにより、画像の印刷が行われる。
【0011】
本実施の形態では、入力IF102を介して取り込まれてHDD104に記録される画像ファイルは、例えば、Exif(Exchangeable Image File Format for Digital Still Camera)等の所定の形式の画像ファイルである。このExif形式の画像ファイルは、所定の画像形式に圧縮された画像データ、例えばJpeg形式の画像データを本画像として含み、さらに本画像を縮小して生成されたサムネイル画像の画像データ(サムネイル画像データ)や画像の撮影日時データなどを記録した付加情報部を含んでいる。なお、HDD104内には、あらかじめ画像ファイル記録用の少なくとも1つのフォルダが作成されており、制御装置103が、あらかじめ設定されている記録先のフォルダに画像ファイルを記録する。
【0012】
制御装置103は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、表示制御部103aと、処理実行部103bとを機能的に備えている。なお、制御装置103を構成するメモリには、SDRAMやフラッシュメモリが含まれる。SDRAMは、揮発性のメモリであって、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリとして使用されたり、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。また、フラッシュメモリは、不揮発性のメモリであって、プログラム実行時に読み込まれる種々のパラメータなどが記録されている。
【0013】
制御装置103は、使用者によって操作部材101が操作されることにより、画像表示用アプリケーションの起動が指示されると、HDD104に記録されている画像表示用アプリケーションのプログラムを読み込んで実行することによって、以下の処理を行う。
【0014】
表示制御部103aは、HDD104内の所定のフォルダから複数の画像ファイルを読み込み、それぞれの付加情報部に記録されているサムネイル画像データを取得する。なお、本実施の形態では、表示制御部103aは、あらかじめ設定されているデフォルトフォルダ内から画像ファイルを読み込み。そして、表示制御部103aは、画像ファイル内から取得したサムネイル画像の一覧を図2に示す印刷画面上に配置してモニタ105に出力する。使用者は、この印刷画面上で印刷対象の画像の選択、印刷枚数、および印刷時の用紙サイズなどの印刷の実行に必要な処理パラメータの設定を行なう。
【0015】
具体的には、表示制御部103aは、印刷画面上にサムネイル画像A〜Fの6枚のサムネイル画像を一覧表示を表示する。そして、表示制御部103aは、一覧表示されたサムネイル画像A〜Fのそれぞれに対応付けて、印刷枚数を設定するための印刷枚数選択項目2aと用紙サイズを設定するための用紙サイズ選択項目2bとを表示する。これらの選択項目2aおよび2bは、それぞれプルダウン形式の選択メニューとなっており、使用者は、操作部材101、例えばマウスを用いて印刷枚数選択項目2aを操作することによって、対応する画像の印刷枚数を選択することができる。また、使用者は、操作部材101、例えばマウスを用いて用紙サイズ選択項目2bを操作することによって、対応する画像を印刷する際に用いる用紙サイズを選択することができる。
【0016】
なお、図2に示す例では、表示制御部103aは、各印刷枚数選択項目2aには、初期値として「0枚」を表示し、各用紙サイズ選択項目2bには、初期値として用紙サイズをL版とする「L」を表示する。また、表示制御部103aは、過去に印刷が行われた画像に対応するサムネイル画像Eには、印刷済みアイコン2cを重畳して表示する。具体的には、後述するように、処理実行部103bは、印刷が完了した画像ファイルに対して、識別子としての印刷完了フラグを設定するようにし、表示制御部103aは、印刷完了フラグが設定されている画像ファイルのサムネイル画像に対しては、印刷済みアイコン2cを表示する。これによって、使用者は、既に印刷が完了している画像を把握することができる。なお、画像ファイルに対するフラグの設定方法については後述する。
【0017】
さらに、表示制御部103aは、印刷画面の下部にフォルダ選択ボタン2d、表示モード変更ボタン2e、印刷指定ボタン2f、印刷解除ボタン2g、ソートボタン2h、印刷ボタン2i、および終了ボタン2jを表示する。使用者は、マウスを操作してフォルダ選択ボタン2dを押下することにより、印刷対象画像が記録されているフォルダを選択することができる。処理実行部103bは、使用者によってフォルダ選択ボタン2dが押下されると、フォルダ選択用のダイアログをモニタ105上に表示し、使用者によるフォルダの選択を受け付ける。表示制御部103aは、使用者によって選択されたフォルダ内に記録されている画像ファイルからサムネイル画像データを読み込んで、印刷画面上にサムネイル画像を一覧表示する。
【0018】
使用者は、マウスで表示モード変更ボタン2eを操作することによって、印刷画面上に表示するサムネイル画像の抽出条件を設定することができる。表示モード変更ボタン2eは、プルダウン形式のメニューになっており、使用者は、マウスで表示モード変更ボタン2eを操作することにより、サムネイル画像の表示モードを「全画像表示」、「印刷予定画像」、および「印刷済み画像」のいずれかに設定することができる。
【0019】
図2に示す例では、サムネイル画像の表示モードは「全画像表示」に設定されており、この場合には、表示制御部103aは、印刷画面上にフォルダ選択ボタン2dが操作されて使用者によって選択されたフォルダ内に記録されている全画像ファイルのサムネイル画像を表示する。
【0020】
これに対して、使用者によってマウスで表示モード変更ボタン2eが操作されることにより、サムネイル画像の表示モードが「印刷予定画像」に変更された場合には、表示制御部103aは、後述するように、使用者によって印刷対象の画像として選択された画像のサムネイル画像のみを印刷画面上に一覧表示する。なお、サムネイル画像の表示モードが「印刷予定画像」に変更された場合の印刷画面の表示例は、図8により後述する。
【0021】
また、使用者によってマウスで表示モード変更ボタン2eが操作されることにより、サムネイル画像の表示モードが「印刷済み画像」に変更された場合には、表示制御部103aは、印刷が完了した画像のサムネイル画像のみを印刷画面上に一覧表示する。なお、サムネイル画像の表示モードが「印刷済み画像」に変更された場合の印刷画面の表示例は、図11により後述する。
【0022】
使用者は、マウスを操作して終了ボタン2jを押下することにより、画像表示用アプリケーションの終了を指示することができる。処理実行部103bは、使用者によって終了ボタン2jが押下された場合には、モニタ105への印刷画面の表示を終了する。すなわち、処理実行部103bは、印刷画面を閉じる。なお、使用者によって各ボタン2f〜2iのいずれかが押下された場合の処理実行部103bによる処理については、後述する。
【0023】
使用者は、図2に示す印刷画面上で、マウス操作を操作してサムネイル画像をクリックすることによって、印刷対象の画像を選択することができる。表示制御部103aは、使用者によってクリックされたサムネイル画像の周囲に枠を付して、そのサムネイル画像に対応する画像が印刷対象として選択されたことを明示する。例えば、使用者によってサムネイル画像A、B、およびDがクリックされた場合には、表示制御部103aは、図3に示すようにサムネイル画像A、B、およびDの周囲に枠3aを表示する。
【0024】
使用者は、少なくとも1つのサムネイル画像を選択した状態で、印刷指定ボタン2fを押下することによって、選択したサムネイル画像に対応する画像を印刷対象として設定することができる。処理実行部103bは、使用者によって印刷指定ボタン2fが押下された場合には、そのときに選択されているサムネイル画像に対応する画像ファイルに対して、識別子としての印刷予定フラグを設定する。
【0025】
本実施の形態では、画像ファイルのファイル名と、その画像ファイルに設定されたフラグとを関連付けて記録するためのフラグデータファイルがHDD104あるいはフラッシュメモリに記録されている。処理実行部103bは、このフラグデータファイルをSDRAM上に読み込んで、当該フラグデータファイル内に、印刷指定ボタン2fが押下された時点で選択されていたサムネイル画像に対応する画像ファイルのファイル名と、印刷予定フラグとを関連付けて記録する。また、上述した印刷完了フラグも、SDRAM上に読み込んだフラグデータファイル内に印刷が完了した画像ファイルのファイル名に関連付けて記録される。
【0026】
なお、画像ファイルへの印刷予定フラグおよび印刷完了フラグの設定は、画像表示用アプリケーションの実行中は、全てSDRAM上に読み込んだフラグデータファイルに対して行われる。そして、処理実行部103bは、画像表示用アプリケーションを終了するときに、SDRAM上のフラグデータファイルでHDD104あるいはフラッシュメモリに記録されているフラグデータを上書きすることによって、フラッシュメモリに記録されているフラグデータを更新する。なお、フラグデータは、別ファイルとしてのフラグデータファイル内に記録せずに、各画像ファイル内の付加情報部に記録するようにしてもよい。
【0027】
表示制御部103aは、図4に示すように、印刷指定ボタン2fが押下された時点で選択されていたサムネイル画像上に、印刷指定アイコン4aを重畳して表示する。また、表示制御部103aは、選択されているサムネイル画像に対応する印刷枚数選択項目2aの表示を「1枚」に変更する。例えば、サムネイル画像A、B、およびDのそれぞれに印刷指定アイコン4aを重畳して表示し、それぞれに対応する印刷枚数選択項目2aの表示を「1枚」に変更する。このように、サムネイル画像上に印刷指定アイコン4aを表示することによって、使用者は、印刷画面上で印刷対象画像の選択状況を確認することができる。また、印刷対象として設定された画像の印刷枚数を自動的に「1枚」に変更することによって、使用者が印刷枚数を設定する手間を省くことができる。
【0028】
また、使用者は、マウスを操作して、印刷枚数選択項目2aを「0枚」から1枚以上に変更することによっても印刷対象の画像を選択することができる。例えば、図5に示すように、使用者は、サムネイル画像Cの印刷枚数選択項目2aを「1枚」に変更することによって、サムネイル画像Cに対応する画像を印刷対象として設定することができる。この場合、処理実行部103bは、サムネイル画像Cに対応する画像ファイルに対して印刷予定フラグを設定し、表示制御部103aは、サムネイル画像C上に、印刷指定アイコン4aを重畳して表示する。
【0029】
使用者は、印刷対象の画像を選択した後、各画像の印刷枚数や用紙サイズを変更することができる。上述したように、各画像の印刷時の用紙サイズには「L」が初期値として設定されており、また、印刷対象に設定された時点で、印刷枚数は「1枚」に設定されている。使用者は、マウスを操作して印刷枚数選択項目2aと用紙サイズ選択項目2bの設定を変更することで、印刷枚数と用紙サイズを変更することができる。例えば、図5に示すように、使用者は、サムネイル画像Cに対応する用紙サイズ選択項目2bの設定を「A4」に変更することで、サムネイル画像Cに対応する画像の印刷時の用紙サイズをA4サイズに変更することができる。
【0030】
また、使用者は、印刷対象として選択した画像の選択を解除することもできる。具体的には、使用者は、印刷画面上で選択したサムネイル画像、すなわち印刷指定アイコン4aが表示されているサムネイル画像をマウスでクリックして選択した後、印刷解除ボタン2gを押下することにより、その画像を印刷対象から除外できる。例えば、図6に示すように、使用者によって印刷対象画像として設定されているサムネイル画像Bが選択されると、表示制御部103aは、選択されたサムネイル画像Bの周囲に枠6aを表示する。
【0031】
そして、処理実行部103bは、使用者によって印刷解除ボタン2gが押下されたことを検出した場合には、サムネイル画像Bに対応する画像を印刷対象から除外する。すなわち、処理実行部103bは、フラグデータファイル内から削除対象画像の画像ファイルと印刷予定フラグとが関連付けられているレコードを削除することによって、削除対象の画像ファイルに設定されている印刷予定フラグを削除する。また、表示制御部103aは、図7に示すように、印刷対象から除外された除外された画像のサムネイル画像B上から、印刷指定アイコン4aを消去する。なお、使用者は、印刷枚数選択項目2aをマウスで操作して、印刷枚数を0枚に変更することによっても印刷対象として選択した画像の選択を解除することができる。
【0032】
使用者は、上述したように、表示モード変更ボタン2eをマウスにより操作して、サムネイル画像の表示モードを「印刷予定画像」に変更することによって、印刷対象として選択した画像のサムネイル画像のみを抽出して印刷画面上に表示させることができる。具体的には、表示制御部103aは、使用者によってマウスで表示モード変更ボタン2eが操作されることにより、サムネイル画像の表示モードが「印刷予定画像」に変更された場合には、HDD104あるいはSDRAMに記録されているフラグデータファイルを参照して、印刷予定フラグが設定されている画像ファイルを特定し、特定した画像ファイルのサムネイル画像のみを抽出して印刷画面上に一覧表示する。
【0033】
例えば、表示制御部103aは、サムネイル画像の表示モードが「印刷予定画像」に変更された場合には、図8に示すように、印刷対象の画像として選択されているサムネイル画像A、C、およびDのみを抽出して表示する。その後、使用者によって、再度、表示モード変更ボタン2eが操作され、サムネイル画像の表示モードが「全画像表示」に戻された場合には、表示制御部103aは、印刷画面上にフォルダ内に記録されている全画像ファイルのサムネイル画像を一覧表示する。
【0034】
また、使用者は、マウスを操作してソートボタン2hを押下することによって、印刷画面上に表示するサムネイル一覧の並べ替えを指示することができる。本実施の形態では、使用者によってソートボタン2hが押下された場合には、表示制御部103aは、サムネイル画像の表示優先順位を、印刷対象画像、印刷完了画像、その他の画像の順に低くなるように設定し、表示優先順位が高い画像のサムネイル画像から順番に並ぶように変更する。すなわち、表示制御部103aは、HDD104あるいはSDRAMに記録されているフラグデータファイルを参照して、印刷予定フラグが設定されている画像ファイルのサムネイル画像を一覧の先頭から順番に配置し、次に、印刷完了フラグが設定されている画像ファイルのサムネイル画像を順番に配置していく。そして、最後に、いずれのフラグも設定されていない画像ファイルのサムネイル画像を順番に配置していく。
【0035】
これによって、図9に示すように、印刷対象画像のサムネイル画像A、C、D、印刷完了画像のサムネイル画像E、フラグが設定されていないサムネイル画像B、Fの順にサムネイル一覧が表示される。また、このとき、表示制御部103aは、図9に示すように、ソートボタン2hの代わりにソート解除ボタン9aを表示し、使用者が当該ソート解除ボタン9aをマウス操作によって押下することにより、サムネイル画像のソートを解除できるようにする。
【0036】
使用者は、少なくとも1枚の画像を印刷対象の画像として設定した後、印刷ボタン2iを押下することによって、印刷対象の画像の印刷を指示することができる。処理実行部103bは、使用者によって印刷ボタン2iが押下された場合には、HDD104あるいはSDRAMに記録されているフラグデータファイルを参照して、印刷予定フラグが設定されている画像ファイルを特定する。そして、処理実行部103bは、特定した画像ファイルの画像データを印刷用画像データに変換した後に出力IF106を介してプリンタへ出力する。
【0037】
処理実行部103bは、印刷対象画像の印刷が完了した場合には、HDD104あるいはSDRAMに記録されているフラグデータファイルにアクセスして、印刷が完了した画像ファイルに関連付けられている印刷予定フラグを、印刷完了フラグに変更する。これによって、印刷が完了した画像ファイルに対して、印刷完了フラグを設定することができる。
【0038】
なお、本実施の形態では、処理実行部103bは、印刷完了フラグとして、画像の印刷が完了した日時を加味したフラグを設定するようにする。例えば、2007年7月4日12:00に印刷が完了した画像に対しては、「200707041200」のように、印刷完了日時を数字で表したフラグを設定する。なお、この印刷完了日時を加味した印刷完了フラグは、後述する履歴表示時に、印刷完了フラグに基づいて各画像の印刷完了日時を特定するために用いる。
【0039】
また、表示制御部103aは、処理実行部103bによって更新されたフラグデータファイルを参照して、印刷が完了した画像ファイルのサムネイル画像上に表示するアイコンを、印刷指定アイコン4aから印刷済みアイコン2cに変更する。また、表示制御部103aは、印刷が完了した画像ファイルのサムネイル画像に対応する印刷枚数選択項目2aの表示を「0枚」に変更する。例えば、表示制御部103aは、図10に示すように、サムネイル画像A、C、およびD上のアイコンを印刷済みアイコン2cに変更し、これらのサムネイル画像に対応する印刷枚数選択項目2aの表示を「0枚」に変更する。
【0040】
使用者は、上述したように、表示モード変更ボタン2eをマウスにより操作して、サムネイル画像の表示モードを「印刷済み画像」に変更することによって、印刷が完了した画像のサムネイル画像のみを抽出して印刷画面上に表示させることができる。具体的には、表示制御部103aは、使用者によってマウスで表示モード変更ボタン2eが操作されることにより、サムネイル画像の表示モードが「印刷済み画像」に変更された場合には、HDD104あるいはSDRAMに記録されているフラグデータファイルを参照して、印刷完了フラグが設定されている画像ファイルを特定し、特定した画像ファイルのサムネイル画像のみを抽出して印刷画面上に一覧表示する。
【0041】
例えば、表示制御部103aは、サムネイル画像の表示モードが「印刷済み画像」に変更された場合には、図11に示すように、印刷が完了した画像のサムネイル画像A、C、D、およびEのみを抽出して表示する。その後、使用者によって、再度、表示モード変更ボタン2eが操作され、サムネイル画像の表示モードが「全画像表示」に戻された場合には、表示制御部103aは、印刷画面上にフォルダ内に記録されている全画像ファイルのサムネイル画像を一覧表示する。
【0042】
また、本実施の形態では、使用者は、マウスを操作してサムネイル画像上に表示されている印刷済みアイコン2cをクリックすることによって、そのサムネイル画像に対応する画像の過去の印刷履歴を表示させることができる。表示制御部103aは、使用者によって印刷済みアイコン2cがクリックされたことを検出した場合には、HDD104あるいはSDRAMに記録されているフラグデータファイルの中から、印刷済みアイコン2cがクリックされたサムネイル画像に対応する画像ファイルに設定されている印刷完了フラグを読み込む。
【0043】
印刷完了フラグは、上述したように、印刷完了日時を加味したものとなっているため、表示制御部103aは、印刷完了フラグに基づいて、その画像の過去の印刷完了日時を特定する。なお、その画像が過去に複数回印刷されている場合には、フラグデータファイル内にその画像ファイルと印刷完了フラグとを対応付けた複数のレコードが含まれているので、表示制御部103aは、過去の全ての印刷完了日時を特定する。
【0044】
そして、表示制御部103aは、モニタ105に図12(a)に示す履歴画面を表示する。この履歴画面は、使用者によって印刷済みアイコン2cがクリックされたサムネイル画像に対応する画像の印刷履歴を一覧表示したものである。なお、図12(a)に示す例では、印刷履歴として、印刷完了フラグに基づいて特定した印刷完了日時と、「印刷完了」の文字とを表示しているが、印刷履歴の表示例はこれに限定されない。例えば、印刷完了フラグを印刷完了日時だけでなく、印刷時の印刷枚数、用紙サイズ、出力先のプリンタ名などを加味して設定するようにし、印刷履歴としてこれらの情報を表示するようにしてもよい。
【0045】
使用者は、この履歴画面上に表示された一覧の中から、いずれかの行をマウスでクリックして選択した後、「選択行の日で検索」ボタン12bを押下することによって、選択した行の印刷完了日時に基づいて特定される印刷日と同日に印刷された画像ファイルのファイル名一覧を表示させることができる。例えば、使用者が一覧の中から行2aをマウスでクリックし、「選択行の日で検索」ボタン12bを押下した場合には、表示制御部103bは、図12(b)に示す画面をモニタ105に表示して、行2aによって特定される印刷日、すなわち2007年7月5日に印刷が完了した画像ファイルのファイル名の一覧を表示する。
【0046】
また、使用者は、図12(a)に示した画面は、マウスを操作して閉じるボタン12cを押下することによって閉じることができ、図12(b)に示した画面は、閉じるボタン12dを押下することによって閉じることができる。
【0047】
図13は、本実施の形態における画像表示装置100の処理を示すフローチャートである。図13に示す処理は、使用者によって操作部材101が操作されることにより、画像表示用アプリケーションの起動が指示されると起動するプログラムとして、制御装置103によって実行される。図13に示すフローチャートのプログラムは、HDD104に記録されている。
【0048】
ステップS10において、表示制御部103aは、画像ファイルの読み込み先フォルダとしてあらかじめ設定されているHDD104内のデフォルトフォルダから、全画像ファイルをSDRAMに読み込む。また、表示制御部103aは、HDD104あるいはフラッシュメモリに記録されているフラグデータファイルをSDRAMに読み込む。その後、ステップS20へ進み、表示制御部103aは、デフォルトフォルダ内から読み込んだ画像ファイル内に記録されているサムネイル画像データを取得して、サムネイル画像を印刷画面上に一覧表示する。その後、ステップS30へ進む。
【0049】
ステップS30では、表示制御部103aは、使用者によるマウス操作によってフォルダ選択ボタン2dが押下され、異なるフォルダが画像ファイルの読み込み先として選択されたか否かを判断する。否定判断した場合には、後述するステップS60へ進む。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS40へ進む。ステップS40では、表示制御部103aは、使用者によって選択されたフォルダに記録されている全画像ファイルを読み込んで、ステップS50へ進む。ステップS50では、表示制御部103aは、使用者によって選択されたフォルダ内から読み込んだ画像ファイルに記録されているサムネイル画像データを取得して、サムネイル画像を印刷画面上に一覧表示する。その後、ステップS60へ進む。
【0050】
ステップS60では、表示制御部103aは、使用者によるマウス操作によって、表示モード変更ボタン2eが操作され、サムネイル画像の表示モードが変更されたか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS70へ進む。ステップS70では、現在のサムネイル画像の表示モードが「全画像表示」または「印刷済み画像」のいずれかであるか否かを判断する。否定判断した場合には、後述するステップS160へ進む。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS80へ進む。
【0051】
ステップS80では、表示制御部103aは、使用者によってマウスでいずれかのサムネイル画像上に表示されている印刷済みアイコン2cがクリックされたか否かを判断する。否定判断した場合には、後述するステップS160へ進む。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS90へ進み、表示制御部103aは、図12(a)に示した履歴画面を表示して、使用者によって印刷済みアイコン2cがクリックされたサムネイル画像に対応する画像の印刷履歴を一覧表示する。その後、ステップS100へ進む。
【0052】
ステップS100では、表示制御部103aは、使用者によってマウスが操作され、履歴画面上の閉じるボタン12cが押下されたか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS120へ進む。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS110へ進み、表示制御部103aは、モニタ105への履歴画面の表示を終了して印刷画面に戻った後、ステップS160へ進む。
【0053】
ステップS120では、表示制御部103bは、使用者が履歴画面上でいずれかの行をマウスでクリックして選択した後、「選択行の日で検索」ボタン12bを押下したか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS100へ戻る。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS130へ進み、ステップS130では、表示制御部103aは、モニタ105への履歴画面の表示を終了して、ステップS140へ進む。
【0054】
ステップS140では、図12(b)に示した画面をモニタ105に表示して、履歴画面上で使用者によって選択された行に基づいて特定される印刷日と同日に印刷が完了した画像ファイル(特定日印刷済み画像)のファイル名の一覧を表示する。その後、ステップS145へ進む。ステップS145では、表示制御部103aは、使用者によってマウスが操作され、特定日印刷済み画像のファイル名一覧画面上の閉じるボタン12dが押下されたか否かを判断する。S145において肯定判断した場合には、ステップS150へ進む。一方、ステップS145において否定判断した場合には、ステップS145の判断を繰り返し行う。ステップS150において、表示制御部103aは、表示モード変更ボタン2eへの表示モードの表示を「印刷済み画像」に変更して、ステップS160へ進む。
【0055】
ステップS160では、処理実行部103bは、使用者によってマウスが操作され、印刷指定ボタン2fが押下されたか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS180へ進む。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS170へ進み、処理実行部103bは、印刷指定ボタン2fが押下された時点で選択されていたサムネイル画像に対応する画像ファイルと印刷予定フラグとを関連付けてSDRAMに記録されているフラグデータファイルを書き換えることによって、当該画像ファイルに対して印刷予定フラグを設定する。また、表示制御部103aは、印刷指定ボタン2fが押下された時点で選択されていたサムネイル画像上に、印刷指定アイコン4aを重畳して表示する。その後、ステップS180へ進む。
【0056】
ステップS180では、処理実行部103bは、使用者によってマウスが操作され、印刷解除ボタン2gが押下されたか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS200へ進む。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS190へ進み、処理実行部103bは、SDRAMに記録されているフラグデータファイル内から、印刷解除ボタン2gが押下された時点で選択されていたサムネイル画像に対応する画像ファイルと印刷予定フラグとが関連付けられているレコードを削除することによって、削除対象の画像ファイルに設定されている印刷予定フラグを削除する。また、表示制御部103aは、印刷解除ボタン2gが押下された時点で選択されていたサムネイル画像上に表示されている印刷指定アイコン4aを消去する。その後、ステップS200へ進む。
【0057】
ステップS200では、表示制御部103aは、使用者によってマウスが操作され、ソートボタン2hが押下されたか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS220へ進む。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS210へ進む。ステップS210では、表示制御部103aは、SDRAMに記録されているフラグデータファイルを参照して、印刷予定フラグが設定されている画像ファイルのサムネイル画像、印刷完了フラグが設定されている画像ファイルのサムネイル画像、いずれのフラグも設定されていない画像ファイルのサムネイル画像の順に並ぶように印刷画面上のサムネイル画像の並び順を変更する。その後、ステップS220へ進む。
【0058】
ステップS220では、表示制御部103aは、使用者によってマウスが操作され、ソート解除ボタン9aが押下されたか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS240へ進む。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS230へ進む。ステップS230では、表示制御部103aは、サムネイル画像の表示順を、ステップS210で変更する前の並び順に戻して、ステップS240へ進む。
【0059】
ステップS240では、処理実行部103bは、使用者によってマウスが操作され、印刷ボタン2iが押下されたか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS270へ進む。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS250へ進む。ステップS250では、処理実行部103bは、SDRAMに記録されているフラグデータファイルを参照して、印刷予定フラグが設定されている画像ファイルを特定する。そして、処理実行部103bは、特定した画像ファイルの画像データを印刷用画像データに変換した後に出力IF106を介してプリンタへ出力することによって、画像の印刷を行なう。
【0060】
その後、ステップS260へ進み、処理実行部103bは、SDRAMに記録されているフラグデータファイルにアクセスして、印刷が完了した画像ファイルに関連付けられている印刷予定フラグを、印刷完了フラグに変更する。これによって、印刷が完了した画像ファイルに対して、印刷完了フラグを設定することができる。また、表示制御部103aは、処理実行部103bによって更新されたフラグデータファイルを参照して、印刷が完了した画像ファイルのサムネイル画像上に表示するアイコンを、印刷指定アイコン4aから印刷済みアイコン2cに変更する。その後、ステップS270へ進む。
【0061】
ステップS270では、表示制御部103aは、使用者によってマウスが操作されて終了ボタン2jが押下されることによって、画像表示用アプリケーションの終了が指示されたか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS30へ戻って処理を繰り返す。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS280へ進む。ステップS280では、処理実行部103bは、SDRAM上に記録されているフラグデータファイルでHDD104あるいはフラッシュメモリに記録されているフラグデータを更新して、処理を終了する。
【0062】
一方、ステップS60で肯定判断した場合には、ステップS290へ進む。ステップS290では、表示制御部103aは、使用者によって指定された表示モードが「全画像表示」、「印刷予定画像」、および「印刷済み画像」のいずれであるかを判断する。使用者によって指定された表示モードが「印刷済み画像」であると判断した場合には、ステップS300へ進み、表示制御部103aは、SDRAMに記録されているフラグデータファイルを参照して、印刷完了フラグが設定されている画像ファイルを特定し、特定した画像ファイルのサムネイル画像のみを抽出して一覧表示する。その後、上述したステップS160へ進む。
【0063】
これに対して、使用者によって指定された表示モードが「印刷予定画像」であると判断した場合には、ステップS310へ進む。ステップS310では、表示制御部103aは、SDRAMに記録されているフラグデータファイルを参照して、印刷予定フラグが設定されている画像ファイルを特定し、特定した画像ファイルのサムネイル画像のみを抽出して印刷画面上に一覧表示する。その後、上述したステップS160へ進む。
【0064】
また、使用者によって指定された表示モードが「全画像表示」であると判断した場合には、ステップS320へ進む。ステップS320では、表示制御部103aは、現在選択されているフォルダ内に記録されている全ての画像ファイルのサムネイル画像を取得して印刷画面上に一覧表示する。その後、上述したステップS160へ進む。
【0065】
以上説明した本実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)処理実行部103aは、複数の画像ファイルの少なくとも1枚の画像に対して印刷予定フラグ、または印刷完了フラグを設定し、表示制御部103aは、使用者によるソート指示に基づいて、フラグが設定されている画像のサムネイル画像の表示優先順位を、フラグが設定されていない画像のサムネイル画像の表示優先順位よりも高く設定し、設定した表示優先順位に基づいて、サムネイル画像を一覧表示した。また、表示制御部103aは、画像の印刷に用いる処理パラメータ、すなわち印刷枚数と用紙サイズの入力を受け付けるための入力用インターフェースとして、印刷枚数選択項目2aおよび用紙サイズ選択項目2bを、各サムネイル画像に対応付けて画面上に表示した。処理実行部103bは、入力用インターフェースへの処理パラメータの入力を受け付けて、受付けた処理パラメータに基づいて、各サムネイル画像に対応する画像に対して印刷処理を実行するようにした。これによって、使用者は、画面上でサムネイル画像を見ながら印刷用のパラメータを設定できるため、容易にパラメータ設定を行うことができる。
【0066】
(2)表示制御部103aは、使用者によって表示モード変更ボタン2eが操作されて、サムネイル画像の表示モードが「印刷予定画像」または「印刷済み画像」に変更された場合には、表示優先順位が高く設定されている画像、すなわちその表示モードに応じたフラグが設定されている画像ファイルのサムネイル画像のみを画面上に表示するようにした。これによって、使用者は、印刷指示を行った画像のサムネイル画像や印刷が完了した画像のサムネイル画像のみを抽出して確認することができる。
【0067】
(3)表示制御部103aは、使用者によってソートボタン2hが押下された場合には、サムネイル画像を表示優先順位が高い順、すなわち印刷対象画像、印刷完了画像、その他の画像の順に表示するようにした。これによって、使用者が注目している可能性が高い画像のサムネイル画像を優先して表示することができる。
【0068】
(4)処理実行部103bは、使用者によって選択された印刷対象の画像に対して印刷予定フラグを設定するようにした。また、印刷処理が完了した画像に対して印刷完了フラグを設定するようにした。これによって、表示制御部103aおよび処理実行部103bは、使用者によって印刷が指示された画像、および印刷が完了した画像を設定されているフラグによって識別すればよいため、処理を単純化することができる。
【0069】
(5)処理実行部103bは、印刷処理が完了した画像に対して、印刷処理が完了した日時を加味した印刷完了フラグを設定するようにした。これによって、表示制御部103aは、画像ファイルに設定されている印刷完了フラグに基づいて印刷完了日時を判定することができ、容易に印刷履歴を表示することができる。
【0070】
(6)処理実行部103aは、フラグデータファイルを不揮発性の記憶媒体であるHDD104あるいはフラッシュメモリに記録し、HDD104あるいはフラッシュメモリに記録されているフラグデータファイルを揮発性の記憶媒体であるSDRAMに読み出してデータを参照するようにした。これによって、フラグデータファイルを印刷用アプリケーションが終了した後も保持して、次回の起動時に利用することができる。
【0071】
―変形例―
なお、上述した実施の形態の画像表示装置は、以下のように変形することもできる。
(1)上述した実施の形態では、印刷完了フラグとして、画像の印刷が完了した日時を加味したフラグを設定するようにし、表示制御部103aは、印刷完了フラグに基づいて画像の印刷履歴を表示する例について説明した。しかしながら、印刷完了フラグは、印刷が完了したことを示すデータのみで表し、画像のファイル名と印刷完了日時とを対応付けた印刷履歴データを別ファイル(印刷履歴ファイル)としてHDD104あるいはフラッシュメモリに記録しておくようにしてもよい。この場合、表示制御部103aは、印刷履歴ファイルを参照して画像の印刷履歴を表示する。
【0072】
(2)上述した実施の形態では、処理実行部103bは、印刷予定フラグが設定されている画像に関するデータをプリンタへ出力して、画像の印刷を行なう例について説明した。しかしながら、この場合、処理実行部103bは、プリンタからのエラー信号を受信して、エラー情報を使用者に通知するようにしてもよい。例えば、処理実行部103bは、プリンタから用紙切れを示すエラー信号を受信した場合や、指定した用紙サイズとは異なる用紙が給紙部にセットされていることを示すエラー信号などを受信した場合には、モニタ105にエラーの内容を表示して使用者に通知してもよい。
【0073】
(3)上述した実施の形態では、制御装置103は、画像表示用アプリケーションを起動して、印刷画面上で選択された画像をプリンタへ出力して印刷を行う例について説明した。しかしながら、本発明は、画像表示用アプリケーション以外にも適用可能である。例えば、外部のサーバに画像データを出力する画像転送用アプリケーションや、画像データに対して画像処理を施す画像処理アプリケーションに適用することもできる。
【0074】
画像転送用アプリケーションに適用する場合には、サムネイル一覧を表示した画面上で使用者による転送対象画像の選択を受け付け、使用者によって選択された画像の画像ファイルに転送予定フラグを設定する。そして制御装置103が、使用者による転送予定画像の表示に関する指示を操作部材101から受け付けた場合、表示制御部103aは、転送予定画像のサムネイル一覧のみを表示する。ユーザは、サムネイル一覧中の各サムネイル画像近傍に表示されているグラフィックユーザインターフェースを操作部材101で操作することにより、所望の画像の転送設定フラグの解除をすることができる。
【0075】
そして、使用者による転送指示に基づいて、転送予定フラグが設定されている画像ファイルのサーバへの転送を開始し、転送が完了した場合には、画像ファイルに対して転送完了フラグを設定する。また、画像処理アプリケーションに適用する場合には、サムネイル一覧を表示した画面上で使用者による画像処理対象画像の選択を受け付け、使用者によって選択された画像の画像ファイルに画像処理予定フラグを設定する。そして制御装置103が、使用者による画像処理予定画像の表示に関する指示を操作部材101から受け付けた場合、表示制御部103aは、画像処理予定画像のサムネイル一覧のみを表示する。ユーザは、サムネイル一覧中の各サムネイル画像近傍に表示されているグラフィックユーザインターフェースを操作部材101で操作することにより、所望の画像の画像処理パラメータを設定することができる。
【0076】
そして、使用者による画像処理の実行開始指示に基づいて、画像処理予定フラグが設定されている画像に対して所定の画像処理を施し、画像処理が完了した場合には、画像ファイルに対して画像処理完了フラグを設定する。
【0077】
(4)上述した実施の形態では、表示制御部103bは、履歴画面上で使用者によって「選択行の日で検索」ボタン12bが押下されると、図12(b)に示す画面を表示して、特定の日に印刷が完了した画像ファイルのファイル名一覧を表示する例について説明した。しかしながら、ボタン12bが押下されたときに表示される画面は、図12(b)に示す画面の表示形態に限定されない。例えば、表示制御部103bは、図8に示したように、特定の日に印刷が完了した画像のサムネイル画像のみを一覧表示した画面を表示するようにしてもよい。この場合、各サムネイル画像には、特定日に印刷されたことを示す特定日印刷アイコンを重畳して表示するようにしてもよい。また、表示制御部103bは、図9に示したように、特定の日に印刷が完了した画像のサムネイル画像を一覧の先頭から順番に表示するようにしてもよい。なお、図8または図9のような表示形態で画面を表示する場合には、画面上に印刷枚数選択項目2aおよび用紙サイズ選択項目2bを各サムネイル画像に対応付けて表示するのが好ましい。
【0078】
なお、上述の実施の形態では、パーソナルコンピュータが図13に示す処理を実行することにしたがこれに限られない。例えば、PDA、デジタルカメラ、画像ストレージ装置等の電子機器が図13に示す処理を実行することにしてもよい。また、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】画像表示装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】印刷画面の表示例を示す第1の図である。
【図3】印刷画面の表示例を示す第2の図である。
【図4】印刷画面の表示例を示す第3の図である。
【図5】印刷画面の表示例を示す第4の図である。
【図6】印刷画面の表示例を示す第5の図である。
【図7】印刷画面の表示例を示す第6の図である。
【図8】印刷画面の表示例を示す第7の図である。
【図9】印刷画面の表示例を示す第8の図である。
【図10】印刷画面の表示例を示す第9の図である。
【図11】印刷画面の表示例を示す第10の図である。
【図12】印刷履歴の表示例を示す図である。
【図13】画像表示装置100の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0080】
100 画像表示装置、101 操作部材、102 入力IF、103 制御装置、103a 表示制御部、103b 処理実行部、104 HDD、105 モニタ、106 出力IF
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の画像の少なくとも1枚の画像に対して識別子を設定する識別子設定手順と、
前記識別子設定手順で前記識別子を設定した選択画像に対する表示優先順位を、前記識別子の設定されていない非選択画像の表示優先順位よりも高く設定する表示優先順位設定手順と、
前記表示優先順位設定手順で設定した前記表示優先順位に基づいて、前記複数の画像のうち少なくとも前記選択画像を画面上に一覧表示する画像表示手順と、
前記選択画像に対する処理を実行するために用いる処理パラメータの入力を受け付けるための入力用インターフェースを、各選択画像に対応付けて前記画面上に表示する入力用インターフェース表示手順と、
前記入力用インターフェースへの前記処理パラメータの入力を受け付ける入力受付手順と、
前記入力受付手順で受付けた前記処理パラメータに基づいて、各選択画像に対して処理を実行する処理実行手順とをコンピュータに実行させるための画像表示プログラム。
【請求項2】
請求項1に記載の画像表示プログラムにおいて、
前記画像表示手順は、前記複数の画像のうち、前記表示優先順位が高く設定されている前記選択画像のみを前記画面上に表示することを特徴とする画像表示プログラム。
【請求項3】
請求項1に記載の画像表示プログラムにおいて、
前記画像表示手順は、前記複数の画像を、前記表示優先順位が高い順に前記画面上に表示することを特徴とする画像表示プログラム。
【請求項4】
請求項1に記載の画像表示プログラムにおいて、
前記選択画像に対する処理は、前記選択画像のデータをプリンタへ出力して印刷を行う印刷処理、前記選択画像のデータを外部装置に出力するデータ出力処理、および前記選択画像のデータに対する画像処理の少なくともいずれか1つであることを特徴とする画像表示プログラム。
【請求項5】
請求項4に記載の画像表示プログラムにおいて、
前記選択画像に対する処理が前記印刷処理である場合には、前記識別子設定手順は、使用者によって選択された印刷対象の画像に対して前記識別子を設定することを特徴とする画像表示プログラム。
【請求項6】
請求項4に記載の画像表示プログラムにおいて、
前記選択画像に対する処理が前記印刷処理である場合には、前記識別子設定手順は、前記印刷処理が完了した画像に対して前記識別子を設定することを特徴とする画像表示プログラム。
【請求項7】
請求項6に記載の画像表示プログラムにおいて、
前記識別子設定手順は、前記印刷処理が完了した画像に対して、前記印刷処理が完了した日時を加味した前記識別子を設定することを特徴とする画像表示プログラム。
【請求項8】
請求項1および5〜7のいずれか一項に記載の画像表示プログラムにおいて、
前記識別子設定手順によって画像に対して設定された前記識別子のデータを不揮発性の記憶媒体に記録する識別子記録手順と、
前記不揮発性の記憶媒体に記録されている前記識別子のデータを、前記不揮発性の記憶媒体から読み出す識別子読み出し手順とをさらに有することを特徴とする画像表示プログラム。
【請求項9】
複数の画像の少なくとも1枚の画像に対して識別子を設定し、
前記識別子を設定した選択画像に対する表示優先順位を、前記識別子の設定されていない非選択画像の表示優先順位よりも高く設定し、
設定した前記表示優先順位に基づいて、前記複数の画像のうち少なくとも前記選択画像を画面上に一覧表示し、
前記選択画像に対する処理を実行するために用いる処理パラメータの入力を受け付けるための入力用インターフェースを、各選択画像に対応付けて前記画面上に表示し、
前記入力用インターフェースへの前記処理パラメータの入力を受け付け、
受付けた前記処理パラメータに基づいて、各選択画像に対して処理を実行することを特徴とする画像表示方法。
【請求項1】
複数の画像の少なくとも1枚の画像に対して識別子を設定する識別子設定手順と、
前記識別子設定手順で前記識別子を設定した選択画像に対する表示優先順位を、前記識別子の設定されていない非選択画像の表示優先順位よりも高く設定する表示優先順位設定手順と、
前記表示優先順位設定手順で設定した前記表示優先順位に基づいて、前記複数の画像のうち少なくとも前記選択画像を画面上に一覧表示する画像表示手順と、
前記選択画像に対する処理を実行するために用いる処理パラメータの入力を受け付けるための入力用インターフェースを、各選択画像に対応付けて前記画面上に表示する入力用インターフェース表示手順と、
前記入力用インターフェースへの前記処理パラメータの入力を受け付ける入力受付手順と、
前記入力受付手順で受付けた前記処理パラメータに基づいて、各選択画像に対して処理を実行する処理実行手順とをコンピュータに実行させるための画像表示プログラム。
【請求項2】
請求項1に記載の画像表示プログラムにおいて、
前記画像表示手順は、前記複数の画像のうち、前記表示優先順位が高く設定されている前記選択画像のみを前記画面上に表示することを特徴とする画像表示プログラム。
【請求項3】
請求項1に記載の画像表示プログラムにおいて、
前記画像表示手順は、前記複数の画像を、前記表示優先順位が高い順に前記画面上に表示することを特徴とする画像表示プログラム。
【請求項4】
請求項1に記載の画像表示プログラムにおいて、
前記選択画像に対する処理は、前記選択画像のデータをプリンタへ出力して印刷を行う印刷処理、前記選択画像のデータを外部装置に出力するデータ出力処理、および前記選択画像のデータに対する画像処理の少なくともいずれか1つであることを特徴とする画像表示プログラム。
【請求項5】
請求項4に記載の画像表示プログラムにおいて、
前記選択画像に対する処理が前記印刷処理である場合には、前記識別子設定手順は、使用者によって選択された印刷対象の画像に対して前記識別子を設定することを特徴とする画像表示プログラム。
【請求項6】
請求項4に記載の画像表示プログラムにおいて、
前記選択画像に対する処理が前記印刷処理である場合には、前記識別子設定手順は、前記印刷処理が完了した画像に対して前記識別子を設定することを特徴とする画像表示プログラム。
【請求項7】
請求項6に記載の画像表示プログラムにおいて、
前記識別子設定手順は、前記印刷処理が完了した画像に対して、前記印刷処理が完了した日時を加味した前記識別子を設定することを特徴とする画像表示プログラム。
【請求項8】
請求項1および5〜7のいずれか一項に記載の画像表示プログラムにおいて、
前記識別子設定手順によって画像に対して設定された前記識別子のデータを不揮発性の記憶媒体に記録する識別子記録手順と、
前記不揮発性の記憶媒体に記録されている前記識別子のデータを、前記不揮発性の記憶媒体から読み出す識別子読み出し手順とをさらに有することを特徴とする画像表示プログラム。
【請求項9】
複数の画像の少なくとも1枚の画像に対して識別子を設定し、
前記識別子を設定した選択画像に対する表示優先順位を、前記識別子の設定されていない非選択画像の表示優先順位よりも高く設定し、
設定した前記表示優先順位に基づいて、前記複数の画像のうち少なくとも前記選択画像を画面上に一覧表示し、
前記選択画像に対する処理を実行するために用いる処理パラメータの入力を受け付けるための入力用インターフェースを、各選択画像に対応付けて前記画面上に表示し、
前記入力用インターフェースへの前記処理パラメータの入力を受け付け、
受付けた前記処理パラメータに基づいて、各選択画像に対して処理を実行することを特徴とする画像表示方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2009−104527(P2009−104527A)
【公開日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−277698(P2007−277698)
【出願日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】
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